新人という名の地雷地帯を共に歩きませんか?
クソスレたてんな
>>3 お前、素直で良いヤツだな。だから支援。
一迅社の貴島吉志のイスノキオーバーロード、淡々とした展開っぽいけど、続編に期待出来ると感じたぞ。
1よ、買って読んだ感想を詳しく聞かせてくれ
話はそれからだ
>>5 おもにGAだけど
這いよれ! ニャル子さん 著/逢空万太 絵/狐印
ネタだらけのコメディ。読む人を選ぶと思う。
俺には合わず、続巻は買うつもり無い。
オルキヌス 稲朽深弦の調停生活 著/鳥羽徹 絵/戸部淑
サクサクと読めるコメディ風。
地味に続きそう。
今月、電撃の新人
紅はくれなゐ 著/鷹羽 知 絵/玉置勉強
有川夕菜の抵抗値 著/時田 唯 絵/りちゅ
>>6 まあまあ参考になった
どうも。
つか、こんな感じで進んでいくなら、普通に良スレの予感がするが
では電撃だけですがひとつ
九罰の悪魔召喚術/折口 良乃/戌角 柾
主人公が死んで、実は死んでない。いや、間を取ってちょっとだけ死んでます。
内容的には良くも悪くもテンプレ展開且つある意味綺麗に終わってるのに
あとがきで(会えたら)2巻で発言。毎回死んでたら2巻で完結するしかないんじゃ?
あと一歩で次が期待じゃなくて普通の良作で次が不安というのも珍しい。
簡単にまとめると絵買いして騙されない作品かと
クリスナーガ/小林三六九/ポコ
正直主人公は吸血鬼と魔女の皮をかぶったただの百合のほうです。と言われても違和感がない
実際の主人公の駄目キャラと独り言の多さに耐えられるならアリかと。俺は無理だった。
>>6 抵抗値という名のただのツンデレだったら地雷かもと思うと怖くて買えない。
>>7 俺も良スレになると思う
着眼点がオモロイわw
ゾンビですかはアウト?
その月にデビューした新人だけだもんな
良スレだと思うが過疎スレに鳴門思われ
12 :
1:2009/06/13(土) 21:13:30 ID:AGcRQdLm
なんか好評みたいでよかった。
>>2に罵られた時は削除依頼出してこようかと思ってたよ。
>>10 今年発売してるし、ギリOKじゃない?
ていういか、感想聞きたい。
>>1 共に歩くという主旨がいまいち上手く理解出来ない
いわゆる毒味として、二次災害を防ぐ意味でこきおろして欲しいのか、それとも可能な限りの美点を持ち上げて痛み分けをしたいのか
それとも単に個人的な感想を聞きたいだけなのか、結局どうして欲しい?
場合によっちゃ今日読んだ本の感想スレ、もしくはつまらない系の重複スレじゃないか?
>>6>>8 電撃だけなら九罰、クリス、紅、抵抗値の四冊は読んだよ
どれも被爆後、体に火傷と軽い障害は残ったが、
三途の川原から見えた景色の美しさは伝えられる
>>13 全部ひっくるめて新人っつーことで
あーだこーだやりたい的なスレだと思ってたが。
それなら長い目で見ればそれらと重複しないだろ
15 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 00:41:26 ID:W29206eu
支援する。
ガガガ新人
大賞 あやかしがたり
妖怪時代劇。よくできている。完成度は高い。しかし歴史好きからすると言葉が現代風なのが引っ掛かるかも。新人らしからぬ作品。作者はまだ若いそうだ。これからの展開に期待。
ガガガ賞 その日彼は死なずにすむか?
こちらも完成度が高い。改変もの。ほのぼのした児童小説のようなテイスト。すべてに渡って合格点だが難点は続編が不可能なことか。
審査員特別賞 やむなく覚醒 邪神大沼
ほぼ全編ギャグ。ずば抜けたギャグセンスだけで成立している。たしかに会話のテンポは凄い。ガガガスレでは好評のよう。
あちこちで新人の感想探すのめんどかったから支援。
17 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 15:10:15 ID:8+9UzpH3
買ったけど新刊読むまでに積み30冊消費するから感想はその後で
こういうスレもいいかな。
おおお
こんなところに、趣味、『新人小説漁り』の俺にぴったりのスレが!
なんかもう、毎月地雷踏みまくってるがやめられんのだぜ。
極稀にだが「こいつはのびる!」と思える作品に出遭うこともあるしな。
と、喜んでいてばかりでもアレなんで、買ったものでも報告する。
・有川夕菜の抵抗値 著/時田 唯 絵/りちゅ
(地雷判定機:セーフ)
文章:フツー。ラノベとしては充分か。
キャラ:インパクトは弱め。この本のキャラクターにファンが付くことは無いだろう。
構成:小さくまとまっている。一冊でちゃんと締めている所は評価できる。
全体としては並。
買う本が無かったら読んでみるのもいいだろう。
上にも書いているが、話をちゃんと終わらせているのは良い。
ポッと出で、続きなんか書かせて貰えるかどうかもわからないくせに
当然のようにシリーズ物の序章を出してくる嫌らしい新人が多い中、
この潔さは好感が持てる。無計画に大風呂敷を広げないタイプとみた。
キャラを練れば化けるかもしれん。
20 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 22:14:44 ID:HjeDmAoH
良いスレだ。
報告者増えるようにあげとくか。
21 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 22:43:43 ID:tNAoAfXr
んじゃー俺も上げとく
ガガガ文庫のあやかしがたり
>>15も言ってた通り言葉遣いがおかしい所が何箇所かある
でも時代小説の割に読みやすく好感が持てた新人
期待も込めて続刊は買う予定
22 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 22:53:15 ID:M1qEC81h
今月の新人踏んだから支援しておく
B's-LOG文庫の「ヤンキー巫女逢桜伝」第11回エンターブレインえんため大賞 奨励賞受賞作品
テンポ良く勢いよく突き進む痛快さ、よし。
主役も脇役もキャラが立っていてよし。
しかし。
LOVEは濃くないし、女性の好みというのはわからんが少女向け文庫で良いのかこれ?
23 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/21(日) 23:18:45 ID:sSyKRP6B
猫耳父さん
自分的には面白かったが、
やはり読む人を選ぶだろう。
ところどころにネタが入っているが、説明つき。
続編は出ないだろう
とりあえず今年出た新人を新人賞受賞者を中心にまとめてみた
・富士見
橘公司…蒼穹のカルマ[第20回ファンタジア長編小説大賞<準入選>]
木村心一…これはゾンビですか?[第20回ファンタジア長編小説大賞<佳作>]
・電撃
川原礫…アクセル・ワールド[第15回電撃小説大賞<大賞>]
静月遠火…パララバ-Parallel lovers-[第15回電撃小説大賞<金賞>]
真藤順丈…東京ヴァンパイア・ファイナンス[第15回電撃小説大賞<銀賞>](厳密には新人ではない)
蒼山サグ…ロウきゅーぶ![第15回電撃小説大賞<銀賞>]
山口幸三郎…神のまにまに[第15回電撃小説大賞<奨励賞>]
鷹羽知…紅はくれなゐ[第15回電撃小説大賞<電撃MAGAZINE賞>]
折口良乃…九罰の悪魔召喚術
小林三六九…クリスナーガ
時田唯…有川夕菜の抵抗値
・スニーカー
湖山真…耳鳴坂妖異日誌[第11回角川学園小説大賞<奨励賞>]
平城山工…ヒミツのテックガール[第11回角川学園小説大賞<奨励賞>]
河野裕…サクラダリセット
・ファミ通
田尾典丈…ギャルゲヱの世界へようこそ![第10回えんため大賞<優秀賞>]
石川博品…耳刈ネルリの御入学万歳万歳万々歳[第10回えんため大賞<優秀賞>]
・SD
月見里一…ぱんつぁーのーと
・GA
逢空万太…這いよれ!ニャル子さん[第1回GA文庫大賞<優秀賞>]
鳥羽徹…オルキヌス 稲朽深弦の調停生活[第1回GA文庫大賞<奨励賞>]
あわむら赤光…無限のリンゲージ[第1回GA文庫大賞<奨励賞>]
速水秋水…純愛を探せ![第1回GA文庫大賞<奨励賞>]
・ガガガ
渡航…あやかしがたり[第3回小学館ガガガ大賞<ガガガ大賞>]
小木君人…その日、彼は死なずにすむか?[第3回小学館ガガガ大賞<ガガガ賞>]
川岸欧魚…やむなく覚醒! 邪神大沼[第3回小学館ガガガ大賞<審査員特別賞>]
今後、刊行予定
丸山英人…夜と血のカンケイ。[第15回電撃小説大賞<電撃MAGAZINE賞>](7月発売予定)
九重一木…ガジェット 無限舞台BLACK&WHITE[第13回角スニーカー大賞<優秀賞>](7月発売予定)
伏見ひろゆき…R-15 ようこそ天才学園へ![第13回角スニーカー大賞<奨励賞>](7月発売予定)
原田源五郎…今日もオカリナを吹く予定はない[第3回小学館ガガガ大賞<優秀賞>](7月発売予定)
藤谷ある…ルゥとよゐこの悪党稼業[第3回ノベルジャパン大賞<大賞>](7月発売予定)
鮎川歩…クイックセーブ&ロード[第3回小学館ガガガ大賞<優秀賞>](8月発売予定)
少女系、新書系レーベルは詳しくないのでのでノータッチだが
>>23 ちなみに猫耳父さんの作者は新人じゃない
26 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/22(月) 01:15:13 ID:xkUHIB6F
天野ゆいな 14歳 中学3年生 講談社ホワイトハート さながら駆けし破軍の如く
とうとう やっちまったよ ホワイトハート・・・
>>26 確か小学館文庫(第六回)でも十五歳が受賞してたな。その後五年間、今に至るも次作が出ていない。
まあ前回は最終選考で落ちたそうだから、実力がないとも限らないじゃないかな……たぶん
それより、その記事載せた地方紙が住所氏名顔写真まるごと公開した容赦無さが酷いw
こうして見ると新人多いなー
毎月、毎月、何人新人が現れているのか愕然とする。講談社Birthなんて狂気の沙汰だwww
>>24 橘公司
川原礫
静月遠火
蒼山サグ
小林三六九
平城山工
石川博品
あわむら赤光
速水秋水
を読んだな。クリスナーガ以外は及第点だと思う。
30 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/22(月) 22:44:19 ID:Mm5x25bu
>>24 アクセル・ワールド
パララバ-Parallel lovers-
東京ヴァンパイア・ファイナンス
ロウきゅーぶ!
ギャルゲヱの世界へようこそ!
サクラダリセット
だけ読んだ
パララバは割と好きだが文章力があんまり…と思った
あとギャルゲヱの世界へようこそ!は自分としては地雷
この中ならサクラダリセットが一番好き
>パララバは割と好きだが文章力があんまり…と思った
全く同じ感想もったわ。
構成良かっただけに残念。
ちなみにその中だと俺は『ロウきゅーぶ!』が好きだな。
やっぱりこれも文章力はないし単語の使い方も間違ってたりするけど
題材の選び方がすげえ。
児ポ法うんぬんなこのご時世に、ヒロインに小学生いっぱいとか
しかもそれをデビュー作品でやらかすとか、どんだけチャレンジャーだよ。
続刊もすぐに出たしやる気充分なのも期待大。
俺もロウきゅーぶは冒険したなあと思った
2巻で少し失速したかな?ってサグスレに書き込もうとしたがあそこはそんな空気じゃなかったww
34 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/23(火) 12:49:40 ID:lG2jJXXd
マイナーどこでGA
>ニャル子さん
「オタ知識があると楽しめる。ないと辛い」との評判だけど、逆だと思った。
俺はどこかで見たネタのオンパレードに食傷。ニャル子が可愛いから読めたけど。
一方、2chも見ない友人たちは大好評。
「ページの下半分がメモ帳って表現、言い得て妙じゃない?」と絶賛。万事この感じ。
意外と幅広く受け入れられる作品かも? 売れてるみたいだし。
>オルキヌス
申し訳ないが地雷。笑いのツボは人それぞれだから置いとく。
主人公が調停相手に対して愛のかけらも見えない、一方的にやりこめ続ける姿に違和感。
例えるなら、理想はそのまま、試合になると相手の足踏んで頭突きで勝つ幕の内一歩。
最初から主人公が間柴的だったら楽しめたかもしれない。
ごめん、sage忘れた。続き。
>無限のリンケージ
構成の巧さは相当。ヒロインも可愛い。だからか読後感はたっぷり。
一方、構成のギミック上とっつきにくいのと、文章が堅いのが今時のラノベとしては
いかがなものか? 主語とか述語とか自由間接話法とかこまけえことはいいから、
もっと崩して書いてくれた方が読みやすかった。ヒヒヒ、バカテスまでやれとは言わんけど。
>純愛を探せ!
