小野不由美&十二国記その4

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522イラストに騙された名無しさん
よ、よく考えたら、現在大王朝となって繁栄しているふたつの国の王って、
どっちも十二国のシステムから微妙に外れてないか?
延王はもともと500年前の日本で、一国の王たる大名の後継ぎだったわけで、
自然と帝王学のなんたるかをしっかり心得てる。たまたま胎果だったために
自国以外、しかもぜんぜん違う環境の王さまに選ばれたけど、何事もなくても
やっぱり君主になる運命をもった人間。あちらの世界のシステムを考えると、
そういう種類の人間は存在しないはずだった。
奏王なんか専制君主制が前提のはずの十二国にあるまじき合議制だぁー。

これで胎果の陽子が大王朝を作り上げたとしたら(まだ分からないけど)、
結局陽子もあちらとはまったく異なる現代日本の概念を根底にもった人間な
わけで、十二国のシステムから生まれるはずの人間像からは外れている。
・・・十二国のシステム、よく考えられてはいるけどじつは国を存続・繁栄させる
には不向き?