電撃文庫

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241ペンネームC
ネタにされてる……わたしゃ本気なんだがなあ。
そんなにつまんなかったか、レベリオン。
そうだなあ……コールド・ゲヘナとアース・リバースもそうなんだけど、
話の筋そのものは凡庸に近い。「突然少年が超人になってしまい、謎の美少女
と共に、学園を襲う謎の敵と戦うのであった」と書くと、いくらでも転がって
いそうな話に思える。
けど、その話の語り口がうまいと思わないか。細部がビシッときまっている
っていうか。ゲヘナやリバースより完成度が高い。
私は三雲さんのことを天才だとは絶対に思わない。
が、「匠の技」「熟練」という言葉はこの作家のためにあると感じている。
そして、デビューから2年そこそこで熟練してしまえる人間が、並である
はずがないのだ。
 んー。でもまあ、どなたかが以前言っていた
「レベリオンは麻生のアレとかぶって読めなかった」というのは、
ピンとくる節もあります。たぶんミュートスノート戦記のこと言っている
のだろうと思いますが……そうですね、主人公の性格は穂村響に似ているし、
なにより主人公の姉が穂村光ですね。
敵の正体を身近な人間にして、その行動動機を主人公にもよく理解できる
ものにして、
もの悲しいラストにもっていこうとしているあたりも似ている。
それをパクリ・亜流と感じるか、そうでないかによって評価が分かれるの
かも知れません。