サブヒロインのリビエラは神。
しかし、主人公が俺は受けつけなかった。クズな主人公が更正するっていうテーマに
作者が真っ向から戦ってないように見える。だから、俺には主人公がクズのままに見える。
そこを掘り下げてくれてたら・・・。
コメディだからいいじゃんて話なら、最初からクズじゃない主人公にしてくれと思うし。
あとメインヒロインも空気。でもリビエラは神。
以上、全体に辛口かも知れんけど、楽しめたってのは最後に書いとく。オルキヌス以外。
サクラダはエンドがきれいにまとまっててよかった
37 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/23(火) 16:03:22 ID:Yk0pNksT
なんという良スレ
>>23 作者新人じゃないぞ
ブリーチのノベライズ書いてたりする
猫耳父さんはコメディとしては面白かった
やむなく覚醒! 邪神大沼
序盤で一気にテンション上がって以降はずるずる下がってく感じ
所々の解説みたいのが作者のセンス溢れすぎてるんだけど、さすがに終盤には飽きてくる
そしてオチの弱さも残念なところ。女キャラ以外に対する挿絵のやる気の無さはむしろ笑えるから良いや
それにしても作者のペンネームが川岸殴魚…どんだけ魚嫌いやねん
ちなみにここは新人デビュー作のみで、同じシリーズでも2巻とかはスレ違いになるのかな?
あんまり縛り過ぎても話題がなくなるし、
2巻で良くなった、悪くなった、今後期待できそうだぐらいの意見を交わすのならいいんじゃない?
だいたいデビューから一年ぐらいが新人でいいんじゃないか?
暗黙のルールで、三巻出れば個別スレ立ててもいいみたいな感じだし
こうも新人が多くなると、色々意見があってしかるべきだし、その中からいいのを発掘する面白さもある
いい感じのスレだと思う。むしろなんで今までなかったのかと
読んだ新人小説の個人的感想を投下してみる。長文になるので、飛ばしておk。
「これはゾンビですか?」「ロウきゅーぶ!」「クリスナーガ」の三つ。
○これはゾンビですか?
バカがバカ書いてるバカラノベ。
パロディネタで笑いを取ろう、というのはあまり好きじゃないんで、
もう少し他の部分で笑いを誘って欲しいと思った(そもそもパロディの半分くらいはネタが分からん)。
普通のラノベじゃないラノベ、という感じは出てると思う。
強烈な個性……とまではいかんだろうが。無口ヒロイン絡みは良かったと思う。
頭を空っぽにしてバカになって読みたいならオススメ。
○ロウきゅーぶ!
別にこれ、小学生がヒロインじゃなくても構わないよね? と思った。
極端な話、女子高生と元プロバスケ選手のジジイでも同じ話が書ける。つまり、小学生であることに必然性を感じないのは、個人的にマイナス。
その辺りを理解してわざと「小学生」にして賭けに出たのか、単に作者がロリコンなのかは知らんが。
結果的に小学生ヒロイン五人という部分に(売り上げ的な意味で)助けられている印象。あと、絵師(実は俺も絵買いだったり)。
文章力とかはよく分からないが、バスケに対する情熱は伝わってくる。
「小学生」でなかったら、受賞してなかった可能性が大きい。
○クリスナーガ
特にインパクトもなく、強烈な個性も感じられない、というのが最初の印象。
主人公が一人で悩むのは別に苦痛に感じないが(そもそも何かやったとして、設定上事態が好転するとは思えない)、
後半の「パラドックス」だの「〜〜理論」だのは正直どうでもいい。わざわざ書く意味が分からん。
主人公が自身の存在に意義を見出すのに必要だったのかもしれないが、もっと別の方法あるだろ。
わざわざラスボス倒した後に説明台詞垂れ流すとか、余韻がぶち壊し。
……まぁ、あっさり終了し過ぎて余韻も何も無いかもしれんが。
絵とメインヒロイン(吸血鬼のほうね)は好みだが。
どーでもいいが、三つとも一人称だな。
あと、「有川夕菜の抵抗値」は今途中まで読んでるので、読み終わったらまた感想晒す。
長文スマン。
42 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/24(水) 23:03:46 ID:DLp5KoCN
支援あげ
抵抗値ははっきり言ってつまらなかった。
視点の切り替えがおかしいというか、読みづらい。
あと作者の文章力も低いし、キャラにも魅力を感じなかった。
44 :
イラストに騙された名無しさん:2009/06/26(金) 12:52:50 ID:oZPrtg8b
えんごあげ
無限のリンケージ
ストーリーは面白いんだけど設定やバトルにやや無理矢理感が残る。
例えば中世レベルの文明レベルから連れてこられた姫様が数年ていどの時間で
星間文明レベルの社会で経営者になれるのかとかメタ装備の対戦者が
何で武器だけ手落ちするのかとか。特にこの武器の手落ちは主人公が
どれだけ強いのかを説明するためだけのシーンぽくて萎える。
他の選手が目視してからは避けるのが不可能な雷を武器にしている中
近接攻撃特化の主人公に対して姿を隠した遠距離狙撃タイプを選んで
近づかないようにしたのに武器が距離があれば目視してから十分に盾で
防げる光弾で、防がれないように距離を詰めたら返り討ちってのはご都合すぎ。
それでも今後に期待ができる良作。
>>45 姫はお飾りでヤンが経営やってんじゃないか? と思うけど、
雷の話はなるほどと思った。
クリスナーガは読んでて
「淡々としてるなあ」というのが感想。
展開以上に俺の反応が。
>>41 亀だが、高校生でやったら男子に勝つ経緯の説得力が弱くならんかな?
相手がまだまだ未熟だから付け焼き刃で一点突破できるとか、
男子より背の高い女子がいるとか、そういうのを勝つための武器にしてたし。
サクラダリセット、面白かった
文章も構成も新人とは思えない完成度
しかし地味
50 :
41:2009/06/29(月) 22:16:28 ID:8uklaTB7
>>48 言われて考え直してみた。
確かに小学生と高校生では性別による体格差はかなりあるわな。
それなら別に「相手が男である必要もない」、と思ったんがだが、相手も女だと今度は『相手の強さ』をより明確に描写する必要が出てくる。
「勝てそうにない相手にどうにかして勝つ」というが物語りとしては面白い要素の一つだと思うんだが、それをするには「相手との力量さがどれだけあるか」を描写したほうが効果的。
でも「バスケ」というチームでやるスポーツである以上、複数のチームメイトの描写もやらなくちゃいかんわけで、「力量さの描写」をすると文章がダレる可能性が高い。
しかも文章でバスケの描写をしなきゃいかんから、かなり難易度上がる。
でも、相手が女子に体格で勝る男子であれば、「力量さ」の描写は抑えられる。「正式な部活動メンバーの男子チーム」と「ど素人同然の女子チーム」じゃ勝敗は誰が見ても歴然だからな。
しかも昴が男子チームに「共感・同情する」シーンもあるし、二巻以降の展開を読むと一巻の試合がキッチリ伏線にもなっている。
……立派に「小学生である必要性」があるじゃねーか。
これ、全部計算してやってたとしたら、実はこの作者、凄い奴なんじゃなかろうか。
キモイ&エラソーな長文スマソ。
51 :
41:2009/06/29(月) 22:31:40 ID:8uklaTB7
遅くなったが「有川夕菜の抵抗値」の感想晒す。
例のごとくエラソーな長文。
ハッキリ言って印象に残らない。
視点変更や場面転換が多くて、少し混乱してしまうのはマイナス。
あと、シリアス気味のストーリーはいいんだけど、ちょっとした荒さが目立ってしまう感じがする。
パラライザーが自殺なんかしたらマスコミが黙っているとは思えないから、『パラライザーという存在に対して一般の認知度が低い』という設定に疑問が残る。
些細な事だけど、俺は凄い気になった。しかも、登場人物も実に「現実的」だし、ストーリーも文章力もパンチ力がないから、そういう荒が気になってしょうがない。
もっとキャラクターをはっちゃけさせるか、ぶっ飛んだ展開をしてくれればまだ面白かったかも。
因みに、作者は俺もよく行く某サイト出身者らしいが……。そうじゃなかったら、あらすじだけ読んで買ってなかったと思う。
>>50 まあ、小学生なら男女間でも決定的な体力差がないから、男バスVS女バスで構図が成り立つが、
高校生での男女間の差では厳しいからな
あと、同じバスケ教えるにしても、
おっさんが高校生にバスケ教えるのと、高校生が小学生にバスケ教えるのじゃ、
話自体、全く別物になっちまうからな
バスケに詳しくない読者に優しい、ってのもあるね。
ちゃんとした高校生チームが使うテクニックやセオリーを
文章だけで読者に説明するのはそれなりに大変だろうし。
個人的には、小学生である意味はあったと思うし
小学生を売りにするのもシリーズ存続の方策として間違ってないと思うが、
(俺が大好きな女子ラクロス小説は、売れずに打ち切られました……)
バスケシーンをまったく描けないロリだけ絵師なのはどうにも勿体無く感じるな。
54 :
41:2009/06/30(火) 22:07:42 ID:7OJYyDh4
>>52 「女子高生とジジイ」ってのは極端な例だけどね。
まったく同じものが出来るとは俺も思ってはいないよ。
>>53 ルールの説明を最小限にする、という方向にしたのは正解だね。
俺はスラダン世代だから簡単なルールくらいは知ってるが、専門用語なんてほとんど覚えてない。
けど、その辺はまったく問題なく読めた。
>バスケシーンをまったく描けないロリだけ絵師
てぃんくるを起用したのは、ある種正解ではあると思う。
そこそこ名前が知られてて、「てぃんくる」というだけで無条件で絵買いする層が少なからず居るわけだし。
『スポ根モノ』というラノベとは相性の悪いジャンルで勝負するんだから、売る側としてはあんまり賭けには出たくないわな。
結果的に(今のところ)賭けに勝ってるけど、違う絵師だったらここまで騒がれてなかったかもしれん。
そもそも可愛いロリが描けてバスケシーンもいいのが描ける絵師ってそんなに居るのかな。
○伏見ひろゆき…R-15 ようこそ天才学園へ!
