どうせモテないから妄想でもしようっと

このエントリーをはてなブックマークに追加
1
今冬、俺の身に起こる予定の妄想

ブロロロロ〜・・・・ブロロロロ〜・・・・
夜行バスの音がなぜか心地よい眠りを誘う。
そう、俺は今日から2泊3日のスノボなのだ。まあ全員野郎なんだけどな。
ウトウトしてきて、いつのまにか眠りについてしまった。

「おおお〜」
目覚めるとそこはもうゲレンデだった。
「よっしゃーー、すべるぜーー」
そそくさとボードウェアに着替え、リフト券を買い、滑るすべる。
〜2時間後〜
「ふぅ〜、疲れたぜ。休むか」 おもむろにゲレンデのど真ん中に座りタバコを一服。
「スハー スハー・・ゲレンデのタバコはたまんねーねー」
「キャーーー!!誰か止めてーーーー!」  ピンク色のウェアを着た女ボーダーがこっちに向かってくる! どすん!
「イテテテテ・・・」
「す、すみません・・!大丈夫ですか?」

(つづくかも)
2Mr.名無しさん:02/12/09 21:52
そのうち泣けてくるから続けなくてよし
3:02/12/09 21:55
はい・・
4Mr.名無しさん:02/12/09 21:56
連続モノは辛くなるからやめとけ。
単発モノでどんどん行け。
5:02/12/09 21:56
単発物を1個作るから待ってて
6Mr.名無しさん:02/12/09 21:57
このスレは悟りを開いた方が多いようですね
7Mr.名無しさん:02/12/09 21:57
>>5
よし、待ってるぞ
8Mr.名無しさん:02/12/09 21:57
(・∀・)ニヤニヤ
9Mr.名無しさん:02/12/09 21:58
っていうか>>2の容赦のなさにワラタ
10:02/12/09 22:04
今冬、俺の身に起こる予定の妄想 2

ジングルベールジングルベール・・・

(ケッ、今日はクリスマスか・・)
俺はくわえタバコを横断歩道にプッと吐き出した。
(ナめてんじゃねーぞ、クソどもがァ。)
周りを見れば、カップルの山、山、山。
25年間彼女なしの俺にとって、最悪の1日だ。
(やれやれ・・AVでも借りて帰るか・・)
一瞬そう思ったが、いつになく自虐的になるのもよかろう。
なぜかそう思った俺はカップルを1時間ほど観察してやる事にした。
待ち合わせ場所に現れては消え、現れては消えするカップルたち。
(ケッ・・どこに消えて行ってんだかヨォ!!)
30分もたつと飽きてきた。(やっぱりAV借りてさっさと帰るか・・)
すると「おにーさん、振られたの?w」
振り向くと年の頃19〜20の女が。
「・・さあな。馬鹿にするならあっちいけ」
「私もいま彼氏に振られちゃったんだー」(つづくかも)
11Mr.名無しさん:02/12/09 22:06
お前ホントは続けたくて仕方ないだろ
12:02/12/09 22:07
>>11
うるさいうるさい妄想くらい勝手にさせてくれたっていいじゃないか
13悟空 ◆gDdnWZhdRI :02/12/09 22:08
この前のこと
仕事から帰ってくるとマンションのエレベーターに
怪しい男がいた、すれ違いざまにぶつかっても挨拶も無し。
気分悪いなと思いながら自分の部屋に入りなにげなく
その男とぶつかったところを見てみると、なんと
血がベットリついていた。

数日後、警察が来て「このマンションで殺人事件があったのですが
なにかご存じないですか?」と聞かれ、仕事で疲れていた俺は
インターホン越しに「いいえ知りません」と一言。

またその数日後、その殺人事件の犯人が捕まったとTVでやっていた。
なにげに見てみると、なんとその警察官の顔が写っていた・・・。

もし数日前ドアを開けてしまっていたら殺されていたのでは・・・。
14Mr.名無しさん:02/12/09 22:12
>>12
雑音は気にするな。ガンガン妄想しろ。
15Mr.名無しさん:02/12/09 22:13
妄想は活字にしちゃいけない
16:02/12/09 22:13
>>14
よーし、がんばるぞ
17Mr.名無しさん:02/12/09 22:14
つづきがちっとも楽しみじゃないのはこれがはじめて
181ではないが続き予想:02/12/09 22:16
俺は背中を強打し、もんどりうってうつぶせに倒れた。
苦しい。目の前が真っ白だ。息が詰まって呼吸ができない。
「大丈夫ですか?大丈夫ですか!」
俺にぶつかった女の子は必死で呼びかけてくる。背中をさすってくれているのも彼女のようだ。
数分後、やっと呼吸が楽になった。体を起こし、最初に目に入ったのは驚きと嫌悪感で歪む女の顔。
「だ、大丈夫ですよね、ご、ごめんなさい。それじゃ」
あたふたと準備をすると、わき目も振らずゲレンデを滑り降りてゆき、姿が見えなくなった。
普通の男ならあっけにとられるところだろう。だが、女のこんな対応はもう慣れっこだ。
そう、昔からまともに扱われたことなんかなかったよな……強烈なテンパに猿顔。おまけにデブ。どもり。
慣れっこだよ、こんなこと。慣れっこさ。別に悔しくなんか……

視界が歪んで、前が見えなくなった。俺は腰のポーチからゴーグルを取り出して装着した。
天気がよくて何も着けずにいたけど、やっぱり紫外線は目に良くないからな。
そんなことをつぶやきながら斜面に戻った。最初に描いたシュプールは、心持ち小さかった。
19Mr.名無しさん:02/12/09 22:17
もうそう まうさう 【妄想】

(名)スル
〔古くは「もうぞう」とも〕
(1)〔仏〕 精神が対象の形態にとらわれて行う誤った思惟・判断。妄想分別。
(2)根拠のない誤った判断に基づいて作られた主観的な信念。
分裂病・進行麻痺などで特徴的に見られ、その内容があり得ないものであっても
経験や他人の説得によっては容易に訂正されない。
「被害―」「誇大―」「あらぬことを―する」「―にふける」
20Mr.名無しさん:02/12/09 22:20
「勝手に」やるならわざわざスレ立てんなよ

…とか言おうと思ったがよく考えたらそんなことどうでもいいので、
とりあえず>>1の続きを心待ちにしてみよう
211:02/12/09 22:22
今冬、俺の身に起こる予定の妄想 番外篇

俺は疲れていた。なんでクリスマスまで仕事しなきゃなんねえんだよ。
まあ、どっちにしろ予定もないからいいか・・・。

ふと道端を見た。女のこが座っていた。俺はちょっと驚いた。なんで
こんな雪の日に道端に座ってるんだろう・・。俺はその女のこについ
話しかけた。

「どっか具合でも悪いの?」

まさかこの一言が俺の人生を根底から覆すあの“事件”の幕開けになろうとは
知る由もなかった。それよりもここまで書いて続きを考えていないことに気づ
いた俺は今、激しく動揺している。調子にのって書かなきゃよかったと。

22Mr.名無しさん:02/12/09 22:23
>>1さんは物書きの趣味がおありかな?
まあがんがってくだされ
23:02/12/09 22:24
今冬、俺の身に起こる予定の妄想 3

ヒューーーーーーーーン

そう。俺は今、タイにいく飛行機の中なのだ。
彼女なし、予定なし、欲しいものも特になしでボーナスがまるまる余っていた。
タイで幼女でも買おう。そうしよう・・・・

ビーゴ!ビーゴ!
な・・なんだ?警報の音が。
スチュワーデス「ご心配なく、機は予定どうりです」
うそだうそだ、死にたくないぞーーー・・・!
ヒューーーーーーーン・・・・・ボカーーーン!

「う、う〜ん・・・」
あれ、生きてる。でも生き残ったのは俺だけか。
モゾモゾ・・
遠くで音がした。もう一人生きているようだ。
よくみたらさっきのスチュワーデスだ。
「とりあえずどうしようもないわ。この島で助けが車で待ちましょう。」

つづきません
24Mr.名無しさん:02/12/09 22:25
和服美人としっぽりと・・・
妄想ですた。      

25Mr.名無しさん:02/12/09 22:25
もっと練ってから書き込めよ。
26Mr.名無しさん:02/12/09 22:28
起ってきた…
27Mr.名無しさん:02/12/09 22:34
「病的な誤った判断ないし観念」と定義されます。
事実と異なることを、事実であると確信しており、理詰めで説得することの困難な状態です。

実際にあり得ないことであれば、妄想だと診断するのは容易ですが、時に事実かそうでない
かの検証が困難なため、妄想かどうかの判断に悩むこともあります。
例えば、「妻が浮気している」などと確信している場合に、第三者がその事実の有無を即座
に判定するのは、しばしば不可能です。
その場合には、確信している度合いや、周辺症状から判断するしかありません。
2810の続き:02/12/09 22:39
「……」
俺があっけにとられていた間、女はじっと顔を覗き込んでいた。やがて
「ね、暇なんでしょ。遊びに行こうよ」
最初は派手に見えたが、よくみるとそうでもない。茶髪はきれいに染められているし、服装も清潔感がある。
毒気のない喋りと年の割には幼い顔立ちを見て、なんとなく付き合ってみるのも悪くはないか、と思った。

一時間後……
俺は路地の奥でうずくまっていた。あの女が「いい店がある」とかで人通りの少ない路地に入っていった。
着いていく俺が突き当たりの角を曲がった瞬間、後頭部に重い衝撃。その後数人の不良にイタブラレルガママ。
金も時計も、そしてちっぽけなプライドも、何もかもが奪われた。
ボロボロの体を引きずり、通りに出ようとしたが、体が言うことをきかない。
冷え込みはますます厳しくなって、白いものがちらついている。なんだか、すごく眠い。
ああ、愚かで無能な俺には、こんな終わりかたがふさわしいのかもしれない。
俺は壁にもたれたまま、遠くなってゆく意識を見つめていた。
29Mr.名無しさん:02/12/09 22:39
俺も妄想しよう
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「はい?」
「だから、今日からここに住むにゃ!よろしくにゃ!」

あまりにも意表をついた少女の言葉に、
俺の意識は数秒間完全にブラックアウトしていた。

「???だいじょうぶにゃ?」
「あ、ああ…」
少女の声に意識を取り戻した俺は、なんとか声を絞り出す。
いかんいかん、まずこれまでの状況を整理してみよう。
まず、仕事から帰ってきた、銭湯行った、
帰ってきてビール飲んだ…いや、このへんは飛ばすとして…。

玄関のチャイム鳴った。ドア開けた。
そして、この子が立ってた!

身長約140cm、推定体重…とってもかるい、
胸:ぺったんこ ウエスト:ほっそい おしり:これまたぺったんこ
赤いショートヘアと緑の大きな目がかわいい。
そして、頭の上でぴょこぴょこ動く猫耳がなんともステキ…

って、そんなことはどうでもいい!
問題はこの猫耳娘が、開口一番なんと言ったかだ。
「こんばんにゃ!この部屋気に入ったにゃ!
 きょうからここに住むのでよろしくにゃ!」……と来たもんだ。

                      つづく
30Mr.名無しさん:02/12/09 22:43
ヲタ臭が強過ぎます
31Mr.名無しさん:02/12/09 22:44
古代妄想
3229:02/12/09 22:50
>>29のつづきにゃ♪

一応、ここまで状況を整理した俺は、
あまりに非常識なことを口走る彼女に
一言ガツンといってやろうと口を開いた。
……が、言葉が見つからない。
彼女は、だまったまま口をパクパクさせている俺を、
首をかしげて不思議そうに見ている。
い、いかん!何かしゃべらなければ!

「な、なんでウチなの??」
……数秒間の口パクの末に出てきたのは、あまりに根本的な、
そしてあまりにもお間抜けな質問だった。

これの質問を聞いた猫耳少女は、大真面目な顔で言った。
「あんた、スーパー丸常のアジフライ好きにゃ?」
「……あ、ああ、好きだけど」
「私も好きにゃ。毎日でも食べたいにゃ」
「は、はあ…そうですか」
「だからここに住むにゃ」

…………いや、俺は確かに近所にあるスーパーで
毎日のようにアジフライを買って晩飯のおかずにしてたが。

ま、まさか、この猫耳娘、それを見ていて?
だからウチに居候したいだと!?
ちょっと待てっ!

「だめっ!」俺は思わず、少女に向かって大声をあげた。

                 つづく
33Mr.名無しさん:02/12/09 22:52
なんかもう末期的なスレだな・・
34Mr.名無しさん:02/12/09 22:52
うおお、このスレおもしれえw
35Mr.名無しさん:02/12/09 22:53
>>29は見てて非常につらい(痛いとも言う)んだが…
36Mr.名無しさん:02/12/09 22:53
   /||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;、        \
  / ̄ ̄\||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;゙ヽ,      /
'" ̄ヽ     ヽ!!||||||||||||||||  ||||||||||!!"ヘ     <
ヽ          ゙!!!||||||||||||  |||||||!!   iヽ── /
|||l            ゙゙ヽ、ll,,‐''''""     | ヽ|||||||||
|||l     ____   ゙l   __   \|||||||||
||!'    /ヽ、     o゙>┴<"o   /\   |'" ̄
\  /  |ミミヽ──‐'"ノ≡- ゙'──''彡| |、 |   |
   ̄|    |ミミミ/" ̄ 、,,/|l ̄"'''ヽ彡|| |、/   /
 ヽ、l|    |ミミミ|  |、────フヽ |彡l| |/  /_
  \/|l    |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/  |彡|l/    ̄/
  \ ノ   l|ミミミ|  \二二、_/  |彡|      フ
    ̄\  l|ミミミ|    ̄ ̄ ̄  |メ/       \
    | \ ヽ\ミヽ    ̄ ̄"'  |/        /
    /  \ヽ、ヾ''''ヽ、_____//       /_
  /  ヽ ゙ヽ─、──────'/|         ̄/
37Mr.名無しさん:02/12/09 22:53
こう、なんちゅーか、
斬新でいてかつ奇をてらいすぎてもいないのに
どこかで見たような感じのない、
素晴らしくまったりとして愛もある、
そんな妄想がしたいなー
38Mr.名無しさん:02/12/09 22:53
「まんこが目の前にあらわれた」

コマンド
「いじくる」

「まんこは攻撃をかわした」

コマンド
「挿入」

「まんこは逃げた」
39Mr.名無しさん:02/12/09 22:54
>>36
フリーザなんか言えよw
40Mr.名無しさん:02/12/09 22:55
「まんこに逃げられるヤシは、一生独身童貞確定」
41Mr.名無しさん:02/12/09 22:55
フリーザマンコ言えよw
42Mr.名無しさん:02/12/09 23:01
   /||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;、        \
  / ̄ ̄\||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;゙ヽ,      /
'" ̄ヽ     ヽ!!||||||||||||||||  ||||||||||!!"ヘ     <
ヽ          ゙!!!||||||||||||  |||||||!!   iヽ── /
|||l            ゙゙ヽ、ll,,‐''''""     | ヽ|||||||||
|||l     ____   ゙l   __   \|||||||||
||!'    /ヽ、     o゙>┴<"o   /\   |'" ̄
\  /  |ミミヽ──‐'"ノ≡- ゙'──''彡| |、 |   |
   ̄|    |ミミミ/" ̄ 、,,/|l ̄"'''ヽ彡|| |、/   /
 ヽ、l|    |ミミミ|  |、────フヽ |彡l| |/  /_
  \/|l    |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/  |彡|l/    ̄/  マンコ
  \ ノ   l|ミミミ|  \二二、_/  |彡|      フ
    ̄\  l|ミミミ|    ̄ ̄ ̄  |メ/       \
    | \ ヽ\ミヽ    ̄ ̄"'  |/        /
    /  \ヽ、ヾ''''ヽ、_____//       /_
  /  ヽ ゙ヽ─、──────'/|         ̄/


4329:02/12/09 23:04
>>32のつづきにゃ

俺の声に、少女はびくっと全身を硬直させた。
……あ、しまった。怖がらせちゃったかな……。

「ご、ごめん…でもね、俺には君を居候させる余裕なんかないんだよ」
俺は、できるだけ優しい口調で言葉を続ける。

「……」彼女は、悲しげな目を俺に向け、
猫耳をペタン、と倒した。

「ホントにごめんね…ほかの飼い主をさがしてよ…」
「……どうしてもだめにゃ?」
少女は、すがるような視線を俺に向ける。
確かにこの寒空だ。新しい住処をさがすどころか、
きょうのねぐらをさがすのだって大変だろう。
……一晩ぐらい泊めてやろうか?
そんな考えも一瞬頭をかすめたが、ここで甘い顔はできない。
「だめだよ」俺は、できるだけ冷たく聞こえるように言い放った。
胸が痛んだ。

それを聞いた少女は「……わかったにゃ」と一言つぶやくと、
しっぽをだらんと下げて玄関から外に踏み出した。

            まだ続く、つーか、妄想とまんねえ!
44Mr.名無しさん:02/12/09 23:08
妄想っていうかさー、
どんな幸せなシチュエーションからでも
ものすごい欝にギアチェンジできる俺の
思考がイヤになる・・・。
4529:02/12/09 23:26
>>43のつづきにゃ♪

夜空から白い、綿のような小さなかたまりが、
ふわふわと彼女の鼻に舞い降りてきた。

「ちべたいにゃ!」少女はびっくりしたらしく、
すっとんきょうな大声を上げた。

「雪……?」空から舞い降りてきたのは、
言うまでもなく雪だった。
雪は真っ暗な空から、地上にむかってどんどん舞い降りてくる。
今夜は、この辺じゃ珍しいぐらいの大雪になりそうだ。

少女は寒さに身を震わせながら、
空から舞い降りる雪をじっと見つめていた。
なんだか、ものすごく悲しそうな目で。

彼女のそんな姿を見ていた俺は、
急にある事に気づいて愕然となった。

いま、彼女を追い出すことは、
そのまま彼女を死なせてしまうことに他ならない。

そう思うと、俺の気が変わった。

一気に変わった。

            つづく。次で終わり。
4629:02/12/09 23:27
>>45のつづきにゃ♪

「なぁ……」俺は彼女に声をかけた。
「にゃ?」彼女が俺の方を向いた。
すべてを諦めきったような、そんな表情だった。

「きょうはアジフライはないけどさ…
 雪がやむぐらいまでなら……泊めてあげるよ」
少女の表情は、一気に明るくなった「ホントにゃ!?」
「あ、ああ」

「うれしいにゃーーーーーーっ!!!」
彼女はそう叫ぶと俺に飛びついてきた。
「アジフライなんかいらないにゃ!屋根のあるところで、
ヌクヌクねんねできるだけでも天国にゃ!」

「そ、そんなに感謝されても困るよ、雪がやむまでの間だけなんだから」
「わかってるにゃ! ありがとうにゃ!」
「ま、わかってくれてればいいんだけど…ところで、キミの名前は?」
「メル! メルっていいますにゃ!」
「メルか…じゃ、家にはいろうか、メル」
「はいですにゃ!ごしゅじんさま!」
「だから、雪がやむまでっていったろ!」

……雪がやむまで。このときは、確かにそのつもりだった。

これがまさか、メルとのバカバカしくも楽しい、
そして幸せな毎日の始まりだとは、このときの俺は
夢にも思っていなかった。

                  おわり
47妄想屋−妄想1:02/12/09 23:31
オレが深夜のコンビニでバイトをはじめて半月が経つ。
慣れない夜勤にもようやく身体が慣れ始め、最近は普段よりも調子がいい。
もともと、オレは少々人嫌いの傾向があったので、人が少ない夜中の仕事の
ほうが性に合っているらしい。とても落ち着くし、仕事もはかどる気がする。

「ねーねー、コーちゃん、仲根かずみっていいよねえ」レジ奥で雑誌のグラビアを
観ながら、今週の夜勤のパートナーである飯田がオレに話しかけてきた。
「かずみ、じゃなくてかすみ、ですよ」とオレは訂正しながら、軽く舌打ちをした。
この飯田という金髪のデブは気は良いヤツだがちと馴れ馴れしい。会ってまだ1週間も
経たないオレを勝手に渾名つけて呼ぶことにオレは違和感を覚える。

「あー、おっぱいがたまらんねーかずみちゃんはー」飯田はスニッカーズを一口齧り、
Dr.ペッパーを勢い良く喉に流し込んだ。人の話を聞け豚、そう思ったつぎの瞬間、
まるで返事でもするように飯田は凄まじい音のげっぷを店内にこだまさせた。「失礼」

オレは腕時計をちらと見た。時刻はAM 1:57を示していた。
「そろそろだね」飯田が雑誌を閉じてレジへと出てきた。「そろそろっすね」オレも答える。
「今日くるかな?」金髪豚は口のまわりについたチョコを懸命に舐め取りながら言った。
「くるんじゃないっすか・・・あ、来た」午前2時とともに自動ドアが開いた。

このところ毎日、同じ時間にこのコンビニに来る子、オレや飯田は「おむすびさん」と
呼んでいる若い娘さんが、きゅっきゅっと床にスニーカーを擦らせながら店に入ってきた。

(続く)
48Mr.名無しさん:02/12/09 23:43
メルたん、ハァハァ…
49Mr.名無しさん:02/12/10 00:04
メルが布団のなかから
「ごしゅじんさま〜さむいからはやく来るにゃ!」
と呼んでるのでもう寝ます。

おやすみなさい
50Mr.名無しさん:02/12/10 00:05
sageたほうがいいと思うな…
51Mr.名無しさん:02/12/10 00:27
みんな妄想力がすさまじいな。おれなんかどっかで見た事あるような、くそみたいな妄想しか
できないから嫌になるよ
52Mr.名無しさん:02/12/10 00:29
>>51
そのほうが幸せだと思いますよ
53妄想屋−妄想2:02/12/10 01:26
>>47続き

外は小雨が降っているらしい。「おむすびさん」の短い髪は少しだけ濡れていた。
「ふっ・・・」その小さな顔に片手を当て、身体を少し前に折った。「・・・えっくしゅっ!」
うー、鼻を啜り、彼女はレジのほうを見た。黒目がちな大きな瞳とオレの生気の無い視線が交差する。
すっぴんの顔に微かな笑顔が浮かんだ気がした。オレは恥ずかしながらドキドキして動けなくなっていた。

おむすびさんは雑誌のコーナーへ向かった。パーカーとジーンズという軽装の後姿。その歩き方から
彼女のスタイルの良さが想像できた。飯田が興奮気味にオレに唾を飛ばしながら喋りかける。
「コ、コ、コ、コーちゃん、今こっち見てなかった? 今こっち見てなかった?」
なんで2回言う。あとコーちゃんって呼ぶな。それにしても・・・おむすびさんは可愛かった。

彼女の名前の由来はこうだ。5日前の深夜、配送された弁当やサンドイッチを棚に陳列している
オレに彼女はこう言った。「あの、おむすび・・・じゃなくておにぎり、新しいの、下さい」
オレは「ああ、ハイどうぞ」と、まだケースに並んでいるおにぎりを見せた。ハッとした顔をする彼女。
「・・・直接巻いたヤツ・・・ないん、ですか」「はい?」「・・・海苔をこう直接、おむすびに」
「ああ直巻きおにぎりですか。すみません。それくるの朝なんですよ」「そう、なんですか」
オレはそのときになってようやく話をしていた女の顔をちゃんと見た。驚いた。すごい美人だったからだ。
「じゃあ、パリパリしたので。ええ。パリパリしたのでいいです」そう言って彼女は紀州梅を手に取った。

それからというもの彼女は毎日、この時間になるとここに来ておにぎりを買って帰っていく。
そして3日前、飯田と2人で彼女のことを「おむすびさん」と呼ぶことに決めた。呼び名に関して、
飯田は「おにぎりさん」を主張したが、オレは断固として「おむすびさん」を主張した。特に意味は無い。
なんとなく彼女の口から出る言葉の響きとしては「おにぎり」より「おむすび」のほうが相応しい、
なんだかよくわからないがそう思ったからだ。ああ、「おむすびさん」がレジに歩いてくる。その手に
紀州梅のおにぎりを持ちながら。美人はそんな姿も絵になるなあ、とオレは思わず溜め息を付いていた。
54Mr.名無しさん:02/12/10 01:27
>>53
おまい(・∀・)イイ!!
55Mr.名無しさん:02/12/10 01:42
妄想っていうか私小説? まあいいやもっとみんな面白いの書け!
56Mr.名無しさん:02/12/10 02:20
妄想こそ我らが最後の砦なり
57Mr.名無しさん:02/12/10 11:03
脳内彼女との会話

脳内彼女「ねえ」
俺   「はいよ」

脳内彼女「どうして毎朝納豆ばっかり食べてんの?」
俺   「どうしてって……好きだから」
脳内彼女「ふーん……」
俺   「うまいよ?」
脳内彼女「いや、おいしいのは知ってる。でもさ…」
俺   「?」
脳内彼女「パンにはさむのはどうかと思うのですよ、あたしは」

俺   「……やってみる?」
脳内彼女「遠慮します」
58兄貴 ◆gItZlEBr9I :02/12/10 11:05
>>57
実体験を参考の元に、
脳内会話などという理由をつけて勝ち誇った顔で書き込まないでほしいね。これ。
5957:02/12/10 11:10
>>58
いや、ホントに脳内…
60Mr.名無しさん:02/12/10 11:33
29がホントにキモくて鳥肌がたった
61Mr.名無しさん:02/12/10 11:45
>>58
こんなとこにいたんだな。いいかげん抱いてくれ。
62Mr.名無しさん:02/12/10 11:48

「ズル、、、ズルズルズル、、、」
(はぁ〜、こんなとこでなにやってんだか、、、俺は、、、)

今日は12月24日。
世間はクリスマスムード一色だというのに
俺はラーメン屋でひとり「味噌ラーメン」ともあろうものを啜っている。

(周りの人間はきっと俺のこと哀れな目で見てんだろ、、、まあ慣れっこだ)

その日も俺はいつも通り650円を支払って店を出た。

(さーてと、帰ってテレビでもみるか。クリスマスで特番でもやってんだろ)

いつからか俺はクリスマスという日に特に期待するわけでもなく
なるべくいつもどおり過ごすことに決めている。

(その前に酒でも買ってくか、、、つくづく寂しいヤツだな。俺ってw)

自分に対して少し半笑いしてしまった。
口の端をあげたままコンビニに入っていく。

(よく考えたら俺、毎日ここ来てんな、、、)
(今までこの店でいくら使ったんだろう、、、)

そんなくだらないことを考えつつ酒類のコーナーへと向かった。


〜続く〜
63Mr.名無しさん:02/12/10 11:55
>>62
なぜそこで終わる
64Mr.名無しさん:02/12/10 11:58
続編熱望
65Mr.名無しさん:02/12/10 12:32
みんな才能あるなぁ
6662:02/12/10 12:33
>>62の続き〜

自分の住んでる部屋へはあと100m足らず。
ふと空を見上げてみる。

(星か。。。やけに綺麗じゃねーか。。。はは。。。)

世間にとっては特別な日だろうが俺にとってはいつもと変わらぬ日。
右手のビニール袋には買ったばかりのビールが入っている。
いつもは買わない焼き鳥もおつまみとして買った。

(たまにはちょっとくらい贅沢してもいいよな、、、)

ひとり酒に浸り孤独をかみ締めるのも悪くない。
最近、自虐すらも楽しめるようになってきた。

(俺に彼女がいたらもちっとマシな生活になんのかな。。。)
(まあ彼女なんて俺にはどう考えても似合わねーわな、、、)

考え事とも言えぬ考え事をしながら寒空の下を歩く。
6762:02/12/10 12:33

(そのへんにカワイイ女の子でも倒れてねーかな、、、)
(馬鹿な妄想すんなってw、、、まあいつものことだけどな)

自分自身にツッコミを入れつつ足取りを速める。

(さー着いたぞ)

自分の部屋は2階。築10年程のアパートだ。
当然エレベーターもないので階段で上がる。
今の部屋に満足してるとは言えないが
まあこれといった不自由はなく暮らしている。

一刻も早く部屋に入って暖まりたい。
今日はビールもおつまみもたっぷりある。
階段をいつもより軽快な足で上がる。

と、そのとき、、、


「いいかげんにしてよ!!!もうこんな部屋出てくから!!!」

上の階から怒声が響く。

女性の声だ。


〜続く〜
68Mr.名無しさん:02/12/10 12:44
妄想うまいな
69Mr.名無しさん:02/12/10 12:49
読みやすくて良い
70Mr.名無しさん:02/12/10 13:02
>>1が一番才能ある
71Mr.名無しさん:02/12/10 13:03
んなこたーない
72 :02/12/10 13:16
続ききぼん
73Mr.名無しさん:02/12/10 13:26
俺も妄想しよう

目覚めると、俺は既に拘束器具によって冷たい鉄の台に固定されていた
辺りは真っ暗で何があるのか見当もつかない
「どこだ!ここは・・・・どこだ!」
むなしく俺の悲痛な叫びは漆黒の闇の中でこだまするだけだった
だが、再びその場が静寂に包まれようとしたその瞬間!
「気がついたようね、この雄ブタ」
どこからともなく妖艶な淫語が発せられた
極上のMである俺はその言葉を聞いただけで
自分の「分身」が反応するのが分かった
その瞬間「バッ!」突然闇が光へと変わった
驚いた俺は辺りを見回した
周りには沢山の人が椅子に腰掛け、俺を囲む形で嘲笑していた
そこには見覚えのある顔もちらほら
小学校の時の担任・・町会議員・・レンタルビデオ屋の店長・・そして、昔ファンだったアン・ルイス

続く
74Mr.名無しさん:02/12/10 13:27
現実離れしすぎると面白くないな
75Mr.名無しさん:02/12/10 13:29
ツマソネ
7662:02/12/10 14:01
〜67の続き〜

「いてえ!...いててて...」

気づくと俺は自分の部屋で姉に傷の手当てをされていた。

というのも先ほどの声は実は自分の実の姉の声で
なんでも彼氏と口論になっていたそうだ。
そこで俺が仲介に入ったというわけ。
上から自分の姉が降りてきた時はさすがに心臓が止まりそうになった。

『そんな漫画みてーなことあるわけねーだろ!』
と読者の方はお思いだろうがこれが実際にあったのだから仕方がない。
なにより驚いたのは筆者の方だ。

「しっかし、なにも殴ることねーじゃんか。あのヤロー」

姉の彼氏が俺をみるなり殴りかかってきたのには驚いた。

「あんたのことアタシの元彼かなんかと間違えたんじゃないの?はは」

姉の心無い笑いに妙に腹が立つ。

「それよりアンタがここに住んでたことが驚きだよ」

姉とはもう5年も会っていなかった。
7762:02/12/10 14:02

「アンタ彼女いないの?クリスマスだってのに、、、寂しいね〜」

「ほっといてくれ、、、。ほっといてください。」

姉に自分の惨めな姿をみられたのはショックだが
それほど落ち込みはしなかった。
いや、混乱してそれどころじゃなかった
という言い方のほうが正しいのかもしれない。

(クリスマスを自分の姉とふたりっきりで過ごすことになるとは、、、)

ふと顔をあげると姉が俺の買ってきたビールをすでに開けている。

「おいおい、ここで飲むのかよ。」

「いいじゃんいいじゃん。ひさしぶりに会ったんだし」



窓の外を見るとかすかに雪が降り始めていた。


〜続く〜
78Mr.名無しさん:02/12/10 14:04
おいおいw
79Mr.名無しさん:02/12/10 14:05
意外と良スレ
80Mr.名無しさん:02/12/10 14:05
姉とヤルのか・・・
81Mr.名無しさん:02/12/10 14:07
>>なにより驚いたのは筆者の方だ。

ワラタ
8262:02/12/10 14:34
〜77の続き〜

(そういや姉ちゃんと酒を飲むのは初めてだな)

気づくと姉はすっかり出来上がっていて
彼氏の愚痴とやらをこぼし始めている。

「いいのか?彼氏ほっといて」

「いいの。彼氏と弟だったら弟のほうが大事でしょ。これ当然」

「きもちわりいこと言うなよ」

「はぁ〜??アンタ相変わらず生意気!」

何気なく口走った一言のせいで空き缶を投げつけられた。
相変わらず乱暴な姉の行動に少し懐かしさをおぼえた。

「アンタももう27でしょ?彼女ぐらい作りなさいよ」

「作るもなにも彼女なんかいらねーし。」

「、、、あ、もしかしてアンタ童貞なんじゃないの〜?ははは」

「んなわけねーだろ!」

図星だったので少し乱暴に答えてしまった。

姉が俺の部屋に入ってそろそろ3時間が経とうとしていた。
8362:02/12/10 14:34

「どうでもいいけどアンタも変わってないよね〜。。。」

姉がボソっと呟いた。

(確かにそうだな、、、)

ふと姉の方をみてみる。

(姉貴、昔より女っぽくなったかな)
(彼氏もいるんだもんな。まあカワイイっちゃカワイイのかな。)


しばらく姉の横顔をみつめていた。


〜続く〜
84Mr.名無しさん:02/12/10 14:43
なんかイイ!!
85Mr.名無しさん:02/12/10 14:53
http://www.i-nori.jp/index.asp?Dairiten=d0000265
俺は、仕事中も携帯でどこでにいてもセフレ・人妻を探したよ。
やっぱり常に網を張ることが必要だし、あとは数を沢山だね。
このサイトは女性が無料で男性が有料だけど、価値はあった。
普通男性は何とか無料でGETを考える。だから有料なので競争相手が
圧倒的に少ない!!!!あとは、いい子を選ぶのみだった。
最近は営業と言って会いに行くだけ。。。。
これで、たくさんの人と出会って、今は2名にしぼった。
満足 満足・・・・・! クリスマスは・・・・?どう過ごそうかな?
ちょうおすすめ!!
第二のサイトは、
http://deai.on.arena.ne.jp/cgi-bin/i/index.cgi?ca=r01&id=h0202
http://www.peke2.com/default.asp?agid=216223974
http://www.capuri.com/default.asp?agid=146211714
http://www.lady-call.com/default.asp?agid=89994863

http://www.p-egg2.com/default.asp?agid=86055203
上のサイトが経験から言えばよかった!!
お金は少し掛かるが、出合う数が違うなあ!

http://www.hamq.jp/i.cfm?i=h0202

ここのサイトには一杯あるから、自分に合ったサイトにGO!!
最後に楽しい日々を過ごしましょう!!!!


86Mr.名無しさん:02/12/10 14:59
>>62
おまへガンガリ過ぎ
87Mr.名無しさん:02/12/10 15:15
続き書け
88Mr.名無しさん:02/12/10 15:19
やばい 62の妄想世界にはまってきたw
89Mr.名無しさん:02/12/10 15:26
おまいらもっとドンドン書けよな
9027歳真性童貞 ◆hbiysWI46o :02/12/10 15:30
ぐがあぁぁぁぁぉぉぉぉ!
91Mr.名無しさん:02/12/10 16:09
お姉たん
92Mr.名無しさん:02/12/10 17:49
ハアハア。。。
93Mr.名無しさん:02/12/10 17:51
姉貴相手じゃ萌えん
94Mr.名無しさん:02/12/10 17:53
>>93
うむ。。
ここで姉貴の友人とか別人が登場してホスィ
95Mr.名無しさん:02/12/10 18:07
62の物語にSEXは無い予感
96Mr.名無しさん:02/12/10 18:54
あげてみるか・・・
97Mr.名無しさん:02/12/10 19:40
誰か妄想きぼーん
98Mr.名無しさん:02/12/10 19:41
持ってきたやったぞ、みんなの大好きな「アブリドニン」だぁ
99Mr.名無しさん:02/12/10 22:50
くっそぉ〜
100Mr.名無しさん:02/12/10 23:32
じゃあ、俺も書いて見よう。ヲタ系全開のやつを。

…積もった雪が足元で「きゅっきゅっ」と音を立てる。
空は怖いほど澄み切っている。蠍から逃げ続けているオリオンのベルトも
手に取る様にはっきり見える。
北国の人間なら分かると思うが、澄み切った夜空の冬の夜はとても寒い。
いや、正確には「寒い」を通り越して「痛い」。
比喩的な意味ではなく、本当に肌が寒さで痛く感じるのだ。
…僕は家路を急いでいた。この「聖夜」に待つ者とていないアパートの部屋へ。
手にはコンビニ弁当と缶ビールの入った袋をぶら下げて。
家に帰って弁当をかきこんで、酒を飲んで酔っ払ってしまおうと考えながら。
陰気なアパートに辿り着いた僕は部屋への階段を上る。
…「何か」がうずくまっていた。選りによって僕の部屋の玄関の前に。
顔をしかめながら近寄る。むくむく動く「何か」。それは…
「可愛い」と表現して差し支えない女の子。彼女は僕の顔を見て口を開いた。

「…やっと会えたね、お兄ちゃん…」
「へっ………?」お兄ちゃん?僕には妹なんていない。この娘は一体…?
僕の戸惑いなど気にもせずに彼女は続けた。
「お兄ちゃんのお嫁さんになりに来たんだよ、約束守ってくれるよね?」

僕は気付いていなかったが…その時、聖夜の小さな奇跡の物語が幕を開けた。
101Mr.名無しさん:02/12/10 23:36
妄想全開ですね
102Mr.名無しさん:02/12/10 23:36
>>100
ツヅキキボンヌ
103Mr.名無しさん:02/12/10 23:52
>>100
…冷え切った部屋もストーブを全開にすることでようやく暖まってきた。
僕はと言えば…晩飯になるはずのコンビニ弁当を見知らぬ女の子にそっくり
献上する破目に陥っていた。
…よっぽど空腹だったらしい。十分足らずで全部平らげてしまったのだから。
なぜ、こんな女の子を部屋に入れてしまったのか自分でもよくわからない。
その時の僕は…外に放り出したまま部屋の前で凍死されたら困るからな、
などと自分に言い聞かせていた。

本当は別の理由があったのに。僕が気付いていなかっただけで。

「…お兄ちゃん、お酒飲むようになったんだ?」
「えっ?」ビールを啜りながらきょとんとする僕。彼女は続けた。
「…そうだよね、もうお兄ちゃんは大人なんだもん。でもさあ、覚えてる?
昔、お爺さんのウイスキーをこっそり飲んでみて救急車で運ばれたこと」
「…何故、それを知っている?」
「ほえ?知ってて当然じゃない?お兄ちゃんの事で知らない事なんてないよ」
「………なあ」
「ん?なに?」
「君は誰なんだ?何者だ?」

哀しげな顔をする彼女。僕まで哀しくなるくらいの顔を。
「…やっぱり、忘れちゃったんだ…そうだよね、長い時間が経ったもんね…」
104Mr.名無しさん:02/12/10 23:53


 クリスマスキャロルが 流れる夜には

 誰を愛してるのか 今は見えないけれど・・・


105Mr.名無しさん:02/12/11 00:12
100タン続ききぼんぬ(・∀・)
106Mr.名無しさん:02/12/11 00:15
しばらく前に自分に脳内禁止令をだしたが何の変化もなかった・・・
やっぱり俺には妄想がお似合いだったよ(´・ω・`)
107Mr.名無しさん:02/12/11 00:16
>>103
哀しげな顔から一転、さっきまでの笑顔に戻ると彼女は言った。
「…ねえ、お兄ちゃん?救急車で運ばれたの、いつだったか覚えている?」
「…11歳の時だ。…それが?」
「いつかは覚えていたんだ!じゃあさ、どこでかは覚えてる?」
「じいさんの家だ。ちょうど今夜みたいな冬の夜、一族郎党が集まって…
ああ、ちょうど今日と同じ、クリスマスだったな」
何かが心に引っかかる。
彼女は…親戚の子?いや、こんな年頃の女の親戚は僕にはいない。では…?
「…うんうん、お兄ちゃん、だんだん思い出してきたみたいだね。
それじゃあさあ…救急車で運ばれた時のこと、覚えてる…よね?」
「おい、急性アル中になってヤバい状態だったんだぜ、覚えてる訳が…」
「ウソだよ、絶対覚えてるよっ!」

彼女の言うとおりだった。忘れていただけだ、あんな大事な事を…。

「…夢を見ていた…」
「夢じゃないよ、お兄ちゃん」
108Mr.名無しさん:02/12/11 00:23
109Mr.名無しさん:02/12/11 00:43
>>107
陽光に満ちた暖かな場所に僕はいた。とても居心地がよかった。
その時、僕の両親は恐怖と心痛のあまり発狂寸前だったそうだが。
それはそうだろう、11歳の息子を急性アル中で失うかどうかの瀬戸際なら。
僕はそんな事は一切知る由も無かった。
そして…「彼女」に出会った。

光に包まれた女の子が僕に話し掛けてきた。
「ねえ、そこのあなた、一人なの?クリスマスなのに」
僕はそうだと答えた。何故一人なのか漠然と気にしながら。
「お父さんとお母さんは?クリスマスなのに一人ぼっち?」
どうもその通りらしかった。彼女は、暗い顔になった。
「あなた…まだここにきちゃいけないのよ?知ってるの?」
ならば帰らねばと思い、その事を彼女に告げると…今度は辛そうな顔をした。
「…でもね、帰れないのよ…あなた、遠くに来すぎちゃったから…」
それは困る、まだクリスマスプレゼントも貰ってないのに。

「…ひとつだけ方法があるんだけど…あなたに出来るかしら?」
「なに、なんなの?ぼく、なんでもするよ!」
「そう…じゃあ…今日はクリスマスよ?私はあなたの願いをかなえてあげるわ。
お父さんとお母さんのところに帰りたいっていうあなたの願いをね。
その代わり…あなたもわたしの願いをかなえるの、出来る?」
「うん、ぼく、やってみるよ!」
「そう、じゃあね、わたしの願いは………」

今、僕の目の前にあの時の「彼女」がいる。あの時の姿そのままで。
僕に自分の願いをかなえてもらうために。

澄み切った星空のとても寒い夜、僕の部屋に小さな奇跡が舞い降りた。

〜END
110Mr.名無しさん:02/12/11 02:17
女の手の中でそれは見る間に大きくなっていった。
男の指示に忠実に、女は手の中のものを丹念にしごく。
男の体温を手のひらで感じ、女はくすりと笑った。
「・・・ねえ。気持ちいい? これ」
その作業を楽しむように男の顔を見上げ、女は言った。
「すごいよ、なんか。ぴくぴくってしてる・・・」
充血したそれの先端を舐めようと舌を伸ばしたその時、
「・・・・・・あっ!」
握っていたものの先から熱い汁が勢い良く吐き出された。
白く濁った液体は女の左頬と顎の先をかすめ、
胸元へたっぷりと飛び散った。
荒い息をつく男を尻目に女は両手を使って
こびりついた汚液を自らの身体になすりつけ始めた。
女の細い喉が、小さく小振りな乳房が、精液によって
ぬらぬらと妖しい光を放っていた。
「・・・いっぱい出たね」
女は顎についた汁をぺろりと舐め取り、淫猥な笑みを浮かべた。
111Mr.名無しさん:02/12/11 02:20
112Mr.名無しさん:02/12/11 04:17
>>100のストーリーには>>62の影響がみられる
113Mr.名無しさん:02/12/11 11:10
>>100のストーリーには、ニーチェの影響が見られる
114Mr.名無しさん:02/12/11 11:37
>>62はニーチェ
115Mr.名無しさん:02/12/11 11:40
痛みに耐えて妄想しる!
116Mr.名無しさん:02/12/11 12:55
カッポー板でこのスレ紹介されてたよ。

584 名前:恋人は名無しさん :02/12/11 11:22
>>579
典型的ネット男というより、典型的自己中男では・・・
ネット男はむしろこう。↓

(毒男板)どうせモテないから妄想でもしようっと
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1039438333/
117Mr.名無しさん:02/12/11 13:25
カッポー板ヌッ殺ス!
118Mr.名無しさん:02/12/11 13:26
kanonの影響ですか?
119Mr.名無しさん:02/12/11 17:08
62は途中で暴走したな。
なぜ姉が出てくるんだ
120Mr.名無しさん:02/12/11 17:32
62は続き書かないのか?
121Mr.名無しさん:02/12/11 22:18
SMモノきぼーん
122Mr.名無しさん:02/12/12 00:09
あげてみる
123Mr.名無しさん:02/12/12 00:10
おむすびさんキボンヌ
124Mr.名無しさん:02/12/12 00:20
妄想人類諸君に告ぐ!
125Mr.名無しさん:02/12/12 00:28
ただ今妄想中。
もうちょっと妄想したら書いてみる。
126Mr.名無しさん:02/12/12 01:06
ナンバガヲタはけーん
127Mr.名無しさん:02/12/12 01:18
えいえんはあるよ。
128Mr.名無しさん:02/12/12 01:38
このスレに負けちゃうぞ

脳内彼女名セリフ集
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1039622900/l50
部屋を片付けていたら何枚かの写真が出てきた。
日付を見ると今年の1月。ちょうどNUM-HEAVYMETALLICの
レコーディングのためにニューヨークはフレドニアのスタジオに
いっていた頃のものだった。

まだ一年もたっていないのに何故だかそれをひさ子は懐かしく感じた。
改めて写真をよく見る。フレームに収まった自分がグローブ片手に笑っていた。

ああ、そうだ。向井くんとキャッチボールしたんだっけ。

レコーディングも半ばまで進んだ1月の中旬頃。
早朝、ひさ子がスタジオのリビングで雑誌を読んでいたら突然向井が現れた。
酒気を帯びた顔になにやら良からぬテンションを秘め、彼は唐突にこう言った。

「野球やろう」
やや時差ボケ気味だったひさ子は訳も分からずに「うん」と答え、
二人でスタジオの物置や離れの納屋を探しまわって
いくつかの古びたグローブと傷だらけの軟式のボールを見つけ出した。

時刻は朝7時前だったと思う。空気が涼しく、少し霧が出ていたことを思い出した。
向井はひさ子に向かって投げるたび、「野茂」「佐々木」「村田」「金やん」
と野球選手の真似をして大げさに振りかぶっては大暴投を披露していた。

ははは。あれは楽しかったなあ。
ひさ子の顔に優しい笑顔が浮かんだ。

この写真はそのとき「公式HPで使うかもしれん」と言って向井が撮ったものだったが、
結局は使われること無く、半年ほどたったある日、向井から「ああこれ」と言って
手渡されたものだ。この写真を見つける今の今まですっかり忘れていた記憶だった。

思い出せないだけできっともっとあるよね。楽しかったこと。
本当に楽しそうに笑っている写真の中の自分の顔をひさ子は指でゆっくりとなぞった。
131Mr.名無しさん:02/12/12 03:41
>>129-130
スレ違い。
132自転車チューブ:02/12/12 03:44
脳内彼女名セリフ集が終わっちまった。
しょうがないからこっちでがんばるかな
133Mr.名無しさん:02/12/12 14:13
★★ 脳内彼女名セリフ集 パトU ★★
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1039632466/

向こうは勢いがすごいな・・・
134Mr.名無しさん:02/12/12 14:22
こっちのスレだと、じっくり考えなきゃならんからな
135Mr.名無しさん:02/12/13 01:34
もっともっともっともっと妄想すrんだ!
136Mr.名無しさん:02/12/13 01:37
>>135
すんません、明日の朝イチには…
137135:02/12/13 01:40
>>136
ばか者、それで独身男性が勤まるものかっ!!!!
2時間与える!!
138Mr.名無しさん:02/12/13 02:11
(・∀・)オヤース!
139Mr.名無しさん:02/12/13 13:18
二日酔いで妄想もできねえ。

こんなとき、しっかりもののょぅι゙ょたんが
「だいじょぶ?もう、のみすぎちゃだめなんだよっ!」
とかいって世話してくれたらなあ…
140Mr.名無しさん:02/12/13 13:46
>>139
妄想しとるしとるw
141Mr.名無しさん:02/12/13 14:02
>>139-140
ワラタ
142Mr.名無しさん:02/12/13 14:09
おむすびタンまだかー!!!!!
143Mr.名無しさん:02/12/13 20:04
144Mr.名無しさん:02/12/13 21:11
145Mr.名無しさん:02/12/13 22:33
休日出勤の昼時、昼食を買いに会社を出た。
猫背ぎみに師走の街を歩く。
街はクリスマス一色、例年より早い雪が積もってはいるものの
行き交う人たちは皆楽しそうだ。
出来るだけ自分には関係ないものと思い込もうとした。
要領の良い先輩からから要領の悪い自分に仕事を押しつけられた形で
一ヶ月ぶりの休みは無くなったのだった。
人間関係、仕事、全ての事で要領が良くなかい自分には世間での楽しみとは
縁が無いものだと思っていた。

(それにしても、良いこと、何一つ無いな・・・)

大通りからはずれたコンビニへ向かった裏通りで、赤信号の交差点にさしかかった。
信号待ちの向こうには5,6歳の女の子と買い物を抱えたお母さんが立っている。
女の子は雪と戯れる事に夢中でお母さんが呼びかける声にも聞く耳が無い。

(俺もあの子くらいの歳まではクリスマスが楽しかったっけ・・・?)
146妄想炸裂145:02/12/13 22:45
考えないようにしていた考えが思わず浮かんで、慌てて気持ちを変えようとしているうちに
信号は青に変わった。
向こうで待っていた母親は女の子に声を掛けるが、女の子は遊びに夢中のため
「先行くよ」などと言って先にこちらに渡り始める。
自分が横断歩道半分までさしかかろうとした時、ようやく女の子は母親が先に行った事に
気づき、急いで歩道の雪を捨て横断歩道をこちらに渡り始めた。
その時、

この雪道に、ありえないスピードで一台の高級車がこちらに猛然と突っ込んでくる。

(あのスピードでこの路面、止まれる筈がない。)

身の危険を感じ渡り始めた方に戻ろうと一瞬後ずさった、
その直後に、母親を追って急いで道路を横断し始めた女の子が目に入った。
考えるよりも先に、体が女の子のいる方に動いた。
いつも疲れ切っていて、思うように動かない体が素早く動いた。
車に気づいて立ちすくむ女の子を抱きかかえ、歩道に走り抜けようと考えるが、

(駄目だ、間に合わない)

女の子を歩道側に突き飛ばした直後、

「ドン」
全身に衝撃を感じ、・・・
・・・気が付くと道路の上にあおむけに横たわっていた。
・・・朦朧としている。
何が起こったか思い出せない。
全身に激痛が走る。
思い出した。

(女の子は?)

肩から上をよじって朦朧と周りを見る。

(!!!!・・・)

想像を絶する痛み。
人がこちらに集まって来ている。
交差点から何十メートルも離れている。
相当な勢いではね飛ばされたらしい。
女の子は半狂乱の母親に抱かれて、大声で泣いている。
痛い思いはしたろうが、多分命に関わるほどの怪我はしていないだろう。

(ヨカッタ・・・)

首を戻して仰向けに戻る。
意識は混沌としていく。
自分の上にぼた雪がゆっくりと降ってきているのがぼんやり見えた。
何人かの人が周りで動いていて、自分に何かしようとしているのはわかったが、
もう何も聞こえなかったし、体を動かすこともできなかった。
(ああ、寒い・・・寒い
あの子に会いたい・・・もう一度・・・)
148145 おなかすいた:02/12/13 23:29
会社でただ一人優しく接してくれた○○さん。誰からも好かれてみんなに可愛がられていた○○さん。
みんな親しみをもって「ちゃん」付けで呼んでいたが、
自分には名前を呼びかけることすら出来なかった。
何一つ自信を持つことの出来なかった自分には気持ちを伝えることなど、
到底出来るはずもなかった。

弱々しく目を閉じかけた時、
目の前に彼女の顔が見えた。閉じかけた目を再び開けた。
(・・・・・・○○さん)
だが、彼女は一年以上も前に結婚して会社を辞め、この町を離れていた。
この場にいる筈もなかった。

(○○さん、あぁ、会いに来てくれたんだね・・・嬉しいよ・・・
 俺はずっと君の事が好きだったよ・・・
 ・・・ずっと言えなかったけど、君の事が
 好きだったよ・・・君が俺に優しくしてくれてから、ずっと・・・)

たまたまその場に居合わせて救急措置を施していた人々は、男が微かに誰かの名を呼ぶのを聞いた。
目には笑いかける彼女が映っている。

(俺はようやく人の役にたったよ・・・
 そばにずっと居て欲しい・・・
 離さないよ
 離さないよ
 あぁ、俺は今幸せだ・・・)

「・・・○○さ・・・ん」
男の目は虚空の何かを見つめ、辛うじて動く右手は視線の先に弱々しく差し伸べられていく。
が、虚空の何かをぎゅっと掴んだ瞬間、その手はスイッチを切ったようにパタリと地に落ちた。
目を雪空に向けたまま永遠に動かなくなった男の口元には、微かな笑みが湛えられていた。
149Mr.名無しさん:02/12/14 00:35
キモ

キモ
ウケケ
150Mr.名無しさん:02/12/14 01:20
>>145は良い仕事をしたと思う
151Mr.名無しさん:02/12/14 01:48
あげてあげて。
152Mr.名無しさん:02/12/14 02:23
泣けた
153145:02/12/14 09:34
>>150>>152
ウレスィ、アリガト・・・
154Mr.名無しさん:02/12/14 10:52
>>145……私はモウソウ星人……
      君の勇気に感動した……
        私は、君のような人間のいる、
          この星を守りたい…………
            そして、君の命を救いたい…

    どうか、君の力を貸してくれ……
      私と一体化し、スーパーヒーロー「ノーナイン」となって、
                 地球の平和を守って欲しい…   
155Mr.名無しさん:02/12/14 12:18
おむすびタンを待ってるのはおれだけか?
156Mr.名無しさん:02/12/14 12:32
>>155
おまいが続きを妄想してみなはれ。
157145:02/12/14 15:43
>>145-148で完結させようと考えていたんだけど「番外編」ってことで、
続き↓
158145:02/12/14 15:59
>>154さんのカキコを受けて、番外編

救急車が到着する直前まで、周囲にいた人によって心臓マッサージが行われていた。
もう誰もが諦め掛けた頃ようやく救急車が到着した。
男の意識は真っ黒な闇の中を漂い、無に帰する直前にあったが、そのとき、
闇の中に微かな光が見え始めた。
その光は徐々に闇を消して満ちあふれていく。
声が聞こえる・・・


……私はモウソウ星人……
      君の勇気に感動した……
        私は、君のような人間のいる、
          この星を守りたい…………
            そして、君の命を救いたい…

    どうか、君の力を貸してくれ……
      私と一体化し、スーパーヒーロー「ノーナイン」となって、
                 地球の平和を守って欲しい…

(誰だ・・・何を話している・・・
 お前は誰だ・・・
 俺は○○さんと一緒に・・・
 ・・・○○さん?)

