時雨沢恵一 キノの旅-the Beautiful World-その2

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「予言の国」と「病気の国」でオチが一緒。
別に聞かせなくても問題ないことを無理矢理聞かせておいて、
「聞かれたからには仕方ない」と殺そうとするのはどうかと。
ストーリー的には問題あるんだろうけど、それにしたってなあ。
653イラストに騙された名無しさん:02/01/18 21:32
いかにも説明だから?
でも、中尉が話を誰かに聞いてもらいたい。
どうせ此処に来た奴は消すようになってるんだし。
もしかしたら「この状況」から俺を救ってくれるかもしれない。
とか、期待したところもあったりなかったり。
してたかも。

あと、個人的にキノちょっとだけピンチ、その後如何にして説得。
っていうのを見るのが好きだし、似たような話をくりかえすのも、
ちょっとした描写が細かかったり、もう少し書かないと細部わかんないよとかで、
読者によって読み方が違うのも好き。
なんかすっごい大義とかないのも好き。地球なんか救うな。
でも、一番好きなのは、この人たちこれからどんなひどい目にあうんだろ、
ってな、先行き不安な話があるところかな。
>>652
ええっと、前から思っていたが、外国人作家ショート集の
「おかしなことを聞くね」
とネタがかぶっていると思った。
ミステリ板で言っても相手にされんので、ここでコソーリとうち明ける。
655ウ (゚∀゚) ソ:02/01/18 22:17
「予言の国」のは自分達の偉業 を自慢したかっただけだけど、
「病気の国」の警備隊員には少女に対するざんげの気持ちと、
自国の制度への憤りがあった。それがわかったからキノは. . .
警備隊員をナイフで八つ裂きにし、その血のりで書きなぐった脅迫文を少女へ送ったのだ。
キノのスタンスを示すため、作者は敢えて似たようなオチを採用したのである。
656イラストに騙された名無しさん:02/01/18 22:31
蒔いた種は自分で刈り取れ。
という、あいかわらずきびしいキノさんでした。