第7回電撃ゲーム小説大賞入賞3作について

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543つ(略
||と、言う訳で前巻に引き続いてのツール・ド・フランス解説であります。
||今回登場したのは27章、なぜか前に戻って第10ステージでした
||前日までの山を登ったり下ったり登ったり登ったりの激しいアルプスの山岳ステージを終えて
||アルプスの麓の町Gapから、地中海沿岸のMarseilleへと向かう平坦基調のステージであります。
||マルセイユと言えばフランスでも有名な都市の一つでサッカー日本代表の中田浩二選手が所属する
||オリンピック・マルセイユの本拠地ということでご存知の方も多いかと思われます
||レース展開はといえばこの日も総合成績に関係ない選手達数名が逃げ集団を作り、メイン集団と
||大差をつけるというステージレースでありがちなパターンで御座いました。
||結局このステージは9人の逃げグループからゴール前数キロで先行した
||イタリア人Fabio Sacchiとデンマーク人Jakob Piilの2名によるスプリント合戦となり
||それを制したピールがステージ優勝を果たしました。
||_   _   このステージの残り1km、追走集団から協力して逃げてきた2人が
l lァく`!〕  ヾ]  互いの健闘を称えるかのように、握手をしてからゴールスプリントに向かう所は
ヽ! K/ ノノ)ノ)〉 この年のツールの中の名場面の一つに挙げられるでしょう。
  ! l、!!゚ ー゚ノ |Vヽ __E[]ヨ_________________________
 ̄l l⊂)卯!つ_.   ヽ        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  リハ!fく,/~),ヽ|´ω`l / ━┳━<写真が見つからんかったのが残念や
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|__っ .   ┃   \___________________
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544つ(略:2005/07/30(土) 00:04:35 ID:TrVSzmQr
    ∧
 / ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ついでに言及しておくと、P26の14〜15行目
|>日本語音声の解説者が『隊長』『先輩』と渾名をつけた二人だ。
|とありますが、この渾名はこの日の日本語音声の実況担当であったSascha(サッシャ)氏と
|解説の栗村修氏によるものであります。
|このような総合成績を争うようなシリアスな展開もなく、淡々と進んでいく平坦基調のステージでは
|レース自体の雰囲気も一言で言うとマターリ、といったところで、必然的に実況解説のトーンも
|ゆるくなりがちで、見ている方としてそれはそれで楽しいものであります、この日も
|「この逃げ集団先ほどからサッキが仕切ってるみたいですが」
|「彼はそういうところ得意としてますし、逃げ部隊の隊長って所ですかね」
|(その後ゴール手前数キロで集団が分裂し、先行したピールにサッキが追いつく展開に)
|「先頭はサッキとピールの2人になった訳ですが」
|「この2人ピールのほうが一つ年上なんですね」
|「じゃあ先輩ですね」
|とまあこんなノリで隊長先輩と名づけられた訳ですが、この隊長先輩トークを始めとする
|妙なノリが一部、というか2ちゃんねるの実況スレと非常に親和性が高く
|大好評を博す事となり、現在ではサッシャ栗村コンビの日を「我らワールド」と名づけて
|待望するような風潮が出来上がっております。