男は周囲に彼女が居ないことに気付いた。

救急隊員が彼の体に手を伸ばしかけたそのとき、

「○○さん!!!」
もう誰もが二度と動くことが無いと信じていた男が叫び、飛び起きたため周囲の
人間は驚いて後ずさった。
男は立ち上がって目を見開いたまま暫く固まっていたが、
徐々に周囲のことが見えてきた。
雪の街角。たくさんの驚いてこちらを見ている人々。救急車。

「・・・あれぇ・・・?」

(俺はここで何をしている?
なんでみんなこっち見てるんだろう?
俺は・・・確か女の子を突き飛ばして、そして・・・そうだった。
でも体は何処も痛くない。意識だってはっきりしている。)

人々は狐につままれたような顔をして散り散りになっていく。
僕は一応救急車で病院に連れられ、検査を受けたが異常は全く見つからなかった。
あれほどの痛みがあり、体は全く動かなかったにも関わらず。

(変な一日だったな。結局仕事は終わらせられなかったし。
 でも、明日頑張ればいいか。)

床に入る前僕はめずらしく、いつものように明日の事を思って憂鬱な気持ちには
ならなかった。
不思議と気持ちは軽い。
ベッドに横になり、眠りに落ちる直前、
突然何かが聞こえる。
誰かが話しかけている。
160Mr.名無しさん:02/12/14 20:31
萌えるのをくれよ、萌えるのをよ。
161Mr.名無しさん:02/12/15 00:02
あげ
162Mr.名無しさん:02/12/15 00:06
ここには二度と戻るまい、そう思っていた。実際、そうやって生きてきた。
だが、今日戻って来た。戻りたくて戻った訳ではない。
僕の父親…少なくとも法律上父親の立場にいる男が、母さんを悲劇的な破滅に
追いやった男が神の御許に…神が彼を受け入れてくれるとしての話だが…
旅立ったからだ。
あの男の血筋の最後の一人である僕が、彼が下界に残した財産その他の処理を
行わねばならない、ここに戻ってきた理由はそれだけだ。
そんな訳で僕は、この陰鬱な洋館に再び戻って来た。

館は、記憶にあるよりずっと荒れていた。仕方あるまい、あの男の事業は
だいぶ前から順調ではなかった。母さんをあんな目に会わせてまで追い求めた
ものの残したものが、この荒れた洋館一つだけとは。
…だがまあ、これなら残務処理も想像よりずっと楽かもしれない。
この館を始末して、さっさと自分の居るべき場所に戻ろう。そう思っていた。

「………!坊ちゃま、坊ちゃまなんですね!帰って来られたんですね!」

この叫びが、僕の予定を大幅に狂わせた。
163えみちん ◆VhFeOeiffk :02/12/15 00:07
そして此処はえみちんのすれになりまちたとさ

終わり(>w<)
164Mr.名無しさん:02/12/15 00:24
うわ、来た。
どっか行け。
165Mr.名無しさん:02/12/15 00:25
>>163
キモイ
消えて
166Mr.名無しさん:02/12/15 00:25
>>162
一人の女性が僕の背後に立ち尽くしていた。
腰まである長い黒髪、清潔なエプロンドレス、僕を見つめる黒曜石のような瞳。
僕の姉であり、友人であり、母親代わりであり……、そして、当主の息子と
メイドの身分の違いが何を意味するか、を僕が理解するようになるまでは
僕の片思いの恋人であった女性が。まだ、この館にいたのだ。

「…まだここにいたんだね、そんな義務も無いだろうに」
「何を言われるんですか!坊ちゃまがお戻りになられるまで、私がここを
離れたりしたら…亡くなった奥様にお詫びのしようがありませんわ」
「義理堅いな、相変わらず。でも戻ってきたよ。これで義務からは解放
されただろう?…行けよ、このボロ家から外の世界へさ」
「………義務では、ないです………」
「えっ?何だって?」
「い、いえっ!そうだ坊ちゃま、長旅でお疲れでしょう?何か冷たいものと
軽いお食事を用意しますので、お屋敷の中へ…」
「お屋敷、ねえ…」

僕は彼女に導かれるように、かつての自宅に入って行った。
167えみちん ◆VhFeOeiffk :02/12/15 00:26
今日はつかしんに行ったヨ
ダイヤモンドシティにも行ったヨ
168Mr.名無しさん:02/12/15 00:29
少し古いけど
井上正治の
「POLICEMAN」
女性登場人物がみんな美人で・・・ハアハア
169Mr.名無しさん:02/12/15 00:33
ハアハア
170Mr.名無しさん:02/12/15 00:35
>>167
ここには君の取り巻きは居ないよ。
自スレに帰りなよ。
171Mr.名無しさん:02/12/15 00:48
>>166
…館の中は、外見よりもずっと荒れていた。壊れている、というのではない。
生きている者達に見捨てられた、という雰囲気が充満していた。
彼女は僕を使用人用の厨房に連れて行った。そこには人が生活している、
という雰囲気が漂っていた。彼女はここと、隣の部屋、かつての料理人達の
休憩室で生活しているようだった。
そして…この館に居るのは彼女一人なのだった。

「…と、いう訳さ。まあ色々あったよ、家を出てから…」
食事をしながら僕は今までの生活の大雑把な説明をした。
彼女は心底嬉しそうな顔でその話を聞いていた。黙ったままで。
「でも…良かった。坊ちゃまが帰ってきてくださって」
「僕の仕事は屋敷の始末だけかと思っていたけど…君の身の振り方も
考えなきゃならなくなったね」
「そんな、私のことなんか……」
「…なあ、もう僕なんかに義理立てする必要はどこにも無いんだぜ?
これからは自分の人生を考えろよ」
「…義理なんかじゃありません!」
とても強い口調。良心に痛みを覚えるほどの。
「じゃあ、何なのさ?」
彼女はそれには答えなかった。無言だった。そして俯いてしまった。
俯いた彼女の頬を涙が伝って落ちていった。

彼女が口を開いた。
「坊ちゃま…お見せしたいものがあるんです…」
172Mr.名無しさん:02/12/15 01:22
>>171
…その部屋には、人が住んでいる雰囲気は無かった。だが、部屋の中は
綺麗に保たれていた。あの日のままで。
「変ってないね…」
「毎日お掃除していますから…いつ坊ちゃまが帰ってきてもいいように」

その部屋は、母さんがここで暮らしていた時と何も変っていなかった。

部屋の隅に小さな書き物机があった。母さんの愛用の机が。
彼女は引き出しを開けて何かを取り出した。
それは…蝋封の施された古い封筒だった。
「これは…?」
「奥様のお手紙です。坊ちゃま宛ての。坊ちゃまが大人になられたら渡して
欲しいと…私に託されて…」
あの時の母さんが、未来の僕に宛ててしたためた手紙だった。

こんな事が書かれていた。
…我が家の古い家系になど縛られず自分の信じる道を歩むようにと。
だが、それは辛いことであるから共に歩んでくれる者を見つけるようにと。
そして…大人になった時も、まだ僕にその気があるのなら…

母さんは全て知っていたのだ。僕以上に僕の事を知っていたのだ。
173Mr.名無しさん:02/12/15 01:49
>>172
封筒に、手紙と共に入っていた小さな鍵。僕はそれを使って衣装箪笥の
一つを開けた。そこには…注意深く閉じられた桐箱があった。
箱の蓋を取り払う。中身は…純白のウェディングドレス、母さんのものだ。

『大人になっても、あなたにその気があるのなら、このドレスをあなたの
大事な可愛いメイドさんに渡して頼みなさい…自分と共に歩んで欲しいと』

なにも迷う事などない。母さんの言うとおりにすればよいだけの話だ。

「…この屋敷を昔のように戻したい。母さんが元気でいた頃のように。
だから、その…このドレス、受け取ってもらえるかい?」
彼女はまた泣き出した。でも笑顔でこう答えた。
「私なんかでよければ…喜んで」

〜END
174Mr.名無しさん:02/12/15 07:27
読みにくいな。
あと現実離れしすぎ。
「館」とか「メイド」とかやめれ。
どうあがいても自分の現状と照らし合わせることができない。
175Mr.名無しさん:02/12/15 07:29
マザコンというのが情けない。
176Mr.名無しさん:02/12/15 10:32
メイドさん萌え
177記者:02/12/15 11:00
たったいま妄想しちゃったよ。
記者のふりしてお前らをからかってしまいました。
ゴメンナサイです。
178Mr.名無しさん:02/12/15 11:18
ふと目が覚めた。頭が痛い・・・痛いというよりはぼーっとしてるのかもしれない。
その感覚さえわからない。何故だろう。

隣に女が寝ている。しかもここは俺の部屋じゃない。俺はまだ夢を見ているのか?
もしくは死んでしまったのか?必死で昨日の記憶を呼び戻そうとするが、残念ながら
思い出すことは出来ない。

「あっ、おはよう」

不意に声をかけられ狼狽する俺。(でもとりあえず挨拶しないとな。)

「おはよう。昨日はごめんね・・・」

(またいつもの癖が出た。何かあると謝ってしまう癖が。)

「ん?謝るようなことは別にないのに。どうかしたの?」

嫌味のない笑顔、でも嫌なくらい透きとおった目で見られると
次第に昨日の事が思い出されてきた。
179Mr.名無しさん:02/12/15 11:26
>>177
意味不明
180Mr.名無しさん:02/12/15 12:08
aha-n
181Mr.名無しさん:02/12/15 13:02
あは〜ん
182Mr.名無しさん:02/12/15 13:10
>>177
電波板逝け
183Mr.名無しさん:02/12/15 13:29
奥菜恵と本上まなみの二股
これ最強
184Mr.名無しさん:02/12/15 22:32
>>162以下の妄想を書いた者です。

>>174
申し訳ありませんでした。もし次の機会があれば…。精進したいと思います。
>>175
今後、書く機会があれば自立した男の話を書こうと思いますが…
うまくいくかどうか…。
>>176
ありがとうございました、本当に。
185174:02/12/15 22:35
次はリアリティーのあるやつきぼーん。>>184

文章うまいんだからもったいないよ
186音楽奴隷 ◆5c/UstWSY. :02/12/15 22:36
ごまっとう三股
187Mr.名無しさん:02/12/15 22:55
>>185
いや、俺はあれぐらいの設定の方が好きだが。
188Mr.名無しさん:02/12/16 00:52
まぁ、色々好みもあるからねぇ。
スレ最初あたりの軽い感じのも読みたい。
189Mr.名無しさん:02/12/16 01:12
おまいらマジで脚本家になれそうだな。
190Mr.名無しさん:02/12/16 01:22
メイド系も悪くはないけど
それ系の小説とか読めば誰でも書けそうなんだよな。
191Mr.名無しさん:02/12/16 22:27
俺は宇宙空間を光よりも速く飛べる。
地球から星空を眺める。
「よし、あの星にしよう」
一つの点に向かって飛ぶ。
点はやがて円となり、その姿を俺の前に現す。
でかい恒星だ。
そこからまた星空を眺める。
数週間眺めていると、たまに天球とは別の速度で動く点に気付く。
それがこの恒星系の惑星だ。
再びその点に向かって飛ぶ。
見つけた。知的生命体だ。運がいい。
地面に這いつくばって生きる姿はなんとも滑稽で、哀れだ。
「俺がお前らを救ってやろう」
俺が念じると、惑星がその軌道を変える。
母なる恒星へと還してやるのだ。
灼熱に焼かれるそいつら。
それでも尚どこかへ逃げようとする姿はなんとも浅ましく、哀れだ。
苦しいか?でも嘆く事は無い。お前らの有るべき姿へと戻るだけなのだから。
192Mr.名無しさん:02/12/16 22:37
吐く息が白く凍る。暖房の効いた駅から外に出ると満天の星空が迎えてくれる。
光輝く街中と違って、この辺りはなかなか結構な星空が見える。
…僕はいつもの日課を果たす為に歩を進める。

静まり返った住宅街。多くの善男善女が暖かい家庭の安らぎに浸っている街。
だが、例外もある。僕のような独身男性はアパートに帰ったところで
暖かい家庭の団欒が待っている訳はない。
そんな訳で、僕はまっすぐには家に帰らず、ある所へ向かう。

住宅地の真ん中にある小さな喫茶店。まだ店じまいはしていない。
が、明かりの漏れる窓には客らしき人影は映っていない。
この店の立地条件を考えれば当然だろう。僕はその店のドアを開ける。
…カウンターの奥に年配の男が一人座っている。粋な口髭を生やしている。
僕と彼の他、店には誰もいない。彼は僕を見てその頬と口髭を軽く動かす。
それが歓迎の意を表現していると理解するまで半年かかったが。
店の一番奥のテーブルに陣取る。僕の指定席だ。
だが、カウンターの奥の男は手にした文庫本を読み続けている。
水を持ってくる事はおろか、注文さえ聞きにこない。
僕も声を掛けたりはしない。煙草に火を付け…深く吸って吐き出す。
しばらくの間、その行為を続けていると…僕の待っていた事が起こった。

店の奥から人の出てくる気配、そして…
「…いらっしゃい!はい、お水…ご注文は、っていつものでいいわよね?」
193Mr.名無しさん:02/12/16 23:08
>>192
「いつもの」を持ってくる彼女。この店特製ブレンドのコーヒーを。
そして…僕の目の前の椅子に座る。
これが彼女の日課だ。僕がこの店に来るのが日課であるのと同様に。
カウンターの奥の男がちらりとこちらを見る…が、すぐに本に目を戻す。
彼の表情からは、あまり多くの事は窺えない。が、不愉快ではなさそうだ。
そして、僕の目の前には…ダンセイニ卿の物語に出てくる妖精の姫君にでも
比すべき女性が座っている。
彼女はこの小さな王国の姫君で、奥の男は王様という訳だ。
しばらく他愛のない話を続ける僕と彼女。突然、彼女が奥の男に声をかける。
「ねえお父さん、音楽かけてもいいでしょ?」
男はちらりとこちらを見やるだけ、だがその目は満足そうだ。
これも日課のひとつだ。彼女は店の奥に行き音楽をかける。
…古い映画の中の歌…『虹の彼方に』だ。彼女の一番のお気に入りだ。
今日はいつもより一分ほど彼女が戻ってくるのが遅かった。
戻って来た彼女は小さな硝子の小鉢を持っていた。それを僕に差し出して言う。
「食べてみて、昨日作ってみたのよ」
中身はサラダ、この野菜は…ああ、アーティチョークって言うんだっけ。
「すごく美味しいよ、これ」
「本当?気に入ってもらえて良かった」

突然、奥の男が立ち上がる。そして…店の外に出て、すぐに戻ってくる。
なんのことはない、「閉店」の看板を出しただけだ。
だが、僕に向かって「帰れ」などとは言わない。ただ、ちらりとこちらを
見やるだけ。さっきと同様、どことなく満足げな目で。
…音楽が変る。英仏海峡の上空で撃墜されたジャズマンの作った曲。
『ムーンライト・セレナーデ』…奥の男のお気に入りだ。
ふと、窓の外に目をやる。粉雪が舞い降りていた。
194Mr.名無しさん:02/12/16 23:42
>>193
街はもうすぐクリスマス。僕には無縁の話だが。
…しばらくご無沙汰にしていた日課を果たす為に店に向かう。
好きであの店から遠ざかっていた訳ではない。僕のような人間にも
給料を貰うには果たさねばならない義務がある、それだけだ。

店のドアを開ける。中には彼女と髭の男と…カウンターに一人の男の客。
歳は僕と同じくらいだろうか?彼女に随分熱を上げている様子らしいが…。
彼は熱心に彼女に語りかけていた。彼女はいつもと同じ笑顔だった。
いつもの席に座る僕。心の中は…暗い想いで一杯だった。
誰がどう見ても…向こうの方が僕より魅力ある男だ。
注文を取りに来たのも、コーヒーを持ってきたのも髭の店主だった。
普段は美味しく感じられるコーヒーも、今日は泥を啜っているのと同じだ。
僕には真似の出来ない才気あふれる会話を続けた後、カウンターの男は
帰っていった。彼女は…素敵な笑顔で店の奥にさがっていった。
僕は暗鬱な気分で支払いを済ませ店から出ようとした。すると…
店主が僕に向かって言った。
「君にその気があるのなら、イブの夜に店に来るといい」
…どういう意味だ?僕は店主の顔をまじまじと見た。
だが今日この時も、彼の顔からは何も窺えない。
先ほどの台詞の意味を説明する気も無さそうだ。僕は黙って店を出た。
195Mr.名無しさん:02/12/17 00:11
>>194
…行くまいと思ったが…結局来てしまった。
店には髭の店主しかいなかった。彼は僕に一言も無い。
そして彼女は影も形も無い。

一杯目のコーヒーを飲み終えようとした頃…あの男がやって来た。
店の中を見渡し…店主に声をかける。
「あの、彼女は?」
「ああ…何か用事があるって言ってたな。まあ、クリスマスイブだしな」
「用事ですか、なるほど…」
彼はすぐに店を出て行った。だが…僕には聞こえた。彼の舌打ちと
「ふん…街に出るか」という呟きが。
彼が二度とこの店に来る事は無いと言う事を僕は理解した。

三杯目のコーヒーを飲み終えた。もう帰ろう、そう思った。
彼女の姿はない。当然だろう。あんな素敵な娘がイブの夜に何も予定が
無いというほうがどうかしている。
だが、前のときのような暗い気分ではなかった。
支払いをしようとしたとき…店主が僕に向かって言った。
「待ちたまえよ、もうそろそろ出来上がるはずだから」
「出来上がるって…何がです?」

その時、店の奥から、あの声が聞こえてきた。
196Mr.名無しさん:02/12/17 00:23
>>195
「お待ちどうさま!思ったよりずっと時間がかかっちゃったっ」
彼女は手に大きな盆を持っていた。
盆の上には…ブッシュ・ド・ノエル、古いクリスマスのケーキ。
「うふふ…どう?美味しそうでしょ?」
「え、えっ…?」
僕は彼女を見、ケーキを見、そして店主を見た。
彼の目は、試験に合格した生徒を見る試験官のそれだった。
「…さあ、食べようじゃないか。冷たいシャンパンも用意してある。
娘のケーキの味は私が保証するぞ」
彼女は、満面の笑顔で僕を見つめていた。

外では粉雪が舞い降りていた。途切れることなく、いつまでも。

〜END
197Mr.名無しさん:02/12/17 00:50
>>192-196(・∀・)イイ!
198Mr.名無しさん:02/12/17 05:48
レベル高いな
199Mr.名無しさん:02/12/17 16:47
すごくいいけど良すぎて他の人が書き込みづらい罠
200Mr.名無しさん:02/12/17 21:05
200あげ
201Mr.名無しさん:02/12/17 21:06
201系中央快速
202Mr.名無しさん:02/12/17 21:07
想像力が豊かじゃないとついていけないスレだな
203Mr.名無しさん:02/12/17 21:08
203系千代田線
20462:02/12/17 22:25
>>192
正直負けました!面白かったです。

こないだは調子に乗っていらぬ展開にしてしまったので
次はもうちょっとクオリティーの
高い作品(妄想)を提供したいと思っております。
近々書きますのでよろしくお願いします。
205Mr.名無しさん:02/12/17 22:32

62先生の作品が読めるのはこのスレだけ!

62先生の次回作をお楽しみに・・・
206Mr.名無しさん:02/12/17 22:40
ワラタ
207Mr.名無しさん:02/12/17 23:25
ウケケ
208Mr.名無しさん:02/12/17 23:35
その昔「名無しさ」なんていうすごい物書きさんが
2ちゃんにいたっけ。
209Mr.名無しさん:02/12/17 23:52
誰か早く書いてよ
210DJてんちょ:02/12/17 23:53
女とメシ食ってたんだけど
女「てんちょー、昨日ね、男友達に告白されちゃってさ、、」
俺「あー、物好きな人もいるねえ」
女「何それーw」
(ここまで実話)
この時このコ実は俺のことが好きで、こんな事言って俺の反応
確かめてんのかなー、なんて電波妄想してしまいますた。
211Mr.名無しさん:02/12/17 23:59
続ききぼん。妄想でいいから
212DJてんちょ:02/12/18 00:00
ちょとまってね
213DJてんちょ:02/12/18 00:18
続き
女「あ、ねえ、、、付き合ったほうがいいかな?」
俺「いいんじゃない別に」
女「そうかな、、、あ、ホラてんちょお嫁さん欲しいとか言ってた
からさ、アタシに彼氏できたら困るかなーって思ったりしてーw」
俺「何だよ、お前に相手してもらうほど困ってないってーの」
女「ふんだ、彼氏できたらもう一緒にご飯食べてあげないもんねー」
俺「あーはいはい。彼氏できたらお前の暇つぶしに付き合わなくてすむよなー」
女「うるさい!!」
俺「何怒ってんだよ〜」

食事も終って彼女と別れる時
女「あ、あのね、あの、さっきの話なんだけどさ、やっぱり断る」
男「何だよ、いいヤツなんだろ。付き合ったらいいじゃん」
女「、、、、、もう!!私、私は何の感情も持ってない人とご飯食べたり
メールしたり、遊びに行ったりするほど暇じゃないのよ!」
俺「え、何、さっきから変だよ」
女「バカ!!いいわよ、もう!!!!」
走り去っていく女。


、、、、、、、、、、、、、、、、、ゴメン、さっきまで少女マンガ
読んでましたw
214Mr.名無しさん:02/12/18 00:44
あー、いい。
こういうゆるいのが好きだな。
もっとくらさい。
215Mr.名無しさん:02/12/18 06:00
面白いあげ。
216Mr.名無しさん:02/12/18 16:37
てんちょいいねー。

つかその子のことリアルで好きなんだろ?w
217Mr.名無しさん:02/12/18 16:39
おもろい
もっとプリーズ
218Mr.名無しさん:02/12/18 19:31
彼女がもうすぐやってくる
219Mr.名無しさん:02/12/18 19:32
いきなり炉まんこ
http://now.at/meko^Π^
220Mr.名無しさん:02/12/18 21:51
age
221Mr.名無しさん:02/12/18 23:39
仕事帰り、まっすぐに家に帰らず回り道をする、と言う事はないだろうか?
僕にはそんな習慣がある。大した距離ではないが、いつも回り道をする。
この習慣のお陰で、下らない店に立ち寄る事も全く無くなったし、仕事も
定時で上がれるように身を入れて行うようになった…。

…駅から、高台にある僕のアパートまで歩く。このあたりは昔は結構な高級
住宅地だったそうだが、今ではすっかり落ちぶれて「再開発計画」とやらの
対象地域になっている。まあ、そのお陰で僕のようなさえない独身男性が
住めるようになった訳ではあるが。
とは言え、かつての面影は、まだそこかしこに残っている。点在する古い洋館
などがそれだ。僕の回り道の目的地もそんな洋館の一つだ。

目的の家の前に辿り着く。普通の家よりは大きいが屋敷と呼ぶには小さすぎる。
あたりはすっかり暗くなり、人通りは全くない。門の前に立ち止まる僕。
…目的のものが始まった。家のなかからかぼそく聴こえて来るオルガンの音。
賛美歌のメロディが流れてくる。聴こえるのはいつでも賛美歌だ。
だれが弾いているのだろう…そんな事を考えながら毎日ここでオルガンに
耳をそばだてるのが習慣となってしまった。
ずばぬけて上手いとかいうのではないが…何故か惹き付けられてしまう。
だが、その日は勝手が違った。

気が付くと、僕のすぐ傍に一人の年老いた女性が立っていた。
いい感じに老いた感じのする老女が。彼女は僕に向かって言った。
「いつもここでオルガンを聴いてらっしゃいますね………どうです?
もしよろしければ、もっと近くでお聴きになりません?」

辺りは夕日に照らされて真っ赤だった。
窓からは、途切れることなくオルガンの音が流れ続けていた。
222Mr.名無しさん:02/12/18 23:56
>>221
家の中に通され…応接間らしき部屋に座らされた。
古めかしい、いささか古めかしすぎる部屋。壁も、天井も、調度品も…
全てがこの家の年齢を物語っていた。
ソファに座り込む僕の正面の壁には、邪龍を屠る聖ゲオルグの絵…。
夕日に照らされ、オルガンの音色に包まれたその絵は荘厳とさえ言える。
…何故、家の中に上がりこんでしまったのだろう?自分でもわからない。
煙草が吸いたい気分になったが、悲しいかな、灰皿だけがこの部屋になかった。

…老女がコーヒー茶碗を三つ、盆にのせてやって来た。
一つを僕の前に置き…「今、孫がやって来ますわ」とだけ言った。
気が付くと、オルガンの音は止んでいた。
コーヒーに手を伸ばそうとしたとき、部屋のドアが開いた。
入ってきたのは…僕と大差ない年齢の女性。ただ、僕とは違い育ちの良さを
はっきりと感じさせる女性。
…世俗の穢れを知らない、とでも言うのだろうか?
とても美しいが、雰囲気は修道女のような感じの女性だ。
彼女は嬉しそうに微笑んで言った。
「いつも…私のオルガンを聴いていらっしゃいますよね…?
毎日、窓から見えていましたわ………」
223Mr.名無しさん:02/12/19 00:15
>>222
今までは、道から見上げるだけだった場所に僕はいた。
正直、信じられない気分だ。自分がなぜここにいるのかがわからない。
だが、現実に彼女はオルガンの前に座って神を讃える曲を弾いていた。
老女は部屋の隅の安楽椅子に腰掛け孫娘と…そして間違いなく僕の事を
見つめていた。孫娘は愛情の篭った視線で、僕には…なにかを見定めるかの
ような視線で。
オルガンの前の聖女は一曲弾き終えるたびに僕の方を向いて不安そうに
微笑んだ。僕が賞賛の言葉を口にすると…喜びが不安に取って変った。

二人に暇乞いをしたときはすっかり暗くなっていた。
別れ際に老女が僕に向かって言った…。
また、孫娘に会いにきてやってはくれまいか?早くに両親を亡くした娘で
今まで自分が育ててきたが…歳の近い知り合いが皆無と言っていい娘なのだ。
もし良ければ…あなたが孫娘の最初の友人になってはくれまいか…?

僕は、了承の返事をしていた。自分でも驚いたことに…。
224Mr.名無しさん:02/12/19 00:50
>>223
…淋しい葬式だった。いや、淋しすぎると言っていい。
なにしろ参列者は僕と彼女だけだったのだ。
今、二人の目の前の小さな十字架に粉雪が降り積もっている…。

あれから一年ほどの時が流れた。そして、老女は天国に旅立って行った。
老女の病状等について医者と話し合ったのは、全部僕だった。
あのオルガンの聖女はそんな大仕事に耐えられるような精神状態では
なかったからだ。見舞いの時は老女の前で笑顔で居続けた彼女だったが、
高台の家に帰ると…僕の胸に顔を埋めて泣き続けた。
それが、この半年ばかりの彼女の日課だった………。

今日の彼女は泣いてはいなかった。気丈に、しっかりと立ち続けていた。
だが僕には分かってしまっていた。
彼女がどうしようもなく無理をしていることが…。
そして、あの老女が、自分のいなくなった後、彼女の傍に居てやれる人間を
探していたのだという事も…。

僕は…彼女を胸元に引き寄せ抱き締めていた…無意識の内に。

「………!」
「辛いんだろ…泣けよ、おもいっきり泣いて…忘れちまえよ…。
嫌な事、悲しい事、そんなもの全部をさ…」
「大丈夫…です、平…気…ですから…」
「平気じゃないだろ…。俺にぐらい、甘えて構わないんだよ?」
「………」

彼女は泣き続けた。僕の胸に顔を埋めて…静かに、長い長い間泣き続けた。
225Mr.名無しさん:02/12/19 00:59
>>224
…僕の生活にも変化が起こった。それは…帰りに回り道をしなくなった事だ。
いまではまっすぐに家に帰る日々だ。
帰るといってもアパートではない。オルガンのある高台の古い家だ。
帰ると、聖女様が素敵な笑顔で出迎えてくれる。
いまではもう、僕だけの聖女様だ。
コーヒーを啜りながら彼女のオルガンを聴いているのが、
今の僕の一番幸せなときだ………。

そうそう、僕の生活でもう一つ変ったことがある。
それは…煙草を吸わなくなったことだ。
なぜって、この家には灰皿が一つもないからだ。

〜END
グラスの中の深紅の液体が揺れ、彼女の細い喉元がゆっくりと動いた。
はぁ、と息をつく音。それとテーブルにグラスを置く音が重なった。
彼女が頬杖をつき、潤んだ瞳でこちらをじっと見つめる。
薄暗い部屋の照明の下でも彼女の顔が若干だが赤みがかっているのが確認できる。
私は鈍く光るナイフとフォークで大皿の七面鳥を切り分けながら聞いた。

「安いワインだったけど・・・随分気に入ったみたいだね。美味しい?」
「久しぶりにお酒呑んだからさあ。美味しくって」「そう。はい、これ」「ありがと」

腿肉の乗った小皿を手渡す。少しだけ指が触れた。その瞬間、私はこの部屋を流れる
ゆっくりとした暖かい空気を肌で感じた。寒く静かな聖夜の夜を過ごすにはとてもいい空気だ。

「ねえ、シャンパンも開けていい?」と上機嫌な様子で彼女が言う。
「いいけどさ。二人で飲み切れる量じゃないよ? ワインも残ってるし・・・」
もうすでに彼女は半笑いの状態でシャンパンの包装紙を破り始めている。

「あはは、これどうやって開けるのぉ?」「うわ!」私は慌てて手を伸ばし、
こちらに向けられたシャンパンの栓側をどかした。「はい、こっち向けない、危ないから」
「ああ〜、びびってるの? 臆病なんだね、案外」「・・・もしかしてもう酔ったのかい?」
「酔ってないよお!」彼女が口を尖らせて言った。あきらかに酔っている口調だ。 
再び栓側が私の方へ向く。「あれ・・・くそっ。これ硬いなあもう!」
「ちょ、ちょっと、それ、俺が開けるから、ね、危ないって」「だいじょうぶ! ほら!」

勢いのある破裂音が響いた。

シャンパンの栓は私の右のこめかみを掠め、後ろの壁に当り綺麗に撥ね返った。
「痛っ」 彼女が額を押さえテーブルに突っ伏した。くっくっと泣き笑いが漏れる。
「痛いよお、多分、おでこに跡ついたよお。ははは、あたし馬鹿だ。ははははは」

私はどうしたらいいかわからず、取り合えずシャンパンを新しい二つのグラスに注いだ。
「・・・呑む?」「・・・・・・うん、呑む」 涙目で小刻みに震えながら彼女はそう呟いた。

メリークリスマス。私と彼女。この夜がなるべく長く続きますように。
228Mr.名無しさん:02/12/19 02:02
こんな夜中だからこそ妄想の花は咲くのですよ兄さん
229DJてんちょ:02/12/19 07:03
213の続き

「なあ、待ってよ」
追って彼女の手をつかむ。
「いいわよ!もう、や、ちょっと、離して、離してよ」
「離す。離すから、話を聞いて。すこしだけでいい」
「、、、、わかったわよ」
「ごめん、、、その、気付かなくて。ほら、お前さ、好きな人の話とか俺
にしてくれて、それで俺も片思いのコの相談なんかしてさ、俺たち二人っ
てそんな雰囲気じゃなかったし、、、」
「私がキッパリ振られてどれだけたったと思ってるのよ。あの時落ち込ん
でた私を食事とか遊びに連れてってくれたよね。いつもすっごい付き合い
悪いのに。嬉しかった。一緒にいる時振られたことを忘れる事ができた、
一人でいる時もあなたのことを考えるようになった」

後半へつづく
230DJてんちょ:02/12/19 07:05
「俺も、、」
「え、」
「俺もそうだった。最初は元気になってくれたらそれでいいと思ってた。
でも笑ってくれるようになったとき、ずっと一緒にいれたらいいと思った」
「え、、ウソ、、」
「本当だ、今までずっと、、、って、え?」
「う、、えぐ、、、うえぇ、、」
「うわ、泣くなよこんな所で」
「、、ご、ゴメ、ホント、嬉しい、、」
「もう、、ホラ、泣き止めよ、、マジで」
「うん、、、やだ、、恥ずかしい、誰かに見られたらどうしよう、、」
「しかたねーなー、ほら」
彼女を抱き寄せる。
「うぎゅ、」
「ほら、しばらくこうしててやるから好きなだけ泣けよ」
「うん、ありがと、う、うぇ、、、嬉しい、うれしいよぉ、、」
「わかったよ、、、もう、これから素直になろうな、お互い」
「うん、そうだね」



、、、、、、、、、、、はい!少女マンガ読みすぎー>俺
>>216
あー、リアルではそのコとは全くそういう関係ではないです。
いやマジでw
231Mr.名無しさん:02/12/19 07:33
寒い朝だからこそ妄想の花は咲くのですよ兄さん
232Mr.名無しさん:02/12/19 12:17
age
233Mr.名無しさん:02/12/19 13:32
>>231
ルイージ!お前……ルイージなのかっ!
てっきりあの時、リンクに斬られて氏んだものだと…
234Mr.名無しさん:02/12/19 13:36
どなたか、会社の女の先輩とのドキドキする体験を書いてください。
おながいします。
235ケン:02/12/19 13:55
きっといい事があるよ(^_^)v
http://pink7.net/blon/
236Mr.名無しさん:02/12/19 13:57
>>234
忘年会で…(ry
237Mr.名無しさん:02/12/19 14:05
>>236
。   ∧_∧。゚
 ゚  (゚ ´Д`゚ )っ゚
   (つ   /
     |  (⌒)
    し⌒
    ...ウワァァァァン
238Mr.名無しさん:02/12/19 21:15
そろそろこのスレが稼動し始める時間だな・・・
239Mr.名無しさん:02/12/20 07:36
金曜日は妄想の日。
240Mr.名無しさん:02/12/20 09:58
むしろ金土の夜だな。
241Mr.名無しさん:02/12/20 14:14
>>238
稼動しなかたみたいねw
242Mr.名無しさん:02/12/20 20:18
最近、妄想が激しくて困る(*´д`*)
243Mr.名無しさん:02/12/20 20:46
>>242
晒して下さい。
244Mr.名無しさん:02/12/20 21:54
>>234

大学に入った時に始まった独り暮らしも、もう六年になる。それなりに上
手く生活できていると思ったのに、独りコタツでテレビを見ていたりする
とき、ふと寂しくてたまらなくなる。
そんな寂しさに、ココロがめげまくっていた俺は、会社の忘年会で柄にも
なくハイピッチでジョッキを空けつづけた。
会社でも無口な俺は、誰に構われるでもなく、ガンガンジョッキを空けつ
づける。普段は350cc缶でもヘロヘロなのに。

一次会が終わり、飲み屋の外に出るように幹事に促されているが、立つこ
とさえままならない状態だった。第一、意識を初めて手放しそうだった。
245Mr.名無しさん:02/12/20 21:56
>>244
ぼんやりと意識が戻ってきた時、TAXらしき車の後部座席で横になっていた。
「うっ、きもちわるい……はきそう」
急な吐き気に襲われて口元を押えたとき、頭上からやさしい声が降って来た。
「えっ、大丈夫?すぐ吐きたいの?」
俺は声のするほうに頭を動かし、声の主が○○先輩だとう事実に驚愕した。
しかし、驚愕しつつも、俺の胃は限界が迫ってくる。
「もうすぐで、あなたの家だけど、我慢できない?」
額をなでてくれる手の暖かさが心地いい。見上げた構図からして、頭の下は
○○先輩の太ももらしいが、堪能している余裕がない俺は、口元を押えつつ、
コクコク頷く。
車が止まり、○○先輩に両手を引っ張られるように車から降りた時、俺は自
分の胃を既に押えられる状態にはなかった。
246Mr.名無しさん:02/12/20 21:57
>>245
「げぇー」
俺の吐瀉物は○○先輩の足元を汚し、動転して咳き込んだ俺はさらにスカー
トやブラウスにまで飛沫をとばしてしまった。
「もうっ!」
○○先輩は俺の手を離しTAXへと歩いてゆく。
『もうだめだ、完全に嫌われた、よりによって憧れの人に吐きかけるなんて、
最低だ……俺って……』
吐くことで涙目になった視界は、さらに霞んでゆく。
『こんなことなら、忘年会なんかいかないで、2chの毒男板でくだまいてりゃ
よかった。相手にされないまでも、嫌われることなかった。』
TAXのドアが閉まり、走り去る車の音が聞こえる。
俺は年甲斐もなく、しっかり泣いていた。ホント、情けない。だめすぎる。
247Mr.名無しさん:02/12/20 21:58
>>246
「どうしたの、泣くほどのことじゃないでしょぉ?」
背中に触れられる気配と、先輩の声が俺を驚かせ、急いで顔を上げた。
「あぁ、ホントに大丈夫?」
ハンカチを出して俺の口元を拭きつつ、心配そうに覗き込んでくる。
その時、俺の中の何かが弾けて、先輩を抱きしめてしまった。いや、しがみ
付いてしまったというべきか。
「だって、俺、好きで、先輩優しいのに、服汚しちゃいうし、でも、ホント
にスキで、、ごめんなさい。許してください。」
なんだか、全然文章にならなかった。
「解った解った。少し落ち着こう?ね」
先輩がポンポンと背を優しく叩いてくれて、俺は益々涙が止まらなくなって
しまっていた。
248Mr.名無しさん:02/12/20 22:00
>>247
「今日は、本当に珍しいよねぇ」
泣きつづける俺に言い諭すように、優しく先輩が語りかけてくる。
「○○クンって、全然アルコール駄目なのに、物凄く飲んでたし、その上、
記憶なくなってたでしょ?TAX乗せる時騒いで大変だったんだからぁ」
嗚咽が収まってきても俺は、先輩にしがみついたままだった。
「好きだーとか、愛してるーとか、結婚してくれーとか、お酒の上で言うこ
とじゃないぞ、聞かされるほうも驚くよホント」
全く記憶がなくなっていたとき、俺はdでもなくヤバイことをしてしまって
いたようだった。
「……すみませんでした……でもっ」
さらに言い募ろうとした俺の言葉を先輩の言葉がさえぎる。
「大丈夫、チョット驚いただけだから、解ってるからね」
俺はショックで何も言えなかった。
「でも、ほんと、最近悩んでたようだったし、なんか困ったことでもあった
の?わたしでよかったら相談にのるよ。心配事もついでに吐いちゃえ」
明るく振舞ってくれている優しさに、つい俺は反射的に言ってしまっていた。
さらに情けない言葉を
249Mr.名無しさん:02/12/20 22:02
>>248
「……さびしかったんです」
「えっ?なに?声小さすぎるよ」
小さな俺の声は先輩の耳には届かなかったようで、俺はほっとした。
「ごめんなさい。心配をおかけしました。」
そして俺は先輩から離れ、気を付けのしせいから、深々と頭をさげた。
「もうしわけありませんでした。せめて俺の家で着替えていってくださいま
せんか?」
あんなに酔っていた意識は、ガンガンする頭だけをのこし、何処かへいって
しまった。
「そうさせてもうらおうと思ってた。ついでに、シャワーも貸してくれると
ありがたいけど、いい?」
「どうぞ、使っていってください。こちらです」
俺は回れ右をしてゆっくり歩き出そうとしたが、足がもつれて上手くあるけ
なかった。何処までも決まらない俺だ。
「あぶないなぁ、もう」
先輩は俺の左手を掴むと、腕の下を入り込み、肩を貸してくれたのだった。
250Mr.名無しさん:02/12/20 22:03
>>249
自宅につき、衣装ダンスから着られる物をとってもらうことと、風呂の場所
を教えたあと、俺は酷い頭痛にベットに横になってしまった。先輩を待って
いなきゃとおもったけど、だめだった。
「ほらほら、そんな格好で寝ると風邪ひくぞ」
しばらくして、シャワーを浴びた先輩が戻ってきた。
「ほんと、今日は珍しい○○クンばかり見るよ」
近づいてくる気配を感じたが、酷い頭痛で目を開けるのさえ億劫だった。
「すみません」
「あやまるのはもういいから、取り敢えず、汚れたものだけでも脱ごう?ね」
俺はシャツのボタンを外そうと手を動かして、先輩の手にぶつかった。
「あ、すみません」
「だから、謝るのはいいって、いいかげん怒るよ。どうせ、上手く脱げない
んでしょ?わたしが脱がせてあげるから、大人しくしてて。」
ボタンが外し終えられたシャツは、俺の体の下から刺し抜かれていった。
カチャカチャとベルトの外される音が聞こえる。
「ははっ、なんか、怪しいことしてるみたいだね。立場が逆なら、送りオオ
カミってヤツじゃない?ねぇ。よしっと、じゃぁ腰浮かせて」
どう見てもドキドキする状況なのに、俺は頭痛に苦しめられ、それど頃じゃ
なかった。
251Mr.名無しさん:02/12/20 22:05
>>250
「ほら、水のみなさい」
冷たいタオルが俺の額に乗せられ、同時に頬にコップが当てられた。
「ありがとうございます」
渡されたコップの水を飲むと、体にほんの少し清涼感が湧いてきた。
「ねぇ、○○クン。今日泊めてもらってもいい?なんか、このままかえるの
心配だよぉ」
「すみません。ご迷惑をおかけしてしまって」
「いいからいいから、眠るまで見ててあげるから、ゆっくりやすみなさい」
「あの、先輩」
「ん?」
「ご迷惑かけたお詫びに、明日何かご馳走させてください。あと、服も弁償
させてください」
「服はいいよ、どうせ安いものだし。それより、、、これって、もしかして、
デートのお誘いなの?」
「………すみません。そうです」
「そっか、じゃぁ、ご馳走になろっかなぁ。そのためにも早くよくなりなさ
いね。まぁ、明日から3連休だから、時間は有るけどね。」

『神様なんていないって思ってるけど、居たらお願いします。明日は二日酔
いにしないで下さい。せめて、24日には……』

おしまい
252Mr.名無しさん:02/12/20 22:09
ブラボー!!!
253244:02/12/20 22:10
自分から突っ込んでおきます。
ナゲーヨ、読む気にならん!もっと短く汁!
つーか、ぜんぜんハァハァしないし。

投稿終わって、読み返し、反省しております。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、先輩ごめんなさい。
254244:02/12/20 22:13
ゴメソついでにもう一つ、TAXじゃなくて、TAXIだろう!
税金に乗ってどうするんだよ。
公務員なら、TAXでTAXIに乗るかもしれんが……
255Mr.名無しさん:02/12/20 22:48
思わず引き込まれて、一気に読んじまったYO!
>>244やるなおめえ。
256Mr.名無しさん:02/12/20 23:45
せっくすがない。
257Mr.名無しさん:02/12/21 18:19
「俺も好きで一人でいるんじゃないんだよっ。」
そうはき捨てて小石を蹴るヨシオに言ってやった。
「さっきは私も言い過ぎたけど、その態度はないんじゃないの?」
ヨシオとはバイト仲間だ。一応、私が先輩である。まあ一週間だけだけど。
バイトあがりの時間が同じ日は、いつも二人でバカなことを言いながら
帰るのだが、今日は違った。
258Mr.名無しさん:02/12/21 18:37
「ヨシオー。もうすぐクリスマスじゃん。予定あるの?」
「はあ?日本人にクリスマスは関係ないんだよ。」
「ははーん。なーんにも無いのね。彼女いそうにないもんね。」
「うるせーんだよ。ブスッ!」
「何言ってんの?私はカワイイでーす。皆もそう言いまーす。」
「おまえの、そういうところが性格ブスなんだよっ!」
「シングルベル男に言われたくないね。」
259Mr.名無しさん:02/12/21 18:45
と、こんな様子で喧嘩になってしまったのだ。
駅まであと10分はある。無言はかなり辛い。
何より、冗談とはいえ、ヨシオを怒らせてしまったことに
どう対処したらいいのかわからないのだ。
本当はヨシオのことを好きなのに。
しばらく無言が続いたあと思い切って言ってみた。
「あ、あのさヨシオー。」
260Mr.名無しさん:02/12/21 18:51
「ヨシオー。さっきはゴメンナサイ。」
「ああ。いいよもう。」
「ほんとゴメン。」
「いいつってんじゃん!」
「怒んないでよ。」
私は何故か泣けてきた。子供のように涙が出るのだ。
泣きじゃくる私に動揺したのはヨシオのほうだった。
261Mr.名無しさん:02/12/21 19:03
「ごめん。ごめん。ごめん。ごめん。な、泣き止めよ。」
「うぐっ・・・・・。」
「何。何。何。なんだよおお?」
「うーっ・・・・・。」
「だだだだだ大丈夫。大丈夫。」
「ヨシオー。」
「なっなに?」
「私。ヨシオが好き。」
「えっ−!!」
それからは、もう恥ずかしくてヨシオの顔が見れなかった。

262Mr.名無しさん:02/12/21 20:03
女の妄想かよ
263Mr.名無しさん:02/12/21 20:33
   彡川川川三三三ミ〜  プウゥ〜ン
   川|川/  \|〜 ポワ〜ン    ________
  ‖|‖ ◎---◎|〜        /
  川川‖    3  ヽ〜      <現実の女のどこがいいわけ?
  川川   ∴)д(∴)〜       \________
  川川      〜 /〜 カタカタカタ
  川川‖    〜 /‖ _____
 川川川川___/‖  |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \ホモアニメ命_ |  |    |__|
  | \      |つ   |__|__/ /
  / ドキュソ氏ね | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕

   今週の名言「現実の女のどこがいいわけ?」
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1040287625/l50
264Mr.名無しさん:02/12/21 20:45
>>221
すげーいい。才能あるね。
265Mr.名無しさん:02/12/21 20:53
おいヲタク、メルの続編書けよ
266Mr.名無しさん:02/12/21 23:51
>>265
ちょっと待っとれ。
12時間ほど。
267Mr.名無しさん:02/12/22 10:54
妄想すると楽になる
268Mr.名無しさん:02/12/22 20:36
>>266
あと2時間半だぞ
269Mr.名無しさん:02/12/22 20:49
「ヨシオー。店長にばれるよお。」
「大丈夫。」
「で、でもお。」
ヨシオと付き合い始め、丁度一年になる。
当時優位に立っていた私だが、主導権はすっかり奪われてしまった。
「だめ。だめだよお。」
「・・・・・・・・。」
何も言わずに慣れた手付きでヨシオは私の下着を擦りおろす。
270Mr.名無しさん:02/12/22 20:59
私が教えてあげたのに。
すっかりヨシオは私を手中に収めてる。
「悔しー。」
「え。何が?」
「ヨシオだよお。」
「はあ?」
「うー・・・。」
この思いは絶対伝わらないだろうなあ。
271Mr.名無しさん:02/12/22 21:39
>>268
す、すんません。明日の朝にはなんとか。
272Mr.名無しさん:02/12/23 01:13
あああ
273Mr.名無しさん:02/12/23 07:55
朝になったわけだが・・・
274Mr.名無しさん:02/12/23 08:30
もういいぽ
275Mr.名無しさん:02/12/23 11:03
276Mr.名無しさん:02/12/23 11:58
>>244さん、ありがとうございます。とても堪能しました。
次はクリスマス編をおながいします。
277Mr.名無しさん:02/12/23 12:04
 猫耳娘のメルが、俺のアパートに居候を決め込んでから2週間が過ぎた。

 はじめは「雪が降ってるから一晩だけ」のつもりで泊めてやった彼女だが、今ではすっかり……。

「ほりゃっ!ご主人様!早く起きるにゃっ!」
「ううう……」
「まったく、3連休だからっていつまでもゴロゴロしてたらダメダメ人間鉄板大確定にゃ! 朝ごはんできてるから、さっさと食べるにゃ!」
「へいへい……」

と、この調子。これではどっちが偉いのかわからない。
軒を貸して母屋を取られるとはこのことか(ちょっと違う)。

てなわけで、布団から這い出し、すぐ横にあるコタツにもぐりこむ。
すると、メルが「朝飯」を持ってきてくれた。
メニューは毎朝一緒。シーチキンをはさんだ食パンと紙パックの牛乳だ。
 メルの居候初日はこれに目玉焼きもついたのだが、危うくメル本人(本猫?)が焼き猫になるところだったので、翌日からガスコンロを使用禁止にした。

「いたらきま〜ふ……」
「どーぞめしあがにゃ!」
278Mr.名無しさん:02/12/23 12:06
>>277の続きにゃ

メルは、コタツの天板にひじをついて、パンをかじる俺をじっと見ている。
「………」

「ふぉ、ふぉひは?(ど、どした?)」
俺はパンをほおばったまま聞いた。

「別になんでもないにゃ。ただ、しあわせをかみしめてるにゃ」
「ひははへ?(しあわせ?)」
「そうにゃ。愛する人に手料理を食べてもらう。
 これはおにゃのこには、とってもしあわせなことなのにゃ」

「ぶはっ!!」
俺は思わず口の中につまってるパンを吹き出してしまった。
「にゃぁっ!!!」
パンとシーチキンのかけらをもろに浴びたメルが悲鳴をあげる。
「ひ! ひどいにゃ! 何するにゃ!」
「あ、ご、ごめん…って、それはともかく!
  どこでそんなセリフ覚えてきたんだっ!
 つーか『愛する人』ってなんだ!『愛する人』って!!」
「ご主人様にゃ」
「そんなセリフ使うにゃ10年早い!」
「そ、そんな……ひどい」メルが、顔中シーチキンだらけで言う。
「ご、ご主人さまは、メルのこと愛してないにゃ!?」
なんだか、目がうるうるしている。

「……お前、また変なドラマ見たか変なマンガ読んだかしただろ」
「にゃあっ! 変じゃないにゃ! あのドラマはいいものにゃ!」
……やはり。
279Mr.名無しさん:02/12/23 12:09
>>278の続きにゃ

とまぁ、そんないつものドタバタホームコメディをやらかしているときだった。
ガラガラっと、窓の開く音がして
「クククク……メルよ、ラブラブだニャーゴ? しあわせそうだニャーゴ?」と、
女の声が聞こえた。

「そ、その声にゃ!」メルがシーチキンまみれでコタツにはいったまま、
窓の方を向く。

「クククク…そのとおり。ワタシだニャーゴ。リンだニャーゴ」
窓から部屋の中をのぞき込んでいるのは、赤い髪をショートカットにした、
ツリ目の猫耳娘だった。
「リン…どうしてここにゃ…」メルが肉球のついたこぶしをぐっと握る。
どうやら、二人の間には何か因縁があったようだ。

「クククククク……なに、ちょっと話をしにきただけニャーゴ。
 ……ところで、メルのご主人」
「な、なんだ?」
「ワタシもコタツに入っていいニャーゴ?」
「……あ、ああ。どうぞ」
「ほんじゃ、ちょっくら失礼するニャーゴ。どっこいニャーゴっと」
リンと呼ばれた猫耳娘は、窓枠を乗り越えて部屋のなかに入ってきた。
窓から顔だけをのぞかせた状態ではわからなかったが、
リンは身長はそれほど高くないものの、かなりの巨乳の持ち主だった。

むしろ爆乳といってもよかった。

リンは爆乳をゆさゆさとゆらしながら「ニャーゴっ!」と
コタツにすっぽりもぐりこんだ。
280Mr.名無しさん:02/12/23 12:12
>>279の続きにゃ

「にゃぁっ!布団持ち上げたら風がはいってくるにゃ!
 もっとしずかに入るにゃ!」メルが抗議の声を上げる。

「うるさいにゃっ!」と、リンも言い返す。
が、すぐにツリ目を糸のように細め、ゴロゴロとのどをならしはじめた。
「ゴロゴロニャ〜ゴ。やっぱり猫にはコタツが一番ニャ〜〜ゴ。
 天国ニャ〜〜〜ゴ」

「……あんた、何しにきたにゃ」メルもあきれたようだ。

「あ、そうだったニャーゴ。話をもどすニャーゴ。
 クククク…メルよ、お前らしくない生活ニャーゴ。
 『ワイルドニャンチ』のサブリーダーとして、
 十条銀座から大山ハッピーロードまでの魚屋を震えあがらせた
 マイラ・メル・ニャーリーと同一猫とは思えないニャーゴ」

「昔のことにゃ。今のあたしには関係ないにゃ」
「アンタが忘れたくても!こっちには忘れられないニャーゴ!
 アンタの裏切りのおかげでひどい目にあわされたワタシたちには!」
コタツに入ったままリンが怒鳴る。

それを聞いたメルは、ビクっ!と小さく身をふるわせた。
「ご、誤解にゃ」
281Mr.名無しさん:02/12/23 12:15
>>280の続きにゃ

「何が誤解ニャーゴ…まあいい。
今回はあいさつだけニャーゴ。
いずれ、アンタにはきっちりお礼をさせてもらうニャーゴ」
「………」メルの顔が曇る。
「猫耳を洗ってまってるニャーゴ。あ、ところでご主人」
「な、なんだ?」

「もう少しコタツであったまってもいいニャーゴ?」
「あ、ああ…かまわないけど」
「ニャ〜〜〜ゴ♪ リンたんうれしいニャ〜〜〜〜ゴ」

……な、なんだかなぁ…この猫は…。

それはともかく、なんだか大事件の予感……
いったい俺たち、どうなるの!?

「あったかニャ〜〜〜〜ゴ♪」
「いいかげんにするにゃ!」

                  おしまいにゃ!
282Mr.名無しさん:02/12/23 12:39
昔、語尾に必ず「ニャ」をつける
超デブス女と付き合ってたので
これ読むと吐き気がする。
283Mr.名無しさん:02/12/23 13:03
>>282
まぁ、そう言わずに、妄想スレらしく「ニャ」は「にょ」に変換するとかしてマターリしる!
284Mr.名無しさん:02/12/23 14:53
リアルでいるのか、そんな女?
285Mr.名無しさん:02/12/23 18:08
ここは妄想スレですよ。。。
286Mr.名無しさん:02/12/23 18:59
>>282
つーか、なんでそんな女と付き合ったんだ?
287Mr.名無しさん:02/12/23 19:08
>>286
>>282が超デブサイク男だから
288Mr.名無しさん:02/12/23 23:01
メルたんハァハァハァハァハァハァハァハァ
289Mr.名無しさん:02/12/24 00:05
>>276
神は死んだ。そう著書に書き記したのはニーチェだったろうか。
思えば、彼もまた生涯独身で、ついには狂気に見入られた悲しい
ヤツだ。

結局、神に願いが届くこともなく、俺は風邪を併発したらしく
3日間をダウンしたままベッドの中でウンウンと苦しみつづける
ことになってしまった。

でもそれを苦しいと感じることはなかった。
だって、俺の人生で経験がないほど心が満ち足り、未来に恐怖や
絶望より、希望を抱けるそうな時間を持つことができたのだもの。
そう、俺は先輩に看病されつづけていたのだ。
290Mr.名無しさん:02/12/24 00:07
>>289
「○○先輩、申し訳ありませんでした。御礼をするどころか、折角の
連休を俺なんかのために台無しにしてしまって、、、」
三連休も最後の日の午後になってようやく起き上がれるようになって、
今はこうして先輩と珈琲を飲みながらコタツで向かい合っている。
「だぁ、もう!いいかげんホントに怒るよ。○○クンは、具合が
悪かった。私は看病がしたいと思った。それだけのことでしょ?」
「先輩、それは要約のしすぎです。あの日、俺本当にバカだった
んです。なんか、ケヤになってたというか、ホント反省しています。」
俺は自分の浅慮な行動で、先輩の時間を拘束したことを、嬉しいと
思うと同時に恥じてもいた。
291Mr.名無しさん:02/12/24 00:08
>>290
「そう?反省しているなら、反省ついてでに何故ヤケになってた
のか、私に言ってみない?それくらいは教えてもらえるよね?」
迷惑をかけた俺としては、その原因の説明義務があるような気がした。
でも、はっきり言って弱音以外の何物でもない理由を説明するのは
酷くためらわれた。軽蔑されるんじゃないか?そう恐怖する反面、
○○先輩に許容し受け入れて欲しいという女々しさもあった。
「ほらほら、しゃべっちゃえ、しゃべって楽になっちゃいなさい。」
○○先輩は努めて明るく俺を促していた。
「い、いや、あれは、とても情けない話なので、、、、、」
俺は言い逃れようとしたが、その時○○先輩の顔つきが険しいものにな
った。
292Mr.名無しさん:02/12/24 00:09
>>291
「じゃぁ、質問を変えるね。あの日私に好きだって言ったことは覚え
ている?」
俺は先輩の目を見たままうなずいた。
「そう、なら、あの言葉は私に言った言葉だった?」
「えっ?」
「それとも、寂しさを紛らわせるために、女性なら誰でもよかった言
葉だった?」
俺は息を飲んだ。あの言葉は聞こえなかったんじゃない、聞き流して
もらったんだ。
「○○先輩、それは誤解です。俺は、先輩に、間違いなく先輩に言い
ました。女性なら誰でもよかったなんてこと、少しもありません。」
先輩の顔が、すっと和んだものになった。
「なら、話せるでしょ?人間だもの、時には弱音を吐きたくなるよ。」
もう、俺に否はなかった。
293Mr.名無しさん:02/12/24 00:09
>>292
バカみたいに、本当にバカみたいに、俺は自分が情けないということを、
自分が価値のない人間かということを、親や友人にさえ言ったことがな
く、唯一2chでだけ書いた事があることを、ずーっとしゃべり続けた。
○○先輩は真剣に眼を見て聞きつづけてくれた。といっても、俺は伏目
がちで話していたから、顔を上げると目が合ったということだけれど。
気が付くと、先輩は俺を後ろから左手で抱くようにして、右手で俺の頭
をなでてくれていた。
人のぬくもりが、鼓動が、こんなにも安らぎを与えてくれるなんて、俺
は全然知らなかった。
「私と歩んでゆこう、楽しくなるように、歩んでいこうね。」
先輩の声は何処までも優しげだった。
俺の耳には、バカな男の嗚咽が聞こえていた。
294Mr.名無しさん:02/12/24 00:12
>>293
俺は、ドンキホーテだった。風車ではなく、俺以外の人間を敵視し、戦
っているつもりだった。そして、敗れ、人生と未来から夢を喪失していた。
今、井戸のそこに手が差し伸べられた。明るい場所から、差し伸べられた。
俺は今、○○先輩を通して許された自分を感じている。

俺は振り返り、先輩を少々強引に抱き寄せ、恐る恐るくちづけをした。
暖かく、やわらかで、先輩の慈愛に満たされた気がした。

もう、俺は自分を恥じることをしない。俺の過去を恥じることをしない。
○○先輩との未来を誇りあるものとするために。

「○○先輩」
「なに?」
「明日、会社休みたいんですが、いいでしょうか?」
「それは課長に聞いて。明日は私も休むから」

これが、今年のクリスマスの俺に起こった全ての出来事だった。
295Mr.名無しさん:02/12/24 12:42
296Mr.名無しさん:02/12/24 14:04
>>289
イイ! が、勃起してもその行き場がないよ・・・
297Mr.名無しさん:02/12/24 14:04
クリスマスでーとしてます
298七氏 ◆1t8kcuhTbA :02/12/24 14:09
クリスマス、プレゼントを朝までに配り終えられなかった萌え少女サンタが
罰として来年のクリスマスまでサンタの国に帰れなくなり毒男の俺の家に同居。
299Mr.名無しさん:02/12/24 14:13
さっきコンビニ行ったら、帰り道で女の子が泣きながら歩いてた。
どうしたのって声かけたら、いきなり抱きついてきて大泣き。どうやら
彼氏に振られたらしい・・・

なだめながらしばらく一緒に歩いて、公園のベンチで話をしたよ。
彼氏いるの?って聞かれて、独りでクリスマスだよって答えたら、
わたしと一緒に過ごそうよ、って言ってくれた。今夜は楽しく過ごせそうだ。
3002 ◆nIs.QHheWo :02/12/24 14:29
300
301七氏 ◆1t8kcuhTbA :02/12/24 14:31
>>300
さっきから200とか300とかやってるけど楽しいの?
302Mr.名無しさん:02/12/24 19:05
>>289
漏れ、えっちぃの苦手なんだよね。
だって、防衛ライン-Cを攻略したこと無いし。
過去何度か防衛ライン-Bまで攻略したものの、
防衛ライン-C目前で敵軍の反撃に転進を余儀なくされている。
我軍はケテーイ力不足!

しかたない、性夜だし妄想してみようかなぁ。
303Mr.名無しさん:02/12/24 19:05
( ´_ゝ`)フーン
304Mr.名無しさん:02/12/24 19:09
敵防衛ラインに取り付くのはおろか
接敵すらしたことがありませんが何か?
305302:02/12/24 19:14
>>302
>>289>>296の間違いっすね。
先輩、やっぱ漏れ、なにをやっても駄目っす。
306 :02/12/24 19:17
クリスマス
 童貞達が
   夢の跡

307 :02/12/24 19:20
おまえら暇なんだからもっとおもしれぇこと書けやヴぉけ!
308Mr.名無しさん:02/12/24 20:04
>>307
し、しろうさぎ(ボソ






・・・・・・・・・・・・尾も白い
309Mr.名無しさん:02/12/24 20:25
削除人???
310Mr.名無しさん:02/12/24 22:32
メルたんのクリスマスストーリーはまだでしかっ?
311Mr.名無しさん:02/12/24 22:42
メルたんの作者の奴は、どうせ今頃リアル彼女とセクースしてるんだろうがよ けっ
312Mr.名無しさん:02/12/24 22:46
>>311
んなわけねーだろ
まだ仕事してんだよ(号泣
313Mr.名無しさん:02/12/24 22:49
リンたんもご主人様のところに居着くんですか?
そしてもう一匹もやって来て居候ラブコメお約束の三人体制になるんですか?
314dai ◆6VCrAmgzvI :02/12/24 22:57
今日はミニスカサンタの可愛いねえちゃんとマターリシャンパン飲んで
過ごすのさ。
315Mr.名無しさん:02/12/24 22:59
布団にはいってからの、モーソータイムが、
おいらの、本当のクリスマス(w
316Mr.名無しさん:02/12/24 23:24
メルたんの作者は仕事終わりますたか?
早く続きを・・・。
317Mr.名無しさん:02/12/25 05:24
>>205
一連の妄想は、すこしは実体験が参考になってるの?
100%妄想だったらすごすぎ。妄想力4段。師範代師範だな。
318Mr.名無しさん:02/12/25 05:24
間違えた。>>305ね。
319Mr.名無しさん:02/12/25 13:40
「クリスマスイブ…それは恋人たちの聖なる夜にゃ。
 そんな熱〜い夜をすごしたあたしとご主人様の前に…」

「何が熱い夜だよ」

「にゃっ!ご主人様はだまってるにゃ!
 それはともかく、
あたしたちの前にまたもやあのリンが現れたにゃ!
 今回はなにやらろくでもないことを
 たくらんでるみたいにゃけど…
 愛するご主人様は、あたしが守るにゃ!」

「なんだかなぁ……」

次回の「めるてぃ メル」は
「地獄!? 極楽!! 子猫責めにゃ!」

チャンネルはきまったにゃ
320Mr.名無しさん:02/12/25 14:36
次回予告まで(w
321305:02/12/25 18:36
(´-`)oO(妄想師範代師範(wって、なんかプチ鬱。なんでだろ?)
322Mr.名無しさん:02/12/25 18:42
?????
323Mr.名無しさん:02/12/25 18:42
(´-`)oO()
これ使ってる奴って一人?
324Mr.名無しさん:02/12/25 18:46
(´-`)oO(なんでだろ?って2chの何処にでもあるのに、なんでだろ?)
325Mr.名無しさん:02/12/25 22:17
 街からはクリスマスの喧騒も消え去りつつある12月25日の深夜。
とある街角で一人の猫耳娘がほくそえんでいた。
 よれよれのレインコートを着込み、
冬の夜だというのにサングラスをかけたその姿は、たまらなく怪しい。

「クククククク……復讐ニャーゴ。
 仲間を魚屋の親父に密告したメルのやつに、きょうこそ復讐してやるのニャーゴ」
 もちろん、誰も彼女の話を聞くものはない。完全な独り言である。

「このワタシの完璧な計画で、メルからあったか〜いねぐらを奪い取り、
 もとのノラ生活にほおりだしてやるにゃ! 
 そしてそして、その代わりに、ワタシがあったか〜いコタツのある
 ヌクヌクらぶらぶ生活をゲットするのニャーゴ!見るがいい!
 こんなこともあろうかと入手しておいた秘密兵器ニャーゴ!」

彼女はそう叫ぶと、コートをばっ!と脱ぎ捨てた。

そして…。

**********************

サブタイトル
「地獄!? 極楽!! 子猫責めにゃ!」

**********************
326Mr.名無しさん:02/12/25 22:18
>>325のつづきにゃ!

「ここからは、いつもの一人称でお送りしますにゃ」
「誰に話してんだ?」

 俺がコタツに入ってテレビを見ていると、横でやっぱりコタツに入っているメルが言った。
「ご主人様ぁ。昨夜はプレゼントありがとにゃ」
「ん?ああ。あんなんでよければ」
ちなみに、プレゼントはリボンをかけたアジブライ2枚だった。
……ほかにメルの欲しがるものが思いつかなかったのだ。

「う、うん。とってもおいしかったにゃ!そ、それでね?ご主人様ぁ……」
「ん?」
メルが、なんだかもじもじしている。
「あ、あたしのプレゼントは…気に入ってもらえたかにゃ?」

……は?
「……プレゼント??」
「そうにゃ……」

???????????????????
覚えがない…
「あのさぁ…、俺、プレゼントなんかもらったっけ?」
それを聞いたメルはガバっ!とコタツ布団を跳ね除けてたちあがり、
シッポをピンと逆立てた
「にゃぁっ!!!覚えてないのかにゃ!!!」
「ご、ご、ごめんなさい……」メルのあまりの剣幕に、たじろく俺。
でも…そんなものもらった覚えは……。
327Mr.名無しさん:02/12/25 22:19
>>326のつづきにゃ!