まず言わせてもらうとすれば、唐突に始まる原稿のエロシーンでなぜ1枚もギリギリ絵を
用意しない!何のために絵買いしたと思ってんだ!的な憤慨を味わったw
主人公がポルノ小説家なのはついに富○見のひ○ぱらに続いてスニーカー文庫も限界に
挑戦したのでは、という期待を確実に裏切るものと思っていい。
で、内容だが単になんの展開もなしにただ天才だから、で株をやって
たった3日で3万からいきなり700万にするのはさすがについていけない。
はっきりいうとキャラのスペックだけじゃ説得力に弱い。
天才がただのキャラになっててそこだけは1冊じゃどうしようもないし。
あとはメインがまるまる1冊自己紹介するためにクラス対抗のオリエンテーションやって終わり。
え、もう終わり!?なんか一気に読んだけど全然読んだ気しない、
そういや学園ものってそんなもんだったかなと当たり障りのない感想。
普通のシリアスあってギャグ率高めな学園ものです。まだなんともいえん
シリーズを通して買うつもりなら買いかと。お試しなら当然他の学園もので代用できる
56 :
某スレより転載:2009/07/01(水) 14:37:07 ID:C7jrlTet
168 名前:1[sage] 投稿日:2009/06/21(日) 13:18:38 ID:vzj8oc96
イスノキオーバーロード (貴島吉志/一迅社)
一迅社より、期待の新作の発表である。
舞台は一見するとファンタジー風の異世界、しかしその実は遠い未来の、地球からの移民が移り住んだ惑星で、
文明は衰退し地球から持ち込んだ技術が遺跡として出土されるという設定である。
そしてその遺跡を隠し持つとある王国での、その秘密を握る姫とそれを狙う盗賊たち、姫を守るメイドとその護衛たちの物語である。
実に王道。 このあたりは、ラノベ読みならば多少の誤差修正で容易に理解でき、実に親切な設定である。
しかし、単に王道なだけではない。
やはり物語を彩るキャラクターたちが魅力的に描かれてこそであり、そしてこの物語はそれを十全に発揮しているのである。
主人公、スティロス。出土武術”新示現流”と実力を十全に引き出す出土武器”倭刀”を振るう、実直にして妹思いの好青年である。
その双子の妹、ユスハ。明朗快活で働き者、姫に仕えるメイドにして一週間で彼女の信頼を勝ち取りまたユスハ自身も尊敬する
主人として大切な友人として手のかかる妹として姫に誠心誠意世話を焼くよい娘である。ちなみ巨乳かつ、ショーツでパンツじゃなくて
ドロワーズだから恥ずかしくないとのことである。
先輩メイド、アザリア。眼鏡の似合うよく気がつき心優しくも優秀なる、姫の信頼厚きメイドの鑑だが、実はよく見ればスティロスをも
戦慄させる隙のない歩き方をする謎多き人物。
ほかにも老練な軍師や気さくだが優秀な将軍、毒見役として免疫をえるためさまざまな毒に親しむうちに成長の止まってしまったショタ
など魅力的なサブキャラクターたちが登場するが、なんと言っても特筆すべきは、物語のヒロインにしてもう一人の主人公と言うべき姫、
ヴェセルであろう。
ヴェセル。遺跡を隠し持つサングリア王国の姫にして、遺跡の管理者。まだ幼い身にして遺跡を巡るいざこざで早くに両親を失うという
過酷な運命を背負いながら、健気にその使命に立ち向かう少女。
この姫の魅力こそ、まさにこの物語の要である。
57 :
某スレより転載:2009/07/01(水) 14:38:09 ID:C7jrlTet
169 名前:2[sage] 投稿日:2009/06/21(日) 13:19:29 ID:vzj8oc96
なにしろこの姫に主人公スティロスが居合わせるシーンのうち、実に過半数においてスティロスが発情しっぱなしというあたり、
その魅力が尋常でない事がわかる。
初めての邂逅では溺れた姫を助けるため、大部分の使命感とわずかな劣情を以って心肺蘇生術を施す。(なお、その際に姫のその
幼き肢体の儚いまでの素晴らしさが、約1ページに渡り描写される)
その使命に彼を巻き込みまいとあえて虐げる姫が、彼の頭を素足でつつくその表情と仕草に魅力を感じ、
ケンカをしてにらみ合いながら、その目はついついゆるい肩紐のドレスから覗くぺたんこな胸に引き寄せられ、
姫のちびっ子にしては張りのある声で命じられるとつい無意識に従ってしまったり、
作戦上の偽装のために自分の部屋に戻らずスティロスの部屋に居座った彼女の無防備な姿に対し、後戻りの出来ない嗜好を芽吹き
そうになったり朝の生理現象とはまた別の熱を下腹部に感じてしまったり、
一緒に寝るといわれてムラムラしてしまったり、
姫のにおいの染み付いてしまった自分の寝床ではもはや安息は得られなかったり、
etcetc、どれほどに姫が魅力的か、僅かなりともお伝えできたろうか?
だがもちろんスティロスは実直で誠実な好青年。そんな衝動に身を任せたりはしない。 実に紳士的。少女の中に見える女性の部分に
反応するのでなく、少女が少女であるがままの部分に反応する当たり、色々な意味で紳士的である。
さすがは、年上おっとりおねーさんタイプのアザリアに対しても好感は覚えるものの劣情はまったく覚えず、ましてやいかな巨乳で
あろうともドロワーズが覗こうともスカートの中に隠れて飛び上がろうとも妹には寸毫たりとも反応しなかった男。
実に一本筋の通った紳士といわざるを得ない。
かように姫の魅力(性的な意味で)が存分に描かれる近作、ふと思うはこのスレにおいてロウキューブや小学星のプリンセスを
紹介してたかの氏の目にはどう映るだろうかと思いを馳せて、筆をおく事とする。
亀だがテック感想
だってわかりにくすぐる…
内容的には面白かったんだけど構成がねー
あと最後の女子部の流れが?だった
地雷認定しますが2巻買う予定
なんであんなに読みにくいんだろ…
ガジェット
中二的
おもしろいんだが設定についての説明が少なすぎる
主人公がヒロインのことをどう思ってるのかよくわからなかった
R15って結局どうなの?
○R−15
一癖も二癖もある天才の集まりって割りに、キャラが弱く、普通の学園ものと変わらんって印象だった。
主人公も天才ポルノ作家って設定だが、凄さが感じられんし、オリエンテーション逆転の打開策に関しても何かしょぼい、
作者がきちんと天才を描けておらず、設定が活かされていないって感じだった。
天才と言えども、所詮高校生だからって意図して書いてるならともかく、単なる筆力不足っぽいしな。
ルゥとよゐこの悪党稼業(藤谷ある・HJ文庫)
大筋というか骨組は「異能持ち美少女の戦いに巻き込まれてキーパーソンに」と
お約束のパターンだが、ルゥのキャラ立てを中心にひねってある。
悪魔で高飛車でややアホの子で寂しがり屋で小心者で被保護者。詰め込んだ割に
各属性が潰しあったりせずに成立し、かわいらしく仕上がってるんではないかと。
ルゥの魅力を引き立てられるように他キャラを配置した結果こうなったのかも。
悪側に所属とかハタ迷惑な潜在能力とかコンピュータっぽい魔法とか、構成要素は
さほど目新しくないが古びてもいない感じか。まぁルゥと良児をイチャイチャさせるのが
大事なトコなんだろうし、枝葉末節な諸々の濃度はこんなもんでいい。
徹頭徹尾カナタを「敵役な脇役」として扱っている点は好感触。
構成上、サブヒロインが登場しても良児の恋愛対象として上手く機能しないし。
まさしく中高生狙い、という意味で大賞らしい作品だと思う。
age
ageてないし
ageてたね
64 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/12(日) 14:54:05 ID:CAbzRsIQ
あげてみるんだぜ。
サクラダリセット評価高いし買ってみるよ
今月はB'sログ文庫の小弓姫買うにょ。
あやかしがたり
文章は丁寧なんだがキャラが世界にいまいち馴染みきってなくて借りてきた感が
一応時代物?なので評価辛め
今後に期待で続刊購読予定
耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳
ν速系ちゃねらー臭、だが作者自体のセンスも時々光る
下敷きの設定から見るとそこそこ学のある人かもしれん
続巻はアリ、個人的には大好きだが多分ノリ的にもレーベル的にもすぐ終わると予想
パララバ-Parallel lovers-
作者が書きたい内容を丁寧に書いた小説という感じ
リアル中学生辺りが読むと良いかもしれん
残念ながら俺はオチが割と早期で読めてしまった
多分すぐに消える人でしょう
アクセル・ワールド
Web小説での実績アリの人
特に目新しい物は無い王道展開、だがそれを実力で書いて最後まで読ませる
王道好きなら安心して読めると思われる
だけど、主人公が巨デブはねーよ、せめてちょいか地味辺りにしとけよ
這いよれ!ニャル子さん
大抵元ネタありだがギャグでテンポ良く文を進めていく
クトゥルーネタ補正で個人的な評価はそれなりだが、あわない人はあわないだろう
パロネタが許せてSAN値という言葉を聞くとときめく人におすすめ
多分レーベルとして力入れてるっぽいしそこそこ売れるんじゃねーのかな
R-15 ようこそ天才学園へ!
中堅作家がレーベルの穴埋めで書くならいいけど、
大賞受賞者がこれでデビューはどうなんだというレーベルの斜陽を感じる作品
別のレーベルのこれ系買えばいいんじゃないでしょうか、スニーカー売り場狭い事多いし
>>67 紛らわしくて混同してる人多いみたいだけど、
ガジェットとR−15は、去年度第13回の優秀賞と奨励賞ね
大賞が出たのは、この間、結果発表されたばかりの第14回
スレ活性化のために燃料投下
>>67 俺はその中ではR-15しか読んでないけど、
青春系コメディとして見ればそこそこ面白かった。
全体的にやや淡泊な感じがしたけど、文章は安定してる。
ザスニの短編が良かったので、とりあえず次巻で判断だな。
サクラダの作者って新人扱いでいいのかな?
支援燃料投下
やむなく覚醒 邪神大沼
>>38と似た感想
序盤で最高潮に達した後、徐々にトーンダウンしていく、そしてオチが弱いので尻すぼみ
序盤の作者のセンスはかなりいいので
イラストがとても残念、つか15年前ぐらいの絵柄だよねこれ
じゃあ俺も投下ー
ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE
スタートが残念すぎる。
初っ端から電波飛ばしまくりのヒロインと、ぐだぐだと面白くもない独白で始まる主人公視点。
設定用語がバンバン飛び交い、詳しい解説を主人公が求めると「焦らずゆっくりお互いを知りましょう」とかほざくヒロイン。
お前は何を言っているんだと思うけどなぜか主人公は引き下がるという…
確かにそこで全部説明されても困るけど、だったらもうちょっと展開をどうにかして小出しにすればいいのに…
厨二向けにしても終盤のバトルが微妙だし、どうにも褒める箇所が見つけにくい作品。
あと、ヒロインが驚く時にあげる声が「きゅむ!」はねーよと言いたい。
そんなキャラが夢に出てきたら神様だって目を覚ますわ。
73 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/21(火) 18:03:12 ID:4UcsWkCV
あげ
誰も買ってなさそうなものを。
白の断章
講談社BOX文庫(西尾の化物語とかのとこ)
でやっている新人賞で初めて出た大賞作。ダークな青春もの。
文体は純文的、構成はエンタメ、キャラはヒロインのみラノベってる。
サッカー強豪校のサッカー部レギュラーだった主人公と、
スタンガンで自傷行為を続けるヒロインによる自責と復讐の話。
冒頭読み難すぎ。構成理解するのにちょい考える必要アリ。
話は俺好みだった。でもそのエピローグあんま入れる意味なくない?
