「いいの?それで」
「今の白衣さんはそれくらいズルくてもいいよ。いっぱいいっぱい傷ついて、
悲しんできたじゃない。彼と過ごした3年間があったから今の白衣さんなんでしょ。
僕、今の白衣さんが大好きです。だから、今はその3年間を受け入れることはできない
かもしれないけど、その3年簡には感謝するよ。おかげでこうやって出会えたし」
「(泣く)」
「明日、日勤でしょ?今日、昼間少し休んだら夜にでも一緒にご飯食べない?
僕も今日は休みだしさ」
「じゃぁ、私が作ってあげる。夕方一緒に買い物行こう。あ、でも男の人としてでは
なく、友達としてのご招待ね」
ということで、夕方から白衣さんとお買い物して夕食を白衣さんの部屋で
いただくことになりました。とりあえず、白衣さんは夜勤明けで疲れているようなので
コンビニで昼食買って寮まで送っていきました。
ああ、これって喜んでいいんだろうか。ライバルがいたなんてさ。かっこいいこと精一杯
言ったけど、30歳のサラリーマンだって。
典型的ないい人で終わってしまいそう....
帰り際に、「その人、あたりまえだけどかっこいい人だよね」って聞いたら、笑いながら
「そんなことは気にしないで。私は外見は気にしないから」って。
やっぱりイケメソみたい。_| ̄|○