「ひどいにゃ!あんまりにゃ!許せないにゃ!」
それを聞いたメルの怒りはさらにヒートアップ。
これからクリスマスの惨劇が幕を開けようとした、
その瞬間だった。外から窓をたたく音がした。
「ご主人…ニャ〜ゴ」

「ちょ、ちょっとタンマ!誰か来た!」
「はぁ?」
「ご主人〜寒いニャゴ〜早く開けてニャゴ〜」
……あの、リンとかいうノラ猫耳娘の声だ。
メルもそれに気づいたらしい。

「あんなヤツは、ほっとけばいいにゃ!
 それより今はあたしたちの問題をどうにかするにゃ!」
「で、でもほら!風邪でもひいたらかわいそうだし!」
「は、早く中に入れてニャゴ〜」

「い、いま開けるぞ〜」
俺は、とにかくその場を逃れたい一心で、窓にかけより、鍵を外した。
「ちょ、ちょうどいいところに!早く中に入って!」
328Mr.名無しさん:02/12/25 22:21
>>327のつづきにゃ!

「ニャゴッっ!!」
そういって、あたふたと、なんか妙にせっぱつまった感じで窓からリンがすべりこんできた。
そのリンの姿を見て、俺たちはおもわずケンカも忘れて唖然としてしまった。

そのカッコは……「はだかリボン」としか形容できないものだった。
リンの巨大な胸と大事な部分だけを赤くて細長い布きれが覆い、
その布切れが胸の前でちょうちょ結びになっている。

そう。ちょうどこんな格好だった。↓
http://www.e-silk.jp/cam/Xmascam.html
(消えちゃうかも知れないから早くみるにゃ!)

これが、普通の状態だったら、もう辛抱たまらんほど色っぽいカッコだったに違いない。
ましてや、相手はスタイルバツグンのリンだ。

……が、今はすっかり冷え切って全身青白くなったリンが、
胎児のようなかっこでちぢこまってガタガタ震え、全身に鳥肌を立て、
おまけに唇はすっかり紫色という異様な状況。とてもじゃないが興奮するどころじゃない。
329Mr.名無しさん:02/12/25 22:22
>>328のつづきにゃ!

「リ、リン……だいじょうぶか!?」俺は、とりあえず自分の着ていた半天を
震えているリンにかけ、コタツに入れてやった。
「あ、ありがとニャーゴ……」
「と、とりあえず、これを飲むにゃ、あったまるにゃ!」と、
メルは自分の前にあったホットミルクをリンに差し出す。
「ああ……あったかいニャーゴ……」リンは大事そうにマグカップを両手でうけとり、
ずずずずっとミルクをすすった。
もちろん、メルが飲んでたんだから、ミルクの温度はネコ舌でも平気なぐらいのぬるさだ。

「はぁ……」ミルクを飲み終えたリンは、どうやら少しは落ち着いたようだ。
顔にも、なんだか赤みが戻ってきた。

「……で、なんでそんなかっこで外をあるいてたんだ?」
俺は、一番気になってることをリンにたずねた。
「そ、それはニャーゴ……」リンが口ごもる。
「白状しないと、コタツの電源を切るにゃ」
「わ、わ、わかったにゃ!白状するにゃ!それは……復讐計画のためニャーゴ!!!」
330Mr.名無しさん:02/12/25 22:24
>>329のつづきにゃ!

「ふくしゅぅ〜?」俺とメルが思わずハモった。

「そう!にっくきメルに復讐をはたし、
 同時にワタシがヌクヌクらぶらぶな生活をゲットだニャ〜ゴ!という、
 すばらしい計画ニャーゴ!」

「……聞きたくにゃいけど一応聞いてやるにゃ。どんな計画にゃ」
「ふふふふ……聞いておどろくニャーゴ! 
 1)このワタシのせくしぃなぼでぇで、お前の大事なご主人をトリコにする!
 2)お前をこの家から追い出し、元のノラに逆戻りさせる!
 3)ワタシがこの家で、ご主人とのヌクヌク生活をエンジョイ! 
 そのために、こんなこともあろうかと入手しておいた、
 せくしぃだいなまいつな下着を着てきたのニャーゴ!」

「……で、そのカッコで外歩いてきたのか」俺は思わず聞き返す。

「ま、まあ、途中まではコート着てきたニャーゴ。
 でも、なんとなく勢いで……それはそうとご主人様ぁ」
リンが急に甘ったるい声をだし、すっくと立ち上がる。
そして、羽織っていた俺の半天を、はらっと畳の上に落とした。

「せくしぃだいなまいつ」な下着につつまれた、
リンの胸ドドドーン!ウェスト、キュキュッ! 尻、ポーン!なボディがあらわになる。

俺は思わず息を呑んだ。
331Mr.名無しさん:02/12/25 22:25
>>330のつづきにゃ!

「今夜はぁ…ワタシが思いっきり、サービスしてあげますニャ〜ゴ…」
リンがコタツを乗り越えて迫ってくる。
爆乳が目の前でゆさゆさと重そうに揺れた。

「にゃーーーーっ!あたしのご主人様になにするにゃ!」

「違うニャーゴ…ご主人様は、いまから、あたしのニャ〜ゴ」
そういってリンは、俺の首に両手を回し、思いっきり胸のほうに引き寄せた。
俺の視界がやわらかく、弾力もあって、あったかくて、すべすべして、いい匂いのする
2つの物体にさえぎられた。呼吸もできないが、そんなことはささいな問題だ。
なんだか、遠くの方で誰かがドタバタやってるような気もするが、そんなこともどうでもいい。
ズボンの中ではジュニアが痛いほどにおはようさんしている。

「ご・しゅ・じ・ん・さ・まぁ。ワタシからのクリスマスプレゼントは、このワ・タ・シ、ニャ〜ゴ。
 ……早く、リボンをほどいて欲しいニャ〜ゴ」

……俺の手は、もう大脳の命令とはまったく関係なく、
胸のリボンの結び目の方へと伸びていった。

そのときだった。
332Mr.名無しさん:02/12/25 22:26
>>331のつづきにゃ!

「にゃああああああっ!!!ご主人様は、誰にもわたさないにゃぁっ!!!!」
メルがそう叫んで、俺たちに思いっきりバケツの水をひっかけた!!

「うぎゃあああっ!!!!」
「にゃああああああごっ!!!」
俺たちは同時に思いっきり悲鳴をあげた。

「ご、ご、ご主人様は、ご主人様はメル専用にゃーーーーっ!」
メルが、怒りにわなわなと身を震わせながら、俺たちの前に仁王立ちしている。
目には、涙がいっぱいたまっていた。

リンもまた、全身に怒りをみなぎらせ、メルの前にたちはだかる。
「誰がそんなこときめたニャーゴ!何時何分何十秒!地球が何回まわったとき!」
むちゃな質問だった。
333Mr.名無しさん:02/12/25 22:28
>>332のつづきにゃ!

が、メルは「時間はきょうの午前1時13分52秒!」と
すらすらと答え、そして衝撃的な一言をつけくわえた。
「メルがご主人様に『はじめて』をあげたときにゃーーーーーっ!!!」

……はい?

………

「な、なんですとーーーーーっ!!??」
またもや、俺とリンの声がハモる。

「だから、だから、メルはもうご主人様のものにゃ!
 ご主人様もメルのものにゃ!リンなんかにゃあげないにゃ!
 あげないのにゃーーー!うわああああああん!!!」
メルは、そう一気にまくしたてると、手放しで泣き出した。

あとはもう、とにかく彼女を泣き止ませるのに、リンも俺もてんてこまいだった……。
もちろん、ジュニアもすっかりお休みなさいだ。
334Mr.名無しさん:02/12/25 22:29
>>333のつづきにゃ!

*********************
一夜開けて翌日。
ゆうべ、結局リンを我が家にとめてやったのはよかったのだが、
あまりにナニな格好で外を歩いていたのと、思いっきり水をかぶったので、
どうやら風邪をひいてしまったようだ。
もちろん、リンと一緒の布団でねていたメルにも風邪がうつってる。

俺は台所で、寝袋広げて寝てたおかげで無事だったのだが、
彼女たちの看病をするために仕事を休むハメになった。

で、俺が、2人のためにおかゆを作ってやろうと買出しに行って、帰ってきたときだ。
そっとドアを開けると、こんな会話が聞こえてきた。

「……なぁ…メル。おまえ、ほんとにご主人様には、は、『はぢめて』をあげたのニャーゴ」
「もちろんにゃ!」
「ど、ど、どんなふうにしたニャーゴ?」
「どんなって…ご主人様が気持ちよさそうに寝てたからにゃ…」
「ハァハァ」
「上にのしかかってぇ……」
「ハァハァ!す、すごい!大胆すぎるニャーゴ!」
「ぶちゅ〜〜〜ってしたにゃ!」
335Mr.名無しさん:02/12/25 22:31
>>334のつづきにゃ! 

…………は?

「ハァ?ぶちゅ〜、ニャーゴ?そ、そんな音がするものだったニャーゴ……
 やはり経験者のいうことは違うニャーゴ……」
「??? ちっすは、昔からぶちゅぅ〜に決まってるにゃ?」
「は???」
「は?じゃないにゃメルの『ふぁ〜すとちっす』にゃ。
 愛するご主人様へのクリスマスプレゼントだったにゃ! 
 でも、ご主人様は気づいてないにゃ! むかつくにゃ!」

「ちょ、ちょっと待つニャーゴ!?お前のいう『はぢめて』って…キスのことニャーゴ??」
「そうにゃ?」
「……は、はははははは、な、なーんだ、
 ワタシはてっきり……メルに先を越されたかと…ははははははは」
「は?どうしたにゃ?」
「な〜んでもないニャ〜ゴ。ワタしゃもう寝るニャ〜ゴ。おやすみニャ〜ゴ」
「?????」

……なるほどね…昨日言ってたプレゼントって、そういうことだったのか……。
俺は、メルに一言あやまろうと思って、二人が寝ている部屋の戸を開けた。
 すると目に飛び込んできたのは、肩をよせあって、
幸せそうに寝息をたてているメルとリンだった。
俺は、メルの傍らに、そっとひざをつくと、おでこに優しくキスをした。

誰かにキスをしたのは、これが初めてだった。メルの「プレゼント」は別にして。
「ごめんな…メル」。
「むにゃ…ご主人様ぁ……」
俺の声が聞こえたのか聞こえなかったのか、メルが目を閉じたまま、にっこりと微笑んだ。

                         おしまいにゃ!
336Mr.名無しさん:02/12/25 22:58
語尾萌えは無理だ。
ついでにメイド系の萌えも。
337Mr.名無しさん:02/12/25 23:00
いやいや、中々の妄想電波だったよ。
このスレでメルのが一番好きだし
338Mr.名無しさん:02/12/25 23:18
ブラボー!!
文才あるなあ。
339Mr.名無しさん:02/12/26 00:04
・・・狂ってる
340Mr.名無しさん:02/12/26 00:08
女性会員60%突破につき男性会員緊急募集中!
現在女性掲示板はパンパン状態です。
不倫なんかも気軽にできますよ!

http://www.39001.com/cgi-bin/cpc/gateway.cgi?id=noscrubs
341Mr.名無しさん:02/12/26 12:15
342Mr.名無しさん:02/12/26 14:18
そのままアニメの脚本になりそうだな。
343Mr.名無しさん:02/12/27 17:00
保守
344Mr.名無しさん:02/12/27 19:20
みんなもっと妄想すれ
345Mr.名無しさん:02/12/27 22:52
3pしますた
346Mr.名無しさん:02/12/27 23:55
メルたんとご主人様の、夜の愛の営みの話はないの?
347Mr.名無しさん:02/12/28 11:12
>>346
あるとすりゃ、最終回の1話か2話前ぐらいじゃないか?
348Mr.名無しさん:02/12/28 22:51
あげ
349Mr.名無しさん:02/12/29 00:01
ねこタンが遊びに来た。
350Mr.名無しさん:02/12/29 12:18
獣姦か・・・
351Mr.名無しさん:02/12/29 15:25
アゲ
352Mr.名無しさん:02/12/29 23:53
更にあげ
353Mr.名無しさん:02/12/30 00:23
明日はデートだー
映画何見るか考えておこっと♪
354Mr.名無しさん:02/12/30 14:01
やっぱゴジラVSメカゴジラだろ
355Mr.名無しさん:02/12/30 22:43
【妄想】  脳  内  自  分  【幸せ】
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1039164426/l50

どちらかに統一しないか?
356Mr.名無しさん:02/12/30 23:59
こっちは長文てことでいいでしょ。
357Mr.名無しさん:02/12/31 22:11
お正月だよ妄想祭り期待age
358Mr.名無しさん:03/01/01 10:59
メルたん・・・・
359名無しさん:03/01/02 19:40
                         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Λ_Λ  | 君さぁ こんなスレッド立てるから          |
( ´∀`)< 厨房って言われちゃうんだよ             |
( ΛΛ つ >―――――――――――――――――――‐<
 ( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて         |
 /つつ  | いないんだからさっさと回線切って首吊れ     |
       \____________________/

(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)

(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)

(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)
360Mr.名無しさん:03/01/03 19:45
……ガ、ガンダムSEEDの後番組で
メルがアニメ化されるという初夢を見てしまった。
361josh:03/01/04 21:00
http://6327.teacup.com/josh3jpn/bbs

此方は聖書でデートするコーナー。心と霊ならば恋人付き合いOKです。そしてこのデートは天国への巡礼のフルコースですよ。しかも、これは結婚している人でも可能です。みなさん、よろしければ参加してください。
私と一緒でしたら天使のところまででも行きつけます。「御使いたちに携えられてアブラハムの懐に入れり」と書いてあります。
ですから、私は、本当はメールの中だけではなく、霊の中で一人でも多くの方とファミリーになりたいです。これが私の願いです。私のは望みが大きいのです。永遠の自由を望んでいるためです。
362Mr.名無しさん:03/01/05 22:36
メルたんは処女ですよね?ねっ、ねっ?
363Mr.名無しさん:03/01/06 22:11
「何が熱い夜だよ」

「にゃっ!ご主人様はだまってるにゃ!
 それはともかく、
あたしたちの前にまたもやあのリンが現れたにゃ!
 今回はなにやらろくでもないことを
 たくらんでるみたいにゃけど…
 愛するご主人様は、あたしが守るにゃ!」
364Mr.名無しさん:03/01/07 10:41
>>362
処女です。
リンもです。
365Mr.名無しさん:03/01/07 23:00
>>364
作者?
366Mr.名無しさん:03/01/07 23:03
全部見たけど、素晴らしいスレッドですね。さすが童貞!
367Mr.名無しさん:03/01/07 23:31
貯金が2億超えた
という妄想をした
368Mr.名無しさん:03/01/07 23:43
メルたんまだぁ〜?
369Mr.名無しさん:03/01/08 13:02
好きなこと・・・ムフフ
370Mr.名無しさん:03/01/08 20:40
>>365
ういっす。なので_>>364は公式設定っす。
371自転車チューブ:03/01/08 21:20
何も見えない闇の中。
僕の背中に自分以外の人間の体温を感じる。
トクン、トクン、僕の鼓動と、誰かの鼓動が重なって、
まるで永遠に時を刻み続けるかのように人知れず振動をつづけた。
女性特有の細さと柔らかさを兼ね備えた二本の腕が僕の胸のあたりを抱きしめる。
トクン、トクン、トクン。
速くなる鼓動、かすかに感じる暖かな息遣い。
幸せだった。
いつまでもこうしていたいと心の底から思った。
この人は誰だろう?
わからない。
だが、そんなことはどうでもよいことだとすぐに思い直した。
今はただ、このままで。
まどろんでいく意識の中で、僕はそれだけを強く願った。

つづく(予定)
372Mr.名無しさん:03/01/08 21:48
幸せな妄想生活
373自転車チューブ:03/01/08 22:56
>>371の続き

僕の願いはどうやらとどかなっかたらしい。
その代わり目の前にあったのはいつもの日常。
カーテンの隙間からかすかに漏れる朝日とけたたましい目覚し時計の電子音が
強引に僕を目覚めのまどろみから覚醒させていった。
(夢だったか・・・)
そういえば最近一人エッチもしてないしな、溜まってたんだろう。
それにしても妙に生々しい、リアルな夢だった。
今でも背中と胸に顔も知らない女性の体温と感触がかすかに残っている。
残念といえば残念だがちょっと得した気分だ。
しばし余韻にひたってからつい、さっきまで鳴いていた目覚まし時計を見るとすでに時間は9時
日曜といえど今日はいろいろとやりたいこともある、かすむ目をこすりながら体を起こした。
けして広くないワンルームのアパート、大学生になって手に入れた僕だけの城が視界に広がる。
今日はいつも以上に朝立ちが激しいようで、Gパンをはくのにちょっとだけ苦労した。
朝起きたらいきなり見ず知らずの美少女が朝食を作ってくれている。
などという萌え系エロゲーみたいな妄想をしつつ、クリームパンとカレーパンを雪印コーヒーで流し込んで
いつも通り起き抜けの顔のまま愛用のリュックをひっかけて外に出る。
池袋、秋葉原、最後に近所のモスバーガーで戦利品の確認、コレが今日の作戦だ。
朝日を背に二階建てアパートの階段を下りる。
その日光のぬくもりがまたしても夢の中の人肌を思い出させ、軽く勃起してしまった。

続く(かもしれない)
374Mr.名無しさん:03/01/08 23:19
>>371,373
なんか、イイ。今後が楽しみ!
375自転車チューブ:03/01/09 01:39
>>374
ありがとうございます
励みになります

ご期待にそえれるかどうかわかりませんが今後ともよろしくおねがいします
376自転車チューブ:03/01/09 01:42
>>373
の続き


愛車レッドウィング号(MTB)にまたがった瞬間、今日のお買い物作戦はいきなり出鼻をくじかれてしまった。
パンクしている・・・。
しかも前後輪両方とも・・・。
見ればやや細めの釘が前後のタイヤにぶっすりと突き刺さっている。
ついでにお隣のママチャリの前輪にもぶっすりと刺さってる
なんで俺のだけ前後輪両方なんだ?
あきらかに悪戯だ。まったく、くだらないことをする奴がいたもんだ。
文句をたれても始まらない、駐輪場の隅っこで愛車をひっくり返して早速修理をはじめた。
リュックサックからパンク修理セットを取り出してから約5分、前後のチューブをとりかえて修理完了。
再び出かけようと愛機にまたがった瞬間、アパートの2階から一人の女の子が降りてきた
歳は18・9といったところだろうか。
薄くブラウンの入ったショートカット、小さな顔に大きな二重まぶたの瞳。
かなりの美少女だ。
Gパンにトレーナーとかなりラフな格好だがそれがかえって僕のツボをついていた。
しかし僕は自慢じゃないがまるで女に免疫が無い。
妄想世界では年増からロリータ少女まで何人もの美女を相手にしてきた僕だが、リアル世界ではまったくの未経験。
その姿を見ることすら照れてしまう。
ここは一瞬たりとも目線を合わせることなく、黙ってやり過ごすのがベストな戦略だ。
その場にしゃがみこんで自転車のパンクをチェックしているフリをしつつチラチラと横目を使う。
するとなんということか、美少女はこっちに近づいてくるではないか。
それだけでも俺の心臓は無意味に激しく血液を循環させはじめた。
今朝の夢の影響もあってか妙なところまでみたび緊張してきたではないか。
(お、おちけつ、おちけつんだ・・・ただこっちに向かって歩いてきてるだけじゃないか)
無意味に自転車のタイヤをなでまわして気を落ち着けようとするが、もちろん緊張は収まらなかった。

続く(といいな)
377Mr.名無しさん:03/01/09 10:49
宣伝みてウソかと思ってたら、普通の子やOL、女子大生、アイドル予備軍や元アイドル、本物のAVの子やS&Mの子、キャバ嬢、風俗嬢までいたよ。
何でこんな子達がいるんだろう。。。TV電話って面白いよマジで・・・
ネットキャバクラみたいなもんだけど、
プラスアルファの美味しい事もしてくれたよ。
オレなんてアソコもみせてもらったり、オ●ニーも見せてもらったりしたよ。
しかも会う約束までしたよ。
無料ムフフ動画のサービスもあったよ!
この手のサイトって、最近流行ってるのかね?
YahooBBマガジンにも乗ってたしね。

http://www.interq.or.jp/japan/tds/snj-tv/
378Mr.名無しさん:03/01/10 10:56
保守
379Mr.名無しさん:03/01/10 18:08
自転車!続きはまだか!!
380Mr.名無しさん:03/01/10 21:09
美少女コナイ??━━━━━(´・ω・`)━━━━━!!
381自転車チューブ:03/01/11 00:04
>>376

僕の高まる鼓動とは裏腹に、美少女さんはなんと僕とすぐ隣にやっててしまった!
ってかその程度で鼓動が高まってるとは誰も思うまい!!
どうやらレッドウィング号の隣の後輪パンクママチャリが彼女の物らしい。
そっと目線を銀色に光る普通自転車(推定29000円)にはしらせると、確かに泥除けのところに
「菅野 早紀」
と女性の名前が書かれている。
ひとりで納得していると、突然
「あーーーーー!!」
と、大きな声が僕の三半規管を必要以上に振動させた。
「っ!!!」
自分の肩がビクッと大きく跳ね上がる。
な、何事だ!?まさか隣の自転車少し覗き見したのがそんなにまずかったか?
それとも僕はその場にいるだけでも絶叫されてしまうようなキモヲタなのか??
そんな馬鹿な、昨日は風呂にも入ったしおととい床屋さんでスポーツ狩りにしてもらったばかりじゃないか・・・
一瞬でくだらない思考が僕の体を駆け巡る。
そして。
「パンクしてる〜!!」
不必要なほどのオーバーアクションで自転車をビシイィィィィィィ!!と指差し絶叫した。
そんな・・・自転車のパンクだなんて・・・俺はその程度のことで絶叫されてしまうほどキモイヲタクなのか・・・
。・゚・(ノД`)・゚・。
って僕関係無いじゃん!!

続く(ように努力しまつ)
382Mr.名無しさん:03/01/11 11:04
自転車チューブよ








>>381で失敗したな
383Mr.名無しさん:03/01/11 11:05
>>○○の続きにゃ

なんかこれすげーむかつくんだけど
384Mr.名無しさん:03/01/11 11:08
気にするな。まだ挽回できるぞ。

もうちょっと文章量を減らして
話の展開を早くしてみろ。

それから改行や一行開けを工夫して読みやすく。
385Mr.名無しさん:03/01/11 11:17
>>383
細かいこと気にしちゃだめにゃ!
386Mr.名無しさん:03/01/11 12:23
>>383
むかつくならこのスレ読まなきゃいいじゃんよ。
自分でネタ提供できない無能なヤツに限って文句ばかりたれる。
うぜーから失せろや。

>>自転車チューブ
漏れは面白いと思うよ。別にコンクールじゃないんだから
あんたの好きなようにやってくれ。(・∀・)ガンガレ!!
387自転車チューブ:03/01/11 15:26
>>381 の続き

「そちらもやられちゃったんですか?」
美少女さんしゃがみこんでいる僕を見下ろす体勢で話かけてきた。
もちろん女性と会話するなど久しぶりの僕はまともに顔も見られない。
「え、ええ。まあ・・・その・・・もう・・・直しましたけど・・・」
何とか言葉をひねり出す、今の僕にはこのあたりが精一杯だ。
「自分で修理したんですか!?へ〜、さすが男の人ですね〜」
そんなふうに言われるとちょっとうれしい。
「いや、コレくらい・・・誰でもできちゃいますよ・・・簡単ですから・・・」
「簡単?ほんとに簡単ですか?」
悪戯っぽい笑みを浮かべて美少女さんは僕を見つめた。
「ええ、まあ、その・・・たいしたこと無いです・・・」
「じゃあ、簡単ついでに、もう一台直してもらえませんか?」

普通に考えればあつかましいにもほどがある。
しかし久々の女の子(しかも美少女)との会話会話ですっかり動揺してしまった僕は、

「ええ、その・・・僕でよければ・・・自転車屋さんみたいに上手くは出来ませんが・・・」
「ホントですか?ありがとうございます、実は今月ちょっとお財布がぴんちだったんですよ〜
あ、ちゃんと今度なんかお礼しますから、おねがいします」
かくして僕は二台目の修理にとりかかった。

続く(はずです)
388Mr.名無しさん:03/01/11 15:41
>>387
うぉぉぉぉ!!
それ絶対おまえに惚れてるよぉぉぉー
いぃーなぁぁぁぁー
389(*´ρ`)ドロリ キ・チガ=イ ◆au.oOm6k0E :03/01/11 15:50
はやく痴呆病棟に帰れよ負け犬が
390Mr.名無しさん:03/01/11 15:51
>>389
おまいも早くこの板を卒業できるといいな(・∀・)

・・・俺は一生いるぽ
391(*´ρ`)ドロリ キ・チガ=イ ◆au.oOm6k0E :03/01/11 15:52
意味不明、とっとと精神科に逝けよ。
392Mr.名無しさん:03/01/11 16:08
沙希たんじゃなく早紀たんハァハァ
393自転車チューブ:03/01/11 18:22
>>387 の続き

「ホントにありがとうございます」
修理が終わると、菅野さんはそういって深々と頭を下げた。
「そんな、たいしたことないですから。・・・」
「いいえ、そんなことないです。見ず知らずの人にいきなりこんなことしてもらって」
「いや、ホントにたいしたことないんだって・・・それにさ、僕自転車好きだから、修理したりするのたのしいし」
正直、こんな風に女の子に感謝されるのはちょっとくすぐったい。
「私、204号室の菅野早紀って言います、良かったら、あなたの名前とお部屋も教えてもらえませんか?」
唐突に自己紹介されてしまった。
教えてもらう前にすでに名前を知っていたのでちょっとだけ罪悪感を感じてしまう。
「えっと、僕は・・・その・・・ながせ・・・永瀬康彦、202号室です」
「康彦さんですね、今度きっとお礼しますから」
そう言って、笑顔でもう一度ちょこんと頭をさげた。
その笑顔だけでも僕にとっては十分過ぎるほど修理代だ。
394Mr.名無しさん:03/01/11 19:14
>>393
続きが気になる!
395Mr.名無しさん:03/01/11 19:20
早紀ちゃんは「あなたには根性があるわ!」とか言わんのか?
396自転車チューブ:03/01/11 20:11
>>393の続き

菅野さんはこれからアルバイトがあるとかで、修理した自転車で出かけていった。
最後まで元気な笑顔をたたえたまま。
結局、僕は予定より一時間ほど遅れてお買い物大作戦にむけて出撃した。
もともと誰かと約束があったわけでもないので、むしろこの一時間の間にあったことは
信じてもいない神様にすら感謝したくなるほど幸運なできごとだったといえよう。
自転車でペダルをこぐ足も軽やかに東京の街へとくりだす。
池袋で中古のCDを、秋葉原でONKYOのサウンドボードと18禁ゲームをそれぞれ購入し
アパートの近くのハンバーガー屋にたどり着いた時にはもう日も沈みかかていた。

「いらっしゃいませー」
レジには若い女の子が笑顔で立ってた、なんとなく恥ずかしいので目をメニューに落としたまま
注文をしていると。
「ふふ、また会いましたね。康彦さん」
といってレジの女の子が突然僕に話し掛けてきた
驚いて頭を上げると、あの菅野さんが今朝と変わらぬ笑顔で僕を見つめている。
「っ!!!」
まったくの不意打ちだ。偶然にしても出来すぎてる気がしてならない。
「ご注文は以上でよろしかったですか?」
「・・・え、えっと・・・はい、以上です・・・」
「では、お会計984円になります・・・・・・はい、ちょうどですね少々おまちください」
営業スマイル×1.5(当社比)の笑顔で僕にレシートをわたされる。
少しだけ指が触れただけで、僕の心臓はオーバーヒート寸前だった。

つ・づ・く

なんかあまりにもベタな展開になってきた・・・まあいいか妄想だし
ちなみに根性とかは言いません
397Mr.名無しさん:03/01/11 22:50
読んでるこっちが恥ずかしくなる・・w
398Mr.名無しさん:03/01/11 22:52
>>396
なかなかラブコメ王道な感じでいいでつな
399Mr.名無しさん:03/01/12 01:03
ぱって読んだらエロゲ買った店で彼女がレジやってるのかとオモタw
続き期待してまふ
400自転車チューブ:03/01/12 15:02
>>396 の続き

さて、困った・・・。ココにはいつも戦利品にのんびり目を通すためにやってくるわけだが。
一応顔を知ってる女性がいるところで、オタクな中古CDのブックレットやら、
18禁ゲームの取説やらをのんびり眺めるのはさすがに抵抗がある。
さりとて、サウンドボードの箱だの取説だのはのんびり眺めるには退屈だ。
「お待たせしましたー、ドリンクになります!」
「っ!!!!」
内臓がびくりと跳ね上がるのが自分でもわかった。
うつむいて考え込んでいる隙を突いた二回目の不意打ちである。
顔を上げれば菅野さんがメロンソーダをトレイにのせて笑顔で立っていた。
「日曜の夕方になるといつもきてますね、康彦さん」
「あ、ああ、その週に一度のたのしみってとこで・・・」
「ふふ、ごゆっくりどうぞ。あ、ハンバーガーはもう少し待ってくださいね」
丁寧にグラスを置いて去ってゆく菅野さんの後ろ姿をついつい目で追いかけてしまう。
短いキュロットからのぞく太ももの細すぎもせず太すぎもしない健康的な肌色がくっきりと頭に焼き付いてしまった。
女の子とこんな風に話したのは久しぶりで、ちょっと幸せな気分だ。
思わずさっきの会話を思い出してみたりする。
・・・ってちょっと待て。たしか「いつもきてますよね」っと言ってたよな・
僕はいつもここで調達した戦利品を眺めてるわけで・・・
で、その戦利品ってのはエロゲにギャルゲ、美少女アンソロコミック、少女漫画、そんなもんを
読みふけってる姿を毎週ここで見られてたってこと・・・?
うかつだった・・・恥ずかしさのあまり顔面の温度が10度近く上がった気がする。
「はい、お待たせしました・・・ってどうしたんですか赤い顔して」
「え!!あ、なんでもないです・・・」
「ビックリしたり赤くなったり変な康彦さん。そういえば、今日は漫画読んだりしないんですか?」
グサリ
やっぱ見られてた・・・知らない土地に引っ越してきたから安心してたが・・・こんな落とし穴があろうとは・・・
せっかく女の子と知り合ってもこれじゃあ・・・

続きます
401Mr.名無しさん:03/01/12 15:50
>>400
早速のピンチだな
続きに期待
402Mr.名無しさん:03/01/12 17:27
誰か妄想書いて!
403 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:28
脳内設定
俺は、旧帝大医学部に通う涼子(女)である。
そして仲間ゆきえ似の美女である。
数々の男から言い寄られてきたが、全て断ってきた。
なぜなら、小学生の頃から付き合っている恋人がいるからだ。
404 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:29
大学の休憩時間にて
直美(涼子の大学の友達、彼女は再入学しているため涼子よりかなり年上)

涼子「はぁ・・・」
直美「どうしたのさ?ため息ついちゃって」
涼子「うん・・・またあいつが浮気してるみたい。
   どうしようもないのかな?」
直美「・・・・・・。それは辛いね。いっそのこと別れちゃったら?」
涼子「でも、小学校の頃から付き合ってて、しかも幼馴染なんだよ。
   別れるにも別れられないというか・・・」
直美「もうー!!はっきりしないなぁ。ダメダメじゃん」
涼子「だってー・・・」
405 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:29
「どうした?」
ん?聞き覚えのない声。誰だろう?顔をあげる。

目が合う。誰?
「なんかあったの?そんな暗い顔して。」
「う・・・ん。」
誰?知り合いじゃないよね?誰だろう・・・。
406 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:30
涼子の中学時代

今日は慎平とデート。
セミロングの髪を毛先だけ巻いてみる。
「あーん、上手く出来ないよ〜」
あと30分か・・・できるかなー ウフフ
ピンポーン
「こんにちはー」
あ、慎平が来た!!
「慎平、ちょっと待ってて〜!!」
407 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:32
なんとか髪は巻けた
慎平はなんていうかな?

慎平「お、髪がくるくるしてる」
涼子「ね、うまく巻けてる?」
慎平「うん、いいじゃん」
408 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:32
慎平「じゃ、そろそろ出かけようか。」
涼子「そうだね、映画遅れちゃうしね。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
涼子「し ん ぺ い !!ポップコーン食べるな!!
   うるさいよ。みんなの迷惑だよ。」
慎平「あ、そう?ゴメンゴメン ハハ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
涼子「やっぱ映画はコメディーだね。」
慎平「おお。腹減った。」
涼子「食い意地はってる〜。」
慎平「うっせー。おまえより背でかいんだから当たり前だろ?」
409 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:33
涼子「これにしよっと」
慎平「おまえ、そんな甘いの食うの?太るって!!」
涼子「うっさいな!!いいじゃん別に。慎平には分けてあげなーい」
410 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:34
昔は楽しかったな。こんなデートしてた。
これは高校生じゃなくて、中学生の頃のデートだったなぁ。

慎平のバカ・・・
なんでこんなふうになっちゃったのよー・・・

もういや。
やる気でないよ・・・
次の講義さぼっちゃおうかな
411 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:35
うーん
伸びをする
外はまぶしく太陽の陽が気持ちいい
はぁ〜あ
心は憂鬱
412 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:35
「どうした?」
ん?聞き覚えのない声。誰だろう?顔をあげる。

目が合う。誰?
「なんかあったの?そんな暗い顔して。」
「う・・・ん。」
誰?知り合いじゃないよね?誰だろう・・・。
彼は缶コーヒーを飲みながら
手に持っているもう一つの缶コーヒーを私(涼子)に手渡す
「ありがとう」
???
この人はなんなんだろう?
413 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:37
「何してたの?さぼり?」
彼はやさしく微笑む。
「う・・ん」
「俺もさぼり。ハハハ。」
さわやかで明るい笑顔。
「こんな天気のいい日は勉強なんてやってらんねーよな、ハハハ」
涼子は彼をじっと見つめる。
なんてくったくのない笑顔をする人なんだろう。
ちょっと男臭さがあってなんかいいな・・・
414 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:38
チャイムが鳴る。次の講義にはでないと。
「講義あるから行くね」
さっきの人、なんか良かったな・・・
また会えるかなぁ
もうちょっと話してみたかったな
415Mr.名無しさん:03/01/12 17:43
つつぎまだ〜?
416 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/12 17:45
ネタ考え中
417.:03/01/12 17:47
    ,-、             ,.-、
        ./:::::\          /:::::::|
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/:::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /                   ヽ|
     l                         l
    .|    ●                |  もうだめぽ
     l  //∪//           ●    l
    ` 、       (_人__丿  //∪/  /
      `ー 、__         。ノ   /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
        ./        ___ l __
         l   ./    /  |/ |
         `ー-<    /  ./  ./
           `ー‐--{___/ゝ、,ノ

418.:03/01/12 17:48
あかん
コピペの上にずれてしまった。
逝ってきます
419Mr.名無しさん:03/01/12 17:51
>>417-418
泣くな
続きをたのむ・・・
420Mr.名無しさん:03/01/12 18:02
>>417
泣くなーーーーーーーー
ィ`
421自転車チューブ:03/01/12 18:32
>>400 の続き

もう、ハンバーガーの味などわからなかった
顔面温度の上昇に比例して味覚は麻痺していく。
まるで味の無い粘土でも食べてるような感覚だ。
それでも菅野さんを視線の端で追いかけてる女々しい自分がとても嫌だった。

不意に、目が合った。
何食わぬ顔でこちらを見る菅野さんに対し、僕lはただうつむくだけ。
確かに女に免疫がないとはいえここまで根性が無いとは自分でも思わなかった。
もう限界だ。これ以上ここにいたら恥ずかしさでどうにかなってしまう。
残っていたポテトを全部一気に口に押し込んでメロンソーダで流しこみ、
リュックをひっつかんで逃げるように自動ドアをくぐった。
少し冷たい外気がほてった頬に気もちがいい。
気持ちはいいが気分はとても重かった。
きっと、「キモイよね〜あの人」なんて思われたに違いない。
そう思われるのも覚悟の上でのオタク活動のつもりだったが、
実際に女の子にばれてしまえばこの通り、情けないったらありゃしない。
ならばいっそ忘れてしまえと思うが、どうやらそれも無理らしく。
家に帰る道すがら、三歩進むたびに菅野さんの顔が思い出された。
まったくどうかしてる。
いや、待て。そもそもなぜ僕はこんなにも菅野さんのことを気にしているのだろうか。
別にどう思われたってかまわないではないか。
菅野さんはまだ今日はじめて知り合ったばかりの他人じゃないか。
こ、コレが世にいう一目惚れというやつだろうか・・・
まったくなんということだ、こんな天変地異がまさか自分の身にふりかかろうとしてるなんて。
そもそもあんな夢を見たのがいけなかったんだ。

続くっす
422Mr.名無しさん:03/01/12 18:41
なんか自転車チューブの話にドキドキわくわくしてしまう・・・
そんなオタクな俺w
423Mr.名無しさん:03/01/12 19:24
最初の方の未完作品が結構あるが別の人が続き書くのは駄目なのか?
424Mr.名無しさん:03/01/12 19:29
メルたんは中途打ち切りになったの?
425Mr.名無しさん:03/01/12 19:50
自転車チューブ(・∀・)イイ!
なんか基本を踏んでる感じ。
426Mr.名無しさん:03/01/12 20:58
>>424
お休み中(w
427Mr.名無しさん:03/01/12 20:59
>>426
先生ファンです
メルちゃんの続き頼みますよ〜!
428Mr.名無しさん:03/01/12 21:02
>>1
今ごろの指摘で悪いが、
それは妄想じゃなく空想だよ(プ

【妄想】
根拠のない誤った判断に基づいて作られた主観的な信念。
分裂病・進行麻痺などで特徴的に見られ、その内容があり得ないものであっても
経験や他人の説得によっては容易に訂正されない。

【空想】
現実にはありそうにもないことをあれこれ頭の中で想像すること。
429426:03/01/12 21:03
>>427
せ、先生って……。
わかりますた。そのうちドカンとやらしていただきまつ。
430427:03/01/12 21:05
>>429
やったー!嬉しいにゃ
431自転車チューブ:03/01/12 21:35
>>421 の続き

認めない、認めるわけにはいかない。
こんな情けないオタク男に人並みの恋愛をする資格なんて無い。
僕は自分に何どもそう言い聞かせた。
それでも生まれて初めて感じる、胸を締め付けられるような
苦しいはずなのに心地よい不思議な感覚は僕を捕らえてはなさない。
部屋にもどると、なるべく毒気の強い大作鬼畜系エロゲーを
選んで押入れの奥から引っぱり出し、パソコンにインストールした。
自分がキモイオタクであることを思い出すために。
何度プレイしても飽きることなく興奮したゲームだ。
しかし、今日ばかりは何人の美少女達を悦ばせても、なぜか少しも楽しくなかった。
モニターに映し出される艶めかしいシーンも網膜に無意味に投射されるだけで、脳にはいってこない。
いったいどうしたというんだ。
なんの感動も楽しみも見つけられないまま、ひたすらマウスを走らせ続けた。
432Mr.名無しさん:03/01/12 21:36
おう、いいね〜
433自転車チューブ:03/01/12 21:37
>>431 の続き

ピンポーン

赤かった空が闇にかわり、いくつもの星々が都会の光の隙間で自己主張をはじめたころ、
薄暗い部屋の中にひどく現実的で間の抜けた呼び鈴の音が聞こえてきた。
誰だろう?また石川がゲームでもしにきたんだろうか?
ちょうどいい、誰かと一緒にいたほうがまだ気がまぎれる。
「はーい、どうぞ。開いてるよ」
立ち上がって玄関に出ると、なぜかカレーライスの匂い。
「こんばんは、康彦さん」
ショートカットの髪に卵形の整った顔が屈託の無い満面の笑みを浮かべてそこにいた
今朝と同じ白のトレーナーにジーンズ、その上にオレンジのエプロンをして、そこにいた。
「す、菅野さん!!」
思わず普段より1オクターブ高い声をあげ、一歩後ずさる。
後ずさった先の足元には昨日の朝刊が転がっており、小泉総理の顔写真で僕は足をとられた。
ズルリと滑っていく嫌な感覚、次は後頭部および背中に激しい衝撃。
視界が一気に白くなった。
434Mr.名無しさん:03/01/12 21:38
ついに菅野さんがキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
435Mr.名無しさん:03/01/13 00:07
自転車チューブ、お前に期待してるぜ。
あくまで現実的な展開でなおかつドキドキさせてくれ。
そう、、、
こんなモテナイ俺でも現実に起こりうる話を、、、(涙
436Mr.名無しさん:03/01/13 00:08
自転車チューブよ
自転車のパンクをPITのように
颯爽と直し、走り去っていくお前が素敵だ
437Mr.名無しさん:03/01/13 00:19
オナりたいから過激なやつ頼む
438Mr.名無しさん:03/01/13 00:26
ホーモー
439Mr.名無しさん:03/01/13 00:26
>>438
何でだよ!
440Mr.名無しさん:03/01/13 00:29
どうせモテないからホーモーでもしようっと
441Mr.名無しさん:03/01/13 00:35
あーなるほどね。
442 ◆8T6J6YIb5Y :03/01/13 12:31
一週間後――――――――――――――――――
今日も天気がいいなぁ。今日も授業さぼっちゃおう。
なんとなくこの前の場所に行ってみる。
涼子「あれ???」
男 「オッス、またさぼりかぁ〜?」
涼子「うん」
男 「ね、どっか遊びに行こうか、天気いいし。」
うーん・・・どうしよう・・・これってナンパ?でも、同じ学校の人だしいいかな・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし、決めた!!
涼子「いいよ」

遊びにきた先はとても広い公園。さすがに平日の昼間となると誰もいないなぁ。
男「俺、ここ好きなんだ。のんびりできるし、静かだし。」
こんな場所があったんだぁ。
2人はじゃれあいながら日向ぼっこをする。
443自転車チューブ:03/01/13 13:37
>>433の続き

「やす・・・さん・・・きてください・・・しっ・・・して」
かすかに蘇った意識の向こうで、誰かが僕を呼んでいた。
ちかくに誰かいるのだろうか、誰かが僕に触れている感じがする。
それだけで、とても気持ちが落ち着く。
「康彦さん、起きてください、」
とても心配そうだ、なんとか目をあけなくては。
かすんでみえる視界の中で、何とか頭を左右に振りもう一度目を開く
「康彦さん!!」
気がつけば、目の前には菅野さんの顔があった、距離わずか数センチ。
ほんの少し間違えば鼻先が触れてしまいそうなほどだ。
「っ!!」
驚いて、勢いよく体を起こしてしまう。
ガツン!!と音が出るほどの衝撃が今度は額にはしった。
「きゃっ!!」
かわいらしい悲鳴。
きれいにヘッドバットがきまった、いやきめてしまった。
僕なんかよりも数倍痛そうに顔をしかめて菅野さんは痛みをこらえていた。
「あ、ああ!!ご、ごめんなさい!!僕、そ、その・・・」
「い、いいんです。気にしないでください。それより康彦さんこそ平気ですか?どこかいたくないですか?」
そういわれれば、まだ少し後頭部が痛い気がするがもうたいしたことはない。
「あ、ああ。少し頭がズキズキする感じだけど、もう何とも無いよ」
「よかった・・・康彦さん一瞬気を失ってたんですよ。私もうびっくりして・・・」
安堵のためか、その場にすわりこむ。それでも瞳は僕をみつめていた。
「一人で立てます?ホントになんともないですか?」
なおも心配そうに質問されるが、本当にもう大丈夫らしい。
立ち上がって体を動かしてみるが、とくに痛いところや動かないところも無い。
「大丈夫。ホントにもう平気だから」
そう言って笑って見せると、今度こそ安心してくれたらしく、いつもの笑顔を少しだけのぞかせてくれた。

続く
444Mr.名無しさん:03/01/13 17:17
ほのぼの系もなかなかいいな
445山崎渉:03/01/13 17:18
(^^)
446Mr.名無しさん:03/01/13 22:18
続きまだ?
447Mr.名無しさん:03/01/13 22:20
最近若い女性の間に童貞ブームが来ているらしい。
http://human.2ch.net/test/read.cgi/sfe/1042463097/l50 

     
448Mr.名無しさん:03/01/14 15:34
チューブたん応援age!
449自転車チューブ:03/01/14 17:52
>>443の続き
菅野さんの話ではほんの数秒間だが気を失ってしまっていたらしい。
まったく情けなかぎりで、穴があったら入りたい。

「と、ところで菅野さん。僕に何か御用でしたか?」
痛む頭を両手でさすりながら、なんとか平静を取り繕ってきいた。
「えっとですね、今朝のお礼に晩御飯でも差し入れしようかなって思ったんですけど・・・ご迷惑ですか?」
「晩御飯?」
「はい。私が作ったカレーライスです」
カレーライス、しかも女の子のお手製。一人暮らしをはじめて以来コンビニ弁当、レトルト食品
カップめん等のジャンクフードばかりっだった僕にとってはもはや天上の食べ物だ。
ああ、なんという幸運だろう。人助けってのはしてみるもんだなあ・・・
「あ、あの〜。もしかしてもうおなかいっぱいですか?」
気づけば不信げな目線を菅野さんに向けられていた。。
感動のあまり一瞬あっちの世界にトリップしてしまったようだ。
「い、いえ。全然おなかすいてます!!是非、いただきたいです」
つい、少しだけ声に力が入ってしまう。
「よかった。じゃ、ちょっと待っててくださいね今用意してきますから」
待ってましたと、部屋へ小走りに戻っていく。
菅野さんがカレーライスを手に戻ってくる数分間、僕の脳内ではすでに
まだ食べてもいないカレーの味が広がっていた。
カレー独特のスパイスの香、ジャガイモの崩れる歯ごたえ、ライスとルーが混ざり合った絶妙な舌触り。
おもわず、ゴクリとつばを飲み込んだ。
菅野さんが戻ってくる。おたまが入ったお鍋がピンク色の鍋つかみでつかんで。
鼻腔をくすぐるスパイスと、なぜか炭素の香。
期待に満ちたというよりは飢えて血走った目で見つめる僕に、すまなそうに一言。
「ご、・・・ごめんなさい。焦がしちゃった・・・」

・・・へ?

続く
450Mr.名無しさん:03/01/14 23:13
エロゲは消した後なのか?
451自転車チューブ:03/01/14 23:17
>>449

結局晩御飯にはありつけなかった。
僕が頭をぶつけて三途の川の向こう岸を覗いている間に
カレーは真っ黒にこげてしまったのだそうだ。
情けない姿を晒してしまった上に食事もいただけず残念なことばかりだが
僕としては十分に幸せな時間だったと思う。
女の子と会話することすらここしばらくは無かったのだから、かの有名な宇宙飛行士の言葉を借りれば
<<他人にとっては小さふれあいだが、僕個人にとっては大いなる飛躍だ>>
といったところだろうか。
すまなそうに部屋に戻る菅野さんに。
「じゃあ、今夜は二人でファミレスでもいかない?」
などと言ってみようかと脳裏によぎったが、実行にうつすことなどはもちろんできなかった。
「また今度、きっとご馳走しますね。」
最後に笑顔で言ってくれた一言を僕は決して忘れないだろう。
愛する二次元キャラたちに小さく詫びてからその日は床についた。

続く
452自転車チューブ:03/01/14 23:18
>>450
チャイムが鳴った段階で消した
ということにしといてください
453Mr.名無しさん:03/01/14 23:24
自転車チューブキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>45
そうだよな付けっぱなしでドア開けられねーしな
454Mr.名無しさん:03/01/14 23:47
俺は今日も冷たく湿った空気が支配する夜の町を歩く。行く先は行きつけの
いつもの店だ。なぜこの店に行くのか、俺には理由があった。美味い酒を飲むため
でも、メシを食べるためでも、まして訳のわからないカラオケを聞いたり歌ったり
するわけでも無かった。目的はただ一つ。あの女。
 薄ぐらい店内に入ると今日もその娘は店にいた。ミラーボールとネオンが眩しい
中、俺は目を細めて彼女を指名すると一見悪趣味とも思える少しほつれがあって
くたびれた真紅のビロードのソファの上に腰を下ろした。いつものヘネシーのボトル
とグラスを二つをウェイターが持ってきてしばらく待つと彼女は微笑みを浮かべながら
俺の脇に座り、グラスに酒をあけるとそれを手渡し、乾杯を誘った。少したどたどしい
日本語だがそんなことは俺には関係無かった。ただ、例えこんな場所であっても俺は彼女
と知り合えたことを後悔はしていない。聴けばマニラの出身だという彼女、俺は時たま
彼女が見せるそのあどけない笑顔と大きな、やさしさを感じさせる大きな瞳に一目ぼれして
以来、片時も彼女を忘れることが出来なくなってしまった。そのふっくらとしたみずみずしい
唇に自分の唇を重ねてみたい。何度そう思ったことだろう。しかしそれは家庭をもつ俺には
許されなかった。しかし、それも回を重ねるにつれ気持ちは彼女に傾くばかり。そしてとうとう
俺は彼女に切り出した。「今晩店が終わったら会わないか。」彼女は少し戸惑いを見せたが二つ返事
でOKしてくれた。
455Mr.名無しさん:03/01/15 00:05
>>454
俺は頭の中が嬉しさで一杯になり思わず彼女を抱きしめたくなったが、場所
を考え自制すると、閉店時間まで彼女とは何も話さずにただ美酒に酔いしれていた。

閉店した店を出ると、外は冷たい雨が降っていた。生憎と傘を持っていなかったが
彼女のアパートまで歩いていった。店から10分も歩いた繁華街の裏通りの片隅に二階建て
のだいぶ年季の入った古いアパートが見えた。その古さを覆い隠すように無理やりサビの
上に黒いペンキを塗られた階段を期待に胸を躍らせて一段一段登っていった。
ドアをノックするとそこには未だ店で着ていた白いブラウスのままの彼女がいた。
「カゼひくよ。中に入って。」 その言葉どおりに部屋に入るとバスタオルを手渡され、それで
頭を拭いた。やがて彼女が熱いコーヒーを入れてくれた。それを畳の上におかれた
テーブルの上におくと、彼女も座った。部屋の片隅にあるベッドの上に小さなフォトスタンド
がある。聞くまでも無い。彼女の家族だった。色々話しをしているうち、彼女の気丈さと家族を
思うやさしさに俺の心の琴線が揺れた。彼女の両肩に正面から手を回し、そのまま強く抱きしめ、
「お前が好き」と囁くと、俺も彼女も両方の瞼を閉じて唇を重ね会った。一見華奢に見えた体だが
抱いてみると以外とグラマーなのが服の上からも判る。
456Mr.名無しさん:03/01/15 00:05
↑読みづらい・・・。
457Mr.名無しさん:03/01/15 00:12
>>455
とうとう願いを適える時が来た。俺は彼女を抱えるようにベッドに横たえ、
俺も上に重なった。この瞬間が来るのをどれだけ待ったことか。長かった。
本当に長かった。やがて俺たちはお互いを一糸まとわぬ姿にすると、俺は
彼女の身体をやさしく、しかし激しく貪りはじめた。それに答えるように彼女
の身体も反応する。うっとりとした表情で俺を誘う彼女の顔を見た時、俺は
彼女と交わるべく、自分の身体をうつ伏せにした彼女の両足の間に移し、彼女の
瞳を見ながら貫こうと腰を動かした時、何かが俺の腰の当たりをゆすった。

「ほら、会社遅れるから起きなさい。」

そこにはいつも見なれた女房の顔があった。ああ、独身時代が懐かしい。
458自転車チューブ:03/01/15 00:16
>>451の続き ここから第二章って感じです

夜、静かな夜。
たとえ東京が眠らない街であっても、この部屋の中だけは静寂につつまれている。
今夜もなかなか眠気がおそってこない。
今日はあんなことがあったのだから、そう簡単にねむれるはずがない。
まだ胸がドキドキしてる。
頬はずっと、シャワーから出た直後のように熱い。
もっともっとあの人を知りたい。
小さな天窓の星に向かって小さなため息がもれた。
昨夜の暖かい背中の感触がまだ腕に残っている。
いけないと知りつつも、魅惑的な記憶がとどまる事をしらずあふれてくる。
もう一度、もう一度だけにしよう。
そう心に誓って、虚空に手を伸ばした。
少しだけ冷たくなっていた手に他人のぬくもりが広がっていく。
高まる鼓動と比例してすうっと音をたてるように静まっていく心。
自分だけの孤独な部屋の中で、自分以外の誰かの鼓動を感じる。
指と指が絡み合い、よりあの人が近づいた気がした。
これなら、今夜も落ち着いて眠れそうだ。
目を閉じ体の力を抜く。
ゆっくりと、やさしく、降りてきた眠気に逆らうことなく身をまかせた。

続く
459Mr.名無しさん:03/01/15 00:18
>>457
はぁぁぁぁ、、、
脱力
460Mr.名無しさん:03/01/15 00:21
>>457
夢オチかいっ!
461自転車チューブ:03/01/15 00:45
読み返してみたらものすごい数になってたからまとめてみますた
>>371 >>373 >>376 >>381 >>387 >>393
>>396 >>400 >>421 >>431 >>433 >>443
>>449 >>451
ここまでで第一章
ここから第二章
>>458
462Mr.名無しさん:03/01/15 01:39
妄想と作品の境界はどの辺なんだろうね
フィクション物は全て妄想とも言えるわけで
463Mr.名無しさん:03/01/15 01:54
>>462
芸術性を伴えば、作品。
欲望まみれなら、妄想。
ちがう?
464Mr.名無しさん:03/01/15 01:57
あのさぁ女への妄想とか幻想ってどの程度ある?
たとえば好きな子は〜〜〜なんてしないだろうなぁとか
の程度ってどんなもん?

なんかさぁ、自分は好きな子とか気になる子は純情そうな
ぽや〜っとした感じのが多いから彼氏がいるとかそういう
のすら考えられないんだよね。なんでだろ。
465自転車チューブ:03/01/15 02:07
俺の妄想は
好きな娘にどんな風に告白されるだろうとか
俺はどんな風に答えるんだろうとか
どんなとこでどんな会話をするんだろうとか
どんどん広がっていってしまう
自分でもそこまでいくとやばいと思うが止まらない
466Mr.名無しさん:03/01/15 02:16
>464
やっぱりみんな似たようなことかんがえてんだね
安心した。
467Mr.名無しさん:03/01/15 07:37
自転車チューブは変態だな。
俺もだが。
468Mr.名無しさん:03/01/15 23:09
でもみんな自転車チューブと同じような妄想してるよ
ただキモいかどうかは別だけど
469Mr.名無しさん:03/01/15 23:33
自転車チューブタン続編きぼんです。
470Mr.名無しさん:03/01/15 23:55
みんなもそうなんだろうけど、あんまり喋ったこともなくて
相手のことも良く知ってるわけではないんだけど気になる♀
に関しては、当然のようにフリーである、という前提で妄想
するよね。
471Mr.名無しさん:03/01/16 00:21
>>470
当たり前だ!
472Mr.名無しさん:03/01/16 00:26
自転車チューブの妄想って素直でいいですよね。
みんな似たようなこと考えてるんだね。男って純粋だなぁ、
・・・と思いきや男が男の純情をだます↓こういう事件も
あって、複雑。土木作業員の19歳に激しく同情。
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/01/20030115t33025.htm


473自転車チューブ:03/01/16 18:34
>>458 の続き 

どきどきの休日から三日が過ぎた。
なんとか名前は覚えてもらえたけど、結局アレ以来ほとんど顔もあわせていない。
あの人がバイト先に来るのは日曜の夕方だけだし、学校も別々だし、いったいどうしたら
もっと仲良くなれるのだろうか。
最近はそればかり考えてしまう。
講義にも、バイトにもまったく身が入らない。
ぼんやりと考え込んでると、誰かが突然、私の肩に触れた。
「菅野さん、そろそろ火止めないと焦げちゃうよ」
「あ!!すいません」
われに帰ってガスコンロをひねる。
「どうしたの、ぼうっとして。今日はちょっと元気ないね」
振り返ると、黄色いエプロンに身を包んだちょっと小太りの女性店長が
心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「い、いえその・・・何でもないですよ。今日もいつも通りです」
ちょっとだけ気を入れていつもの笑顔をつくった。
「そう?それならいいけど・・・。そうそうそういえば菅野さん、誰か男の子の友達っていない?」
「男の子ですか?」
ついさっきまで男の人のことを考えていたのでちょっとだけ後ろめたい気持ちになってしまった。
「そう、最近人手が足りなくって。出来れば若い男の人が欲しいんだけど・・・誰か知らない」
「う〜ん、ちょっと心当たりが・・・」
無いと言いかかって、またちらりとあの人の顔が浮かんだ。
「心あたりがあったら教えてね、募集してるから」
そういって、店長はその体からは想像もできない軽快な動きで事務室へともっどっていった。
口実にはもってこいだ。
そういえばなんとなく行きづらくて、あの日焦がしてしまった夕食もそれっきりだし。
胸がまた少し、高鳴ったようなきがした。
474Mr.名無しさん:03/01/16 19:04
いつのまにか菅野さん側の視点になってるけどどーゆーこと?w
475Mr.名無しさん:03/01/16 19:14
>>自転車チューブ
見事な技ですな。
476Mr.名無しさん:03/01/16 19:25
なるほど。
菅野さんは主人公に対して高い好感を持っている、と。
・・・妄想だと分かっていても(´・ω・`)
477自転車チューブ:03/01/16 19:33
>>476
落ち着け
主人公=自分
脳内で主人公の顔や顔を自分に変換汁
エロゲ、ギャルゲの基本だ
478Mr.名無しさん:03/01/16 22:50
>自転車
>脳内で主人公の顔や顔を自分に変換汁

もちつけw
479Mr.名無しさん:03/01/17 00:03
「今日は何でも言うこと聞いてくれるんだよねぇ?」
佳穂里先輩の微笑みが、コタツの向こうから俺に向けられている。
「ん?そ、そうなんですけど……」
俺は佳穂里先輩から目をそらして言葉を濁した。
「ですけど、なに?昨日約束したよねぇ?……口でシてあげる代わりって」
佳穂里先輩の声がささやくように小さくなり、俺も耳が熱くなる。
「……確かに約束しましたけど、佳穂里先輩、なんか恐いこと考えてません?」
俺は目の前に広げた情報誌に読むとも無く目を泳がせる。
「恐いなんて失礼ねぇ。私は智司クンのこっちの方が恐かったんだけどなぁ」
そういってコタツの中で、佳穂里先輩のつま先が俺自身を突っつく。
佳穂里先輩がはじめての女性だった俺は、未だに閨房の睦言に免疫が無い。
実際今も顔から火が出そうなくらい赤面していて、コタツでのぼせてしまいそうだ。
「ねぇ、なんか硬くなってきてない?」
茶目っ気たっぷりの囁きが耳に届く。
「おじいさん、智司が起った、智司が起ったの」
「先輩、ハウス子供劇場を下ネタにしないでください」
先輩は積極的に過剰ともいえるくらいスキンシップを与えてくれる。それは多分
先輩の配慮なんだろうと思う。
心からそれを望んでいるのに、それを表現することができない俺は、先輩に甘や
かされて幸せだった。
佳穂里先輩はオズで、俺はブリキのきこりでライオンだった。
そして同時に、南の魔女だった先輩によって、いるべき場所へ、存在の幸福へ、
帰ってくることができたと思う。かかとを鳴らす代わりにゲロを吐いてだけど。
「やめてください。言うこと聞きますから、足をとめてください。」
480Mr.名無しさん:03/01/17 02:57
>>479
読むのが大変

俺の理解力がたりんせいだが・・w
481Mr.名無しさん:03/01/17 06:00
>>13
その話題
宮迫がノブナガで言ってたぞ
ドラマの共演者から聞いたらしいが
奴は2chか?
482Mr.名無しさん:03/01/17 06:22
>「おじいさん、智司が起った、智司が起ったの」
>「先輩、ハウス子供劇場を下ネタにしないでください」

俺なら・・・
>「おじいさん、智司が・・・、智司が起ったわ!」
>「ハイジかよ!」

こうするかなw ダメ出しスマソ。
483Mr.名無しさん:03/01/17 13:04
>>473軽快な動きで事務室へともっどっていった。
484Mr.名無しさん:03/01/17 13:08
自転車チューブのその展開、、、
これからまだまだ長くなりそうなので期待してる。
長期連載の大作を頼む。

>>479もけっこう好き。
前半だけw後半はよくわからん
485Mr.名無しさん:03/01/17 13:09
温泉コンパニオンとデートの約束をした。
んで昨日会ってきて脱童貞。
気持ちえがったぁ・・
486Mr.名無しさん:03/01/17 18:56
自転車チューブまだぁ?

