入された二〇個のシリンダーに、一本の心棒が通さ
「スティロス……わらわは──」
「でもまあ、これがこの世界での『普通』なんだろうし。
左右田にまたメール。やっぱり返事なし。うーむ。今朝からとびかってたCCメールをさか
めにも絶対に出席したほうがいいと思いますー」
「次に通りかかるのが自動車だったら役者の道を選ぶ! 自転車だったら、大学へ行く!」
わたしも諦めぬ」(上段)
悪ければ連れ帰る……と、釘を刺されたらしい。(下段)
ついたころから気づいたら書いてました、みたいな!?」
失速――失墜。
ベアーデの凄みのある声に、ヒースはそそくさとアレイクの後ろに隠れた。それから、
なら、《人類がいなくなった惑星でひたすらお掃除を続けるメイドロボを見た気分》っつーか
と長門は呟いた。ここで初めて俺のほうを向き、しかし手の動きはそのままに、
「ベートーヴェンだと告別とか。インタビューで好きな曲だって言ってたくせに。ちゃんとし
自然召喚された魔法書の発動魔力が消えるのは、『封印付箋で蓋をした時』と『魔法書自
「聞いてなかったのか。そういうビジュアルなんだ。口癖とかないだけましな方だ。本当は語
17 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/27(火) 14:18:44 ID:xUMb+40q
ゆっくりと飲み干した。
新しい体系に喜んで身を委ねているように僕には思えた。〉(村上春樹「象の消滅」)
19 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/27(火) 17:09:42 ID:eTl39lrO
いに白いハンカチを口に押し付けて、なんてことは実際には無理だって話だし、食べ物とか飲
知(土佐資料五五九ー五七二)
「……、」
「さ、サル! わたしに言い負かされたからって、そんなこと言いだすわけ? 卑怯よっ」
物や諸国に散っている仲間たちから少しずつ術を習いおぼえてきましたが、あの呪者
24 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/27(火) 19:36:32 ID:Q+Z0vBWm
巡回が来たので、誰も不安がる者はいない。
「なるほど」
「……んー。なんにも見えない」
二人がキャビンに戻ってしまった後も、僕はずっと船尾に立って、遠ざかる西表島を見つめ
ばけらの2巻か
「でも鈴木先輩、私、スパッツ姿の千世様も十分にお可愛らしいと思います」
>>28YES
「悪かったな、怖がらせちまって」
(ってことは行き止まりだから、ここで待ってれば出てくると思うけど……)
「んー、べつに」
33 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/29(木) 21:02:23 ID:3DjVovnJ
は、加害者の意識がどうだったかなんてことは、関
さん、あなたはたった一人でD棟に戻ろうと言うのですか?」
わった後でなぜか学校に行っている。いくつか目撃証言がある。そして家に帰っていない。月
『………いらない』
美羽が杖で体を支えながら、もう片方の手で、思いきり琴吹さんを突き飛ばす。
「ということですので、あたしがこの人に抱きつきました」
40 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/30(金) 11:44:37 ID:tQBQelh1
化学教材室で、それを挟んだ先が生物室となっている。芳岡の照明に浮び上がる学習室はどれも
――少なくともみークルはもう、名乗れないだろう。
「ガユス、出るな! イアンゴが『誰かが来ても、絶対に自分か他の弁護士の到着を待て』と
ならないぞ。それにアレだ、昨日ばーちゃん助けたじゃねぇか。キャベツマスター」
俺は言葉に詰まった。なんと答えてよいのやら。
砂村が言うと、すぐさま江川も頷いた。
46 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/31(土) 21:26:35 ID:6Iv9CZy6
あると認めるより現実を疑うほうが、この学園では正しい対処方法だからである。
のフィルムとかを見つけられたら、ものすごい勢いで没収される。殴られる。罵られる。彼女
「霧の民が伝えたような、獣も人も死ぬような災いが起きるのであれば、それは、王獣に
おぼろげな意識の中そうつぶやく。
50 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/31(土) 22:45:20 ID:1LQCXS91
の方も多分大丈夫だろうし。そう言えば懐かしいなー、大震災。いーちゃんはあれだよ
以上に巨大な存在だからです。アリにとって、人間は絶大な力を持っています。私がその
遅い。すぐに捜しに行きましょう」
そう言うと、母は笑みを浮かべた。中庭に、朗らかな家族の笑いが響く。聞くものを幸
54 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/01(日) 17:43:07 ID:ZvsNIbE1
ー」
今日は双子十七夜。明日は双子十八夜。
56 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/01(日) 21:20:01 ID:mMBxrGbm
釣竿が流されていく。僕は慌ててそれを追おうとしたけれど、足に水が絡みついて、うま
「留学生は初めてだからね。生徒会の方でも何かあった場合にサポートをするよう、学校側か
58 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/01(日) 23:28:28 ID:bFDz98Ev
(――危険だ――!!)
(そう……なの……?)
