ユヴェール、少なくともアネットの文章剽窃はガチ
(設定とかでなく、文章の盗用)
ユヴェール発売直後、バレスレに投下してくれた人の感想では身代りもパクラレみたいだったけど、
そっちは自分持ってないので確認できない。
もし両方持っている人がいたら、見てみてください。
・・でも、全然読者層がかぶってなさそうwww
以下、自分が気付いた点。
ユヴェール P9
渾身の愛情で育ててくれた養母――テレジアが天に召されたのは、一週間ほど前のことだ。
長い間、病をわずらっていた。死の苦しみにとりつかれながらも、養母が最期のときまで気にかけていたのは、ひとり残される息子のことばかりだった。
アネット一巻 P9
母が息を引き取る間際のことを思い出す。死の苦しみに取りつかれながら、母が最後まで気にかけていたのはこの指輪のことだった。
ユヴェール P12
その夜も、きつい酒と温かな食事を求める客たちで、『緑の羽根』亭は盛況だった。
(略)
そんななか、取っ手のついた分厚い硝子杯を掲げ、酔客のひとりが「麦酒をくれ!」と声を張りあげた。
すると他の客たちも、「こっちにも頼むぜ。付け合わせは大盛りでな!」と立てつづけに注文した。
片手に黒い銀盆を持った黒い給仕服姿のアルベルトは、急いで料理を運んでいく。注文の品を円卓に並べると、
すぐさまそこを離れて別の席へ向かう。目が回るような忙しさだ。
養母が病で倒れてから、アルベルトは働かなければならなかった。薬代や生活費を稼がなければならないのだ。
だから昼間は近所の農場、夜はこの店で働いている。朝から晩まで仕事して、けれど手にするのはわずかな給金。
食べていくのがやっとだ。しかし文句など言っていられない。このご時世、仕事があるだけマシというものだ。
アネット一巻 P11
きつい酒と質素な食事、僅かな暖さえあれば今日は生命をつなげるのだ。
その夜も、『雉の尾羽』亭は盛況だった。
「ビールをくれ、アニー。きついのをな」
「こないだのパイはまだあるかい? 付け合わせの芋は山盛りで頼むぜ!」
窓際の席を占めた客が声を張って、硬貨を投げて寄越す。それを器用に受け止めると、毎度どうも、と言い置いて、
アネットはすぐさまそこを離れた。注文を大声で怒鳴りながら次のテーブルに向かう。目が回るような忙しさだ。
昼間は工場、夜はこの店で働くのがアネットの毎日だった。酒場が閉まる夜更けまで働いて、けれど手にする給金は僅かなものだ。
パンとじゃがいもでほとんどが消えてしまう。
しかしこのご時世、どんな仕事でもそんなものだ。
ユヴェール P15-16
不精ひげは怒鳴った。そのまま絞め殺しかねない勢いで、アルベルトの胸ぐらをつかみあげる。顔をゆがめて、
もう一方の手をサッと振りあげた。
(――殴られる!)
歯を食いしばり、思わず目を閉じる。だが身構えるアルベルトに、覚悟した衝撃は襲ってこなかった。
代わりに苦しげなうなり声が聞こえ、店内からも動揺を帯びたざわめきがはしる。
周囲のどよめきに、アルベルトはうっすらと目を開けた。見れば、不精ひげは拳を振りあげたまま固まっている。
彼の背後から、淡い灰白色の外套をまとった青年が、拳をとめているのだ。
「こいつに手をだすな。痛い目に遭いたくなかったらな――」
(略)
「なんだてめえ……! 関係ねえ奴は引っこんでろ!!」
「関係なくはない。おまえのせいで俺も痛い思いをしている」
アネット一巻 P26-27
叔父は怒りの形相で彼女を振り向く。顔を歪めて、拳を振り上げた。つい先刻のことが脳裏をかすめ、
アネットは思わず目を閉じる。
――殴られる!
咄嗟にできたのは、歯を食いしばることだけだった。しかし、身構えるアネットに、予測された衝撃は襲ってこなかった。
「…………?」
周囲のどよめきに、恐る恐る目を開けてみる。見れば、目の前の叔父は拳を振り上げたまま、顔を真っ赤にして
棒立ちになっている。いつの間にか彼女たちの周りには野次馬が群がっていたが、その中にいた誰かが、叔父の背後から拳を止めているのだ。
「彼女に手を上げるな。腕を失いたくなかったら」
(略)
「何だお前! 関係ねえ奴は首を突っ込むな!」
「関係なくはない。おれは騒々しいのは嫌いだ」
ユヴェール P30
まるで蝋燭の炎を吹き消されたかのように、そこから先は記憶にない。
アネット三巻 P100
まるで明かりが吹き消されたかのように、そこから先は全く記憶にない。
ユヴェール P33
性質の悪い金持ちの悪ふざけに付きあっている暇はない。
アネット一巻 P54
性質の悪い金持ちの悪ふざけに付き合っている暇はないのだ。
ユヴェール P52
目の前にあるのは、白い石造りの大きな建物だ。壁面に寸分の狂いもなくならぶ窓は、すべて銀色に縁取られている。
アネット三巻 P59
威圧するように通りを見下ろす巨大な建物、壁面に寸分の狂いもなく並んでいる窓は全て白く縁取られ、壮大さだけでない優雅な印象を与える。
ユヴェール P55
学生寮は、うんざりするほど広かった。アルベルトが住んでいた家なら、ちょっと手を伸ばすだけで
何にでも触れることができたというのに。半ば泣きたいような気持ちで、フランツのあとをついていく。
アネット一巻 P65
邸宅は、うんざりするほど広かった。ちょっと手を伸ばすだけで、何にでも手が届いたあの屋根裏部屋とは違う。
アネットは半ば泣きたいような気持ちで、階段を駆け下りた。
ユヴェール P56
高い天井に描かれた天使の模様が、無数に灯された蜜蝋の明かりに照らされて浮かびあがって見えた。
磨きあげられた石造りの床は曇りひとつなく、鏡のように輝いている。
アネット三巻 P60
高い天井に描かれた花の紋様が、無数に灯された蜜蝋の明かりに照らされて浮かび上がって見える。
磨き上げられた床には少しの曇りもなく、鏡のように輝いていた。
ユヴェール P57-58
アルベルトの脳裏に、ついさっきまでの羞恥の記憶がよみがえる。
(略)
今こうしてフランツの手で、いい香りのする石けんで洗いたてられている。
もちろんアルベルトだって、風呂くらい入ったことはある。でも誰かに服を脱がされて
(自分で脱ぐといってもやめてくれなかった!)、半ば強引に浴槽に浸からされたのは、生まれて初めての経験だ。
アネット一巻 P66
ついさっきまでの羞恥の記憶が蘇り、アネットはぞっと身震いする。あんなことをされたのは初めてだ――
他人の手で服を脱がされ、湯の張られた浴槽に浸からされ、いい香りのする石けんで洗い立てられたり、
縺れた髪を櫛で丹念に梳かされたりしたのは。
もちろん、風呂に入ったことくらいはある。だが、それは見知らぬ女たちの前で、自分の裸を晒すような儀式ではなかった。
まだユヴェールは最初から60ページだけど
ごめんもうめんどくさいwww