毎日日課になっているので頼みます
487479:03/01/17 19:12
>>482
漏れ的には「クララかよっ」って書きたかったけど、>>294 の続き物なので、
『まだつっこめるほど、お付き合いが長くなくって他人行儀』と読んでたもれ。

妄想すら下手っくそだけど、もう少し続けさせてたもれ。
漏れも自転車チューブの邪魔をしたくないので、細々だけど。
488自転車チューブ:03/01/17 20:18
>>473 の続き

はずみっぱなしの胸を抱えて、今日もアパートに帰ってきた。
日が沈んで薄暗くなったいつもの駐輪場、赤い自転車の隣に今日も止めよう。
一際目立つ赤いMTB、だが今日は見当たらない。
ちょっとだけ肩透かしされた気分。
「まだ帰ってないのかな・・・?」
急にアルバイトの疲れが体にのしかかった。
カツン、カツン、安っぽい階段を登る足音が妙に耳に響く。
なんでこんな小さなことで私は沈んでいるのだろう。
ちょっと待ってればすぐ会えるのに。
うつむいたまま2階に上がって、誰一人待つ者のいない204号室の鍵をあけた。
間に一部屋はさんだ202号室の様子はここからはわからない。
そうだ、ベランダから駐輪場が見えたはず。
明かりもつけないまま、まっすぐにベランダに出て駐輪場を覗きこむ。
!!
なんて偶然だろう、そのときちょうど康彦が赤い自転車で駐輪所に入ってきた。
その様子を、つい目で追ってしまう。
私、なんて恥ずかしいことしてるんだろう。
不意にわれにかえってそんなことを考えてしまった。
頬が熱をおびる感触が一気に駆け上がる。
でも、康彦の姿だけはしっかりと目線でとらえていた。
赤いMTBがいつもの場所に、私の自転車の左隣に、その身を沈めワイヤーキーでがっちりと固定される。
そして、不意に康彦がこちらを見上げた。
星でも眺めるつもりだったのか、まったく何気ない様子で二階建てのアパートを見上げた。
「えっ!」
小さく、驚きが声になって漏れた。

続く
489自転車チューブ:03/01/17 20:31
ラスト三行がプロジェクトXのナレーションみたいになってしまった
490Mr.名無しさん:03/01/17 20:54
いい!!うまいなー。今のとこ失敗ナシ!パーフェクチュ!!
491Mr.名無しさん:03/01/17 20:55
(・∀・)イイ!よ。
492Mr.名無しさん:03/01/17 21:15
いいぞ自転車チューブ!!!最高!!
続ききぼーん
493自転車チューブ:03/01/17 22:44
>>488 の続き

康彦さんは私に気がつくと恥ずかしそうにうつむいて目をそらしてしまった。
その様子が、なぜか私を安心させる。
鼓動はどんどん早くなるけど、心はとても温かくなった。
「こんばんは、今夜は遅いんですね」
自然に声が出る、自分でも驚くくらい明るくて元気な声。
そうするのが当たり前だったかのように。
「あ、ああ、・・・友達とちょっと話し込んじゃって・・・」
はにかんだ様子で一度うつむいてから、ぎこちない笑顔で私を見てくれた。
「そうだ、私康彦さんに一つお願いっていうか、お話っていうか・・・とにかく用があるんです」
「・・・僕に?」
「そう、康彦さんに。後でまたお部屋に行ってもいいですか?」
ふふ、やっぱり予想通りビックリしてる。
「え、えと・・・ああ、それはいいけど・・・」
「じゃ、後で行きますね。今日は転んだりしないでくださいよ」
そこまで言って、ぴょんと跳ねるように部屋へ戻った。ちょっとだけ、私も恥ずかしかったから。
気がつけは、ちょっとだけまだ顔が熱かった。
そういえば初めて会ったときも、あの人はあんな感じだったな。
女の子の顔がまともに見れないらしくて、恥ずかしそうにうつむいていた。
そんなあの人を思い出して、また私は自分の顔がほころんでいることに気がつく。
さて、そろそろ部屋にもどったかな。
部屋の明かりをつけて、バックの中から、アルバイト情報誌のコピーを取り出す。
ピンク色の蛍光ペンでモスバーガーのところを囲んでもう一度読み返してみた。
いつの間にか、誰もいない寂しい部屋がとても明るく見えていた。

つづく
494Mr.名無しさん:03/01/17 22:58
こんな展開ありえねー
と思いつつ菅野さんに萌えぇぇぇ
495Mr.名無しさん:03/01/17 23:00
応援age
496Mr.名無しさん:03/01/17 23:22
ある朝起きると、ばかでかいベットの上にいた、「伯爵さまー、お目覚めのお時間です。」若い女性の声がする。

なぜか、俺は伯爵家の当主になっていて、うら若きメイドたちに囲まれていた。
20代後半、前半、18、15、14歳という構成だった。
全員に夜伽を命じてみた。
・・・もうすこしというところで目が覚めた。
497Mr.名無しさん:03/01/17 23:31
自転車最高だーーーーー!!!!!
さすがエロゲー大王だw
498自転車チューブ:03/01/17 23:33
>>496
もっかい眠れ
精神安定剤でも睡眠薬でもなんでもつかってとにかく眠れ
そして続きを見るんだ
499Mr.名無しさん:03/01/18 02:32
自転車チューブは
最近大人びたキャラになって
可愛げがなくなったようだが
作品があまりに素晴らしいので良しとしよう。
500Mr.名無しさん:03/01/18 02:33
500GEX
501Mr.名無しさん:03/01/18 05:59
最近、妄想が趣味になりました。妄想マンセー(゚Д゚)
502Mr.名無しさん:03/01/18 06:50
(´-`).。oO( 妄想板があったら、自転車レベルの香具師らがいっぱい来るんだろうなぁ。。。)
503Mr.名無しさん:03/01/18 12:05
>>479の続き

「男の人って、こういうの嬉しいじゃないの?」
先輩は足をとめ、不思議そうに聞いてくる。
「……うれしいですけど、まだ朝の9時ですよ。日曜とはいえ」
「まぁいいけど、言うこと聞いてくるんだね。なんでも」
佳穂里先輩の顔が益々微笑みに満たされて、それは恐いくらい魅力的だった。
「でも、でも、痛いのとか嫌ですよ」
「痛くしないでって、女の子じゃあるまいし……。極力痛いのとかしないから」
「きょ、極力ぅ?!」
「うそうそ、しないから。よしよし、恐かったでちねぇ」
佳穂里先輩はまるで子供を相手にしているかのように、俺の頭を撫でた。
「あのぉ、俺、今年25になるですけどぉ」
「あら、私もなの。奇遇ねぇ」
「んな訳ないじゃないですか。何で女性って年誤魔化すんです?」
「気にしない気にしない」
俺の頭を撫でていた手が止まり、ポンポンと軽く叩いて離れてゆく。
「さて、それじゃぁ、最初のお願いしようかなぁ」
俺は期待よりも大きな不安に先輩の顔を伺う。
「大丈夫、いじめないからね。そんな顔しないの」
「……ええ、じゃぁ最初のお願いを承ります」
最初のお願い、それは肩もみだった。あまりに拍子抜けするお願いに、虚を突か
れた俺だったが、いそいそと先輩の後ろに回り肩もみをはじめる。
「凄いこってますね」
「でしょ、大きな子供の子守は大変なんだよ……ってのは冗談だけど」
3分くらい続けて、俺も少し疲れてきたころ、先輩の手が俺の手に乗せられ、
動きが止められる。
504自転車チューブ:03/01/18 13:28
>>493 の続き
三日ぶりに202号室のインターホンを押した。
ドアが開くまでの数秒がじれったいのはあの時とかわらない。
やがて、おそるおそるといった感じでゆっくりとドアが開いた。
「こんばんは、康彦さん」
「どうも・・・こんばんは」
小さな声で帰ってくる挨拶。
なんだか目のやり場に困った様子で、申し訳なさそうに小さく頭を下げた。
なんとなくわかってた反応だけど、ちょっとだけ不満。
でも、お辞儀をしたときのうれしいと恥ずかしいが混じった笑顔が
そんな小さな不満をすぐになだめてくれた。
「それで・・・話ってなんです?」
「はい、えっとですね。康彦さんアルバイトとかしたくないですか?」
「アルバイト?」
いまちょっとだけ、康彦さんの声が上ずった。
そんなに緊張されると困るんだけどな。
「私のバイト先、今人が足りないんです。特に若い男の人が欲しいんですって。それで店長が
知り合いで来てくれそうな人がいたら声かけてみてくれって頼まれたんです」
実際、それは単なる口実だったけど、もちろんそんなことは言えない。
「ん〜、確かにバイトの一つくらいしなきゃとは思ってたんだが・・・」
「ホントですか?じゃあ、ココに時給とかいろいろ書いてますから良かったら見てください」
コピー用紙を差し出すと、なんだかよほど大切な物でも扱うかのように
そっと受け取って目を通し始めた。
「すぐじゃなくてもいいですから、もしやってみたかったら教えてくだい」
「ああ、じゃあ明日にはどうするか決めて連絡します」
「はい、あ、お店に直接連絡してもいいですけど、出来れば先に私におしえてくださいね
実はアルバイト一人連れて行くと、店長がお小遣いくれるんです」
そう言って、文字を追っている康彦さんの瞳をじっとみつめてみた。

続く
505自転車チューブ:03/01/18 13:33
>>503
先輩萌え
506Mr.名無しさん:03/01/18 13:36
昨日、シックスセンス見て、
もしも、俺に幽霊を見ることができたら、幽霊に恋愛相談したり、
俺の話し相手になってくれる人が居たらなぁ
とか寂しい妄想してしまった。
507Mr.名無しさん:03/01/18 13:58
>>506
・・・もまえって香具師は!・・・
508Mr.名無しさん:03/01/18 14:25
>>506
そこまで追い詰められてるのか、、、
509Mr.名無しさん:03/01/18 15:45
今思ったんだけどカレーのおっそわけ?
ってどーやるの?なんか皿にわけんの?
それとも菅野さんの部屋で食べるの?
スマン。がんがってくれ
510自転車チューブ:03/01/18 17:11
>>509
一般的には皿に分けるとかタッパーにルーだけ入れるとかだろうな
菅野さんがどうするかは俺にもまだわかりません
511Mr.名無しさん:03/01/18 19:44
菅野サンはお鍋ごと持って行きそう
512Mr.名無しさん:03/01/18 22:42
人類で、漏れと仲間由紀江だけ生き残って、
地球外知的生命体の動物園で人類をもう一度増やす、
繁殖計画が、、、、、
何故か娘しか生まれなくて、時々コールドスリープさせ
られて、娘、孫、ひ孫、玄孫、と次々交配させられる。

ちなみに、人類滅亡の原因は地球外知的生命体が
食料として人類を捕獲しすぎたこと。

これは、妄想というより思想の暴走だね♥
513自転車チューブ:03/01/19 01:11
>>504 の続き

「それからですね、この前ごちそうし損ねた晩御飯なんですけど、よかったら明日にでも・・・」
「ああ、そんな申し訳ないですからいいですよ、お気持ちだけいただいておきます」
康彦さんは照れくさそうにスポーツ狩りの頭をかいた。
でもここで引き下がるわけにはいかない。
「何言ってるんです。あんなに手を真っ黒にして自転車修理してもらったんですから、
それくらいさせてください」
「はあ・・・そうですか・・・」
まだ煮え切らないみたい。よし、それならとどめのこの一言。
「それとも、私の作ったお料理なんか食べたく無かったですか?」
芝居がかった寂しげな顔を作って康彦さんの顔を下から見上げた。
相手によっては冗談にとられる言葉も、予想通り真に受けて慌ててくれる。
「そ、そんなこと無いです!ホントに申し訳ないだけですよ・・・僕、たいしたことしてないですから」
「それなら気にしないで食べてください、あんまり遠慮されると逆に悲しいですよ」
「はあ・・・じゃあ遠慮なく・・・」
ついに観念したのか、康彦さんはお願いしますと頭を下げた。
「ふふ、それじゃそれも明日用意しますね、何かリクエストとか有りますか?あ、もう遠慮は無しですからね
どーんと食べたいもの言ってください、私に出来る物なら何でも作りますよ」
「えっと・・・僕ロールキャベツが好きなんですが・・・できればホワイトソースのかかったやつで」
おっと、なかなか難易度の高い料理が出てきた。てっきりこの前食べ損ねたカレーでくると思っていたのに。
いちいちひき肉をキャベツでくるんだりする作業はなかなかに手間がかかる。
でもあそこまで言った以上、断るわけにはいかない。
「任せてください」と胸をはってみせた。

続く
514Mr.名無しさん:03/01/19 01:22
相変わらず失敗がないなー。チューブたんは。
この調子でドンドン続けてくれ!!(質は落とさずにw
515Mr.名無しさん:03/01/19 01:23
今からも一個書け!!>>自転車チューブ
516Mr.名無しさん:03/01/19 01:23
自転車チューブはスポーツ刈りw
517自転車チューブ:03/01/19 01:47
>>515
この先の展開が未定なのですぐには・・・
明日にはできますからちょっと待ってください

>>516
この設定がまんま俺じゃないです
確かにスポーツ刈りだけど
518Mr.名無しさん:03/01/19 01:48
>>517
やっぱそうなんじゃんw
いや、でも面白いよ。
楽しく読ませてもらってます
519Mr.名無しさん:03/01/19 17:54
俺の元にも菅野さんみたいなコ来てくれねーのかなぁ・・・
520Mr.名無しさん:03/01/19 18:55
なぁなぁなぁなぁ!めるちゃんまだ?
521Mr.名無しさん:03/01/19 19:29
>>520
長編シリーズが一段落してからね。
522自転車チューブ:03/01/19 19:29
>>513 の続き

とにかく、明日の夕方の約束を交わして、私は部屋へ戻ることにした。
私の心は、体ごと宙に浮いてしまいそうなくらいふわふわと軽かった。
「ふふ」
口の端から小さな笑みがこぼれ出す。
明日は康彦さんと晩御飯・・・もしかしたらアルバイトも一緒。
202号室から204号室までわずか数メートルしかないアパートの廊下を
踊るような足どりで戻っていった。
パタンと音を立ててしまるドア、つけっぱなしのTVから聞こえるバラエティー番組、足元に転がってる
大きなスポーツバック、見るもの聞くものすべてが私を祝福して・・・。
ん?
私テレビなんてつけてたかな?それにこんな大きなスポーツバックなんて持ってたっけ?
「あ、お姉ちゃん。やっと帰ってきた!!」
部屋の奥からひょこっと一人の少女が顔を出した。
Gジャンに赤いチェックのミニスカート、頭には可愛い尻尾がゆれている。
そしてその少女の顔は私が毎朝鏡の前で見てるのとそっくりだった。
「み、未乃理!?」
驚きのあまりいっぺんにさっきの喜びが吹っ飛んでいった。
「なあに?おねえちゃん」
少女はまるで小動物のように首をかしげて見せた
そう、この娘は菅野未乃理、遠く故郷の地に残してきた私のただ一人の妹だ。
「『なあに?』じゃない!なんであたしの部屋に未乃理がいるの!?」
「なんでって、遊びに来たんだよ」
「遊びに?そんな話聞いてないよ」
「先週メール送った」
メール?携帯にそんなメール入ってきた無かったけど・・・まさかパソコン?
慌てて机のすみっこですでにオブジェと化していたパソコンに火を入れて確認してみると、
たしかに先週の月曜日にメールが届いていた。

続く
523Mr.名無しさん:03/01/19 21:58
うわーーーーーーーーーー大丈夫か、自転車チューブよ!!?w
524Mr.名無しさん:03/01/19 22:23
この展開、、、あとが心配だ、、、
525自転車チューブ:03/01/19 22:26
恋のオジャマ虫はお約束ですから・・・

526Mr.名無しさん:03/01/19 23:16
このテの妄想スレって過去ログありますか?一番スゴい妄想ってどんなものか
読んでみたいのですが・・・。
527自転車チューブ:03/01/19 23:22
>>522の続き
「だいたい、いつの間に入り込んだの?」
「ついさっき。お姉ちゃんが男の人と玄関先で話し込んでるときだよ」
あっけらかんと言ってのける。
「っ!!未乃理見てたの!?」
「うん、でもお話の邪魔しちゃいけないと思って」
「そりゃそうだけど・・・だからって・・・」
まさか後ろに妹が歩いているのも気がつかないなんて・・・私そんなに舞い上がってたのかな。
「じゃあ、外で待ってろって言うの?いくら暖かくなってきたからって・・・
お姉ちゃん冷たいなぁ」
可愛い笑顔の裏に勝ち誇った色が見える。
「で、あの男の人は何?まさか彼氏とか言わないでよ、あんな人」
「ちょっ!!康彦さんはそんなのじゃ!」
「へ〜、康彦さんっていうんだあの人・・・」
にやり、と未乃理の口元がひらいた。
顔中が赤くなったのが自分でもわってしまう。
「ふふ、耳まで赤くしちゃって・・・お姉ちゃん可愛い」
「可愛いって・・・自分の姉貴を捕まえて何を言ってるの」
じっとにらみつけてやっても、まったく効果はない。
そっぽを向いて何食わぬ顔で私を追い詰めにかかる。
「その様子じゃ、まだ片思いかな・・・でもあんな男のどこがいいの?」
「ど、どこって・・・その・・・」
瞬間、康彦さんの顔が頭をよぎった。
「あの男におねえちゃんは釣り合わないと思うな、
あんな男なんかに私の大事なお姉ちゃんはわたさないんだから」
「そ、そんなこと!!・・・」
つい、声が大きくなってしまう。
これではどちらが年上かわからない。
結局いつの間にか、康彦さんのことを洗い浚い吐かされてしまった。

続く
528Mr.名無しさん:03/01/19 23:25
オンラインカジノではいつでも小遣いを稼げます。
初回200ドル無料なので試すだけでもどうぞ。
また毎週火曜には持ち金の10%のチップが無料でもらえます。
http://www.gamblingfederation.com/~127593uDA/indexjp.html
529Mr.名無しさん:03/01/19 23:29
>>自転車

お疲れ!!
無理を承知で今日中にもう一作頼む!!w
530Mr.名無しさん:03/01/19 23:31
妹強烈だな。しかもシスコンw
531Mr.名無しさん:03/01/19 23:34
でもなんかいい。
小説のようにまとめてドバっと読みたい。
頑張ってたくさん書いてほしい。

>>自転車チューブ
作家になれw
本出してくれ
532Mr.名無しさん:03/01/19 23:35
未乃理たん(・∀・)イイ!
533Mr.名無しさん:03/01/19 23:36
自転車チューブの話を脚本にアニメ化稀ボン
534自転車チューブ:03/01/20 00:11
>>527 の続き
今夜はなんだかとても疲れてしまった。
がっくりしたり、ドキドキしたり、ビックリしたり。
特に最後の未乃理には本当に参ってしまった。
濡れた髪をドライヤーで乾かしながら、ふう、とひとつため息をついた。
あの娘、一週間くらいこっちにいるつもりだって言ってたし・・・明日の晩御飯どうしよう・・・。
色々な想いを巡らせているうちに、未乃理がシャワーから出てきた。
上気した頬、ポニーテールを下ろした濡れた髪、
女であり姉妹である私から見てもとても可愛く見えた。
「あ〜、いいお湯だった。さ、お姉ちゃん夜は長いんだしなんかお話しよっか」
「また明日ね、今日はもう疲れたの。それにもう遅いんだから、さっさと寝るよ」
そんなことを思ったのがちょっとだけ恥ずかしくて、さっとベットに潜り込んだ。
「ちぇ、つまんないの・・・まあいっか明日もあるし。とりあえずドライヤー借りるね」
急に静かになった部屋に、未乃理の髪を乾かす音だけが響いていた。
なんとなく、こんな時間もいいなって思う。
いつしかそれも終わり、ふっと部屋の明かりが落ちた。
「それじゃ、お姉ちゃんお休みなさい」
未乃理はそう言って、そっと私のベットに潜り込んできた。
って、私のベットに!?
「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで未乃理が私の布団に入ってるの!?」
「なんでって、だってお布団一つしかないんだもん・・・」
「ないんだもんって・・・わかった、それじゃ私が下で寝るから、毛布ぐらいあったはずだし」
起き上がろうとすると、そっと未乃理が私の腕を掴んだ。
「ダメだよ、そんなことしたらお姉ちゃん風邪ひいちゃう。ね、一緒に・・・寝よ」
上目づかいに見つめられる。
そんな顔をされると、正直ちょっと困る・・・可愛くてしかたがない。
そっと、やさしく、未乃理の洗いたての髪に触れた。
「しょうがないな・・・今回だけだからね」
「うん、お姉ちゃん」
なんだかんだ言っても、やっぱりこの娘は私の妹だな。
続く
535自転車チューブ:03/01/20 00:49
>>534 の続きってより番外編

「なに?急に甘えて、さっきまであんなにえらそうにしてたくせに」
気がつけば、私の声もやさしい姉の声に変わっていた。
そっとおでこを人差し指でふれてやると、まるで猫みたいに丸くなって私に寄り添ってくる。
「えへへ・・・」
「もう・・・こんなの、ホントに今夜だけだからね」
「うん、お姉ちゃん・・・」
しおらしくうなづくと、さらに私に近づいてその顔をぎゅっと胸にうずめた。
「ぁっ・・・ちょっとどうしたの今夜は・・・・変な娘・・・」
「だって・・・お姉ちゃん夏休みもクリスマスもお正月もずっと帰ってきてくれないんだもん・・・」
未乃理の手がそっと私の背中に触れる。
そんな仕草がとてもいとおしく思えて、また頭をなでてあげた。
「ところでお姉ちゃん、また胸大きくなったでしょ」
「え!そ、そんなの・・・内緒だよ・・・」
「言わなくてもわかるよ、ね、いくつになった?」
急にまた悪戯な顔になって私を見上げて、ふんわりとパジャマの上から私の胸に触れた。
「・・・85の・・・C・・・」
「へ〜、さすがお姉ちゃん・・・ちゅ」
パジャマごしに、未乃理がバストに唇を押し当てる。
「ぁ・・・ちょ、ちょっとなにしてるの?変なことしないで・・・」
「いいじゃん、姉妹なんだし。あ〜、お姉ちゃん寝るときはブラしないんだね・・・」
「き、姉妹はそんなことしないの・・・もう・・・ぁっ直に触っちゃ・・・ダメ・・・」
そう言っても、未乃理は一向に離れる様子が無い。
むしろどんどん幼くなって甘えてくる。
「ん〜、お姉ちゃん〜。お姉ちゃんの胸とっても気持ちいい・・・・」
「もう・・・・バカ・・・・」

こうして二人の夜はふけていく・・・・

続く・・・・っていうか番外編ですコレは、本編と深い関わりは有りません!!
でもコレこそが妄想の極意ナリ
536自転車チューブ:03/01/20 00:58
注・バストに触れるより先のことはあの二人は一切してません
なんか意味深な書き方してしまった・・・

ハァハァ・・・
537Mr.名無しさん:03/01/20 00:59
勃起しますた
538Mr.名無しさん:03/01/20 01:00
ハアハア
539Mr.名無しさん:03/01/20 01:03
康彦   ★菅野さんに好意をよせている。
菅野さん ★康彦に好意をよせている。妹として未乃理を可愛く思っている。
未乃理  ★完全にシスコン


今のところはこんな感じでよろしいでしょうか?
540Mr.名無しさん:03/01/20 01:06
どっちかっつったら未乃理になりたいな〜
541529:03/01/20 01:10
>>自転車

もつかれ!!
無理言ってすまんかったw
番外編も十分楽しめますた。つか勃起した。。。
542自転車チューブ:03/01/20 01:11
>>539
ばっちりです。次回予告も兼ねて強いて追加すれば
未乃理  ★完全にシスコン。康彦に嫉妬。
543Mr.名無しさん:03/01/20 01:21
メルの続編まだ?
544Mr.名無しさん:03/01/20 01:24
パチ屋のコーヒーレディーに声かけられて
一緒に飯喰いに行ってセクスしちゃった
545Mr.名無しさん:03/01/20 01:51
自転車チューブは頑張ってくれてるので好感もてる。
それに毎日書いてくれるから不定期じゃなくていいんだよな。
546Mr.名無しさん:03/01/20 02:56
目覚めたら、小学校時代に、戻っていた。

でも、頭の中は大人のままだった。

さっそく、クラスの女の子を次々と毒牙にかける計画を練った
素人どうていとも、おさらばさ。
さあて、まず手始めに・・・
547Mr.名無しさん:03/01/20 03:08
>>546
その妄想は俺もよくするw
548Mr.名無しさん:03/01/20 07:22
何か番外編はもろオタって感じ・・・w
続きガンガってくれ〜!
549Mr.名無しさん:03/01/20 16:18
今日も応援age
550Mr.名無しさん:03/01/20 16:21
>>546
漏れの場合は下級生・上級生、中学生ぐらいまで食べたいな♪
551Mr.名無しさん:03/01/20 16:37
お前ら若返ってもどうせブサイクだろうが
552Mr.名無しさん:03/01/20 17:54
>>551が確信をついたな
553Mr.名無しさん:03/01/20 18:38
自転車チューブまだ〜
554自転車チューブ:03/01/20 19:15
>>535の続き   ココから第三章
今朝お姉ちゃんと一緒に原宿で買ってきた新しいスカートをなびかせて、
鏡の前に立ってみる。
うん、いい感じだ。
お姉ちゃんが選んでくれたんだもん、良くないはずが無い。
午後はアルバイトがあるからって、午前中だけあたしに付き合ってくれた。
お姉ちゃんの匂いでいっぱいの部屋、あたしは一人頬でを緩める。
「へへ」
つい、うれしさがこぼれてしまう。
久しぶりに会ったお姉ちゃんはやっぱりとってもやさしくて、やっぱりとっても大好き。
だから、あんなかっこ悪い人に渡すわけにはいかない。
昨日チラッと見たけどなんだか顔も冴えないし、服だってかっこ悪い。
それにお姉ちゃんの話だとちょっとオタク趣味があるって言ってた。
そりゃ、あたしだってもうっちょっとかっこいい人ならまだ我慢できるけど、あんな奴はダメ。
幸いあと3時間くらいお姉ちゃんはアルバイトで帰ってこない。
ある決意を胸に、ぐっと拳に力を入れてから、お姉ちゃんの部屋を抜け出した。

ピンポーン

突撃ラッパの代わりにするには間の抜けすぎているチャイムの音。
202と書かれているドアをじっとにらみ付けていると
「は〜〜〜い」
とチャイムに負けないくらい間抜けな声が遠くから聞こえた。
そして半開きのドアからもうお昼だというのに今起きたばっかりみたいなボケた顔が
のっそりと顔を見せた。
「・・・?どちら様ですか・・・?」
ちょっとビックリした様子であたしをながめた。
なんかちょっと挙動不信な感じだ。
「えっと、菅野早紀の妹の、未乃理です」
じっとにらむような視線を向けて、堂々と名乗りをあげた。
続く
555Mr.名無しさん:03/01/20 19:22
幼女レイプキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!11
556Mr.名無しさん:03/01/20 19:25
さあここからが腕のみせどころだ
557自転車チューブ:03/01/20 19:29
オイ待て!幼女レイプってなんだ!?
康彦さんはんなマネしないし、未乃理ちゃんは幼女なんて年じゃないぞ

参考までに
康彦 20歳大学生
早紀 19歳大学生
未乃理 15歳中学生
こんな感じだ
558Mr.名無しさん:03/01/20 19:36
>>557
正直すまんかった。でも興奮しただけなんだ
559Mr.名無しさん:03/01/20 19:49
>>自転車チューブ

もっとキボーン!!
お前才能あるYO
560Mr.名無しさん:03/01/20 19:49
561自転車チューブ:03/01/20 20:12
>>554 の続き
「は、はぁ・・・それで・・・その妹さんが・・・何か御用ですか?」
ぼそぼそと消え入りそうな声で話す、そんな態度がますます挙動不信っぽい。
「えっとですね、話すと長くなりますから、とりあえずちょっと付き合ってください」
「え!ちょ、ちょっとまって・・・」
なにを勘違いしたのかごにょごにょと口を動かす永瀬さんの腕を引っつかんで強引に外へと連れ出す。
「さあさあ、ほら行きますよ!!」
「ああ!ち、ちょっと待って、せめて戸締りを・・・」

連れてきたのは駅前のマクドナルド。
ハンバーガーとコーラを二つづつ買わせて、窓際の禁煙席に腰を落ち着けた。
「それで・・・お話というのは・・・」
さすがに困惑した様子でモゴモゴと口を開く。まったくオタク臭いったらありゃしない。
「はい、単刀直入に言ってですね。お姉ちゃんに近づかないでください!」
「・・・・?はぁ・・・・近づくな・・・と言われましても・・・・」
「あたしのお姉ちゃんにはもっとかっこいい人が似合うんです。
あなたみたいな気持ち悪いオタクさんなんかお呼びじゃありません!!」
じっと睨み付けてやると申し訳なさそうに視線を落とした。
まったく情けない。こんな年の離れた女の子にここまでいわれてくやしくないのかな。
「はあ・・・そう言われても・・・別に僕から近づいてるワケじゃ・・・・
それに僕と菅野さんは別にそういう仲じゃ・・・」
「そういう仲じゃない人たちが何でロールキャベツ作ってもらって、
しかもファーストネームで呼ばれてるんですか!?だいたいそうじゃなくたって
お姉ちゃんの態度見たら好かれてるってちょっとは気がつきませんか!?」
つい、勢いにまかせてまくしててしまった・・・。
再びジッとにらんでやると、永瀬さんはぽーと赤くなって遠くを見ていた。
「ち、ちょっと何赤くなってるんですか!!」
「そ、そんなこと言われたって、そりゃ赤くなるなって方が無理だろ!!」
それはたしかに正論だ・・・。
めずらしく大きな声で言い返してきた。
「ぐ・・・確かにそうですね・・・立場が逆なら私だって赤くなります・・・・」
続く
562自転車チューブ:03/01/20 20:14
>>558
いや、こちこそスマンかった、ちょっと興奮してしまった・・・
それに年齢の具体的な記述が無かったですからね
ちゃんと書いと着たかったんで・・・・
563弐世 ◆JPG/7.He32 :03/01/20 20:37
初めてこのスレ見たが、感動してしまったよw

がんがれ!自転車チューブ
564Mr.名無しさん:03/01/20 21:57
菅野さんまだーー??
565自転車チューブ:03/01/21 00:17
>>561 の続き
だが、ここで引き下がるわけにはいかない、何とかお姉ちゃんをあきらめてもらわなきゃ。
「それで、結局それが言いたかったの?」
やさしげな笑顔で、そう言われた。
まるで悪戯をした後のあたしを見るお姉ちゃんみたいだ。
「そ、そうです。そういうことですから、お姉ちゃんはあきらめてください。」
「あきらめるって言ってもなあ・・・別に僕は・・・」
また小さな声になってうつむいてしまう。ああもう、どうしてこの人はこうもハッキリしないんだろう。
「じゃあ聞きますけど、永瀬さんはお姉ちゃんのことどう思ってるんですか?」
「どうってその・・・いい人だなって・・・」
「つまり恋愛感情は無いんですね?」
「いやその・・・ちょっとだけ・・・」
赤い顔をしてもじもじとうつむいてしまった。
すぐ気持ちが顔や態度に出てしまうみたい。
素直で正直、たしかにそういった意味ではいい人なのかなって思う。
「やぱっり好きなんじゃないですか!」
「う、・・・そんなハッキリ言われると・・・・」
「とにかく、お姉ちゃんのことは忘れてください。いいですね」
強い口調で言い放って、席を立つ。
一瞬でもいい人だなと思ってしまったのがちょっと悔しかったから。
さっさと自分のトレイを片付けて、永瀬さんが呼び止めるのも聴かずに店を出た。
「まったく、コレじゃ逆効果じゃない!永瀬さんの恋愛感情煽ってどうすんの!」
人波を掻き分けずんずん歩いていく、周りはまったく見ていなかった。
横断歩道の信号が赤になって立ち止まり、ようやく自分がみたことも無いところにいるのに気づく。
「そういえば・・・ここ何処だろう・・・・」
慌ててあたりを見回すと、後ろから息をきらせて走ってくる人影が見えた。
「ま、まって〜〜」
「な、永瀬さん・・・」
「ゼーゼー・・・・全然アパートと・・ハアハア・・違う方に歩いていくから・・・
もしかして道・・知らないのかとおもって」
苦しそうに息をしながら、それでもやさしげな笑顔のままそう言って、その場にへたりこんでしまった。
566Mr.名無しさん:03/01/21 01:10
一気に読んだけどいいよ!自転車チューブさん
でも俺たちの妄想って共通点が妙にいっぱいあるね
567Mr.名無しさん:03/01/21 01:13
もっと直情型の妄想も読んでみたいです
568Mr.名無しさん:03/01/21 01:26
直情的なのは他にいっぱいあるからオタクと普通の少女の恋愛である自転車がいいな
569Mr.名無しさん:03/01/21 01:58
確かにこれは本で読みたいな。
一気に読んだらすごそう。
570Mr.名無しさん:03/01/21 16:39
直情型ってなに?
571Mr.名無しさん:03/01/21 18:42

  早  く  続  き  を !!!!
572Mr.名無しさん:03/01/21 19:25
  早  く  続  き  を !!!!
  早  く  続  き  を !!!!
573自転車チューブ:03/01/21 20:36
>>565 の続き
まさかこんな奴に助けられるなんて。
悔しいと思う。でももしこのまま道に迷っていたらあたしはどうなっていただろう。
「さ、帰ろう。それともまだどこかに行く予定でもあったの?」
どうにか息を整えて立ち上がると、あたしに向かって間抜けな笑顔をみせた。
コレでは気が抜けてしまう。
あたしと永瀬さんは敵同士のはずなのに・・・。
「予定は・・・無いです・・・」
つい、ふてくされたような顔になってしまった。
「そう。それじゃ帰ろうか」
それでも、まるで何事も無かったかのように来た道を戻りはじめる。
あたしはなんとなく気まずくて、後ろをうつむいて歩くしかなかった。
かっこ悪いヨレヨレのシャツの背中がなぜかとても広く見える。
「・・・あ、ありがとう・・・」
たとえ敵とはいえ、感謝の言葉くらいは言っておきたかった。
でも上手く言葉が出てこなくて、まるで永瀬さんのような小さな声になってしまう。
「ん?何か言った?」
「・・・なんでも・・・ないです・・・」
満足な答えではないはずなのに永瀬さんはなぜか小さな笑みをうかべた。
そんな仕草が、なんとなく年上っぽい。
それっきりまた黙ってうつむいていると、すぐに青い屋根のアパートについてしまった。
「それじゃ、また・・・」
そうあたしに微笑んで、自分の部屋のドアに手をかける。
ありがとうって言おうと思った。
でも口から出てきたのは・・・
「あたしを助けたって、お姉ちゃんは渡さないんだから!!」
恥ずかしくて、悔しくて、情けなくて、あたしは逃げるようにお姉ちゃんの部屋へと駆け込んだ。

続く
574Mr.名無しさん:03/01/21 23:51
康彦さんが羨ましいw
575Mr.名無しさん:03/01/21 23:53
展開がうまいな。
康彦がいい感じでいいやつになってきてるw
576Mr.名無しさん:03/01/22 00:01
「どうせもてないし減量しようぜ」ってスレどこ?
577Mr.名無しさん:03/01/22 00:07
>>576
しらねーよ








これのことか?
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1041597080/l50
578Mr.名無しさん:03/01/22 00:11
>>577
ありがd。
でも違う。
579自転車チューブ:03/01/22 00:58
>>573 の続き
お姉ちゃんが帰ってきても、あたしの気持ちは晴れなかった。
どうしてこんなに沈んでいるんだろう。
なんとなくわかっているはずの答えにわざとふたをして、ぎゅっと膝を抱えた。
そんなあたしの気持ちもしらないで、お姉ちゃんはうれしそうにロールキャベツを作っている。
少し音程の外れた鼻歌は、お姉ちゃんが機嫌がいい証拠。
いつもはあたしも一緒にうれしくなるけど、今日だけは、なぜか気持ちがはずまなかった。
いつの間にか、テーブルの上にはお皿が並んでいる。
後はお鍋から盛り付けるだけらしい。
あたしにご飯の盛り付けを言いつけると、跳ねるように出て行った。
永瀬さんを呼びに行ったんだ・・・。
そう思うとますます気持ちが沈んでしまった。
三つ目のご飯が盛り終わったころ玄関から騒がしい声が聞こえてきた。
恥ずかしがる永瀬さんをちょっと強引に引っ張り込むお姉ちゃん、
見なくてもお姉ちゃんがどんな顔してるかすぐに想像がついた。

「それじゃ・・・その・・・いただきます・・・」
「ハイ!どーぞ。遠慮しないでくださいね」
「・・・いただきます・・・・」
相変わらずの永瀬さんに、にこにこのお姉ちゃん。
なんとなく悔しくて、あたしは自分の顔に<あたし不機嫌です>って書いて手を合わせた。
「?どうしたの未乃理?未乃理もロールキャベツ好きでしょ?」
「好きだけど、今日はおいしくないの!」
永瀬さんをジッとにらみつける。
その視線に気がついたのか、ちょっとだけ気まずそうな顔をして、またすぐに笑顔。
その顔が、あたしの気持ちをまた少し沈めていく。

「ねえ、なんでこんな人が部屋にいるの?」
「ふん、食事くらい自分の部屋で食べたら?」
「まったく、あたしとお姉ちゃんの部屋に勝手に上がりこんで・・・」
ことあるごとに、あたしは気持ちをぶちまけてしまう。
お姉ちゃんの顔色が変わっていくのがわかったけど、どうしても止められなかった。
580Mr.名無しさん:03/01/22 01:00
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
581自転車チューブ:03/01/22 01:28
>>579 の続き

「ちょっと未乃理!!さっきからいったいなんなの!!」
隣に座っていたお姉ちゃんが立ち上がって叫んだ。
その怒りは当然のこと、でもあたしはそれを受け入れることができない。
「だって!」
「だってじゃないの、いくらなんでも康彦さんに失礼でしょ!!」
昨日やさしくあたしの頭をなでてくれたお姉ちゃんの手があたしの手首を掴んだ。
やっぱりお姉ちゃんは、あたしより永瀬さんが大事なんだ!
そんな問題じゃないってわかってたけど、気持ちは止まらなかった。
「お姉ちゃんのバカ!!」
その手を振りはらい、かすんだ視界をぬぐって駆け出す。
夜の街、知らない道を、あたしは走った。
悲しくて、悔しくて、情けなくて、この気持ちがどこから来るのかわからなくて。
だから、走った。

そしてたどり着いたのは、見たことも無い河原。
その土手の草むらに腰を下ろして、川向こうの点灯がゆれる水面をジッと見つめる。
じわり。
瞳の前に押し出される雫。
あたし、何してるんだろ。東京まできて、いったい何してるんだろ。
自己嫌悪。自分が悪いってわかってるのに・・・。
ホントは、助けてくれてありがとう。それだけが言いたかったのに。
ハァハァ・・・・・ゼーゼー・・・・・・・・

あの声・・・あたしを助けてくれた、息遣い・・・・
でもなぜか、振り向けなかった。
そんなはず無いって思ってたから。だって、あんなひどいことしたんだもん。
もう、ゆるしてもらえないって思ってから。振り向くのが怖かった。

続く
な、なんてクオリティーだ!!?
583自転車チューブ:03/01/22 01:57
>>581 の続き

カサリ
草を踏みしめる音が、やけに大きく聞こえた。
一歩、また一歩、あたしに近づいてくる。
不安だった、あんなひどいこと言って、こんなところまで追いかけてきて。
きっと怒られるに違いない。
身を硬くしておびえるあたしの肩に、ふわりと、暖かい大きなてが触れた。
「どうしたの、こんなところで・・・・」
それは、今日のお昼からずっと変わらない、暖かいままの言葉。
振り向いたさきには、額に汗を滲ませて、それでも変わらない穏やかな微笑み。
「永瀬・・・さん・・・」
声がふるえた。
いろんなものが少しずつこぼれ始めて、でもそれが上手く形にならなくて震えていた。
「え、えと・・・菅野さん・・・心配してるから・・・とにかく・・・」
相変わらずの話下手。でもそれがあたしの奥にある何かにじんわりとしみこんでくる。
「うん・・・」
「さ、立って・・・」
「うん・・・」
立ち上がると、目の前にヨレヨレのシャツに包まれた胸板があった。
見上げれば、穏やかな、でも心配そうな永瀬さんの暖かい顔。
抑えていたものが、一気にこぼれた。
洗いざらしのごわごわした感触があたしの頬に触れる。
涙を吸っていく、青いシャツ。
「えぐ・・・えぐ・・・ご、ごめんなさい!!・・・ホントはあたし・・・あたしずっと言いたくて・・・・
言わなくちゃいけないって思ってて・・・」
こんな時でも、永瀬さんが困ってる様子が、なんとなくわかった。
一瞬ためらって、でもいつしか、その大きな手があたしの髪をぎこちなくなでていた。
「えぐ・・・ありがとう・・・えぐ・・・お兄ちゃん・・・」

続く
584Mr.名無しさん:03/01/22 04:47
自転車チューブ
おまい、すげぇよ!(゜д゜)
585Mr.名無しさん:03/01/22 17:59
(・∀・)イイ!
ドラマチックな展開だ!!
586Mr.名無しさん:03/01/22 18:00
>>583
泣きますた
587Mr.名無しさん:03/01/22 20:20
つづきまだ〜?
588( ´,_ゝ`)プッ:03/01/22 20:23
>>586
もらい泣き
589自転車チューブ:03/01/22 21:59
>>583の続き

結局あの後、あたしは永瀬さんに連れられてアパートに戻った。
川原からアパートまではずいぶん遠くて、自分でもこんなに走ったとは思わなかった。
それを追いかけて来た永瀬さんは、きっともっと大変だったんだろうな。
暗い夜道を二人で歩いているとき、改めて
「ごめんなさい、それから・・・お昼はありがとう」
そう言った。
そしたら永瀬さんは、恥ずかしそうに鼻の頭をかいて
「いや・・・その・・・僕も・・・女の子とハンバーガー食べたりして・・・・ちょっとうれしかったから」
なんて、なんだかちょっと見当はずれなことをつぶやいた。
きっと永瀬さんなりのフォローのつもりだったんだろうな。
おかしかったけど、それ以上に胸の奥にしみこんだ何かが心地よくて。
あたしも少しだけ笑顔になった。
てっきりお姉ちゃんにちょっとだけしかられたけど、それもホントにちょっとだけだった。
永瀬さんが帰る前に一言。
「あんまり叱らないであげて、気持ちはなんとなくわかるから」
そう言ってくれたの効いたみたいだ。
落ち込んでいるあたしを、お姉ちゃんは後ろからぎゅってしてくれた。
「もし未乃理がいいなら、今夜はずっとこうしていたいな」
「うん・・・お姉ちゃん」
悲しかったこと、悔しかったこと、寂しかったこと、全部忘れさせてくる、お姉ちゃんの感触。
「ねえ、お姉ちゃん。ちょっとだけね、お姉ちゃんの気持ちわかったよ・・・・」
「え?何それ?」
「ふふ、内緒。話したらお姉ちゃんに恨まれちゃうもん」
その夜は、お姉ちゃんの腕の中で眠った。
やっぱりお姉ちゃんが一番だから、もうしばらくは永瀬さんをライバルだと思うことにする。

続く
590Mr.名無しさん:03/01/22 22:10
続きキタキタキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━

は、はやく続きを!禁断症状がおきる前に!
591Mr.名無しさん:03/01/22 22:16
話の展開うますぎ
592Mr.名無しさん:03/01/22 22:19
自転車チューブの小説(゚д゚)ウマー
593Mr.名無しさん:03/01/22 22:21
執筆が進むように何か差し入れしたい気分だ
594Mr.名無しさん:03/01/22 22:45
これからさらに壮大な物語につながっていってほしいな。
チューブたんは大変だろうがw
595Mr.名無しさん:03/01/22 23:33
大作期待age
596Mr.名無しさん:03/01/22 23:34
自転車チューブはエロゲーの達人らしい
597Mr.名無しさん:03/01/23 02:15
おもろいわ、コレ。
598山崎渉:03/01/23 05:02
(^^)
599自転車チューブ:03/01/23 10:47
>>589 の続き   ここから第四章

池袋東出口から徒歩数分。
首都高のガードをくぐった向こうにそびえ立つ我らが聖地、アニメイト池袋。
いつもなら美少女アニメグッツや、声優CDをゲットして帰るが、今日はちょっと事情が違う。
手にとったのはお面をかぶった紫色の狼「ケダモノ」のキーホルダー。
女の子が喜びそうなものを探してあちこちさまよい続け、結局行き着いた先がここだった。
「結局、僕の居場所はここにしかないのか・・・」
意味無く流し目を使ってみる。
ちょっと自分の世界に浸ってしまった・・・。

なぜ僕が女の子にあげるプレゼントを選んでいるのか。
実は、今夜二つ隣の菅野さん姉妹に夕食にご招待されてしまったのだ。
きちんと味わえなかった三日前のやり直しということらしい。
さらに、明日には妹の未乃理さんが故郷へ帰ってしまうから、そのお別れも兼ねてだそうだ。
せめて何か記念になるようなモノを・・・と思い立ったのがプレゼントというわけ。
しかしプレゼント選びとはなかなか難しいものだ。
あからさまに東京をアピールした土産物はかっこ悪いし、
女の子が出入りしてるお店はなんとなく入りにくい。
それで、思いついたのが一般にも理解されるデザインのアニメキャラだった。
というか、これ以外もう思いつかん。
帰りがけ、つい隣の中古アニメグッツショップのショーウィンドウに目を奪われてしまう。
すると偶然通りかかったカップルが小声で話すのが聞こえてしまった。 
「あにあれ、オタクって奴?」
「キモイよね〜、絶対もてないよあんなの」
「ホントホント、近寄りたくないよな」
グサリ。
やっぱり菅野さんもそう思ってるのかな・・・。
今までそんなこと気にもとめなかったが、どうやらこれからはそうはいかないらしい。
ちょっとだけ、足が重くなった気がした。

続く
600Mr.名無しさん:03/01/23 12:27
キタ!てか、第何章くらいまで続くの?
601Mr.名無しさん:03/01/23 12:57
毒男たちのホープ康彦ガンガレ
602自転車チューブ:03/01/23 13:47
>>600
あと2,3章くらいで考えてます。
長すぎますか?
603Mr.名無しさん:03/01/23 14:23
>>602
むしろ短いくらいだが、、、
604Mr.名無しさん:03/01/23 18:00
期待あげ
605Mr.名無しさん:03/01/23 18:05
>>603
禿堂
もっと読みたいよ

まぁ自転車チューブの負担にならないくらいでだが・・・
606自転車チューブ:03/01/23 21:01
>>599 の続き
ピンポーン ピンポーン ピンポーン

いつもよりハイテンションなチャイムの音。
時間も予告通り、来客の正体はすぐにわかった。
「おーす、ご飯だよー!」
「こんばんは、おなか空かしてますか?」
顔の良く似た少女が二人、笑顔でドアの向こうで待っていた。
姉の早紀はお鍋と電子ジャー、妹の未乃理はお皿とスプーンをそれぞれ抱えている。
「・・・なんですかその荷物?」
わかっちゃいるが一応質問してみる。
「こないだはお姉ちゃんの部屋で食べたでしょ、だから今夜はこっち」
「ふふ、オジャマしますね」
二人とも、僕に期待のこもった視線を向けている。
だが、あの部屋を見せるワケにはいかない。
エロゲー、少女漫画、美少女キャラのポスター、エロ漫画、乾いたティッシュペーパーetc
とてもじゃないがお見せできるようなものではない。
「え、えと・・・できればその・・・僕の部屋は・・・・」
「なに?お姉ちゃんの部屋に入ったくせに自分は部屋を見せられないっていうの?」
「い、いやその・・・また向こうで食べると思ってたから・・・掃除とかしてなくて・・・」
「多少汚れていても、気にしませんよ」
うぐ・・・菅野姉妹の微妙に質の違う笑顔が僕をジリジリと追い詰めていく。
しかし、コレばっかりは譲れない。
「す、すいません、後生ですから、コレばっかりは勘弁してください、今度ちゃんと片付けときますから」
両手を合わせて拝んでみせる。まったく我ながら情けない。
「・・・ホントに嫌みたいですね。しょうがない、ほら、戻るよ未乃理、ドアあけて」
「え〜、あと一押しすれば落とせるよ〜」
「無理やり押し入ってどうすんの、さっさと戻るよ」
にぎやかな二人の背中を眺めていると、なんとなく僕も楽しくなった。
続く
607Mr.名無しさん:03/01/23 21:04
菅野さんはあはあ
608Mr.名無しさん:03/01/23 21:05
続き続きを・・・
609Mr.名無しさん:03/01/23 21:06
菅野さんて芸能人でいうと誰ににてるのpかな
610♂ ◆AJ5OonnGmw :03/01/23 21:08
自転車チューブ氏はもう神の称号を得ているの?
611Mr.名無しさん:03/01/23 21:13
>>610
まあ少なくともお前のような糞コテとは違うよな
612自転車チューブ:03/01/23 21:40
>>606 の続き
今夜の献立はカレーライス。
僕の向かいに、菅野姉妹が並んで座っている。
両手に花、しかも女の子の部屋で。
ものすごく、幸福な状況にあると思うけど。とりあえず緊張でそれどころじゃない。
「どう?美味しいですか?辛すぎたりしませんか?」
「不味いなんていわせないからね、お姉ちゃんとあたしが作ったんだから。美味しいにきまってるよ」
ちょっと不安げな菅野姉と、自信たっぷりに胸をはる菅野妹。
「うん、すっごく美味しいですよ菅野さん」
本当にとても美味しかった。
と、菅野妹が突然けげんそうな顔をうがべた。
「ねえ、今のどっちに言ったの?」
「へ?そりゃ・・・菅野さんに」
「ウチは菅野さん二人いるの、まったくまぎらわしい。まぎらわしいから、今日からあたし達のことは
名前で呼んで。」
一気にまくしたてて、がぶりとカレーに食らいつく。
「そ、それはちょっと・・・」
「なんで?お姉ちゃんは『康彦さん』って呼んでるのに」
ニヤリ、スプーンを動かしながら何か含んだような視線を投げかけてくる。
「ちょ、ちょと変なこと言わないの。やす・・・永瀬さん困ってるでしょ」
「なんで?実際に紛らわしいでしょ」
二人を名前で呼ぶことを想像して、恥ずかしくなってしまった。
「あ、お姉ちゃん見て見て、永瀬さん下向いちゃったよ」
見なくても、菅野妹の表情がなんとなく予想できてしまう。
「ば、バカ!変なこと言うんじゃないの!、康彦さん気にしないでくださいね・・・」
「あ、また康彦さんって言った!!」
・・・なんかものすごく気恥ずかしい・・・
「そういうわけで、これからは未乃理ちゃんと早紀ちゃんって呼んでね」
「そ、そんな!・・・」
「そ、そうだよ未乃理、急にそんな・・・」
つい、勢いよく立ち上がってしまった。きっと、僕は耳まで赤くなってるに違いない。
続く
613Mr.名無しさん:03/01/23 21:42
微笑ましいな〜。。。
614Mr.名無しさん:03/01/23 21:49
菅野さんとSEXまだかな〜ハアハア。。。
615自転車チューブ:03/01/23 22:25
>>612 の続き
すったもんだの末、『未乃理さん』『早紀さん』と呼ぶことで落ち着いた。
『さん』づけだけはどうしても譲れない一線だ。
「よし、じゃ、さっそくお姉ちゃんのこと呼んでみ」
「え、えと・・・・・早紀・・・さん」
「もっとハキハキと!まったく、それでも男の子?」
まったく手厳しい、慣れるまで大変だな・・・。
「ところで、康彦さん。その青い袋はなんですか?」
食後のアイスティーをいただいてるとき、早紀さんがついに僕の持ち物に触れた。
なんとなく言い出せなくて、ずっと持ったままになっていた未乃理さんへの東京土産。
「あ、ああこれはその・・・み、未乃理さんに・・・今日で、向こうに帰っちゃうって聞いたから・・・」
「未乃理に?そんな気を使わなくてもいいにの」
「お、気が利く〜!早く頂戴」
まっすぐに突き出された両手に見慣れたブルーのビニールを手渡した。
「・・・そんな期待されると・・・困るんだけど・・・」
その場でがさがさと袋から引っぱり出しす。
「何コレ、変なの。アハハ!」
笑ってはいるけど、まんざらでもない様子で「ケダモノ」をかざしてみる。
早紀さんも興味しんしんって感じで未乃理さんにくっついてのぞきこんできた。
「だから、期待するなと・・・・」
「でも、なんか面白いねこの狼、早速使わせてもらおっと」
一応気に入ってくれたみたいだ。かなり不安だったけどまあ成功かな。
「へへ〜、お姉ちゃんは無いでしょ〜。うらやましい?」
「・・・べ、べつに〜」
「嘘ばっか、顔に欲しいって書いてあるよ」
「なっ!そ、そんなこと言ってないでしょ!!」
今日の早紀さんはいつも以上にコロコロと表情が変わる。
そんな様子が、可愛いと思ってしまった。
そんなこと考えちゃいけないって思ったけど、自分の感情は僕が思っているほどコントロールできるものじゃないらしい。

好きになったら、きっとふられてつらい思いをするだけなのに・・・。
続く
616自転車チューブ:03/01/23 22:28
>>609
芸能人には詳しくないので上手く説明できません。
スマソ

>>614
一応、そういうのは無しの方向なんだが・・・
617Mr.名無しさん:03/01/23 23:25
>>616
SEXありとかなしとかはこの際流れにまかせることにしよう。
とりあえずこれからも楽しく読ませていただきます。
618集えメーラー!:03/01/23 23:28
619Mr.名無しさん:03/01/23 23:31
女の子6割超えました!なので男の方緊急募集中!
現在女の子の掲示板はパンパン状態です。
GET率80%のメル友サイト!
Hな出会いは約7割が当日即アポ取れるようです。
不倫も気軽にできます

http://www.39001.com/cgi-bin/cpc/gateway.cgi?id=noscrubs
620Mr.名無しさん:03/01/24 01:41
宣伝うざい。せっかく良スレなのに
621Mr.名無しさん:03/01/24 07:11
プラトニックを貫いてね約束よ
622Mr.名無しさん:03/01/24 07:20
プラトニックにチュー

(;´Д`)ハァハァ・・・
623山崎渉:03/01/24 07:42
(^^)
624Mr.名無しさん:03/01/24 18:49
今日も期待age
625自転車チューブ:03/01/24 20:21
>>615 の続き

にぎやかな夕食を終え、早紀さんの部屋を出る。
今夜は妙に外の風が気持ちよく、柄にも無く夜空を見上げてみたりした。
体と一緒に少しだけ冷めた心。
楽しい一時の合間に生じた思い。

<好きになったら、きっと傷つく。どうせ僕なんか・・・>

今日の早紀さんがいつも以上に可愛くて、どきどきした。
だから余計に、後になって辛い。
こんな感情の浮沈を、ここ数日の間ずっと繰り返してきた。
それにしても、今日の上下の落差は事の他大きいらしい。
いつの間にか重くなってしまった足を引きずって、誰も待つ者のいない居城へと引き上げていった。
明かりをつけて、文字通り足の踏み場も無くなった部屋を見渡してみる。
部屋中にばら撒かれた、漫画やライトノベル、PCの周辺に積み上げられたゲームや音楽のCD−ROM
壁という壁を埋め尽くした美少女キャラポスター、テレビの上に鎮座するクリスマスアスカフィギュア
開いたわずかなスペースに身を寄せたコンビニ弁当やカップメンの食べカス。
一見乱雑に見え、だが確かな規則性を持つこの汚れっぷりは、カオス(混沌)と呼ぶに相応しい。
ここを目にして、改めて思い知らされる。
自分が醜く卑しい最低のオタク野郎であることを。
無意識のうちにビデオデッキに萌えアニメのテープをつっこんでいる自分に気がついて、
また一つ気持ちの目盛りが下がった。
こんな部屋見られたらすぐさま変態扱い確定だよな・・・。
玄関のとこの部屋を仕切るドア、僕はその存在を今日ほどありがたく思ったことは無い。
かつて数回の早紀さん来訪のときもこのドアが僕の名誉を守ってくれたのだ。
こんな僕に、女の子を好きになる資格などあるのだろうか。
オタクな自分、早紀さんへの気持ち、早紀さんの気持ち、不安と期待。
いつまでも答えが出ないまま、思考は回り続けた。