「あたしが残るわ。あの銃士隊の隊長さんに、よおく言い聞かせてあげる」
梅ノ森の自信満々な顔に、文乃は本当にどうでもよくなったらしい。
鏡に顔を近づけると、なんだか潤んだ目をした少女がそこにいた。自分がそんな目をす
ああ、ジェラード……ごめんなさい、わたしはあなたに何度も殺されても文句は言えな
そうなほどにがくんと落ちた後、跳ね上がった。もはや顔も別人に近い。
「どうしたツヴァイ、その腑抜けた顔は?」
66 :
芋:2009/11/04(水) 03:09:47 ID:g5o+5eLP
に麻奈美が通るかもしれないと思うと、一歩たりとも動きたくない。
代わりに、消え果てそうな声を絞って、提案する。
7行目以降空白。
「くるまでもない」短期そうなフィッシャーはぴしゃりときめつけた。「きみのおじいさ
んが、大好きだったわ」
「ほう。なるほど……つまり、君は相当に可哀そうな頭の持ち主ということですね。そのよう
コエビではなく人差し指ほどのエビが食べたかったのでそう主張する。すると目の前でいきな
が激突する金属音が夜に谺する
つぶやき、璃亞は立ち止まり、
「……悪いことって、人間の法律に違反するって意味?」
>>69-70続いてるみてぇw
その言葉は、戦闘続行の宣言だった。
豪奢なドレスを着た姫が吐く、暴言。
「さあ、取り戻しに行こうじゃないか。きみが手に入れるべき世界を」
79 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/06(金) 00:11:21 ID:bQaYcK7r
「はい」
「さあ、科學部の演目を始めましょう。この世界の最後の”奇跡“という名の演目を──!」
「ゲームの仕事はどんな具合なんだ。うまく進んでるか?」
心配そうなアスナに、力いっぱい頷き返す。
そんな上条を前に、しかし土御門は明るく笑う。
「……いけ好かないとは、言ってませんけど」
だいたいの経緯を話し終えると、森はそうかと言って肯いた。
目に映ったのは、逆さまになって転がる椅子と洗面器、床に伸びて虚しく湯を吐き出すシャ
「おまえもあれも……私たち家族の平穏をすべて台無しにする。なんて憎い存在なんだ……な
「ハギスの野郎め、話半分どころじゃねえ。その倍はおっそろしいぜ」
呼ばれるものだが、呼吸を停止させてしまうため、致命的なものとして恐れられている。ヤリイ
「ほう。ならばその少年と今一度刃向かってくるか?」
女がひとり、座っている。
コメカミに鉄拳が突き刺さった。
周囲を見回す──壁紙に擦れたような傷。床──零れた酒/靴跡。
死にたがり。孤独好き。世界から拒絶された者。素直に好意さえ表さない人間。人の気
になったという話。園児にも危害を加えられそうになり、警察に相談したが、「実際に危害を加
率先して歩くりんに、オレは「しかし――」と話しかけた。
言葉にできるほど、明確な違いを言う事ができない。
「あれには手を出さない方がいい」
才人は言った。
100 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/09(月) 00:32:48 ID:/qoBII7D
「先生?」
「は?」虚を衝かれて、眼をしばたたく。
102 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/09(月) 14:01:39 ID:ASATBDp0
舞い上がり、そのまま一瞬で飛び去って姿を消した。
その隙にフィフは冷蔵庫の上のスペースに腰を下ろした。
「……へぇ。そう」さらりと流される。絵理ちゃんはオレ以上に冷静だった。
微笑みながら部屋を出てゆく。
だが、一体どうやって?
それから、麓にむかって言った。
「……ふて腐れている場合じゃないでしょうが。さっさとしなさいこのウスノロ」
と、どこかに消えていたかなみが台所の入り口に現れた。
110 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/10(火) 22:15:02 ID:+sP/j5Mp
投擲用に作られた暗器か、と心の中で結論づけた瞬間、
このほかにも、ふうつは本の局面を見ながら考える詰め将棋を、
いったん問題を覚えて、
冷静になる為に、腰を下ろす。空いている机の右側付近に座り込んで女々さんを睨む。
何度も何度も全員がワンペアさえ出さなかったら、さすがのお子様会長でも、おかしい
小さい体に大きな胸。ツインテールに結んだ髪に、黒いマントと赤い瞳。思わずニヤニ
なにが起きたのかわからず、寝ぼけ眼をしぱしぱさせて、きょろきょろするぶど子。しかし
つだ。しかしその変化を、わたしは不思議には思わなかった。夢を見ているのに似ている。
117 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/11(水) 05:02:47 ID:BkXLHu0q
を満たすとき、f(x)は区間Iで減少する、または単調に減
っていたような、因縁とかおばちゃんの偉大な足跡のあおりみたいなものも、確かにあるか
優しく諭すその声に力はない。酷く辛そうだ。それもそうだろう。昼間、かなり範囲を狭め
息子は、自分の精と女の卵を混ぜて作ったと言っていた。だから、大道寺にとってこれは
時に、僕は立っていられず、その場にへたりこんだ。いや、崩れ落ちたといったほうが正しい
「まあ、調子に乗っているところはあるね。無理ないけど」
「魔法少女がバレるくらいは仕方がないさ」
と、お父さんが僕が抱えている紙袋に興味を持った。
「開けます」
「何か、犯人の残していった手がかりとか、ないんでしょうか?」
文化祭に使われるテントやら、古くなったホワイトボードやらが詰め込まれている。
「ま、犯人の能力が何であれ、あたしのこの力でねじ伏せるから問題ないわよ」
129 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/13(金) 00:51:43 ID:8zmhbaGI
「相馬か。女子には大変かもしれんぞ」
たがいに目配せをすると、男達はいいわけめいた言葉をぼそぼそとつぶやいた。
131 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/13(金) 20:31:30 ID:MDvBL98J
「絶対言った」
場違いな感じの、下品な落語家の声がした。
ミュゼットに文句を言うことはできない。きっとチャルダッシュのところへ行っても、
へぇー、そうなんですかー、と普段の神名なら言い返すところだが、急に嫌な予感がし
>>133 ミュゼットとチャルダッシュってことは
Bad! Daddyだな
えること。でなければ、囚人ゲームどころじゃないもの。……放課後、あの場所で相談に乗っ
「ノートがどうしたの?」
138 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/14(土) 18:33:03 ID:DlqspHRd
「あんたねぇ!こんな目の荒いおろし金ですってどーすんのよ!これ全然滑らかさが足り」
「そんなの、認めない」
「想念力とは人の意志の力です。インプットしたものをそのまま留め置き続けることはできま
す。同じ吸血鬼でもそうなんですから、人間の前で眠ることなど…………。あり得ませんよ」
別れ際に先輩が言った言葉を思い起こした。
チェスと名乗った少年が語り続けた30分ほどの時間は、レイチェルにとって忘れられない記憶
ながっていく。
「簡単にまとめるとだな。・・・・・・・この世界は、四三年の八月二十三日に新伯林≠ナ起きる
音がして、透明な扉が左右に開いたように、さっきまで見えなかったものが現われた。
胸元、上から、ちょっとだけだだだだ、死ぬって!?」
伊月は思わず叫んでいた。
虚ろな目、上気した頬で。
た。たくさんの狼が砂丘の上に集まった。狼たちの声にシャークも声を合わせてさわいだ。地平
織人が真剣な目で俺を見ている。その気持ちはわかるんだがな、知ってしまうと巻き込
152 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/17(火) 18:22:53 ID:k9LkZsL7
ってくるけど、真冬ちゃんの普段って、結構謎だから」
「やつの傷はどうかな」
The truly impressive feature of string theory is that more than twenty years of exacting research has shown that althow certain features are unfamiliar, string theory does respect all of the requisite properties inherent in any sensitive physical theory.
