結局その服を買って。次に漏れの服を見立ててあげる。と言われ、断りきれずにお近くの306へ。
(服を買っている時に「そういえば夏物の服って数あんまりないんですよね」と漏れは言ってた)
色々な服を合わせられて、彼女が「これ似合うね」と言ってくれた服を買った。財布の中から諭吉さんが飛んでいった。
それからカラオケに行くことに、実に数ヶ月ぶりのカラオケだったので上手く歌えるかかなり心配だった。
歌は友達から色んなCDやMDを借りて自室で聞きながら唄ったりしてたので、レパートリーには困らなかった。
彼女からは「○○君って歌上手いんだねーびっくりした」とか言われて、恥ずかしかった。
彼女のほうはさくらんぼやら、aikoやらを唄ってた。女の子とカラオケ来たのは初めてだったから
女の子が歌うとこんなんなんだなぁ、とえらく感心した。感心ってなんか違うような気がするけど。
この時も合間合間に色々話をした。
漏れが「見てわかると思うけど、自分はアトピー持ちなんです。すいません言ってなくて。」
と言うと「気にしなくていいよー?私の従兄弟も結構重度のアトピーだから、全然気にならない」といってくれた。
お世辞か気休めか、それとも本心なのかは判らないけど(どうしても疑ってしまう)それでも嬉しかった。
カラオケが終わったあとは、夜飯を食べた。「赤とんぼ」とか言う名前のパスタ屋だった。
コーヒーが運ばれてきて、飲むときに彼女がメガネを外した。
メガネを外した彼女はやたら可愛かった。まさかあそこまでイメージが変わるとは思わなかったのでびっくりした。
両手でコーヒーカップを持って飲む姿に不覚ながら萌えた。
この時ばかりはマジマジと彼女の顔を見てて、それに気が付いた彼女が「どうしたの?」と尋ねた。
ちょっと返答に困って「いや、両手で持って飲む人見たことないから…珍しいなって思って。すいません」なんて言ってしまった。
彼女は笑いながら「そうかなぁ?私はいつもこうやって飲んでるから。変?」と聞いてきた。
漏れがそんなことないですよ。と言ったら「よかったー、変って言われたらどうしようかと思った」とまた笑った。
パスタが運ばれてきたので、二人で「頂きます」と言って食べた。
些細なことだけど、なんか感動した。