昨日、電話でファミレスに呼び出された俺は、覚悟というか、そんな気持ちでそこへ向かいました
本音を言えば、一筋の希望みたいなものも感じていましたが…とにかく、指定の店に到着しました
そこで待っていたのは、水姉と、同じ店の女の人(以降、「友姉」と表記)でした
数時間前まで一緒にいたはずなのに、なんだか何年も会ってなかったような錯覚を感じました
そして、2人がいる席まで行き、向かい合うように座りました
漏れ「電話で呼ばれて来たんだけど、話って何?」
だけど2人は無言のまま。水姉はうつむいて、友姉はこっちを睨んでるみたいでした
友姉「あのさ、お店と客じゃなくて、水姉の友達として言わせてもらうけど…」
と、最初に口を開いたのは友姉でした
友姉「話は水姉から聞いたよ。2人とも馬鹿じゃないの?」
漏れ「…え?」
友姉「今日、水姉お店やめるって言ってきたんだよ?」
水姉「…」
友姉「私てっきり通院とうまくいってて、そのためにやめるんだと思ってたら…そうじゃないんだってね」
漏れ「…うん」
友姉「あんたね、ほんとに水姉の事好きなの?」
漏れ「…」
友姉「水姉、あんたもあんたよ。好きなんでしょ?通院のこと」
水姉「…」
友姉「ふっきれてないって言ったって、もう2年もたったんだよ?いつまで逃げる気なの?」
水姉「…」
そして、友姉は、水姉の過去を語り始めました