1 :
つっちい:
何軒もの書店を探しに探して手に入れた殺竜事件。
いや〜、凄かった凄かった。
水野良張りの緊迫感のありまくりの文章。
あやつり右近(だか左近だか)や、少年探偵Qばりの名推理。
いや〜、まいったまいった。
とりあえず金返せ
2 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 00:58
近所の本屋じゃブギーシリーズの隣に平積みされてたなぁ。
文庫(ライトノベル)コーナーに新書版でかなり目立ってたよ。
所詮ライトノベル作家以上には見られてないんだね。
3 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 01:14
講談社ノベルズ自体がミステリ版ライトノベルだしねー
あんなもんじゃない?
4 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 01:19
講談社ノベルズは比較的がんばってるほうだが、
基本的にノベルズって全然売れてないのだよな。
架空戦記をオヤジが買うだけで。
ライトノベルズの読者をそのままノベルズに引っ張ってくる講談社の
目論見は失敗しちゃったのかな?だとすると残念だなあ。
確かにミステリーでも何でもないわな。
「刺殺」っていうか「銃殺」だし
「密室」って小説中で明言しておきながら「勝手に思い込んでるだけですよ」とED。
大きな竜の口の中で急所を狙える赤ん坊は将来、名スナイパーor獣医になれるだろうさ。
講談社ですから・・・と言い訳できるから講談社で出して正解だったよ。
ミステリーでどこが有名なのかしらないけどちゃんとしたところでは
あんなトリック(こじつけ)では干されるんじゃないか??
金田一でも「犯人は魔法でこの部屋を密室にしたんだ!!」とは言うまいに(萎
次回作こそ統和機構が出てくるだろうね、こじつけのために
6 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 01:44
妖怪がOKなラインだからね。
ミステリにこだわってる人間で講談社ノベルズ読んでる奴なんかいるのか?
うーん。
密室にしろ動機にしろ殺害方法にしろ容疑者にしろ旅の動機にしろ…
なんか最初から全ての定義づけというかが希薄で、
種明かしされてもなんとも思わんかったよ。
堅い鱗を貫いたのは内側からだったんだ!って
ふーん。外側からは無理でも内側からなら可能なんだ。ふーん。て感じだった。
なんか彼の底が知れちゃった気がしたよ。
8 :
>7:2000/07/01(土) 08:24
>ふーん。外側からは無理でも内側からなら可能なんだ。
聖ゲオルギウスの頃からのお約束でしょう。刺殺なんですよ。ア
レは(^^;。トリックもナニも赤ん坊を竜の口に入れるって段階で、
オチは見えてます。
考えなくてもオチがわかるんですから、トリックではないでしょ
う。
9 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 09:11
>なんか最初から全ての定義づけというかが希薄
希薄なところがかっこいいじゃん。
ばきばきのパズルだったら、そりゃただのミステリじゃろう。
上遠野ではなくて。
10 :
名無しさん@1周年:2000/07/01(土) 09:45
「殺竜事件」ってジャンル「上遠野」?
それじゃだめじゃん
11 :
>6:2000/07/01(土) 14:31
別に妖怪が事件起こしてるわけじゃないぞ(笑)>京極堂
12 :
擁護派って:2000/07/01(土) 14:47
「ミステリとしてダメじゃん」つーと「だってファンタジーだもの」
「ファンタジーとしても類型的すぎる」つーと「でもミステリだし」って
いうふうな弁護をするのはなぜですか。
「ミステリでもファンタジーでもダメなんだよ!」といわれたら「だってジャンル上遠野だし」ですか?
13 :
つっちい:2000/07/01(土) 15:57
今回の話に全く関係しない人物の名前多すぎ。
…もしかして続編書くのか?
あの時の赤ん坊の成長。
生まれながらにして狙撃手としての才能を持った彼は
言語学にも非凡な才を示し、主要言語をまたたくまにマスター
そしてついには異世界に侵入する事に成功
彼に暗殺学を伝授した叔父の名を取って
デューク東郷と名乗る…
「紫骸事件」ってそんな話?もしかして
14 :
>12:2000/07/01(土) 20:09
べつに養護派ではないが、
ミステリとしてとかファンタジーとしてとかしか語れない
あなたをあわれに思います。
つまんねーならつまんねーでいいじゃん。駄作なんだしさー実際。
上遠野の作風はライトノベルに向いてたってことで。
ノベルズ向きの人もいれば、純文向きの人もいる。ただそんだけでしょう。
15 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 21:04
でも「○○として(ジャンル名がはいる)」の視点がないと
評価ってできないんじゃないかと思うけど。
なんでもありの小説のなかで、評価のある種の基準にするのが
ジャンルとゆーもんなのでは。足がかりというか。
「つまんねー」をもっと普遍的に言語化するにはそーゆーハードルが
やっぱりいるんじゃない? ○○だからつまらない、という。
16 :
名無しさん@1周年:2000/07/01(土) 21:09
>14
わざわざ煽るなよ
つまらないで決定
OK?
17 :
sage:2000/07/01(土) 22:10
>ジャンル「上遠野」?
すみません 意味わかりません
「上遠野」っていうジャンルがあるんですか?
どういうジャンルなんですか?
なんか中学校のヤンキーが担任にむかって
「数学とか英語とかそんなモノサシでオレの人格を図るんじゃねぇよ」って
いうような感じじゃな>14
たしかにモノサシなしでもドキュソだけど先生としちゃ試験も受けてほしいわけよ
19 :
名無しさん@1周年:2000/07/01(土) 22:22
ミステリ板殺竜スレより転載。こんな感じ?>17
>14 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/06/12(月) 18:36
>
>世界という言葉が妙に重々しく使われているのが印象に残った。
>十代後半から二十代の「俺ってみんなほどまっとうに世界と向き合って
>ないんじゃないか。」と
>思うところがないではないおたく(つーか俺含む)に向けてすでに大人に
>なる苦労を乗り越えた お兄さんからのメッセージとして読まれるべき
>物語。
>本文後に読むあとがきが胸を射抜かないすでにある程度大人になってい
>る読者は幸せである。ちと大げさか。
蛇足だが、これには「そーゆーのはブギーで十分なんだよ」とのレスがついてる。
20 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 23:38
なんか真面目な雰囲気の中悪いんだけどさ、
「不死身の竜が」って言ってるのになんで死ぬの?(キャッチコピーが矛盾してないかい?)
人間だって急所うたれなきゃ大抵助かるけど竜は急所だろうがなんだろうが焼かれようが、潰されようが
「死なない」んじゃないのか??不死身ってそういうことじゃないの??
竜は「考えてることが分かる」「嘘をついても見破られる」と万能な神様みたいなのにさ
地元住民の「悪意」くらい気付くと思うが。
21 :
>19:2000/07/02(日) 00:17
それってあとがき読まないと出てこない感想だよね。
まあ、いいんだけど。
22 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/02(日) 00:45
ブギー書いてれには大賛成。
とりあえずさー、一種類しか書き方知らなくてもさー、
その一種類はそこそこ形になってるんだから、そっちでやってほしいよ。
30冊も40冊もまったく同じ話書けば、きっとそれはそれでえらくなるよ。
23 :
名無しさん@そうだ宇宙にいこう:2000/07/02(日) 01:02
いやまあブギーポップだけでもう十分えらいよ(笑)>かどちん
24 :
>23:2000/07/02(日) 02:34
ちょっと同感。いろいろな本屋で、電撃文庫の棚が増えた。
25 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/02(日) 07:50
この話はつまんないと感じる人が当然いるはずです…いるべきです。
逆に絶賛されてはいけないような気が…
どうでもいいが、薬屋経営の妖怪が事件を解決するシリーズがあります。>11
SNEのそういうアレかと思う。ショタの人は要チェック!絵ついてないけど。
そこが分かっていれば上遠野の書きたかったことが分かるでしょう。>20
別にあとがきなくても!>21
ううう、それとも巧妙な煽りだというのか。
読めてないやつはそこのところもう一度考えろ!というのか。
26 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/02(日) 08:00
薬屋探偵と妖魔夜行のこと?
