○ライトノベル業界契約更改
・電撃文庫 三億円→二億円(マイナス一億円)
今年の死刑囚。魔王さまの想定外のヒットがあったとはいえ、
早漏事件。杉井支倉事件で株を下げた。新作のヒットも無し。
来年はSAO二期、劣等生で巻き返せるか?
・MF文庫 二億円→一億五千万円(マイナス五千万円)
この一年ぱっとせず。角川合併。編集の大量離脱から
新作の安打率が伸び悩む。アニメ化発表を五本したが
最初が魔法戦争。マシンドールも伸び悩む。
はがないが一年に一冊では厳しい。
ボカロ、ネット小説に未来を見るが、先行きは暗い。
・富士見ファンタジア文庫 二億円→一億八千万円(マイナス二千万円)
安定といえば安定なのだが、MFと同じく新人賞作品は当たらず、
プッシュした冴カノや、甘ブリも伸び悩み、神ないアニメは予想通りの大爆死。
来期もアニメはデート二期と伸びる要素もなく、先行きは暗い。
希望は空戦魔道士とグランクレストか?
・ファミ通文庫 一億円→五千万円(マイナス五千万円)
特筆すべきことは何もなし。新作ではアルティーナの成功があるが
それ以上のものはない。バカテスが終わって弾がない来年以降は凋落必死。
・角川スニーカー文庫 八千万円→五千万円(マイナス三千万円)
ハルヒは出ず。新作当たらず、ロードス二十周年も空回り。
鳴り物入りのなろうからの使者、祝福も空回り感。
脳コメアニメの小ヒットと新妹プッシュがどうでるか。
・GA文庫 八千万円→一億二千万円(プラス四千万円)
昨年の貯金で二、三冊で十万部五冊で二十万部程度の作品が
それなりに出てきている現状は高評価。
来年以降のアニメ化次第ではMF、富士見を脅かす可能性も。
ただしアニメ化した作品の続刊が出ないところに不安が漂う。
・SD文庫 三千万→二千万(マイナス一千万)
松の凋落。ベントーの終了。
どうすんのここ? ハリウッドだけで生きながらえれるか。
・HJ文庫 三千万→四千万(プラス一千万)
ここ最近の俺TSUEEEブームにのって、新刊のヒット率はそれなりに
あがってきているが、それ以上のものはなし。
来年以降、アニメ化作品が出てくるかどうかが分かれ目か。
・ヒーロー文庫 二千万→八千万(プラス六千万)
ここ最近現れたルーキーの中でベストの活躍を見せる。
ただ、拾ってこれる作品はこれ以上あるのか?
母体である主婦の友社の体力のなさや、メディアミックスの可能性の
少なさが足を引っ張っている。他社もネット小説に手を出しているだけに、
来年以降の活躍は不透明か?
・一迅社文庫 二千万→二千五百万(プラス五百万)
ファンタジー作品、および、庶民サンプルのヒット、新人賞大賞を出したことなど
小規模とはいえレーベルとしての存在感は出せてきている。
刊行点数も安定。あとはアニメ化か。
・このライトノベルがすごい文庫 一千万→八百万(マイナス二百万)
特筆すべきことなし。目立たないことこの上なし。
・講談社ラノベ文庫 一千五百万→二千五百万(プラス一千万)
ようやくのアニメ化作品アウトブレイクカンパニーの小ヒットで
注目を集めるが、杉井光のせいでレーベルのイメージはボロボロ。
フラグのアニメ化以降の先行きは不透明。
新作も当たり外れが激しく、突き抜けたものはなし。
・オーバーラップ文庫 一千万→一千万(プラマイゼロ)
ISもオカルティックナインも出ないだけに、今後が不安。
作品としては悪くないものも出ているので、これからか。
・ガガガ文庫 三千万→八千万(プラス五千万)
はまちすげええええはまち最高!!!! はまちいいぃいいいい!!
でも次のアニメ人生なんだよな……。はまち資金をどう使うかが見物。
業界内での独特のポジションは変わらず。一億円を狙える位置。
・ポニーキャニオン文庫 一千万→八百万(マイナス二百万)
最初の作品から挿絵ミスなどやる気が感じられない。
作家陣敵にも見所なし。
総評:プラス査定殆どなし。角川合併でどこも先行き不透明。
ライトノベル全体としてはプラス傾向も各社苦しいか。
非角川のGAとガガガ躍進の可能性。
その他新規レーベルは来年以降苦しい戦いになりそうだ。