400 :
イラストに騙された名無しさん:
出だしだけ張るから評価よろ
「そうです。聞いてください。このギター42万円したんですよ。すごいでしょ。がっはっは」
モニターのコメント欄に多少の時間を置いて書き込まれていく。
「部屋にでかいアンプがあるとかどんだけwww」
「マーシャルのアンプです。たいしたことないですよ。」
「いいなぁ。」
このやり取りが終わるとすかさず音楽に合わせてギターをかき鳴らす
俺の名前は○○○
自称永遠の17歳...
「これでいいのかな。映ってる?設定合ってるのかこれ。
あっあっあっ。マイク、テステス。」
と言うのもネット配信の生放送の中での話だけど。
実を言うと最近は映像を配信して画面越しからコミュニケーションが取れる便利なものがあるのだが。
これを使用すると、外に出なくても他人と会話した気分になれる優れものだ。
そこで毎日のようにゲームを実況プレーしたり、弾き語りでギターをかき鳴らしている。
「所見さんいらっしゃい。ゆっくりしていってください。常連さんもコメント残して言ってください。」
この配信を初めたばかりの頃はほとんど誰からもコメントが付かなかったが、今では自分のファンになってくれている人もチラホラいる...はず。
「ギターうまいですね。」だとか、拍手を意味する「8888888888888」なんてコメントが付いたりする。
そのたびに達成感や充実感が得られていた。むしろ、これが俺の仕事だという感覚にのめり込んでいた。