【毒鬱】あいつらには朝日がさんさん〜54

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電車に乗って、乗り継いで、2時間もしないうちにトミ子の家についた。
普通のマンションだった。トミ子が鍵を取り出してドアを上げて「ただいまー」と言った。
漏れ「誰かいるんですか?」
トミ子「ううん、癖で言っちゃうの。誰もいないんだけどねw」
「お邪魔しまーす」と靴を脱いで玄関に上がる、トミ子は汚いかも、と言っていたが全然綺麗に片付いていた。
どうしたらいいのか判らずずっと立っていたら「座ったら?w」と座布団を持ってきたので座った。
トミ子「お茶、いる?」
僕は頷いてからあたりを見てみた、これが女の子の部屋なんだなぁと感心してしまった。
トミ子がキッチンから戻ってきて「あんまり見ないでよw」と笑った。「すいません」と謝ると頭を撫でられた。
お茶を啜って一人でのほほーんとしていたら、トミ子が隣に座ってきてキスをしてきた。
トミ子「ごめんね、私キス魔だからw」
漏れ「そ、そうなんですか…」
ちょっとビックリしたけど、今度は僕からしてみた。観覧車の時みたいに、長い間キスをしていた。
トミ子「あ、お風呂入ってくるね。先でいい?」
漏れ「…判りました」
待ってる間かなりそわそわした。これからの展開は誰でも予想できることだけど、やっぱそわそわ。
落ち着かないまま時間がすぎてトミ子がお風呂から戻ってきたので、風呂場に向かった。
シャワーを浴びながら自分の体を見てみる、酷いときよりマシとはいえ、やはり全身にアトピーがある。
「こりゃ全身は見せられないよなぁ」とか思いながらお風呂をあがる。