6 :
Mr.名無しさん:02/06/02 21:39
オパーイ
7 :
Mr.名無しさん:02/06/02 21:43
>>5 まぁいいさ
重複スレなんて幾つもある
この板ではこの板でやっていこうぜ
この板しか来ない奴もいるだろうし
8 :
Mr.名無しさん:02/06/02 21:46
1はレッドか?
9 :
Mr.名無しさん:02/06/02 22:01
,.-<二二ニ=ー
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l ・ ・ .l
l ・ に二ニ=
i______● ^}
,、 \ ノラ
ヽ\,、 ` ァ-―''7",, ― 、
(( !、 /|::| {::/" j::`、
`-、 `'-」;:| / ノ::::::::`-、,..--─-,,,
\\  ̄ /:::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::}
`-` 、 __,,- ' ` x;;;;:::::::::::::::::::::::;;;-''
| \___,,..-''~゙ー--─<
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(_( `、 ・ .l 七年殺し!
`` 、 ` 、・ に二ニ=
`、 `、 ` 、__● ^}
ヽ ヽ、 `''- 、ノラ
` 、 ` 、  ̄ `、
ヽ ||` 、 i::`、
\|| `ヽ、_ ノ:::::::`-、,..--─-,,,
| \:::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::}
`、 ` x;;;;:::::::::::::::::::::::;;;-''
| \___,,..-''~゙ー--─<
12 :
Mr.名無しさん:02/06/02 23:19
13 :
Mr.名無しさん:02/06/03 08:17
943 :Mr.名無しさん :02/05/31 23:18
サンクスの店員にとても可愛い子が居た。あまりの可愛さにふと、
どうして俺はこの娘と同年代に生まれてこなかったのだろう考えてしまった。
あまりの悲しさに全裸になった。いつもより高速に全裸になった。
ふと床を見るとVHSのテープがあった。テープ面に亀頭をくっつけて、いつもより高くそして澄んだ声で、
「ベータマックス! It's a sony」と奇声を発した。
ふとVHSとベータは全く違うと言うことに気づいた。
とりあえずその場はチンポに「拝啓・・・」とマッキーで書き自分を抑えた。
14 :
Mr.名無しさん:02/06/03 08:25
便所の落書きと エロサイトばかり見てる俺
超高級ソープの紹介記事 届かない夢を見てる
やりばのない気持ちの扉やぶりたい
電車の中 尻を触って見つかれば逃げ場も無い
しゃがんでひとり 背を向けながら
心のひとつもわかりあえないカップルたちをにらむ
仕事仲間たちは俺抜きで旅行の計画を立てる
とにかくもう 会社や盛り場にはでかけたくない
自分の存在が何なのかさえ 解らず引きこもる 35の夜
盗んだパンツでオナりだす 持ち主も解らぬまま 暗い夜の帳の中で
誰かに慰められたいと 逃げ込んだこの板で 仲間を見つけた気がした 35の夜
15 :
Mr.名無しさん:02/06/04 22:37
昼過ぎに起きて、居間に降りたら兄がいた。
テレビを見ながら私に背を向け言った。
「おう、元気か?」
就職で上京したハズの兄。
夜、私が帰宅した時はもういなかった。
「コップ、取りに帰ってきたんだって。」
母が教えてくれた。
会社の寮に書き置きして、無断で会社を休み、帰ってきたらしい。
「象の絵がかいてあるだけなんだけどねぇ。」
そういう母は悲しそうな、でも嬉しそうな顔をしていた。
あれから10年、兄は結婚し立派にやっている。
皆さんはホームシックってありましたか?
16 :
Mr.名無しさん:02/06/08 00:31
420 :Mr.名無しさん :02/06/07 23:52
死にかけの人間に七年殺しかましたら寿命は延びますか?
421 :Mr.名無しさん :02/06/07 23:53
>>420 学会で発表してください。
17 :
Mr.名無しさん:02/06/09 06:33
143 :Mr.名無しさん :02/05/29 23:25
やっぱゴキブリだよな。
夜寝照るときに聞こえるカサカサって音は恐怖!
