【毒鬱】あいつらには朝日がさんさん〜44

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「な、何でそこで謝るんだ?なんか悪い事したの?」って言ったら、
「もっちゃん、今日は元気いっぱいって感じで楽しそうだけど…無理してるのかな…って。」
なぜか(え?ばれてる!?)って思って、悪い事した気分になりました。
何て言えばいいか分かんなくて少しパニクッた。心臓が暴れだした。
そこで誰かのアドバイスに(お前も楽しんでこい)ってあったの思い出して。
「そんな事無いよ。俺は俺で楽しんでるだけだって。」って言いました。
アドバイスくれた人、ホントありがとう。

少し間があって「うん。でも…ありがと…。ホント…っありがと…」って言って泣き出しそうに。
今度こそパニック。内心(何故泣く!?)と思った。俺も泣きそうになった。何度泣かれても慣れるものじゃないんですね。
そんで、なんでもいいからアドバイスだ!何か思い出せ!!って自分に言っていると、一つ思い出しました。
周りに人がいないのを確認して「あ、あの…友達から聞いたんだけど、心臓の音を聞くと落ち着くんだって…。」って言いました。
これから自分がやろうとしてる事を考えたら頭がくらくらした。どどどどうする!?やるのか!!??って。

それから覚悟を決めて、両手で頭を包んで、M香の耳を俺の胸に当てて心臓の音を聞かせました。…笑われました。
M香いわく「…グス…もっちゃん…馬が走ってるみたい…ふふ…。」だそうです…OTL 
それ言われて顔が熱くなってしまい、(あぁ、やるんじゃなかった…)と少し後悔…。
でも、(本来の狙いと違ったけど笑ってくれたし、いいや)と思い直しました。