全然違うと思うが。
でも薬屋探偵と殺竜事件はわかる。
伏線の質(整合性)を問われないメフィストタイプな。
27 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/02(日) 11:13
昨日書いた文章が消えてる……
ここ、削除基準なんてあったんだ?
ちょっちびっくり
28 :
名無しさん:2000/07/02(日) 12:00
気のせいだ。
削除屋は「あぼーん」するだけで記事をなかったことにするわけではない。
29 :
>25:2000/07/03(月) 10:58
いや、前の書き込みが講談社ノベルズのことを指していたので
フォローしたんですって。
まあ……清涼院涼水がいるぐらいだから、何でもありな面があ
ることは確かだが>講談社ノベルズ
30 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月) 11:20
そうそう、なんといっても講談社ノベルズだからね。
普通のファンタジーやミステリの基準じゃ評価できないでしょ。
各板をたらい回しになった清涼院のように……ね。
31 :
名無しさん:2000/07/03(月) 11:26
>清涼院のように
あんな天然とは比較できないよ。上遠野は養殖ものにすぎん
32 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月) 12:41
上遠野のひととなりを知らんから、養殖などと
怖いことがいえるのだ。
33 :
名無しさん@1周年:2000/07/03(月) 13:39
どうして人となりを知らなきゃいけないんだ
34 :
つっちい:2000/07/03(月) 21:11
どんなひととなりなのよ?
35 :
つっちい:2000/07/04(火) 17:47
下がったら寂しいからあげさして
36 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/04(火) 17:57
はは、かわいいね>つっちい
37 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/04(火) 18:36
(まあいいじゃん)などの上遠野的名セリフをしらんから、
養殖などと言えるといっているのだ。
まー、人となりなんぞ知らんでもいいが。
38 :
つっちい:2000/07/04(火) 20:33
俺、あとがきに辿り着けなかったよ。
力尽きた。
続編求まず
39 :
名無しさん@それって学級委員の選挙?:2000/07/04(火) 20:39
つまり、(まあいいじゃん)=清涼院なみの天然
……ハァ?
40 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/04(火) 20:49
少なくとも39が天然であることはわかった。
41 :
名無しさん:2000/07/04(火) 21:20
正直、あとがきと小説本体の評価はなんの関係もないと思うが。
作者の人となりと小説じたいについても同様。
なんか関連をつけたいらしい
42 :
名無しさん@1周年:2000/07/05(水) 19:38
> そういや殺竜事件読んだ。
> ・・・・・・いまいちかな?
マジで借金とめがねでボーナスは残りません。あうあう。
殺竜事件は俺は肯定派です。
いまいちな部分というのはよく分かる。
けど、良いところを見ていきたい。
…ファンだから?
あとがきで上遠野が
この話を書くに当たってこの世界が実在するように書こうとして
さらに人生からおりないように書こうともしたとかなんとか
言ってたと思うけど、そのやり方はファンタジーとして真っ当なものだ。
ていうか昔からファンタジーというのはそういうものだったっけ。
と思い出した。
この物語は読者に問いかけてくる。
あなたは世界に向かい合って生きているか。
あまり向きあってないんじゃあないかと思うところがないでもない。
おたく世代のハートを射抜くようにできている。
とか2ちゃんねるに書いたのは内緒。
俺はうーん公募ガイドとか何とかいう懸賞マニアのための雑誌に
なんとか賞デビュー作家の一人として上遠野がコメント寄せてるのを
立ち読みしたことがある。内容は全然覚えていないけど、
電撃で金賞を取るまでに、売れなさそうなダメダメファンタジーを
書き続けていた経験があるような印象を持った。
いまいちの例
殺竜事件は実は異世界ファンタジーと銘打っていてもその背景世界に
とくにオリジナリティーがあるわけでもない。
登場人物の考えていることは現代の若者の悩みと変わらない。
つまりはブギーポップの同工異曲でしかない。
ちぇっ。あたっている。
ところで円の定義を考えながら巻末の世界地図を読むと意外に面白い。
…どうだろう?
五日にまた雑破業が新しい会社から新刊だすって
ってもういいですかそうですか。
ううう、書いてる途中で送信してしまった。
44 :
うん:2000/07/05(水) 21:12
わたしも殺竜事件はオッケーです。
ベストではないけど、ベターってかんじ。
いずれにしても、期待しすぎずこれからも見守っていきたい作家だ。
わたしは読み続けると思うな。
45 :
名無しさん@1周年:2000/07/06(木) 00:16
迂闊に絶賛してはいけないという考え方には納得がいくが…。
ところでこれ売れてんの?
46 :
名無しさん:2000/07/06(木) 01:15
おれはかなり否定派だけど
それは上遠野氏に対してのぞむところが実に高いからですね。
(44さんの裏っ返しか)紫骸城事件だって必ず買うしさ(笑)
あんまり書くこともなくなってきた感じ
47 :
つっちい:2000/07/07(金) 18:47
>42
なげーし、何言いたいのかさっぱりわかんねーよ。
俺は否定だね。
作者のファンでも、あの作品のファンには絶対になれんよ。
とりあえず文章が下手糞過ぎる。
いい加減にしろっての。
ブギーの世界を引きずるなよ
48 :
名無しさん:2000/07/07(金) 18:50
ブギーポップの世界をひきずるってのと
あの書き方ひとつしか知らない、ってのを一緒にしちゃいかん。
49 :
つっちい:2000/07/08(土) 00:15
いや、ブギーと殺竜じゃ大分書き方違うよ。
殺竜は、話に関係ない奴の名前多すぎ。
巻末の地図不要。この2つは続編用でしょ。
最後の容疑者に、めちゃくちゃ強い奴が出てくるのがとても不自然。
EDやなんだか姉弟ら、「調停士(だっけ?」の調停ぶりがとても下手。
よーするに文章下手。
竜の凄み、調停士の凄みがちっとも伝わらん。
50 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/08(土) 20:23
竜が設定上凄すぎてバランスがおかしい。
(読心できるのに騙されて殺されるのはおかしいでしょう)
でもブギーの世界は別にひきずってないんじゃないの??
書き方も確かに違うし。
「世界が・・・」っていう上遠野さんのテーマも殺竜は旅することそれを出してるわけだし。
ブギーポップの世界ではうまく書けない・・ってのもあるんじゃないかなぁ。
51 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 13:32
読心できる竜が殺されたってのは話のかなめじゃねえのか?
それとも俺が誤読してんのか。まあ人がどう読もうが気にしなければ良いのだけれど…。
52 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 18:15
なーんか途中から急に、竜が頭良くない、人間と同レベルの思考してる生き物になっちまうよね。
53 :
つっちい:2000/07/09(日) 18:26
竜に会いに行った人々の話だと、竜はすげー存在なんだけど
実際に出てきた竜はちっとも凄くないし、心も揺さぶられない。
これって描写力不足ってことでしょ。
よーわ文章下手。
で、ブギーの世界を引きずってるってのは
あの本が『作者 上遠野氏』じゃなくても買うのか?
