高知競馬でデビュー以来の105連敗中のハルウララ号(牝、8歳)は22日、
中央競馬のZ武騎手が騎乗、第10レースに臨んだが11頭中10着に終わった。
この日は片輪騎手と超人気馬の「夢の顔合わせ」を見ようとファンが早朝から
続々と詰めかけ、高知市長浜の高知競馬場には新記録の1万3000人が入場し
た。全国の地方競馬場や場外馬券売り場でも「Z武・ウララ」馬券を買い求める人
の列ができ、オッズは一時、1.0倍となった。
レースは雨を含んだ馬場で行われ、重馬場得意のハルウララの初勝利
も期待されたが、スタートから後方のまま。Z武騎手のムチにも反応が悪く、
直線でも伸びなかった。
勝てないのに、懸命に走り続ける姿が人気を呼んだハルウララ号に「1度は
勝利を」と、別の馬に乗るため高知競馬場に来る予定だったZ武騎手に障害者
団体が依頼して騎乗が実現した。一般の競馬ファンの関心も集めたが「夢の
初勝利」は達成できなかった。馬券を購入した西田敏行氏は「金を返せ!」
とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040322-00001071-mai-soci