書き忘れてた。
小弓姫 ―黒竜の珠玉―(B's-LOG文庫)
レーベルスレでもさんざん言われてるけど、キャラが死んでる。
ただ状況に合わせて駒を動かしている感じで、ほとんど感情移入とかできん。
特に主人公はもうちっとしゃきっとして欲しかった…。
世界観は、それなりかな。
主人公周りなどでいろいろ設定が残っているだろうから、続編は書きやすいだろうね。
76 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/25(土) 14:24:31 ID:mQ5kOz8T
あげ
なんか面白そうなスレ発見。重複レビューもアリかな?支援支援
・アクセルワールド 川原礫
未来型のネットゲーム×格闘ゲームといえばだいたい想像できそう。
登場人物のキャラもたってるし、「加速」という概念をうまく仕様
して、時間的概念をぶっ壊すのも面白かった。現状2巻まででてる
けど今後も購入する予定。正直当たりな悪寒。
電撃小説大賞受賞作品だけあると思う。
・九罰の悪魔召還術 折口良乃
人間×悪魔×天使(エクソシスト)のボーイミーツガール系。
巨乳の悪魔(アイム)に心くすぐられるが、正直なところ主人公の
キャラが薄い。自分的に神話やファンタジー系はかなり好きな部類
なので今後の展開に注目してみたいが、1巻読み終わった段階だと
色んな意味でかなり惜しい気がする。
継続購入は次巻読んでみてかな。
78 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/27(月) 01:11:40 ID:UdHAzAOU
良作が発見できるのを願ってage
79 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/28(火) 00:40:41 ID:eJmPTiIP
やむなく覚醒 邪神大沼
バカテスの一巻読んだときみたいな衝撃を受けたwあとは落ちていく運命だろうけど、飽きるまでは付き合う予定
ガガガはなんかシリアスが多いイメージがあったからちょっとビックリした。
同じガガガの新人で「今日もオカリナを吹く予定はない」も面白そうなんだけど読んだ人いませんか?
這いよれニャル子さん
一巻はけっこうたのしめたけど、テンポが悪いので疲れる。主人公のモノローグが長い
二巻は途中で飽きた。最後のほうの戦闘っぽいシーンあたりはもう流し読み
>>79 邪神大沼、ニャル子とも貴方と同じような感想、バカテスは未読の俺。
オカリナはテンポが悪くて100ページくらいまで読んで投げた。
オカリナ読んだ
セリフのやり取りがボケてはツッコミ、ボケてはツッコミの漫才形式ではなく
状況で笑わすみたいなコメディで面白かった
ただ最後の展開がよくわからなかった
82 :
イラストに騙された名無しさん:2009/07/30(木) 20:30:39 ID:hb5oiyKl
age
8081の意見をみてオカリナ買って読んでみた
確かにテンポ悪かった。なんか会話をもうちょっとスマートにして欲しいというか
センスはよかった。能力の発動条件がどれもシュールで吹いたw最後の一つ前の挿絵ww
個人的には少佐がいい味出してた。一年の女はいらない
でも次巻はもういいや
・ソードアートオンライン アインクラッド 川原礫
現在ではオンラインで掲載されていないが、かなりの人気があったらしぃ。
そんな意味で新人かどうかは謎。アクセルワールドの著者。
内容的には、アクセルワールドが格ゲーに対して、こちらは通常のネトゲ的な
感覚(MMORPG的な意味)でアクセルワールドよりは入りやすいかな。
著者自身も後書きでだいぶ短くしたと書いてあるが、色んなところで削除した
部分が垣間見られる。
にしてもコレ、、、
一巻で十分完結してるように思われるが…二巻もでるのか?
85 :
イラストに騙された名無しさん:2009/08/24(月) 12:20:46 ID:eW536KEx
スレがやや過疎気味。というか、意外と少ないんだな新人。
書店に新しく並べられる本をみると酷い文章のやつばっかりなんで、
毎月毎月新人が大量デビューしてるんだろうなと思ってたわ。
結構いるが地雷を踏みに行って
そしてさらにその感想を言う人が少ない
地雷を踏んだらサヨウナラ
地雷 ほめちぎり
普通&微妙 感想かく気にならないのでスルー
良作&傑作 レーベルスレで盛り上がる
・「桜の下で会いましょう」 久遠くおん
錬金術で賢者の石とか主人公が主夫属性とかヒロイン三人いますとか
とにかく盛りだくさんにしてみました感あふれる一作。イベント数と
ページ数の比率さえ調整できれば化けると思うんだけどなー。
幼馴染みも活躍するような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
・「じんじゃえーる!」 原中三十四
神様顕現モノ。春奈様かわいいよ春奈様。主人公がややヘタレ気味だけど
まぁ普通の範疇内か。先約あるから後発の君は問答無用でゴメンナサイ、
ってーのも薄情かもしれんし、暫定的にはアレでいいんじゃね?
妹も重要キャラのような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
・「デウス・レプリカ」 にのまえあゆむ
伏線はほぼ使い切るような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
あの人はもっと戦うような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
主人公の異能は便利そうな気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
力だけじゃ何も解決しない気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
90 :
イラストに騙された名無しさん:2009/09/28(月) 20:50:53 ID:EggxFEzd
・「じんじゃえーる!」 原中三十四
押しかけ嫁モノ。
けなげっぽいところがツボにはまればいい感じに読める。
ほのぼのしてるのでバトルに疲れた人には良いかも。
・「アンシーズ」 宮沢周
現代、超常能力女体化バトル。
なんだかすんごく尖った作品…。
主人公がうじうじし気味なのが微妙に辛いか。
これ、合わない人は徹底的に合わない。
また誰も買ってなさそうな講談社BOXの新人を。
・「雷撃SSガール」至道流星
著者がとある会社の社長。その知識を生かした現代舞台の経済ラノベ。
ハルヒっぽいメインヒロインとみくるっぽい癒し系と
長門っぽい貧乳と血の繋がらない毎朝起こしてくれる妹と
至れり尽くせりwの布陣を敷いたヒロイン勢が話を引っ張っていく。
メインテーマはS(世界)S(征服)。
父の死で傾きそうな会社を継ぐことになった主人公と世紀の大天才であるヒロインの出会いから始まり、
破竹の勢いで主人公達の会社がリアルに則した経済界を食い物にしていく。ホントに。
最後には世界征服のため、本気で無敵の軍事力を持つに至るのは結構良かった。俺的に当たり作品。
・「ようこそロバの目の世界へ」岩城裕明
人には普通見えないモノが見えてしまう小学生の主人公とその友人達の友情の話。
山無し落ち無しゆるゆるとシュールな世界観が続いていく。でもちょっとじんわりくる。
悪くは無いがそれほど良くもない。ダメではないがかといって人様に薦めるほどでもない。
でも、ちょっと好きな感じ。とらえどころの無さがなんともいえない作品。
92 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/04(日) 20:01:09 ID:TnZXJAMO
非常に良スレなのであげておくわ。
色々参考になったので、本棚増やす決意が固まったぜ。
>>88 他にもあれだ、こんなケースが
「お、この著者は初めてだわ(略)まあこんな感じか」
書こうとする
× 新人
○ 新シリーズという初歩的なミスw
「やっぱ新人じゃないから書くのやめるか」
新設して新人賞一回目なのに話題に上らないメガミ文庫の新人を
・「みすぷり!」SOW
金賞だけあってかなかなかにおもしろかった。
センスがあるのか会話が面白かった。。
ストーリーも徐々にシリアスが混じりだして、前半と後半で違った面白さがあった。
あと、主人公がちゃんと男らしかった。うじうじしないところが好感が持てる。
難点はヒロインの背後関係の設定があやふやで、もう少し突っ込んでもらいたかったかな。
もう一つの難点はほとんどの本屋においてないこと。地元で一番でかいツタヤにこのレーベルだけ無かった。
続刊を期待しているんだが、そもそもこのレーベルは来年に生きているのか
95 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/11(日) 00:01:39 ID:dqHbYjLV
連投ついでにage
・「じんじゃえーる!」原中三十四
ほのぼのだったね。
嫌いじゃないけど、もうちっと個人的には盛り上がりがほしかった。
主人公君の行動や気持ちにやきもきするんだけど、それが解放されなかったので変な気分。
もっとスッキリ終わらせてもよかったんじゃないのか。
あとオチがいまいち納得しづらい。都合よすぎないか。
97 :
イラストに騙された名無しさん:2009/10/21(水) 22:22:48 ID:ueFbThDW
保守&浮上
講談社boxの感想結構多いなw
若干古いけど、
「ファイナリスト/M」天原 聖海
冴えない主人公が、天才の姉が作った人工知能付きPCを持って
探偵日本一決定戦 D-Iグランプリというものに参加させられる。すると実際に殺人事件が起こってしまったという話。
D-Iグランプリの種目がしょぼすぎるのが残念だった。そして人工知能PCも若干空気。
なんというか、主人公の成長物語に重点が置かれていて拍子抜けした。
勿論ミステリー要素もそれなりに満足できるのだけど、新世代のエンターテイメントみたいなことを売りにしていたような気がするし、それに期待していただけにちょっと残念。まぁ、読み終わったら結構楽しめていたが。
boxは古臭い作風多いよな。あれは編集部の方針なのかね。
なんというか、新世代(笑)とかニューエイジ(笑)とか謳い文句の時点で前世紀のセンスだもんよ。
どんな謳い文句だと今風なのよ?
○○2.0
>>98 BOX感想はほとんど俺だ。レーベルスレに感想書くと荒れやすいのでここに書かせてもらっていた。
ではまたBOX新人の感想
・「R.I.P.」 杉山幌
パラレルワールド的な日本が舞台の・・・これはラノベとはちょっと違うかもしれない。
一般エンタメとしての側面が強い作品。
おれと、サチコと、ジオの、もしかしたら愛情だった友情が熱い。
同じ大賞の「白の断章」が純文チックで、「雷撃SSガール」がアニメチックなら、これはドラマティック。チックではない。
10代半ばから後半までの現実に則した厨二病的な部分が多々あり(否俺tueeee系)、読者によってはハマルかと。
生きにくいほどの怒りを持って主人公を引っ張っていくヒロインはカッコイイが、
それに隠れてしまって主人公が良くも悪くも空気気味。
出来れば主役三人の過去話が読みたいと思った。三人が仲良くなっていった過程が知りたくなった。
この一冊にそれらと今回の事件を綺麗に籠めることが出来れば、もっと良かったのではないかと思う。
次は学園大賞
・「末代まで!」 猫砂一平
最初はこれなんで大賞?だったが、中盤以降の方が面白いスロースターター。
設定部分に入ってからの方が楽しめたのは、作り込まれた設定の成せることか。
逆に萌えは弱い。ネタや読んでた感触から作者の歳けっこういってそうに思えた。
だから無理に萌え入れた前半が面白くないんだと思う。
主人公の気持ちがヒロインに向けられていく過程がもっと欲しかった。
なんだかんだで二巻も買うだろう。
>>99 謳い文句のセンスが古いのは同意。
俺としては、BOX新人の作風は古くさいというよりも幼さが少ない気がする。
大賞級は文章力がいやに高いのもその幼さの無さに拍車をかけてる。ラノベ的な隙がないとでもいうのかもしれない。
上記二作読み比べると文章力月とすっぽんだし。
>>102 BOXのスレって不思議な場所なんだな……
104 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/08(日) 15:54:28 ID:4chnzqdU
保守上げ
昔はよく新人ご祝儀買いしたけど、今は地雷に挑む体力もなくなった
逆に買う余裕出来たけど、時間が無くて読めてない俺がいる。
107 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/12(木) 13:05:20 ID:FKUPCPPd
age
108 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/13(金) 05:20:00 ID:bGsmpSEB
「大自然には謎が多い・・しかし最も謎なのは、新人賞なのかもしれない。」
-------------------THE END-------------------
保守&浮上
110 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/14(土) 17:03:14 ID:/xAk96CF
「友だちの作り方」愛洲かりみ HJ文庫
引っ込み思案のアガり症で、友達がひとりもいないヒロイン椛さん
(実は容姿端麗成績優秀運動神経抜群だけどぼっち)と、
天真爛漫で洞察力に富み美人で可愛らしいもうひとりのヒロイン柚木さん
(実はオタク少女のぼっち)の、
純情可憐な友達づくりにまつわるおはなし。
ライトノベルというよりは中村航なんかの小説に通じる、
青春純愛ストーリーだと思うが、
終始ニヤニヤしながら読んでしまった。
ホビージャパンじゃなく、講談社文庫か角川文庫あたりから、
一般小説として出版してもおかしくない出来だと思った。
>>110乙
てか最初オマエラヒキこもってないで外でろよwって主旨の
嵐コピペかと思ったスマン
俺も友達がほしいぜ
ぼっちってなんだよ
リア充には関係のない言葉
114 :
イラストに騙された名無しさん:2009/11/28(土) 00:13:42 ID:hDaJeCRe
MF文庫の新人、発売日過ぎたから解禁かな?