続く
626Mr.名無しさん:03/01/24 20:54
続きキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
自転車チューブたん、お疲れ様です
今後も楽しみにしてます
627Mr.名無しさん:03/01/24 20:55
康彦ガンバッ!!
628Mr.名無しさん:03/01/25 00:16
あげ
629Mr.名無しさん:03/01/25 00:56
続きみたい
630Mr.名無しさん:03/01/25 00:59
もう、入り込む余地ありましぇーん
631Mr.名無しさん:03/01/25 01:25
自転車待ちです
632Mr.名無しさん:03/01/25 03:35
チューブたん以外の投稿禁止?
633Mr.名無しさん:03/01/25 04:11
>>632
全然そんなことはない。
最近はチューブが特に頑張ってくれてるだけで。
634自転車チューブ:03/01/25 05:15
>>625 の続き
こうなったら酒だ!
酔って何もかも忘れてしまおう!!
コンビニへかけ込んで買い物篭にビール500ml缶一つを放り込んだ。
基本的には下戸なのでそれだけで十分酔える。
ついでにスナック菓子を物色していると、かごを持つ手がずしりと重くなった。
ん?
覗いてみると見覚えの無いカクテルが4本。
そして5本目を入れようとしているちょっと生意気なしっぽ頭がみえた。
「・・・あの、未乃理さん・・・何してるの?」
「あ、バレた・・・へへ〜」
悪びれもせずぺろりと舌を見せる。
「お買い物にきたら見覚えのあるイガグリ頭が見えたからつい・・・」
「イガグリ・・・コレ一応丸刈りじゃないんだけどな・・・」
「後ろから見たら一緒だって」
言いながら、僕の買い物篭に5本目のカクテルを結局入れてしまった。
「・・・なんでこっちに入れるの?」
「いいじゃん、おごってよ〜、あたしじゃ売ってもらえないかもしれないんだもん
ね、お願い。や・す・ひ・こ・さん」
かごを持っていない手にしがみついて上目遣いに甘えた視線を投げかけてくる。
そういう顔されると・・・困る。
「でも、そんなもの買って帰ったらお姉ちゃんに怒られるよ」
「そんなことないよ、お姉ちゃんが買ってこいって言ったんだもん、ねーねーいいでしょ〜」
早紀さんが?ちょっと意外だ、でも酔った早紀さんもちょっと見てみたい。
隙を見せた瞬間、さらに未乃理さんは密着してくる。もはや勝ち目は無かった。
「しょ、しょうがないな・・・」
わざとらしく目線をそらし、逃げるように。
いや、まさしくレジへと逃げ込んだ。
635他派まし 嫁子:03/01/25 05:46
水曜日は会社が休みなので、会社帰りの女の子を物色しやすい。
いつものように女の子を探していると、そそる後ろ姿のコが歩いてきた。
髪の毛は茶髪のストレートで、肩まで伸びていてきれいだ。
後ろスリットの黒のワンピだった。
スリットの奥のふとももが、歩くたびに白くて目に焼き付いてしまった。
僕は決めた。
この子をレイプしよう、と。
公園のトイレの前を通り過ぎる瞬間に、女の子に抱きつく。
女の子は「え?」と言って体を硬くする。
僕はお構いなしに後ろから抱きかかえ、胸を揉みながら障害者用トイレへ押し込む。
僕は小声で女の子にささやく。
「騒いだらきみの顔を思いきり殴って、鼻をへし折って逃げるよ」
女の子は震えながら僕の顔を凝視する。
「おれは捕まらないよ、君は一生傷ついた顔で生きるんだ」
女の子は声を上げることが出来なくなって、ただ力無く身をよじるだけだった。
僕は女の子の肩を掴んで自分の方に向けた。
整った顔立ちの美人だった。
めざましテレビのお天気おねえさん、ちかちゃんのようだった。
636他派まし 嫁子:03/01/25 05:47
女の子は怖がっていて、目をそらした。
僕は女の子のあごをぐいっと自分の方に向けると、かわいい唇にキスした。
女の子は「うっ」と言って唇を固く閉ざし、息を止めた。
僕は構わず小さな唇を舐めながら、胸を揉んだ。
あまり大きくはなかったが、形が良さそうだ。
女の子は息を止めていたが、苦しくなってはあはあ荒い息をしだした。
僕はようやく開いたその口にキスをした。
舌を入れて、女の子を味わう。
女の子は目をきつくつむっていたが、口の中ではもう抵抗していなかった。
僕はそれが分かると、やさしいキスにすることにした。
女の子に優しくキスをしながら手を背中に回し、ワンピのチャック?を下ろす。
そしてワンピを引っ張り下げ、上半身を露わにした。
白い肌と、薄いピンクのブラが目の前に。
637他派まし 嫁子:03/01/25 05:47
僕はブラのホックを素早くはずし、女の子の生おっぱいを出させた。
小ぶりだけれど丸くかわいいおっぱいだった。
乳首も小さくて、乳輪のの色も薄くて、いいおっぱいだ。
僕はたまらなくなって、その白いおっぱいにむしゃぶりついた。
柔らかくて、とてもいい匂いがする。
汗の匂いと、さわやか系の香水が混ざって、女の色香が漂っている。
僕は両方のおっぱいを丹念に揉んだ。
乳首も舌で転がし、たまに歯を立てたりして楽しんだ。
おっぱいを吸いながら見上げると、女の子は眉をひそめてよがっている。
指をくわえて声を上げるのを我慢しているようだ。
僕は女の子のピンクの乳首を口に含みながら、ワンピを足下まで下ろした。
薄いピンクのパンティだ。
形も派手なレースなどが付いていなくて、中身が容易に想像がつくものだった。
僕は女の子の一番感じるであろう部分に中指をあてがった。
パンティの上からでも、湿った感じが指に伝わってきて、嬉しかった。
638他派まし 嫁子:03/01/25 05:49
ゆっくり横に動かすと、「んっ、んっ」と小さな喘ぎ声を上げ始めた。
僕は我慢できなくなって、パンティを一気に脱がせた。
女の子の下半身を目にして、僕はさらに興奮した。
処理していないが、とても薄いアンダーヘアのようだ。
まんこの割れ目が認識できるくらいの薄さだ。
注視すると、毛の先端のほうが濡れていた。
生のまんこに触れてみると、ぐしょぬれになっているのが分かった。
僕はすぐに指を二本入れた。
女の子のまんこはものすごく濡れていて、するっと指を飲み込んだ。
僕は女の子の背後に回って、後ろから抱きかかえる形でまんこを弄んだ。
左手で自分のズボンを下ろし、勃起したちんちんを出した。
女の子の白くて柔らかいお尻に、ちんちんをこすりつけた。
お尻の方までびしょぬれになっていて、立ちバック素股状態になった。
僕は入れた指を出して、女の子に見せた。
濡れて光っている指先には、白いこってりしたものも付いていた。
どうやら濡れやすい体質らしい。
女の子の背中を押して、両手を地面につかせた。
柔らかいお尻を両手でつかみ、ちんちんを押し当てる。
手を添えるまでもなく、かちかちになったちんちんは女の子のまんこに入った。
女の子は荒い息になって、お尻を振ってきた。
639他派まし 嫁子:03/01/25 05:50
僕はそのお尻を両手で揉みながらピストン運動を始めた。
女の子の汁がたれてきて、たままでびしょびしょになっていた。
女の子を跪かせ、四つん這いにさせた。
つきだしたお尻の、肛門がはっきりと見えた。
僕は指をなめてよく濡らし、小さくてきれいな肛門に挿入した。
女の子はびくっとなって振り返った。
僕はそれを見てさらに興奮して、指の付け根までお尻の穴に入れてしまった。
僕はそのまま思いっきり腰を振った。
お尻が波打って、ぱんぱんと激しい音がする。
女の子もついに堪えきれず、僕の動きに合わせて声を上げ始めた。
僕はお尻の穴から指を抜き、お尻を鷲掴みにした。
さらに激しく動いて、女の子の膣の中で射精した。
どくんどくんと、今までにないくらいのすごい射精だった。
女の子のお尻を、道具のようにちんちんの射精に合わせて動かす。
よく見ると、女の子は四つん這いでお尻を上げながら、右手を股間に添えていた。
女の子は自分でクリトリスをいじって感じている。
僕は果てたちんちんをまんこから抜いた。
640他派まし 嫁子:03/01/25 05:51
女の子は我に返って、四つん這いのまま僕の方を見た。
僕は便器に座って、女の子の手を引っ張って跪かせた。
そして女の子の頭を両手で抱え、僕の股間に近づけた。
女の子は抵抗することもなく、精子と女の子の汁でぬるぬるのちんちんをくわえた。
僕が指図するまでもなく、亀頭を舌でくるくる舐め回してくれた。
僕はレイプの緊張感からやっと解放され、尿意を催した。
僕は精神統一をして、性的な快感を忘れ去った。
そして思いきり女の子の口の中でおしっこをした。
女の子がびっくりして口をはずそうとするのに気付き、一瞬早く頭を押さえつけた。
女の子のほっぺがすぐにふくらんだ。
641他派まし 嫁子:03/01/25 05:52
僕のちんちんから勢い良く放出されるおしっこを、女の子は諦めて飲み始めた。
半分くらいは口元から流れて、女の子の胸まで濡らした。
でも頑張ってごくごく飲んでくれた。
勃起していたので、おしっこが残っている感じがした。
力を入れて、何度も残ったおしっこを口に与えてやった。
少しずつ出るその残りのおしっこは、全部飲んでくれた。
僕はようやくすっきりした。
女の子はふらふらと立ち上がり、裸のままで洗面台の前に立った。
蛇口をひねり、口をゆすぎ始めた。
僕は裸の女の子の背後に立ち、後ろからおっぱいを揉んだ。
鏡に映った二人の姿を見て、僕はまたまた興奮してきた。
僕は膝をついて女の子のお尻に顔をうずめた。
女の子の汁の匂いと、僕の精液の匂いが混ざり合っている。
僕は舌を伸ばして、女の子のお尻の穴を舐め回した。
女の子はついに耐えきれなくなって、泣き出した。
642他派まし 嫁子:03/01/25 05:52
僕は立ち上がると、持っていたデジカメで女の子を撮影し始めた。
女の子は放心状態で僕の方を見つめていた。
僕はもう一度女の子を跪かせて、ちんちんをしゃぶらせた。
女の子は解放されたい一心で、僕のちんちんを丁寧に舐めてくれた。
僕が言う前に手でしごいて、亀頭をじゅぱじゅぱしてくれた。
僕は自分の竿を握って持ち上げた。
僕は写真を撮った。
女の子は察してくれて、僕の玉袋をぱくっと口に含んでくれた。
僕は写真を撮った。
僕はそのままちんちんをしごいて、女の子の顔をちんちんの前に向けた。
そして二度目の射精を可愛らしい顔にぶちかました。
女の子の白いきれいな頬に、紅い唇に精子がかかった。
僕は写真を撮った。
もう何でも言うことを聞いてくれるので、便座に座らせて足を拡げさせた。
僕は写真を撮った。
643他派まし 嫁子:03/01/25 05:53
僕は女の子のおっぱいを揉みながら、余韻に浸っていた。
女の子は僕にもたれかかってきた。
僕たちは何度も何度もキスをした。
僕たちは服を着て、もう一度長いキスをした。
そしてトイレを出た。
僕は女の子を家まで送ってあげた。
ずっと二人で、何も話さずに。
でも、ずっと手をつないで離さなかった。
今では女の子は僕の彼女です。
その時は彼氏がいたみたいだけど、もう連絡しなくなったみたい。
僕の部屋や彼女の部屋よりも、そのトイレでセックスする事の方が多いよ。
画像あぷしたいけど、愛があるのでやめておきます。
644他派まし 嫁子:03/01/25 05:55
以上、夏の想い出でした。
645Mr.名無しさん:03/01/25 05:57
妄想だよな?
妄想だよな?
646Mr.名無しさん:03/01/25 05:58
チューブタン続きキボンぬ
647Mr.名無しさん:03/01/25 09:41
>>634
いつもの「続く」がないんだけど・・・
続ききぼんぬ
648Mr.名無しさん:03/01/25 14:00
>>612
の章の「なんで?実際間際らしい。」
みたいな会話?
に数学的美しさを感じてしまった。
649Mr.名無しさん:03/01/25 15:44
>>648
(゚Д゚)ハァ? 俺アタマ悪いから意味ワカンネ
650自転車チューブ:03/01/25 16:00
>>634 の続き
「ねえ、なんだか夕方より元気ないね。どうかしたの?
コンビニでも、なんか『心ここにあらず』って感じだったよ」
アパートへの帰り道、黙って歩いていると急にそんなことを言われた。
どうやら自分でも気づかぬうちにまた答えの出ない思考をはじめていたらしい。
「え?いや・・・別にそんなつもりは・・・」
星が見えない夜の曇り空へと視線をさまよわせ、とぼけた顔をしてみるが、動揺は隠し切れない。
「最後にそんな顔見せられたら、あたし気になって明日帰れないよ」
生意気だった口が急にそんなしおらしい事を言ってみせる。
「ほんとに、何とも無いって。気のせいだよ」
顔面の筋肉を総動員してニッと笑う。
それでも僕に投げかけられた視線の色は変わらなかった。
「そうかな・・・」
「そうだよ」
再び降りてきた沈黙。
なんとなく重くなってしまった足が地面を叩く音が妙に大きく聞こえる。
未乃理さんの視線が下がって、僕が持つ大きめのビニール袋に向けられた。
「ねえ、そのビールこれから呑むの?」
「え・・・あ、ああそうだね、そのつもり」
「じゃあさ、夕方みたいに今度は一緒にお酒呑もうよ、きっとお姉ちゃんも喜ぶよ」
とてつもない提案だった。
もう夜の10時を回ろうとしている、そんな時間に女の子二人の部屋に行くなんて・・・
いくらなんでもまずい気がする。
「そ、そんなダメだよ・・・夜も遅いし・・・それにほら、せっかくの姉妹水入らずを邪魔するわけには・・・」
「昨日の夜しっかり可愛がってもらったから今日はいいの、
妹公認でお姉ちゃんに合わせてあげるって言ってるんだから遠慮するんじゃない!」
突然、右手が引っ張られた。
駆ける未乃理さんと、引きずられるように付いていく僕。
まったく、この娘にはかなわない。
続く
651Mr.名無しさん:03/01/25 16:56
tube has come!!!!
652Mr.名無しさん:03/01/25 22:25
チューブのライバル出現?
653Mr.名無しさん:03/01/25 23:45
チューブたん乙です
654Mr.名無しさん:03/01/26 01:38
age
655Mr.名無しさん:03/01/26 01:40
男性を成長させるものは女性。
女性を成長させるものは妄想。
妄想では男は成長しない。
656Mr.名無しさん:03/01/26 01:54
しかしチューブは確実に成長しとるな
657自転車チューブ:03/01/26 12:20
>>650 の続き

僕は腕をとられたままアパートまで連行され
「今ね、コンビニで偶然会ったんだよ、康彦さんも一緒にお酒飲むって」
と、言って早紀さんの前に押し出された。
早紀さんは、驚くほど快く僕を迎え入れてくれた。
夕食のときと同じように、テーブルをはさんだ僕の正面に二人が並んで座る。
ただ違うのはテーブルに並べられたのは食事ではなく缶ビールとカクテル。
この際、ここにいる面子の歳のことは気にしないことにする。
「さ、とりあえず成人式がすんでるひとにぐいっといってもらいましょう」
未乃理さんが僕のビールの蓋をあけてコップに注ぐ、心なしか手馴れて見えるのは気のせいだろうか。
もちろんぐいっといけるほど酒に強くないので舐めるようにビールを口に運んだ。
「ごめんね康彦さん、なんだか未乃理が無理やり連れてきたみたいで・・・」
「なに言ってるの、さっき『もうちょっとゆっくりしていって欲しかったな〜』なんて言ってたくせに」
未乃理さんは、早紀さんを横目で見ながらカクテルを半分くらい一気に飲み干してしまった。
「そんなこと言ってないでしょっ・・・って、
ちょ、ちょっと未乃理、そんなにいっぺんに呑んだら・・・」
「コレくらい大丈夫だよ、さあお姉ちゃんも呑んで呑んで、せっかく康彦さんがおごってくれたんだから」
残り半分を次の一声とともに流し込む。
どうやら未成年者が一番酒に強いようだ。
「あ、あの・・・未乃理さん、お酒強いんですね・・・」
「そ、そんなはずないんだけど・・・今日はどうしちゃったの?」
心配な早紀さんと僕をよそに未乃理さんは上機嫌でぐいぐいと2本目を空けていく。
「どうもしないよ、ほらほら二人ともすすんでないよ」
「・・・ほんとに大丈夫みたいだ・・・」
「・・・そ、そうみたい・・・」
早紀さんは、僕と同じくお酒には弱いようで、ちびちびとオレンジのカクテル飲んでいた。
全員お酒のおかげでちょっとだけハイテンション。
夜のアパートの一室に会話の花が咲きはじめた。

続く
658そういえば:03/01/26 15:51
昔厨房時代
「君の会話は数学的だ。センスがある」
みたいなこと逝って嫌われたことあるよ。女子に…。
659Mr.名無しさん:03/01/26 16:49
>>658
もうちょっと詳しく頼む
660649:03/01/26 17:35

>>658>>648と仲良くなれそうだな。
オレは>>658を嫌った女の子と仲良くなれれば幸せだ・・・。

つか、このスレ自転車の独壇場だなw オレ的にはもっとクレイジーな妄想野郎の
出現を求めているんだが。ムリ?
661Mr.名無しさん:03/01/26 17:38
今の状態じゃ難しいだろ。共存するよりはバトンタッチで
終わるまで待ったほうがいいんじゃん?
662自転車チューブ:03/01/26 17:43
>>657 の続き
当初の目的とはだいぶ違う形になってしまったがコレも悪くないのかな。
実際、こんなにビールが美味しいと思ったの初めてだし。
じゃれあう二人を眺めながらコップに残っていたビールを流し込む。
これで約350mlってとこだろうか、普通ならたいした量じゃないが、僕にとってはかなりがんばった方だ。
血液がハイスピードで体を循環していくのが、ぼんやりとし始めた意識の中でなんとなくわかった。
「康彦さん大丈夫ですか?顔がだいぶ赤いですよ」
早紀さんの心配そうな声も、とても遠く聞こえる。
どうやら、ちょっと呑みすぎたみたいだ。
「ちょっとやばいかも・・・」
「風にあたってくると良いって聞きますから、ちょっと外に出てみたらどうです?」
言われるがままにのっそり立ち上がってみる。
思うように力が入らず、妙な浮遊感があった。コレはほんとにヤバイらしい。
何とか部屋を出て、アパートの渡り廊下の柵に体を預けた。
早紀さんの言うとおり、夜風はほてった体を心地よく冷やしてくれる。
いつの間にか晴れ渡った星空に、しばし身をあずけることにした。

「少しは落ち着きましたか?」
地を離れつつあった意識を、やさしく呼び戻される。
振り返ると、部屋から出てきた早紀さんが上機嫌で微笑んでいた。
「あれ・・・どうしたんです?」
「私も涼みに来たんです。ちょっと呑みすぎました」
軽い足どりで僕の隣、肩が触れそうなくらい近くに来て遠くを眺めた。
普段なら、僕はもう冷静でいられなかっただろう。
たぶん逃げ出していたと思う。
だが、先ほどのビールが適度に感覚を麻痺させているらしく、すんなりその事実を受け止めた。
「未乃理さんは?」
「なんか急に寝ちゃった、やっぱりちょっと無理してたみたい」
早紀さんの声が、今は特に柔らかく聞こえる。
続く
663自転車チューブ:03/01/26 18:22
>>662

冷えた空気が、徐々に僕の五感を蘇らせていく。
鮮明になりつつある視界に写るのは遠くを見つめる少しだけうるんだ瞳と
かすかな赤みを帯びた桜色の頬。

トクン

鼓動が跳ねる。
お酒による生理的なものではなく、心理的な作用による心臓の過剰な収縮現象。
ここ数日何度も味わったこの感覚。
見てはいけないと思いつつも視線は言うことを聞かない。
ショートカットの隙間からのぞくうなじ。
ぞくりと何かが神経の中に流れ込んだ。
「ホント、こうしていると気持ち良いですね」
ふいに向けられた暖かい微笑み。
絶対に想ってはいけないと心に決めていた言葉が音も無く浮き上がり僕を支配する。

<可愛い>

気がついたときには、じっとかすかに茶色がかったその瞳をみつめていた。
早紀さんはそんな僕の視線に一瞬戸惑い、
それでも気配を察したのが微笑をたやさぬままじっとこちらを向いたまま動かない。
時間は深夜、あたりに人の気配は無い。
お酒で頬を赤く染めた男女が、お互いを見つめている。
ついさっきまで僕はこの人のことを忘れようとしていたのか・・・
胸中でそうつぶやいたとき、今まで蓋をしていた自分の気持ちがハッキリと見えてしまった。

続く
664Mr.名無しさん:03/01/26 18:40
/lァ/lァ・・・そろそろ来るのか!!
665Mr.名無しさん:03/01/26 18:44
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
666Mr.名無しさん:03/01/26 18:49
いいぞーーー自転車チューブ!!!
続きが気になるーーーーー!!!!!!
667カレーに何入れるまで許せる?:03/01/26 19:08
>>659,60
なんだったか
「給食の配分(私が配る側)
の時量を多く盛るように要求の交渉手段」と、
「修学旅行の自由行動の道順」
この二つの台詞が芸術だった。
それから、凄い妄想のコピペってあったような気がする。
「朝は○○に舌をチョロチョロ使ったフェラで目が覚める」みたいなの
668自転車チューブ:03/01/26 19:14
>>663 の続き

やっぱり僕は、この娘のことが・・・

一度外れてしまった蓋は、もう戻らない
想いが頭の上からつま先まであっとい間に広がっていった。
「もう、何か言ってください。そんな風に黙って見つめられたら私どきどきしちゃいます」
そんな沈黙に耐えかねたのか、あいるは先へと進みたかったのか。
早紀さんが恥ずかしげに口を開いた
「ご、ごめん・・・その・・・」
「あ、いいんです。あやまらないでください。私、なんだかうれしかったから」
「うれしかった・・・?」
「だって今まで、康彦さんはちゃんと私のこと見てくれなかったじゃないですか、いつも目をそらして
うつむいて、初めて会ったときからずっと・・・だから今日はすごくうれしかった」
今にも舞い上がってしまいそうだ。
思考は完全に停止。
何を言って良いのかわからず真っ白になってしまった。
ただあるのは、胸のあたりを締め付ける不思議な心地よさ。
この娘に会ったときからずっと感じていたもの。
でも今までとは比べものにならないくらい強く、心地よく。
「私最初は嫌われてるのかなって思ったんですよ。ちゃんと話してくれないし、ずっとそっぽ向いてるし、
でもそのうちなんとなくわかったんです、この人はちょっと恥ずかしがりやなんだなって。
だからきっといつか仲良くなれるって。」
言葉の端が震えていた。
だが決して僕から目をそらさず、両手をぎゅっと握り締めて、早紀さんは言葉をつむぎ出した。
答えなくちゃ、
僕が好きになったこの娘に。
勇気を振り絞ってつむいだこの娘の言葉に。

続く
669Mr.名無しさん:03/01/26 19:16
(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!
670Mr.名無しさん:03/01/26 19:18
興奮しますた
671Mr.名無しさん:03/01/26 19:31
いいぞ自転車チューブ!
俺は今、鬱の坂道を亜光速で転がり落ちているッ!
もっと純愛を! もっと鬱を!
672Mr.名無しさん:03/01/26 19:47
いいわ、これw
そうきたか
673自転車チューブ:03/01/26 20:13
>>668 の続き
下がりそうになった視線をぐっとこらえて、早紀さんの瞳が反射した光を受け止めた。
僕の背中をそっと押してくれる夜風。
薄いピンクの唇がかすかに開く。
「私ホントは、ずっと・・・ずっとずっと前から・・・」
情けないと思う。好きになった女の子にここまで言わせてしまう自分が
こうして今も、黙っていることしか出来ない小心者の男が。
だからせめて、一番大切な言葉だけは、僕から言いたかった、言わなくちゃいけないと思った。
「待って」
「え?」
「え、えと・・・その・・・そこから先は・・・僕から・・・その・・・言ったほうが・・・
いや、その・・・言わせて・・・欲しいっていうか・・・」
言葉にならなかった。自分でも何を言っているのかわからない。
それでも早紀さんは察してくれたのか、促すようにこくんと小さく首を動かして僕を待ってくれた。
「ぼ、僕・・・」
「うん」
かすかに震え出した足。
天上知らずに速くなる胸の鼓動。
色を発して赤くなる体と心。
すべてを勇気に変えて。
「僕は、あなたが、早紀さんが・・・」

バタン!!!!!

気持ちを吐き出そうとした瞬間、二人の間にあった204号室のドアが、
これでもかというくらい大きな音をたて、ものすごい勢いで開いた。。
「お、お姉ちゃん・・・助けて・・・・気持ち悪い・・・・う、うええええええ、も、もうダメ、で、出そう・・・」
口元を抑えた真っ青な顔の未乃理さんが飛び出し、硬直する二人の目の前で、ぐったりと倒れこんだ。
今、僕はどれくらい間抜けな顔をしているのだろう。
「ちょ、ちょっと待ちなさい、トイレまで我慢して!!」
「ダメ〜〜出る〜〜」
674自転車チューブ:03/01/26 20:15
続く!!
675Mr.名無しさん:03/01/26 20:21
・・・ッッ
王道キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!
676Mr.名無しさん:03/01/26 20:30
このままの勢いを保て!!保つのだ!!!>>チューブ
677Mr.名無しさん:03/01/26 23:54
678Mr.名無しさん:03/01/27 00:08
誰の筆によるものなのか気になる。>>677は自転車チューブ本人か?
俺はBOYS BE…みたいな絵柄をイメージして読んでいたのだが。
679超厨房(;´ д`) ◆au.oOm6k0E :03/01/27 00:10
自分の状況を他人にあてはめるな。お前は友だちがいないというのが
一番こたえる悪口だな。でないと普通そんな言葉でてこないからな。
680Mr.名無しさん:03/01/27 00:19
>>679
何が言いたいのかさっぱり?? >>678はただ単純に自転車チューブの描く世界が
BOYS BE的な雰囲気だなあ・・・と自分のなかで捕らえているだけじゃん。
それ自体何にも問題ないんじゃないの?変わってるね、アンタ(w
681Mr.名無しさん:03/01/27 00:22
単なる誤爆だと思うのだが・・・
682Mr.名無しさん:03/01/27 19:26
続ききたいage
683Mr.名無しさん:03/01/27 19:33
チューブたんの作品を読むのが日課になってます
684自転車サドル:03/01/27 19:56
グハァ!ゲボォ!
未乃理さんは、トイレの前で激しく嘔吐をくりかえした。
「まだ出る〜」
そういいながら、ビチャビチャと広がる汚池。
その姿を見ていると、せっかくのシーンを台無しにされたという怒りが
僕の心を満たしていった。
その時、早紀さんのトウキックが、未乃理さんの胃袋付近にクリーンヒットした。
ゴボゥ!
「ったくなんてタイミングの悪い子なんだい?」
こめかみに血管を浮き上がらせた早紀さん。
のたうちまわる未乃理さんに、ストンピングの嵐を見舞っていく。
「早紀さん。」
僕と同じ気持ちだったんだね。僕達の心は今ひとつになってるんだね。
折りたたみイスで未乃理さんを乱打する早紀さんを見つめながら僕は思った。
「僕達の最初の共同作業だね。早紀さん」
僕もやるからね・・
今の位置ならサッカーボールキックが間違いなくキマル位置だ。
右足を前に踏み込んで左で蹴ろうとしおた瞬間。
「あれ?」
踏ん張ろうとした右足が、ゲロですべった。
そして後頭部から倒れた僕の意識は遠ざかっていった・・

続く
685Mr.名無しさん:03/01/27 19:59
>>684
やめろや
686Mr.名無しさん:03/01/27 20:04
>>684
早紀タソ酒乱だったのかぁ・・・と一瞬オモタよ
687Mr.名無しさん:03/01/27 20:48
自転車チーブまだあ〜?
688自転車チューブ:03/01/27 22:43
>>673 の続き 今日から第五章
オーダーを伝える威勢のいい声、食材と洗剤の香りが微妙に交じり合った独特の芳香。
私にはここ4ヶ月間に慣れ親しんだいつもの職場、モスバーガー。
ちょっと太ってるけどキビキビ動く桑田店長と、いつも気さくな高校生、浅日菜さんの二人に挨拶をして
更衣室と呼ぶにはおこがましいくらい狭いカーテンで仕切られた隙間に身を滑り込ませた。
ホントはすぐに着替えなくてはいけないのだが、
まずは高鳴る鼓動を抑えるために大きく息を吸い込む。
まるで初めての日のようにドキドキしてる、いや、もしかしたら今日のはそれ以上かもしれない。
なぜなら今日は康彦さんの初出勤の日。

一番大切な言葉を伝え損ねたあの夜から数日間、事態はまったく進展を見せていなかった。
顔をあわせてもお互いなんとなく恥ずかしくて、ただうつむくばかり。
相手は超がつくほどのオクテさん、このままでは絶対に前に進まないだろう。
でも私だってもう精一杯、あんなことお酒でも飲まなければもうできそうにも無い。
結果、未乃理が二日酔いで故郷に帰るのが遅れたのと、康彦さんがアルバイトの面接を受けたこと
以外は平穏すぎる日々がもう2週間も続いていた。

お店でも新しいアルバイトの入店はちょっとしたイベントらしく、浅日菜さんは興味深々といった様子だ。
まん丸な瞳を輝かせて、私や店長にせっついて話を聞きたがった。
「葉子ちゃん落ち着いて、後一時間したら本人が来るから」
「いいじゃないですか〜、店長も面接のとき会ったんでしょ?どんな人だった?背は高い?カッコいい?」
まるで子犬がじゃれてるみたいだ。
つい、微笑ましさに顔をほころばせてしまう。
「ねえ、ねえ、菅野さんも知ってるんでしょ?どんな人どんな人?」
「え?・・・う〜ん・・・そうだなぁ〜」
改めてどんな人かって聞かれても困ってしまう。
康彦さんのことを思い出そうとすると、ついあの夜のことが鮮明に再現されてしまう。
お酒のせいか、それても別の理由か、赤い顔をして私を見つめる真剣な面持ち・・・
「なんだか菅野さん顔赤いよ、どうかしたの?」
「ホントだ、風邪でもひいちゃったんですか?」
続く
689自転車チューブ:03/01/27 23:28
>>688 の続き
いつしか私の視界には二人の心配そうな顔がいっぱいに広がっていた。
急激に体温が下がっていき、顔に嫌な汗がにじみ出てくる。
「え?べ、別に・・・その・・・なんとも無いですよ!」
「そうですか・・・?まあいいや、とにかくどんな人か教えてくださいよ〜」
「え、っとそんな浅日菜さんが期待しているようなカッコいい人じゃないと思うよ、ちょっと変な人かな」
私としてはかなり不本意な評価だが一般的にはそう言わざるおえない。
「え〜、そうなんですか〜」
「まあ、人のよさそうな感じではあったかな。」
不満そうな浅日菜さんに店長のフォローが入った。
私も最初からそういったほうが良かったかな。
康彦さんのいいところを思い出して、また少し顔がほてってきた。
なんとなく恥ずかしくて、くるりと後ろを向いて、仕事を探す。
無理やり鼻歌なんか歌ってみたりして。
まったく本人が来る前からこんな調子で大丈夫なんだろうか・・・。
こんな調子で浅日菜さんの質問攻撃と店長の意味ありげな笑いをなんとかやり過ごすこと一時間。
ついに渦中の人は現れた。
お人好しを絵に描いたような表情で、のこのことやってきた。
今日は特別な日。
今日から、毎日のように、ここで顔をあわせることが出来る。
そう思ったら、とってもドキドキした。
とってもうれしかった。
店長に制服を渡されて、カーテンの向こうに消えていく。
その様子を目線の端で捕らえながら、自分の胸を抑えた。

「はじめまして、今日からアルバイトで入る永瀬康彦です、よろしくお願いします」

続く
690Mr.名無しさん:03/01/27 23:42
康彦初出勤キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
691658さらに:03/01/28 13:03
工房の時
近所のスーパーで、昔同級生だった女の子にあった。
その女の子は品がありおしとやかといった感じだ。
家族と楽しそうに今晩の買い出しでもしていたのだろう。とても幸福そうだった。
そう思いながら眺めていたら彼女がこちらにきずいた。
「あっ、久しぶり」とでも声をかけようと思ったら、怯えられた。
春の思い出
692Mr.名無しさん:03/01/28 13:31
ネットでキャッシング。

この会社のキャッシングサービス、お金を借りたことが勤務先や身内に人にばれないよう配慮してくれますよ。
申し込み時に、勤務先住所書かなくてよいし、勤務先の電話番号も自分の携帯で大丈夫です。
ネットからの申し込みだと、審査が甘いので、他でたくさん借りている人でも融資してくれますよ。
1週間無利息なので試しに申し込んでみては。

http://square7337.com/
i-modeからはhttp://square7337.com/i/
いつもうざくて、大変申し訳ございません。
693Mr.名無しさん:03/01/28 19:15
>>689
(・∀・)イイ!
自転車チューブの書く女の子は可愛らしくて萌え
694超厨房(;´ д`) ◆au.oOm6k0E :03/01/28 19:19
オレハー?オレハーー?ヽ(`Д´)ノ
695自転車チューブ:03/01/28 21:44
>>689 の続き

「う〜ん、たしかに菅野さんが言う通り、カッコイイってかんじじゃあ無いですね・・・」
一通りの挨拶をすませた後の浅日菜さんの感想だ。
悔しいような、安心したような複雑な心境。
とりあえず愛想笑いでごまかしておいた。
「で、でしょ、期待しすぎだよ」
「でも、なんか、からかいがいのありそうな人ですね。
女の子におもちゃにされるタイプですよアレは」
店長から説明を受ける康彦さんを目線で追いながら浮かべた不敵な笑み。
何かするつもりなんだろうか?ちょっと心配だ。
「ほら、そこの二人、おしゃべりもいいけど手もちゃんと動かしてね」
視線に気がついたのか、遠くから店長のゲキが飛んでくる。
「ああ、それからね。早紀ちゃんは今日からこの康彦くんの教育係に任命するからよろしくね」
「わ、私ですか!?」
「だって、知り合いなんでしょ?それならお互いやりやすいでしょうに」
当然って顔で私と康彦さんを交互にに眺めた。
これはで意識するなって方が難しい。
「え、えとその・・・よろしく・・・お願いします・・・・」
「は、はあ・・・こ、こちらこそ・・・」
どうしても、まっすぐに顔を見れなかった。
頭をかすめていく、あの夜の記憶。
胸の高鳴りが、少しだけ蘇った。
「ほら、そんなに緊張しないで、普通に教えてあげればいいから。康彦くんも気楽に考えてね」
「はい!」
「ハイ!」
急に現実に引き戻されて、自分でも驚くくらい大きな声で答えてしまった。

続く
696Mr.名無しさん:03/01/28 23:07
続き稀ボン揚げ
697Mr.名無しさん:03/01/29 01:51
チューブは毒男板の星
698Mr.名無しさん:03/01/29 13:12
揚げ出し豆腐
699Mr.名無しさん:03/01/29 19:21
浮上
700Mr.名無しさん:03/01/29 19:21
700
701自転車チューブ:03/01/29 21:58
>>695の続き

歓喜と緊張を「お仕事だから」という一言で何とか抑え、
自分が新人だった頃にしていた仕事を一つ一つ教えていく。
たとえ場所が変わっても、やっぱりぎこちなさは拭えなかった。
とても事務的になってしまう二人のやり取り、本当はもっとたくさん話したいことがあるのに
未乃理と三人で食事したときみたいに楽しくしたいのに、どうしても一歩踏み出せない。
うれしかったはずなのに、あんなにドキドキしていたのに。
不思議なやるせなさが、二人の間にあふれていた。
「それじゃ、とりあえずそこの洗い物を片付けてください」
一通りのことを教え終わると、そういって仕事を任せてそそくさと康彦さんのそばを離れてた。
これ以上そばにいるのが、辛い。
こんな気持ち初めてだ、一緒にいたいのに、好きなはずなのに。
ほんの少しの勇気が出ない自分が、とても嫌だった。
でも康彦さんだって悪いんだ。
ずっとうつむいて黙ってて。いつものことだけど、今日はそんな様子がとてもはがゆい。
いろんな気持ちがかき混ぜられて、わかっているはずの答えがどんどん遠くなる。
はんばやけくそ気味に仕事に没頭した。
「あ、永瀬さん。それ違いますよ、それはココの上に置くんです」
その名前にピクリと耳が反応してしまう。
いつの間にか、浅日菜さんが康彦さんのそばに張り付いていた。
「こ、ココ?」
「はい、そうですよ」
ひとなつっこい浅日菜さんは、すぐに誰とでも仲良くなってしまう。
女の子を前にちょっとだけ照れる康彦さんと、新しい仲間を前にうれしそうな浅日菜さん。
なんだかちょっと悔しい。

続く
702Mr.名無しさん:03/01/29 22:53
おおチューブだ!
なんか女の子の日記見てるみたいで爽やかにハァハァしてる
703Mr.名無しさん:03/01/29 22:56
「彼女ができたらしてみたいこと」で芽吹いた自転車チューブの才能が
こんなところで開花していたとわ!
あの頃からやけに具体的だったもんなぁ
704Mr.名無しさん:03/01/30 01:32
hage
705Mr.名無しさん:03/01/30 05:59
>>702
俺も全く同じ気持ちだよ
706Mr.名無しさん:03/01/30 13:00
ひょっとして自転車チューブって彼女いるんじゃないの?
しかも長年付き合っていてなんだかマンネリ気味…って感じの。
付き合い始めのような初々しさが欲しくて、
2chで解消してるんじゃ?
まっ、それでも続きはがんがって書いては欲しいのだが
707Mr.名無しさん:03/01/30 13:10
>>706
そーゆーこと言うな。
ほんとにいたらおれ落ち込むじゃねーか、、、
708Mr.名無しさん:03/01/30 13:23
さらにリッチでイケメンという罠
709Mr.名無しさん:03/01/30 13:37
自転車キューブは、今の彼女との出会いを晒しているだけな罠
710Mr.名無しさん:03/01/30 14:37
ある日歩きタバコしながら毎朝のように駅への道を歩いていたら
そしたら美人に「ちょっと!危ないじゃない!」と言われた。
自分よりも年下に見えるその美人は「いつもそうね!危険だなって思わないの?」
とか言っていたのでちょっとむかついて「うるせー!大体いつもってなんだゴルァ!」
と怒鳴ったら、美人は赤面して「…いつもって…毎朝そうじゃないっ」
どういう事だろう?この子はいつも俺を見ていた?
711Mr.名無しさん:03/01/30 16:15
710続
「もしかして俺をいつも見てたのか?」そう聞いたらその子は真っ赤になって赤面した。
さっきまで生意気で可愛くないと思っていたがこの子は可愛い…そう思った。
そうして俺たちは付き合う事になった。

そして今夜は彼女が泊まりにくるはじめての夜。
暗くなった部屋の中二人は布団に入ってもぞもぞしている。
彼女のおつぱいは丸く、そして乳首が小さかった。
必死に彼女の胸元をなめていると太ももに硬いものがあたった。
712Mr.名無しさん:03/01/30 16:18
711続
急いで彼女のパンツを下ろしてみると…そこには…見たことのある形状のものがあった。
彼女は男だった!
俺はびっくりして叫びながら飛び退った!
彼女は殴りかかってきた!
「体は男でも心は女よ!」
俺は彼女の右拳を掻い潜り玄関に走った!
しかし回り込まれた!
ボディーブローを食らった!
さらに顎に一発もらった!
意識が遠のいた!

翌朝尻が痛かった

終了
713Mr.名無しさん:03/01/30 17:22
>>712
チョット、その展開はどうなのよ。
まあ妄想だからいいのか。
714Mr.名無しさん:03/01/30 19:22
>>712
随分唐突な展開だなw
でも面白かった
715Mr.名無しさん:03/01/30 21:52
ニューハーフって、入れるより入れられる方が好きなんじゃないのか?
女になりたいから女みたいな格好するんだろ?
716自転車チューブ:03/01/30 21:55
>>701 の続き
結局すっと距離をおいて見てるだけで、
すぐ近くにいるのにほとんど顔もあわせないまま、今日のアルバイトは終わってしまった。
交代の直前にちょっとだけ店長に用事を頼まれて、少し遅れて事務室に引き上げると、
すでに着替え終わった浅日菜さんが、相変わらず康彦さんに質問を浴びせていた。
康彦さんはいつも通りのシャツにジーンズだけど、問題は浅日菜さん。
学校がからそのままきたらしく、紺のセーラー服に黒のハイソックス、
肩まで伸ばした髪をちゃんと外はねにセットして、すっかり女子高生。
短いスカートをひらひらたなびかせながら、康彦さんにまとわりついている。
ものすごく可愛かった。
女子高生ルックに康彦さんはすっかり毒気を抜かれた見たいで、どぎまぎしてるのが一目でわかる。
いくらなんでもそれは反則技だ。
それに比べて、私の着替えはいつものラフなジーンズとトレーナー。
なんだか自分がとても野暮ったく思え、今までに無いおかしな感情が湧きあがってきた。
おなかの底からジワリと染み出て不快感。
「あ、菅野さん。お疲れ様でした、ごめんなさい、お先に着替えちゃいました」
「え、えっと・・・お疲れ・・・さまです・・・」
理由の無いいらいらに戸惑い、なんとか愛想笑いで二人に挨拶をかえして、
着替え用に仕切られたカーテンに潜り込む。
いったいどうしたんだろう。
布の隙間からわずかに見えた、康彦さんの笑顔。
私以外の女の子に向けられたそれを見たとき、不快感がさらに重みを増した。
私、いつの間にかとても嫌な奴になってしまった。
私には一度も今日は笑いかけてくれなかったのに。
そう思ったら、胸が縛りつられたみたいに痛くなった。
ただ、二人が話しているだけじゃないか
何度自分にいい聞かせても、おなかの内側にあるしこりはいつまでも残り続けた。
続く
717Mr.名無しさん:03/01/30 22:00
いいぞいいぞ。浅日菜さんがんがれーー!!w
718Mr.名無しさん:03/01/30 22:12
さきタソかぁいいw
719Mr.名無しさん:03/01/30 22:15
読ませるね〜。
720Mr.名無しさん:03/01/30 23:29
そろそろ続きを!
721Mr.名無しさん:03/01/31 08:39
age
722Mr.名無しさん:03/01/31 15:45
道を歩いていたら突然後ろから「きーみーがくーれたーものー」と歌声が響いてきた。
振り返るとゾーンっぽい女の子4人組が。
歌い終えた後一人づつ「僕たち」「私たちは」「あなたが事が」「大好きです」全員で「大好きです」
一人づつ「良かったら」「私達を」「精魂果てるまで」「抱いて下さい」全員で「抱いて下さい」
そして全員裸になった。ふと後ろを振り返ると今度はモーニング娘っぽい女の子達が
「抱いて抱いて抱いてホードンナーイ」と歌っており、同様のことを言った後
やはり裸になった。
全員が笑いながら俺に向かって走ってくる!うおおお全員往かせてやるぜぇ!!
723自転車チューブ:03/01/31 18:50
>>
こんなことではいけない。
着替えを手早く済ませ、鏡の前でグっと顔に力をいれる。
「よしっ」と気合を入れなおしてカーテンから抜け出した。
相変わらず、二人はおしゃべりに興じているようだ。
「じゃあ、じゃあ、ヤスくんは菅野さんとご近所なんだね」
「え、ええまあ・・・そうです・・・」
や、ヤスくん!?
ほんの数分の間に、浅日菜さんの口調がずいぶんくだけてしまっていた。
もう4ヶ月も一緒にいる私でさえ年上だからって敬語を使うのに、
今日会ったばかりの康彦さんに対してタメ口で話している。
頭のあたりにある血管がどくりと一度に大量の血液を通した。
「あ、菅野さん、ずいぶん着替え長かったんですね」
私に気がついた浅日菜さんが何食わぬ様子で言う。
やり場の無い感情を、強引に胸の奥に押し込んで営業スマイルを作る。
「うん、ちょっとねー、それにしても、ずいぶん仲良さそうだねー、浅日菜さんと永瀬さん」
最後の「永瀬さん」だけ妙に語気が強かった。
「ああ、そうなんですよ。なんだか年上ってカンジ全然しなくって」
照れ笑いを浮かべてうつむく康彦さん。
いつもは可愛いと思っていた表情が、今日はものすごく癇に障る。
「ふ、ふーん。そっかそうだよね、永瀬さんって確かにそんなカンジだね」
正直、もう限界が近い。
これ以上この場にいない方がいいのは間違いなかった。
「そ、それじゃ、私今日は帰るね」
そう言って事務室のドアに手をかけると、二人も席を立った。
「あ、それじゃあ僕も・・・」
「じゃ、わたしもかえろーっと」
のこのこついてくる康彦さんと軽やかなステップの浅日菜さん。
歩き方ひとつにも性格が出る、
そして私は、自分でも気づかぬうちに地面を思いっきり踏みつけるように歩いていた。
続く
724Mr.名無しさん:03/01/31 19:10
キキキキキターーーーーーーーーーーー
725Mr.名無しさん:03/01/31 19:17
待ってたよー
相変わらず(・∀・)イイ!
726自転車チューブ:03/01/31 19:29
>>723 の続き
「またねー」と元気に手を振る浅日菜さんを見送って、自分の自転車に乗る。
極太のワイヤーキーと格闘している康彦さんを尻目に、さっさとペダルを踏み込んでやった。
「あ、ま、待って・・・・」
遠くで康彦さんの声が聞こえたけど、今日は気にしないことにして、自転車を走らせる。
しかしこればっかりは相手が悪い。
ちょっとハイペースで走っていたつもりだったけど、赤いMTBはいともあっさりと私の横に並んだ。
「ま、まってよ早紀さん・・・」
「な、何?何か用事ですか?」
言葉の端にとげが何本も突き出している。
「いやその・・・何かってわけじゃないんだけど・・・あの・・・なんか怒ってるんですか?」
「別に怒ってません!
それにしてもずいぶん浅日菜さんと仲良くなったんですね、『ヤスくん』なんて呼ばれて」
「いやその・・・なんか急にそう呼ばれちゃって・・・」
語尾をにごらせて、またあの照れ笑いを浮かべた。
自分の目が嫌な形に細まっていく。
「あと、今日はバイト終わってもしばらく裏にいましたよね、浅日菜さんと二人で、いったい何してたんです?」
「あ、ええと、その・・・」
なんだか後ろめたそうにうつむいてしまい、申し訳なさそうにつぶやいた。
「早紀さんと・・・一緒にその・・・帰ろうと思って・・・」
え?
私を待っていたってこと?
ふわりと、体が浮いたような気がした。
おなかに溜まっていた毒が一瞬のうちにきれいさっぱり無くなった。
あの夜と同じように、体が熱くなり、鼓動がどんどん早くなる。ハンドルを握る手に、力が入らない。
「で、でも・・・なんだか僕・・・迷惑だったみたいですね・・・」
そんな私とは裏腹に、辛そうに吐き出された康彦さんの言葉。
つらくあたってしまったことを、よほど気に病んでしまったのだろう。
舞い上がった私の心と体が急速に冷えていく。
違うと言おうとした時にはもう遅かった。勢いを増して、赤いMTBは駆け抜けていく。
路地をブレーキもかけずに、体を倒して曲がって、あっという間に見えなくなってしまった。
続く
727Mr.名無しさん:03/01/31 20:32
えちぃゲームを作ってくれ(;´Д`)ハァハァ
728Mr.名無しさん:03/01/31 20:42
(;´Д`)ハァハァ、さきタソ・・・
729Mr.名無しさん:03/01/31 20:56
漫画みたいwそこがいいんだけどな
730Mr.名無しさん:03/01/31 21:19
あぁ、俺、
毒 男 に 来 て て よ か っ た !

と思った。
731Mr.名無しさん:03/01/31 22:06
>>730
毒男の中の毒男だな
732Mr.名無しさん:03/01/31 23:45
すれ違い!!!wwヘ√レvvキ〜(゚∀゚)─タwwヘ√レvv〜─ !!!
733Mr.名無しさん:03/02/01 04:16
age
734Mr.名無しさん:03/02/01 21:32
ツーブタン待ちage
735Mr.名無しさん:03/02/02 01:24
チューブたん来ないな、、、
736自転車チューブ:03/02/02 01:35
>>726
風をきって、
いや、これはそんな生易しいものではない。
目の前にある大気に全身でぶちあたり、強引に押しのる。
速く、もっと速く。
とにかく速く、とにかく遠くへ、あの人の元から離れたかった。
どれくらい走ったのだろう、ここは何処だろう、かまうものか、足が動かなくなるまで走り続けてやる。
角度のあるカーブ、
かまわずに、ペダルを踏み込む。
必要以上にスピードが乗ったまま、強引に体をたおした。
ズルリと後輪が滑る感覚が、タイヤからフレームを伝い、サドルへ、そして僕の腰へと届く。
気づいたときにはもう遅かった。
次に訪れたのは、アスファルトに削られた体の痛み。
少し離れたところで、ガチャリ、と、自転車が倒れる大きな音。
起き上がる気力が沸かず、道路の隅に投げ出された体をそのまま夜風に晒す。
痛い。
落ちたときにぶつけた肩と、アスファルトでスライドして擦りむいた足。
だか、それ以上に胸の奥が痛い。
僕を拒絶する、あの人の言葉、声になってにじみ出る不快感、鋭く冷え切った視線。
何度も僕の中で蘇えり、そのたびにじわじわと傷つけられていく。
こうなることはわかっていたはずなのに、僕には、人を好きになる資格なんか無いのに。
すべては僕の間違い、現実と妄想の区別もつかなくなった醜く汚らわしいオタク男の勘違い。
こんなキモオタにつきまとわれて、早紀さんはさぞうっとうしかっただろう。申し訳ない。
奥歯をかみ締めたとき、急にのどの裏側が熱くなり、視界が滲んだ。
あの人に嫌われることが、こんなに辛いなんて。
僕はそこまで、早紀さんのことを想ってしまってたことに、自分の中の想いの深さに改めて気づかされた。

普通に考えれば、ほんの些細なこと。
だけど、自分に自信の持てず、卑屈になり、恋することに怯えきっていたこのときの僕には
早紀さんの言葉の本当の意味も、これから訪れる未来も、まるで見えはしなかった。
続く
737Mr.名無しさん:03/02/02 01:39
康彦カワイイ!w
738Mr.名無しさん:03/02/02 02:00
いいなあ、と真剣に思ってしまった。
 
739Mr.名無しさん:03/02/02 02:43
てーか、かなり続きそうなんだが…
1000までで足りるのか?(w
>自転車チューブ
740Mr.名無しさん:03/02/02 03:40
これからもずっと読み続けたいので
741Mr.名無しさん:03/02/02 09:33
今更だけど
モス逝くよりガスト逝ったほうが安いと思うのよ。
特に長いするとき。
742自転車チューブ:03/02/02 18:53
>>739
どうにか終わらせないといけませんねえ・・・・
どうしましょう・・・
743Mr.名無しさん:03/02/02 19:10
>>742
無理に終わらせないでいいよ〜
1000で終わらなかったら俺が次スレたてるからさ!
だから続けてくれ、おながいだ
744Mr.名無しさん:03/02/02 21:14
これを完結させた後で、また新作を書いて欲しい。

俺だけか?
745自転車チューブ:03/02/02 22:09
>>736 の続き

何処をどう走ってきたのか、翌日僕は自分の部屋で着の身着のまま目を覚ました。
体のあちこちが痛い、何箇所か傷や打撲がある。
時間はすでに夕方近い。あと1時間ほどで今日もバイトだ。
今日も顔を合わせなくてはいけないのか。
気が重いな。
壁に貼られたメガネっ娘ポスターの笑顔が、とても寂しく見えた。
けだるい体を何とか起こして、風呂で汗と泥を流し、身支度を整える。
時折、脳裏でフラッシュバックする昨日の早紀さん。そのたびにまたちくりと針が刺さった。
今度こそ誓おう、もう誰も好きになったりしない。
硬く決意してから、部屋を抜け出した。
お店にたどり着くと、早速事務室で早紀さんと顔を会わせた。
ちくり
胸を刺される感覚、だが自分でした決意を思い出し、湧き上がる感情を押しつぶす。
もう、関係無い。この人は他人、所詮は一般人、僕等オタクとは相容れない人だ。
目を合わせることなく、気持ちのこもらない形式だけの挨拶をつぶやいてすれ違う。
「あ、あの・・・」
後ろから呼び止めようとする声。
でも、僕は立ち止まらない、立ち止まるわけにはいかない。
もう一度顔を見たら、決意が揺らいでしまいそうだから。
奥底にしまいこんだ本当の気持ちが振り返れと叫んでいる、あの夜の記憶があきらめるなと肩を掴む。
僕は誰だ?
僕は永瀬康彦、醜く汚らわしいオタク野朗の康彦だ。
自分の胸にその言葉を叩きつけて、すべてを振り切った。

続く
746Mr.名無しさん:03/02/02 23:07
>>744
正直飽きると思う。自転車チューブが凄いのは否定しないけど。
マンネリ化は避けられないだろう。

>>745
お疲れさんです!
747Mr.名無しさん:03/02/03 12:28
マンネリかどうかはわからんが
この作品はムリに終わらせないで。

このもどかしさがたまらんのだ〜
(´Д`)アサヒナタンハァハァ
748自転車チューブ:03/02/03 14:47
>>745 の続き
視線がうつろになるのが自分でもわかった。
おそらく、仕事にもまったく集中できていないのだろう。
まだバイトをはじめて間もないので与えられる仕事は単純な作業ばかりだったのが唯一の救いだ。
もし、僕がベテランのアルバイトなら今日は大迷惑をかけていただろう。
「あ、ヤスくん、それ洗い終わったらこっちの荷物を冷蔵庫に入れるの手伝ってー、
わたしじゃ重くてもちあがらないよー」
地を離れつつある意識の中で、浅日菜さんの声がとても遠くから聞こえた。
しまった、また気が抜けてしまった。
はっと、振り返ると、僕のすぐ後ろに浅日菜さんの姿、よほど僕は呆けていたらしい。
「え、えっと・・・なんでしたっけ?」
「え?だから、洗物の後で荷物を冷蔵庫に入れるのを手伝って欲しいって・・・・
こんな近くで話してるのに、ちゃんと聴いてなかったの?」
小首をかしげ、そのあと軽くふきだし、笑った目で僕をにらんだ。
普段なら、可愛いとおもえるであろう仕草。
だが、今日の僕はそんなことを思うことすら忘れていた。
定まらない視線のまま、なんとか声帯を揺さぶる。
「あ、ああ、そうでしたね・・・もうすぐ・・・終わりますから・・・」
慌ててシンクの奥に手を突っ込こみ、銀色のバットを洗う。
「・・・今日・・・なんだか元気無いね。昨日はもっと楽しそうだったよ」
すぐ横に来て沈んだ視線を覗き込まれる。
胸の奥を覗かれてしまうような気がして、あわてて目をそらした。
スポンジを動かすことに集中する。
「そんな・・き、気のせいですよ、気のせい」
無理やり顔を崩してみたが、きっと今の僕はとても痛々しい笑顔とも呼べない薄笑いを浮かべているのだろう。
「そう・・なの・・・?」
まるで信用できないといった面持ちで、うなずかれる。
「そうですよ、さ、あとこの二つだけですから、向こうで待っててください、すぐ行きます」
「う、うん・・・待ってるねー」
ぎこちない笑顔を僕に向けて、そばを離れる。
カツン、カツン、洗物同士がぶつかり合う音がいやに耳響いた。
続く
749自転車チューブ:03/02/03 17:24
>>748 の続き
もう、関係無い、全部忘れてしまえばいい。
洗物を終えると、もう何度繰り返したかわからない決意を自分に言い聞かた。
それで、少しだけいつもの自分に戻れた気がする。
それが間違った戻り方だと気がつくのはもうしばらく先のことだ。
「よし、終わりましたよ、どれから運べばいい?」
バックルームの大きな冷蔵庫、冷蔵室といったほうが正しいだろうか、その前で待つ浅日菜さんに声をかけた。
「お、来たなー、それじゃこっちのポテトの箱からしまって、ちゃんと古いのが上になるようにね」
「はい、了解しました」
勤めて明るく振舞い、仕事に没頭する。
凍った肉やらポテトやらはずいぶん重かったがたまにはいい運動だ。
時折見せる浅日菜さんの不安げな表情は、見なかったことにしよう。
「浅日菜さん、ごめん、ちょっとこっちてつだ・・・」
厨房から聞こえた声に視線を巡らせると、早紀さんがこちらに首を出していた。
ビシッと音をたてて空気が凍りつく。
「あ、あの・・・その・・・」
仕事も忘れて、早紀さんは何かを伝えようとした。
ほんの一瞬、言葉が途切れる。
僕はその隙に視線を外して冷蔵庫の中でダンボールと格闘している浅日菜さんを呼び止めた。
「あ、浅日菜さん、なんか呼ばれてますよ」
「え?わたし?」
跳ねるように冷蔵庫から出てくる浅日菜さん。
しかし二人の間にながれる冷蔵庫のなかより数段冷たい何かを感じたのか、戸惑った様子で僕を見た。
「ほ、ほら、厨房のほうで何か手伝って欲しいみたいですよ。ここは僕がやっときますから」
「え、あ、うん、じゃあお願い・・・」
早紀さんに背を向け、目の前のダンボールを持ち上げた。
浅日菜さんの視線が二人の間を行ったり来たり、なんだか巻き込んでしまったみたいで申し訳ない。
「じゃ、じゃあ、その、サラダが足りなくなっちゃったんだけど・・・」
「あ、えと・・・はい、10個くらいでいいですか?」
続く
750Mr.名無しさん:03/02/03 18:23
キタキタキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━
がんばれ!春日部共栄生ツーブ!
751自転車チューブ:03/02/03 22:20
>>749 の続き
気まずい数時間。
僕が早紀さんに近づかないので、いつの間にか浅日菜さんが教育係りに収まって、仕事を教えてくれた。
一人で考え込むよりはだいぶ気が楽になったと思う。
沈んでいる僕には、浅日菜さんの元気な姿はとても気持ちよく映る。
「やっぱり、今日は一日元気無かったね。ほんとに今日はどうしたの?」
交代の時間になり、事務室で浅日菜さんと二人になったときそんなことを言われた。
やはり心配させてしまったみたいだ。
「いや、別になんともないよ・・・」
「嘘言っても無駄、まったくもう、菅野さんと喧嘩でもしたんでしょ」
!!
図星をさされてしまった。さすが女子高生、するどいな・・・
「うぐ!いや・・その・・・す、菅野さんは関係無いです・・・」
明らかに慌てた態度をとってしまった。
自分でもわかってはいるが止められない。これでは肯定したも同じじゃないか。
おそるおそる視線を上げてみると、やはり悪戯小僧の笑顔が僕を見つめていた。
「わかり易いなあ、ヤスくん」
クスクスと可愛く笑ってみせる。
「いや、だから違うって・・・そもそも僕は別に早紀さんのことなんか・・・・」
「ふーん、じゃあ、いいんだよね」
ニヤリ。
明らかに何かたくらんでいる顔だ。ぞくりと悪寒に近いものが背中を這っている。
恐怖に思わず後ずさった僕にすばやく近寄り、腕を抱くようにして身を寄せられた。
じゃごいうたwjgpまjた★○▽д`!!
セーラー服独特の生地の質感が僕のシャツを通して感じられた。
そして鼻をつく柑橘系のリンスの香。
おちょくられているとわかってはいても体は石化と通り越して金剛石化してしまった。
こわばった顔を覗き込む悪戯な瞳。それを楽しむかのように、より強く腕を抱き、胸板に体を預けてくる。
ひじのあたりに感じる柔らかな感触、胸に感じる女性の体温。
突然のことに驚いた心臓の鼓動は、間違いなく浅日菜さんに伝わっているのだろう。
続く
752Mr.名無しさん:03/02/03 22:52
おおおおおおおおおおおお
ヤス君モテモテだな。おい
753自転車チューブ:03/02/03 23:15
>>751 の続き
「ち、ちょっと浅日菜さん!?」
「んふふふ〜、いいじゃん。菅野さんのことはなんとも思ってないんでしょ?
他に彼女がいるようにも見えないしー」
腕は振り解こうにもガッチリ固められているし、何より下手に動かすと逆に胸に触れてしまいそうだ。
突然の事態に思考回路はショート寸前。
のどはいっぺんに干上がり声もまともに出せなくなった。
「あ、あの・・・でも・・・その・・・お願いだから・・・その・・・・はな、はな・・・離れてくれないか・・・」
「嫌」
離すどころかさらにぎゅっと力がこもる。
「い、嫌じゃなくて・・・・その・・・・こ、困るから・・・」
固まった首をどうにか動かして浅日菜さんの顔に視線を落とす。
すると、それを待っていたかのようにニッと歯をみせて笑い僕から離れてくれた。
「あはは、ヤスくん可愛い〜!ね、本気にした?」
「し、しないですよ!・・・冗談にもほどがあります・・・」
僕がすごんで見せてもまるで怖くないらしくおなかを抱えて笑っている。
「ま、これ以上やると菅野さんに怒られちゃうからね。でも、これで少しは元気出たでしょ」
ほんの少し、悪戯な笑みの中にやさしい光が見えた。
「で、どうやって菅野さんと仲直りするの?」
「い、いや、だから別に・・・」
「もう、ごまかしても無駄だって、お互い気があるってバレバレだよ」
はっきり現実を突きつけられてしまった。
すぐに言葉が出てこず、パクパクと金魚のように口の開閉を繰り返す。
「だ、だって僕は昨日初めてここに来たんですよ!?」
「そんなの関係無い、わたし一目でわかったよ、ヤスくんすぐ顔にでるんだもん」
いったい僕はどんな顔をしていたのだろうか。ポーカーフェイスになれる本とかどこかに売ってないかな。
「ホントは好きなんでしょ、ホレ、正直に言ってみ」
「うぐ・・・それはその・・・」
そんなこといえるはずが無い。それにもう誓ったんだ早紀さんのことを好きだと思わないと。
続く
754Mr.名無しさん:03/02/04 00:05
>>751>>753
大ヒット!!最高です!!
やっぱチューブたんはこうでなくちゃ!!!
755Mr.名無しさん:03/02/04 00:11
今日はハイペースだな
756Mr.名無しさん:03/02/04 00:43
アサヒナさんサキさんミノリさんで康彦取り合いっすかー!?
757Mr.名無しさん:03/02/04 01:01
>>753
勃起しますた。
758自転車チューブ:03/02/04 02:28
>>735 の続き