長ぇw
てだけなんだ。佐倉井さんのせいじゃないよ」
>>154 ひも理論の本当に印象的な特徴は、研究を20年間以上の強要するのが、althow一定の特徴がなじみがないのを示して、ひも理論がどんな敏感な物理的な理論も固有である必要な特性のすべてを尊敬するということです。
という訳で合ってる?
「じゃあ、《キツネ》の目的も、わかりますか? あたし、
あの《嵐》の中で、《キツネ》がひ
「おれのほうはケツも腰も酷い痛みです。何度も同じとこを打ったみたいだ」
ばつが悪そうに京は力なく笑った。
発電機の唸り、そこかしこから立ち昇る焼きすぎの煙、しかしその間にただ呆然と立っている
トリステイン国王ヘンリーの弟君でもあらせられます……。つまりあなたは、わたくしの
体である事を考えれば、美琴がこの『実験』に関わっていた事は間違いない。二万人もの人を
受け取ったもの。
165 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/20(金) 21:40:30 ID:lbbhhb9Q
「なあ、一つ、聞いて良いか?」
ランタンのつく出すおぼろげな光の輪のなかに、複数の人物がいた。いずれも剣や銃で武
ティアジャーカーが脇の下に隠して、炎で誘爆しないようにしていた両手の拳銃を春海に向
きちゃんと話をしてくれた、大切な、大切なひとだったの。なのに、どうしてだかわか
れた。この学園の屋上はきっちり整備された上で生徒たちに広く開放されており、休憩時
こまでおバカさんですの?」
ここ(過去スレ含む)に出て来た文を適当に繋げれば簡単な短編ができないか?
Augsburg ist der dritte Halt.
>>170 楽しそうだな(^^)
レス順に読んでも楽しい話になってるがw、それもおもしろそうだ。
ううむ、母さんの料理に救われたか。それとも恩人は顔も知らぬ高畠君のお母さんか。
「おおっ!?どうしたのだこんな時間に!」
かね。
口を開いている最中も彼女の腕は力を緩めようとしない。苦しいのだけれど一部分は柔らか
貴族だ。
それにしてもよく似ている……
178 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/23(月) 20:29:52 ID:rde7HywE
上
いた。
中
を!」
下
かもそれは、見た限りの一様さで完全には捉えき
その結果、派遣されたのが一方通行。
ただひたすらに、それのみの存在として。
「ユローナにおいてかれた自分、思い出したか」
とルイズは切ない声で言った。こんなバカボロ剣の言うことをきいたのが間違いだっ
確か新学期がはじまってすぐ、高校生の心中事件がテレビのニュースで放映されてい
ない。未だ悩みに突き当たったことのない生き様は、危ういほどに真っ直ぐだった。
そして第二校舎に入ると、数人の生徒とすれ違った。
もっとも、新聞記者は肉が好きかといえばこれはもう、かなりの確率でそうである。なか
の関係でビルの壁にでも突き刺さってごらんなさい。わたくし、怪しげな人柱なんて作りたく
188 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/25(水) 15:22:51 ID:H1plapAU
10.□方程式 a2+(a+2)x+(a-1)=0が整数解をもつように整数aの値を
俺が部屋に入るとマリアは驚いた顔をした。
「今日は楽しかっただろう。よかったな」
フィンッ、とフルーレが振られて、いい音を鳴らす。
周りにいた子供たちから、歓声が沸いた。
風太やヘミングウェイも声をかけてくる。
二十九日、山口に乱入した。反乱軍の軍勢は五〇〇〇ほどといわれる。
バタバタという複数の足音が円形の表の観覧コースから響いてきて、通り過ぎていった。
196 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/27(金) 19:30:09 ID:MPgi6MKD
谷は無言だった。唇をきっと結んだまま、不機嫌そうに煙草をくわえている。
198 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/27(金) 22:28:28 ID:KElVBUQx
顔を合わせても、静はビデオのことを触れようとしない。
て、主人が戻ってこないことを嘆いてるらしい」
ゼストガはペンと手帳を上着の胸ポケットに入れながら立ち上がった。
「火星ってのはただのカモフラージュだと思う。なんとか波とかっていうのを使うと、過去に
ごぶっ、と嫌な音を立て、血を吐いた。
「……行け」
「みゅ〜ん」
梅ノ森はフルーツ盛りだくさんのミックスジュースを手に言う。しかも、いつの間に持ち込
ど信孝は姫孝を受け取り、哺乳瓶を口の前に差し出した。ぴたりと泣き声が止まり、小
>>207ミスった
と、信孝は姫孝を受け取り、哺乳瓶を口の前に差し出した。ぴたりと泣き声が止まり、小
ぼくから、ぼくのまえに流れる。着物女は、ぼくのすぐ側まできていた。
210 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/01(火) 08:39:35 ID:xy8U3PO5
その、倒れている人影の全貌が分からず、強いて言うならそれは幾重にも伸びた足
で華麗にターンして急停止。俺にむかってこれでもかと雪をぶっかけやがった、
「……い」
それは、どんな警備をしても無駄である、ということを何よりも証明している気がした。
214 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/02(水) 00:10:10 ID:cTIZTW95
は?
