柾木家(1/2)
柾木家は始祖に樹雷国家の創始者をもち,樹雷皇家の象徴とも言える家。
四家中一番,皇家に対する執着が希薄で,トラブルに巻き込まれやすい傾向があることも手伝って,皇家の地位を捨てて家をおん出る人間が多く,その勢力は 四家中で一番小さい。
それはもう絶滅危惧種的な感じで,瀬戸さんも苦労が絶えない。
瀬戸さん曰く「赤ん坊みたいに手が掛かる。ちょっと目を離せばどこかに消えてるし,妙な物を飲み込むし……でも可愛いし……ちくしょう!」
皇家に縛られない柾木家は他皇家から時に憎まれ,そしてそれ以上に愛される一族である。
下の絵は津名魅との出会い。
津名魅が大きいのは,うたた寝をしている間に末端が樹木化して成長したため。
この時の津名魅の身体が皇城の基礎,天樹となった。
いわば津名魅の身体であった天樹は無限の寿命を持ち,皇家の樹の間は子宮とも言える場所。
まだまだ樹雷星には多くの秘密があるが,その内に追々と……同人で説明ってのも悲しいな…。
この女性は髪飾りを外した真沙希。
兄が津名魅と出会う間接的なきっかけを作るのは実は幼かった頃の彼女だったりするのだが……。
成長後は探検の旅に出て,以下小説の通り。お兄ちゃんは必死で彼女の行方を捜したが,見つからず,悲嘆の涙に…と,史実ではなってたりするのだが。
実は 真沙希に樹雷の跡目を押しつけて逃げようという思惑もあったりした訳なので,
どっちもどっち,似たもの兄妹だったりする。涙は涙でも悔し涙な訳だが,まあ真沙希の方がちょっと要領が良かったということ。
柾木家(2/2)
真沙希のアストラルコピーといるのは,天地の息子。
誰との子かは内緒だが,家出してきた息子と愚痴り合いをする。
息子「聞いてくれよ!母ちゃんなんてな〜〜」
真沙希「うんうん,分かる分かる!うちの兄ちゃんもね〜〜なのよ」
ってな感じで意気投合。
多少の紆余曲折があったものの,訪希深によって肉体を得て,柾木家へ。
その後,瀬戸の正体で十数万年ぶりに里帰り,大騒ぎとなったが,面倒なのが
嫌いな彼女は,天地の息子と共に,とっとと逃げ出して柾木家へ帰る途中で
行方不明となって五十年後,ある星の遺跡で財宝を発見した夫婦トレジャーハンターとして
ニュース報道されて居場所が判明。天地にすんげえ怒られて,母親に財宝を
巻き上げられて再び家出。
さらに十年後,今度は息子と真沙希の六歳になる娘が親元を家出して天地の所へ。
慌てて追い掛けてきた息子夫婦に,「私,パパとママ嫌い。おじいちゃまの所にいる」
と宣言。
「誰に似たのかしら?」「あんただあんた!」と全員からきついツッコミを入れられ反省。
娘に嫌われないため,月のもといた宇宙船の場所に家を構えて鷲羽の依頼で
遺跡調査を生業とする。