■■シスタープリンセス あなたと妹達の物語■■

このエントリーをはてなブックマークに追加
357ark
咲耶は自分の「お兄様が好き」という気持ちをもてあましているんだね.
お兄様のことを思うと,どうにも自分の心が感情がままならない.
その感情にふりまわされてしまう.

そんなにも心はお兄様をもとめているのに,お兄様と私は血がつながっている実の兄妹.
だから,お兄様はいつかは私とはちがう女の子を選んでお兄様と一緒になる.
そう思って,兄妹でいようと決心したことも何度かあった.
でも,そう思うたびに涙があふれてとまらない.とめられない.
私の心が,体が,すべてがお兄様を好きだと叫ぶ.
お兄様と一緒にいたい.お兄様から離れたくない.そう叫ぶ.
そして,私はお兄様との絆をたしかめる.
言葉で,態度で,姿で.
すべてがお兄様との絆を確かめるためのもの.
でも,それは不安の裏返し.
そうやって自分を元気づけないと不安におしつぶされそうになるから.
本当に安心できるのはお兄様と一緒にいるとき.
そのときだけ私はお兄様との絆が確かにあると感じられる.
きっと,この絆を切れるものはこの世にはないんだと.
そう信じられる.

とまあ,咲耶の気持ちはこんな感じなんでしょうかね.
咲耶の夢をみてそんなふうに思ったんで
夢の印象が残っているうちにメモしました.

同じ好きでも可憐の好きとはちょいとちがうなあ,
とか夢のなかで思ったので,そのへんのこととか
次回はメモしようかと思ってます.