ぴたりと閉じた太腿を両手で強引にこじ開ける。
気付いた他の学生が注意しかけたが、その前にバドが手を離したため、分厚い本が何冊も、
だから準備室で、あたしの服を脱がせたり、胸を触ってくれたときも、最初から、その
……違う。何かが違う。
「何言ってるの! みんな! あの子がサイトくんじゃないの! 彼が七万の敵をたった
220 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/02(水) 22:28:14 ID:wrRXmTSe
のか。さいきんおまえは寝てばかりだねぇ」
依然として胸の大きなままのコトリと合流したら、さすがにすぐ傘の話題に。
「っけんな!行け、このウスノ――」
反撃が、始まる。
224 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/03(木) 02:04:15 ID:WzfOnorz
「とにかく、鼠牛殿のおられる場所がわかったわけだから、出かけようではないか」
彼女と目が合った途端、大輔の興奮がピークに達してしまい、腰を引く時間もなく、精
を振る。
女官が悲鳴に近い声をあげる。
>>227 火目の巫女か
らないが、その度を超した物好きさに感謝している。
僕、それ見た時は泣きそうだったよ」
『…………じょぼじょぼ』
そのままひなたは動かなくなった。
若干弱々しくはあったが、シャルルはまさしく女子特有の抗議の眼差しを送ってきた。
IS2巻か
キャリーケースを横に置き、そこに腰を掛けながら、結標は額に浮いた汗をハンカチで拭っ
が、しかしその場合、私の特殊能力とは何だろうか。胸か!?胸か!?でもそれは平太記のプ
ートナーであればいい。
知らなかった。
その姿も全部、見せてくれなくちゃ……好きになっちゃったら、そこまで見なくちゃ、納得で
した。
そういえばリリアナが来て以来、金髪の少女が密着してくる回数が明らかに減っていた。祐
その念に押され、足をもつれさせて転んだ。
「慶吾さんのせいではありません」
244 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/09(水) 00:17:28 ID:3McO2/ih
そこでフィアが切子に気付き、このはをからかうのを止めて駆け寄ってきた。
んですよね?」
し、話の切り出しかたも慇懃に、ほかにも私に思いつくかぎりのことを全部やって、友好的な
授業が終わり俺が昼飯を買うために購買部へ行こうとすると、教室がざわついた。
ガシャン! 彼女はスプーンを落とした。
249 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/10(木) 09:25:41 ID:Ytd/YIrT
「ないけど!」
250 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/10(木) 12:24:59 ID:YXKP0EWr
などと1人でわなわなしている美琴だったが、このまま電話が切れてしまってもあれだ。
分頃に発煙灯が投げ込まれてか
ちんと二等分され、頭の斜め上に、左右まったく同じ高さで浮いており、リリカの髪は
手でゴシゴシこすって見ると、ススみたいなものが顔にこびり付いてる。
ツクモはそこで思い出したように、机の中から本を取り出す。タイムカプセルのパンドラを
むしろ狙わなきゃ《美女》連続殺人の称号は撤回だよ!」
もう少し他になにか言えないの、と思いつつ、ぶっきらぼうに返す。
縁日をぶらついていると、店を空けてでもツクモと一緒に買い出しにこればよかったな、と
彼はそう言い、護符を持った方の拳でリティーヤのみぞおちを殴った。
呼ばれてゆくと、いつもと同じように、カウチに寝そべって本を呼んでいるお姉さまです。
おそらくここは、自律ユニットを組み込まれたバスのための、臨時の整備場なのだろう。今、
2段目の○○は、1段目の○○、○×、×○に1個ずつ→a1と同じ。
262 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/14(月) 22:59:44 ID:n/0o41va
「やったぁ!」
「でも鈴木先輩、私、スパッツ姿の千世様も十分にお可愛らしいと思います」
と、唐突に彼女がぽつりと呟いた。
265 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/15(火) 01:33:14 ID:xV9LsJJG
「わかりました!」
休憩するなら馬小屋にいったん戻るか、木陰か何かを見つけて寝そべるのが良いのだろうが、
寒川紀子がお礼の代わりにぺこりと頭を下げてくれた。小さな魔女が考え込むように額に人
あんたが俺を撫でんのか?
「あなたが、わたしがここにいることを忘れてしまわないように」
「い、一週間?」
「え、なに?」
「また停めちゃった……。バカバカバカバカ……。僕のバカ。停めちゃダメなんだ……停
クローニアはキルテに手をとられ、しずしずと廊下を遠ざかっていった。
それを見た克喜の脳裏を、例の三兄弟に追い回され、クラスでは隔離指定までされた、今日
やって隠してたんだよ』
草野はどこか暗い眼差しを野川の横顔に注いでいる……十二年ぶりに再会した師弟の
氷菓の矢に、パンチをくらわす。
食後、トランプをしたり人生ゲームをしたり。
逆らうとたぶん殺されるだろうから行くしかなくて。……だから気持ちだけ受け取っとくよ。
と大きななにかを感じて、その恐れをより深くしていた。
282 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/18(金) 22:50:23 ID:MxwieMjT
「……え……」
温かなタオルの感触だった。
傾斜が急な坂道ほどになった時点で、父上殿と母上殿が足を取られて床をすべり落ちた。壁
11行目空白
「茉衣子くん、キミがかけたまえ。私は寝起きの耳であのテレパスっ娘の声など聞きたいとは
総代は、お仕事に戻られたから。ぼくは、新聞や週刊誌に発表する総代のコメントをまとめ
ーぜ」
「なんだ、切り下げか切り上げの情報でもつかんだのか」
「私に取り入って神官になろうとしているのですから、私が騒ぎに巻き込まれるのを防ごうと
勝てないだろうね」
「そろそろ夕飯の支度する時間だろ。早く帰れ!」
293 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/21(月) 20:53:40 ID:spfzQ8Vr
「ほう。ならば、その少年と今一度刃向かってくるか?」
徹底的にこちらをからかっている。完全に頭にきた。
「もしそうなら、最初からすべて母上が計画していたということになる……」
古い家具からの決別は、悪い人だったお母さんの思い出からの決別でもある。……私だって、
297 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/24(木) 00:46:57 ID:Li+TEAzk
左右田にまたメール。やっぱり返事なし。うーむ。今朝からとびかってたCCメールをさか
298 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/25(金) 18:08:43 ID:YoAkdrEl
しかし、土御門はそこにはいなかった。
鋭敏に危険をかぎ取る腰抜けの嗅覚が、全力でそう訴えている。
側に筋のように流れ落ちている赤黒い汚れは血だ。よく見れば、額に刃物で斬ったような
「徳永のお母さんのほうが嘘をついてる?警察と、わたしたちに?」
しかし、すでに土御門はそこにいなかった。
姉ではないのは確かだ。明らかに声も顔も違う。
マーシャが目覚めたとき、そこはいつものような
中庭から、いまにも泣きだしそうな十五夜の歌声は続いた。
老夫婦が冷たく振る舞った理由がわかった。やはりデボラは嘘をついていた。
「あ、はい」
「ばれたか」
「どうにも変だね、今回は」
その時紀之は、女子が自分に向ける視線が変化したように感じた。妙な違和感。
(――危険だ――!!)