144 :Mr.名無しさん :02/05/29 23:30
隣の部屋との壁が薄いのか、結構音が聞こえる。
初めの頃は気を使ってTVの音も小さくしてたが
今じゃアホらしくなって、そんなに神経質じゃなくなった。
145 :Mr.名無しさん :02/05/29 23:31
>>143 猫を飼え!
猫を飼い始めてからゴキブリ見たことないYO!
たまーに半殺しでくわえてくるけどね…
146 :Mr.名無しさん :02/05/29 23:32
アパートだから飼えない...淋しい
147 :Mr.名無しさん :02/05/29 23:33
アイボじゃだめか?
19 :
Mr.名無しさん:02/06/09 12:38
中々面白い
20 :
Mr.名無しさん:02/06/09 12:40
なんだここは?
21 :
Mr.名無しさん:02/06/09 12:44
>>1 悪いけど・・かなりワロタ
結構、きついな・・・「おまんこ学園」ってか?
発想した奴、かなり笑いのセンスはあるかもね
23 :
Mr.名無しさん:02/06/12 02:59
44 :Mr.名無しさん :02/06/12 02:54
>>641 今思ったんだけどチクワって凄いよな。
見方によっては、チンポにも見えるしマンコにもなる。
24 :
Mr.名無しさん:02/06/12 03:04
25 :
Mr.名無しさん:02/06/16 04:45
「 サッム〜!ハヨ 帰って2chシヨッ! 」
オレは駅からの家路、早足で歩いていた。
時間は午後10時。
フト、前を見ると赤いダッフルコートを着た女の子が歩いていきた。
気になって、スレ違いざま顔を見た。
色白で細面の綺麗な子だった。
(あんな子が彼女だったらなぁ・・・)そんな妄想をした。
でも、オレは毒男の2chネラ。
そんなことは、あの住民が許すハズもない・・・
オレは彼女の男を妬むしかなかった。
「 青い鳥っているのかなぁ・・・ 」
冬の澄んだ空気を伝って聞こえてきた。
それは彼女の声、彼女の心。
オレみたいな毒男に聞こえてもしょうがないのに・・・
振り向かずにいられない切ない声だった。
ダッフルコートから見えるほっそりした足は、立ち仕事の為か疲れているよだった。
(君ならスグに見つかるよ。)
オレは毒男が待つアパートへ急いだ。
凍えるような冬の深夜。
寒風吹き荒れる中、やっと家路につく。
音をたてないように気をつかいながら鉄製の階段を登り、安っぽいドアノブにかじかんだ手をかける。
「ガチャ」
足を踏み込んだとたん、独特の臭いが鼻につく。
淀んだ空気、つもった埃、暗い部屋。
ただいまを言う気力も、相手もいない、つめたく冷え切った部屋。
「ハァ・・・」と深く息をつき、おもむろに冷めてしまったコンビニ弁当を取りだし、箸を割った。
「孤独」
それなりに食欲を満たしゴロっと横になる。
そして面白くも無いTVを見ながら、ちっちゃなコタツでいつのまにか寝入ってしまう。
朝がそこまで来ても、つけっぱなしの蛍光灯と青白いテレビの灯りが俺の寝顔を照らしていた。
夢の中で、総務の小林さんを食事に誘う夢を見た。
9 名前:Mr.名無しさん :02/06/17 02:12
一人暮らしを始めたばかりのとき、母親が遊びに来た
その夜は一緒に銭湯に行った。なんでオカンが来るのかな、
ウゼーなと思っていた(鬱
入り口のところでオカンが「風呂上がったら牛乳さ飲めぇ」と
500円玉を一枚くれた
500円も要らネーヨと思った
次の日、オカンを駅まで見送りに逝くと、また
「風邪ひがねぇように牛乳さ飲めぇ」と
500円玉をくれた
なぜか涙がこぼれた18の春
10 名前:Mr.名無しさん :02/06/17 02:12
東京に出てきたばかりの頃、大学までの電車賃を浮かすために自転車を買った。
買って2日目に盗まれた。
俺の田舎では自転車にカギをかけるという習慣が無かった。
実家に電話したら昼間だったために留守番中のばあちゃんが電話に出た。
ばあちゃんは耳が遠いので話すのが面倒くさいから実家にいるときはほとんど会話らしい会話を
したことが無かったんだけど
一人暮らしの寂しさもあっていっぱいしゃべった。
