dj
彼女は主人公が過去に立ち寄った農村の女の子。
少女、という表現が用いられています。
イラストは口元までのもの。
農村の小道をバックに両手を胸元に当て、
噛みしめた唇、涙が頬をつたっています。
顔について触れている言葉はただひとつ『柔らかい瞳』。
髪型はロング。色は黒と思われます。
服装は濃い色のロングスカート。
胸元に細かくギャザーの入った丸首のブラウス。
その上に丈の長いカーディガンを着ています。
ブラウスとカーディガンは同系色の淡い色。
アクセサリーはつけていません。
そんな彼女の出番は主人公の回想シーンです。
場面は彼が農村を後にしようとするとき。
場所は村の出口、彼女とふたりきりです。
彼女は泣いていて、主人公は彼女から目をそらしつつ
言葉をかけます。
『彼女はいないほうが良かった』。
『そのほうが痛みは少なくて済む』。
心の中でそう思っています。
旅立ちの理由を自分のせいであるのかと問う
彼女の言葉を否定しながら、
『彼女の肩に触れたいと思うが──それはできない』。
そして理由として姉のことを(簡単に)説明、しようとしますが
途中でつまづき、言い直して取り繕いながら
そんな己の姿に『まるで言い訳のよう』と自己嫌悪します。
・・・回想はこんなかんじです。
出番は本当に短くて、主人公とどんな風に出会っただとか、
どこまでいった仲(笑)だとかそういったことは一切
わかりません。。。
ちなみに主人公の一人称は「ぼく」でした。
この回の話は、一定の順序に従って進んでいるため
それと合わせて判断すると、トトカンタ到着を基準にして
かなり前の話であると思われます。
また回想後にその場面をあらためて思い浮かべた彼は、
農村で過ごす一生を想像した結果、『充足』という答えを
出しています。
もちろん、彼女とのことは過ぎ去った過去であると
整理した上での答えですが。