【毒】爆撃本スレpart63【鬱】

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665就職浪人 ◆Xnh66tJHsQ


食後は少しぶらぶら。もう夏だねぇとかどおってことない会話をして。
途中、CDショップがあったので俺の好きな歌手のCDを買って、
「食事と今日、つきあってくれたお礼。きいてください」って渡したら
受け取ってくれた。

「お茶でもしませんか?」って言ったら、「あなたも今日は慣れないことして
疲れたでしょう?バイト行く前に少し休んでから行きなさい、ね。私もそうするから。
今日は帰りましょう」といわれた。

何だか、もう会えないような雰囲気だったので、「また、会ってくれますか?」って
聞いたたら、白衣さんがものすごく悲しそうな顔して、

「あなたはまだ若いでしょ?これから就職して将来を切り開いていかなきゃいけないでしょ。
たまたま私とはこうして出会ったけど、私とこうしている時間が今のあなたに必要だとは
思えないのね」

「今日は楽しかったし、あなたにいっぱい元気をもらえてよかったと思う。でも、昨日、聞いた
でしょう?私はあなたの知らない人と何年も一緒に暮らしていた女だよ」

「もっとね、あなたにふさわしい若い女の子捜しておいかけなさい。今日のあなたなら大丈夫だから。
自信をもって、ね」

ちょっと背伸びして両手で俺の頬を挟むと、白衣さんは「頑張れ」って言って一人で歩
いていってしまった。