「大丈夫だよ、ほら、誰も来ないから、ホレホレ、正直に言ってみ」
そんなはずは無い、ここで好きだと言う資格は僕には無い。
もう、嫌われたんだ、それなのにここで早紀さんのことを想ったら後は辛いだけじゃないか。
だから『そんなことない』とそうはっきり宣言するつもりだった。
でも、そう思えば思うほど、早紀さんとの楽しい思い出が脳裏で蘇っては消えてゆく.
嘘をつくのこと、自分を騙すのこと、それにも激しい苦痛を感じる。
「その・・・好き・・・です」
いつの間にかそう言っていた。自分の意思で制御出来ない。
いや、臆病な自分と、早紀さんが好きな自分がせめぎ合っていたのだろう。
ただあるのは、熱く、せつない、胸の奥。
「ふふ、やっと白状した」
悪戯な少女はそこにはなく、穏やかな母の微笑みが僕を見つめていた。
「そう思うなら、どうして喧嘩なんかしてるの?」
「喧嘩じゃないです。僕、いつの間にか早紀さんに嫌われてしまっていて
いえ、もしかしたらもともと嫌われていたのかも知れません、とにかく僕は嫌われてるんです。
だから・・・」
忘れかけていた昨日の痛みがまた戻ってきた、打撲、裂傷、そして心。
「嫌われてる?ヤスくんが?そんなはず無いよどうしてそんなこと言うの?」
「それは・・・その・・・」
「大丈夫、誰にも言わないよ。力になってあげられるかもしれないから。ね?」
柔らかな光を放つ瞳が、僕の眼を覗き込んだ。
話してみようか、なぜかそんな気にさせられる。
昨日の帰り道のこと、僕に投げかけられる鋭い視線、僕を拒絶する言葉。
忘れようと決めていた物をすべて吐き出してしまった。

続く
759自転車チューブ:03/02/04 02:30
758は >>753 の続きでしたスマソ
760Mr.名無しさん:03/02/04 04:30
いい展開だ。。。
761Mr.名無しさん:03/02/04 06:44
>ホレホレ、正直に言ってみ

こういう口調ナチュラルでいいね!
762自転車チューブ:03/02/04 21:31
>>758 の続き
僕の話を聴き終わると、浅日菜さんは丸い瞳をさらに丸くした。
「そ、それだけ?」
「それだけ、って?」
「いや、だから、それだけで、ヤスくんは嫌われたと思ったの?」
「だ、だってその・・・」
思い出してしまうとやっぱり辛くて、視線を自分の足もとへめぐらせた。
ところが、そんな僕をよそに浅日菜さんは小さく声をあげて笑って見せた。
思わぬ反応に、こんどは僕の眼が丸くなってしまう。
「そっかー、そういうのわかんないんだねヤスくん」
「そういうの?」
「そ、アレはね、やきもち」
「焼き餅?」
「はは、違う違う、ヤ・キ・モ・チ。もしくは嫉妬、ジェラシー」
!!!
ヤキモチ!?それって、好きな相手に焼くものであって・・・つまり早紀さんは・・・。
そんなことは考えもしなかった。
早紀さんも僕のことが好きなのかもしれない、そう思ったら胸がドキドキした。
「あ、やすくん顔が赤いよー」
そういわれてみれば、なんだか急に顔が熱くなった気がする。
自制はまるで効かず、体全体にまでその熱が広がっていった。
「で、でも、なんかずっと怒ってたみたいだったし、帰りもちゃんと話してくれなかったし・・・
それから、それから・・・」
言葉が上手く出てこない。
どうやら頭まで熱におかされてしまったようだ。
「だーかーらー、それがヤキモチなの、でも確かにそういうの鈍そうだもんね」
「そ、そうなんですか?」
「そうなの、昨日だってわたしがヤスくんと仲良くしてるの見たらすぐぷりぷり怒ってたでしょ、
普段やさしい菅野さんがあんなになるなんて、よっぽど愛されてるねー」
あ、愛されてる!?
その言葉だけで体温が8度くらい上昇した気がする。
続く
763Mr.名無しさん:03/02/05 04:12
康彦「それから、それから・・・」
ワロタ
最高です!!期待age
764Mr.名無しさん:03/02/05 05:34
読んでてなんでこんなにニヤニヤしちゃうんだろう。
チューブたん凄すぎ
765関係ないけど:03/02/05 20:39
お前等。
この話の脳内キャストは誰だ?
私は
康彦:秋葉原適当な奴からピックアップ
菅野姉:小倉優子
菅野妹:鈴木杏の金田一時代の髪長い奴
なんだけど、みんなどう?
766Mr.名無しさん:03/02/05 20:44
>>765は疑いなくヲタ。
767Mr.名無しさん:03/02/05 20:51
>>765
康彦ってわりとオタにしては小奇麗な感じがするんだが

オグユウはあさひなさん
768Mr.名無しさん:03/02/05 21:03
康彦:未定
早紀:仲根かすみ
未乃理:未定
浅日菜:未定

769自転車チューブ:03/02/05 22:25
>>762 の続き
「そんなに心配なら証拠見せてあげる」
「証拠?」
「そ、しょーこ、ほら行くよ」
またしても、いきなり手を掴まれてしまった。
驚く僕をそのままずるずると厨房の入り口まで引きずっていく。
「あ、あの!?いったい?」
「いいから、いいから」
その表情はまさに自信たっぷり。
間違いなく彼女の脳裏には良からぬ策謀が渦巻いているのだろう。
厨房の様子を二人で覗き込むと、ちょうど僕等に背を向ける位置で早紀さんがなにやら作業していた。
後姿だけでも若干の緊張を憶えてしまう。
「菅野さーん。わたしこれから、ヤスくんと『デート』してきまーす!」
なんですとお!?
早紀さんの背中に向かって、元気良く宣言してしまった。
つまり浅日菜さんは、ヤキモチを焼く早紀さんを僕に見せたかったのだろう。
しかし何の予告もなしにそんなことを言われたら、自他ともに認める純情男の僕はまるで平静を保てない。
オロオロと視線を行ったり来たり。
「デート、ですよ、デート。何処行こうかなー、楽しみだなー」
慌てる僕がよほど面白かったのか、さらに浅日菜さんは追い討ちをかけた。
僕にとってはデートという言葉だけでも赤面モノだ。
どんな反応を示すのかと瞳を欄欄に輝かせる浅日菜さん。
だがそんな期待を他所に、早紀さんはこちらを振り返ろうとしたが、一瞬ためらい、
そしてすぐにまた背を向けて作業を続けた。
「そ、そう、・・・よかったね・・・楽しんで・・・来て・・・」
痛々しいくらいか細い声。
表情は見えない、だが華奢な背中がより小さく見えるのはなぜだろう。
「あ、あの、早紀さん・・・」
あまりに弱々しい仕草。言い知れぬ不安が胸に去来する。
しかし僕の声は届かず、作業の手を止めて、早紀さんはその場を離れた。
結局、一度も瞳をあわせないまま。
続く
女って生理とかあるの何とかならないのかね。
定期的に性器から血が出てくるなんてキモイよ。
臭いもすげーキツイし、吐きそうになる。
人間的か動物的かっていったら明らかに動物的。つか動物そのもの。
しかも生理中でも平気で外に出てくるし。俺鼻いいから生理の奴ってすぐわかる。
迷惑だと思わないのかね。キモイ臭い周囲に撒き散らして歩くことに。
「人に迷惑をかけない」って小学生でも知ってる最低限マナーだよ。
ああ、マジで法律かなんかで規制してくんないかなぁ。
生理外出禁止法とか。違反者は即逮捕して豚箱にぶち込んじまうの。
空気もきれいになるし、環境に優しい法律だと思うよ。
あと話変わるけど、セックスの後とか、まじで早く消えろって思う。
もうお前なんかどうでもいいよ、性欲感じないし、みたいな。
なのに射精後に甘えてくる奴とかいるから、すげーウザい。
射精前に甘えるんだったらまだ分かるよ?でもあえて射精後なの。
ホント女って男の気持ちがわからん馬鹿しかいないね。
たまに我慢できなくなって「もう用済んだし早く帰れよ」って言ってる。
すると、馬鹿だからショック受けて泣きながら走って帰ったりするの。
日ごろ「愛されてる」とか勘違いしてるからショック受けるんだろうけど、
ホント馬鹿。笑っちゃうぐらい洞察力が欠けてる。
お前なんか動くダッチワイフぐらいにしか認識してねーって。
もっとひどいと、怒っちゃう女とか。ホント逆ギレもいいとこだよ。
まあでも、またセックスしたくなったら、こっちから謝るんだけどね。
あの時はごめんねー、とか。全然悪いなんて思ってないけど。
そしたら、馬鹿だからホイホイ家に来るんだよ。で、また射精の道具。
馬鹿すぎる動物で可哀想なぐらい。女に生まれなくて本当に良かった。
神様ありがとう。
771Mr.名無しさん:03/02/05 22:55
>>770
誤爆?釣り?
772自転車チューブ:03/02/05 23:42
>>769 の続き
この反応は浅日菜さんにも予想外だったらしく、呆然と去っていく足音を見送った。
「あ、あれ?もしかして、本気で怒っちゃったカナ?」
バツ悪そうに僕を見上げる。僕の不安はさらに度合いを増し、心の奥に積もっていった。
「ま、まあ大丈夫だよ、きっと、うん、絶対大丈夫」
笑顔に冷や汗を浮かべて僕の背中を叩く。
だが僕にはそれすらも耳に入らず、ひたすら遠くなった後姿を目で追い続けた。
「ほら、そんなに落ち込まないで、きっと何とかなるから、そうだ、景気づけになんかおごってあげるから」
「え、あ、・・・うん・・・でも・・・」
「ここにいてもしかたないよ、とりあえず行こう」
すっかりしおらしくなってしまった浅日菜さんが僕を促した。
わかってはいても、足はなかなか歩き出そうとしない。
早紀さんの様子は昨日とは明らかに違う、何か悲壮感すら漂っていた。
いったいどうしたのだろう。
今まで何度も見せてくれたあの穏やかな微笑が見たい。ただそれだけを、強く願った。


時折聞こえる冷蔵庫の作動音だけが、そこに時間の存在を感じさせる。
すでに灯は消え、細い月が放つ青白い光だけが、うっすらと椅子やテーブルの輪郭を表していた。
ふわりと客席のクッションに身をあずけ、
初めての視点から改めて慣れ親しんだはずの店内を眺めてみた。
これが、あの人の見ていた風景。
安っぽい素材のシートに触れ、感触をゆっくりと手になじませた。
左奥、店内の片隅にある二人がけの小ささテーブル。
私にとっては、思い出のつまった、大切な場所。
様々な表情を浮かべて、漫画や雑誌を読みふけるあの人が浮かんでは消えていく。
これで、もう何もかも終わりなのだろうか。
喉の奥からこみ上げる熱、気を許せば涙腺は容赦なく瞳を濡らし続けるだろう。
「うぐ・・・ぐ・・・」
噛み殺した声、そこでふと、もうお店には誰も残っていないことを思い出した。
いっそ、泣いてしまえば楽になるかも、つるりと何かが頬を伝う感覚、それが合図になった。
続く
773自転車チューブ:03/02/05 23:59
芸能人等には詳しくないので僕は脳内キャストは特に無いです。ただし
康彦=自転車チューブ
これだけは確定
ホントは本名で書きたい
774Mr.名無しさん:03/02/06 00:22
イイ!
775Mr.名無しさん:03/02/06 00:28
>>773
本名で聞きたいw
776Mr.名無しさん:03/02/06 03:03
突然お邪魔して申し訳ございません。
ネットキャッシング。24時間年中無休宣言!!

ここのネットキャッシングは来店不要で遠方の方でも全国振込融資OKです。
モットーは勤務先や身内にばれない様、絶対秘密厳守です。
特別にネットからの申し込みだと、借入件数が多くて他で断られた方専用の
申し込みコーナー有。融資率95%以上だそうです。
一週間無利息なので試しに申し込んでみては。
http://square7337.com/ 
i-modeからはhttp://square7337.com/i/
777Mr.名無しさん:03/02/06 03:18
777ゲット!
妄想してから寝よう。
778Mr.名無しさん:03/02/06 06:26
チューブたん最高です!
この調子でがんがれ!

俺の中では

早紀:小倉優子
未乃理:加護ちゃん
浅日菜:市川由衣

かな。キモくてスマン!


>>773
ワラタ
779Mr.名無しさん:03/02/06 06:43
サキ:ゆりん

アサヒナ:えりぼん
780Mr.名無しさん:03/02/06 06:43
赤いマウンテンバイクを見かけたら自転車チューブと思え
781Mr.名無しさん:03/02/06 18:50
>>684
ワラタ
782関係ないけど:03/02/06 18:58
康彦さんは
「自分はオタだから…。」っていうけど。
私の場合「理系だから…」って言葉に勇気付けられるなぁ。
理系だから朝から晩までおにぎりでよしとかで。
783自転車チューブ:03/02/06 20:48
>>772 の続き
どんなに頬を拭っても、後から後から湧き出してくる、いつしか馬鹿らしくなり拭うのもやめた。
服が濡れるのも気にしない。
嗚咽が漏れることすらも、もうかまわない。
私一人なのだから、今日はとことん泣いてやる。
思い出したくもない言葉が、何度も何度もよみがえり、泣き疲れたはずの瞳を休むことなく濡らし続けた。
それは、あの夜私が言ってもらうはずだった言葉。
私が、あの人に言いたかった言葉。
薄い木製のドアを通して聞こえてしまった、ぐぐもったあの人の声。
か細く、消え入りそうな、だけど確かな決意をたたえた、想いのこもった声。

『その・・・好き・・・です』

あの時、私は客席の掃除をしようと、厨房を出た。
掃除道具を手に、事務室の前を通りかかったとき、浅日菜さんと康彦さんの話し声が聞こえてきた。
言葉まではわからないが、いつになく深刻なトーンの康彦さんの声に、つい足をとめてしまう。
盗み聞き。
いけないとわかってはいても、止まらなかった。
あの人の想いが知りたい。せっかく名前を覚えてもらって、お互い言葉を交わせるようになったのに。
いつしかまた遠くなってしまったあの人の想いが、どうしても知りたい。
ダメだといくら言い聞かせても、心はそれを受け入れてくれず、事務室の前へと吸い寄せられてしまった。
『だ、だって僕は昨日初めてここに来たんですよ!?』
『そんなの関係無い、わたし一目でわかったよ、・・・・・・・・・・・もん』
康彦さん、何をそんなに驚いてるの?それに一目でわかったって何?何がわかったの?
おびえて、つい後ろ向きに成りつつあった私の思考は、考えたくも無いシナリオをつむぎだした。
浅日菜さんも、もしかして・・・そんなはず無い、だってあの時、康彦さんは確かに・・・
『ホントは好きなんでしょ、ホレ、正直に言ってみ』
好き?何、何を言ってるの?
「うぐ・・・それはその・・・」
言わないで欲しい・・・お願い、言わないで!!
あの夜、言葉は伝えられなかったけど、思いは確かに伝わった。
康彦さんは私が・・・私も康彦さんを・・・・
784自転車チューブ:03/02/06 21:35
>>783 の続き
きっとこれは勘違いだ。
たったこれだけの会話では、話の全体が見えてこない、違う、これは違う。
不安を打ち消すように強く心に叫ぶ。
だが、いつになく真剣な様子の声、ドアの向こうからぴりぴりと伝わってくる緊張感。
康彦さんが、真剣な思い出いることはなんとなくわかってしまう。
違う、違う、そんなの違う。
痛いくらい握り締めた両手に、じっとりと汗が滲む。
『大丈夫だよ、ほら、誰も来ないから、ホレホレ、正直に言ってみ』
でも、もしそうだとしたら、私に今、嫌だと言う権利など無い。
康彦さんと私は、まだ、・・・
それに浅日菜さんだって、もしこれが本当に告白なら真剣なはずだ。
その気持ちまで否定することは誰にも出来はしない。
頭でそうわかっていても、心はやはり嫌だと叫び続けた。
そして・・・
『その・・・好き・・・です』
その刹那、私の周りから音が消えた。
視界は真っ白になり、叫びたくなるような負の感情が全身を支配する。
体の熱が急速に失われ、立っていられないほど、膝が震え始めた。
二人の間に生まれる一瞬の沈黙。底を知らず落ちてゆく私の感情が、ドアの向こうの二人の様子を想像させた。
康彦さんに近寄り、あっという間に唇を奪う。
戸惑い、やがてそれを受け入れ、浅日菜さんの背中を抱く。
上気した、二人の赤い頬が、甘い熱を発して二人をつつむ。
『やっと、白状した』
私は何を馬鹿なことを考えているのだろうか、そんなことしているはずが無い!
違う、そんなはず・・・無い・・・。
固まった思考を振り払い、自分がしようとしていた仕事も忘れて、厨房へと駆け込んだ。
とにかく忘れよう。
適当な仕事を見つけ取り掛かる。
だが、二人の会話が、自分で思い描いた見つ合う二人の映像が、頭の中から離れない。
手は一向に動き出さず、緩慢な動作を繰り返すばかり。
一体どんな顔をして、二人に合えばいいのだろうか。
785自転車チューブ:03/02/06 22:06
>>784 の続き
かすんで、見づらくなった視界。
喉の奥に力を入れてこみ上げるモノを押し殺した。
背後に二人が駆けてくる気配。
パタパタと足音をたてて、弾む声で浅日菜さんが言う。
「菅野さーん。わたしこれから、ヤスくんと『デート』してきまーす!」
ああ、やっぱりアレは告白だったのか。
やっぱり二人は・・・
でも、どうして?あの夜、確かに康彦さんは・・・
「デート、ですよ、デート。何処行こうかなー、楽しみだなー」
いや、やっぱり2週間も何もできずにいた私がいけないんだ。
いくらでもチャンスはあったはずなのに。
でも、今すぐには二人の顔をまっすぐ見られそうも無い。
熱を帯びた喉から何とか、言葉にもならない声をつむぐ。
「そ、そう、・・・よかったね・・・楽しんで・・・来て・・・」
震えそうになる背中。
これ以上、二人に姿を見せているのも辛い。
せめて康彦さんが何か言う前にと、その場を逃げ出した。


初恋は実らない。
よく語られるジンクスのひとつ。
あれって、本当だったんだな。
だって、康彦さんは、私がはじめて好きになった人。
こんなに誰かを好きになったのは初めて。
たった一度だけ、高校時代に男の子と付き合ったことはある。
私から告白した。
どんな風に告白して、どんな風に答えてくれるのだろう、私はどんなにドキドキするのだろう。
きっと、デートも楽しいに違いない。周りを歩く人は、私をどんな目で見るだろうか。
オシャレして、慣れないリップをつけて、初めてのデートの前夜、胸を躍らせた。
まるでテレビドラマのようなステキなデートが私の頭の中を駆けめぐる。
でも、現実は違った。
786自転車:03/02/06 22:22
>>785のつづき
翌日 私は康彦さんのアパートのまえにいた。 許せないという気持ちでいっぱいだった。
こみ上げる怒りを必死でおさえながら階段を駆け上がる 「殺してやる!」
ドアの前に行くと、中から楽しそうな笑い声が聞こえる。がちゃとドアを開ける。
「な、なんだよ一体・・・・・」 彼はうろたえながら私を見た。
私はしまっておいたナイフを取り出した。 
「お、おい やめろ!」 彼の声にかまわず私はナイフを振りかぶった。
そして・・・・・・
その後私は警察に自主した。 なんで自分でもこうなってしまったのかわからない。
なんであんなヲタを好きになってしまったのかも・・・・・・
THE END

めでたしめでたし。
787Mr.名無しさん:03/02/06 22:25
>>786
そーゆーのやめてくれないか?
788Mr.名無しさん:03/02/06 22:28
なにこれで終わり?
ありえねーよ。
789Mr.名無しさん:03/02/06 22:32
やっと終わったか・・・
790Mr.名無しさん:03/02/06 22:32
メルたんの続編まだー?
791Mr.名無しさん:03/02/06 22:32
自転車チューブタン これまだ続きあるの?
792Mr.名無しさん:03/02/06 22:39
いつも通りの日常。
きょうも俺は電車に乗って会社へ行く。
まさに地獄ともいえるいつもの満員電車。
(まったく毎日これじゃあやってらんねーよ。)
そう思いながらも電車に乗る。 「ガタン、ゴトン」
いつも聞きなれたアナウンス、電車の騒音。ようやっと駅に着く。
(今日も退屈な日常のはじまりか・・・・)そう思いながら電車を降りようとしたそのときだった・・・・
793Mr.名無しさん:03/02/06 22:44
>>792
「ちょっと待ってください・・・・」
後ろから呼び声がかかる。
(なんだ?)
そう思いながら後ろを向くと、女がいた。
その女は俺を見るなり詰め寄り
「あなた 痴漢したでしょ!私触られたんだから!」
周りの人がいっせいにこっちを見る。
痴漢?なんのことだ?おれはなんにもやってないのに・・・
しかしこうなるともうとまらない。 駅員がやってきて、女は
あの人ですと言う始末。
結局俺はなんにも弁解できぬまま個室に連れて行かれたのだった・・・・
794自転車チューブ:03/02/06 22:47
>>785 の続き
ちっともドキドキしない。
ドラマや漫画と全然違う。
これはいったいどうしたことだろう。
男の子と手をつなぎたいなんてまるで思えない。
ちょっと強引に手をつかまれ、道を歩く。
おかしい、これが私の憧れていたもののはずなのに。
そして、私は気づいてしまう。
恋に憧れ、恋に恋していただけなのだと。
それが証拠に、その付き合ってくれた男の子の顔を私は思い出せない。
早々に別れを告げたときにつぶやいた「そうか、わかった・・・」というやるせないつぶやきだけが
いつまでも胸に残っていた。
真剣に、私に答えてくれたその男の子に、ほんとうに申し訳ないと思う。
いっそ、好きじゃなくても付き合っていたらよかったのかと思ったが、それもやはり不誠実だ。
それ以来、私は誓った。
もう、絶対に恋に恋したりしないと。
たまに心を動かされそうになっても、その出来事が私を縛った。
きっと、これもあの時と同じ。その人を好きになったんじゃない、恋に憧れてるだけ。
いつしか、私は恋することにとても臆病になる。
結局そのまま、高校を卒業し、東京の大学で一人暮らし。
康彦さんと出会ったのはそんな時だった。
初めてのアルバイトで緊張気味な私が、初めてレジで対応したのが康彦さん。
緊張のあまり声は出ず、メニューのキーを押す手も震え気味。
心臓もバクバクいってる。
こんなに緊張するなんて思わなかった。逃げ出したいくらいの極限状態。
そんな時、こともあろうか、お金を払おうとした康彦さんがお財布をひっくりかえしてお金を周囲にばら撒いてしまった。
あたふたとその場にしゃがみこんで小銭を拾い集める康彦さん。
今にして思えば、店員が女の子できっと緊張しちゃったんだろうな
続く
795自転車チューブ:03/02/06 22:49
まだ終わってません
>>786 は僕じゃないです
名前が微妙に違います
796Mr.名無しさん:03/02/06 22:56
>>793
そこに警察がやってきた。
どうやら駅員に事情を聞いているらしい。
「あなたが被害者ですね。」
警察は女に言った
「ええ、あの人がやったんです!間違いありません!」
警察はおれの方をみると
「ちょっと詳しい事情を聞きたいんで署まできて頂けませんか?」
正直冗談ではない!と思ったが、どうせすぐ疑いが晴れるだろうと思い、
なるべく落ち着き払った感じで、「いいですよ。」とおとなしくついていったのであった

警察にて、
「てめえがやったんだろ!いかにもやりそうな顔しやがって!このドキュソが!」
いきなり浴びせられた言葉がこれだった。
正直警察にきて俺の話を聞いてくれるのかと思ったが、甘かった。
警察は俺の話を聞くどころか、もはや俺が犯人と決め付けるかのようだった。
となりにいた刑事も、「いかにも毒男板に常駐してそうな奴だなw」
とまで言う始末。
「おれはやってない!やってないんだよ!信じてくれよお!刑事さんよお!」
「おふくろさんも心配してるだろ。いい加減やったことを認めろ。いまなら
罪をみとめて金はらえば、すべて丸く収まるんだ。」
それはまさに悪魔のささやきだった。
そして俺はやってもいない痴漢をみとめてしまったのだった・・・

797Mr.名無しさん:03/02/06 23:06
>>796
認めたあとの生活はさんざんだった。
会社に行くともはや俺の居場所はなく、他の社員からは
冷たい目で見られる始末。 住んでいたマンションの大家からは
出て行ってくれと怒鳴られ・・・・・
正直もう死にたい気分だった。
だが、俺はふと思った。
(あの女のせいでこんなことになったんだ。どうせ死ぬんなら、復讐してやる!)
そして次の日からおれは準備をはじめた。
まずは身元の特定からだ。 そのために俺は、あの時間帯に毎日電車に
乗って女が現れるのを待った。
満員電車の中どの車両にいるのかもわからない場所をさがすのである。
正直気の遠くなるような作業だ。2ヶ月近く探したが見つからない。
おかしい。いつも乗っているのなら間違いなくいるはずなのに・・・・・
まさか・・・・・
俺はある可能性に気づいたのだった・・・・・
798Mr.名無しさん:03/02/06 23:11
おれが気づいたある可能性とは、あの女性専用車両のことだった。
あそこにいるのなら、この3ヶ月間見なかったのもうなずける。
しかし女性専用車両には当然のことながら男は入りにくい。
どうしたものか・・・・・
おれは必死に考えた。
そこである結論に達した。
女装だ。
799Mr.名無しさん:03/02/06 23:16
>>798
女装してつかまりますた。(・∀・)
終了。
800Mr.名無しさん:03/02/06 23:35
800で終了
801Mr.名無しさん:03/02/06 23:57
チューブたんのニセモノやめてくれよ。
せっかくの大作に傷をつけちゃいかん。

>>チューブ

毎日楽しみに読んでますよ!
802自転車チューブ:03/02/07 00:05
>>794 の続き
一緒に散らばったお金を拾ってあげると、康彦さんはさらに緊張してしまったらしく
顔を真っ赤にして、私から小銭を受け取った。
うつむきがちに照れ笑いをうがべる。
そんな様子がおかしくて、私の口元も少し緩んだ。
このお客さん、私より緊張してる。ふふ、おもしろいお客さんだな。
おつりをわたす指先が、かすかに触れ合う。
私にとっては、本当に些細なこと。
でも、お客さんはさらに身を硬くし、腫れ物に触るようにおつりを受け取った。
ホント、変わったひとだなぁ。
体にこもっていた余計な力がするりと抜けていく。『癒し』というのはこういうことを言うのだろうか。
いつの間にか、私の緊張はさっぱりうせていた。
そんな『おかしなお客さん』は決まって毎週日曜の夕方、お客さんが少ない時間帯にやってきて
左奥の座席で漫画や雑誌を楽しそうに読みふけっている。
<今日もあのお客さんはくるだろうか・・・>
いつしか、日曜のたびに、そう思うようになった。
いったいどんな人なんだろう、少し話してみたい。
そしてそのちょっと間の抜けた顔を見ては、ほっと力が抜け安心する。
おかしい、これではまるで恋しているみたいだ。
ある日ふとそんなことを思い、いつもの席に座るお客さんに視線を飛ばした。
伸ばしている、というよりはほったらかされてるといった感じのぼさぼさの頭(当時はまだスポーツ刈りじゃなかった)
センスがあるとはおよそ言いがたい服装、どうやら2パターンくらいしか無いらしい。
まるで覇気が感じられない気の抜けた表情。何処を押しても、恋愛の対象になるとは思えない。
やっぱり、あのお客さんは癒し系だな、そう自己完結しかけたとき、一瞬、
一秒にも満たないわずかな瞬間、お客さんの視線がこちらに向いた。数メートルを隔て、絡み合った瞳。
トクン
鼓動が大きく跳ねた。
体の奥底をかき乱すような、生まれてはじめての、心の感触。
驚いて、視線を外す。
なんだろう、これ、とても変な感じ。まさかこれって・・・
続く
803Mr.名無しさん:03/02/07 00:24
しかしこの話元ねたあるのか?
よくできてんな。
804Mr.名無しさん:03/02/07 00:39
チューブはエロゲーの達人だからw
805Mr.名無しさん:03/02/07 00:40
俺に夢を与えてくれる話だ
806自転車チューブ:03/02/07 01:43
基本的には元ネタは無いです。
主人公の行動や思考は毒男板のスレや普段の自分、それからもてない友達が参考になってます
あと女性陣の名前は某ゲームからいただいてます
807Mr.名無しさん:03/02/07 01:59
ちくしょーリアルでもこんな話みたいなこと
体験してーよ。
808Mr.名無しさん:03/02/07 10:48
>某ゲーム
もしかしたらと思っていたが、やはりそうだったか(w
809Mr.名無しさん:03/02/07 13:09
十分リアリティーあるし、
かつオリジナリティーを兼ね備えてると思う。
そしてなにより登場人物の心理的状況が痛いほど伝わってくる。
褒め殺しじゃないけどほんとチューブのファンなので。
これからもよろしく!!
810Mr.名無しさん:03/02/07 15:34
康彦:シャア
早紀:シャア専用ザクU
未乃理:ザクU
浅日菜:ゲルググ
811Mr.名無しさん:03/02/07 18:07
ワラタ
うまいな、あんた。
812自転車チューブ:03/02/07 19:45
>>802 の続き
出かかった言葉を寸でのところで押しとどめ、もう一度視線を向けた。
相変わらず、熱心に漫画を読みふけっている。
笑いをこらえたり、急に切なそうな顔をしたり、深々とうなづいてみたり、コロコロと表情が変わる。
そんな様子が微笑ましくて、つい、いつまでも見つめ続けてしまいそう。
いつも通り、それだけで私の周りの空気がふわりと軽くなっていく。
でも、今日はそれだけじゃない。
トクン トクン トクン
徐々に速度を増していく鼓動、熱を帯びる体と心。
これってやっぱり・・・
一目惚れ?
康彦さんには失礼だけど、もし康彦さんがもっとカッコいい男の子なら、
きっといつも通り、これもその人を好きになったのではなく、恋に憧れているだけだと思い込んで
すべてを忘れようとしただろう。
康彦さんが、康彦さんだからこそ、私はあの時、好きになれたのだと思う。
まだ口もきいたことの無いおかしなお客さん。
好きになった理由は未だによくわからない。
でも、本当に誰かを好きになる時ってこういうものなんだろう。理由なんていらない。
何度か話し掛けてみようかとも思ったけど、なんだか緊張して、全部未遂におわった。
その後、アパートの駐輪場で偶然あの日と見かけて、壁をはさんで同じ屋根の下に暮らしているとわかった。
その時は心臓が飛び出すくらいビックリして、
でも空に飛んでいけそうなくらいうれしくて、その夜は眠れなかった。
いつか、お話できる日が来るだろうか。
いつか、名前を覚えてもらえるだろうか。
毎日そんなことを思いながら、一人で床についた。
それからお互いにお話できるようになって、やっぱり康彦さんはあのおかしなお客さんの印象のまま。
女の子と話したことが無いみたいで、すぐに赤くなる、純情そのもの、すごく可愛い。
一緒にいるととても穏やかな気持ちになれる。ますます、好きになった。
夜、一人で康彦さんのことを考える時間が増えていく。
まるで目の前にいるかのように思い浮かべ、康彦さんのぬくもりを想像して、心を落ち着けていた。
まるで本当に、あの人に触れているかのような感触を、全身に感じながら。
続く
813Mr.名無しさん:03/02/07 19:50
いいよぅ自転車チューブ!!!
切なくなった。゚・(ノД`)・゚。
814自転車チューブ:03/02/07 20:25
>>812 の続き
だけど、それももうお終い。
だって康彦さんは、浅日菜さんと・・・
収まりかけていた涙が、また一粒、肌を滑った。
すでに閉店してから1時間半くらいたっている。いつまでもこうしているわけにもいかない。
涙の続きは部屋で流そうと、腰を浮かせかけたとき、すでに電源を落としたはずの自動ドアがゆっくりと開いた。
静寂の中に、外の音が流れ込み空気を揺さぶる。
はっと顔を上げると、女の子特有の華奢な後ろ姿が大きな自動ドアを手動で閉じていた。
パタリ
ドアの緩衝材がぶつかり、かすかに音をたてる。
そして再び訪れた静寂。
「やっぱりまだお店にいた、菅野さん、探しましたよ」
くるりと振り返った人影が、侵しがたい沈黙に不釣合いな元気のある声をあげた。
「浅日菜・・・さん・・・」
どうして?
どうして、こんな時に?
今日だけは、あなたに会いたくなかったのに。
声帯をしめつける嫌な感覚が喉に広がる。
「こんな真っ暗なところで、何してたんですか?」
歩み寄り、私の向かいの椅子に何気なく腰をおろした。
そこは・・・
その椅子は、
ずっとずっと、私が行きたかった場所。
何度、康彦さんのお向かいのその椅子に座ることを夢見ただろう。
一緒にハンバーガーを食べたり、お話したり、本を読むあの人を眺めたり。
ずっとそうしたいと願い続けた、私の憧れの場所。
その椅子に、浅日菜さんはあっさりと腰をおろしてしまった。
でも、今の浅日菜さんにはお似合いの場所。
あなたは、そこにいるべき人なのだから。場違いなのは私のほう。
続く
815自転車チューブ:03/02/07 21:02
>>814 の続き
邪魔者は立ち去るとしよう。
「もう、帰るとこだから・・・」
今にも震え出しそうなな声。
自分でもこんな苦しそうな声が出るとは思わなかった。
力の入らない足でどうにか立ち上がろうとする。
「待って、菅野さん。わたし、菅野さんを探してて・・・」
「ごめん・・・今は一人でいたい・・・」
浅日菜さんのセリフをさえぎって、震える膝を伸ばした。
「ダメです。これだけは、ちゃんと聞いてください。菅野さんの大切な人のことです。
今聞かないと・・・後悔しますよ・・・」
左手を掴まれ、そんなことを言われた。
大切な・・・人・・・?
その一言が、康彦さんの顔をもう一度思い起こさせ、もう枯れ井戸になったはずの場所から
また、とめどなく湧き出しはじめる。
「く・・・うぐ・・・だって・・・康彦さんは・・・えぐぐ・・・それに、私・・もう・・・えぐ、えぐ」
泣いた。
浅日菜さんの目の前で、その場に立ち尽くしたまま。
今日一番と思えるくらい思い切り、ぼろぼろと涙をこぼした。
「だいじょうぶ」
浅日菜さんの小さなつぶやき。
そしてその細い腕が私の首に絡みつき、ぎゅっと抱き寄せられた。
「大丈夫ですよ、菅野さん。泣かなくてもいいです」
耳元にささやきかける暖かな吐息。
体が触れ合う、柔らかな感触。
それは私の涙を全部吸い取るかのように、やさしくて。
「こんなに泣いてもらえるなんて、あいつは幸せだ。もう、心配しなくても大丈夫ですから」
「ぐす・・でも、でも・・・康彦さんは・・・それでも私・・・えぐ・・・・わすれ・・・られなくて・・・」
普段からは想像も出来ない、慈愛に満ち溢れた穏やかなささやき。
ついにその場に座り込み、浅日菜さんの胸に顔をうずめた。
「もういいの、泣かなくていいんですよ」
続く
816Mr.名無しさん:03/02/07 21:10
レズ・・・・・(´Д`)ハァハァ
817Mr.名無しさん:03/02/07 21:10
818Mr.名無しさん:03/02/07 21:27
ここ最近の展開には目を見張るものがある
819自転車チューブ:03/02/07 21:38
>>815 の続き
そっと髪を撫でられる。
でも、止まらない。
悲しい気持ちがどんどんあふれてくる。
お願い、私を止めて、この想いを終わりにして、もう思い出させないで。
「じゃあ、そのまま。そんままで聞いてください」
怖い、一体何を聞くの?
でも、聞かないと後悔するって・・・
「菅野さんは、何か勘違いしてます。菅野さんの大切な康彦さんは、今でもあなたのことが大好きです」
!?
ゆっくりと視線を上げた。
月明かりに照らされ、青白く見えるた浅日菜さんの微笑。
「ぐす・・・ホント?」
私の声は、まるで幼子のよう。
涙にまみれ、輝きを失った私の顔に、そっと、柔らかな両手が触れる。
「もちろん本当、今日帰るときなんだか様子がおかしかったから・・・・わたし心配してたんですよ
電話かけても誰も出ないし、アパートにもいないし・・・」
「でも・・・ぐす・・・康彦さん・・・あの時・・・好きって・・・ぐす・・・浅日菜さんに・・・事務室で・・・
私、それ聞いちゃって・・・えぐう・・・それで・・・」
「あの時?・・・あ!もしかして事務室で話してたことですか?」
恐る恐る、震えそうになるのをこらえてうなづく。理由はどうあれ、盗み聞きには違いない。
「でもその様子じゃ、全部は聞いてないみたいですね。何処まで聞いたか知りませんけどそれは菅野さんの勘違いです
あの時、ヤスくんはわたしに告白なんかしてないですよ」
「でも、それじゃあ、アレは・・・」
「いいですか、アレはですね・・・・いや、やめときましょう。こればっかりは本人の口から聞くべきです」
ニヤリ
いつもの浅日菜さんがひょっこりと顔を出した。
「そ、そんな・・・・」
「それよりも・・・そんなに泣くくらい好きなら、一刻も早く帰ってヤスくんに会ってあげてください。
きっと、絶対、間違いなく、菅野さんのこと待ってますよ」
続く
820自転車チューブ:03/02/07 22:16
>>819 の続き
待ってくれている?
私を?
「だから、こんなとこで泣いてないで・・・ね」
私の頬に、柔らかいハンカチがそっと触れた。涙で濡れた顔が丁寧に拭かれていく。
その心地よさに、しばし身をあずけた。
「さ、立ってください。ぐずぐすしてないで、泣くんなら、わたしじゃ無くてヤスくんの胸で泣いてください」
「う、うん・・・」
言葉とは裏腹に、やさしく私を抱き上げるように立ち上がらせた。
「でも、私・・・なんて言っていいか・・・ずいぶん冷たくしちゃったし・・・それにこんな顔だし・・・」
泣きはらしたおかげで、私の目は腫れ上がっているだろう。
こんな顔、あの人には見せられない。
「だいじょうぶですよ。冷たくしたことなんかすぐ忘れてくれます。それに顔なんてあの人は気にしませんよ
それよりも、菅野さんが思ってること全部伝えてください、そうすれば、絶対上手くいきますから」
ぽんっと両肩を叩かれる。
そうだった、あの人はそういう人。
そういうところも、すごく、とっても、好きなんだ。
「自信もってください、大丈夫ですから」
やさしくつぶやくと、セーラー服の胸ポケットからリップを取り出した。
「少しだけ、お手伝いしてあげます。動かないでください」
薄暗くてよくわからないが、たぶんいつも浅日菜さんがつけている淡い色のものだろう。
慣れた手つきで私の唇に先端を滑らせる。
ちょっとくすぐったくて、ちょっと気持ちいい。きっと、康彦さんの唇はもっと、ずっと・・・・
「よし、可愛くなった。ホントはもっとしっかりメイクして完全武装状態で送り出したいところですけど
今はこれしか持ってないんで勘弁してください。」
私から一歩はなれて、にっこりと笑ってみせる。
「うん・・・ありがとう・・・」
今度は今までと違う涙があふれそうになり、滲んだ視界に力を入れた。
「それじゃあ、がんばってきてください、お店はわたしが閉めときますから」
背中を押す、暖かい言葉。
女の友情に感謝しつつ、私は月明かりの夜に飛び出していった。
続く
821Mr.名無しさん:03/02/07 22:26
ENDの予感!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
822Mr.名無しさん:03/02/07 22:37
チューブ、あんたすげえよ・・・・・
823Mr.名無しさん:03/02/08 00:25
明日には完結するかな?<チューブ
824自転車チューブ:03/02/08 01:47
明日にはというのはわかりませんが
ラストが近いですね
825Mr.名無しさん:03/02/08 06:13
失礼を承知で言わせていただくと絶対ハッピーエンドキボン
少なくともヤスくんが1dトラックに跳ね飛ばされ・・・てのは無しね
826Mr.名無しさん:03/02/08 11:53
>>825
>ヤスくんが1dトラックに跳ね飛ばされ・・・

こんなこと書いたら喜んでこういうオチつけるやつ出てくるぞ。
827Mr.名無しさん:03/02/08 11:54
>>825はセンチ2のやりすぎ
828Mr.名無しさん:03/02/08 11:59
半ばレイプだったな。
『いや…だめ…お願い…』とはいうものの、
どこが弱いかは承知済み、
的確なポイント攻めには躰が反応してしまうみたい。
『最後に…最後に…ほ…欲しいの』と結局求めてきたよ。
懐かしいなあ…
829ヒロ:03/02/08 12:02
自転車チューブの妄想は長い。
もっとこうコンパクトに3文字位にまとめてみて!
830Mr.名無しさん:03/02/08 12:06
ちょっとしんみり気分だ・・・。
新スレでも続くような長いラブコメでもよかったが・・・。
まあしかたないか。クライマックス頑張ってくれな、チューブ。
831自転車チューブ:03/02/08 12:30
>>829
ちゅッ

>>830
ありがとうございます
少女漫画的王道で男のライバル出現というのを一度考えましたが
やはり二人には一途であって欲しいので・・・
832Mr.名無しさん:03/02/08 12:53
>>829
おめー今さらゴチャゴチャ言ってんじゃねーよ。
まあこんな時期に煽るのも嫌だから言いなおす。

ちょっと黙っててください。

>>チューブ
そうか、、、そろそろクライマックスか。悲しいぜ、、、。
無理に気負わなくていいからいつものチューブで言ってくれな!
833658:03/02/08 14:57
昔、私と友人の会話
私は目が痛くて、目薬をさしていたら友人が
「アレ、○○目薬なんかさしてどーしたの?」
まっそれどころではないが訪ねてきたので私は
「あっコノ時期だから花粉症かなぁ?目が痛くて。」
と、言った。
そしたら友人が
「うっそだぁ
仮病でしょ?」
私はその友人の台詞を嬉しく思い。
「そんなんじゃないよ。」
友人はその後笑いながら教室に入った。
今思えば萌える展開にハァハァ。私こんなことあったから今ドン底なのかなぁ?
834Mr.名無しさん:03/02/08 15:31

早く結婚した姉貴と歳が14も離れているので、
甥と姪とそんなに歳が変わらない俺。

16の姪が膝をすりむいたので、
舐めてあげてたら、お互いに変な気持ちになって、
結局ヤってしまった。
今も姉には内緒で定期的に躰の関係を続けている。
835649:03/02/08 15:55
>>833
(゚Д゚)ハァ?? やっぱり俺アタマ悪いから意味ワカンネ
836Mr.名無しさん:03/02/08 15:57
これ、俺の妄想とそっくりだった・・・・。
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1043935158/727
837Mr.名無しさん:03/02/08 15:57
>>834
一瞬激しく萌えたけど、良く考えたらそれも妄想なんだよねw
838Mr.名無しさん:03/02/08 18:02
いいねぇ・・・チューブがんがって続き書いてくれ
839自転車チューブ:03/02/08 18:20
>>820 の続き
外灯、ネオン、自動車のヘッドライト、たくさんの光に照らされた夜の街を走る。
アパートまでわずか15分の道のりがとてももどかしい。
早く、一刻も早く、康彦さんに会いたい。
それだけを一心に想い、アスファルトを蹴った。
青い二階建てアパートにたどり着き、走っていたそのままの勢いで階段を駆け上がる。
額にはいつの間にか汗が浮いていた。
202
プラスチックのプレートに書かれた無機質な文字。
でも、私の心はそれを目にするだけで温度があがる。
ドアノブに手をかけようとして、やっと自分の息が激しく乱れているのに気がついた。
そっか、私ずっと走ってきたんだ。
右手を胸元に戻して深呼吸。
一回、二回、三回・・・・
そうしている間すらもわずらわしい。
康彦さんの声が、顔が、私の中にあふれてくる。
いつかその手に触れる日のことを想ながら、まだ整わない息のまま、銀色のノブに手を伸ばした。
かすかに音をたてて、ドアの隙間から光が漏れ始める。
!?
それは、私がまだドアに触れていないとき。金属のつるりとした冷たさを指先が感じ初めてたときだった。
慌てて、右手を再び胸元へと引き寄せる。
手のひらに伝わってくる鼓動が加速度的に速さを増しつづけた。
まるで私をじらすかのように、ゆっくりとそれは開いていく。
隙間から漏れる光が徐々にその範囲を広げていく、
そして

「早紀・・・さん・・・?」

ずっと、ずっと、会いたかった人が、私の名前を呼んだ。
蛍光灯の光を背に、目を丸くして、まるで写真のようにその場に固まって、私の名を呼んでくれた。
あの人が、おかしなお客さんが、康彦さんが、私の目の前にいる。
たったそれだけのことなのに、私の視界はまたしても薄く滲んで見えた。
840Mr.名無しさん:03/02/08 18:42
キタ?キタ?
841自転車チューブ:03/02/08 20:34
>>839 の続き
『そ、そう、・・・よかったね・・・楽しんで・・・来て・・・』
いつまでも、その一言が頭を離れなかった。
まるで何かに怯えたように、震えた声。
逃げるように去っていく後姿。
わからない、早紀さんに一体何があったのだろうか。
白い壁紙を呆然と眺めながら、そればかり考えている。
もしかしたら、今度こそ本気で嫌われてしまったのだろうか。
でも、あの様子は嫌っているとか、そういう雰囲気じゃなかった・・・・
それでも、もし本当に嫌われてしまったのなら、それも悪くは無い。
どうせ、僕のような男に振り向いてくれるはずが無い、それならいっそ、嫌われたほうがいい・・・
弱気の虫が、嘘をつかせる。本当はそんなこと思ってもいないくせに。
今すぐにでも部屋を飛び出して、早紀さんの所へ行きたいくせに。
だって僕は、浅日菜さんにもうはっきり宣言してきたじゃないか。
勇気を出して、もう一度だけ、正直なろう。
もうあんな顔して欲しくない。
いつもの早紀さんにもう一度、いや何度でも会いたい。
だって、僕は、早紀さんが・・・・

トクン

?、鼓動、僕の鼓動と、もうひとつ。誰か僕以外の人の鼓動。
まるで全身を包まれるかのような暖かな他人の肌触り。
これは、いつか夢に見た・・・僕はまだ眠っているのだろうか?
僕の中でどんどん早くなる僕以外の鼓動。
早紀さんのことを想えば想うほどに、それは確かな輪郭を表していく
そして、いつしか聞こえてくきた、激しい息遣い。
そんなに激しく高鳴って、そんなに息をきらせて、いったい僕に何を伝えたいのだろう。
・・・これは・・・早紀・・・さん!?
理由も無く、そう思った。
勘違いでもいい、思い込みでもいい、僕をほんの一歩でも、前に進ませてくれるのならそれでいい。
続く
842自転車チューブ:03/02/08 21:04
>>841 の続き
外へ、早紀さんのもとへ・・・
床にへばりついていた体が、あっさりと離れた。
なぜ、こんなことを感じているのだろうか?
なぜ、これが早紀さんだとわかるのだろう?
そんなことはどうでもいいと思い直す。
とにかく部屋を出よう。
きっと会える。必ず会える。会ってみせる。
だって僕は、僕と早紀さんは・・・・。
決意を秘めて、ゆっくりと扉を開いた。

「早紀・・・さん・・・?」

それは現実、妄想でも、創作でも、想像でもない、紛れの無い現実。
早紀さんが、ずっと会いたかった僕の大切な人が、狐につままれたような顔でたたずんでいた。
一瞬の沈黙。
それはお互いが、目の前に想う人がいることを受けとめる時間。
「あの・・・えっと・・・その・・・私・・・・」
まだかすかに乱れた息を飲み込んで、口を開く。
それは言葉にすらなっていなくて、でも、きっとなにか大切なことを伝えたくて。
「えっと、えっと、・・・私、そ、そう・・・浅日菜さんに言われて・・・そう、がんばってこいって言われて・・・
ち、ちがうよ、そうじゃなくて・・・・やだ、私何言ってるんだろう・・・・」
その様子は、まるでいつもの僕のよう。
なぜか赤みがかった瞳で僕を一心にみつめ、何かを伝えようと必死になってる。
「ごめんなさい・・・私その、えっと、えっと・・・そ、そうだ!
その、部屋から出てきたってことは、もしかして、これからお出かけでしたか?それなら、私また今度に・・・」
あわてて、一歩あとずさる。
待って、違う。
そばにいたいんだ。離れないで欲しい。
「ま、待って!・・・その・・・・違うんだ・・・確かに出かけるところだったけど、それはその・・・つまり
・・・・早紀さんに会いに・・・・早紀さんに会いたくて・・・・その・・・」
続く
843自転車チューブ:03/02/08 21:42
>>842 の続き
言った。言ってしまった。
勢いに任せて、つい、胸の奥で思っていたことをそのまま告げてしまった。
これではもう、早紀さんが好きだと言っているようなものではないか。
自分のセリフを後になって理解し、急に現実に引き戻された。
腹の奥底から駆け上がってきた恥ずかしさに、体がものすごい熱を帯びる。
あれだけまっすぐに見つめていた視線が、ついつい、うつむきがちになっていく。
「わ、私・・・?」
また瞳を大きく見開き、その場で硬化した。
だがそれもほんの一時。
胸に添えていた手のひらを軽く握り、下を向いてそっと目を閉じる。
それはまるで、僕の言葉を胸にしまいこんでいるみたいで・・・・
いや、そうであって欲しい。
かすかな衣擦れの音が、沈黙を破った。
うつむいていた早紀さんが姿勢を戻し、いつもの穏やかな微笑を浮かべてくれた。
それは、僕がずっと待っていたもの。
すぐ近くにあるはずなのに、すごく遠くて、それでもずっと思い続けたもの。
だから、たったそれだけのことなのに、涙が出そうになるくらいうれしかった。
「ありがとう・・・康彦さん」
喉につまっていた芯が抜け落ちたかのように、それはとても自然で、とても幸せそうな、『ありがとう』だった。
「・・・うん・・・」
「私、どうしても、康彦さんに言わなきゃいけないことがあるんです。
だから、玄関に上がらせてもらっていいですか?」
「・・・うん・・・」
どう答えていいのかわからず、小さくうなづくことしか出来なかった。
確かな足どりで歩み寄る早紀さん。
僕は、無言でそれを招き入れる。
瞳をこちらにむけたまま、後ろ手にドアを閉じると、空気の対流が収まりよりいっそうあたりが静かになった。
「それじゃ・・・言いますね・・・」
可愛い顔に収められた確かな決意。
桜色に染まった頬がかすかに震え、緊張していることを暗に物語る。
続く
844自転車チューブ:03/02/08 22:10
>>843 の続き
「私・・・私は」
何を言おうとしているのか、それはもはや明白だ。
ここまで来て、状況を把握しないほど僕は鈍くは無い。
だか、それだけは。
こればっかりは、男の僕から伝えるべきだ。
あの夜に言えなかったこと、今こそ、それを伝えるときだ。
顔なんか、勝手に赤くなってればいい。
心臓?動けなくなるまで勝手にどくどくやっててくれ。
もう知らない、この一言さえ言えればそれでいい。
胸のあたりに感じていた不思議な快感が全身に広がっていく。
さあ、勇気を出せと、胸の奥が僕に叫ぶ。
「待って!」
「・・・え?」
「その・・・なんて言ったらいいのか・・・とにかく・・・この前も言ったけど・・・そういうことは
その・・・できれば・・・男の僕から・・・」
あの夜、早紀さんはそれを受け入れ、僕の言葉を待ってくれた。
恥ずかしそうに頬を染めて、でもまっすぐに僕を見つめて。
でも、今日は・・・
「ダメです!!」
「・・・・だ・・・め・・・?」
「私、もう待てません、もう気持ちが止まらないんです。康彦さんが言うのなんか待ってられません。
それに今時、男の子からじゃないとダメなんてもう古いです、それこそ変な漫画の読みすぎです」
!?
思いもよらない早紀さんの言葉、
でもそれじゃあ・・・僕は・・・
ふっと我に帰り、どうでもいいと思っていた自分の体が信じられないほど熱くなっているのがわかった。
視線が、一瞬宙をさ迷う。
続く
845自転車チューブ:03/02/08 22:34
>>844 の続き
それは、完璧な奇襲攻撃だった。
僕が目をそらした一瞬の隙に、早紀さんは僕の視界から消えた。
!!
胸板を襲う心地よい衝撃。
あっという間に細い両腕が僕を抱きすくめ、真っ赤に染まった頬を僕のシャツにうずめてしまう。
背中に回った両手がぎゅっとヨレヨレになった布地を握り締める。
柔らかい肌の感触、熱くなった体温、体から発する汗と少女の香
すべてがダイレクトに僕の神経にねじ込まれた。
あまりのことに、僕はその場で硬直して動けない。
ただ、レッドゾーンをとうの昔に通り越した心臓だけがバクバクと脈打ち続けていた。
僕の鼓動は、間違いなく、早紀さんの耳に、頬に、届いてしまっている。
それが恥ずかしくて、また鼓動が早くなり、さらに恥ずかしさが増していく。
とんでもない、とても幸福な悪循環。
そして・・・

「好き・・・私は・・・康彦さんが大好き!!

もう、誰にも止められない、自分でも、康彦さんでも、とめられない

たとえ康彦さんが他の誰かを好きだとしても、私は康彦さんが好き

もう離れたくない、絶対離れない!!

ずっと前から好きだった、今はもっともっと大好き!!」

今までに無い、幸せな浮遊感、全身がちぎれるほどせつなくて、
心がどうにか成ってしまいそうなほどうれしくて。
きがつけば、僕の大切な人の髪にぽろぽろと涙をこぼしていた。
続く
846Mr.名無しさん:03/02/08 22:48

                    \
                       \    キタ━━━━
                        \
                         \           /|   。.
                       ,,-'―\       _,/ノ   . .
        ___,,-―――='' ̄ ̄    _,,-'―=''' ̄_,/|  o    *
_,,-―=''' ̄      ___,,-―――='' ̄ __,-―='' ̄   / .   . .
   _,,-―=''' ̄        _,,-―='' ̄ ヽ       /  +
 ̄ ̄        _,,-―=''' ̄          \    /  . . .  .
      ,,-='' ̄                   ヽ  /    .  。. ★  ☆
    ,,,-''        ノ              ノ   ヽ/     。.    .
-―'' ̄        (;;;)    |___,/  (;;;)   |   . ☆  +
.  |        ..::::::::::::...       |     /    ..:::::::... | + .   . .
   |                    |     /        |    . .   ☆
  ヽ    γ´~⌒ヽ.        |   /          /☆ . *  +.  .
――ヽ   /      ヽ      |  /         /⌒ヽ、.  .  . .
    \/       |       |_/          /    ヽ +★
      /         |             /     ノ *  ☆
847自転車チューブ:03/02/08 23:05
>>845 の続き
「さ、康彦さん・・・ちゃんと・・・答えを聞かせてください。そうでないと私ずっとこのまま離れませんよ」
背中を抱く力がさらに強くなった。
僕はただその場に立ち尽くすばかり。
それはあまりにも幸せで、あまりにもうれしくて。
僕の体も心も真っ白になってしまうくらいで。
「ぐす・・・ずっと・・・このままでいい・・・」
「・・・うん」
触れていた頬を、気持ちよさそうに僕の胸にこすりつけた。
「でも、それは答えになってませんよ・・・ちゃんと・・・聞かせてください・・・」
「う、うん・・・ぐす・・・えぐ・・・」
「もう・・・男の子から言うんだって言ってたくせに・・・でも・・・いいよ
ずっとこうしててあげるから・・・言葉じゃなくてもいいから・・・私に教えて・・・」
僕をつつむ暖かい言葉、お互いの服を通して伝わる、早紀の思い。
体の中にあった硬いものが全部吸い出されて、
心身の自由を徐々に取り戻していく。
もっと近くにいたくて、ずっとそばにいたくて、それは目の前にある。
だからもう何処にも行かないように、いつまでも一緒にいられるように
胸元にあった早紀の体を抱きすくめた。
力いっぱい、抱き寄せた。
「うん・・・それでいいよ・・・全部わかるから・・・それだけで・・・全部とどくから・・・」
柔らかいささやきに耳をくすぐられる。
まだ足りない、もっとそばに、もっと一緒に・・・
「早紀・・・」
「うん?」
「僕も・・・僕も好きです・・・・ずっと一緒にいたい・・・」
「うん・・・ずっと一緒だよ・・・」
いつしか、僕の胸が暖かく濡れていた。

エピローグへ・・・
848  :03/02/09 00:04
           (゚∀゚)
            |
キタ━━━━━━|━━━━━━!!!