買って読んで見て面白いと思うのか?ってことよね。
ブギーの作者の本だから買う。それはいいんじゃないの
でも、ブギーの作者の本だから面白い。
そりゃないべ。
ブギーの読者に甘えてるね。
54 :
名無しさん:2000/07/09(日) 18:54
作者が読者に甘えたわけじゃねーだろ。
他に書きようを知らんのと、ブギー信者専用に話を書くようになった
ってのは別口だろ。ファン側の問題を作者に押しつけるのはどうもなあ。>53
55 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 20:23
かどちんの小説じゃなかったら買わない。
ブギーの上遠野の作品だから評価が厳しいのはたしかだし
ブギーの上遠野だから評価が甘い(次巻に期待しとく)のもホントだな。
それは読者の問題であってかどちんのせいじゃないよ。
……紫骸城もダメだったらおもいっきり見限るけどな。
56 :
つっちい:2000/07/10(月) 21:29
>54
悪りいけど、金払って本買った以上、言いたいことは言わせてもらうよ。
でも作者に押しつける気はないよ。
だって、作者本人と話してるわけじゃないじゃないの。
でもあの文章はあまりにひどいじゃないの。
推敲したのかよ?って何度も思ったよ。
いや、そもそもブギーにしても最近の話は好きじゃないんだけど……
ともかく、『書けば売れるだろ』的な感じがひしひしとして嫌だったね。
それが作者によるものか、出版社によるものかは別としてもね
57 :
名無しさん@1周年:2000/07/11(火) 00:46
でさぁ
結局あのトリックいまいちイメージしづらいんだけど・・・
いくら火薬を使ったからといって赤ん坊がどうやってあんなぶっとい槍(?)をタイミングよく正確に打ち出すことが出来たんだ?
第一赤ん坊を口の中にいれるったってあんな槍をどこに隠しとけるんだよ
もうトリック関係、ドラゴン関係はツッコミどころ満載で
いちいち指摘するのも疲れるわな……
59 :
>:2000/07/13(木) 20:03
キャラの名前が既に忘れてしまうほど印象ない。
ミステリーなのに、根本となるミステリーが全然だめ。
ミステリーとファンタジー(+今風のライトファンタジー)の融合を
見事に失敗。
60 :
名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 00:00
サイコロ賭博のあたりの描写なんて
いかにも賭け事に興味ありませんって感じだし……
あそこらへん面白いと感じた奴がいたら話聞いてみたい。
61 :
つっちい:2000/07/17(月) 23:22
>60
そうね。あれで面白いと感じられたらカイジがかわいそうだぜ。
ミステリとして駄目。ファンタジーとして駄目。キャラも駄目。世界観も駄目。文章も駄目。
んでもってテーマは、思春期まっただ中、って感じでついていけねえ。
ブギーはキャラが高校生だったから、高校生のやることだから刹那的で希薄でも
「あーいいわね生活かかってない人は気楽で」とか思ってたけどさあ。
大人もああなんかい。そもそも「異世界」「旅」がほとんど表現されてないよ。
推敲してるのか? すでに編集が疑問を差し挟めない大物になってしまったのか?
……これ、新人賞に応募してたら絶対に最終選考まで残らないと思うんだけど。
63 :
名無しさん@今更ごめんね:2000/07/28(金) 14:56
>53
私はもともとノベルズってあんま買わない人間だから、上遠野氏の作品じゃなかったら買わなかったかもね
でも、何かのはずみで読んだら面白く感じたと思うよ
てゆーか、発売前のプロモーションが派手すぎみたいね
「あのブギーの上遠野がミステリ!」とか半年も前から言われたら期待しちゃうって(笑
私はそんな宣伝全然知らなくて、本屋で偶然見つけて買っただけなんでそれなりに楽しめました
読んだ後の感想
「あー、結構おもしろいファンタジーだった」
その後ミステリだったと知って愕然とした
64 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/28(金) 15:52
買う前からヘタレときづいてもよさそうなものだが。
「霧の中のひとつの真実」とかいって霧間誠一の本が出てきて
清涼院流水のアナグラム並に萎えた。
66 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/02(水) 13:48
おもしろかった私はセンスなしなのだろうか。<殺竜
ブギーファンでもありますよ。エンブリオも十分楽しめた。
キャラのかき分けも上手くなってると思うんだけどなあ。
なんか自分の感性に自信がなくなってきたよ。
67 :
この本は読んでないけど:2000/08/02(水) 13:58
>>66 66さん本人が楽しめればそれでいいのではないかと思う。
俺達は別に批判することでメシ食ってるわけじゃないし。。。
68 :
名無しさん(63):2000/08/02(水) 16:50
>66さん
いいんじゃないの?
私も楽しめたよ、この本
てか、ミステリの書評Hpとか行くと、なかなかの点数つけてるところもあったよ
自分が楽しきゃいいじゃない?読書って奴は
69 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/19(火) 21:53
いまさらだが、読んだ。
上遠野作品には、同性で本当に仲のよいやつがでてこないことに気づいた。
EDがヒースを王にしたいというシーン、
あの性格でたとえば田中芳樹なら、EDがヒースの欠点を悪し様に言うところ
から入ると思う。おたがいを信頼するってそういうこと。
作者、ともだちいないのかも。
ブギーでは、そういう寂しさが逆に美点になっているのだけれど。
70 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/20(水) 09:39
人物の性格描写を論じるのに田中芳樹を持ち出すってのも……
71 :
名無し。69ではない :2000/09/20(水) 10:06
デビュー間もない状態で,作家の資質を語るのもなんなんだが,
俺はこの作家に期待するものは何もない。
感情が希薄で,世を拗ねていて,厭世観があって,それでも愛されたくて…
現実社会において,こんな感覚を正面に出して生活していたら,
友人なんか出来るわけがない,
「人に迷惑かける前に,さっさと死んでくれ」
と,言いたくなるのは確実。
この作家の作品には,それなりに共感する所もあるだろうが
問題提議の主軸はとにかく青臭い。
少なくとも10代が終ってから「よかった,感動できる」とか
言う奴がいたら,俺はそいつを軽蔑する。
良くも悪くも田中芳樹だよ,対象年齢限定。
ライトノベルとしては間違ってないのかもな。
30過ぎて、これほど青臭いもの書けるのは才能。
個人的にはつまらないから嫌いだが。
73 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/20(水) 14:02
少年少女向け小説に特化してくれるのが
この作家のためでもありライトノベルのためでもあると思うな。
74 :
名無し。 :2000/09/20(水) 16:48
ま,ガンガン新作出して,精神的外傷を気取りたい年頃の
中高生を,どしどしとライトノベルの世界に引っ張り込んでくれぃ。
少なくとも,現時点ではそれが出来る作家ではある。
新規参入の読者は,ジャンルにとって常に必要だ。
小学生を引っ張り込むのは「あかほりさとる」の仕事か?