お、MF新人感想あるならお願いします
マヨちきかゴミ箱かちと迷ってる
両方ともネタバレスレにいくつか感想転がってたけど、スレがdatの海に沈んでるな。
その2冊だけ買ったので、書いてみるわ。
自分の、今年の一番の収穫はヤン巫女(ファミ通B'sLOG)。文庫は少女向けだが男が読んでもきっと問題ない、ハズ。
・ゴミ箱
現代学園ドタバタ系。
暴力S女の尻に敷かれるM気弱男、という最近よくあるパターン。
コメディ路線かと思いきやいきなりシリアスになったり、ちぐはぐ。
説明も足りなかったりするし、かなり消化不良。
個人的には地雷。
・マヨちき
現代学園ドタバタ系。
暴力女'sと、しばかれ慣れた男。…またですか。
ただこっちの主人公はそれなりに骨があるんで好感が持てる。
話の流れも、そこそこ。なのでそれなりには読める。
ただ、特別面白い訳でもなく、凡作な感じがした。
どっちを選ぶか?なら、マヨちきで…。
とりあえずマヨちきか。>ヤン巫女(ファミ通B'sLOG)はヤンキー巫女逢桜伝のことでいいのかな?
これも探してみよう
ありがとう
>>116
竜天女は天に舞う
FF的異世界物。魔法とか銃とか飛行船とか出てくる。
暴力S女の尻に敷かれるM気弱男、という最近よくあるパターン。
ヒロインその2の設定が思いっきりローゼンメイデン+ハイランダー+聖杯戦争。
後半になると比較的読みやすくなるが、だからどうしたという気がする。
3/10
ラグナクラウン:
FF的異世界物。
暴力S女の尻を追いかけ回すスケベ男、という最近めっきり減ったパターン。
設定がかなり適当で、いろいろ設定が降って湧いてくる印象。
二匹目のゼロ魔を狙ってハズした感じ。
2/10
ノーブラッド
現代吸血鬼物
暴力S女の尻に敷かれるM気弱男、という最近よくあるパターン。
非常に読みやすいが全体的にキレや迫力がなく、シャープエッジ的淡泊さを感じた。
吸血鬼モノだが、吸血鬼の凄みがほとんど感じられない。
後半のテロシーンも唐突で軽い。
4/10
ヤンキー巫女逢桜伝
現代神物、かんなぎ少女マンガ版。
非常に読みやすく、構成もしっかりしていた。
ヒロインがヤンキーという割には上品でおとなしいが、それ以外は瑕疵がない。
オススメ。
6/10
魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚
長いタイトルと普通すぎるファンタジーという前評判で買わなかった。
だが2巻の評判が良すぎる。
で、読んでみた。
1巻は評判通り、普通のファンタジー。リア=メイが我が儘すぎた。
サシャは良い。うん、サシャ可愛いよ。
だが2巻になると雰囲気ががらりと変わった。
リア=メイがさらわれ、町には疫病が。
ピンチとミスが相乗効果で主人公を襲う。
そして、リア=メイを助けることで状況打破と、ここで物語がひとつにつながるのは見事。
そんな中、メイドのサシャが健気で萌えるわ。
最後のどんでん返しは見物。
なるほど、これは評判良いのもわかるわ。
しかし主人公無敵だね。(助力があるからだろうけど)
分かった。作者が本当に書きたかったのはこちらで、1巻は世界観とキャラの説明だったんだ。
次はどんなピンチが待っているか、続きが楽しみです。
魔王城げ〜む!(メガミ文庫)
女装・性転換スレで知って購入。
ファンタジードタバタコメディもの。
世界観的には、ディスガイアや「ねこきっさ」のような「何でもあり魔界」。
性転換した主人公(新人メイド)まわりは、各種属性取りそろえてますな感じ。
大浴場等、性転換ものに良くあるシーンも完備。しかもイラスト付き。
魔王が基本的にバカだが決めるところががっちり決めてくれる、このメリハリが良い。
結構当たりだと思った。可能なら続編読みたい。
ただ、かなりマイナーな文庫なので手に入りにくいかも?
う
・「丸太町ルヴォワール」円居挽
講談社BOXの新人。内容は新本格ミステリ系列の正当後継者といったところか。
一度は無実とされた、数年前に降りかかった祖父殺しの嫌疑を自ら掘り返し、窮地に立って笑う美貌の青年。
その青年に私的裁判「双龍会」での弁護を依頼された先輩と後輩。
青年の有罪を立証しようと彼らの前に立ちはだかる論客達。
謳い文句通り丁々発止の応酬はなかなかのもの。とても楽しめた。
ライトな読み物に少々飽きが来ている人へ、この方面への入門としてはかなりお勧め。
ただ当たりには当たりだが、この系統をよく読むからかパンチが弱い気もしたのが残念。
・「シュガーダーク」新井円侍
言わずと知れた靴大賞。しっとりとした質感のファンタジー小説。
冤罪で投獄された少年兵士と、その投獄先の「共同墓地」で出会った少女の話。
人類の天敵「ザ・ダーク」に触れることによって彼らを封じる不死身の少女を利用し、
墓地からの逃走を図ろうとする少年は、いつしか少女と離れがたくなってしまい・・・
ボーイミーツガールの典型といえばその通りだが、情景と心情描写が丁寧で瑞々しく、読ませるものがあった。
狙った萌えもなく、一般も含む万人に向けて勧めることが出来る、が、絶対的な面白さみたいなものは感じなかった。
とても良かったんだけどね。
わかりやすさを重視したのかもしれないが、終盤で少年が少女と並び立つためにとる行動のほとんどが後出しであることも残念。
こういう空気を纏った作品ならもっと作り込んでも良かったように思う。
・「ピーチガーデン」青田八葉
靴優秀賞作品。恋人が欲しい少年の願いが暴走するお話。
恋人が出来てもすぐにふられてしまう少年がある夜おまじないをかけたら空から幼女が降ってきた。
「お前の願いは聞き入れられた」 そんなドタバタラブコメ。
男の子っぽく登場する初キスの相手はもちろん本当は美少女でメチャクチャカワイイヤツ。
いつも一緒だった初恋のお姉さんだって少年のことがずっと好きだった。
どちらかを選ばないといけないが、早々決められるものでもない。時間的猶予を作るには交互にキスしなければいけない。
犬ッ娘カワイイ。蛇ッ娘ヤンデレ。兎ッ娘アホノコ。素直に面白かった。
ノリと勢いで読むタイプの小説なのでアラはつっこむまい。
今回のは三作とも当たりだった。ホクホク。
今年は全体的に新人が豊作だった気がする。来年の電撃新人はどうなるか今から楽しみだ。
124 :
イラストに騙された名無しさん:2009/12/11(金) 03:18:51 ID:XZiXzI7e
ageておきますか
ハルヒ以来6年振りの大賞ってのにひかれて俺もシュガーダーク買ってきたわ。
シュガーダーク読んでないし感想も特に聞いてないからケチつけるとかは全然ないけど
賞の内容の何割かは作品のクオリティとは別に編集側の戦略だよな
穿った見方だけど、「今回あたり最優秀賞を出そう」って靴編集の思惑が少なからずあって
逆に過去の最優秀賞にならなかった作品でも今回の選考に出てたら最優秀賞になれてたかもしれない
MFが今回から最優秀賞を毎回出すことにしたのも、まさにそれだと思うし
シュガダはスレが落ちて大笑い。
確かによくは出来てる
だけど盛り上がらんよねあれ
靴が落ち目だから大賞を出すという決定が先にあって
それを前提に選んだんだろう
>127
ん?まだしぶとく残ってるよ。とりあえずageしてくる
優秀賞のピーチガーデンとどっちが面白いかと言われれば、普通にピーチガーデン
とはいえ、こっちを大賞に選ぶわけにもいかないジレンマがあったなぁw
ピーチガーデン面白いのか
買ってみようかな
今月はファミ通文庫の未確認飛行おっぱいを買う。
もうそのタイトルだけで大当たりか大外れかの二択な感じがしていいなw
おれもチェックしとこう。
そのタイトルはもう意外な良作か凄い地雷かの二択で楽しみだよね
132 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/14(木) 00:06:56 ID:bbjQgvAB
今月はファミ通文庫の未確認飛行おっぱいを買う。
133 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/14(木) 16:27:09 ID:Ou6omTfP
もうそのタイトルだけで大当たりか大外れかの二択な感じがしていいなw
おれもチェックしとこう。
134 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/14(木) 17:33:30 ID:GRodjz/6
そのタイトルはもう意外な良作か凄い地雷かの二択で楽しみだよね
誤爆した…
シュガーダークは、まーまーおもろかった。
電撃のパララバ系とでも言えばいいのか、ラノベっぽい面白さには欠けるが
ここまで構成をがんばってたら賞をやらにゃいかん感じ。
・「神様のいない日曜日」 入江君人
富士見ファンタジア大賞作品。わかりやすい奇跡の話。
人が死ななくなったことにより崩壊した世界。
唯一死者に安息をもたらすことが出来る「墓守」として生を受けたアイは、
その仕事に疑問を持ちながらも幸せに暮らしていた。だけどその幸せも長くは続かず・・・
アイがハンプニーに懐きすぎているのが序盤の展開を考えるとやはり苦しい。
その部分にもっと理由付けか、村への違和感を出してほしかった。
二巻も買うだろうが、積ん読にしてしまうかもしれない。
・「サクラダリセット」 河野裕
靴新人。最近では珍しくなったコメディ成分がない現代異能物。
現代異能と言ってもバトル成分は少なめ。世界を3日だけリセットする能力を使い平和であろうとする話。
世界が優しくあることを望み続ける主人公ケイと、ケイさえいればいいヒロインの春崎。
二人がクラス担任の「管理者」から受けた依頼は轢死した猫を助けること。
だけど助けるためにリセットした世界は徐々にズレが起きてきて・・・
静かで淡々とした文体は薄氷に似た膜になり、疲れて摩耗したような主人公の優しさを嫌みに見せかった。
ロジックもよく練られており、話も人物もまとまりがあってとても良い。
勢いはないが結構な良作だった。次巻が待ち遠しい。
139 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/06(土) 22:36:11 ID:iSVlluKs
ふうふうどっこいしょっと
読んだので感想を晒す
○神様のいない日曜日
設定・人物共に特に破綻している様子もなし。
文章は、まぁルビ多用がちょっと気になるが、
ちょっと変わった文体で所々個性を出そうとしているのも個人的にはアリ。
全体的に小奇麗にまとまってる感じ。
まぁ、「凄い新人が出た!」ってよりは「良い新人ですね」って感じか。
買って損はしないけど、特に得もありません、位かなぁ。
地雷というにはネタもなく、花火というには花がない、そんな印象。
二巻出るらしいから、そっちに期待。
『シュガーダーク』は良かったと思うけどなぁ。
いい意味でさっぱりしててあんまり萌え萌えとかってのがなくて一般の人にも受けるんじゃないかと思う。
内容はセカイ系のボーイミーツガールって感じだったかな。ファンタジー版イリヤの空、UFOの夏って雰囲気。
読んで損はしないかなと。
『サクラダリセット』も良作かなと。こちらもラノベっぽさはあんまり感じないかな。
作者が乙一リスペクトだから乙一好きな人はいいかも。
綺麗な文章でした。続きが楽しみ。
○ピクシー・ワークス 南井大介
青春と空とメカです。個人的に大好物でした。戦闘機のAIとの友情が熱いです。
4人の天才女子高生がメインキャラですが、そこまで萌えーとかってのはないです。(百合はちょっとだけあるよ!)