「東京の人間は悪人ばかりなんだよ、自転車すぐ盗まれたよ」
と言ったら「ふーん、東京は恐ろしかねぇ」
それからしばらくはマラソンして大学まで通った。
ある日、実家から送られてきたダンボール一杯のミカンの中に
ばあちゃんからの手紙とボロボロの5000円札が入っていた。
手紙には「これで自転車をかってください。おげんきで」とだけ書いてあった。
泣けた。
イナカに帰って、丸太小屋を建てて住もう。
小さいけど、暖炉のある我が家。
米作って、野菜作って、山菜とって、魚釣って、ニワトリでも飼って、あと、フクロウでも飼おう。
自給自足の生活。
現金収入は、木工細工と炭焼きとアウトドアライター、あとはカスタムメイドのナイフ作り。
あるときは、梅干を入れた焼きおにぎりとタバコと銃を持って、里の人も入らない山奥に分け入る。
そしてまた、あるときは、一日中燃え盛る焚火の炎を眺め、星を見上げながらスコッチに酔う。
あるときは、雪の気配を感じながら、起き上がるのが面倒で、一日中毛布を被ってやり過ごす。
そしていつか…、老衰で動けなくなり、すべてのツテを捨てて静かに死を待つ。
丸一日、迫る死の影に怯えながら、それでもなんとか自分のココロに折り合いをつけ、静かに受け入れる。
そして、夜を迎えて、ホウホウと鳴くフクロウの声を聞きながら、この世界と永遠にオサラバするのだ…。
そんなコトを妄想しながら、俺は東京のド真ん中で、
しがらみに縛られた生活を送っている……。
いい話だ
とあるソフトメーカーに転職した。
すぐさま検便の検査があった。
検便なんて学生以来だ。
いざ、その時、困ってしまった。
ウチは洋式の水洗方式便器だ。
よって、ヒリ出したウンコはスグに水没してしまう。
しょうがなく俺は昨日の新聞をキッチンの床に敷くと、下半身を完全にムキ出しにして腹に力を入れた。
便意とは裏腹にチンポコが激しく勃起してきた。
カンカンに腫れ上がった亀頭。
肛門付近でピョコピョコする大便。
今までに感じたことのない感覚と興奮。
腫れ上がった亀頭を少しシゴイテみた。
ジィーンとしたシビレの後、精液じゃない小便のようなものが激しい勢いで出てきた。
さらにシゴクとウンコも、モサモサっと大量に出てきた。
キッチンの床はウンコと小便(のようなもの)で汚れた。
夜中、水虫が痒くてしょうがなくなり目が覚めた。
ボリボリいっぱい掻いた。
掻いて掻いて掻きまくった。
じんわり血がにじんできた。
でも、まだ痒かった。
キッチンに行き、ヤカンにチンチンの湯を沸かした。
その湯を一気に自分の足にかけた。
キッチンの隅にはあの時のウンコ新聞がまだあった。
真っ裸になってローションオナニーにふけっていた。
10分くらいシゴイタ時に呼び鈴が鳴った。
ガチンガチンに勃起したチンポコをシゴキながらドアの魚眼レンズで誰が来たのかを確認
しようとしたら不意にドアが開いた。
母が目を丸くして突っ立ていた。
ドアに鍵は掛かっていなかった。
しかも、床にはまだ・・・
椅子に座りながらエロ画像を見てローションオナニをしていた。
なにげに下腹部に目を移すとガチンガチンのチンポよりドロンとした腹に目がいった。
人間の脂肪は黄色くてジェル状をしている。
何かで見た記憶があった。
俺は迷わず机にあったカッターをライターであぶり、それで腹を割いた。
血しか出てこなかった。
俺はさらに深くカッターの刃を入れた。
腹の肉をつまむと血と一緒にドロドロしたものが出てきた。
ずっとそれを繰り返しているうちに気を失ってしまった。
意識がなくなる瞬間、キッチンの・・・
大ヤケドはしたものの、水虫は治ったような俺の足。
グルグルに包帯にまかれた俺の足。
その包帯の先から小指とその横の指2本だけは出ていた。
コレが指か?と思える俺の小指はドス黒く変色し、腫れ上がっていた。
手でつまむと指の腹がパーンと張り、プッチっと音がして膿が出てきた。
俺は工具箱からニッパを取り出し小指を切り落とした。
その切り落とした小指は鹿のフンみたいだった。
指を切り落としたせいか、次の日は熱が出た。
会社に熱が出て休むと電話した後、小便がしたくなった。
オネショってどんなカンジだったっけ?