75 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/20(水) 17:32
小学生向けとしてもあかほりはもう終わりだろう。
76 :
で、 :2000/09/20(水) 23:50
上遠野を卒業したら何を読めばいいんですか、先生
77 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/21(木) 00:23
>76
アーネストヘミングウェイ
78 :
先生 :2000/09/21(木) 00:28
人に聞かないと本選べない奴は読書しなくていいです。
79 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/21(木) 00:43
じゃあしょうがないので上遠野で我慢します
20代半ばですが
>>77 親父が左翼なのでサルトル・カミュ・カフカ・ヘミングウェイ
あたりの実存主義文学は小学校の時に読みました
80 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/21(木) 00:56
そうそう、忘れちゃいけない高橋和巳
上遠野はきっとこいつに影響受けてます
会話の不自然さなんかクリソツです
81 :
ケイ氏 :2000/09/25(月) 00:55
グダグダと欠点について考察するよりも、単純に面白くないってのはどうでしょうかね(笑)
82 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/25(月) 02:12
自分に関して言えば、
パンドラという作品を発表して以降、つまんなくなるばかりの
上遠野浩平に対しての「おまえはもう終わりなのか!」ってゆー
悲痛な叫びがつまらんという言葉にあらわれている気がするなあ。
83 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/09(木) 07:58
読了したばかりなのですが、
最低でした。
本当に、この人はもう駄目ですね。
ついでに表紙も駄目。
今年のクソ本大賞あげるよ。
84 :
ペンネームC:2000/11/09(木) 11:22
上遠野さんの小説は「独特の雰囲気が良い」
のであって、作者自身論理よりセンスの人
であることは疑いようもない。
はっきりいってブギーなんかは、
「筋を通さない、深く考えないことに
意義がある」とすら思える。
一方ミステリは、確かに雰囲気も重要だが、
やっぱり根本にあるのは論理だろう。
だから上遠野氏は、根本的に自分に向いていない
ものを書いてしまったんじゃないか。
85 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 00:47
失敗作、絵とトホホな種明かしが相乗して最悪の出来。
少なくとも、この絵はないだろ?こんな絵付けるならイラスト無しで出せよ。
86 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 02:36
>85
激しく同意!
87 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 02:53
ごめん。絵のために買った。
発売後に渋谷TSUTAYAでやったイベントでも上遠野なんかほっぽといて絵師さんに握手して貰った。
幸せ。
88 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 03:16
絵の好みってのは個人の主観だから異論あるだろうけど、あくまで私見と言うことで。
金子は人物描かせたらいかんと思う、だって金子の人物気持ち悪いもん。
悪魔絵だけの人だと思うんだが、個人的に、どっちにしろ今回のはミスキャスト。
89 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 03:18
訂正
悪魔絵だけ>人物以外の物、人外の物を描かせたらうまい人。
90 :
名無しさん@1周年:2000/11/10(金) 05:14
で、次回作のは(名前もわすれたけど)いつ発売だったっけ?
91 :
87:2000/11/10(金) 17:25
人間として見なかったのでOKだった(笑)
つまり僕は殺竜事件なんてどうでも良くて金子一馬氏の絵が欲しかったらしい。
でも上遠野氏のファンでもある。発表原稿も全部読んでいる。複雑な所だ。
なんにせよミスキャストである事は揺るがないと思う。
>90
次回作は冬。具体的な時期は謎。
>>84 そうかなあ。上遠野はセンスで書いてる部分がある一方、ブギーのパンドラ
までのようなロジカルな構成で魅せる技も持ってる人だと思う。
私は、ただ単に殺竜が駄作だったというだけで、上遠野自身のミステリ
向きか否かという資質は全く別の問題な気がするけど。
あとミステリの根本にあるのが論理ってのもちょっとなー。
クィーンやヴァン・ダインばかりがミステリーでもあるまいに。
ホームズってほんとにそんなに論理的?。北村薫とか加納朋子の根本に
あるのも論理?。
93 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 17:58
>92
短編を一冊読んだことがあるが、そこまで・・・
94 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 17:59
あ、ちなみにホームズね。
95 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 18:03
sage
96 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 18:20
>92
北村も加納も論理だろ。
それがわからずに、上遠野がロジカルか……。
他の名作をおとしめてまで殺竜を擁護しようとは思わないな
98 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 19:32
ていうか89でけえ。なして?sageね。
99 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 19:34
−98
あれ、なおってる。さっき見たときは
ピンクのふと文字だったのに。
さげさげ
101 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/12(日) 04:23
面白かったよ、おれは。
102 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/12(日) 05:14
ああ。
イラストもよかったし、竜の描写も意外だったよ。
だめちん?
103 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/12(日) 05:57
だめっつか、ああそういう人もいるのであるなあ(詠嘆)ってカンジです。
ラグナロク誉める人だって世の中にはいるのだし。
この話のどこかにツボがある人がいてもおかしくないです。
104 :
>103:2000/11/12(日) 06:20
偉いな。
大人の対応で感心しました。
別板・別スレとかでは、なんか反対意見言おうものなら大変なことになってたから。
全員が否定するもんってないもんなー。
オレは未読なので、でしゃばって、ごめん。
105 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/12(日) 07:32
攻撃する気はないけれど、
文章ダルすぎない?
・・・それも好みか。だよな。
おれはそう感じてしまった。
「いい」人がいても、もちろんいいんだけど。
はい。
106 :
名無しさん@1周年:2000/11/12(日) 09:38
絵は良かったけど作品は最低。
アホか。
即ゴミ箱行き。
107 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 00:29
そう攻撃的になるなよ。
ゲー板の病的攻撃よりはずっと紳士的なんだしさ、せっかく。
108 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 00:44
小説以前に文章ヘタすぎ。
書かないほうがいい。
とっくにクズ作家。
ブギーもつまらんしね。
まぁ、おちつけ
110 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 01:36
111 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 01:48
低レベルの煽りに反応しちゃ駄目ネ〜(・▽・)b
112 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 01:57
気持ちはわかるがな。。。
オレは薦められて読んだわけだが。。。
。。。似たようなこと言いたくもなる。。。
113 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 02:10
うん。何故かあれをイイというひとがいて……薦められて読んで……
いろいろ思う事があって……今思ってるのは、108は煽りじゃなく、
本音なんじゃないかなー……って……
114 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 03:39
煽りぢゃないに同意!!
自分はもっと激しくいいたい。
ブギーに関しては夢中になってしまった自分が恥ずかしい、今となっては。ははっ。
sageになってねぇ(w
117 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:10
信者が来たよ。
118 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 04:12
ここはそもそも殺竜つまんねスレッドだもーん。
119 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:13
ウゼ〜
120 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:20
阿呆だなー信者って。
必死でsageしろよオラッ。
121 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 04:26
いや、話題がつまらないから下げただけだが。
なんすか?スレの内容つまらないと言って下げたら信者ですか。
殺竜事件面白いともつまらないとも言ってないけど?
良いね、君ら、何でもかんでも自作扱いのゲームスレから来た?(藁
122 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:36
age
123 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 04:40
age
124 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:46
すぐ信者扱いで、同意して書いたりすると自演とかいわれるって、ライトノベル板でもよくあるよ。オレも被害こうむったことあるし。いくら書いても信者か、無関係のレス番とリンクされて自演っていわれつづけるだけだから無視しといたほうがいいよ。
>>115の文章から信者と断定できる鋭い洞察力に感服。
126 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 04:48
age
127 :
名無しさん♪:2000/11/13(月) 04:58
>121 んで、殺竜面白いと思うー?つまんねー?
128 :
121:2000/11/13(月) 05:17
地元で手に入らんから、どんなものかと思ってここ読んだんだけどね。
取りあえず、NET通販で頼むほどのものではないと思った。
挿し絵の人ってメガテンの人だよね?
この人の悪魔は良いけど人物絵苦手だから、好きな人には悪いんだけど、気持ち悪く感じてしまう。
悪魔とかはそんな気持ち悪く感じる部分が、良い具合に不気味に感じるんだけどね。
やっぱイラストって大きいよ、絵が苦手な場合好きな作家でも躊躇するもの。
機会があったら知り合いにでも借りるわ。
129 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 06:20
金子画伯の絵は信者以外には受け入れられないちゃう?
130 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 06:26
すぐそうやって「信者」っていうから…
しかし、文句は本人と出版社に言えってのとはどうも繋がらんな……
132 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 06:58
繋がりませんな。
・別人
・自演
・バカ
のどれかでしょうかいな?
