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322イラストに騙された名無しさん
【作家名】 茅田砂胡
【表現力】 ★★★☆☆ (並。悪くはないが強い印象も残さない。ただ、キャラ同士の掛け合いや会話文は面白い。イチオシは「全裸でお立ち台」)
【構成力】 ★★★☆☆ (一冊毎に見た限りでは卓越した構成力は感じられないが、大長編「デルフィニア戦記」を完結させた手腕は高く評価すべき。ただ「スカーレット〜」が……だったので★3つ)
【独創性】 ★★☆☆☆ (「今時そんな」と思うほどベタな世界観だったりとか)
【人物力】 ★★★☆☆ (美形だが毒舌家。一癖あるけど基本的には善人……といった、一歩間違えれば嫌味なだけの人物をサラリと書ける。ただ、魅力的なメインキャラに比べてザコキャラはとことん精細を欠く)
【執筆力】 ★★★☆☆ (以前に比べれば最近はペースが落ちている)
【販売力】 ★★★☆☆ (田舎の本屋でも新刊が平積みされる程度には売れている)
【ラ板力】 ★★☆☆☆ (地味にマターリ進行中)
【将来性】 ★★★★☆ (仕事も増えてきて上り調子。今は、過去多くの作家が通って来た「人気が出る>複数シリーズ掛け持ち>総倒れ」の轍を踏まないでいてくれるよう祈るのみ)
【代表作】 デルフィニア戦記、スカーレットウィザード、レディガンナーの冒険
【関連スレ】 http://salami.2ch.net/test/read.cgi?bbs=magazin&key=948983632
【関連HP】 ?
【総合力】 ★★★☆☆ (シンプルに面白い物語が書けるし、マメに新刊も出してくれる。キャリアと比べて不相応なまでに安定感のあるマジメな作家)
【備考欄】 ライトノベル業界で「シリーズ物」は当たり前だが、巻を重なるにつれ新刊の出るペースが遅くなったり、内容の質が下がるという例も少なくはない。
      それを思えば、茅田砂胡が全18巻の「デル戦」を、読者に「えっ、もう終わりなの?」と惜しまれながらわずか5年できっちり完結させたのは、ある意味「偉業」と言っていいだろう。あの作家やこの作家にも見習って欲しいものだ。
      物語の内容は、個人的な印象では「理屈と思想と歴史の要素がない田中芳樹」といった感じ。深さはないが単純に面白い。
      ただ、放置プレイマニアの田中芳樹と違い、茅田砂胡は「デル戦」につぐ新シリーズ「スカーレットウィザード」(全5巻)を先日完結させ、(内容の好き嫌いは人それぞれあるにしろ)「シリーズ物につきあって失望させられない作家」としての評価をさらに確固たるものにしている。