「いいよ」
「俺だったら……あれだ、サッカーとかするだろ?」
「一緒に帰ろ」
そろった声は、訊ねた。
係りに目をやる。ふたりの人物が手招きをして、その案内係を呼んでいる。
「中まで入ってくるかもしれないから」
>>319 灼眼のシャナX
「この店、とっても美味しいお肉を出すことで有名なんですよ」
微笑む彼女を見て僕は思わず目を逸らした。だって、そんなこと言われて、どんな顔すれば
322 :
イラストに騙された名無しさん:2010/01/28(木) 21:02:28 ID:vnB25u1M
ぐわっ!? という叫びと共に一方通行が再び転ぶ。
「え?」火澄は怪訝な顔をした。「兵庫から六甲道まで歩くの? 遠くない?」
「どっちでもええやん。大差ないし」
杉崎「どの辺が!?」
しかしそう言いながらも、奈多先輩はそれほど怒っている様子はなかった。というか、
電柱にみっともなくしがみついた。そして勘弁してくれ、と胸の中だけで呻く。大河に顔を
ともあれ、俊護は広げた右腕と左腕の距離を、ぐっと狭める。
犯罪者を一網打尽にします。
だけど、魔力が低いから魔方陣から依頼者のもとへジャンプできないときた。
箱庭の世界から、件の娘の放つ光は消えていた。
332 :
イラストに騙された名無しさん:2010/01/31(日) 11:56:38 ID:A5dAcIVC
そして。その日の夜に少女は自宅で睡眠薬を飲み、手首を切った。
とたんに半べそになり、びくびくしながら出て行く。
眠ろうかと思った。
そして実際、あまり手加減できなかった。
汚い野良犬や野良猫が、道ばたからじっとふたりを見つめていた。ゴミを漁るからすはふた
などと仲間内で、こそこそ話をしている。
小田かずさの考えを聞き、つくしも思うところはあった。
体育館の中で女子たちよ一緒に飾りつけ用の小道具を支度していた川嶋亜美、その人であっ
ら、私の体に穴が空くことはなく、代わりに、再び上空に鳥が逸れていってしまっている
でしょう。彼女が動かなければ、他の皆も動く気を起こしませんし。ちょっ、シスター・アン
でしょう。彼女が動かなければ、他の皆も動く気を起こしませんし。ちょっ、シスター・アン
一番手元近くにあった本が
>>341と同じだった
さん、あなたはたった一人でD棟に戻ろうと言うのですか?」
「そしてその中に……」
いじめっ子だったのかよ。
――いや、だ……死にたくない――
話しかけられた! と竜児は仔犬みたいに飛び上がりそうになり、危ういところで自制する。
みしめると、繭墨は紅い唐傘をもち、肩に乗せた。
襟元や袖口の白いフリルも、色合いとして見事なアクセントとなっている。一種デフォルメさ
「まゆはどこじゃ!? それにいったい何……が……」
「うひゃひゃ」
352 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/12(金) 00:16:52 ID:qM9BlFfO
十二番目/リリス・グラム。
とんど同時だった。電磁手錠をはずしてもらったリッキー、アルフィンも後につづいている。
「殿下〜」
るとは思わないが。
体であることを考えれば、美琴がこの『実験』に関わっていた事は間違いない。二万人もの人を
に見かけた棚の前を動かずに百科事典みたいな本を読みふけっていたからである。
彼がこんな事を語るのは、セルティが無駄な反論や突っ込みを一切しないからだ。ただ、そ
そんな目には遭わなかったものを--と」
「あっ」
「ごめん、そのキャラがモテるイメージ全然無いんだが。あと、今から一時間でどう筋肉
空気を読むことが大切だと考えていて、自分の変態性を自重し自嘲しながらも----どうして
「ベートーヴェンだと告別とか。インタビューで好きな曲だって言ってたくせに。ちゃんとし
に何も言ってなかったんですか? 葵井さんの話ですと、江本さんはあなたに電話を
それもすべて……
深夜の購入品。包丁、クールスプレー、封筒、割り箸、携帯電話用使い捨てバッテリー、縫
うな切れ長の目にも、左右の縁に紅が差してある。髪型は幾つもの櫛とかんざしで左右対
わざわざ、舞台を挟んで反対側の袖にいるのは、僕を避けているからだろう。そう思うと、
なんか、手負いの猛獣に餌付けしてるみたいだな。
370 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/23(火) 04:48:38 ID:EHxHmz8i
「羊飼いの娘もおらぬじゃろうしの」
>>366 神メモ2巻
憎からず思っているのは、傍目にも明らかだったのだ。少なくとも、今茜がしたような
その姿も全部、見せてくれなくちゃ……好きになっちゃったら、そこまで見なくちゃ、納得で
「ヒントだ。生態系などの生物学的側面には踏み込まないでいい。環境に対して影響力の少
>>370 狼と香辛料V
「ふむ、いかがですか? きりりん氏」
「許さん。こんなものを、買ってきおって……あほーだ。お前は、あほーだ……」
まったようだ。
安藤氏が害されれば、半兵衛は武門の名にかけて叔父の仇を討たねばなりません。斎藤義龍
ら無邪気な計画を明日にもするとか言い出すくらいだろうし、長門とは九曜についてブ
「……『ジョナサン』……ですか?」
「また妙なことを聞くな」
では、わたしが絞め殺し、あそこに埋めた女はいったい誰だったのだ? そして、
フィアがゆらりと立ち上がった。
ロレンスは空を見て、ホロも釣られて見ているらしい。
だとしたら、ここでするのは、相手の手に自分の手を重ねることではなく、この言葉を発す
?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、
386 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/28(日) 15:54:40 ID:RIUogwHs
チェスを打っているんじゃないか、部室で一人でいるんじゃないか、ふと、そんなふうに感じ
「そうなんだろ?」
388 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/28(日) 21:51:43 ID:elxcMd5i
「私のサポートをしろ」
思います。返却期限超過の問題と私のストーキング問題は分けて考えるべきです」
なるほど、と感心していると、扉が開いて陽気な声が響いた。
その時だった。
からずにただめーめーと鳴くしか能のない連中を束ねる仕事が楽であるはずがない。
393 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/02(火) 23:29:48 ID:S0DPcVzn
・カップ焼きそば
組織である。
「な、なにかの宗教団体かな?」
「ああ」
俺も驚いた。驚いて、しばらくは言葉が出なかった。
やがて聞こえてきた、こちらを呼ぶ声。
フィンッ、とフルーレが振られて、いい音を鳴らす。
慌てて攻撃の念を対象に送るも、私のそれは一撃必殺などではない。徐々に、相手を押さ