133 :
121:2000/11/13(月) 07:13
>108 名前:名無しさん@そうだ選挙にいこう 投稿日:2000/11/13(月) 00:44
>小説以前に文章ヘタすぎ。
>書かないほうがいい。
>とっくにクズ作家。
>ブギーもつまらんしね。
こういうのは出版社か作者に直に伝えた方が良いんじゃないか?
って思ったんだけど。
そうすりゃ、それなりに努力するかも知れないし。
それと好き=信者あつかいも何とかならんかな、一部を除いて悪気無いんだとは思うが、
この場合の信者ってのは「狂信的な、盲目的な」って意味合いで使われるんじゃないか?
ただ単に好みの差で、好きと言っただけで狂信者扱いってのは、そう決めつける側の方が信者だとおもうぞ、
アンチって名の狂信者な。
>>131 自演でも別人でもないので、馬鹿で良いです(・▽・)b
まぁ、後は好きに判断してくんな、IP抜くなり、なんなり。
134 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 07:15
っていうか、ここ1週間くらいの間に、
上遠野のあのフンイキに噛みつきたい年頃のつっちい級厨房がひとり
ライトノベル板に登場したってカンジなんすけど……。
いやまあ殺竜はたしかに凡作だけどさあ。
135 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 07:23
っていうか、週末に増える気もする。
ageてあるスレになんとなく書き込みする人々が。
それはそれで2ちゃんらしいかもだが。
殺竜は話題性先行で実際に読んでみたらギャップにクラクラしたんじゃないかい。
騙されたってな感じで。
私もだんけれど。(笑)
136 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 07:33
>それと好き=信者あつかいも何とかならんかな、一部を除いて悪気無いんだとは思うが、
>ただ単に好みの差で、好きと言っただけで狂信者扱いってのは、そう決めつける側の方が信者だとおもうぞ、
>アンチって名の狂信者な。
上にも何かいたな似たようなこと書いた奴が。
ある意味、ここの特性かもな。
こまったこまった。
137 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/13(月) 07:50
ごめん、別スレで飛び込みでカキコしたことある。
別のやつがシッポは見えてるとか言われて太。
ガッシャンドカピン(藁
138 :
仲悪きことも亦美しき哉き:2000/11/13(月) 07:54
むかしから何度も書いているが、
この板に厨房が来るのはよいことだよ。
厨房が読まなくなったら活字は終わりだ。
139 :
>137:2000/11/13(月) 07:57
選挙権はあるか?
140 :
>137:2000/11/13(月) 08:05
一回書いただけで「火消しがどーたら」っていわれたことあるよ、俺は。
なんでや、と思ったもんだった。
141 :
厨房諸君!:2000/11/13(月) 08:07
好きに生きたまえ。
殺竜と関係ない話になってきてるぞ。
せめてさげてやってくれ。
冥王もそうだけど、この人の小説って、文章が変だ。
洗練されてないっていうか、わざとこなれてない
感じを出したっていうか。本当に下手なのとは違うと思うけど、
たぶん感性が普通の作家と根本的に違うんだろう。
ほら漫画でもあるでしょ、わざと乱雑な絵にした奴が。
あれを「パワーがある」と感じるか「落書きじゃねえか」と
感じるかは人しだい。私はブギーの初期は、新鮮に感じた
けど、今はちょっとな。
144 :
名無しさん@作家への最短コース:2000/11/13(月) 12:58
>143
確かにねえ。ブギー初期は好きだったんだけど、
基本的には明確に伝わる簡潔な文章が好みだから、
このひとの本は私向きじゃないなあ。
殺竜に関しては、文章のうまへた以前に、
物語として整合性に欠けると思うけど。
この人の書く人物は皆薄いし……
「面白いぞ」ってひとは、どのあたりが
好きなのか聞いてみたい。
人それぞれだから、当然この話が好きってひとも
居て善いと思うから。
145 :
>143:2000/11/13(月) 23:54
やや似たようなこと上にも書いてあったけど、
そうなんだよねー。
ヘタと言やヘタなんだろーけど、
クセのある文体と言えないこともない。
オレは「ヘタ」と思うけど、それが「好き」って奴もいるんだろうよ。
つーか、このヒトはもうブランドになってっからなー。
146 :
名無し選挙野郎:2000/11/14(火) 02:57
ブランドねえ・・・。
147 :
一般ではこうらしい…(コピペだよん):2000/11/14(火) 04:44
ファンタジー・伝奇 #1461 (関連発言:) コメント 修 正
『殺竜事件』について 夏越 [2000.11.13 16:07:15]
上遠野浩平
読書後の感想は『すごい!』の一言でした。アドベンチャーでもあり推理ものでもあるので、最後まで予想のつかない展開でドキドキしながら読めます。世界観もしっかりしてるし、主人公たちもツボをおさえています。これ以上書くとネタバレをしそうなので止めておきますが、本当におもしろい作品なので是非読んでみてください。
148 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/14(火) 05:13
でも女1人で、いかつい男に抗議するというのは
無用心だと思う。
149 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/14(火) 06:28
愛のスレを私怨に見せるキ●ガイめ!!
∩ ∩ エイ!
( ゚皿゚ ) ノ丿
/つ つ======《彡
〜 ( ∩ ∩
(/ し \(゚皿゚ )/
ブランドつーか、固定ファンが付いてるだけでしょ…
こういう事を平気で書くから信者扱いされるんだよ…
清涼院流水はブランドとも言えなくもないな
151 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/15(水) 00:59
145に対する発言なら、145は信者とは反対のように読めるけど?
>ブランド
「この人が書く」ってことで、話題になるなら、ブランドと言えなくもないよ。
殺竜、新聞や雑誌にけっこうのってたし。
カラーで著者紹介されてるのもあったし。ダヴィンチだけど。
152 :
すぐ信者って呼ぶなよ低脳ども!:2000/11/15(水) 01:16
ある個人にとっての「常識」は、
他の場所では「非常識」と取られることもあるんだよ。
それが世の中というもの。だからこそ世の中は面白いんだ。
我を通すことしかできない人間は、社会生活を送る資格なし。
153 :
名無し@低脳:2000/11/15(水) 04:34
テイノーって、下の毛そっちゃったの?
いや、それは剃毛(一応突っ込んどく
155 :
ペンネームC:2000/11/15(水) 13:33
一度「面白い」と思ってしまうと、
「あれは錯覚だった」って認めるのが怖くなる。
だから「あれ? あれ?」って思っても、
「これはこういう表現なんだ」「たまたま今の自分に
理解できないだけで、本当は面白いんだ」ってごまかす
羽目になる。
私は一時期そんな感じだった。
156 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/15(水) 15:39
殺竜は駄作だってのは同意するんだが、だからといって遡って
初期の作品の評価まで「錯覚だった」とか言って書き換える気は
ないんだが。
初期の文体は絶妙な魅力でもって作品世界を形作っていると今でも思うよ。
取りあえずもうちょっと一作一作丁寧に仕上げろ。
157 :
名無しさん@加藤政権:2000/11/15(水) 23:23
>取りあえずもうちょっと一作一作丁寧に仕上げろ。
忙しいんですかねえ?
だったらまだしも、スタイルが確立してしまったとなれば
ヤバイことになると思うんですけど。
どっちなんだろ?
158 :
名無しさん@加藤政権:2000/11/15(水) 23:24
>取りあえずもうちょっと一作一作丁寧に仕上げろ。
忙しいんですかねえ?
だったらまだしも、スタイルが確立してしまったとなれば
ヤバイことになると思うんですけど。
どっちなんだろ?
