【毒鬱】あいつらには朝日がさんさん〜54

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今日に至るまでの続き。
翌日、まだ寝ていたのに携帯が鳴る、寝ぼけて出てみるとトミ子だった。
バイトまで時間があるから一緒にどこかいかない?見たいな内容だった。急いで支度をすませて出かける。
待ち合わせ場所にトミ子は遅刻してきた、お弁当を作ってたら遅くなったとか。
喫茶店に行って日曜日のことについて話した。雨が降ったらどうしましょうとか。
「雨は降らないよ」とトミ子は言った。根拠はないけどね。と付け足して。
喫茶店を出て公園に向かった、ベンチに座って弁当を広げて食べた。
久しぶりに人の作ったお弁当を食べて、思わず感激。出し巻き卵うまかったなぁ…
「本当に僕なんかと遊園地なんて行って平気なの?」とトミ子に聞くと「お馬鹿さん」と頭を軽く叩かれた。
その後頭を撫でられ、仕返しに頭を撫で返した。暫くしてトミ子が肩に頭を乗せてきた。
じっとしてると、膝枕しようか?と聞かれ。問答無用で(?)倒された。
そのまま30分くらいじっとしてて、気が付いたらバイトの時間になっていた。
トミ子を本屋まで送って、別れた。別れ際にもう一度「明日は雨なんか降らないからね」といった。
帰って報告、塹壕で不安に思ってることを打ち明けると
住民の皆は叱ってくれた。この人達は本当に優しい人だと改めて実感。
そこまでしてくれた皆に、ちゃんとした結果を見せないとな。と思って翌日に備えた。

そして今日(正確には昨日)