栗本 薫 【その4】

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5962chらー
うん、自分のお気にのキャラがいてもいいんだけどさ、
ストーリーを、そいつを贔屓するために
作品性を無視してまでねじまげることはないわな。
小説は作家のものなのだから、もちろん読者を無視してもいい。
だけど、ひとつの「作品」としてのクオリティを落としてまで(そういう風に見える)、
キャラに入れ込むという姿勢が、どうも理解ができない。
同人誌ならそれこそ作品の出来は「こんなもんでいっか」でも済まされるけど、
好きでなったプロ作家として、そんな出来で(大)満足、
しかも自画自賛までしているというのがどうもね……よく理解できないの。先生。
自分で、「この展開はどうも無理があるな」とか
「この描写はどうもな、もうすこし練らないと見た目カッコ悪いな」とか
本気で、気が付かないのかな??????

画家に例えたら、気に入った部分だけをうっとりえんえんと書き込んで、
そこだけ異常に手が入っているけど、
他は効果をねらったものじゃなく天然でパースやデッサンがへたくそだったり、
あとはサインペンで書いてあったりアタリしかとってなかったままだったりして
全体のバランスを見たら、ただのめちゃめちゃな一枚絵みたいなもんですよね。
もちろんそんな絵でも有り難く買う人はいるのかもしれないけどさ。
「そういう所が全部好きだ」とか言って。
あと、額(装丁)のために買ってる人もいるかもしれない。
でも見る人が見たら、本体の絵画としての価値はゼロ、みたいな。