159 :
ミスすんなよ:2000/11/16(木) 00:06
上のオマエ
>155
>一度「面白い」と思ってしまうと、
>「あれは錯覚だった」って認めるのが怖くなる。
っていうよりか、恋愛と同じようなもんじゃないかな。
どんな作品だって良いところも悪いところもある。
ただ、好きな時は、欠点よりも長所を見ようとするので気にならないけど、
一度嫌いになると今度は悪い部分にばかり目がいってしまう、みたいな。
>157
むしろ、自分自身で「才能の消費スピード」をしっかり把握してると見た。
だからこそ、クオリティよりもペースを重視して、
「売れる内に一冊でも多く書いて稼いでおく」
と計算の上でやってるのでは?
161 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/16(木) 23:18
計算の上で書いているとしたら、けっこうクセモノだな・・・
なんか桑田(巨人)みたいだ・・・
162 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/16(木) 23:23
まあ、実験作だか挑戦作意識しただろうとは思うね。本人的に。
163 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/17(金) 05:02
悪がはびこる 2ちゃんねる @`悪にまみれた 2ちゃんねる
厨房 煽り age荒し 田中 コリンズ りさ子モネー
絶望のふちに 沈むとき 正しいスレが sagaるとき
一人の勇者が 立ちあがる 一人の勇者が 立ちあがる
「オマエモナー!」 「オマエモナー!」
光かがやく その笑顔 魂ゆさぶる その言葉
三角耳は 正義のあかし 丸いしっぽは こころの清さ
Λ_Λ
戦えモナー 希望のひかり 戦えモナー 希望のひかり .◯( ´∀` )◯
戦えモナー 勇気のしるし 戦えモナー 勇気のしるし \ /
|⌒I、│
正しいこころが 明日をひらく みんなの願いが 2chを救う (_) ノ
AA戦士 オマエモナー! AA戦士 オマエモナー! ∪
164 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/17(金) 06:00
ここのクズどもは定期的に攻撃対象を変えるからね
悪く言われてるからって鵜呑みにしないようにしてるよ
どうせ図々しい態度で仲間に入れてもらえなかった私怨バカだろ
165 :
悪く言われてるからって鵜呑みにしないようにしてるよ :2000/11/17(金) 06:08
だけは同意できっけどね。
アンタ頭悪そう…
163=164ってのがいちばんありがちですけど……>165
164はこぴぺだす。
168 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/17(金) 23:21
コピペが荒らしとは限らんが、
荒らしではない場合・・・
1/うまく言えない奴が他人の言葉を借りてそう主張したかった。
2/単なるバカ。
3/不眠症。
こんなのでアゲルなって?
殺竜>162だと思います。
著者的な実験作だったのでしょう。
個人評価としては、ランクかなり下。
実験作なら続編は書かないでほしいなぁ
と思った
「Coming this Winter」な紫骸城が恐いのだ
170 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/18(土) 03:08
成績・売り上げはどうだったのでしょうか?
171 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/18(土) 03:15
ブギーポップの1/10といったところでしょうか。
他の本にくらべればそれでも売れているほうですが。
172 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/19(日) 02:54
売れているのか、やはり……。
活性化のためには喜ぶべきことなのだろうな。
複雑な気持ちだ。
173 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/19(日) 04:22
活性かといっても、このような文章でまたもや、
売れると、ますます文章のパターンの型式が画一的になって、
読み手としてはうんざり。
旨いのも、集めてきてよ。
174 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/19(日) 04:33
自分的には、次までは買うと決めています。
読み終わった直後は、二度と買うか、と思ったけど、
執行猶予みたいな感じかなー?
175 :
名無し王子:2000/11/19(日) 04:48
オレはもう買わない!
>172
逆に言えばこれだけ「昔に比べてつまらん」と言われつつも、
じゃあ上遠野を買わなくなったら他に何を読むと考えたとき、
はたと代わりがいないことに気付くんだよ。
「マンネリ化した上遠野よりも面白くない」
ってレベルの小説がたくさんあるってのが問題なんだよな。
177 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/19(日) 19:22
>176
同感かも
俺はEGコンバットとか、ブラックロッド(終わったけど)とか好きだけどね。
ブギーで、統和機構の本体が出てきたら、もう読まなくなるだろうな
178 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/20(月) 03:23
>176
いいこと言う。
オレは皆(といっても周囲数名)が「つまらない」といった作品が
「すごく面白い」だったりすることがよくあるので
根は趣味の問題になると思うけど
それは「レベルが上」の問題ではないのだな。
うむ。
殺竜事件に払った924円の内訳
表紙100円 カラー挿絵500円 挿絵200円 栞80円 消費税44円
本文に1円でも払ったと思いたくない。
というか読むのにかかった1時間の時給が欲しいぐらいだ。
180 :
大好き:2000/11/20(月) 06:06
「殺竜事件」大好きだよ。
2ちゃんの評価なんて信用しないよ。
ここで叩かれてる作品は、本当はみんな「いい作品」だと思うよ。
早朝からの煽り、ご苦労様です!
敬礼!
>180
182 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/20(月) 09:37
>176
同じく。
ライトノベルって「こいつのは二度と読みたくねえ」ってげんなりするのが多い。
中には他のジャンルに比べても見劣りしない名作はある。
ただ、底辺レベルの作品レベルはライトノベルの方が『より酷い』のが目立つんだよ。
ハズレを引く確率と言い換えてもいいけど。
上と下の格差がデカイ分だけジャンル全体の印象が悪くなるんだろうな。
デビューできるボーダーラインを厳しくしたらマシになるんじゃないか。
>>182 新人ボーダーラインの引き上げは新陳代謝能力の低下、ひいては陳
腐化加速に繋がる点でジャンル活性化にには逆効果なんじゃない?
何処ゾに曰く「ぎょくせきこんごう」の無節操さがジャンルとして
の最大の強みなんだし。
アタリ・ショックに対する警鐘は、どんなジャンルにも常に付きま
とう潜在的な題目だとは思うのだが。重要なのは「ライトノベルの
ダメ作品含有率」とかに代表されるいわゆる程度問題を云々するよ
りも、どうすれば迅速な自然淘汰が市場で機能するようになるかと
かの構造問題を挙げる方が話が建設的だと思うんよ。
つーかこの手の話は、戦犯探しとか魔女裁判に陥り易いしね。
>>183 「書き込む」ボタン押してから気付いたんだが、
こりゃなんの議題提出もせんと、アンチレス返しただけじゃん。
しかも盛大に文章がねじれてるし。空陀詩嚢
スマソ
185 :
「殺竜」が駄作だとか言ってるひとって:2000/11/21(火) 06:22
幼少期になにか辛いことでもあったんですかねぇ。
俺はすっごく楽しめたし、周りの連中もみんな喜んでたんだけど。
どうしてなんでしょうねぇ。なんだかかわいそうだな。
186 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/21(火) 06:58
コレ、ひとりがマッチポンプしてるんだったらすごいな……とか。
>>183 正常な評論が機能さえしてれば、市場の間口は広けりゃ広いほうがよいですな。
問題は、日本の文芸史上マトモな評論が存在したことがないことですな。
評論の力が強くなったジャンルは、日本の場合かならず衰退してますからね。
アタリ・ショックのほうがまだマシであると言えましょう。
187 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/21(火) 07:39
正常な評論?
