鷹見一幸総合スレ 19迷惑文庫が呼んでいる

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832地球の切り札
あらすじ

「この世の中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者なんて存在しない…」
と、前作同様ハルヒにケンカを売るセリフではじまります。
このシリーズの伝統なのでしょうか。
中学三年生の主人公の最上健吾(もがみけんご)は、ある日UFOにさらわれた。
UFOの中には健吾の中学で保険医をしている巨乳で金髪で碧眼の女性カミラ・アーカード先生がいた。
なんと彼女は宇宙人だったのだ。
UFOの中には他にも一人の少女が意識不明の状態で眠っていた。
少女の名前は神通細香(じんつうさやか)
健吾の通っている中学の一年生で、健吾と同じ委員会に所属している。
ちなみに裸の状態で仰向けになっている細香を見て、健吾は「乳首が、乳首が見えてる!」と、乳首乳首って10回くらい連呼します。
そういうダイレクトな単語を使わずに上手い言葉で読者の妄想を刺激するのが作家の仕事のような気もしますが、鷹見先生はもうお年寄りなので、回りくど表現が嫌なのかもしれません。

さて、話は戻ってカミラ先生はここまでの経緯を語りはじめた。
パトロール中のUFOが彼女と衝突して殺してしまった。急いで治療用ナノマシンを注入して復活させたが、使用したナノマシンが地球人用のものではなく、地球人には強すぎるエキソイドナノマシンだった。
これの副作用により細香は思念エネルギーを操れる存在になってしまった。
具体的に言うと、細香が世界の終わりを願えば、地球が一瞬で消滅するのだと。
833地球の切り札:2010/06/09(水) 14:20:06 ID:V9vfyaXC

ここで健吾は思わず疑問を口にする。
「なんだかよくわからないけど、色んな偶然が重なりすぎて、あまりにご都合的じゃないか?」と。
展開にツッコミを入れるなんて、鷹見作品史上初の快挙です。
しかしカミラ先生は涼しい顔で、こう返す。
「それは正常化バイアスのせいデース」
『正常化バイアス』
例えば火災報知器が鳴り出しても、大半の人はまず誤報だと疑う。
UFO特番でどこかの誰かが撮影したUFOの映像を見ても、それが本物とは思わない。
この「そんなことが起こるものか」と思い込む心理のことを正常化バイアスという。
我々宇宙人は自分たちが暮らしている土地の正常化バイアス濃度を上げて、住みやすくしているノデスヨ。
(カミラ先生のお言葉より)

大ピンチの時、偶然津波が起きて助かった。
スパムをあげたら敵のボスが心を開いてくれた。
ド素人が一月練習しただけで、弓の達人になれた。
これらに疑問を持たれた方は、あなたの街のエイリアンが正常化バイアスを強化していると思われます。
ご注意下さい。
834地球の切り札:2010/06/09(水) 14:21:24 ID:V9vfyaXC
さて、究極兵器として生まれ変わった細香だが当然放置しておくのは危険なので
サクッとやってしまおうかという話になったのだが、さすがに人道的にいかがなものかということになり、健吾が呼ばれたのだ。
カミラ先生曰く、細香は昔のある出来事により健吾のことを「穢(けが)れなき黄金の魂と、暗黒の破壊神の二つの顔を持つ音速の貴公子、グリュンヒルド」だと思っているのだという。
それでは皆さん準備はよろしいですか?
大きく深呼吸をして人気声優になったつもりで心を込めて叫びましょう。
「穢れなき黄金の魂と、暗黒の破壊神の二つの顔を持つ音速の貴公子、グリュンヒルド」

まぁ要するに細香は健吾に想いを寄せている。
だから健吾が白馬の王子様を演じて細香が意識を暴走しないように見張っておけばとりあえず問題は起こらないだろう、とのこと。
こうして健吾と細香の微妙な関係がスタートした。

〜鷹見先生の「俺の考えた超面白いSF設定とか説教」が200ページほど続くので省略〜

そして物語はクライマックスへ。
細香の力を狙って地球へやってきた宇宙人を退治するため、健吾は細香のエネルギーを解放したのだ。

健吾(グリュンヒルド)の言葉でヴァルキリージャベリンへと覚醒した細香は
「漆黒の衝撃波」「灼炎円斬波」「永遠力暴風雪絶対零度」を駆使して、襲いくる悪い宇宙人をちぎっては投げちぎっては投げした。
なお上記の必殺技はそれぞれ「ダークネスソニック」「ヒートファイヤリングカッター」「エターナル・フォース・ブリザード」と読みます。

こうして地球の平和を守った健吾と細香だったが、細香の力を狙う新たな宇宙人たちがすぐそこまで近づいていた。

地球の切り札2へ続く
835地球の切り札:2010/06/09(水) 14:23:20 ID:V9vfyaXC
あとがき
どうも、鷹見一幸です。
『地球の切り札 彼女は最終兵器になりました。』いかがでしたでしょうか?
お読みになって「わはははは、こいつ馬鹿だ!」とか
「うわ、痛い痛い!」とか、そんな風に突っ込んでいただけたとしたら、作者として実に嬉しい次第です。

個人的な感想。
後々どんなに酷くなっても、とりあえず一巻目はそこそこ読めるという鷹見作品の法則が今回で崩壊した気がします。
本当に面白くなかった。
どうでもいい設定ばかりでキャラクターにもストーリーにも魅力がない。
誤字脱字も多く、文章も今までで一番酷い。
鷹見一幸は哀川譲先生を応援しますと言わんばかりに、有名なセリフや言葉を作中にコピペしまくってるのも気になりました。
唯一の救いだったはずのKeG先生のイラストは挿絵が明らかに手抜きになっています。
同時期に仕事を受けていたと思われる作品にはしっかりとした絵を提供しているので、
鷹見の作品はどうせ売れないし、
会長の切り札一巻が売れたのは表紙のヒロインが着ている制服がとらドラのやつにそっくりだったから売れたに違いない(W
と鷹見先生の日記に書かれていたことにムカついて、鷹見先生は手抜きをしてもかまわないリストに入れられたのだと思います。
そんなKeG先生を応援しています。