全体的に疾走感があって一気に読みました。
女の子たちがちょっとぶっ飛びすぎかなーとは思いましたが全然許容範囲内。
目立ってない気がしますが良作です。
汗臭さとか熱気が伝わってくる夏に読みたい青春モノでした。
SFとか軍事モノとか好きな人にもオススメ。
さながら先生を超える地雷はあまりないね。
○神様のいない日曜日
○シュガーダーク
どっちも値段分は楽しめた。
神様のいない日曜日 読んでみようかなー
微妙よ
電撃の新刊買った人はいねーのかい?
毎年三冊くらいは買ってるんだけど今回はなんでか買う気にならんのよね……
■幕末魔法士 -Mage Revolution-
著/田名部宗司
■ヴァンダル画廊街の奇跡
著/美奈川護
■ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります
著/榎木津無代
>145
買ったけど途中で投げた・・・3冊とも
富士見とスニの大賞は良かったのだが・・・
>>145 大賞と金賞読んでる途中。
他にもファミ通のとか読んでる途中だからしばしまたれい。
メディアワークス文庫ってラノベなのかな?
MW文庫の新人の作品はけっこういいかんじのが多いと思うんだ
野崎まどの[映]アムリタは面白かった
>>148 とりあえずその感想を書いておいてくれ
MW新人どうしようか考え中なんだ
○夏海紗音と不思議な世界
タイトルと口絵を見た第一印象「ま た セ カ イ 系 か。ってかハルヒ……」
読後の感想「ハルヒ+ラピュタ+諸々」
主人公(中学生男子)の一人称視点で進む、所謂セカイ系。
ヒロインが結構居る割には挿絵もあってかあまり混乱しないし、文章そのものも読み易い。
設定はどこかで見たようなモノをいっぱい集めてくっつけてみました、って感じか。
オリジナル要素として、船(帆船)を使った本格的な航海をしているけど、
さすがに専門用語多々で船の描写関連は読み飛ばした。
ヒロインの能力を「ちょっと他人と違うだけ。個性であって、超人でも何でもない」
とバッサリ切り捨ててるのは良かったと思う。
気になったのは、素人の筈の主人公が、
未知の怪物やら銃火器持った大人の男に対して怯まず突撃できてるトコや、
腐った死体やらにあまりビビらないトコはちょっと気になった。愛の力っていえばそれまでだが(笑)。
全体的にはまとまってるし、素直に面白いとは思う。新人にしてはだけど。
……にしても、二巻にどう繋げるんだろうな、これ。ま、予想はつくが。
>>149 MW文庫はラノベって感じはするっちゃするけど全体的に萌え要素はにかなり薄いかなぁ
硬派(って表現していいのかな?)なラノベが好きならMW文庫の作品は読んでみてもいいと思う。
アムリタはフツーに面白いよ。一気に読んだ。
ジャンルはミステリーなのかなぁ・・・
ハンパねぇ映画を作る天才女子大生の自主作成映画に出演することになった俳優志望の大学生が主人公。
文章も伏線回収もよかったし、謎解きみたいな感じがしてよかった。
ロジックもしっかりしてると思う。
ヒロインが天才すぎてビックリだけど、それはなんていうんだろうか・・・数学の証明問題の条件みたいなもんだから気になんなかったかな。
ミステリーって言ったけど、狂気を孕んでる感じがしてホラーって感じもしなくないかな。
読後のゾクゾク感とうわーすっきり気持ちいいーってのがあって俺はこの作品、かなーり好きでした。
・「ヴァンダル画廊街の奇跡」美奈川護
電撃金賞。戦争抑止のため芸術を禁止された未来、戦争画家の父を持つ少女の願いと成長の話。
短編連作形式で綴られる一話一話の完成度は高い。
文章も癖がなく、描写も過不足ない。絵画知識がない俺でもわかる説明や展開も丁寧。
だが全体を通したときストーリーと設定に腑に落ちない点があり、盛り上がりきれなかった感も。
さらに設定、単語の端々から某作家の某作品の姿が見え隠れしすぎた。
その作品が好きなせいか比べてしまい素直に楽しめなかったところはあると思う。
悪くは無いのだが、結果良いとも言えない感じがした。
・「空色パンデミック」本田誠
えんため優秀賞。感染する空想により世界は一度崩壊しかけた。そして僕は選択を迫られる。世界を崩壊させるか、君を見殺しにするか。
結衣も青井もかわいい。巻き込まれていく主人公は最後まで巻き込まれているわけだけど、最後の選択が本当に彼の選択なのかどうかが気になる。
だって設定考えるとあれすらも・・・の可能性が・・・さらにラスト西から昇るってことは・・・。
腑に落ちないところはあれど結構楽しめた。この部分は続編のための伏線になりそうだから深く考えないことに。だから早く二巻出して下さい。
この感想だとすげえシリアスみたいだけど基本はコメディです。
・「さよなら彦」ウノサワスバル
BOX大賞。「僕がここにいたってことを――忘れないで」一人の少年の死から始まって終わって始まっていた儚く美しい群像劇。
異能の設定などは別段目新しくもないが、キャラクター性に直結した能力はちゃんと練ってあると思った。
作者本人が描いたイラストや作品の世界観は共には耽美。文章も少々癖があるがおかしな所はないように見える。
だがなぜかよく分からない。分かった気がするのに分かっていない気もしてくるこの不思議な文体は何なのだろう。
後、序盤が少々苦しい。だが中盤以降からどんどん良くなっていき、四章終わりがあっさりしすぎていてカタルシスの持って行き場に困ったが五章で泣いた。
王道やテンプレートに頼らないキャラと話の構成力はサクラダの河野と同等かそれ以上だと思うが、やはりよくわからなかった。
雪音ちゃんヤンデレエロカワイイです。
・「幕末魔法士-Mage Revolution-」田名部宗司
電撃大賞。時は幕末、西洋から魔法が伝わり混迷と維新が蠢く世で少女は赤目の青年と出会い、事件に巻き込まれていくボーイミーツガール。
キャラクター性がはっきりしており、それでいて安易なテンプレ具合もなく不自然な動きのない登場人物は好感触。
時代物の特色をちゃんと含んだ文章も良い。
話の流れも一本筋が通っており、良い意味でそこはテンプレートで面白かった。
惜しい気がするのはラスト、そこまでお約束とはいえ覚醒で全部どうにかしてしまうのはやはり残念。
これから始まる二人の珍道中が楽しみ。でもって弥平じいちゃんかっこいい再登場希望。
・「ココロコネクト ヒトランダム」庵田定夏
えんため特別賞。俺達みんなでしょっちゅう魂が入れ替わるんです。
ええ、もちろん自分で胸もんでみました。彼女達のサイズは向かって右からABCです。
ヒロインみんながしっかり描写されていて良かった。三人ともかわいいっす。うん、とても良かった。
パターンで太一がみんなを救おうとしていくのは途中からイラッときていたが、終盤でそれをきちんと意識させているのも好感触。
ただ、太一信用されすぎみんなで仲良すぎ。高一で知り合って半年のはずなのにここまで仲いいことに嫉妬しそう。裏山死す。
脇役も含めキャラ全員好きだけど無理に続編はやめてほしい。でも出たら絶対買う。
紹介作は下に行くほど俺が楽しめた順だが下二つとその上二つはほぼ同着。
最近の新人はあまり地雷臭がしない。一番地雷率高そうだったさよなら彦が思いの外良かった。
少し寂しくもある。
■神様のいない日曜日 富士見ファンタジア文庫
死者が動き回る世界での、墓守の少女と死なない少年の話。
話や世界観は結構いい。
ただ主人公のアイがやたらとキャピキャピしてたのが
作品と不釣り合いな気がした。
もっと落ち着いた雰囲気の絵と登場人物が望ましかった。
■ピーチガーデン 1.キスキス・ローテーション スニーカー文庫
満月の夜、「恋人がほしい」と願ったばかりに
とんでもないことになった主人公ハーレムコメディ。
思ってたよりずっと面白かった。サクサク読めたわ。
パワーアップした主人公の暴れ方にはちょっと引いたけど。
恋人候補同士を放っておくと殺し合いに発展するかもしれない設定が
新しいな。
キャラクターが十二支と引っ掛けてある。
次巻からヒロインぞろぞろ増えていくんだろうか。
ウサギや犬養もかわいいんだが、個人的にここはやはり、まかみさんで…。
結局は誰に落ち着くのかなあ。
■B.A.D―繭墨は今日もチョコレートを食べる ファミ通文庫
不思議な力を持つ血筋に生まれた謎のゴスロリ少女・繭墨あざか(探偵)と
体に「鬼」を孕む受難体質の青年・小田桐くん(助手)のオカルト事件簿。
二人の関係は腐れ縁的な、何だかんだ良いコンビしてる気がする。
話自体はそんなに意外性は無いものの、丁寧に纏めてるので
読んでて安心感を覚えた。
ただライトとはいえ食人とか猟奇描写が多いので注意。
救いもあるっちゃあるが基本的に意地の悪いダークな話ばかりだから
読む人を選ぶ作風かも。
チョコ依存症の繭さんが可愛い。
小田桐くんの秘密は引っ張るかなと思ったら
ほとんど明かされちゃったし、孕んだ「鬼」にも変化があったりと
予想外の進行度合いを見せた。
おいしいところ放出してて次巻がちょっと心配だけど
普通に楽しみ。
■ココロコネクト ヒトランダム ファミ通文庫
高校生活を送る五人の男女が
突然に入れ替わっちゃって、さあ大変という話。
うーん…微妙。不完全燃焼。
入れ替わることで互いの隠されたトラウマや考え方が露出する、
って設定の目の付けどころはかなり好ましかったんだが
入れ替わり現象やふうせんかずらの行動の説明が全くされなくて
始終イミフで終わってイライラさせられた。
他のキャラの行動も突飛な部分が目立つしな…
上でも言われてるが、途中の太一の描写が鼻につく。
最後までその印象は変わらなかった。
サクラダリセット
設定もオリジナリティがあって凝っているし構成力も抜きん出ている、のは分かる
が、読者に対してはあくまでも曖昧に、でも主人公だけは分かってる、みたいな書き方で
次から次へと伏線が提示され、それぞれの伏線がどう回収されるのか、という疑問とは別に、
その伏線どうしがお互いにどのような関係性にあるのか、あるいはないのか、
という疑問にもまた平行して囚われつつ読み続けることになるので、情報エントロピーが激しい
さらに読者が知りたかった要点や核心が曖昧な表現で変にぼかされ、
あるいは端的な状況説明っぽい一文で片づけられ、
一つ一つの伏線や謎、あるいはその回収・回答をエピソードで印象づける、
という方向での努力があまりされていないので、端的に「分かりにくい」
分かることは分かるけど、「お話」としてすとんと得心の行く地点に着地してるようには見えない
脚本用のト書き文に登場人物たちの自己完結した心情描写を重ね合わせただけ、
のようにも読めてしまって、簡単に言うとのめり込みにくかったです
多少意地悪な言い方をすると、読者へのリーダビリティの配慮はプロになってからでいいから
とにかく審査員に対しては構成力の高さを提示しておけば新人賞的にはオッケー、
という「傾向と対策」をそこに読み取れなくもなかった、そんな感じです
おっちらせっと
幕末魔法士を読むと、電撃大賞って減点方式なんだと思うな・・・。
卒が無いけど新規性もない。
破綻は無いけど尖がったところもない。
第12回のラインナップを見ても、結局、大ヒットしたのは大賞の『お留守バンシー』や金賞の『哀しみキメラ』じゃなくて、
銀賞の『狼と香辛料』だった。
狼と香辛料は確かにこなれてなくて読みにくくストーリーも甘かったが、
際だった特異性があり、それが大ヒットの原動力になった。
今は応募点数が3000点以上らしいから黙ってても快作が入ってくるんだろうけど、
きっとかなりの数の金の卵を、減点方式で捨ててるぞ。
160 :
イラストに騙された名無しさん:2010/02/22(月) 14:11:39 ID:ysuwO3OQ
>>159 減点方式以外でも売れる作品書けば絶対に目を付けられるなんて事はないでしょうに
アクセルワールドは減点方式なん?