笑わせてくれるぜ。
評論など好みの差だけよ。
サラダのドレッシングでどれが好き?程度の差だ。
「殺竜」にしたって(煽りにしても)
擁護者はいる。
本当に楽しんだ奴だっているだろうぜ。
コーヒーはこう飲むべきだとか、砂糖は入れるべきではないとか、
個人の嗜好の方向性を決めることはない。
それぞれで面白いと思ったものを読めばいいし、楽しめばいい。
いくら他人が「面白い」と言っても、つまらないものはつまらんし、
「つまらない」と言われても、オレが面白ければいいじゃん。
殺竜はつまらなかったけどな。
とにかく数出たほうがいい。
188 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/11/21(火) 07:45
>デビューできるボーダーラインを厳しくしたらマシになるんじゃないか。
編集の好み・売れ筋狙いが強く出るだけだと思います。
それはジャンプ形式になってしまいかねません。
>>187 >それぞれで面白いと思ったものを読めばいいし、楽しめばいい。
読んでからじゃないとそれが面白いかどうかわからないから問題なんじゃん。
読んだ後ではどんなに嘆いても代金と時間は戻ってこないから、本を選ぶ時点で何らかの
指標が欲しいと思うのが普通でしょ。
>189
そういう場合のためにネットがあるのでは。
書評サイトを10くらい回って意見をくらべてみれば、
なんとなくその作品がどういうものなのか判ります。
別にここだっていいし。
それでもなお、「実際に読んでみたら印象が違った」という
場合もたまにありますが、それは新鮮な驚きを与えてくれた
ということで、むしろ幸福なことです。
191 :
ペンネームC:2000/11/23(木) 05:06
ここ以外がいいけどナー!
>187
確かに「自分が面白いと思えばそれでいい」というのは正論なんだけど。
中には「人それぞれ」で済ませたくない人間もいて、ここはそういう人達が集まる場なんだから、
ここでそれを言ってしまってはBBSの存在自体が意味なくなっちゃうよ。
自分の中で納得できる答えが出てるのなら、他人が何を言い合ってようと
無視してればいいのよ。
評論と感想って、本来ちょっと違うもののはずだよな?
評論家自身さえ区別できてるか知らんけど。
>191
ついに自分の偽物に出くわした。
これは私が、蘭世様に匹敵する有名人になった
ということだろうか(笑)
195 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/24(金) 03:35
この本で何文庫?探そうと思ったけどそれすらわからない。
>194
おまえ、キャップつけろよ…。
197 :
つーか:2000/11/24(金) 03:48
マジ読みすると、187は、192と同じことを言ってんでねぇの?
評論と感想って、同じだと思うけどな。個人的には。
ペンネームC(本物)の御意見は?
どーでもいいことだが、キャップ申請はいまストップしてまっす>196
199 :
つっちい:2000/11/24(金) 20:59
イラストがキモい
200 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/24(金) 23:44
なんか最近この辺に来てるつっちいってつっちいらしくないような……騙りっぽいぞー
>197
あくまで私の定義なんだが、
評論というのは、「その作品をもっと向上させるための批判」で、
具体的な改善点、そして代替案が示されているもの。
感想はそれ以外。
「このハンバーグまずいぞ」は感想で、
「焼きすぎなんじゃないか。もう少し弱火にして、
それから肉の種類を合い挽き肉にすれば?」とかいうのが評論。
私が使い分ける場合はね。
まあ結局のところ、「自分が良いと思えばそれでいい」ってのは
事実なんだけど、自分が良いと思っていた作品を批判された場合、
逆に自分にとっては駄作でしかない作品を褒められた場合も、
よーく読んでみると「なるほど、そういう考えもあるのか」
「そういう点に注目して読み返してみたら違った感想があるかも
知れない」って感じで、いろいろ勉強になることがある。
202 :
ちょっと見直した>C:2000/11/25(土) 02:32
おまえ、けっこういいこと言うじゃん。
殺竜が駄作ということはオレ的には断じて覆さないけど、
ま、そうだな。
いい読者だな、おまえ。
作家になれればいいな。
203 :
つっちい:2000/11/25(土) 03:00
あんたバカ?
204 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/25(土) 05:07
ひどいよアスカ!
しかし実際それだと
改善点も代替案も示せないような作品にたいしては「評論」がそもそも成立せず
すべての批判は「感想」にすぎないので
「どうしようもない駄作」という、もっとも改善や代替策が必要なはずの作品への
自浄作用がなくなるということになるのではないか
それだとあらゆる批判をふくむ評論に関して「これは否定的なので個人の感想にすぎず
客観性がない」という逃げを許すのではないか
横レスごめんよ。
評論というのは、そもそも個人の感情を排するものだと思うよ。
少なくとも私はそう教わった。
評論は、客観的な視点から、対象を見るものだから、「私」と
「思う」は禁句。この2つの単語は、自分を文章に出すことに
つながるから、使ってはいけない。
主観で見た対象の善し悪し(好き嫌い)ではなく、
客観で見る対象の意味や、構造や、性質や、歴史的位置とか、
そういったものを、論理的に展開していくのが評論活動です。
もちろん、何か言いたくなる(評論したくなる)、ということは
自分と対象の間に、なんらかの縁があるということだから、
動機の段階では、まだ私情があっていいし、それでいい観察、
いい文章につながるのなら、土台に「好き」「嫌い」という感情
があっても、それは構わないんですよね。
だけど、「これは評論だ」と名乗るからには、その対象を好きな
人にも嫌いな人にも、個人の感情に関係なく、「なるほどね」
と思わせるような客観性と論理性を必要最低条件として持って
いなければならない。
以上の前提条件に立つと、
>>205さんの言っているのは、
評論ではなく、たんなる批評屋さんの仕事です。
また、私情を排する評論の立場から言えば、どの作品にも平等に
観察する態度が必要とされるので、駄作であるという理由で
評論が成り立たない、という状況は発生しません。
あと、「改善や代替策が必要なはずの作品への自浄作用」は、
そういうことが起これば作家・評論家の双方にとって、幸せな
出会いがあったとは言えますが、全ての評論にそういったこと
が起こるとは限らないし、また、起こらなくてもよいのです。
なぜかと言えば、評論というものは作品の付属物ではなく、
それ自体が独立した文章活動であるからです。
上遠野さんの作品はきちんと読んだことがないので、スレに
沿ったレスはできないんです。ごめんなさい。
通りすがりに気になっただけなので。それでは。
評論は、客観的な視点から、対象を見るものであり、
何か言いたくなる(評論したくなる)、ということは
自分と対象の間に、なんらかの縁があるということだから、
動機の段階では、まだ私情があっていい。
それでいい観察、いい文章につながるのなら、土台に「好き」「嫌い」という感情
があっても、それは構わない。
「改善や代替策が必要なはずの作品への自浄作用」は、
そういうことが起これば作家・評論家の双方にとって、幸せな
出会いがあったとは言えますが、全ての評論にそういったこと
が起こるとは限らないし、また、起こらなくてもよい。
しかし「これは評論だ」と名乗るからには、その対象を好きな
人にも嫌いな人にも、個人の感情に関係なく、「なるほどね」
と思わせるような客観性と論理性を必要最低条件として持って
いなければならない。
という
>>206の意見は
>>201のペンネームCにとってどう思われるか
って気づかないか。
>207
ちょうどのぞいたら、評論についての話題だったんで、個人的に
ひっかかるところがあったんですよ。
>>201はよく考えている意見だと思うのですが、評論全般について定義する
には、すこし尺が足りないと感じたのと、それに対する
>>205のレスを見て
とっさにこれは泥試合になると感じたので、余計なお世話だとは思いつつ、
横やりを入れさせていただきました。
というか、あんまり長く引用されると、気恥ずかしいんで、せめて
スレ内リンクくらいでかんべんしてくださいまし(/_\;。
209 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/26(日) 02:08
誰かの目を通した以上、客観的などということは有り得ない。
客観ぶっているという自意識があるだけ。
>>209 それ言い出したらたどり着く先は不可知論だけでない?