俺は布団に入ったまま小便をたれた。
勃起した。
けど、やはり気持ち悪い。
俺は布団を代えずにソコに座布団をひいてまた寝た。
小指欠損の書き込みで思い出したが俺が初めて傷を付けたのは耳たぶだった。
鏡を見ながらホッペの髭を抜いている時に耳たぶが目に付いた。
角度を調節しながらよく見てみた。
なんだか大仏様みたいで気味が悪い。
手で触るともっと気色が悪かった。
何でこんな形してるんだろうって思った。
氷で冷やした後、ニッパで切り落とした。
少し痛かったけど気持ちはスッキリした。
会社や親のことでイライラが募っていた。
買ってきた唐揚げ弁当も鳥が臭くてとても食べる気がしなかった。
隣の部屋からは数人の楽しそうな声が聞こえる。
グーッっと、自分の中の感情が高まってくる。
割り箸で唐揚げをおもいっきり刺した。
ブスブス何度も刺した。
割り箸は折れ、唐揚げはコタツの向こうに飛んでいった。
やり場のない感情にみまわれた。
とうとう、折れた割り箸を自分の足に刺した。
何度も何度も腕を振り下ろし刺し続けた。
スウェットが血を吸って重くなってくる頃、箸は刺すことが出来ないくらいになっていた。
血だらけの足を見て少し落ち着いた。
スウェットを脱ぎ、刺さったトゲを一本一本抜いた。
声を出し、泣きながら抜いた。
会社の人間と飲みに行った。
すでに通院していて医者にアルコールは止められていた。
弱いカクテルならいいだろうと小洒落たバーに連れられていった。
会社の不満をグチりあっているとバーテンが話しかけてきた。
「お客さん、ソレ、自分でやったんですか?」
欠落した両の耳たぶを見ながら言った。
(同じ病気なのか?)
カクテルを出された時から彼の指が少なくとも3本は足りないのを知っていた。
俺は聞こうとした。
その時、彼は言った。
「かっこいいすね。全部切り落とすより全然おしゃれっすよ。」
俺はムカついて席を立った。
失血症で病院に運ばれた後、心療内科に回された。
多くの時間を費やしカウンセリングを行った。
担当の先生とは130時間同じ時を過ごした。
そんなある日、俺は待合室でみのもんたの生電話を見ていた。
その隅で先生が誰かと、とても楽しそうに話をしているのが見えた。
俺はトイレに行き、蛍光灯を取り外してタイルに叩きつけた。
破片を拾い、個室に閉じこもり首を切った。
何度も切りつけたが思ったより切れなかった。
諦めて俺は手首を切ることにした。
手首は、首以上に切れなかった。
しばらくして大勢の人がトイレに集まってきた。
再び外科病棟に戻ったが二度と心療内科に行くことはなかった。
心療内科の先生が、精神科の病院に紹介状を書いた事を後から知った。
須田病院でもカウンセリングから始まった。
一度の面接で
「リストカッター」
と判断された。
他にも「鬱」「分裂症」等、複数あったがそれだけは頭に残った。
コタツに入っていたら頭が痒くなった。
掻くと白フケがポロポロ落ちてきた。
フケと痒さは止まらず、ガリガリと爪を立てて掻いた。
胸がグーっと圧迫されるカンジがした。
髪があるから痒いんだ。
俺は額からカッターの刃を頭皮に入れた。
頭蓋骨に沿って刃を入れるつもりだったがスグに深く刃が入り頭皮を綺麗に剥ぐことが出来なかった。
血液が大量に流れ、目に入りだした。
うまく剥ぐことが出来なかったので途中でやめた。
頭にでっかいカサブタをつくって病院に行ったらその日から飲み薬を出された。
2種類、各、7錠ずつ入っていた。
なんだか頭に来たので帰り道、イエローメローで全部流し込んだ。
気が付いたら集中治療室で腸内洗浄されていた。
他にも打撲や擦傷がたくさんあった。
後から考えても全く記憶がなかった。
カウンセリングでの会話
先生: 何かイヤな事でもあるの?