           /\
849Mr.名無しさん:03/02/09 01:19
最早完全に自転車チューブのスレだな。
850Mr.名無しさん:03/02/09 01:20
彼にはその資格がある
851自転車チューブ:03/02/09 02:12
エピローグ
夏の日差しは、焼けていく肌の感覚すら快感に変える。
木々で囲まれた山間の峠道で味わうそれは。
コンクリートジャングルの蒸し暑さとは違い、その熱気すらもすがすがしい。
今にも朽ち果ててしまいそうな木製のベンチが二人分の体重に小さく悲鳴をあげた。
路線バスの到着まであと30分あまり、日の光が漏れる木陰のベンチで時間をつぶさなくてはいけない。
「ごめんね、母さんがあんまり引き止めるもんだからつい・・・」
「いいよ、せっかくの里帰りを邪魔するわけにはいかないから」
僕達は、夏休みに入ってすぐ、早紀さんの実家を訪れた。
里帰りに同行するということは、つまり早紀さんのご両親と顔をあわせるということで、
もちろん最初は遠慮させてもらうつもりだった、
しかし結局は、『ずっと一緒にいたい、せっかくの夏休みだよ』の一言に押し切られてしまった。
のどかないいところだとは聞いていたが、実際にきてみておどろいた。とてつもない田舎だ。
電車を乗り継ぎ、2時間に一本しか走らない路線バスに揺られ、最後にバス停から迎えの軽トラの
荷台に乗せられ、車一台通るのがやっと、勾配の激しい峠を制してやっとたどり着いた山間の小さな村。
それが、早紀さんの実家だった。
ご両親には散々冷やかされ、久々に会った未乃理さんには半殺しにされかかった挙句
体験学習と称して強制的に農作業をさせられ、さらに夕食後の酒盛りで無理やりビール瓶を口に突っ込まれた。
二人で旅行するのだから、少なからず期待をしていたのだが、そんな余裕は当然与えられない。
「あんまり・・・二人になれなかったね・・・」
少なからず責任を感じているのか、しおらしくそんなことを言われた。
「それは、東京で後日ゆっくり・・・にぎやかで毎日楽しかったしね」
「うん・・・そうだね・・・」
「でも、帰りの軽トラは怖かった」
そう、峠を越えたバス停に軽トラで送ってもらったのだが、その運転を担当したのが村一番のドラテクを持つ
といわれるお隣の藤沼おじいちゃん。一歩間違えばがけ下へダイブしてしまうようなワインディングロードを
鬼のような速さで駆け抜けていくのだ。もう僕はジェットコースターなんか怖くない・・・・
「大丈夫だよ、おじいちゃん無事故無違反のベテランドライバーなんだから」
続く
852自転車チューブ:03/02/09 02:45
>>851 の続き
それは単に捕まえる奴がいないだけでは?
という確信に近い疑問を飲み込み、藤沼おじいちゃんに心の奥で感謝した。
おじいちゃんの走りがあったから、こうして、二人きりの時間が出来たのだから。
峠道の途中にある朽ち果てたバス停。
周りは木々と青い空、道路にはまったく車の通る気配は無い。
時折聞こえるセミの鳴き声がせめてもの救いに思えるくらい、そこは静かな場所だった。
「あのおじいちゃんって、職業豆腐屋?」
「うん、そう。お豆腐屋さん、おいしいんだよおじいちゃんの豆腐。でも何でしってるの?」
「いや、なんとなく」
やはりそうだったか・・・。
「と、ところで!」
早紀さんが急に大きな声を出した。
なんだかちょっと思いつめた様子だ。
「わ、私達・・・付き合い始めてから・・・だいぶたつよね・・・」
「あ、ああ・・・そうだけど・・・・」
「それにしてはさ、その・・進展っていうか・・・進歩っていうか・・・そういうの無いよね・・・」
ちょっと痛いところをつかれた。そう、告白の夜から数ヶ月、僕達は現代では稀に見るほど
清いお付き合いを続けていた。最後に早紀さんの手を握ったのはいつのことだろうか。
お互い経験が浅く、さらに僕の根性なしっぷりが遺憾なく発揮された結果だ。
「私・・その・・そろそろ・・・一歩くらい・・・先に進みたいな・・・なんて・・・」
こ、これはつまり・・・催促されている?
ど、どうしたらいいんだ!?手くらい繋げってことだろうか??
久々にドクドクと心臓が音をたてた。
横目で様子をうかがう。こちらを向いて、何かを待っているみたいだ。
早紀さんからただならぬ殺気を感じ、僕も向きなおってまっすぐに見つめた。
木々の間から漏れる日差しが、かすかに赤くなった白い頬を照らす。
あの夜から伸ばし始めた髪がかすかにゆれ、その頬を細かくくすぐっていた。
続く
853自転車チューブ:03/02/09 03:24
>>852 の続き
可愛い。
改めて惚れ直した。
そうだ、見とれてる場合じゃない、手くらいはつながなくては。
少しこちらに身を乗り出し、距離を詰めて、さらに僕を見つめる。
これはいったい?
やがて両のまぶたが下りて、ゆっくりと、かすかにあごを上げた。
まさか!?
というか間違いない・・・
そういえばまだ一度もしたことが無かった。
今日日のカップルなら付き合って一週間もあればしてしまうらしいが僕にとってはこれが始めて
一瞬躊躇してしまった、すると早紀さんは瞳を閉じたままそっと僕の手を掴む。
トクン
全身が心臓になったかのように収縮する。
結局いつも、早紀さんにリードされる形になってしまう。
だが、それも悪くないとすぐに思い直した、形などどうでもいいのだから。
意を決して目をつむり、ゆっくりと顔を寄せる。
まず先端がかすかに触れ、徐々に重なり会う範囲が広くなる。
知らなかった
ただ唇を重ねあうだけの行為がこんなに気持ちいいなんて。
とても柔らかい。
僕の鼻下をくすぐる早紀さんの息遣いすらも心地いい。
できれば、ずっとこうしていたい。
でもそれは永遠ではなくて、あっけなく、快楽は終わる。
まだ唇に感触を残したまま、早紀さんは僕から少しだけ離れた。
そっと、まぶたを開く。
桜色に染まりつつある顔で、上目遣いに僕を見つめていた。
その可愛さは、もはや反則だ。
ひとたび覚えてしまった快感、自分の中で湧き上がる衝動。
もはや我慢しろという方が間違っている。
続く
854自転車チューブ:03/02/09 03:57
>>853 の続き
「え!うぐぅ?」
一気に顔を寄せ、少し強引に唇を奪った。
ノースリーブのおかげで剥き出しになっている早紀さんの肩をやさしく掴む。
それは最初よりもずっと、長く、深く。
触れ合う瞬間こそ強張っていたものの、すぐに力が抜け、僕に体を預けるようにして。
いつ果てるともしれない幸福な一時、時間にすれば5分とたっていないだろう。
でも、僕等にはそれが1時間にも2時間にも感じられた。
最初にこの愚かな行為を考えたのはいったい何処の誰だろうか。
そして、再び唇が離れた。
少し離れて座っていた二人が、いつしかぴったりと寄り添っている。
「ちょっと強引だよ・・・・でも・・・・わるくないかな・・・・」
「うん・・・」
遠くから、僕等以外の人間の息遣いが聞こえてきた、それはどうやら峠の下から来るようだ。
そして、あの懐かしい、かすかに金属が触れ合う音。これは・・・
はっと思った瞬間には、もう僕等の前を駆け抜けていった。赤いロードレーサー、荷台をとりつけて
テントとおぼしき荷物をくくっていた。
おそらく自転車で長距離の旅行をしているのだろう、夏にはたまに見かける光景だ。
「がんばれー」
早紀さんが声をかけるとバイカーはぐっと右腕を突き上げてみせて、そのまま峠を駆け上がっていった。
「ねえ、あの人、私達の村の方に行くよ・・・・あの人も、あそこが気に入ってくれるかな?」
「うん、きっと大丈夫だよ」
その背中をいつまでも見送っていると、くいっとTシャツの袖を引っ張られた。
なんとなく、このあとどうなるのか予想がついてしまう。
振り向いた瞬間、今度は僕が、なかば強引に唇を奪われた。
「康彦・・・・」
「ん?」
「・・・・んと、やっぱり・・・なんでもない・・・」
言わなくてもわかっている。
だからそっと、その華奢な肩を抱き寄せた。

終わり
855Mr.名無しさん:03/02/09 04:23
>>自転車チューブさん
お疲れ様でした。とても良いお話でした。
ところで豆腐屋ってあれですか?
856自転車チューブ:03/02/09 04:27
もちろんアレ
軽トラでドリフトしたに違いない
857Mr.名無しさん:03/02/09 04:45
お疲れ様
俺もこんな恋がしてみたいと単純に思った。
プラトニックマンセーとも付け加えさせてください
858Mr.名無しさん:03/02/09 07:54
 チューブさんお疲れ様でした,
あえて言う必要もないけど、俺も一言
とて良かったです
859Mr.名無しさん:03/02/09 09:06
妄想ここに極まれり。
しかしこれってタイトルが自転車チューブ?
860自転車チューブ:03/02/09 10:53
自分でもこんなに長い話が書けるとは思わなかった(内容はともかくとして)
ワードに全部貼り付けて文字数カウントにかけたら55000文字と出た。
毎日書いてて楽しかった。
レスをくれた人達、読んでくれた人達にマジで感謝しています。
サンクス
正直、もう一回くらいやってみたい気もする・・・

>>859
『自転車チューブ』は僕のハンドルです
そういえばタイトルって特に考えてなかった・・・
まあ基本的には妄想だからあえてそのままにしておこうと思う
861Mr.名無しさん:03/02/09 12:15
>>860
新作キボンヌ
862Mr.名無しさん:03/02/09 12:28
>>自転車チューブ
俺も毎日アンタのストーリーが待ち遠しかったよ
本当に面白かったよ。ありがとうな。
863Mr.名無しさん:03/02/09 17:07
職人という称呼がふさわしい。
妄想の神様だ・・・
864自転車チューブ:03/02/09 17:25
>>861
ここで始めると中途半端で終わるか
途中で次スレへなだれ込むかどっちかだから
もし次スレが立ったらがんばる。

メルたんの続き読みたいし・・・
せんせー、お待ちしてます。
865Mr.名無しさん:03/02/09 17:34
タイトルからは想像もできないよいスレになりました。
ありがとう。
866658:03/02/09 18:27

私が塾帰りの時、偶然、幼なじみの友人と出会い帰り道が一緒なので一緒に帰ることになった。
何故か友人は昔、ともに遊んだことを話した。
私は照れながら会話をしていた。
…妙にうれしかった。
翌日
学校で友人がそのことを話ていた。
「○○ったら、夜なると大胆になって肩とかつかんでくるんだよー。」…ってつかんでないし、話だけだし。
目立つの好きじゃないんだから私のことは伏せといてくれ。
とそん時は思ったけど、今思えばハァハァモンだぁ。
867Mr.名無しさん:03/02/09 18:34
どうせ、ふんどしビキニだし・・・

ttp://fundoshi-bikini.infoseek.ne.jp
868Mr.名無しさん:03/02/09 23:26
>>866
君に数学的センスがあるかどうかはともかく、
国語のセンスがないことはわかった。
869Mr.名無しさん:03/02/09 23:41
>>自転車チューブ氏
感動をありがとう!!
870Mr.名無しさん:03/02/10 00:05
>>866
基地害だね。
871Mr.名無しさん:03/02/10 00:33
>>自転車チューブ

もし次スレが立つことがあったらその後の二人の続編かもしくは別の話
作ってくれ。おながいします
872Mr.名無しさん:03/02/10 06:40
>>866
何となく言いたいことは分かるんだけど、何かスレ違い。
873Mr.名無しさん:03/02/10 07:19
>>自転車チューブ

長い間お疲れ様でした。
毎日本当に楽しく読ませていただきました。
ひさびさに清い感動に包まれました。
素晴らしい物語をありがとう!

そして新作も・・・
874Mr.名無しさん:03/02/10 11:12
さて、そろそろメルたんにご登場願いたいところなのだが。
8751000取り宣言:03/02/10 13:39
ここも期待age
876Mr.名無しさん:03/02/10 15:20
前にあった先輩云々の奴、楽しみにしてるの俺だけ?
アレ、終わってないよね?
877自転車チューブ:03/02/10 15:33
>>876

>>479 これか?
俺もこれ好きだ。
878Mr.名無しさん:03/02/10 15:38
★☆ チャレンジ融資 ハピネス ★☆

安心キャッシングインフォメーション
http://38370701.com/ 
●10万円迄なら →最大6ヵ月金利ゼロの『ある時払いコース』
お支払いは6ヵ月後からのゆとりのローン
●50万円迄なら →最大6ヵ月金利830円(月々)の『830円コース』
お支払いは6ヵ月後からの安心キャッシング
879Mr.名無しさん:03/02/10 16:01
>>877

そう!それ!!
先輩(;´Д`)ハァハァ
880Mr.名無しさん:03/02/10 16:30
>>自転車チューブ
あんた最高だYO!
881Mr.名無しさん:03/02/11 00:18
おれ、姉と弟の話の続きが読みたい
882Mr.名無しさん:03/02/11 12:22
チューブ氏の続投も良いが、織れはもっとエロエロなやつを読みたいな。
家庭教師ネタでどなたかおながいします。
883Mr.名無しさん:03/02/11 13:18
>>882

神岸
苗字だけの簡素な表札をじっとにらみつけ、ゴクリとつばを飲み込んだ。
住宅街にあるごく一般的なサイズ、推定築18年の一軒家。簡易地図に書かれた地理的特徴も
派遣センターからわたされた書類にある住所にもぴったりと符号している。
ここだ。
家庭教師としての初仕事。緊張のあまり全身の筋肉が音を出しそうなくらい強張っている。
時間は授業開始の17分前、真面目な先生としては理想的だ。
普段は猫背になっている背筋をピンと伸ばし、呼び鈴のボタンを押した。
あちらも俺のことを待ち構えていたのだろう。
驚くほど早い反応でふすま式の玄関が音を立てて開き、小柄な中年女性と
身長俺と数センチしか違わないと思われる、セミロングの少女が満面の笑みで現れた。
「あ、あの・・・私・・・」
予想以上の反応速度に、虚をつかれ、用意していたご挨拶の言葉がきれいに吹っ飛んだ。
「はい、家庭教師の・・・前田先生ですよね、お待ちしていました」
母親と思しき中年女性が丁寧に頭を下げる。
「あ、えっと・・・その・・・」
「あれ・・・もしかして違うんですか?・・・私てっきり・・・・」
硬直した頭が本来の能力を取り戻す前のことだったので、言葉が見つからずにいると、
腰を折り曲げた姿勢のまま顔だけをこちらに向けたお母さんにそんなことを言われてしまった。
「い、いえ、!じ、自分が、派遣されました前田達矢です。よろしくお願いします!!」
我にかえり、体育会系バリの気をつけで挨拶を返す。
再び丁寧な挨拶に頭をさげるお母さんのうしろから、くすくすと笑い声が聞こえた。
少女が、長袖のすそで半分隠れた右手を口元に寄せて、笑い声をこらえている。
「こら、ひとみ、笑ってないであんたもちゃんとご挨拶しなさい。先生に失礼でしょ」
「だって、その・・・くぷっ、あははははっは!」
ついに限界を迎えたのかおなかを抱えて盛大に笑ってくれた。
「い、いいんですよそんなの・・・その・・・こちらこそすいません家庭教師初めてなモンで・・・
その・・・緊張しちゃって・・・・」

つづきますよ  そのうちエロくなる
884Mr.名無しさん:03/02/11 13:57
>>883
「そんなこちらこそ本当に申し訳ありません。まったくこの子は・・・
ほら、ちゃんとしなさい!」
お母さんに促され何とか笑いをこらえている。
少女は気を抜けば今にも拭きだしてしまいそうな衝動に顔を引きつらせ、
瞳にはうっすらと涙まで浮かべてこちらを向いた。
「ごめんなさい先生、よろしくお願いね」
すでにこの瞬間、お互いの上下関係が決定づけられてしまった気がする。
だが、きさくな雰囲気の親子で少し安心もした。
この家は、俺の前にも家庭教師を一人雇っていたのだがどうにもソリが合わず、
派遣センターに家庭教師の変更を依頼してきたのだ。
その代わりに派遣されたのが俺というわけ。
だからもしかしたらものすごく厳しい一家なのではと少なからず心配していたのだ。
早速部屋へ案内される。
初めて入る女の子の部屋。仕事だといっても好奇心とスケベ心がチラリと顔を覗かせた。
い、いかん!いかんですよ・・・・相手は中学2年生だぞ。まだ14歳だ。ガキじゃないか。
そんな葛藤も、ひとたびドアをくぐった瞬間に鼻をついた甘い少女の香があっという間にふっとばしてしまった。
ああ、なんていい香なんだ・・・
室内は意外とすっきりしていて、ぬいぐるみやファンシーな小物であふれる俺の脳内的女の子の部屋とは微妙に違っていたが。
それでも部屋の雰囲気や整頓された書籍類が女の子らしさを確かに匂わせている。
「それじゃ、先生・・・この子よろしくお願いしますね」
ダイニングから持ってきた食卓用の椅子を運んできたお母さんがみたび丁寧に挨拶をして去っていくと
ついに少女と俺だけが、部屋に残された。
「じゃ、センセ、なにからはじめるの?」
勉強机に向かって座った少女、神岸ひとみがかすかな微笑を浮かべている。
スタンドライトの光がひとみの頬にあたり、その白さがさらに際立っていた。
そういえば、ちゃんとまっすぐに顔をみたのはこれがはじめてだ。
ややほっそりとした顔立ちに小さな唇、やや下がり目の瞳に軽く整えられた眉毛。
タイプでいえば美人タイプだろう。童顔な俺よりもよっぽど大人びている。本当にこやつ中2か?
「ねえセンセーてば、考え込んでないで早く始めてよ」
いつしかその瞳に覗き込まれていた。
つづくよー
885Mr.名無しさん:03/02/11 14:44
>>884
慌てて派遣センターから受け取っていた書類を元に用意したテキストを取り出し勉強をはじめる。
俺もなんとか平静を取りもどし、まずは最初の1時間をつつがなく消化した。
「センセってさ・・・彼女いないでしょ」
ひとまず休憩になったところでいきなり、痛いところをえぐってきた。
「な!?・・・そ、そんなの・・ひ、秘密だよ・・・」
「えへへ、隠したってバレバレだよ、それで女の子にも慣れて無いんでしょ」
さらに強烈な第二派攻撃。完璧に図星をさされた。
「そ、そんなこと無い」
「うそばっかり、さっきから私のこと見てドキドキしてたでしょ」
「してない!誰が中学生相手にドキドキするもんか」
もちろん大嘘、歳の割には妙に女らしいひとみに俺は自分をおさえるのがやっとだった。
それにしてもずいぶんなれなれしい奴だ、まあ、あまり他人行儀に成られるよりは勉強もやりやすいか・・・
「でも残念でした、私、今ちゃんと彼氏がいるもん」
そう言ってスカートからパスケースらしき物を取り出し俺に見せ付ける。
中学生にしては軽そうな茶髪の少年と、制服姿の瞳がVサインで写ってる写真が入っていた。
なんとなく勘に触ったのでぷいっとそっぽをむいてやった。
「そりゃよかったね」
限りなくそっけない言い方をしたつもりだ。
「あ〜、センセ何怒ってるの〜。もしかして妬いてる〜?」
「妬いてない。俺はバスト85のC以下は受け付けないんだ。」
すると妙にいやらしい笑みを浮かべて、両手で自分の胸を包むようにしてこうのたまった。
「惜しい、私今83なんだよね〜。後2cmか・・・」
なんと!?すでにそんなに・・・・侮りがたし中学2年生。
「センセ今スケベな顔したね」
「するか!ほら勉強するぞ勉強、机に戻って戻って」
「え〜、まだ十分たってないよ〜」
「知らん!そら次は数学だ、気合入れろ」
不満と笑みが5:5の顔を俺に向けた。大人っぽい顔立ちが見せる子供らしさが俺の琴線をかるく刺激する。
またしても湧き上がった言い知れぬ感情をおさえ、テキストに目を落とした。
思っていたよりはだいぶ楽しい家庭教師になりそうだ。
つづくよー
886Mr.名無しさん:03/02/11 15:25
>>885
毎週水曜日、ずっとこんな調子で、俺をおちょくりつつも勉強はそれなりに真面目にやってくれたひとみは
わずかながら成績を上げつつある。
教える側としてもちょっとうれしい。益々俺の教え方にも熱が入り、
ひとみとお母さんずいぶん俺を信用してくれるようになった。
「なあ、ずっと疑問に思ってたんだが・・・なんで前の家庭教師の人と交代してもらったんだ?」
ある日の休憩中、ひとみののろけ話が途切れた頃まえから少しだけ疑問に思っていたことを
思い切ってしつもんしてみた。
「なんかさ、気取った男だったんだよ。髪の毛しっかり染めて、男のくせに整髪料と香水の匂いが
ぷんぷん漂っててさ、もう臭くてたまんないの。もう勉強どころじゃなかったね」
「ふーん」
なんとなく納得していると、ずずいっと俺に接近して顔を覗き込んできた。
「でもなんでそんな子と聞くの?」
「いや、別に・・・なんとなくだよ・・・」
「へ〜、そんなに私と一緒にいたいんだ〜」
また始まった。こいつは俺が純情なのをいいことにすぐこうやって俺をからかうんだ。
「そんなんじゃない!」
目線を下へそらす。
するとそこにはミニスカートから覗く二本の白くて細い太もも。
見てはいけないとわかってはいても、俺の目はそこに釘付けされてしまった。
「ホントかな〜?」
「ほ、本当・・・・だとも・・・・」
つい水をもはじくほどのみずみずしさにに気をとられ、返事が気の抜けたものになった。
そんな俺の視線にひとみはあっさりと気がついたらしく、くすりとひとつ笑った。
「センセーどこ見てるの?」
「は!ど、どこも見てない!」
「うふふふふ、私の足がそんなに気になる?」
心なしかうれしそうだ。
「気にならん!」
つづくよー
887Mr.名無しさん:03/02/11 15:29
ここね、結構やれるよ〜♪
ttp://www.laboon.jp/b35.html/
888誰か!なんか書いて:03/02/11 16:04
あこがれる出会いならあるだろ?
僕は
田舎で育ってた幼なじみってのがいいなぁ〜。
889Mr.名無しさん:03/02/11 16:19
>>886
「ちょっとくらいならさわってもいいよ」
くらり。
自分に負けそうになる。ナニも少し怒張気味だ。
理性を総動員して己を静めにかかった。
「ほら、先生・・・」
しかし、相手は一枚も二枚も上手だ。そっと俺の手を取り、自分の足へと導いていく。
少し甘い色に染まった少女の瞳が、俺の右手を包んだ少しひんやりとした女の手の肌触が、
俺の体から抵抗するということを忘れさせた。
そして、ついに到達してしまった滑らかな皮膚。
それもかなり付け根に近いところで、俺の指の半分くらいはスカートの中に入り込んでいる。
「どう?先生。いい感じでしょ?」
まるで色を発しているかのような大人びたささやき。
もう、相手が中2の少女だなんてことは俺の頭からきれいにうせていた。
理性と欲望がぶつかり合って、次にとるべき行動はまったく定まらない。
緊張のあまりかすかに、触れていた右手が震えた。
「くすぐったいよ、先生。もっとちゃんと触ってもいいのに・・・」
耳元でささやきかける。
吐息が耳朶をかすめ、その熱が耳の穴から体内に侵入してきた。
それが決定打。
柔らかな質感をむさぼるため、右手が動きはじめる。
「ふふ、やっぱり先生はエッチだね」
今度はすべての息が僕の耳へと浴びせ掛けられた。
ピンと張り詰めていた神経をやさしく撫でられるような感覚。
理性の限界を迎えるのはもうじかんの問題。しかし。
「よし、休憩終わり。センセ、ほらもう10分すぎたよ、次は化学でしょ」
すっと立ち上がり、いつもの口調に戻って、ついさっきまで俺の手に触れていた指先がテキストを掴んだ。
「あ、ああ・・・」
弄ばれた・・・完璧に手の上で踊らされた・・・ひとみの口元に浮かぶ笑みが明らかに俺を馬鹿にしている。
本当に襲ってやろうかと脳裏をよぎるがそんな度胸も無い。右手の感触を忘れられぬまま、俺はペンをとった。
つづくよー
890Mr.名無しさん:03/02/11 16:46
>>889
「先生、今日はかなりドキドキしたでしょ?」
帰り際に悪戯な笑みを浮かべたひとみがにやりと微笑んで言った。
「んなことない!」
嘘八百もいいところだ。ちょっと思い出すだけでもすぐにまた勃起できる。
「本当に?」
「本当に!」
「本当に、なんとも無かった?私のこと可愛く思ったりしなかった?」
「なんとも無いし、可愛くも無い!」
出来るだけはっきりと宣言してやった。
いつもならここでさらににやりと笑うのだが今日は少し様子がおかしい。
「そっか・・・なんとも無いか・・・・」
うつむいてなんだか残念そうな顔をする。
「ああ、何とも無い!それじゃ、俺はもう帰るぞ!」
「うん。また・・・来週ね」
すっと顔を上げて、今までに無い子供らしい無邪気な笑顔を見せる。
それは今までみたひとみのなかで一番可愛らしい姿だった。

やがて季節は変わる。
相変わらず、ひとみは僕にちょっかいをだしつつも、緩やかな上昇カーブで成績を上げ続けた。
そして夏休みも半ばに差し掛かった日の夕方、突然ひとみがこんなことをきりだした。
「あのね、もしかしたら私、家庭教師辞めて、塾に入るかもしれない」
「え?どうしたの急に」
理由はこうだった。成績を上がり、気をよくしたお母さんがさらにひとみの成績を上げ、よりハイレベル
な学校へ行ってもらうために、もっと厳しい環境の有名進学塾へ行かせたいと言っているのだそうだ。
お母さんが言うには俺は熱心でいい人だけどやさしすぎてこれ以上のレベルアップには向かないのだそうだ。
「どうしよう先生・・・私・・・」
不安げにつぶやく、こんなひとみの姿を見るのは初めてのことだ。
厳しいとされる塾についていけるか心配なのだろうか。
アルバイトを失うことは痛いし、せっかくここまで出来るようになったひとみをほうりだしたりはしたくない。
さりとて、親子の決めることに俺が口をはさむわけにも行かない。
つづくよー
891Mr.名無しさん:03/02/11 17:27
>>890
ならばせめて、自信を持って、新しい環境でがんばってもらいたい。
心底そう思った。
「そうか・・・でも、もうだいぶできるようになったじゃないか、きっと塾でもやっていけるよがんばってこい」
ポンと肩を叩いてやる。
うっすらと涙を浮かべたひとみがキッとこちらを見やった。
「先生はそれでいいの?もう会えなくなっちゃうんだよ!?」
「いや、だって・・・その・・・俺はただの家庭教師で・・・」
「違う!そんなの関係無い!!」
違う?いったい何が関係無いのだろう?
いや、なんとなくわかっているはずだ。だが、家庭教師と生徒、さらに大きな年齢の差、
それらが俺とひとみの前には大きく立ちはだかっている。
「だって、だって私、先生好きだもん!!」
あれだけ大人びていたひとみの顔が真っ赤に染まっている。
必死な表情はまだ幼い少女のまま。
「な、何言ってるんだ!?ダメだよそんな・・・だいたいお前、彼氏はどうしたんだよ!?
写真毎日見せびらかせてたじゃないか!?」
「先月に別れた。もっと好きな人が出来たって言って」
「そ、そんなおまえ・・・」
むしゃぶりつくように俺を抱きしめてきた。
俺が必死に越えまいとしといて一線をいともあっさりと踏み越えてきたのだ。
「お願い先生、私・・・先生とだったら・・・すぐにでも・・・」
チラリと部屋の片隅にあるベットに視線を移した。
しかしそれだけは、しかもこんないきなり・・・。
自制心を働かせてみるが、少女の濡れたひとみはそんなものまるで問題にならない。
導かれるままに、お互いの体をベットへと横たえた。
ひとみは器用に着ていた服を脱ぎ、あっという間に下着姿になる。
体のつくりはもはや完全に女のそれとなっていた。
俺のTシャツを捲り上げ、胸板に顔をうずめる。
肌と肌が触れ合っている部分がかすかに冷たい。
まだ若々しいひとみの皮膚はそれだけですでに俺を虜にしてしまった。
つづくよー
892Mr.名無しさん:03/02/11 17:44
最近、四六時中妄想してるけど、俺、文章へたくそだからなぁ・・・
893882:03/02/11 17:49
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
お疲れ様です。捨てハンでけっこうですので名前つきでお願いします。

ひとみタン・・・(*´д`*)ハァハァ
894Mr.名無しさん:03/02/11 17:57
いいね・・・すごくいい。
895ひとみタンハァハァ:03/02/11 18:21
>>891
「先生初めてでしょ・・・ふふ、隠さなくていいよ、今度は私が教えてあげる」
俺の手をとって、ブラの中に導いていく。
柔らかさと、確かな弾力を併せ持つそれは、手の皮膚に吸いつくようだ。
想像以上にふくよかに発達しており、俺の片手でも少しもてあましてしまう。
「んく・・・そう、やさしく揉んであげて・・・く・・・は・・・」
「う、うん・・・」
「んっ・・せ、先生・・んく・・・私ね・・・最近、んっ・・胸、大きくなったんだよ・・・ん・・・」
手の動きにあわせ、切なそうに吐息を漏らす。
「せ、せん・・・せいがね・・・前にいってた85センチ、んっ・・・もう越えちゃったんだから・・・」
突然、ひとみが唇を押し当ててきた。
初めてのキス。
でもそれは荒々しくて、俺の口内に入ってきた舌が激しく唾液をむさぼるように絡み付いてきた。
唇が解けるほど、気持ちいい。
そして胸をまさぐっていた指先が。心地よい硬さをもった突起に触れた。
「うぐぅ!!」
触れ合っていた唇の向こうで、ひときわ大きな声があがる。
どろりと唾液の腺を引く唇をはなして、乳首を転がすように刺激すると今までに無いような
悩ましい声をあげた。
「あっ・・・せ、先生それは、あぅっ!!・・い、いいよう・・・気持ちいいよ・・・あっ・・・ああっ!!」
しばらくその感触と声を楽しんでいると、再び唇をかさねられ、胸をまさぐっていた手をそっと抑えられた。
「先生・・・今度はこっち・・・」
熱気を帯びた両手はすばやく俺の右腕を巻き込み、女性性器があると思しき位置へ俺の中指をあてがう。
パンツの上からでも、かすかに湿気を感じ、割れ目があるのが確認できた。
その筋にそって最初はこわごわと、次第に勢いをつけ、指をスライドさせていく。
「んっ、ああっ・・・んっんっんっ・・・もっと、・・・んあっ・・・先生もっとっ!・・・あんっ、
直接、直接してくださいっ・・・あっあっ!!」
ひとみの要求にこたえるべく、上部から下着の中へと指を進入させる。
最初に触れたのはほのかな水気をたたえた恥毛、そしてすでにはっきりと濡れている女性の秘部。
「んああっ!」
今日一番の声を上げて、それを悦んでくれた。
つづくよー
896ひとみタンハァハァ:03/02/11 18:51
>>895
「んあっ・・・んんんっ・・・はあ、はあ、・・・・先生・・・すごいよ・・・あっんっ・・・私・・・あっ
こんなに感じたの、ああっ・・・・はじめ・・・て・・・・」
ひとみが感じてくれているのがうれしくて、俺はわけもわからないまま、アソコをまさぐり続けた。
するといつしかニュルリと指先が奥へ入りそうになるポイントを発見してしまう。
「ひとみ・・・ここって・・・」
「あううううっ!そう、そこ、そこに先生の指・・・・ああっ・・・指を入れてっ」
リクエスト通り、指先を進入させるとそこは信じられないくらい生暖かく、生々しい湿気を帯びていてた。
指先の出し入れを繰り返す。
するとひとみは暴れださんばかりに俺の胸の中で体をしならせ絶叫に近い声を上げた。
「あああああああっ、いい、いいよぅ〜!もっともっと!あああすごいよ先生、あん、あん、あああっ!
もうダメ、先生の欲しい、お願い、先生のでしてっ」
「で、でも俺・・・」
「大丈夫、あっくっ!わたしがっああっ、全部、してあげるっ」
身もだえしながらも何とか俺と体を離し、どこからとも無くコンドームを取り出した。
「さ、先生のを見せて・・・」
ジーンズとトランクス両方を同時におろし、すでに先端から透明な液体を出しつつあるそれを
あっさりと晒し、慣れた手つきでゴムを装着する。
「へへ、先生のってちょっと小さいかも。でも大好きな先生のだもん。前の彼のなんかより
なんだかずっとステキに見えるよ」
ナニをつかんだまま仰向けのなった俺にまたがると、さっきまで俺の中指が入っていた部分に
押し当て、ゆっくりと腰を沈めていく。
ゴムの上からでもわかるぬるりとした感触が早くも俺の神経を刺激し、射精してしまいそうになる。
特に障害も無くすんなりとおくまで潜り込んだかと思うと、きゅっと締め付けられるような感覚が
俺を襲う。初めての俺にとってはもうすでにそれだけで限界が近い。
「ああっ!先生きもちいい?・・・はあはあ・・・初めてだモンね、我慢しなくていいよ」
そう言って俺の体に手をついて、腰をグラインドさせ始める。
これまでに無いひとみの絶叫にすら思える声。
生まれて初めて味わう女性の中。それは正に一瞬、ほんの数秒で俺は上り詰めてしまう。
「ひ、ひとみ。もう俺っ!」
897ひとみタンハァハァ:03/02/11 19:07
>>896
「うん、いいよ、・・・ああっ・・・出して、そのまま出してっ!」
容赦なく動き続けるひとみ、いとも簡単に俺はそのときを迎えてしまった。
「ひとみっ!ひとみっ!」
その瞬間も普段の行いとはまるで次元が違う。
一部の隙も無い快感の渦に奥底から吸い上げられるようなとてつもない射精感。
全身を駆け巡る心地よさ、すべてが未体験の世界だった。
「はあ、はあ、・・・・先生・・・はあはあ・・・ずっと・・・そばにいたいの・・・はあ、はあ、だから」
性器を分離させ、俺の上にぐったりと倒れこんだひとみが乱れた息の向こうで訴えかける。
上手い言葉が見つからない。
だから、今度は俺から、ひとみの唇を求めた。


数日後、俺はやはり、家庭教師のアルバイトを失った。
だがそれでよかったのだと思う。
恋人と家庭教師、俺にその両立は出来そうにも無いから。
今日も塾で勉強を終えたひとみが、俺の部屋へやってくる。
二人で愛し合うもよし、のんびりとすごすもよし。
今日はあいつにまかせるとしよう。
また何か新しい技を試したがるかもしれないな・・・

終わり

やはり経験の浅い俺にはエロは難しいな・・・
898Mr.名無しさん:03/02/11 19:10
>>897
ラストが(・∀・)イイ!
899ひとみタンハァハァ:03/02/11 19:27
>>892
大丈夫、俺だって上手いわけじゃない。勢いで書き綴っただけだ
勢いでどうにかなる

さあ、次なる妄想師カモーナ!!
900Mr.名無しさん:03/02/11 22:10
>>899
よーし、パパがんばってヲタ臭いやつ書いちゃうぞー。

それと、
                 _n
   _、_           ( l    _、_
 ( ,_ノ` )      n     \ \ ( <_,` )
 ̄     \    ( E)     ヽ___ ̄ ̄ ノ  グッジョブ!!! 
フ     /ヽ ヽ_//         /    /
901自転車チューブ:03/02/11 22:51
期待しとります
902Mr.名無しさん:03/02/11 23:38
ネットキャッシング・24時間無休宣言

ここのキャッシング遠方の方でも全国振込み融資okですよ。
この会社のモットーは、勤務先や身内の人にお金を借りたことがばれない様、絶対秘密厳守です。
特別にネットからの申し込みだと、借り入れ件数が多くて他で断られた人専用の申し込みコーナー有。
融資率95%以上だそうです。
1週間無利息なので試しに申し込んでみては。
http://square7337.com/
i-modeからは  http://square7337.com/i/
903Mr.名無しさん:03/02/11 23:47
>>自転車チューブ

遅くなったが全部読んだよ〜!
少女漫画的なときめく話に(;´Д`)ハァハァした!
また時間とやる気があったら何か書いてね〜
904Mr.名無しさん:03/02/12 00:25
その日、部活から帰った俺は夕飯までの時間をベッドに寝転んで漫画を読んでいた。
春が来ると『大学受験の年』になってしまうことを思うと、今から勉強はしておか
なきゃいけないとは思うけど、大会を控えたこの時期に正直そんな気力はなくなっ
ていた。
−−おばさん、こんにちはぁ−−−
一階の玄関で里美の声が響いた。
高校生になったってのに、相変わらず淑やかさのかけらも無く、大声を張り上げて
いる。さらにけたたましく階段を駆け上がってくる音が続く。
里美がどうせ部屋に来ることはわかりきっているし、俺はベッドの上に座る形で体
を起こして、それでも漫画は手放さずに里美を待った。
「修、お願いあるんだけどッ!」
いきなりドアを開け、開口一番コレだ!
「里美、ドアはノックしろって言ってるだろ。着替え中だったらどうすんだよ。」
「……だったら解決したのに」
「はぁ?」
俺は漫画本から顔を上げ里美の方を見た。
時間の流れは誰の元にも平等に訪れる。ガサツが服を着て歩いているような里美で
さえ女性らしさの片鱗が見え隠れするようになったと思う。
とはいえ、長距離アスリートの里美は所謂処女太りとは無縁で、ほんの少しアウト
ラインが丸みを帯びた『ような気がする』というレベルでしかなかったけれど。
905Mr.名無しさん:03/02/12 00:29
>>904のつづき

「だからさぁ。お願いあるの」
里美はここまで走ってきたのか、少し上気させ、俺が今までに見たことも無いくら
い真剣な顔をしていた。
「修先輩だろ」
一学年上だというのに、幼馴染の気安さからか、里美は相変わらす俺を呼び捨てにする。
「そんなことより、お願い聞いて」
「そんなことって・・・」
俺は里美の真剣な眼差しに気圧されて、今回も呼び名を直させることをあきらめた。
「なんだよ」
俺が聞く気になったことを確認すると、里美は一度ドアの外に顔を出して様子を
伺った後、そっとドアを閉じて俺のほうに近寄ってきた。
「・・・・・・・て」
俺の視線を逃げるように横を向き、小声で何かを言った里美は、夕日に照らされたせ
いか、酷く真っ赤に見えた。
「聞こえない。なんだって?」
「ち・・・・・・て」
なんだかさっぱり要領を得ない。
「だから、聞こえないって。それって、なんかのギャグなのか?」
里美は俺をキッとにらむと、ドアの方に歩み去った。てっきり出てゆくのかと思った
が、またドアの外をうかがって戻ってきた。
「だ・・・・・・」
(からなんだよ)って言おうとした俺を、自分の口の前に人差し指を当てて、里美が
静止した。
「聞いて」
俺は、なんかその雰囲気に飲み込まれ黙ったまま頷いた。
胸に手を当て、深呼吸をした里見が、ベッドに座ったままの俺を睨むようにして囁いた。
今度はしっかりその言葉を聞いた俺だったが、その言葉を理解できなかった。
里美は声を絞り出すようにして、言葉を繰り返した。
「おねがい。ちんちんみせて」
今度こそ言葉を理解できた俺は、口をパクパクさせるだけで、声を出せずにいた。
906自転車チューブ:03/02/12 09:31
>>904 >>905
幼なじみキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
高校生という設定はここではめずらしいな
> (からなんだよ)って言おうとした俺を、自分の口の前に人差し指を当てて、里美が
>静止した。
コレやられてみたいぞ。
907Mr.名無しさん:03/02/12 21:51
>>905のつづき

「おま、おまえ、なに言ってんだ!馬鹿かッ」
自分で言うのもなんだが、俺は酷く奥手な人間で、ソッち方面には免疫が無く、それが
あの里美とはいえ、女の子の口から発せられる「ちんちん」という言葉に反応してしま
っていて、不覚にも血が集まり始めていた。さっきまで読んでいた漫画がそれを隠して
くれていたのが幸いだったけど。
「馬鹿なのはわかってるけどさぁ、私お父さんいないし、他に頼める人いないじゃん。
だから。ね、お願い。みせて」
俺が物心つくころには、隣にあるアパートに住んでいた里美は幼くして父親を亡くして
いて、母親と姉の3人暮らしだった。
「だからって、何で俺が」
「いいじゃん。減るもんじゃないし」
「減らなくても、いやだ」
困惑しながらも、俺は『男と女の台詞がまるで逆じゃないか』とか馬鹿なことを頭の隅
で思っていたりした。
「なんで?」
「なんでって、・・・・・・なら、お前どうなんだよ」
「えっ?私」
里美は考えもしなかったことを言われ、鳩が豆鉄砲を食らったように(ってそんなの見
たこと無いけど)一瞬ほうけた表情を見せた。
「そう。お前は、俺に見せてくれるってのか?」
なにを言われたのか理解したのか、ほうけた表情が驚きの表情にかわった。
テレのためか、里美が両手で顔を覆い、うな垂れたのを見た俺は、どうにかやり過ごしと
思った。手の中から漏れる声を聞くまでの間だったけど。
「私がみせたら、修は見せてくるの?」
908Mr.名無しさん:03/02/12 23:07
なんか、自分ってスレスト妄想家だな(w
>>908のつづき

「その前に、なんで急に、そのなんだ・・・・・・アレが見たいなんて思ったんだよ」
俺は緊張のあまり、ファルセってしまいそうになる声をどうにか宥めていた。
「裕子がね、って、修は裕子わかるよね?」
裕子は確か里美の友人で、子供のころの話だが、俺の家にも一緒に遊びに来たことがあっ
はず。俺は黙ってうなずいた。
「裕子が、男の人の、その、アレは凄くって、いざって時にビビるから、若いときに見
ておかなきゃだめだっていうの。」
俺は、裕子の発想に仰け反りそうになったが、素直に影響される里美も相当ぽよよんだ
なって思った。
「んな馬鹿なことでみせろってか。あほか!んじゃなにか、世の母子家庭に育った女の
子はビビって子供作れないってか」
「そうは言わないけど・・・・・」
そういって、髪の毛をいじり始める。里美の答えに窮した時の癖だ。俺は言葉の続きを
待っていた。
「ねぇ、私が見せたらみせてくるれるの?」
このしつこさはダメだ。もう説得するのは無理だと感じた俺は、ビビらせるという作戦
に変えることにした。
「あぁ。だけど・・」
俺は立ち上がり、里美の両肩をつかみ、口の端を歪めた笑いを浮かべながら、顔を寄せ
て囁いた。
「当然、全裸だぞ。」
里美は困惑した表情を浮かべながら、それでも頷いてみせた。
909Mr.名無しさん:03/02/12 23:18
(・∀・)イイヨ イイヨー!
910Mr.名無しさん:03/02/12 23:56
>>908のつづき

意地になっていた俺は、右手を肩から離して指先で里見の顎を軽く掴んで続ける。
「そうなったら、俺は理性をなくしてお前を襲っちゃうかもしれないぞ」
急に里美の顔に柔らかい笑顔が浮かぶ。そして、俺の右手首を掴んで顎から遠ざけて
言った。
「脅かそうたってダメだよ。修はそんなことする人じゃないもん。ね?」
「はぁ」
ため息をつきつつ俺は再びベッドに腰を下ろした。
「じゃぁ、私からみせるのね。」
「おいおい、ここでかよ!」
今にも脱ぎだしそうな勢いだ。
「そっか、おばさんいるもんね。だったら、今夜もおばさん夜勤なんでしょ?」
里美の言っているのは、俺の親父が単身赴任だから、夜なら俺一人っきりだろってこ
とだった。
「だから、今夜、一緒にお風呂はいろう。お風呂ならそんなにヘンでもないでしょ」
里美は自分の考えに満足したよすで、話し続ける。十分変だと思うが。
「一緒にお風呂に入って、互いに体を洗いっこすれば、一石二鳥だね」
なにが一石二鳥なんだか。もう俺はあきらめ、黙って聞くだけにしていた。
「じゃぁ今夜ね!」
言うだけ言うと里美はさっさと部屋を出て行き。来たときと同じようにけたたましく
階段を駆け下りていった。
−−おばさん、おじゃましました。今夜またおじゃましますね−−−
911Mr.名無しさん:03/02/13 00:23
>>910のつづき

里美が部屋を去った後、俺は事の成り行きに股間が痛いほど興奮してしまって、直ぐ
にでもトイレに駆け込みたい衝動に駆られていた。
『一緒にお風呂かぁ。子供のころに一緒に入ったことがあるような気はするんだが、
お互いもう高校生だぞ。おかしいんじゃねぇか。』
その行為を否定する思考は、同時に里美の裸を想像してしまっていた。
「ったく!」
自分の邪さをなじる様にベッドを叩く。
『あっ、そういえば』
俺は机の上に投げ出してあった財布をとる為にベッドをはなれた。
財布の中にはゴムが入っている。それは、友人が悪ふざけで誕生日プレゼントにくれ
たものだった。それもグロスで!
童貞相手になんてプレゼント寄越すんだって思ったが、そのとき俺は『直ぐに無くなっ
ちまうよ。若いんだし』なんて、嘯いてみせたものだ。
結局いまだチャンスは訪れず、定期的に財布の中のものを新しいのに替えるためにだ
け消費され続けていた。何度かこっそり付けてみた事があったけど。
財布からゴムを取り出してみると、皮の財布にうっすら跡が見て取れる。外側じゃない
のがせめてもの救いだ。
「ったく!」
ゴムを戻して財布を机に叩きつける。
訳も無く、自分の思考にイライラした。
「修ー!母さん出かけるからね。」
下から母親の声が聞こえる。楽しそうに俺をからかう声色だ。
「あとで里美ちゃん来るっていってたけど、ヘンなことしちゃだめだからねぇ!」
俺はドアを開け、首だけ出すと大きな声を出した。
「んなことするわけねぇだろう!」
「はいはい。じゃぁね」
母親が出てゆくとドアにぶら下げてあるカウベルが鳴り響いた。
「俺がするんじゃなくって、されるんだけどな。」
俺の呟きはその音ともに消え去った。
912Mr.名無しさん:03/02/13 00:25
(・∀・)キテルヨ キテルヨー!
913Mr.名無しさん:03/02/13 01:03
どうせモテないし、俺も妄想でもするか…

「('A`)の生きるも苦し・第1話」

 ('A`)は生まれてこの方、女性にモテたことがない。いや、女性だけではない。
 同姓にも嫌われてきたし、飼っていたハムスターにすら嫌われてきた。
「あんたは生きるのに辛いかもしれない。でも、死のうと思うのだけは止めて。
諦めても構わない。日陰で人の冷笑を浴びながら、それでも生きてみなさい」
 母、輝子のせめてもの慰めの言葉を聞いたのは、('A`)が5歳のころだった。
 ('A`)は決して泣かない。そして悲しみもしない。
 泣くのは自分に可能性があるからだ。悲しむのは未来への糧とするためだ。
 そんな希望など、('A`)は小学校の入学式の日に諦めた。
 高校を卒業して、コンビニでレジを打つ毎日。
 勤め先の店長は、何かと人の弱みに付け込んでは陰湿な苛めを繰り返す。
 その矛先は当然、('A`)にも向けられた。
 しかしすぐに、その苛めは無くなった。('A`)の苛めに対する反応が無いからだ。
 ('A`)は人間に興味が無かった。
 そんな毎日が続いたある日…
 いつものように仕事を終え、家に帰宅する途中の道で、('A`)は財布らしきものを
見つけた。中を開いてみるとそこには赤い定期が挟まっており、「松下小百合」らしき
人物のものだというのが分かった。
 しかし、('A`)はすぐにその財布を再び道に捨てた。
 ('A`)は人間に興味が無いのだ。(第1話・完)
〜〜〜〜続く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
914Mr.名無しさん:03/02/13 10:02
【ゆれる月を拾えたら】No.1
周囲の家屋から明かりが消え、日付がちょうど入れ替わる頃。
俺は一人、閑静な住宅街を歩いていた。
今日買ったばかりのエロゲーを徹夜でやるために、コンビニで食料を調達しておかなくてはならないのだ。
小規模な地方都市であるこの町は、10時を過ぎればほとんど出歩く者は無く、住宅や店舗のほとんどが明かりを落とす。
時折見える外灯の光が無ければ、ゴーストタウンと呼ばれても不思議は無い。
普通のスニーカーで歩いても、地面を蹴る音がやけに響く。
目指すコンビにまでの道のりは約5分。その道すがら、それなりの川幅を誇る2級河川の橋を越えなくてはいけない。
車はまるで通らず、オレンジ色の外灯が等間隔に並ぶ様子は、ロマンがあるともいえるし不気味ともいえた。
元来小心者の俺は多少背中にぞくりとくるモノを感じながらも、空腹には勝てずうら寂しい橋へと歩みを進める。
橋の上は少し風が強い。冬の刺すような冷たさを乗せたそれが頬を切りつける。
寒さに身を縮め、目を細めた。すると外灯の光の向こうに小さく人影が見えたような気がした。。
歩道の上にできたちょうど左右のライトの光があたらない夜の死角。
興味と好奇心をそそられた。さらに目こらし、歩みを進めると、そこには一人の女性がたたずんでいた。
白いハイネックのセーターらしきトップスと黒のロングスカート。
顔は肩甲骨のあたりまでのびているストレートヘアに隠れて確認できない。
少し臆病になっていた俺はその立ち姿に冷たい物を感じてしまう。
ゆ、幽霊?・・・まさかそんな・・・。
足はあるようだ、とりあえず一安心。
橋の欄干に手をかけ、下流から上流へ吹き上げる風を正面から受け止めている。
視線の先はは凍てつく冬の水面。
距離が縮まり、わずかながら表情が確認できるところまでいくと、なにやらずいぶんと悲しげな表情が見えた。
コレはもしや・・・・自殺の瞬間!?
ま、まずい。もしそうならどうにか止めなくては。だがどうしたら?いきなり『ダメだー!』とか叫んでみるか?
ええい迷っている暇は無い、とりあえず普通に声をかけてみよう。できるだけさりげなくしなくては。
「あ、あの・・・そんなとこに立ってると危ないですよ・・・」
ぽかんとした表情でこちらを見つめられた。
「・・・え?・・・」
つづく
915Mr.名無しさん:03/02/13 10:10
>>914 の続き 【ゆれる月を拾えたら】No.2
やや縦長の顔には化粧気がまるで無い。
そのくせ肌の色が透き通るように白く、黒髪で少し隠れ気味の目はややうつろ。
そんな様子が益々幽霊っぽい。
「その・・・風も強いし、寒いし、だからそんなとこにいない方が・・・」
徐々に精気を取り戻していく瞳。でも、それはやはりどこか悲しげで。
「・・・大丈夫ですから・・・」
まるで覇気のない返事。そしてまた、愁いを秘めた仕草で遠い水面へと視線を戻す。
本人が大丈夫と言ってるんだからいいだろう。これ以上かかわることは無い。
そう結論付けて立ち去ろうとするが、なぜか言い知れぬ不安が付きまとう。
いらぬおせっかいだろうか?だがこの様子では本当にそのまま紐なしバンジーしてしまいかねない。
明日の夕刊あたりにでも載ってしまったらきっと俺は一生後悔するだろう。
躊躇しつつも、やはり俺は口を開いた。
「いったい・・・何を見てるんです?」
すると欄干を掴んでいた両手のうちのひとつをすっと伸ばし、川面を指差した。
「あそこ・・・月が・・・うつっているから・・・」
指先の向こうには、確かに黄色い月がゆらゆらと揺れていた。
「月明かりの夜には、ああして水面にうつって見えるんです・・・」
言われてみれば、今夜はずいぶんと月が明るい。ほぼ円に近い形の月がかすかに青白く町中を照らしている。
そういえば、夜空に浮かぶ月の様子など、今日まで気にしたことは無かった。
暗闇に少しだけ青を混ぜた空で輝く月、昼間はにごっている川面が水鏡となって見せる揺らいでいる黄色い光。
何度も歩いた道で見る初めての光景に、俺はしばし目を奪われてしまった。
だが、それも束の間。突然、風が強くなり、女性の髪をバッと跳ね上げる。
「でも、こんなとこにいつまでもいたら風邪ひきますから。とりあえず橋から離れましょう。」
諭すような口調で促す。すると女性は小さく首を縦に振って、俺が向かっていた方向に歩きはじめた。
女性の小さな歩幅にあわせて、ゆっくりと歩く。
動作の一つ一つがはかなげで、瞳はかすかに潤んで見える。
つづく
916Mr.名無しさん:03/02/13 10:13
>>915の続き 【ゆれる月を拾えたら】No.3
まるで化粧をしていないにもかかわらず、妙に色気があった。きっと普段はもっとばっちりメイクしているのだろう。
雰囲気がずいぶんと大人びている。
この人、俺より少し年上か、せいぜい同じ年くらいだろうな。
やはり、どこか落ち込んでいるみたいで、やはり放って置けない。
なんとか場を和まそうと言葉をさがす。
「ずっと、川を眺めていたんですか?」
コクリ。
「ずいぶん寒かったでしょう」
「いいえ・・・その・・・他で頭いっぱいになっちゃってて」
もしかしてコレは傷をほじくり返してるのだろうか?
ますます女性の声が弱々しくなる。
橋を渡りきったあたりで、ずっとうつむいていた女性が足をとめて、こちらへ向き直った。
「あの・・・なんと言っていいのか・・・その・・・とにかく・・・ありがと・・・・
でもこれ以上、やさしくしないで欲しい・・・だって・・・私・・・」
ぷつりと、張り詰めていた腺が音を立てて切れた。
ストンと冷えた地面に座り込んで、ボロボロと涙をこぼす。
女の人に泣かれるなどはじめての俺は、ただ、オロオロするばかり。
もしコレが恋人なら、そっと肩でも抱いてやればいいのだろう。でも俺は・・・
彼女の体がかすかに震えている。それが泣いているせいなのか、それとも単に寒いだけなのか
俺には判断がつかない。でもこの場で座り込んでしまって体が冷えてしまうことだけはわかった。
自分の着ていたダウンジャケットを脱いで、そっと小さな肩にかけてやる。
「こんな寒いところでは体を壊します。・・・・とにかく、立ってください。
俺でよければ、話くらいなら聞きますから。・・・役には立てないかもしれないけど、話すだけでも少しは気がまぎれますから」
腰をかがめて、目線をそろえる。
女性はしゃくりあげながらコクリとうなづいて、震える足でどうにか立ち上がった。
その様子がいかにも頼りない。
「どうしましょう?どこかでお話聞きますか?それとも、一人で帰れますか?」
「・・・聞いて・・・おねがい・・・」
かすれた声がかすかに聞こえた。
つづく
917Mr.名無しさん:03/02/13 21:57
(・∀・)イイヨイイヨー
918Mr.名無しさん:03/02/13 22:37
>>911のつづき

「修はいるよぉ」
里美の声が聞こえ、風呂の扉が開く音がした。
はちきれそうなほどの鼓動と、同じくはちきれそうなほどの怒張とで、俺はいてもたっ
れもいられず、急いで首をめぐらすと、そこには服を着たままの里美の姿があった。
「お、おまえっ」
「大丈夫、だますつもりは無いって」
「だったら、」
さらに言い募る俺の目の前に突き出されたのは、俺のはいていた下着。見られたくなかっ
たからジーンズに隠しておいたのに。目の前の広げられる黒いマイクロビキニ。
「修って、高校生の癖にこんな凄いの履いてんだぁ。なんか、イメージと違うぅ」
「いいだろッ!俺がどんな下着履いてようが!」
「もしかして、このための勝負パンツだったりして。やらしっ」
「あほかっ!俺はソレが一番体になじむんだよっ。悪かったな。第一どっちがやら
しんだっつーの!」
今俺が裸でなかったら、速攻で取り返しているところだが、裸で風呂の椅子に座っている、
それも怒張した状態では、身動きが取れなかった。
「はいはい、そういうことにしておきますね。これ、私が付けてもおかしくないかもね」
「ぜってー履くなよッ!」
里美はニヤニヤ笑いを浮かべながら、風呂場から出て行った。
「修、これから入るけど、さっきみたいに突然振り向かないでね。恥ずかしいから」
一緒に風呂に入ろうといってみたり、人の下着を引っ張り出してきてみたり、もう十分恥も
外聞も無いと思うんだが。
−ガラッ−
「まだ見ないでね。心の準備するから」
里美は入り口の方を向いて、少し前かがみになっている様子で、それを鏡越しに見ながら、
俺は里美のおしりが綺麗な曲線だと思った。
「私に背を向けるように立って。せいの、で二人で振り向こう、ねっ?」
「ああ」
俺はなにをやっているんだろうと思いつつも、女性の裸を生で見るという誘惑には勝てなかった。
「じゃぁ、いくね。せーのっ」
919Mr.名無しさん:03/02/13 23:33
>>913
「('A`)の生きるも苦し・第2話」

 時は20××年。日本は戦時下にあった。しかし、それは('A`)には関係が無かった。
「たった今、札幌にテポドンと思われるミサイルが着弾したとの情報です。現場の高清水さん?」
「は〜い、高清水です。こちらをご覧ください! これが今回、北朝鮮が打ってきたテポドンです。
見事にこのデパートに突き刺さっています! ちょっと街の人の声を聞いてみましょうか」
「あっ、すみませ〜ん。今回のこのテポドンについてどう思われますか?」
「うーん、怖いですねぇ」
「いけないと思います」
「止めて欲しいと思いました」
「以上、現場からでした」

('A`)はテレビのスイッチを切った。
そろそろ出勤の時間だ。
戦時下だというのに、('A`)のコンビニは相変わらず24時間営業だ。

「やぁ('A`)君。テポドンに打たれて死んだと思ったよ。ハハハハハ…」
愚図店長は('A`)にちょっかいは出さないようになったが、こうした口による嫌味は相変わらずだ。
レジのすぐ傍にあるおでんの匂いが、('A`)は嫌いだった。(第2話・完)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜続く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
920Mr.名無しさん:03/02/14 00:29
>>918のつづき

俺は思わず股間を手で押さえたまま振り返った。
「修ッ。ずるい!」
とっさに里美が股間と胸を手で隠したが、黒い茂みと十分な張りがあってそれでいてたおや
かにみえたバストは俺の目に焼きついていた。
「だって、お前のことだからどうせ隠すんだろって思ってさ。」
「だったら、今度は修の番でしょ!ほらっ、手どけて」
「みせなきゃダメか?」
「当たり前でしょ!ほらっ、早く・・・・・・あっ」
俺が渋々手をどけると、瞬間里美の目が驚きに見開かれるのがわかった。
そのまま見る角度を変えたりして観察を続けている。
俺は少しの間見られるがままにしていたが、見られているという行為そのもに興奮し、一触
即発な状態になってしまっていて、ピクピクと脈動し始め、同時に先走り液がハスの葉の上
の水の様に滴を作り始めていた。
「ねぇ、これって、修が動かしているの?あと、出てきたのって精子?」
「確かに動かせるけど、コレは興奮しってから!あと、これは精子じゃなくって、カウパー腺
液ってやつ」
説明している俺が異常に馬鹿らしく同時に情けなかったが、今までに経験したことも無いほ
ど興奮しきっていた。
「ふーん。ねぇ、触ってみていい?」
もう俺にはためらいは無かったが、がっついて見られるのはイヤだったので、軽く頷くだけに
とどめた。
よく見るためか、里美は俺の前にひざまずき、体を隠していたことも忘れたように、少しずつ
触り始めた。最初は突付いたり、押してみたりしていたが、そのうち摘むようにして硬さを確
かめたりしだした。
921Mr.名無しさん:03/02/14 00:39
>>920のつづき