211 :
つっちい:2000/11/26(日) 16:43
>209
それを言っちゃーおしまいよ〜
知延児だね
212 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/27(月) 00:34
客観的かどうかなんて関係ないさ、
問題は、その評論家が有名であるかどうかだ。
私も
>>206の考えに同意。
>>201で定義されている類のものは、評論の中に含まれるものではあるが
評論そのものではないな。
ということを踏まえて、ライトノベルに対するまともな評論は未だされて
いないってのに一票。
けどその「まともな評論」を求めて
アニメ評論みたいに伊藤「バカ」剛とか
東浩紀みたいな勘違いサブカル野郎に跋扈されるのも腹立たしいもんさ
>客観で見る対象の意味や、構造や、性質や、歴史的位置とか、
>そういったものを、論理的に展開していく
事によって物語りの面白さを説明するのは不可能だろう?
意味も構造も歴史的位置もむちゃくちゃなのに勢いだけで面白いって物も
あるわけだし。
最終的に読者が楽しめるか否かだけが重要となるライトノベルにおいては
評論と言うのは不可能だってこと?
作者と読者の距離が近い分野では客観的な「評価」というのが成立しにくいんじゃないか
と思うのだ
ライトノベル板じゃ新人賞のスレが大人気で
SFでは――今年の日本SF大賞を巽孝之「日本SF論争史」という「評論」がとったみたいに
アニメもマンガもファンと作家の距離が近い(おなじオタク層が作り手であり買い手)わけで
その近さは音楽ファンとバンド野郎、映画マニアと監督やスタッフの距離感にくらべて
格段なものではないかと思われる
そういうジャンルではマーケットの動向と読者個人が楽しいかどうか、という指標以外に
価値をはかる効果的な手段があんまりないのかもしれない
ライトノベルというジャンルは、
>>215さんのおっしゃるとおり、
「意味も構造も歴史的位置もむちゃくちゃ」という側面を持っています。
しかし、そういう側面があるからといって、ライトノベルに対する評論活動が
なりたたない、ということはないと思います。
そもそも、「ライトノベル」の名付け親は誰なのか。
個人的な、おおざっぱな論ですが、私は、ライトノベルの原型は、
新書版、あるいはA5版の、子ども向けの本にあるのではないかと考えて
います。前者は、「ズッコケ3人組」「おちゃめなふたご」、後者も図書館の
子供向けの棚に行くと、読者と同世代の子どもを主人公にした本がたくさん
置いてあります。
これらの本が、なぜライトノベルの原型になるのか。
こういった本には、本の中身に加えて、表紙や挿し絵に、マンガ風の絵が
多く取り入れられています。これは、読者をひきつけるための工夫です。
また、子供向けに、短い時間で読める、分かりやすい物語が多いという特徴を
持っています。
華やかな表紙と、手軽に読める物語、という2点は、そのままライトノベル
の土台にも、通じるものがあるのではないか、と思うのです。
個人的な見解ですが、一番はじめにこういった、若い世代が手軽に読める
ことを目的としたシリーズを、本格的に展開しだしたのは、角川スニーカー
文庫であったような気がします。それ以前にも、少女向けのコバルト、X文庫
や朝日ソノラマなどのシリーズが展開されていましたが、現在にまで続く潮流
の一歩を作ったのは、やはりスニーカーではないか、と思うのです。
それは、挿し絵に人気のあるイラストレーターを多く採用し、ビジュアル面
の強化をはかったことと、「ロードス島戦記」のヒットを出して、こういった
小説の存在をアピールしたことに拠ります。
しかし、この時点では、若い世代向けのシリーズが、それまでの大人向けの
小説とは別に存在していた、という感じで、こういったシリーズをくくる
呼称は、特別なかったという記憶があります。
それを、市場の一角を占めるまでに押し上げたのが、イラストをふんだんに
盛り入れ、他のシリーズとの差別化をすすめた電撃文庫と、メディアミックス
への道を開いた富士見ファンタジアの両者ではないでしょうか。
このあたりから、こういったシリーズへの注目が集まり、「ライトノベル」
という呼び方も、多く聞かれるようになった気がします。
ライトノベルというジャンルが成功したのは、マンガやゲームの普及によって
活字を読まなくなった世代を、小説を簡略化し、イラストの工夫によって、
いったん離れた読み手を呼び戻した、という点にあるのではないでしょうか。
ですから、すでに一般小説から分離したライトノベルを、それ自体について
評することは、充分可能であると、私は考えます。
>>215さんのレスからも、いろいろつっこみがいがありそうな気がします。
例えば、「勢いだけで面白い」のは、どうしてなのか、という点ですね。
読者が勢いを感じるのは、文章なのか、構成なのか。それとも、他の工夫
があるからなのか。
それと、
>>216さんがおっしゃる「作者と読者の距離が近い分野」において
その距離はどのように生まれてくるのか。
こじつけてると言われるかもわかりませんが、あらゆるところに引っかかり
はあると思うんですよね。
あと、こういった「ライトノベルと評論」に関するスレッドは、どこかに
ないものでしょうか? 自分で口火をきっておいて、こう言うのもなんなの
ですが、スレッドの趣旨と少しずれが出ているように思うので、場所を移動
した方が良いのではないか、と思うのですが・・・。
えい、言葉が足りないぞ。上のレスの
>ライトノベルというジャンルは、
>>215さんのおっしゃるとおり、
>「意味も構造も歴史的位置もむちゃくちゃ」という側面を持っています。
という文章のあとに、以下の文章を入れて読んで下さい。
それは、まだライトノベルというジャンルに関して、情報・傾向の整理が
始まっていないということだと思います。ライトノベル自身が、まだ始まった
ばかりの若いジャンルである、ということと、これは無関係ではないはずです。
おお、いつのまにか潜水艦評論語りスレッドに変貌している。
「ライトノベル」はニフ方言です
「感想」というものが存在する全ての媒体において「評論」は可能だろうね
ええと、長文レスでおじゃましておりますナナシーです。
ライトノベルと評論に語るスレッドを、どなたかが立ててくださった
ようです。
活用できるかと思い、このスレのレスを少し貼ってしまいました。
無断で貼ってしまって、すみませんでした。
いろいろ考えたのですが、自分のレスだけ持っていくことにします。
どうもお騒がせしましたです。
223 :
「ギニョールアイ」読了あげ:2000/12/13(水) 23:52
「しょうもないキャラがしょうもない騒ぎをおこして、
物語の真相はだれにも判らないままになっちゃって、
でもトリックスター役がきいたふうな口を叩いて話をまとめて、
それでなんとなくイイ話だと思わせる」、
かどのせんせい、あなたはそれ以外のスクリプトのお話は書けないのでしょうか?
(ほんとに「紫骸城」の名前がでてくるというほかに価値が見出せねぇよこの話……)
224 :
イラストに騙された名無しさん:2000/12/14(木) 06:51
私的には冥王と獣のダンスよりは面白かったから、どうでもいい。
225 :
ペンネームC:2000/12/15(金) 00:36
>223
上遠野氏は、「わからないものをわからないまま書く」ことが
新鮮であると感じているらしい。すっきりと物事が解決することに
リアリティを見いだせないらしい。今月のSFマガジンのインタビューを
読んで、どうもそうらしいと思った。
まあパターン破りなんだろうけど、パターン破りをパターン化した
場合、普通のパターン以上に急激に陳腐化する。それは事実。困った困った。
ブギー初登場の衝撃からもう3年弱だからなー。
“上遠野がミステリに進出する”ってのが
「やつがまた革命をおこすのか!?」ってショックだったけど
それが「殺竜」だったし……
うーん。