夏になると忘れられない風景を思い出す。
青い青い空と、妹。妹は一点の曇りもない青い空。
学校の長い休みが始まると、待ちかねたように祖母の家へ出かけた。
大きな祖母の家で、いとことともに休みを過ごした。
「おねえちゃあああん」妹が私に飛び込んでくる。
かわいいかわいい妹。「よぉ!」隣で微笑むおにいちゃん。
両親や兄に見守られて愛されて、大事に大事に育まれた妹。
夏の間、私はいとこ達と兄弟のように、のんびりとすごした。
妹の無邪気さをうらやましく思いながら・・・。
夏の終わりはせつなくて泣きたくなった。
妹とおにいちゃんは、やさしい両親に連れられて日常へと帰っていく。
私はと言うと、父が義務的に迎えに来て、地獄へと連れ戻される。
父は私を母の待つ家に突き落とす。そして自分は他の女の待つ家へと戻る。
私も連れて行ってとか、お父さんも一緒にとか、なんていえるほど
私は無邪気でなかった。
できる限り自分の気配を消して、自分の部屋へ行く。
それでも母の友達は私の気配を感じ取る。
「帰ってきたんじゃないの?」
「いいのよ、そんなことよりもはやくう・・」
ぶ〜〜〜んと低くうなるバイブの振動音。
「あ〜〜〜あ〜〜〜!!!」と響く母の嬌声。
聞こえない振りをして私は自室へと急ぐ。
これが私の日常。
母と父が不仲だと言うことはうすうす知っていたし、
だからと言ってぐれたりできるほど賢くなかった。
家は母の友達がいつも来ていて、必ずしも居心地がいいとは思えなかったけど
他に居場所はないし・・・。
何の術も知恵も持たない私は中学校と自宅を往復するくらいだった。
母の友達は、どこか思慮深い人たちで、
それは、自分の性癖が社会一般から見て異端と言うか
認められていないと言うことを理解していたからだと思う。
母と友達が行為に耽るときは辛かったけど、
それ以外のときは、私を子ども扱いせずに相手にしてくれるやさしい人たちだった。
「きれいねえ・・」と私のことをいつでもそう言った。
「なんていうのかなあ、惹き付けられるというか・・・」
私もうすうす感じていた。母に会うためにこの家に訪れていると言うよりも
私に会うためにここにくるということ。
そして私は、訪れてくる人の下心を上手にコントロールすることを
身に付け始めていた。
「中学校は,どう?」から始まる、私への調査。
中学校のことなんてどうでもいいことを知っている。
「男の子って乱暴で馬鹿みたいですね」と下心をくすぐる。
「私,男の子って苦手、どちらかというと年上の・・・」っと
母の友達の手にそっと手を重ねる。
「冒険しようか?」その人がキスしてくれる。
私は何も知らない振りをして恥ずかしそうに頷く。
「男の体なんかより、女の体の方が柔らかくて、気持ちいいのよ」
「教えてくださいね」その人の柔らかい胸の下で、私は誘った。
もうすぐ母が戻ることを、そして私とその人の愛し合う光景を見つけることを考えながら。
その人は、少し進んで、また戻る、と言う感じで私をじらしながらじらしながら弄んだ。
くちづけを繰り返しながら、指をゆっくりと体に這わせる。
ふくらみかけての胸、乳首を指で転がす。
「脱いで」その人にお願いすると、その人は母の帰宅を心配するかのように用心深く、脱ぐ。
「ダメ,きちんと」私を欲しがっていると言う下心を理解しているからこそ言える言葉だ、
「わがままさんねえ」私の思惑に気がつかない下心で全裸になってくれる。
「・・・きれい、キスしたい」そういうよりも早くにその人にくちづける。
「あ・・・上手ね・・・」男に触れられたことのない乳房にくちづける。
「おおきいおっぱい・・」私はそう言いながら、
その人の胸に自分のまだ小さい乳房を重ねた。そしてゆっくりと上下に動かす。
「なれているのね・・・」その人は喘ぎ喘ぎに私に告げる。その問いに答えない。
膝をその人の股間にあてる。そしてゆっくりと、おす。
まんこはたっぷりと愛液をたたえ、私の膝にまで零れる。
豊かな胸を両手で弄ぶ。時には自分の顔を乳房の間に埋もれさせる。
そして、二つの乳房を寄せて、思い切り吸い付く。ちゅーちゅーと音を立てて吸う。
「はああんはあああん・・・上手よ・・」ドアの音が響く、たぶん気がついていないだろう。
気が付かれないように、私は更に執拗に攻め立てる。
「この悪魔!!!!!」母がすごい勢いでドアを開ける。
私の下で放心状態のまま、母の友達は身動き一つしなかった。
「でていけ!!!」母の口から出た、私を解放してくれる言葉。
「出て行きます」私は母の友達に感謝の気持ちをこめて濡れそぼるまんこにキスをした。
そこは、びくんびくんと痙攣をしていた。