「結構硬いんだね。それになんか熱い・・・」
そして、両手で持ち上げるようにして真下から覗き込んでみた里美は、顔を上げて俺の方を見た。
「下に何も無いってことは、おしっこはここから?」
右手で握るようにして、左の人差し指で尿道に触れる。
「あっ、すっごい粘々なんだね、このナントカ液って」
そして、よりによって最も敏感な部分で、指先についた先走り液をぬぐい始めた。
それが俺の限界だった。
「あっ、やめろって」
俺が言い終わるのと、白く飛び散るのは同時だった。それは、今までのオナニーでは感じたこ
とも無いほどの高みだった。
「えっ」
里美が困惑しきった顔で俺を見上げた。
俺は、腰から脊髄を通り全身にいきわたる快感に支配されていたかったが、里美の両手と首筋
から鎖骨、それに乳房までにかける結果になってしまったことに心苦しくなってしまった。
「・・・・里美、ごめん。我慢できなかった」
里美は困惑ぎみのまま言った。
「これが精子?」
「ごめんな、お前にかけるつもりなんて全然なかったんだけど、触られる刺激にがまんできなく
なっちゃってて、ほんとゴメン。」
泣き出してしまったりしないだろうかと思った俺は、そのままの姿勢で謝り続けた。無論、里美
は握ったままだったし、まだ出続けていたんだけれども。
「そっか、私が触ってたからなんだね。チョットびっくりしちゃったけど。すごい勢いで出るん
だものホント驚いちゃった。体にかかると結構あったかい液体だったし」
「ホントにゴメンな。気持ち悪かっただろう」
俺は相変わらず握られ立ったままだったが、里美の顎に少しついていたものを拭ってやった。
「正気言うとあまり気持ちよくないけど、修は気持ちよかったんでしょ?」
俺は罪悪感を覚えつつも、渋々頷いた。
「ならいいよ。私が弄っていたせいなんだし、、、、あっ、なんか小さくなってきた。」
「あぁ、男性の場合イクとそれで終わりなんだ。快感は瞬間なんだ」
922あさっぱらから:03/02/14 07:12
ユリは傷ついていた。
逃したくない恋を、逃してしまったのだ。
片想いの相手はとても優しい男。
そのことをよく知っているユリは、その男のことを諦めきれないでいる。
「完全に嫌いになれればどれだけ楽か…」
ユリはつぶやく。
数日たっても、同じことをつぶやいている。
そうこうするうちに、その男に関する噂がユリの耳に入った
どういう噂かと言うと、その男と今付き合ってる女は既婚者だ、
というものだ。
ユリは動揺した。その女を知っていたのだ。
思い起こせば、確かにあの二人は仲が良かった…
色々なことがユリの頭の中を巡る。
ユリは途方にくれた。
923あさっぱらから:03/02/14 07:13
ユリはひとりで酔っぱらっていた。
すこし自尊心の強いユリは、この片想いのことを誰にも話していなかった。
当然、上手くいかなかった今、ひとりで呑むしかなかった。
ほろ酔いで店を出て、フラフラ歩いていると、どういうわけか涙が出てきた。
どうしようもなく、ユリは暫く立ち止まり、泣いているところを
人に見られないように人の流れに背を向けて、涙が止まるのをまった。
すると、突然、男の声がした
「カナさん?」
ユリは呼びかけと同時に軽く肩を叩かれたので、振り向いた。
そこにはまぁまぁ体格のいい、顔も悪くない中年男が立っていた。
「え?」
何が起こってるのかよくわからないユリは、男の顔をずっと見ていた。
「カナさんじゃなかったのかな?メールで教えてもらったのと
似た服だったから…」
どうやらこの男は、メル友と会う約束をしていたようだ。
ユリはすぐに気がついた。そしてあたりを見まわし、
自分と似た格好をした女がいないか確かめた。
「人違いでしたか、申し訳ない…」
男は落胆した感じでそう言った。ユリの中で一つの考えが浮かんだ。
逃した恋は、もう追わない、という考えだ。いま、これからやろうとしていることが
自暴自棄といえばそうなのかもしれないが…。
「私で良ければ付き合いますよ」
男は驚いてユリを見た。
「私、ひとりで呑んだ帰りなんですよ。よければ呑みなおしに付き合ってください」
「え?」
今度は男が驚いている。
「私じゃだめですか?」
「え?いや、いいけど…」
「じゃぁ、決定ですね」
ユリは男の手をとり、歩き始めた
924あさっぱらから:03/02/14 07:14
ユリは、わざと人通りの少ないところにある店を選んだ。
しかし、男は理性的なのか、ちっとも反応しない。
内心、面白くないなぁと思っているうちに店に着いた。
意外にも、その男とは話しがあった。気づくとけっこうな時間になっていた。
お互い、それに気づくと、店を出ることにした。
もとから人通りがあまりないところなので、夜遅くともなると人の気配がなくなる
ゆっくりと歩きながら、ユリはこの男ともう少し一緒にいたいと思い始めた。
しかし、男のほうは相変わらず、理性が保たれている感じである。
「あっ。猫だ」
ユリはそう言うと、建物と建物の間の路地に入っていった。
「あっ。ちょっと待って」
男もついて行く。
「猫、まだいる?」男が聞くと、ユリは振りかえるなりキスをした。
男は驚いて、ユリを身体から離した。
「だめだ…」
男の理性はまだまだある。しかし、ユリは天邪鬼になっていた。
ユリは再びキスをしようとした。
「だめだって…」
男は手を伸ばし、ユリの肩をもち、それ以上ユリが近づくのを防ごうとした。
しかし、その行動は、ユリの天邪鬼心にもっと火をつけた。
「ごめんなさい…」
ユリがそう言うと、男は肩から手を離した。
「わかればい・・・・」
男の言葉が言い終らないうちに、ユリは男に抱きついた
925あさっぱらから:03/02/14 07:14
ユリは抱きついたまま、男をみた。抱きついた腕をそっと解き、
ユリの指は男の唇へ・・・。柔らかく、唇のラインをなぞり
ゆっくりと自分の唇を近づけようとした。
「アァ…もうだめだ・・・」
男の声が聞こえたと同時に、ユリの身体はギュッと抱き寄せられた。
とても柔らかいキスをする男だ。ユリは男に身を任せることにした。
男の唇がゆっくりと離れ、ユリの耳元で囁いた。
「すごく魅力的…」
とても響き心地がよい声であった。
「ホテルへ行く?」ユリが言う
「君が良ければ…」
ユリは、うなずいた。
926あさっぱらから:03/02/14 07:15
ホテルに入り、二人はベッドに倒れこむ
長いキスをし、その間に男は器用にユリの服を脱がして行く
男の唇が徐々に下がって行く
「ん・・・ぁッ・・・・・」ユリが反応する。
ユリの反応を見ながら、男は責める。
「んん…・・んァ・・・・」
ユリは気持ちよさにどっぷりつかっていた。
「足を開いて・・・」
言われるがままに、ユリは動く。すると、ユリは今まで以上に悶え始めた。
「ィ・・・・ャ・・・・ナ・・ニ・・・?」
いやらしい音が響き渡る。
「ん・・・あぁ・・・!」
ユリは少し頭をあげて、男が何をしているか確かめようとした。
「!!」
「気持ちいいでしょ?」
男はそう言うと、自分の舌をだした。男の舌は、ユリの粘液で光っていた。
ユリは今まで、クンニをされたことがなかったので、驚き、足を閉じようとした。
「だめ」
男はそう言うと、ユリの足を力ずくで開き、再びクンニを始めた。
ユリの悶えはさらに増すばかり。
「んん・・・あぁ・・ャ・・・ヤダ・・・ヤダ・・・ん・・・・・・あぁ!」
ユリの身体から力が抜ける。
「どう?気持ちよかった?」
耳元で男が囁く。
「う・・・ん・・・」
力ない声でユリは答える。ぼんやりとどこかを見つめているユリ。
927あさっぱらから:03/02/14 07:15
「本当に魅力的だよ・・・」
男はユリを抱き寄せて、キスをした。ユリの思考は完全に溶けてしまっている。
男はゆっくりと指を這わせ、再びユリを快楽に導こうとした。
「これだけでたりる?」
ゆっくり指を動かしながら、ユリに問いかける。
「んん・・・・もっと・・・・」
ユリがそう言うと、男のモノがゆっくりと入ってきた。
「・・・んはぁ・・・」
「今日、君に出会えて良かったよ・・・・」
男は囁きながら、ゆっくりと動く。その動きに合わせて、ユリの声が漏れる。
だんだんと動きが速くなり、男の息も荒くなりユリの声も大きくなる。
「あぁっ!い・いきそう・ん・・・あぁ・・・」
さらに男の動きが速くなる。
「ぃ・・・や・・・あぁ・ん・・ヤメテ・・・ヤメテ・・・・・・あぁっ・・・・!」
ユリの身体から再び力が抜けた。
今までに感じたことのない悦びに、ユリは酔っていた。
928Mr.名無しさん:03/02/14 10:21
エロいよーー
929Mr.名無しさん:03/02/14 13:41
今から脳内デートに行ってきまふ

930ドゥンチ:03/02/14 13:42
いいなぁ
いってらっさい
931バレンタイン式妄想:03/02/14 19:34
俺はいつものように、とぼとぼと大学からの家路に着いていた。
いつも重い足取りは、今日はさらに重い。劣化ウランもかくやである。
……結局、チョコを貰えなかった。
当たり前といえば当たり前なのだ。俺はここ一ヶ月ほど女とは事務的な会話しかしていない。ちなみに最後に女と話したのは3日前である。
そもそも、大学に女友達など一人もいない。いや、それ以前に女の知り合いすらいない。それでどうやったらチョコがもらえるんだ。
辛いついでに厳しい現実を直視してしまい、俺はへこんだ。鬱になった。
鬱出汁能、という文字が瞬時に頭を巡り、俺は自分の2ちゃん中毒ぶりに自己嫌悪を募らせた。
「……鬱だよなぁ」
ひとりごち、今日は『ああ俺ってもてないんだなぁと思う瞬間』スレでくだを巻こうと思っていると、いつまにやら俺の巣であるボロアパートに差し掛かっていた。
俺は失意全開でボロアパートの階段を上った。今日はとっとと寝てしまおう。
と、そんな時、俺の背中に声がかかった。
932バレンタイン式妄想:03/02/14 20:20
「あら、大木君じゃない。おかえりなさい」
振り返ると、そこにはこのアパートの管理人である、坂城良子さんが居た。アパートの前の掃き掃除をしている。
相変わらず和風の美人だった。確か前に39だと聞いたが、はっきりいって20代終盤でも通じるだろう。
「ああ、良子さんですか。……ただいま。久しぶりですね」
会話をするのは実にひと月ぶりだろうか。俺は最近バイトで帰るのが遅かったから、久しく会っていなかった。
……うん、女とこういう人間的会話をしたのはひと月ぶりだ。というか、俺にとっては、こういう会話が出来るのは、この人とその娘くらいのものだ。
俺は挨拶を済ませると、そのまま階段を上ろうとした。良子さんは基本的に善人だが、痛いところを突いてくる人だ。こういう日には、とっとと逃げたほうが無難というものだろう。
「……ところで大木君、今日はバレンタインだけど、誰かからチョコ貰えた?」
俺は硬直した。しかしそれは一瞬のことで、すぐさま大嘘を並べ立てる。
「……もちろん、貰いましたよ? 実は僕ってけっこう女の子達に人気あるんですから。ビバ、バレンタインですよ。もてない男共に妬まれて困ってるんです」
「そう、誰からももらえなかったのね」
一瞬にして看破された。
「まぁ、大木君って女の子に好かれるタイプじゃなさそうだし。根本的に根暗なのよね」
「……」
「しかももてたいとか思っている割に、他人と関わるのが面倒だとか思っている人種だし」
「…」
「そんな度し難いまでに我儘なひとを好きになる女の子なんて、とんでもなく少数だと思うけどねぇ」
俺は何時の間にやら体育座りで階段の真ん中を占拠していた。
「り、良子さん……酷いのにも程がありますよ……」
この人は、本当にずばすばと真実を突いてくる。勘弁して欲しかった、マジで。
「あぁ、落ち込ませちゃったかな……、ごめんごめん。えーと、ほら、君にもちゃんと良いとこあるから、そんな落ち込まないで」
「どこに有るって言うんです」俺は完全に自信喪失していた。
「優しいところかしら?」
933バレンタイン式妄想:03/02/14 20:36
「はい?」
完全に予想外の台詞だった。「どこがです?」
「捨て猫を拾ってあげるところとかかしら」
うわぁぁ、まずい、このアパートはペット禁止なのだ。このことでもし追い出されでもしたら……ええと、どうしよう?
俺の内心の大混乱には気付かず、良子さんは言う。
「まぁ、今回は君の優しさに免じて目をつぶってあげる」
「すいませんすいません、今回だけはお目こぼしを、反省猿の物真似もしますから……って、え?」
「二度は言わないよ」
言い放つと、良子さんはどこからか明治の板チョコを取り出し、放り投げてきた。俺はどうにかキャッチする。
「私はこれから遥香の手伝いしないといけないから、これでね。お休みなさい」
言い残し、良子さんは自分の部屋に引っ込む。
ん? 遥香ちゃんが来てるのか。……だったら会いたいな。あの子は良子さんの娘で女子高生で、俺と事務的でない、普通の会話をできる数少ない女の子なのだから。
そして何より、ぶっちゃけてしまえば、俺の好きな子だ。
まぁ、今日でなくとも、その内会えるだろう。
というか、だ。
チョコ貰ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
俺は今なら天にも昇れると思った。そして意味なくスキップで階段を上ってみたりした。
934バレンタイン式妄想:03/02/14 20:50
ギシギシアンアン。
……俺は今、ドクオ状態になっていた。
とりあえず、チョコを貰ったことを毒男板で自慢したのはいいのだが、その後がまた鬱な展開だった。
となりの部屋のカップルがやりはじめたのである。まだ八時なのだが。
普段からこんな調子なので、最近はこの音にも慣れてきていたのだが、流石にバレンタインの日だと、こう、何か心に来るものがある。
しかも音量もいつもに比べて三割増だ。勘弁しろ。
ギシギシアンアン。
……拷問か。
「ヘッドフォン、ヘッドフォン……」
がさがさと、乱雑な部屋の中を捜索する。さきほどチョコを貰ったことによってマックスレベルまで上昇したテンションも、ただいまぐんぐんと低下している。
「無い」
無いはずが無いのだが、しかしながら、やはりどこにも無い。どういうことだ。
ギシギシアンアン。
更に音量が上がった。ここまで来ると公害だ。
ああ、もう。一種の諦観を抱くと、俺はパソコンの前にのろのろと戻った。俺という毒男に相応しいバレンタインだ。今年も。
……こんこん、とノックの音が響いた。隣のギシギシアンアンで聞き取りづらかったが、確かにノックだ。
俺は立ち上がり、玄関に歩いた。
935Mr.名無しさん:03/02/15 01:40
>>919
「('A`)の生きるも苦し・第3話」

 「イラッシャイマセ,アリガトウゴザイマシタ」
 ('A`)の感情のこもっていない挨拶が、今日もギラギラと明るいコンビニ内を漂う。
 清潔で、安心できて、それでいて冷たい。
 ('A`)はコンビニのこの雰囲気が好きであった。何もしなくても、全てが機能するような
空間。生とか死とか、そういった生物的なものを微塵も感じさせない。積み木を綺麗に
縦に並べて、それを見つめている。('A`)は、そんな自分を演じていた。
 しかし、最近はこのおでんの匂いが鬱陶しくてしかたがない。汚らしい街中の、
疲れきった男たちの匂い。明日を生きるための匂い、色。

 突然、もの凄い勢いで店内に複数の迷彩服を着た男達が突入してきた。
 一瞬にして怒号と悲鳴に包まれ、店内は急に"生っぽい"状態になった。
「北朝鮮の工作員よ!」
 誰かが叫んだ直後、乾いた銃声が響いた。打たれたのは、当の本人だった。
 ('A`)は思った。汚い匂いを持ち込むな、と。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜続く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
936Mr.名無しさん:03/02/16 00:17
>>921のつづき

手を離してくれたので、俺は里美を立たせシャワーで流してやった。
右手にシャワーを持ち、左手で軽くこするようにしてやる。途中胸に何度も触れたが、
その感触を楽しむ気持ちは、直後の俺には無かった。
一通り流し終えた後、俺は自分自身をシャワーで流した。その間中ずっと里美が見つめ
ていた。
見られているといいう感覚と、目の前のヌードに、俺はすでに固くなり始めてしまっていた。
「今度は俺が触らせてもらうぞ」
里美の意思確認もそこそこに、俺は乳房に触れその不思議な弾力を思う存分堪能していた。
俺は黙ったまま乳房を揉み、里美も黙ってされるがままにしていた。
静かな風呂場に、荒くなってゆく二人の呼吸だけがこだまする。
里美は恥ずかしさのためか、両手で顔を覆っていた。手に隠れない耳が真っ赤なのが印象的だ。
俺は、右手をゆっくりと里美の体を下へ下へとたどってゆく。
途中、ふさふさとした感触を少し味わったあと、その中を掻き分けるようにして、初めての
女性の感覚を味わう。俺がそうだったように、里美も十分に興奮していたようで、俺の指は
何の抵抗も無く里美の中に滑り込んだ。
「あっ」
里美は耐え切れなくなったのか、小さな声を上げて、俺の首にしがみつくようにして右肩に
頭を預けて来た。
「っつ、くぅっ、あぁ、あぁあ。」
同時に、抑えきれなくなったのか、風呂場に里美の声が響き渡る。
「お、おい、大きな声出すなって!」
「ごめんね、がまんしてるんだよ。でもでちゃうんだもん」
上気し、潤んだ瞳で見つめ返してくる里美が酷く切なげに見え、俺は女性の体を貪り遊んで
いた手を離し、そのまま里美を引き寄せ強く抱きしめてしまった。
937Mr.名無しさん:03/02/16 00:27
>>935
「('A`)の生きるも苦し・第4話」

 店の中を無数の弾丸が飛散する。ガラス、ペットボトル、人の頭が砕ける音がする。
 ('A`)はレジの下に身を隠していた。
 横には白目を剥いて血を流している店長の死体があった。血の匂いとおでんの匂いとが
入り混じって、('A`)は吐き気をおぼえた。
 悲鳴がしなくなったと同時に、銃声も止んだ。中にいた客は、おそらく全員死んだのだろう。
 天井の蛍光灯はほとんど打ち抜かれており、砕け落ちてきたガラスが('A`)の頭に舞い降りる。
 店は汚い暗闇に包まれていた。ドロドロとした、死の空間。それを狙うハイエナ達。
 ('A`)は震えた。自分は今、残酷な生物のピラミッドの最底辺にいる。
 それは、こんな非日常的な場に限ったことではなかったが、気持ち悪いほど痛感した。
 ハイエナ達が何か喋っている。恐らく”生き残りはいないか”ということだろうと、('A`)は推測した。
 この先に待っているのは死なのか? この暗闇で死ぬのか?
 ('A`)は母の言葉を思い出した。生きてみなさい。
 ……生きたい。
 恐怖から芽生えた感情は、生まれて初めてかもしれない生への執着心であった。
「キサマラ、ブッコロシテヤル!」
 ('A`)の発した言葉は、確かにハイエナ達の耳に届いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜続く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
938Mr.名無しさん:03/02/16 00:57
>>936のつづき

里美は嫌がるそぶりも見せず、静かにされるままにしていた。
荒い呼吸に上下する桜色の首筋から背中を見ながら俺は、ガサツにしか見えなかった子供が、
なんて儚げで美しい姿に、自分の中に里美を思う気持ちが、幼馴染としてのそれから変化し
強くなってくることを自覚せずにはいられなかった。
女性と抱き合っているというのに、俺の怒張はしぼんで行くのがわかった。
−里美にヘンなの押し付けていたんだなぁ−
俺は自分の欲望をぶつける自分を酷く恥じた。
「落ち着いたか?」
表情はわからなかったが、里美が首を縦に動かしたしぐさがわかった。
「ごめんな」
「な、なんで、修が謝るの。私がお願いしたことだよ」
俺はゆっくりと里美の頭を撫でるようにしてゆっくりと、自分でも把握しきれていない感情
をはなした。
「俺さ、今気がついたような気がするんだけど、里美はふざけてこんなことしたくない」
「嫌いなの?」
「ううん、逆かも。物心ついてか腐れ縁の様な俺達だったけど、でもそれって、俺にとって
かけがえの無いものなのかもなって」
「えっ」
「ゴメンな、こんなカッコで大切とかいっても説得力ないよな」
「大切?」
−これじゃ、まるで告白だ−
そのシチュエーションと自分の言葉に俺の耳は熱くなってゆく。そして鼓動もよりリズミカル
になってゆくのがわかる。
それでも次に里美の口から発せられた言葉に俺は驚き、呼吸が止まる思いだった。
「修。なら、それなら、さ、最後までシよ。私も、修のこととっても大切に思ってるよ。」
そして、抱きしめたときから下ろしたままだった里美の腕が俺の体を抱きしめ返した。
「明日辺りのはずだから、今日はこのままシてもだいじょうぶなはずだよ」
939Mr.名無しさん:03/02/16 01:03
高校生のセクース。。。(;´Д`)ハァハァ
940Mr.名無しさん:03/02/16 01:06

夕暮れ時。目の前には寂れた感じの建物がある。
見たところそれは小さな作業場のような、そんな感じだった。
俺の足は次第にその建物に向かってゆく。
別にその建物に用事があるわけでもない。全く知らない建物だけど、足は自然にその建物へ向かっていった。
建物に近づくと、「・・・事務所」という看板がある。薄汚れていて、それ以上の文字が読み取れなかった。
中に入ろうとして、入れるところを探したが、窓は全部厳重に封鎖されていた。
玄関も開かない。ふと、建物の裏に回ってみるとぼうぼうに伸びた草に隠れてアルミのドアがあった。
勝手口のようだ。ノブを持って引っ張ってみると、やはり開かない。しかし、少し動いているような手ごたえを感じる。
俺は力を入れてドアノブを引っ張ってみた。自慢じゃないが力は強くない、というよりかなり弱い俺はそのドアを開けるために
30分以上ドアと格闘し続けた。自分でも何故こんな事をしているのか分からないが、とにかく中に入れなければならない気がした。
ようやく、ドアを開けると中からむわっと埃臭い空気が漏れてくる。閉じられてからかなり時間がたったようだった。
薄暗い建物の中を見回すと壁に懐中電灯がかかっていた。手にとってスイッチを入れてみると、弱弱しい光を発した。
まだ使える、これで部屋を見回すと壁には変色した日めくりカレンダーがかかっていた。日付は昭和60年の2月1日。
俺が生まれた年にこの建物は閉じられたらしい。もっと奥へ行こうとドアを探しているとただでさえ弱かった懐中電灯の光は
もう役に立たないくらいになってしまった。仕方なくポケットの中から携帯電話を取り出すと、そのバックライトで
ドアを探してみる。棚の影にあったドアを開けて見ると、そこは廊下のようだった。
941Mr.名無しさん:03/02/16 01:11
次すれたてる?
942Mr.名無しさん:03/02/16 01:14

うっすらと埃が積もった廊下と、封鎖された窓の間から漏れる光を頼りに俺は探索を続けた。
自分でも何を探しているのかは分からない。ただ、何かが呼んでいるような気がする。気のせいだろうか?
そのように考えつつ廊下を歩いていると、行き止まりにたどり着いた。さほど長くは無い廊下に6つほどの
ドアがあった。俺は手近なドアのノブを掴むと手前に引いてみた。そこは応接間のようだった。
ソファーにテーブル、灰皿、壁に掛けられた絵画がある何の変哲も無い応接間だった。
俺は他の部屋を見ようかと思って振り返るが、足を止める。
今日はなぜか疲れている。少し休んでいくのも悪くない。大学に入ってからは一人暮らしだ。それに明日は休講。
寝てしまっても問題は無い。そう思い、俺はソファーの埃を払った。
943Mr.名無しさん:03/02/16 01:17

「・・・ぇ」
ん・・・どうやら寝てしまったらしい。声がする。
「・・・ね・・・」
聞きなれない声だった。・・・若い女の声だ。
「・・・ぉ・・・」
何か言っている。
「ぉ・・・ろ・・・」
ぼんやりとしていた意識と神経が少しずつはっきりしていく。
「お・・・ろぉ」
俺はゆっくりと目を開けた。
目の前にあるのはさっきの応接室。
ソファーがあって、テーブルがあって、灰皿があって、壁には絵が掛かっている応接室。
しかし、一つだけ違う物があった。・・・女だ。目の前に女が立っている。
「やっと起きたの?キミ、どこから入ってきたの?」
パッと見、俺と同い年くらいだろうか。彼女はさらに言葉を繰り出してくる。
「ん・・・あ?」
われながら間抜けな声だ。まだ少しぼんやりしている頭を振って、意識をはっきりさせる。
944Mr.名無しさん:03/02/16 01:18
「『ん・・・あ?』じゃないでしょ!!だから、キミどこから入ってきたの?」
「えと、裏のドアを開けて・・・その、スイマセン」
「いや、別に構わないけど。」
「あの、あなたはここに住んでるんですか?」
「まぁ、一応ね。」彼女は俺の前のソファーに腰掛けそういった。しかし、こんなところで
若い女性が一人暮らしとは・・・危なくないのだろうか?
「あの、物騒じゃないですか?こんな所に女性が一人暮らしなんて。」
そう言うと彼女は笑い、こう言った。
「あぁ、大丈夫。私、幽霊だから。」
あくまでもあっけらかんと、彼女はこう言った。
945Mr.名無しさん:03/02/16 01:19
とりあえず、書いてみますた。




しかし、パクリっぽいわ文章へたくそだわと救いようがありませんな。
946Mr.名無しさん:03/02/16 01:43
里美タン期待age
947Mr.名無しさん:03/02/16 02:49
>>938の訂正
誤:
なんて儚げで美しい姿に、自分の中に里美を思う気持ちが、幼馴染としてのそれから変化し
強くなってくることを自覚せずにはいられなかった。
正:
なんて儚げで美しい姿に変わってゆくのだろうと実感し、自分の中に里美を思う気持ちが、
幼馴染としてのそれから変化し強くなってくることを自覚せずにはいられなかった。

誤:「俺さ、今気がついたような気がするんだけど、里美はふざけてこんなことしたくない」
正:「俺さ、今気がついたような気がするんだけど、里美とはふざけてこんなことしたくない」

駄文がよくなるわけじゃないけど、余りに酷すぎて意味不明なので、、、
948Mr.名無しさん:03/02/16 02:50
でもって >>938のつづき

俺はなにを言われているのかしっかり理解できていた。そして、なにより体が正気に反応してし
まっていた。
「んふっ、男の人ってわかりやすいね。大きくなったり小さくなったり。」
「わるかったな。でも、仕方ないだろっ。こんなカッコでこんなことしているんだし」
そういって俺は腰だけでも里美から離そうと腰を引いたが、逆に里美に強く抱き寄せられてしま
った。
「逃げないで、、、、逃げないで、修、、、、あったかい」
そのとき正直、俺は里美とシたいという気持ちに支配され始めてた。
しかし、同時に俺は里美とシたいという気持ちが、劣情の上辺を塗り飾っただけの産物なのでは
ないかと、自分の欲望に対する言い訳なのではないかと考えずにはいられなかった。
−−それは大切にするってことじゃないよな−−
そして、その考えと愛情の発露だという思いとの間で葛藤せずにはいられなかった。
「また頭でだけ考えてるでしょ?たまには感情とか体を信じて見ようよ」
俺の悩みを推し量ってのものか、里美は言葉を続ける。
「大丈夫、修は修が思うよりずーっといいヤツだよ。とってもいいヤツだよ」
そして、俺の背をポンポンと軽く叩いた。
「そっか、ありがとうな。」

949Mr.名無しさん:03/02/16 04:28
里美タンカワ(・∀・)イイ!
950Mr.名無しさん:03/02/16 11:02
職人集団と化しつつあるな・・・
951Mr.名無しさん:03/02/16 16:05
そろそろ次スレ必要じゃないか?>ALL
952Mr.名無しさん:03/02/16 17:47
>>948

「ねぇ、修。部屋行く?それともここで?」
里美は少しだけ体を離し、俺の顔を覗くようにしてたずねた。俺はその問いの先に待ち受け
ている行為に酷くドギマギし、目を合わせらず、里美の鎖骨を見つめながら答えた。
「部屋に戻ろう。俺、お前とちゃんと、、ちゃんとしたいんだ。」
こんなことをしておいておかしな話だけれど、今の俺は里美とちゃんとした手順を経たいと
思っていた。ソープランドごっこからなし崩し的にソレに至ることは避けたかった。むろん
ソープランドがどんなことをするのか知っているわけではないけれど。
だいいち、まだキスさえしていない。なのに、俺は里美の目の前で、それも里美自身の手で
イかされてしまっていた。
自分の思いを見出せなかったばっかりに、酷く恥ずかしい遠回りをしたと思った。
「ねぇ、修?」
里美の声が俺の思考を中断させる。
「ん?」
「コレで、崇さんからのプレゼントが役に立つね」
「うっ、なんで、お前が知ってんだよ」
「崇さんてウチの部の先輩だよ?あの日部活中に大声で修にゴムやったって騒いでたもの」
悪友は持つものじゃないなって、俺はこのとき心底思わずにはいられなかった。
里美は体を離し、
「じゃぁ、私が二人分の脱いだもの抱えるから、お姫様だっこで連れてってね」
「階段を?お前重くない?」
つい口を滑らせた俺の頭を里美の手がすばやく叩く。
「私のどこが重いって?」
たしかに、里美は重そうに見えなかった。鋼の躰という表現が似合うような筋肉質な印象
は無いものの、スポーツをする者の体だった。口に出すと怒られそうなので言わないけれ
ど、なんとなく日本刀をイメージさせる。思えば日本刀の美しさはなにか女性的かもしれ
ない。
953Mr.名無しさん:03/02/16 17:49
>>952のつづき

二人で交代でシャワーで軽く体を流し、風呂を出ることにした俺たちは、里美がシャワー
を浴びるのを浴槽の縁に腰掛けて眺めてるとなくみていた。
「、、、、ねぇ、修。後ろ向いていてくれない?」
シャワーを浴びてゆく順番から、里美は茂みの中を流したいのだと想像した。
「ん?あぁ。」
俺は素直に浴槽の中に脚を入れる形で座りなおし、顔を直接あわせないことをいいこと
に心に引っかかっていたことを聞いた。
「なぁ、里美。」
「ん?」
「お前さ、ホントにいいのかよ。俺、ただ女性とやりたいだけで、お前のことだまして
いるかもしれないんだぞ。」
シャワーの音が止まる。
「修さ、私たちって何年一緒にいた思ってる?引っ越してきたころはまだ物心付くまえ
だからよくわからないけど、修と一緒に居た時間って、覚えているだけでも10年以上
になるんだよ。」
「そうだな」
「修のこと何でも解るなんて言わないけど、どういう人間かくらいは知ってるつもりだ
よ、私。修のことずーっと見ていたし。。。。。今だから言うけど、幼稚園のとき修の
バックにチョコ入れたの私だよ。知ってた?」
「あぁ、あれ、お前かぁ。メッセージとか無いし、ふじ組の女の子もみんなしらないっ
ていうし、、なるほど、犯人は年小組みに居たのか。そっか、ありがとな」
俺はさっきと同じ言葉を繰り返すだけだった。
気持ちがこんなにも充足と安息を感じているというのに、俺はその気持ちを表現する言
葉を持たない。それは酷くもどかしくて、悔しくてたまらなかった。
「先に体拭いてるね。」
里美は浴室を出て行く。俺はシャワーノズルをもち急いで全身を流し始めた。
954Mr.名無しさん:03/02/16 19:24
age
955Mr.名無しさん:03/02/16 20:03
>>953のつづき

結局俺は里美をお姫様抱っこのまま部屋まで連れて来た。途中「背中にナンカ硬いもの
が当たるよ」とか茶化されながら。
そして、何故か俺の頭の中ではこの前買ったばかりのアルバムの曲「ウルトラ・ロケッ
トマン」がなり続けていた。せめて去年辺りの「愛が止まらない」を脳内BGMにするべ
きなんじゃないかって、思ってはいたのだけれど。

バスタオルを巻いた里美をベッドに抱き下ろし、机の上の財布からそれを取り出し、中
身を取り出しだして説明書にあった様に先を摘んで装着し、腰に巻いたバスタオルを戻
した。
『必要になったとき、行為の途中でつける』なんてそんな発想はまだなかったし、タオ
ルとの摩擦で破れる危険性も考えなかった。
ベッド脇に歩み寄り、仰向けの里美を見下ろす。
自分の胸を抱くように腕を組み、足を交差さているのは本能的な防御心なのかもしれな
い。俺はそんな様子に益々守ってやりたいという思いを強くしていた。
「修」
里美のか細い声に、俺は里美の額に手を置くと口づけをしようと顔を寄せた。里美も俺
のしようとしていることを察したのか、そっと目を閉じる。
互いの息遣いがはっきりと感じられるようになり、上唇が触れ合った。そのほんの一瞬、
俺は躊躇してしまって動きを止めた。自分が何をためらっているのか、あるいはなにを
恐れているのか、俺にはわからなかったが、これから踏み出そうとする一歩を俺はすこ
しだけ、ほんの少しだけ恐れた。でも、俺はこれから始める里美との時間に抗う術を持
ち合わせなかった。たぶん時間にすると2、3秒だったと思う。
次の瞬間にはしっかりと唇を合わせ、里美の唇を割って舌を進入させていた。
956Mr.名無しさん:03/02/16 20:58
(;゚∀゚)=3 ハァハァ タマンネー!
957Mr.名無しさん:03/02/16 21:21
>>955のつづき

お互いに相手の唇を捕まえようと、唇を離さないまま、舌を絡ませあったまま、唇を開け
閉めする。俺は−まるでカバの威嚇だな−ってそんな馬鹿なことを思ったりしていた。
里美の唇は、里美が来るときお土産に買ってきて、風呂に入る前に二人で食べたアイス
クリームの、里美が食べたバニラの味だった。俺はストロベリーを食べたんだけれど、
里美はそれを感じていただろうか。
俺は生まれてはじめての口づけに夢中になっていた。
唇と唇との感触、舌同士が触れ合う感覚、時々耳を刺激するピチャピチャという音、
すべてが俺の脳幹を刺激し、頭がボーっとしていた。
もっと里美の口ぶるを味わっていたい気もしたが、同時に里美自身をもっと味わいたい
と思った俺は、ゆっくりと唇を離し、膝まづくようにして里美をまたいだ。
俺は里美の手首を掴み、ゆっくりと里美の頭上に移動させた。そして、バスタオルを
ゆっくりとはずした。
俺を見る里美の目はトロンとして、上気した頬は実に愛らしかった。そして、仰向け
になっても横に流れにくい乳房も、とても美しかった。自然、口をついて言葉が漏れる。
「、、、、きれいだ。」
里美はその言葉に照れてたのか、さらに顔を赤くした。
「ありが」
(とう)多分そう続いたと思う里美の言葉は、再びの口づけに阻害された。
唇を重ねつつ俺は里美の胸を味わい始める。里美は次第に呼吸を荒くしていき、時々
俺の口に息を吐きいれた。唇を塞がれて逃げ場を失った声は、時々堪え切れずに鼻梁
からもれ聞こえてくる。
958Mr.名無しさん:03/02/16 23:55
>>957のつづき

里美の呼吸が浅く速くなってきて、絶え間なく鼻梁から声がもれだしたころ、俺は唇
を離して顎から首筋へと這わせた。解放された里美の口からは、息とも声とも付かな
い微妙な音がもれていた。呼吸は相変らず浅く速い。
舐めているのか、口づけしているのか、自分でも酷くあいまいな行為を繰り返しなが
ら、里美の首や肩を味わっていた。さらに時間をかけ、ゆっくりと唇を動かしてゆく。
激しい呼吸に上下するむなじ。
俺は右手で味わっていた乳房を舌でも味わうべく、すこし硬く突起した乳首を口に含
み、そのなかで舌でなで上げる。
目線を里美の顔の方へ動かすと、表情はわからないけれど、その先に見える手が強く
シーツを握り締めているのが見えし、少し唇を離して足の方を見ると、両足をぴった
りとつけ時々こすり合わせている様子が見られた。
再び唇と舌で乳房を乳首を味わい始めた俺は、開いた右手を脚のほうに動かし太もも
をなで上げつつ、次第に里美の中心へと近づいていった。
茂みの奥へと侵入した右手は、あっさりと里美の中へと導かれていった。
俺は人差し指に感じた、ぬるぬるとした感触と弾力性に富んだ感触を−口の中みた
いだ−と思った。
でも、俺は右手をどうすれば里美を気持ちよくさせることが出るのか全然解らず、
ゆっくりとだけれどただ闇雲に動かすことしかできずにいた。
そのとき、俺は中間考査前などに他人を陥れるべく貸されまわっていたビデオを自分
も借りてみておけばよかったなと思った。そしたら里美をもっと気持ちよくさせてあげ
られたかもしれないのに。
959Mr.名無しさん:03/02/17 12:08
★☆安心キャッシングインフォメーション★☆
チャレンジ融資 ハピネス

●10万円迄なら →6ヵ月間でお金がある時に返済して頂ければOK『ある時払いコース』

●50万円迄なら →月々830円のラクラク返済『830円コース』
http://38370701.com/

http://38370701.com/i/  i-modeはこちらです
960Mr.名無しさん:03/02/17 18:51
イヤハヤ、ホレボレするようなスレストぶりだぜ。デヘヘ
残り5ツくらいなので、最後まで書かせてもらうっすね。
>>958のつづき

左手と唇を乳房に、右手を里美の中に這わせている自分の姿を想像し、そのアクロバ
ティックな姿勢に−まるでツイスターゲームみたいだ−と思った。
気が付くと、里美の吐息の中に時折俺の名前を呼ぶ声が混じっていた。俺は、少し体
を離し里美の脚の間に移動した。

そして、再び両手で乳房を包み、口づけをした。今度の口づけはゆっくりと、舌も軽
く触れ合わせる程度に。そして唇を少しだけなし、俺は里美にささやきかける。
「里美、入れるよ」
もっとロマンチックにいえたらよかったのに、そのときの俺はそんな直接的な表現し
かできなかった自分を悔しく思った。里美は無言のうちにうなづく。
俺は乳房を味わっていた右手を離し、腰に巻いたままだったバスタオルを外し、自分
自身を摘むようにして、里美の中に導いた。
「っく」
ほんの少し抵抗を感じたとき、里美は眉間にしわを寄せて声を詰まらせる。
「大丈夫か?」
「っ、、、うん。多分、大丈夫、だと、おもう」
俺は少し体を起こし、里美の左側についた左手で殻を支えると、右手で里美の頭をなで、
そのまま里美の手を握った。
「動くよ」
今度も声を出さずに里美は頷く。
961Mr.名無しさん:03/02/17 22:57
貸切だな(w
ってゆーか、空気読めていない?>オレ
>>960のつづき

とても動きやすい体勢ではなかったけれど、すでに爆発寸前の俺にとっては十分だった。
少しずつ体を動かすたび、里美の呼吸に追いつくように急速俺の息も浅く速くなって行
った。
俺が握っていたのは里美の左手だったが、右手が俺の左手を探し動き、たどり着いて強
く握り返してきた。俺は両手を繋いだまま里美の頭上に動かした。
里美はハンズアップの状態で、何かを絶えるように眉間にしわを寄せ、時々イヤイヤを
するように首を動かす。その度にまるでプリンを揺すったように揺れる乳房が益々俺を
興奮へと導いてゆく。
「んっ、あ」
里美が漏らす声は、今まで聞いたどんな里美の声よりも艶かしい。
何度か体を揺すったとき、俺はこれ以上耐えられないところまで登りつめてしまっていた。
「イッ、あっ、はぁぁ」
その瞬間は、背筋を電気が走りぬけ、内臓のすべてが流れ出て行くような、そんな感覚
だった。俺は里美の上に崩れ落ち、身動きすることができなかった。
二人の呼吸だけが部屋の中に響き渡る。俺はまさに小さな死を体験していた。
里美に体を預け続けるのもためらわれ、繋いだ手を離し、左手で少しだけ体を起こすと、
右手で軽く里美の頭を撫でつつ、気だるく力の入らない体をどうにか里美の横に転がす。
それにしても、さっぱり呼吸は落ち着かない。
962Mr.名無しさん:03/02/17 23:04
改行が多いって起こられました。
>>961のつづき

呼吸が落ち着いてきたかなと思ったころ、里美が体を起こし、まるで俺の鼓動を聞く
かのようにして頭を預けてきた。俺は里美の後頭部しか見えない。
「どう、だった?」
俺は、それって大抵男性が聞くもんじゃないだろうかって思いながらも、俺は素直に
答えていた。
「気持ちよかった。今まで感じたことが無いくらい。いまだに力は入んないし。」
「そう、よかった。」
「チョット、ごめん」
ゆっくりと里美の頭をずらし、俺はだるい体を引き剥がしてベッドから離れた。
「どうしたの」
「ん、ちょっとな」
俺は出し切ったゴムを外し、流れ出ないように結ぶとゴミ箱に投げ込む。そして、
ティッシュを何枚か利用してふき取ると、そのままティッシュのボックスを持って、
ベッド脇に戻った。
963Mr.名無しさん:03/02/17 23:05
>>962のつづき

「お前も、そのままは気持ち悪いだろう」
そういって適当な枚数を掴んだ俺は、里美の内腿からその中心にいたる辺りを、
軽く抑えるようにして拭き始めた。
「わ、わたしが自分でするよ」
「まぁ、俺にも観察させろよ。それと、、」
あきらめたのか、里美は起こしていた体を再びベッドに預けた。顔は真っ赤だけれど。
「それと、なに?」
「お前のことさ、どうやったら気持ちよくさせてあげられるか、今度教えろよ」
「、、、馬鹿っ」
拭き終わったティッシュを見ると少し血が混じっているようだった。
「里美、、、、痛かったか」
「、、、、、うん、ちょっとだけ」
「ごめんな」
丸めてゴミ箱に投げ入れ、再び俺は里美の隣に横になった。
「修、腕枕して」
俺は言われるままに、右腕を里美の頭の下に差し出した。そのままひじを曲げてみると、
ちょうどよく手が届いたので、乳房をなんとなくもてあそんだ。里美も最初に「もうっ」
といったきりとがめるでもなく、俺のしたいようにさせてくれていた。
964Mr.名無しさん:03/02/17 23:06
>>963のつづき

「ねぇ、修」
「ん?」
「修はさぁ、来年東京の方の大学受けるんでしょ?」
「たぶんな」
「じゃぁさ、一年遅れちゃうけど、私も東京の方の大学受ける。」
「そっか」
「でさ、、」
「ん?」
「でさ、一緒に住もうよ」
「えぇっ!」
「や?」
「俺に、否やはないけど、、、」
「ないけど?」
「お前の母さんなんていうかな。俺のこと嫌っているみたいだし」
「嫌ってるだなんてそんなこと、、ちょっと受けが悪いだけだって」
「やっぱり、、」
「ちがうって、本当に嫌いだったら私がここに遊びに来るの許すわけないじゃん」
「んん〜、まぁそうかもしんないけど」
「大丈夫、あと一年以上あるんだし、説得してみせるって」
「そっか、じゃぁ、俺まってるよ。って、俺が受からないと話が始まらないんだよな」
「そうだね。一生懸命勉強してね。でも、時々は私と遊んでよね」
「あぁ」
その日は、その後も俺たちはずーっと話し続け、時々口づけを交わしたり、触れ合ったり
して、里美が帰宅する時間が来るまで俺たちはベッドの中で、お互いがお互いの存在に満
たされ続けた。
965Mr.名無しさん:03/02/17 23:09
ヤターとりあえずオスマイ
>>964のつづき


私は帰り道、少しからだの重さを感じたけれど、心は軽かった。修の家に行く前と正反対。
チョットの距離しかない家路を、REBECCAのlittle darlingを口ずさみながら、ゆっくりと
帰った。
家に帰り着いても、お母さんともお姉ちゃんとも目を合わせられなかった。
私は宿題が多いからとウソを言ってお姉ちゃんと一緒に使っている部屋に直ぐに引っ込んだ。
とりあえず机の上にノートを広げたりはしたものの、何も入ってこない。ただただ、修との
時間を反芻し、幸福な時間に包まれていたかったんだ。
「里美」
急にお姉ちゃんが部屋に入ってきた。私の2つ上の優しく賢い、私の理想。
「なに」
私は勉強をしている振りをして、お姉ちゃんのほうを振り向かない。直ぐ後ろまで近づく
気配を感じた瞬間、後ろから抱きすくめられた。
「そっかぁ」
それはほんの一瞬。直ぐにお姉ちゃんは私から離れて、自分の机に戻っていった。でも、
そのときに発せられたお姉ちゃんの呟きは私の心を強く穿った。
「お姉ちゃん、どうかしたの?そっかって、なにが?」
私はそれを聞かずにはいられなかった。
「ん?なんでもない。がんばりなさいって思っただけ」
お姉ちゃんには解っていたんだと思う。考えてみると、私も心当たりがあった気がする。
あれはお姉ちゃんが私くらいのときだっただろうか。
「うん」
私はそれだ答えるのが精一杯だった。
966Mr.名無しさん:03/02/17 23:11
終わりじゃなかったか?
でもエピローグ

「里美ィ、おはよう!」
背後からかかった声は裕子のもだと直ぐにわかった。
「おはよう」
横に並んで歩き出した裕子に挨拶を返す。
「で?」
「でって?」
「なんでそうはぐらかすかなぁ。作戦考えてあげたの私だよ」
そういって裕子は私を肘でつついた。
私は急に昨日のことを思い出して、耳が熱くなるのが解った。
「ふーん、その様子じゃ成功したんだね、セ・イ・コ・ウ」
私の顔を覗き込む裕子の顔は、本当に悪戯っこのソレだった。
「しらないっ」
「まっ、いいや。放課後モスでもご馳走になりながら、聞かせてもらうし」
「えぇっ」
「えぇじゃないでしょ。それ位の報酬はあってもいいじゃない?作戦を考えてあげた上に、
アホな話した人間として、名前まで貸したのは誰だっけ?」
「裕子のおかげだけど・・・」
「いずれ修さんにはちゃんと話すんでしょ。気に病む必要ないって、それより、お互い
奥手な人間を好きになると余計な苦労ばっかするよねぇ。ところでさぁ、宿題やってきた?
やって来てないと私は見てるんだけど、なんなら見せて進ぜようか?」
「裕子」
「ん?」
「ありがとう」
「宿題ぐらいで律儀なヤツ」
「ちがうって」
「うん」
そして私たちは学校までお互い無言で静かに歩き続けた。
967Mr.名無しさん:03/02/17 23:35
>>966って話を、2/14にプロポーズしたら聞かされた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< という妄想だったのさ…
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \__________________________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/
968Mr.名無しさん:03/02/17 23:42
(・∀・)イイ!
969Mr.名無しさん:03/02/18 00:04
個人的にはチューブの話より好きでつ。>里美タソ

っていうか幼なじみ(;´Д`)ハァハァ
堪能させていただきました。お疲れ様です
970Mr.名無しさん:03/02/18 12:51
>>916 【ゆれる月を拾えたら】No.4
だが、どうしよう。すでにこのあたりの店はほとんど閉まっている。
まさか中高生じゃあるまいし、コンビニの店先でたむろするわけにもいかない。
とりあえず前に立って歩きはじめると、コンビニの看板の少し向こうに、
居酒屋チェーン店の明かりがともっているのが見えた。
普段ほとんど縁が無い店なのですっかり存在を忘れていたのだ。
たしか一度だけ友達に無理やり連れていかれたことがある。
そのときは10人の大所帯だったが、店内には2,3人でのんびり飲んでいるグループもあったはずだ。
幸い、財布には多少余裕もある。二人分くらいならどうにかなるだろう。
安っぽいつくりの入り口で立ち止まる。すると女性がすこしたじろいだ様子を見せた。
「ここ・・・入るの?」
しまった!もしかしてもっと高級なところじゃないと不味かったか?
しかしさすがにオシャレなバーなんて行った事ないし・・・。
「え、えと、他に、開いてるところ知らないし・・・とりあえずここならあんまり歩かなくていいかなと
思ったんだけど・・・やっぱり嫌ですか?」
「いや、その。嫌ってワケじゃなくて・・・居酒屋さんは初めてで・・・
前から一度入ってみたいとはおもってたんだけど・・・」
不安げにあたりを見回している。
いったい普段どんなところに出入りしているのだろうか。
ともあれ、居酒屋でもかまわない様子なので引き戸を開けて暖簾をくぐった。
深夜だというのにそれなりににぎわっている様子だ。
二人がけのテーブル席に案内してもらった。
「お酒、大丈夫ですよね?」
聞くまでも無いとは思ったが一応念のためだ。
「うん・・・その・・・少しなら・・・」
「じゃあ、熱燗にしておきましょう。あたたまりますから」
どうにも女性の様子がぎこちない。雰囲気に馴染めないのだろうか。
つづく
971904:03/02/19 00:36
妄想していて、面白かったっす。書きながら顔が上気していまつた(w
いつかまた妄想した時には、再び書かせてもらいたいです。

実は妄想書いている間、一度も抜いてないっすよね。
その煩悩パワーがあの作品だというわけで……なんか、ヤな作品かも。
読んでくれた方へ感謝の気持ちをこめて(^3^)ムチュー

というわけで、妄想スレ万歳!
972Mr.名無しさん:03/02/20 16:08
絶対秘密厳守のキャッシング

この会社、お金を借りた事が勤務先や身内の人にばれない様
本当に気を使っています。借入件数が多い人、又、失業中の方でも
融資率は95%以上との事。ネットからの申し込みの人には
秘密厳守を特に徹底している様ですね。

http://square7337.com/ 
i-modeからはhttp://square7337.com/i/

いつもうざくて大変申し訳ございません。
973Mr.名無しさん:03/02/20 21:53
職人さん達、よかったら続きおながいします。
974Mr.名無しさん:03/02/21 13:10
>>970 【ゆれる月を拾えたら】No.5
俺だって慣れてるわけじゃないが、連れてきた手前、あまりおどおどするわけにもいかない。
熱燗二つと、軽く食事を注文する。
そういえば、女の人と二人でこうして差し向かいで食事をするのは生まれて初めてだ。
そんな余計なことを思い出して、少し緊張してしまう。
今まではそんなことを考える余裕すらなかった。
「ねえ、その・・・こういうお店よく来るの?」
「いえ、まだ2回目です」
「そうなんだ・・・」
やっぱりなんだか落ち着かないみたいだ。
まあ、大人なんだし、そのうち慣れるだろう。
やがて、湯気が立ち上る熱燗と食事が運ばれてきた。相変わらず仕事が速い。
「それじゃ、いただきます」
やや緊張の面持ちで女性が日本酒を一口ふくむ。
それだけで、すでに頬が桜色に染まり、
涙のおかげで少し腫れかかっていた目がとろんと気持ちよさそうに泳いでいる。
「ふぅ・・・結構くるね、日本酒って」
どうやら酒にはあまり強くないらしい。少し意外だ。
「まあ、ゆっくりやりましょう。ほら、どうぞ焼き鳥もやってくださいな」
「うん。ありがとう」
酒と食事が効いたのか、さっきまでの泣いていた悲しげな様子も、居酒屋でのぎこちない感じも無くなり
表情が心なしか落ちついてきたみたいだ。
まずは、ほっと一息、胸をなで下ろした。
「それで、その・・・さっきのことだけど・・・・」
一応、周囲に人の耳が無いことを確認してから切り出す。
話を聞くと約束したのだ。それだけは果たさなくてはいけない。
つづく
975Mr.名無しさん:03/02/22 16:47
次スレ立てて
976Mr.名無しさん:03/02/22 19:15
まだこのスレあったか。
1000まで行くとは思わなんだ
977Mr.名無しさん:03/02/22 21:10
次スレはよたてんかい
978  :03/02/23 16:21
あげ
979Mr.名無しさん:03/02/23 16:26
円光でもしてくっかな
980Mr.名無しさん:03/02/25 07:07
俺もこれまで職人は多々見てきたつもりだが、
このスレにゃプロ級、つうか多分プロの物書きがいるな。

文章のラベルが群を抜いている(様に思える)

つうかファンになった。
本等出してたら絶対買うので作品さらしてくれ。
次スレでもかまわんから。

俺のいってんのは
>>47 「おむすびさん」 >>931-934 「バレンタイン式妄想」

この二つは下手なプロより絶対上手い。
多分同一人物では。
あと>>18 ともう一つくらいあったかも。
違ってたらごめんねー

よろしくー
981Mr.名無しさん:03/02/25 22:12
>>980
>文章のラベル

>ラベル


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パタリロって知ってる?
982Mr.名無しさん:03/02/25 22:46
だーれがころしたクックロビン
983Mr.名無しさん:03/02/26 00:55
      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 妄想で1000取りいくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
    /三√ ゚Д゚) /   \____________  ,,、,、,,,
     /三/| ゚U゚|\      ,,、,、,,,                       ,,、,、,,,
 ,,、,、,,, U (:::::::::::)  ,,、,、,,,         \オーーーーーーーッ!!/
      //三/|三|\     ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ∪  ∪       (    )    (     )   (    )    )
 ,,、,、,,,       ,,、,、,,,  ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ,,、,、,,,       (    )    (    )    (    )

口の中に何かをいれられる感触がして急に目が覚めた。
「う〜う、うんうおえ(なんだこれ)」
なにが起こっているのか俺はさっぱり理解できなかった。
「あれっ、起きちゃった?寝ててくれたほうが都合がよかったのに……」
姉の亜希子が俺を、ベッド脇に立って覗き込む項にしてみていた。
「うーう、うんうう」
俺は姉に抗議するため、口を塞いでいるものをとる為に手を伸ばそうとして、
腕も動かないことに気がつく。そして、両手両足がベッドのパイプに結び付けら
れている様子らしいことがわかり、俺は自分の置かれた状況に混乱した。
984Mr.名無しさん:03/02/26 00:57
>>983の続き
「ごめんねぇ、一樹。コレも姉さんを助けると思って協力してよ」
姉は4つ上で、今年社会人になる。普段はおとなしいくせに、何か突拍子も無い
ことを思いついては周りに迷惑も顧みず実行する、実に恐ろしい女だ。現に俺も
縛れているらしいし、またヤバいことでも閃いたのだろう。
「まずは、デジカメで撮影っと」
何度かフラッシュが光り、ベッドに縛られた俺を写す。そして、ようやくその時
になって、俺は素っ裸で縛り付けられている自分に気がついた。
「ううんううう」
俺は何とかしてカメラにとられることを避けようと、体をひねってみよとしたが、
むだだった。
「暴れないでね、母さんたち起きちゃうから。」
俺はその言葉に血の気が引いた。母屋からの離れにある俺の勉強部屋でも、あま
り騒げば両親も気がつく。被害者でも、こんな姿を両親に見られるのは避けたか
った。

1000まで行かないうちは、つづく。
985Mr.名無しさん:03/02/26 01:03
>>984の続き

「うんうう、おえ(なんだよ、これ)」
俺の言わんとすることが伝わったらしく、姉は嬉々として説明を始めた。
「一樹はさぁ、女体盛って聞いたことある?」
実に嫌な予感がする
「でね、女体盛があるなら男体盛ってどうだろうって思ったわけよ」
「おええ、おえい(それで、おれに)」
「なに言ってるか解らないけど、それを一樹で実験してみようかと思ってね。」
「あんえおおええ」
「だから、あんまり騒がないでって。一樹も母さんとか父さんに見られたくない
でしょ?」
姉のニンマリとした笑いに、俺は敗北を悟るしかなかった。
「本当は一樹が寝ているうちにする予定だったんだよね。どうも薬の分量を
ちょっと間違ったのかな。ふふふ」
986Mr.名無しさん:03/02/26 01:04
>>985のつづき
何気に恐ろしいことをさらっと言った姉は、説明を続けた。
「でね、刺身じゃ能が無いから、女性にウケる男体盛をと思って、生クリームで
飾って見ようって話になって……。」
「あきー、準備できたよ」
部屋の扉が開いて、囁き声と同時に、姉と同じ年頃の女性が3人ほど入ってきた。
「あれっ、一樹くん起きちゃってるじゃん」
「ほんとだ。ね、縛っておいて正解だったでしょ。」
「でも、起きちゃってたら、騒がれない?また薬で眠らせた方がよくない?」
3人ともそれらしいことを話してはいたが、3人が3人とも俺の裸を舐めまわす
ように目線を走らせていた。
俺はその異様さに、立つことも、抗議することも忘れ、ただ呆然としていた。

1000まで行かないうちは、つづく。
987まじ妄想:03/02/26 14:22
最近
あまりのついてなさに
自分は誰かにワラ人形で打たれているのではないか?
という
妄想が耐えない
萌えない話題でスマン
988Mr.名無しさん:03/02/26 14:23
>>983-986
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
でも続きキボンヌ
989Mr.名無しさん:03/02/26 21:58
新スレ立てられねぇや。
誰か頼む!!
990Mr.名無しさん:03/02/26 22:13
立てたよ

「どうせモテないから妄想でもしよっと 2」
http://human.2ch.net/test/read.cgi/male/1046265113/l50
991Mr.名無しさん:03/02/26 22:26
991
992Mr.名無しさん:03/02/26 22:28
992
993Mr.名無しさん:03/02/26 22:31
>>991-992
1000狙いか?まーせいぜいガンバレやw
994Mr.名無しさん:03/02/26 22:33
994
995Mr.名無しさん:03/02/26 22:33
>>986の続き
「大丈夫、いま説得したところ」
「ううんううん!」
なにが説得だ!俺は抗議の声を上げたが、姉は俺の耳元に顔を寄せると、怖いこ
とを囁いた。
「うるさい。これ以上騒ぐようなら、いま取った画像をアンタの知り合いに
メールしちゃうよ。ちなみに、アンタの知り合いのアドレスは、さっきアンタの
ノートからコピーしておいたから、本気でやるよ」
俺は自分の血の気が引いてゆく音が聞こえるのではないか思えるほどだった。
姉は自分の友人に振り向いて言った。
「大丈夫、一樹は協力してくれるって。でも、一応念のため、セシュターとロープ
はこのままってことでね。じゃぁ、始めよっか。」
姉の声は楽しげだった。

1000まで行かないうちは、つづく。
って、打ち切られそうだよ。ショボーン
996Mr.名無しさん:03/02/26 22:35
>>995
パト2で最初から書いた方が反応イイと思うよ。
997Mr.名無しさん:03/02/26 22:35
1000!
998Mr.名無しさん:03/02/26 22:36
  
999Mr.名無しさん:03/02/26 22:36
 
1000

10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。