>>156 BADなら読んだ。
面白かったんだけどー・・・違和感が。
勘違いかも知れんけど、あざかの名前、言い回し、ストーリー4(だったかな?)の食(というか共食い)に関するネタ・・・奈須きのこ氏の空の境界とDDDを思い出すんだが。
気のせいかな・・・
>>152 俺は地獄変読んでないけどそれだと楽しめるかね?
>>162 奈須きのこの作品は読んだことがないから俺は何とも言えないが、
よそで「甲田学人や奈須きのこに似てる」ってちょくちょく言われてたな
作者が影響受けてるのかもしれんね
>>163 ヴァンダルのことかな?
俺が気になったのは「地獄変」ではなく「マルドゥク・スクランブル」シリーズだからそちらを読んでなければ問題無いだろうと思う。
「近未来」「動物、少女、おっさんの三人組」「過去の戦争」「カジノ」「ロボット」
陰鬱とした空気はないしまったくの別作品なのにどうしても思い出してしまって駄目だった。
>>159 減点方式でいいように思う。電撃は最大手だし大賞に据える作品は王道であるべきだと俺は思うな。
だからこその銀賞や拾い上げ枠だろう。
サクラダリセット
作者の言葉遣いが独特すぎるのか俺の頭が悪いのか。
しばしば入り込んでくる「思想」やら「哲学」やらのモノローグが、それを専門に学んだことがある身には、
ちょっとありきたりで青すぎる「思想」でした。
読んでて赤面しちゃったw
あれ、多分主人公は現実の作者を投影してるんだろうな。
中学生位ならありだけど、大人の頭の中があれではちょっとまずいんじゃなかろうか。
ラストのオチも予想の範囲内だった。
ヴァンダル
色々腑に落ちないところはあった。
わざわざ親父さん殺される必要あったんかいなと。
ただ、刑務所の中の絵はちょっと予想の斜め上を行かれてため息ついた。
描写や文章は、語彙がちょっと貧弱な上にそれを補う表現力があるわけでもないけど、ラノベなら十分なレベル。
もともと絵画好きなせいもあるけれど、絵画の素晴らしさをこういう風に伝えることも出来るんだなと感心。
払ったお金に見合った(もしくはちょっと上回った)楽しい時間を過ごせました。
>>165 言われてみればマルドゥックだ。
読んでるとき全然気付かなかったけど。
けどヴァンダルはそんなに沖方意識してるようには思えなかったかな。
個人的にマルドゥックがレオンの方に引っ張られて困った記憶があるからか。
あれ、あとがきに書いてあったことを読む前から主人公がレオンのマチルダに脳内変換されてたんだよね。
挿絵のせいかな。
空色パンデミック
思い返してみれば結衣さんと主人公の接点が薄い上にちょっと強引だったような。
ふと冷静になるとそんな疑問が湧いてしまうくらい、ヒロインにしては結衣さんの印象が薄い。
なんというか、ヒロインの性格にしてはとても既視感があった。
ただ、印象薄いったって自分が知ってる中では十分インパクトあるほうだし、多分ヒロイン以外が魅力的すぎるんだろうな。
空想病っていう設定は、ありがちな設定をちょっと捻っただけなのに、少なくとも自分には新しかった。
めくるめく厨二設定が溢れるラノベは良く見かけるし、それを馬鹿にするものも沢山見かける。
だからこそ一歩引いて心の余裕を持って楽しむスタンスは結構心地よかった。
暇だったからハズレ覚悟で買ったつもりが、これはアタリでした。
ココロコネクトヒトランダム
まず始めに、主人公がしばしば気持ち悪い。
おせっかいの域を通り越して、人の心に土足で上がりこみまくり。
これ、リアルでやったらドン引きされるよ。
っていうことを作者は多分分かって書いてるし、主人公も感付いてる。
普通ならドン引きされることが許されるのは異常事態だから。
常識人なら「それやりかた間違ってるでしょー」って思うだろうけど、そこんとこのフォローもしっかり入ってる。
「トラウマ開示→主人公が解決!」のハーレム展開なご都合主義も、作者の意図が見えるから許せる範囲内。
ところどころ入るギャグも大爆笑とまで行かなくても、しっかり毎回ツボに入る感じ。
仲の良い友人たちと他愛のない会話がよく表現出来ていて、自分の学生時代を思い出して懐かしくなった。
というか、主人公からモテモテ要素を除けば自分と全く同じポジションだったから、尚更感情移入してしまって楽しめた。
個人的には、とても良い買い物をしたと思った一冊。
追加
ココロコネクトヒトランダムの、小さいことですごく悩む登場人物たちはいかにも実際に居そうで魅力的だった。
いつも一緒にいるグループからちょっと外に出て、女子と二人で打ち明け話をするシチュエーションとかも上手く書いてる。
友達以上恋人未満の距離感とか、懐かしくて良かった。
シュガーダーク
面白かったけど、ライトノベルならもっと突き抜けた感じでもよかったなあ、と。
シュガーダークは、ダーク関連で何かもう少し派手なことあってもよかったな
おもしろいけど物足りない
これからどう発展させんだろ
・「さよなら彦」ウノサワスバル
BOX大賞。
>>153で一度感想を書いてから2読目で大きく印象が変わったので再感想。
「キャラモデルがクトゥルフの神々」「作者の哲学はインド哲学」「女版奈須きのこ」
いくつかのスレを巡回している内に上記の感想を見かけ、なんじゃそりゃと読み返したのが運の尽きだった。
気が付いたときには1読目で読むのを辛く感じた一章で泣いていた。
他の章でも何が起こっていたのかを知っていたお陰か前回よりも楽しめた上、五章でもまた泣いてしまった。結局3読していた。
この作品、文一つ一つは平易な表現で書かれているのに分かりにくく感じたのは一文に籠められた心理的な情報が多すぎるからだろう。
雰囲気でなんとなくは分かるのだが1読では全容が掴めないのだ。五章で伏線が収束していく様は圧巻すぎる。
切ないがそれ以上におぞましいというのが今の感想だ。
構成も特殊で時系列に沿っていないから分かりにくいのに一切の無駄がない。この構成じゃないと駄目だというのが3読するとよくわかる。
異能力という現実では有り得ないものに添うようにして主要登場人物の狂った心理をリアルに画くから理解しがたい上、構成も狂っているのに無駄がない。
確かにこんなものを書けるのは天才ならぬ鬼才だが断言しよう、この作品は絶対売れない。
稀に見る傑作だがそのことを理解出来るまでが長い上難しすぎる。
だが久しぶりに本棚上段前に入れる作品に出会えた。
人を選ぶ作品だが1読して悪くないと思った人は時間を置いてから2読することを強くお勧めする。きっと俺のようにはまるだろう。
それにしても本当にクトゥルフネタが根幹の設定部分に仕込んであってびびった。
まさかシュブ・ニグラスとハスターの恋の話なんて側面があるとは、一読じゃこれも気付かない。
しかも彼女がシュブ・ニグラスなら隣にいた道化云々はヨグ・ソトースということになり
ヨグ・ソトースの神話上の能力と作中のハスターが殻を破った場合の能力がかなり似ているときた。
これはつまりヨグ・ソトースは殻を破って今は世界と同化しているということなのだろうか?
この設定もっと表に出して客釣ればいいのに勿体ないと思ったがもしかしてこれは次巻以降への伏線だろうか?
ひょっとして読みにくいのは読者のSAN値が低くなるからなのか?
やはりよく分からない。
○幕末魔法士
100点満点中90点の優等生の答案を見ているような感じ。
荒も無く卒も無い。が、目新しいものがない。
これなら、10点でも面白い答え(解答者はバカ)を書いた答案のほうが良い気もする……。
100点満点中120点オーバーの天才の答案が一番いいんだが。
あと、登場人物がほぼ全員素性を隠しているってのはどうなんだろう。
主人公二人はいいとして、「敵の正体発覚→実は○○が味方でした」ってトコロで
『またかよ!』って思ってしまった。
難しい問題だね。
冴えた馬鹿って、優等生するより難しいからな。
羞恥心みたいなマトモじゃなく面白い解答はそうそうできるもんじゃない。
シュガーダークもパララバも優等生系だったな。
>100点満点中120点オーバーの天才の答案が一番いい
120点とかは好みの問題も大きいからなぁ
>>171が絶賛しているさよなら彦なんかも人によっては120点な作品だと思うけど
多くの人はこの作品の面白さが理解できないと思う良い例だよ
感想漁るとこの作品、読めるのに分かりづらい、みたいな感想が結構出てくる
でも文章が下手なんて感想は一つもない
100点から先はそういう作品になっちゃうから、90点とかでもいい気がするんだよな
満足出来なくなる気持ちはよく分かるけどw
あ、俺も幕末は90点な印象だった。さよらな彦は110点ってところかな?
新人賞作品としてはね
うーん、俺はさよなら彦70点だな。
たしかに五章あたりはグワーって感じですごいんだけど、
なにやってんのか俺にはわからなかった。これ読者かなり選ぶよね。
読める人にとってはやばい一冊になりそうなのはわかるけど。
文体?内容?どっかがおかしいんだよ。
ウノサワスバル が 噂のバルス に見えた
文庫で新人賞の帯が付いていたのが並んでいるけれど、
誰か買った人はおらんかね?