最初に手に取ったやつは158ページが葵さんのサービスシーンだったのでこっちにした
『了解。……でかしたぞ。やはり敵の頼みの綱は空中補給だったか』
「佐和山に逃げ込んで別働隊と合流されては厄介だ。これから掃討戦にかかる。中山道は金吾
りするものもたくさんあるの。それからね、綺麗なものもたっくさんあるよ!」
「…………」
誰もが空を見上げるなか、ジェイスンは目を閉じ、両手を膝の上で握りしめていた。
406 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/05(金) 08:06:48 ID:GuFg3/+5
深祈姉の護衛を、和臣さんから任されたからだ。
確かにベルの言う通り、神名は《エカルラート》を隠し持っていたわけではない。ただ
僕が生まれるまでの期限付きの名言だったみたいだ。はっ……ホント、笑えてくる。「居
るのが必要だと思えるが──オラトリエと組んだのは結局のところ失敗だった。全力での二人
410 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/06(土) 20:46:52 ID:mU89M4yd
「ばれたか」
「う……」
412 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/06(土) 20:50:35 ID:ZBpssh5/
「あの子が私の元を離れた理由は、あの通りなのでしょうね」
414 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/06(土) 21:41:02 ID:/4XDawD8
進之助と千歳の間に黒い影が飛び出した。
「わかってるって、それくらい。アルバイトしていて、女が一瞬にして変わるのを目の前
ると、きちんとした音になるって訳じゃん。スピーカー一つ一つが違う音を検出するようにで
て、一気にみんなで本物の時へ帰っていくのだ。あと少し、あと少し、竜児は胸いっぱいに息
418 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/07(日) 09:11:27 ID:x7HpD9WQ
だが。へろへろになりながら自転車を漕いで懐かしき我が家に到着。
「ああ……本当、そうね。どこに行けば、いいのかし、ら……」
「えーと、あったあった。ん? どうしました真尋さん」
「これ、わたしの携帯電話の番号」
必死で走ってきたらしく、伝令係は肩で息をしていた。
おそらく水道の蛇口を探してたんだろう、八久住さんが恐ろしい量の水を従えて現れる。ジ
424 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/10(水) 02:11:40 ID:cK2o2OvA
ついての契約書である。
なきゃならないんだ。何とかしないと、僕は、ここにいても意味がないから」
わからない。わからないけれど、凪紗の泣き声を真っ直ぐに受け止めるという選択肢を
いるのだろう。
司だろうか? それともみゆきだろうか? ああ、里香はどうなったんだろう? みゆきがつ
は痛まない。それでも自分は相手よりも九十八億多く持っているのですから」
「僕とは四つ違いの」
否、思い出したのだ。
ります。卵白では乳化できないので、卵白で作った生地は分離して、なめらかなつな
ど、どうでもいい。どうしたって時間は流れるし、歳も取る。それは、考えても考えなくても
ボクは、自分の胸にあるはずのない感触をはっきりと感じ、
435 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/15(月) 00:46:09 ID:+MECzELI
近所づきあいはしない癖に、おたがいゴミの中身には神経質なものだという。どこのうち
は青ざめる一方である。
437 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/16(火) 01:30:33 ID:LOVF7v4e
「ハハ、何をおっしゃいますか。今日のイリス様は休暇中。であれば、お嬢様の大切な御友
の男女がこうしていれば、普通はもっとなにかありそうなものではあるが――
我々は人間に頼るのです」
「おかしな顔をするなよ。私だって人間だ。酒くらいは飲むさ。それとも、私は作業オイ
「あの、いつまで確保中ですか」
「それは……ねえ?」
443 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/21(日) 01:41:10 ID:yS3XYZf4
「…………っ!! …………俺は、ただの被害者で……っ!!」
444 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/21(日) 03:38:04 ID:sMinh/Ny
「おかしなもんだ」
「そうなんだろ?」
=|a-1|+|a+1|]
も、縁なんかないんだから。
「お前が女と寝てるあいだ、おれがこんな雪の中に突っ立って待っていると思うなよ」マロ
林が鳴る。
アリエスがそれに気がつき、一度後ろを振り向いた。
ある。圭吾が病没したのは終戦の年ー、ところはフィリピン・ルソン島であった。
「まァ仕方ねェさ。俺やリカルドといたときだって、表情らしい表情を見せたことはほと
る真由の瞳に揺れている、何かの感情の色に。
もう手加減しないぞ、私らの本気を見せつけてやる!」
「日焼けしちゃいそうですね、会長」
456 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/27(土) 23:14:46 ID:k8BHHjPO
と、さっきついでに買ってきた100円ライターを出してやると……
クレアは振り向くと、エルバーを睨み付けながら叫ぶ。
どこからでもない。
459 :
イラストに騙された名無しさん:2010/03/28(日) 02:16:08 ID:ZtO1mjXc
・・・・・・あの、いつまで確保中ですか
らないが、その度を超した物好きさに感謝している。
>>459 みーまー1?
「……ふて腐れてる場合じゃないでしょうが。さっさとしなさいこのウスノロ」
>>441と
>>459ってどっちもみーまー1だとしたら微妙にちがうよね
マスターや四代目を相手に負けている画像も入っている。スロー再生してなにかの足しにした
「……あの、いつまで確保中ですかw」
464 :
460:2010/03/29(月) 22:21:08 ID:kp7g1AEH
「知りません。……あっ、そう言えば山上の理事長だとか先輩たちがいっていたよう
だのだぞ。今さら当主になれませんでしたでは意味がない。それを忘れるな」
いじめっ子だったのかよ。
落選すればいい。
469 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/02(金) 00:12:47 ID:MqLpEQUV
