「炎の蜃気楼」&「赤の神紋」 BY桑原水菜 <3>
42万ねー。書き下ろしの台詞なんてごくわずかだったのに・・。
AB公演の書き下ろしはしらんけどCなら知ってますよ〜。
見たくねーって人はあぼ〜んしてください。
高耶 直江……。直江?眠っているのか?
おまえも、オレも、少し疲れたんだな。
いまは、眠るといい。朝日が、道を照らし出すまで。
言葉を失うほど……悲しかったのか?
おまえの悲しみ、癒したいオレが、いつも、
誰よりもおまえを泣かせている。
オレには癒せないと言うなら、せめて、ぶつけてくれ。
憎しみも悔しさも、愛も絶望も全部、この躰に。
叫んで叫んで、叫び疲れたら、今度はオレがおまえを包むから。
叫び疲れたその躰、オレが抱いてやるから。
直江 笛の音が聞こえる。遠い昔、貴方が春日山城で奏でていた
あの旋律が。命ある物の力(りょく)を癒やす、あの笛の音が。
この涙は、何のためにあるのだろう。断崖の先で、どんな道が
あるというのだろう。
高耶 目が覚めたら、歩き出そう、直江。
直江 俺は請う。この断崖の果て、道なき荒野を踏み出していける勇気を。
高耶 断崖の果てには、月の道が続いている・・。
直江 明日も世界が俺達を笑うだろう。生命の理(ことわり)に抱かれた
全ての人間達が笑うだろう。笑われてもいい。貴方と生きよう。
誰も見ぬ荒野を、歩き続けよう。
高耶 ・・歩き出そう、直江。もう一度・・。
直江 貴方と。この星の、最後の夜明けを見るまで。
長・・。すいません。あと高耶さんの独白がちょこちょこあったなぁ。