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仕掛人:
マイケルアマー氏の日本での演技の考察
20数年前マイケルアマー氏が来日し、テレビで演じました
クレイジマンズハンドカフ等それで覚えた方も少なくないでしょうか
その中でフォールディングコインを使ったコインインザボトルはハーフダラーで
演じられました
ここでのハーフの提示の仕方は大変考えられたものでした
まず500円と十円でミリカンのトランスポジシェンがあり
ワインボトルの出現があり、そこで今度はアメリカのお金でやります
と言ってハーフを取り出す、そして日本円と比べかなり大きいこと
10円ですら瓶の口に入らないことをお客様に両方試してもらいます
そこで彼のトピットを使った名ルーチンが繰り広げられました
もちろん彼がアメリカ人である有利さがありますが、それを差し引いても
ハーフを提示することに関して大変気を使っていることが分かります
流れやその場を十分にしきって、さりげなく取り出し、コインがどうとか
のレベルではなく、観客に不思議な体験をさせたのでした
ビーナチュラルとはこういう事だと思うのです、コインワーカーなら
どのコインを取り出しても観客が気にしないような流れを考える。
もちろんその答えはまだ私にもわかりませんが、目指すことは大切な事だと思うのです