あぁ 俺ってもてないんだぁと思う瞬間 増刊号 Vol.7
631 名前:Mr.名無しさん 投稿日:04/01/19 03:53
俺は、キモメンデブアニオタだった。
それでも、勉強はできたので、いい大学に入り、国家資格を取って、いい仕事に就けた。
収入も上々である。
しかし、まったくもてなかった。
サークルにも加入していないクラーイ学生時代、彼女などいるはずも無く、
授業に出て単位を取得して卒業するのみだった。身なりにも気を使うことは泣く、
学部の数少ない女性にはデブオタとして避けられていた。
社会人になり、仕事が激務なため多少体はやせたが、以前標準部でよりデブだったし、
暗く内向的で、女性に対して挙動不審な態度をとってしまう性格は変わることは無く、
いかに職業・学歴・収入等のステータスが高くとも、合コン・お見合いでも連戦連敗だった。
俺の周囲の好きな女の子が、ヤリチンイケメンに次々
食い荒らされていくのを、指をくわえて見ていることしか出来なかった・・・・。
しかしそんな俺も、結婚することが出来た。見合いだったけど、俺を不細工だからと小ばかにしない
優しい子だった。生まれて初めてといってもいいぐらい、身内以外の若い女の子から優しくされた。
「私、外見はあまり気にしないの・・。」といってくれた。
向こうの親は、俺の社会的ステータスに文句をつけるわけも無く、結婚はとんとん拍子で進んだ・・。
634 名前:Mr.名無しさん 投稿日:04/01/19 04:09
結婚後のある日、妻に「パソコンで丸々したいんだけど」と言われた。
妻は結婚前からパソコンを持っていたが、あまり使い方は走らなかったので、
作業を俺に頼んできたわけだ。
その作業をしているとき、間違って無関係のフォルダをクリックし、開いてしまった。
そこには・・・・・
結婚前の妻が別の男と写っている写真があった。ディ○ニーランドで撮った写真、
観覧車の中で撮った写真、極めつけは、温泉宿で二人一緒に撮った写真(たぶん食事を
運んできた中井さんに撮影を頼んだのであろう)。ハメ撮りなどではないが、十分肉体関係があったと
推察できる写真だ。おそらく学生時代、俺と出会う前の写真だろうし、浮気ではない確信がある。
しかし・・・。その写真の男はかなりのイケメンで、しかも遊び人タイプ、何十人もの女とヤッテきてそうな
タイプだった。
嫁はそのとき外出しており、俺がその写真を見たことは知らない。俺も一言も言ってないし、そぶりにも
出していない。でも、その後毎日毎日考えた。「こんなにまじめに勉強してまじめに働いて人並みより
金を稼いでも、結局、イケメンの下請けとなるのか・・・。あいつが妻の始めての男だろう、あんなことやこんな
ことをいろいろしたのだろう、俺が決して奪うことの出来ない妻の処女を奪ったのだろう。
妻だって本当はイケメン好きなのに、金や地位のために妥協して俺と結婚したんだな。俺は一生こんな
思いを抱えて生きていくんだろうな」と。
一時、そのことを考えすぎて気が狂いそうになった・・・。
これが現実だよ。俺らのようなキモオタブサメンは、どんなに努力して金や学歴や社会的地位で武装しても、
報われることはない。「初めての相手」に選ばれることは無く、打算と妥協の結果やっと選んでもらえる
対象なんだよ・・・。