新人小説を無差別に買っていくスレ

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156イラストに騙された名無しさん
■B.A.D―繭墨は今日もチョコレートを食べる  ファミ通文庫
不思議な力を持つ血筋に生まれた謎のゴスロリ少女・繭墨あざか(探偵)と
体に「鬼」を孕む受難体質の青年・小田桐くん(助手)のオカルト事件簿。
二人の関係は腐れ縁的な、何だかんだ良いコンビしてる気がする。
話自体はそんなに意外性は無いものの、丁寧に纏めてるので
読んでて安心感を覚えた。
ただライトとはいえ食人とか猟奇描写が多いので注意。
救いもあるっちゃあるが基本的に意地の悪いダークな話ばかりだから
読む人を選ぶ作風かも。
チョコ依存症の繭さんが可愛い。
小田桐くんの秘密は引っ張るかなと思ったら
ほとんど明かされちゃったし、孕んだ「鬼」にも変化があったりと
予想外の進行度合いを見せた。
おいしいところ放出してて次巻がちょっと心配だけど
普通に楽しみ。

■ココロコネクト ヒトランダム  ファミ通文庫
高校生活を送る五人の男女が
突然に入れ替わっちゃって、さあ大変という話。
うーん…微妙。不完全燃焼。
入れ替わることで互いの隠されたトラウマや考え方が露出する、
って設定の目の付けどころはかなり好ましかったんだが
入れ替わり現象やふうせんかずらの行動の説明が全くされなくて
始終イミフで終わってイライラさせられた。
他のキャラの行動も突飛な部分が目立つしな…
上でも言われてるが、途中の太一の描写が鼻につく。
最後までその印象は変わらなかった。