川上稔と都市シリーズ・The 2nd City

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81圓楽
>>79
ん〜、ちょっと違う気がする。
この世界は既に「救世者がいた」事によってできた世界であって、そこから過去に戻って「救世者のいない」世界をまたやり直しって事はないのではないかなぁ。
それこそ、輪転を回すのと代わりがない。
既にその存在を包括してしまっている世界にとって、救世者が過去に戻ることは即ちそこで世界をやり直すと同義なのだから。

巴里連環の時に問題となったのは、巴里の存在を無視した世界に巴里が現れたことが問題だったわけ。
香港の「やり直しが上書きされてゆく」のと同じく「一度起こったことは既定の事実」として世界に記憶に残る。
このあたりはマレットの論文にも軽く顔を出してたね。

前の世界の救世者が過去に戻って構築した世界なんだから、今の代の救世者の行動が過去に影響を与えるかな?
現に、へーぜるさんが二人いても存在が弱い方が消えていない。
既に先代救世者と今の代の救世者は、今のヘイゼルが生まれたときから違ってしまっている。
もし、過去に生け贄を求めるとするなら、違ってしまったものを歴史が要求するだろうか? 同じ物だからこそ同じ効果を持って同じような歴史の礎たるのではないだろうか?
違う人間を過去に送り込んだなら、それは全く違う歴史の幕を開くことに他ならないし、新たな連環の始まりでしかない。

この連環を壊すことは、誰も過去に送らないことが条件ではないか?
過去に送ると言うことは、歴詞遺伝詞を1000年分破壊するのと同義なのだから。

んじゃ、べるたんの「俺たちは別の誰かに変わってしまう」発言だが・・・そうはならないと踏んでいる。
キャラクターの誤謬って物も、また有りだと思うから。

>>77
むしろ、新世界がかき集めた時虚遺伝詞の方が怪しいと思われ