おれ: だんまり(毎日イヤな事ばっかりだよ・・・)
先生: 私には言えないような事?
おれ: だんまり(言ったらアンタが何とかしてくれるのか?)
先生: ・・・・・・
おれ: ・・・(めんどくせぇ)
俺は黙ったまま、その時間を過ごした。
病院からの帰り、なんだかムカついてきてコンビニでカッターを買った。
民家の隙間に入り込み手首を切りつけた。
横に引いても筋がじゃまして深く入らなかった。
筋に沿って縦に刃を入れたらズブっと奥まで入った。
そのまま3cm程引いたところで筋に食い込み動かなくなった。
刃を引き抜き、もう一度違うところに刃を入れた。
今度は刃を入れただけで血が溢れてきた。
さらに引こうとしたら血で滑って抜けてしまった。
真っ黒い血がどんどん溢れてきた。
民家と民家の隙間で、しゃがんだままその様を見ていた。
しばらくするとお巡りさんが、やって来て俺を隙間から引きずり出した。
溢れ出た血液はなぜか股間にたまっていた。
近所からの苦情と、今の病気にも環境が良くないと言うことで引っ越すことになった。
一通り荷作りが済んだところで引越屋さんが来た。
荷を運び出し終わり、彼らはエレベーターで降りていった。
「クセー」
降りていくエレベーターの中から聞こえた。
部屋に戻り、下駄箱を思いっきりパンチした。
下駄箱は「ミシッ」と、いっただけだった。
代わりに拳の皮がめくれ真っ白な筋が顔を出していた。
次の日、大家と業者が来て部屋の査定した。
大家は部屋に入った瞬間、顔を歪めた。
(臭いか)
穴ボコになった壁を見て、業者が「雑に扱いましたね。」と言った。
絨毯一面に付いたシミを指しながら業者が聞いた。
「このシミはなんですか?」
「足の指を切り落としたときの血とか・・・」
大家は慌ててキッチンに逃げ出した。
俺は面白がっていろいろ説明して回った。
畳を上げて床一面についた血とカビまで見せた。
大家がいっこうに部屋に入ってこないのでむかついた。
俺はキッチンに行って、わざと顔をいっぱいに近づけて言ってやった。
「血だらけにしてゴメンナサイ。」
(オマケにその血でカビまで育ててゴメンナサイ。)
引越、仕事のソーホー化、薬治療法で症状はかなり落ち着いた。
監視役の母も、たまに実家に帰ったり出来るくらいになった。
カウンセリングは引き続きおこなっていたが、あまり効果はなかったと思う。
そんな時、「こおろぎの会」を紹介された。
「太陽の会」から派生、独立したサークルで、重度の鬱、分裂患者の為の会だった。
メンバーは6人。
下は12歳から上は25歳だった。
重度の患者は自ら死んでいき、高齢者は少ないらしい。
部屋に入ると、楽しそうな会話がなされていた。
(ちいさな馴れ合いのコロニー、嫌いな集まりだ)
紹介され、席に着いたが居心地の悪さを感じた。
すぐにでも帰りたかった。
黙ったまま時間を過ごした。
勇気を出して顔を上げ、みんなの顔を見渡した。
正面に座る女の子の手の色が違うことに気が付いた。
5回目のリストカットで手が壊死を起こし、切断したと後から聞いた。
この日、俺はメンバーの一人になった。
幼少期、十分な愛情が注がれなかったり、暴力を受けた、目撃したなどその時期に受けた精神的ダメージが分裂症に大きく関係しているらしい。
俺の場合、両親が共働きで留守がちだったのが原因じゃないかと考えられた。
今思うと傷害行動を起こすのが自分の内側であったことに安堵する。
カウンセラの意向で「こおろぎの会」全てのメンバーがそういった傾向者で占められていた。