なら『象』を置けばいい。
sage
471 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/02(金) 00:14:44 ID:K/o+eAyX
「ドライバーどこだよってきょろきょろしてるんですけど。あたしにはタオルに差してるのが
473 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/02(金) 14:05:10 ID:iLXKH8xL
「ただいま―――――って、おい!?」
茜は気絶しているのか、ぴくりとも動かない。
「ビッカーズ。その報告の件、誰に頼んだのだ?」
「……キモ」
「そんなのはどうでもいい。お前は知ってたのか?」
「愚問だなあ」呆れ笑いで、「お嬢さまを愛してるからに決まってるじゃない」
『面倒だから一緒にやっちまおうぜ』
481 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/09(金) 00:47:40 ID:SQZWj/7+
いうだけの戦い。フレイムヘイズたるの意地の姿だった。
いつの間にか、天草式の中心点がガラリと変わる。
あたしが声をひそめると、凜は生真面目な顔で頷いた。
「まさか、バレちゃうとは思わなかったな。まあ、乃出くんはともかく、桐崎さんは結構
俺が授業中はそんな感じらしい。
その途端、
抜刀すると、それに反応してジルベルトも太刀を抜いた。氷の刃の側面が、わずかな星明
「企画書ね。それは、楽しみにしておこう」
このおえかきも、一応もらっておこう。
「……さて、興味深いお話ではありますが」
ンなもの、上っ面だけに決まってらぁ。それにな弥生は損得で友達を選ぶような奴じ
いので、結局永遠に誰かを無差別に傷つけるだけの存在となり……」
そしてやけにノリノリなバカがここに一人。うん、悲しいことに俺の妹。そういやコイ
っているのは確かだった。
気負いが抜けたことで、これまで見えていながら気づかなかったことに気づけるように
496 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/14(水) 12:23:02 ID:ff6HDI+D
聞き返した瞬間。
「お前、記憶がないんだろ? しかも抜刀空間から出られないんだろ?俺は全部知ってるん
ばいいじゃない。その方が確実だよ」
「勇太くんってばボロボロだよっ! かわいそう、寝てないのかな? どこかで休んで
なかったのでしょう? 感謝していますよ。……ありがとう、お母さん。私を助けてくれて
・・・くそ、悔しいがそれでも赤面してしまう。服
を、もっと早くに知っていたら!」
それとも、自分の知らない正臣のままなのだろうか。
「えーと、あったあった。ん?どうしました真尋さん」
「……」
「いい。お腹減ってない……」
神裂は学校の給食でも作るような巨大炊飯器の中からわずかに残ったご飯を茶碗によそい、
ひねって背後へ首を向ける。
「……この仔の、餌はありますか」
自分で聞いて気持ちがますます萎えるほど弱々しい声が出てきた。
さらに重ねられる悪意の反論。会話の先のことを考えると心が折れそうだ。だが、咲
512 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/18(日) 20:41:37 ID:86HoWIoV
ほど真っ赤にした顔でリモコンをぶん投げ、俺の顔面に命中させてきた。
513 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/18(日) 20:48:23 ID:o/RtHayV
「企画書ね。それは、楽しみにしておこう」
「君の子宮がどんなに痛んでも、僕の胃に穴が空くわけじゃあない。それなのに君は
尚顕は思いきり睨んだが、いち早く察した愛は
ると、きちんとした音になるって訳じゃん。スピーカー一つ一つが違う音を検出するようにで
らがハラハラしてくる。
「おれ、十万円のドリンクなんて注文してない」
「えーっ、実子だって冷蔵庫の中漁ったでしょー。自分だけずるいー」
「えーと」
「あら、もう大好きなお姉様が決まっているのね?でも大丈夫、ミアトルにも素敵なお姉様
な気がするから……♡」
あのとき、嬉しかったこと、
「魔法少女がバレるくらいは仕方がないさ」
ふたりのすぐそばにとびきり巨大な光の矢が突き刺さり、アスファルトに深い穴をう
さりと亜美に手を振った。手乗りタイガーという生き物は、女子の中ではわりと理解されてい
ない場所にいるというアナウンスが流れるだけで、調子のいいパリジェンヌが電話に出
じる。
『わーお、あの子たち、停止されられちゃった! これじゃ、私たちが猫又を狙ってる
ということは、やはり狙われていたのは自分なのか。誰かが自分を殺そうとして、あの狩猟
が正気に戻り、肩を落として、しょぼんとする。
所詮、キングストン以外は素人だ。殺しに慣れた自分たちの敵ではない。
いきなりだった。
珍しく女性らしい声である。
535 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/29(木) 22:31:22 ID:UOZXFbGJ
慌てて洞窟の壁に手をかけると、何メートルあるかもわからない縦穴を必死にのぼった。途
やめろ許して私が間違っがっがっがっっ っ っ っ
537 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/30(金) 13:27:21 ID:OjpSgGxq
爽やかな夏風に揺れていた。
僕の言いたいことは言葉と言葉のあいだに埋もれてしまうだろう。
の表情には、明らかに驚きと動揺がある。
何人も張り付いていたのだ。
自分が追い出される(と思った)場所で、揺るがず在り続ける少女に、吉田は羨ましさを刹
「あの変態伯爵だな?リラが病死や事故死するは
ちいいよ? 私が。主に私が。私だけが。あはは……あはははっ! 楽しみだねっ!」
544 :
イラストに騙された名無しさん:2010/05/04(火) 04:44:09 ID:YTUFtEGL
「お願いだよ、ひーちゃん……」
「まさか、クラッカーか」
「お前は黙っていろ」
主人に仕える身となったことを承知していました。鎖帷子はわずらわしく、兜は頭に重くの
の差別自身が一定の高度にまで強調された時、必然にアウフヘーベンされる
(だから、
あたしのために、本を読んでくれている。
550 :
イラストに騙された名無しさん:2010/05/08(土) 08:48:38 ID:CmcOb7yW
夫が中学生と不倫してたら、慰謝料ふんだくって離婚するのが普通でしょうに。
「あっ! ちょ、ちょっと待ちなさいよバカチキっ!」
「報酬の配分もあるんだから手短にして戻ってこいよー」
「とっ、とうま! 向こうの方からコーヒーの匂いがするんだよッ!!」
なんぞこのスレ
え?