若者(拙者、当時25歳)ばかりの会であることとある程度社会性を取り戻している患者の集団であったのでとけ込むのは早かった。
そんなことよりも「同じ」仲間がいることを知った事が大きかったかもしれない。
この会に入り3ヶ月目には薬の方向性が変更され、自分の中でも大きく前進できた時期だと思う。
メンバー全員に自傷癖があった。
多くの患者は自傷=自殺=リストカットなのだが俺とKちゃんは違ったようだ。
彼女(当時19歳くらい)には腕と腿に多くの傷を残していた。
勉強をしていて理解できない問題があると自分をシャーペンで刺していたという。
ピアノをやっていて将来は音大に進むつもりだったらしいが17の時、交差点を自転車で横断中、左折してきたタクシーに跳ねられ、指を複雑骨折。
音大を諦めざるを得ない状況になった。
「幼少期に本意でない厳しいレッスンと外部的(タクシー)要因による挫折で精神のバランスを崩したと思う。」
と、本人は言っていた。
夜中、ちゃんと動く左手に苛立ちを何度も覚えたという。
シャーペンを突き立て、流れ出た血が床に落ちる音を親に聞かせたかったそうだ。
救われる事に彼女は、俺みたいに頭の皮を剥がなかったことだ。
メンバーの話を聞き、それをみんなで討論することで大きな安心感が得られた。
メンバーが病気と闘う中、自分だけ逃げているわけには行かないとも思った。
内面的に変わってきた自分を感じた。
そんな時、母の誕生日ということで二人で寿司屋に行った。
食べ終わりレジで精算していたら、広いたたきを車いすの男とそれを押す若い女性が入ってきた。
メンバーの一人Sさんだった。
会、最年長(25歳)の彼は数年前に初めてのリストカットで失血症に陥り脳神経に後遺症を残していた。
不自由な半身が彼に大きなストレスをかけそれから何度も自殺を図っていた。
彼は手首だけではなく頸部にも大きな傷跡がある。
そのため、彼はハイネックのセーターを好んで着ていた。
すれ違う時、彼はパチッとウィンクした。
俺は笑顔だけで答えた。
仲間を感じた瞬間かもしれなかった。
その数ヶ月後、俺は社会に戻りつつあった。
会社からメールが来ていた。
「一時解雇予告」だった。
解雇、失恋、暴力、裏切り、、、
精神障害者にとってこういった大きなストレスは発作のキッカケになりやすい。
俺は深呼吸をした。(溜息だったかもしれない)
鏡をとり、自分の顔を見た。
頭皮を剥いだときの傷(3cm四方)が残っていた。
ハゲた部分はひきつり醜かった。
開け放した窓からは子供がはしゃぐ声が聞こえてきた。
俺は、母が昼に作ってくれた手巻きノリのノリを手にした。
海苔にご飯ツブを付けてソレをハゲた部分に張り付けた。
鏡で見るとなんだか間抜けで笑えた。
声を出して笑った。
人の気配がするので振り向いた。
母が立っていた。
「母さん、ハゲ治ったって。ほれっ」
俺はノリを指した。
それまで真顔だった母の顔が一気に崩れ、一緒に笑った。
母はノリを小さくちぎるとそれを鼻の横に付け、言った。
「ホクロ」
俺は馬鹿みたいに笑った。
涙が出てきたけど、かまわずに笑い続けた。
俺と母の笑い声は窓を越え、外に漏れていただろう。
笑いながら頭の隅で思い出した。
「部屋で取ったキチガイ的行動」
っつースレが確かあったな・・・
53 :
Mr.名無しさん:02/07/05 13:05
54 :
Mr.名無しさん:02/07/05 13:07
55 :
Mr.名無しさん:
>>1 お前のつまらなさを表現できる言葉が見つからない。