うだい」
ると、女物のポーチがあって、その中から遺体となって発見された女性の持ち物が出てき
まさかねえよなと思っていたら
>>536と見事に被っていた件 橋いいよね
その隙に、何とか部屋の壁の影に体を躍らせる。複数の部屋に分かれたスイートルーム
「じゃあ、本気の方はなんだ?」
だれか
>>476みたいに各レスがどの作品かまとめたwikiつくってくれないかな
「クラスの奴が一緒にいるところを見たって言ってたぞ」
wikiとまでは言わないが、既出のが何回が出てるよな
込んであったのでしょうし、その場合もおそらく鍵は下に落ちたはずです」
さらに悪い方向に事態が転がった。
言いたいことがあるならはっきり言えと、教会都市リュビンハイゲンで言ったのは誰だった
ようこが叫んで後ろを指差した。
567 :
イラストに騙された名無しさん:2010/05/21(金) 23:42:57 ID:OkhnNBHq
「何かしら」
わたしは手でひさしを作って、空を仰ぐ。
「あ、風流さん。呼ばれてるよ?」
「死んだ」
た。
「え? ああそうか、いやすまなかった。だって、似合ってるかどうかなんてのは当たり
のマンションまでは歩いても一〇分かからない。
空々しいことを。
残り35日程の期間をこの城で過ごす。それは文明の利器に慣れきってしまった自分にとって
一学期は特に何か言われた記憶もないし、お互い下駄箱で顔を合わせたら「おはよー」っ
ョンで参戦を決意したと言っていい。本来ならば無 口衆出身にして死神の妹、六何我樹丸の娘――闇口
クリスはため息をつく。話があると申し出たのはクリスの方だが、この時間を指定して
「とっ、とうま! 向こうの方からコーヒーの匂いがするんだよッ!!」
「マイコプラズマ、ご挨拶。三日前にもしましたけど」
「痛って……! つま先踏みつぶしやがったこのアマ!」
それがなんだか、すごく嬉しかった。
「俺が倒れてる間にいったいナニがあったんだ?」
彼女の瞳には哀しみに近い表情が浮かんでいる。どんなに横暴で無茶苦茶でも大妖狐は彼女
585 :
イラストに騙された名無しさん:2010/05/31(月) 20:00:11 ID:ODb6vkGi
Rxh6 fxg4 39 f4 wins),though after
瞬間、自分の予想が当たったことに気づく。彼が掲げてきたのは、警察手帳らしきものだっ
のは何も男子に限ったことではないのだ。そのことは重々承知していたはずなのに。不覚。
「兎沢様が無能で考えなしなのは肯定です」
「私は自分自身に対して、自身と誇りを持ってます。ですが、私だけの力では──サラス
>>589 まさかの変換ミス
「私は自分自身に対して、自信と誇りを持ってます。ですが、私だけの力では──サラス
ついでにもう一個
のが、傍から見ているクリスにもはっきりわかった。
私も微力ながら詫びを入れるのをお手伝いしましょう」
「なんだこりゃ。ひょっとして俺を疑ってんのか?」
「きゅー! きゅー!」
簡単に木場がかわしてしまった。そりゃそうだよね。あー、当たらないと意味がないの
いないのだから、つまりは深由美を待っていることになる。彼らに──特に柏木に自分がぐず
ーーあの正臣っていう子も。
を浮かべるのを。
――鍵の開く音がして、締めたはずのドアの鍵が開いた。
600 :
イラストに騙された名無しさん:2010/06/05(土) 20:44:37 ID:zWusfjHq
バス停留所には屋根がついていたため、私たちは傘を畳み、列に並んだ。
失敗に失敗を重ね、どこからか女教師風の眼鏡を取り出したジブリールに「ビシバシ」とし
唯が覗きこんできた。
じろりとねめ回すその目つきも、百年先まで見通しそうな奥深い青色だった。
道明慈もだ。それに文句を言うつもりはない。
それからおれはなんだか照れくさくなって、
にほとんど手ぇつけてなくってさ!」
そうやって口いっぱいに広がるフルーツ果汁を味わっている僕に、美波がいたずらっ
てやれよ……え? 人工なの? 大したことはない? またまたご謙遜を……そう。けんそん。
フィアンマの眉が、微かに動いた。
冷静になる為に、腰を下ろす。空いている机の右側付近に座りこんで、女々さんを睨む。
いそいそと着始める。ぱんつに片足を通したところで、耕太は目線を外した。
お守り代わりかあ。
「何です? まだ何か?」
「よおし。次は頭から飛び込む場合だな。今度は逆さ吊りにしないと」
つまり不満はないわけだ。良かった良かった。
なでしこはくすくすと笑った。
「さて、と」
こくんとひとり頷いてから、引き戸を開けて教室へと踏み入った。
(まあ無理に知る必要もないし、いいか)
「そんなに長い時間待ってたのか?」
『衣装チームの力作だぜっ!』
『欲望解放』が起こったと勝手に思っていた?
ソ・イン?
『《本》にした奴らが思ったよりグズだったのじゃから!もう少し待て!』
「蝋だというのなら……やれば出来るか」
室内に入ると、大きな窓の傍に黒い服の青年が佇んでいた。
大きく開き、ふくよかな胸の谷間が見えている。左足は完全に浴衣から飛び出し、太ももの根
あり、とりこにならない男はいないとまで言われた伝説の人物ではないか。
立ち止まり、逢坂はそのまま静かに佇んでいた。その横顔の輪郭を、暮れかけた橙の夕日が
ケネスは、午後の強い陽射しのなかに出ると、病院にしているコテージから、道路ひとつ
さりと亜美に手を振った。手乗りタイガーという生き物は、女子の中ではわりと理解されてい
とがないのに気づいたところだった。長いドライヴになりそうだった。
633 :
イラストに騙された名無しさん:2010/07/04(日) 15:54:01 ID:t0ESe8VB
「おわっ」骸骨野郎の唾攻撃は、かなり本気度が高かった。レニィは思わず飛び退いてよけた
「ファーゾルト、我々の種族を教えよう。経済的動物(エコノミックアニマル)日本人だ。金の問題なぞ恐れるものでは
「……え……」
途端にギラギラの太陽が照りつけ、俺たちは顔をしかめた。
いつしか誘惑に耐え切れず、ベッドに倒れこんでいたことにも気づかぬまま。
死ぬな。
「あ、ありがとうございます。え〜と、神無月さん」
んだいこの垂直な布団、忍者と同伴してるみたいだね」
「まあまあ、気にするなって。それに他人の心配してる場合じゃないぜ?大連寺鈴鹿は
642 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/11(水) 03:45:13 ID:DOu0H5BL
「いつも思うんだけど、創作ダンスって自分らで考え出すんだよな。どんなのなんだ」
643 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/11(水) 12:02:54 ID:FpX6m5z1
な気がします。」
あの方の尊い想いを、そしてわたしの想いを、いつか誰かが引き継ぎ、一人でも多くの人々
クズが! ゲスが! 死ね! 死ね!」
646 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/11(水) 22:12:34 ID:t/DiZqT2
「悩める子羊」と言おうとしたのだと思う)。
647 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/12(木) 13:30:13 ID:S5JFyTRU
「――だから、お前に、手を貸そう」
て入ることなど絶対に許されない。
それぞれに腕の達つ随従で身を守っており、それなりの物資も持っていて、とりあえずど
「いんや、なんとなくで」
くす、と微笑んで柴田が心に話しかけてくる。
そうだ。洞窟風呂で大家さんを見て、俺はひっくり返った。
もしも愁一が螢のことを好きだったら――どうすればいいのか。結局その答えが出るこ
ための一連の処理が行われてしまったことで、世界中に魔法士を広めるというウィッテンの目
とは言いつつも姉貴は明らかにちょっとほっとした顔つきになった。
「――時間というものはね、どんな感情も風化させるものだよ、マックス」