>>177 だれだ?オオカミ隠しではないと思うがよくわからん
・「笑わない科学者と時詠みの魔法使い」内堀優一
HJ奨励賞。魔法少女は仏頂面の物理学者に恋をする。
はっきり言おう、駄作であると。一番駄目だったのは文章。
全ての文章が説明調御免とでも注釈がつきそうな説明っぷりで終始萎えっぱなしだった。
明らかに作者の都合に合わせて動く登場人物の心理にテンプレ通りな展開と説明的な文章の三連星。
低反発枕でも踏んだのかと思ったらクレイモアだった。頭からぶつかっていったのでもうだめぽ。
富士見の新人を買おうと思っていたけどなぜかこっちに手が伸びたのは俺の地雷センサーが働いたからか。
このセンサーもまだまだ捨てたものじゃなかったようだ。
わらとき(とでも略すの?)普通に読めた俺は地雷処理人か…
ちょと探偵のキャラがうざかったぐらいだった。
わらときって略し方いいなw
182 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/16(金) 21:46:01 ID:AbLbS3M/
「エオファイラ物語」
作者15だって。
興味本位で読んでみたら結構よかったww
わらときのテンプレ展開こそライトノベルの王道。
惜しむらくはヒロインの年齢が低いことと、伏線張り過ぎ風呂敷広げ過ぎなところかな。
もし2巻が出なかったら謎だらけのまま終わっちゃうだろ。
せめて主人公から表情が消えてしまった原因くらいは1巻で明かしてほしかったな。
小学生ヒロインとキスしちゃったのもあったから問題ない…のかもしれない。
>>177 ふぁみま!のことか。
養子として引き取ったテンプレ的超絶デレデレ妹がファミリーのボスだ。
普通に萌え絵で敵に容赦ない辺りが内容はシャドウホームステイにそっくりだ。
この場合の敵は主人公に手を出す女キャラ込みなのが違うくらいか
■笑わない科学者と時詠みの魔法使い(HJ文庫)
無表情だけど性根は優しい主人公の誠実さにより、
頑なだった女の子の心がほぐれていく王道。
ストーリーは物理や科学や神話なんかと一応クロスしてるけど
この辺あんまり説得力を感じられなかったので
そういうのに期待するとガッカリかも。
上で地雷作と言われてたから身構えたが
総じて、ふつーかな。そこそこ楽しめた。
個人的に、最近だとココロコネクトが1番地雷だったなあ。
テスト
■クロス・リンク〜残響少女(HJ文庫)
主人公は天才犯罪交渉人。
異星人による学校占拠事件の現場へ、自衛隊と共に駆り出される。
B級映画にありがちなパニックホラー展開が前半、
後半からは主人公の精神世界がメイン。
心が読めるヒロインとの、甘すぎない距離感の描き方は上手いと感じた。
作品テーマとしてはコミュニケーションで、感動要素もある…のだろうが
終盤の綺麗事トークや他キャラの唐突な「良い人」化に拒否反応を覚え
感動どころではなかったのが正直なところ。
無闇にかっこつけさせすぎだろう。
んー、微妙でした。
か
スクエニの新人賞三作購入
スクエニはラノベの社にも情報ないからいつ新人とか出てるのかわからないなw
読んだら感想おくれw
192 :
イラストに騙された名無しさん:2010/04/24(土) 16:36:41 ID:/0Lu2DMs
正確に言うとラノベ杜に載ってたけどな
但しその他の所に
>>192 191じゃないが初めて知った。ありがとう。
194 :
イラストに騙された名無しさん:2010/05/19(水) 10:43:36 ID:Qw0seyvE
黄昏世界の絶対逃走(ガガガ文庫)
表紙が格好良かったから、イラスト買い
読み終わったら感想よろ
「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」哀川譲
電撃拾い上げ。魔王生徒会長が命じる、人外も人間も手を取り合い共に歩め!
どうみてもゼロです大変ありがとうございました。という点はさておきなかなか楽しめた。
だが粗も多い。前記通りキャラコメディ共に既存の物を集合して作った感がすごく、対して設定がおざなりで残念に思った。
ただそれを差し引いても面白かったのは事実で面白かったと思う。
欲を言えばもっと解決方法練ってほしかったのと、過去の約束思い出しなんかをもっと丁寧にやってほしかった。
あれではご都合的すぎる。展開的に最初から憶えててもよかったじゃん。
なんにせよ続巻希望。
・「黄昏世界の絶対逃走」本岡冬成
ガガガ優秀賞。黄昏は人を殺す。だけど黄昏に舞う鴉を殺せない。皮肉屋のカラスとさらわれたお姫様の逃走劇。
黄昏によって人が死に導かれる世界。丁寧に描かれた主役二人の想いが良かった。空気感も良い。
後半二人の想いが通じ合ったあたりのポエミィな感じも笑いながら納得出来た。
殺されそうになり真剣になっている二人を笑っても、二人とも笑っていたし、これが作者の狙いだろう。
この後二人がどうなったのか知りたくないわけじゃないが、中途半端な続巻はやってほしくない。
だがとても良い作品だったと思う。
同作者の新作を早く読みたい。
感想読みお直したらおかしなところがあったけどいいや。
と思いつつ恥ずかしいので自己レスしてしまう。
>>196 「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」
今、パクリ疑惑で騒がれてんぞ
>>198 見てきた、バカテスパクッたのか。これは続巻無理かな。
>>199 いやー、もう企画動いてるみたいだし出すでしょ
だけど天下の電撃でもあんなナメた文章で書かせるんだな
内容も完全に逃げ切り型で、作者はよほど作家としての自覚ない限りシリーズ終わったら萎んでいきそう
なんというロングパス。
逃げ切り型って何?
おそらくだが、提示されている問題を全解決しないで、
一時的な妥協案で話を切るタイプのことかと
具体的には香辛料とかの一巻かな
このスレはありがたいな、いろんなレーベルに散らばっている新人を横断的にチェックできる。
とりあえず今年読んだ新人でスレに上がっていない奴を書いてみる。
■レーシング・ガール/色川地球王(トクマ・ノベルズEdge)
衰退著しいオートレース界を救うため、萌え化プロジェクトが発足。
売れないアイドルだった主人公は、騙される形でオートレースの選手にされてしまうが……って話。
「女子供だろうと容赦しねぇ!」とばかりに竹刀でしごく鬼教官が登場したりと、全体的にノリが古臭い。
古臭いからつまらない、というわけではなく、むしろスポ根としてはこれくらいがちょうどいい。
ただ、半端に「萌え」を意識したせいで却ってヒロインたちにあまり魅力を感じない。
もっと徹底的に泥臭くした方が良かったのでは? レース描写自体が迫力あってなかなか面白かった。
しかしオートレースを題材にしているくせに、挿絵にマシンのイラストが一個も出てこない……
根本的に何かが間違っているような気がする。夏見正隆とかが好きなら楽しめるかもしれない。
■中の下!1/長岡マキ子(富士見ファンタジア文庫)
校長がどエロな、人呼んで「性獣学園」を舞台に、1年後に好きな人の名前を書いて投票し両想いなら合格、
というカップル試験が行われる。試験前に成立していたカップルは一旦別れて最初からやり直すことを強制される。
自分がナンバーワンのイケメン、と思い込んでいた主人公はランクが「中の下」と言われてショックを受けるが、
このふざけた制度を廃止するため、あらゆる要望が叶えられるヴィーナス賞(一番人気の女生徒と両想い)を目指し邁進する。
勘違いナルシストが現実を知ってちょっとずつ成長していくドタバタ学園青春コメディといった調子。
主人公がキツすぎて読むのをやめる人も出てくるかもしれんが、そこを我慢できればコメディとしてはまあまあ。
自分を磨いていく過程で仲良くなった三つ編み眼鏡っ子(眼鏡外して髪型変えると美少女)に惹かれつつも、
ヴィーナス最有力候補とされる別のヒロインを狙って活動していく。1巻なので話の途中で終わってしまい、消化不良。
メチャクチャな設定に反して内容は地味というか、いまひとつ突き抜けるものがなく、良くも悪くも続き次第といったところ。
未出なのでも書いてみますか…。
アンドロイド・アンド・エイリアン(角川スニーカー文庫)
現代学園、非日常ヒロインが侵略してくる系統。良くあるタイプ。
が、その非日常の部分になんか古くさい感じなSFを持ってきた点で個性的。
タナボタでもなく、主人公が苦労したり色々で掴み取るというのも主流外し気味。
最後まで一気に読ませるだけの力はある。
ただ、萌えはかなりすくない。
萌え一辺倒の風潮に食傷してるような人に、特にお勧めかも。
じゃあ学生新人のを
黒猫曰く、メイドは微笑む(幻狼ファンタジアノベルス)
人の言葉を話す黒猫と黒猫を主人と仰ぐメイドがある日、道端で吸血鬼もどきに襲われる。
飄々とした天然最強メイドが難なく倒すも、メイドは何故かその吸血鬼もどきを拾って帰りたいという……
世間に馴染めない人外達の話という感じ。凄く盛り上がるという訳ではないが、なかなか楽しめた。
しかし登場人物の中でちゃんと名前が出てるのは吸血鬼もどきだけだったw
庵田定夏さん、ココロコネクトキズランダム、ますますキャラ立ちまくってて、
ニヤニヤしながら読破してしまいました。
やっぱシューティングスタープレス最高っす!
209 :
イラストに騙された名無しさん:2010/06/22(火) 15:37:07 ID:aDEGDYiY
age
最近新人買ってなす。
もう発売から日が経ってしまったが
◇ゆうれいなんか見えない!
GA文庫大賞奨励賞受賞作。
まず、文章が酷い。三人称なのか一人称なのか。ギャルゲとかでよくある、一人称よりの三人称、といったところか。
「○○は〜と思った。」という文章の直後に「俺(○○)が××」とか書いてある。
キャラクターはありきたり。
主人公は特にいい奴というわけではないが、美少女からモテモテだったり、対人関係が苦手な筈なのに即友だちが出来てたりする点もギャルゲっぽい。
特に面白い点や目を見張る点はない。強いて言えばヒロイン(小学生)の退魔術くらい。それも前例があるんだけどね。
あと、まさかガチ小学三年生とキスして終るとは思わなかった。公衆の面前で。
あとは絵がエロいのが利点。
総評:毒にも薬にもならない。ギャルゲの雰囲気をそのままラノベにしました、感が強い。
>>210 最近こういう文体が多いなーくらいには思ったけど視点がわからなくなるほど酷くはなかった気が。
主人公不在の場面を描写したいけど、一人称の語り口もほしい、なんてときの妥協策なんだろうね。
「俺(○○)が××」にはまったく気づかなかった。あるとしたら校正レベルのミスだね。
>>211 視点に関しては一部を除いて主人公で一貫してるので、「誰の視点かで混乱する」という事はなかったな。
ただ、個人的には不快な部類の文体だった。
>>213 レネシクルは惜しかったな。中盤までの破綻したキャラクターのオンパレード状態は大変楽しく読めたんだが、
結局のところ最後はドラゴンボール的超人バトルの範疇に収まってしまった。
・「恋する鬼門のプロトコル」出口きぬごし
電撃拾い上げ。彼女の中の彼女が彼女です。幽霊が見える少年と憑かれて憑いてる少女のボーイミーツガール。
面白くないわけではないのだけど色々と残念な感じがしてくる作品だった。登場人物達が基本的に残念な人達だからかもしれない。
歴史、幽霊、電脳系、恋愛、学校、悪ノリでごった煮にしたといったところか。
うんちく語りが昨今のラノベでは珍しく多いが出し方が少々不自然。
一人称で主人公とヒロインの二人のすれ違いっぷりをみせるのは面白かった。
ただ、系統は違えど最近もっと強烈な視点すれ違いものがあったせいか、インパクトは弱く感じた。
あとサブヒロインとヒロインの片割れの扱い酷すぎやしないだろうか?
主人公の気変わりには唖然としたがちょっと笑った。
・「ただ、災厄を狩る剣のように ナイツ・オブ・ザ・フリークス」アズサヨシタカ
ファミ通文庫拾い上げ。少年は赦せない罪に憤怒し、少女は全てを赦して泣きながら微笑む。
基本的に描写が過剰で特に必要のない風景描写が延々と続く序盤から中盤はぐったりした。
だが後半の展開やそれ以降の主人公の熱さはいいと思う。
いいと思うだが、あれだけ本が厚いのだしせめて一巻内で提示した敵に少しは触れて欲しい。
あまりにも残しっぱなしの伏線が多すぎて読み終わってから首をひねってしまった。
終盤は燃えたのだが表面だけ。超絶不完全燃焼。
今回は基本設定だけというやりかたは気にくわない。
・「B.A.D. 繭墨は今日もチョコレートを食べる」綾里けいし
ファミ通文庫優秀賞。チョコレートを囓り続ける彼女を彼は忌々しげに見つめる。異能サイコパス物。
これもストーリー4以降はいいと思うのだがそれ以前がダメだった。
平易な文章で人の悪意をみせることが目的なのだと思うが、確実にストーリー1はなくてもいい話。
2と3もひとまとめに出来なかったものか。本当に必要なのは4・5のみでそれ以前がキャラ紹介でしかないのは腹が立った。
あと5以外の話のどこにもロジックがなく、ヒロイン一人の異能後出しじゃんけん展開で全部事足りる点がなにをしたいのかがわからなかった。
シリアスなんだしキャラではなくストーリーを。一話一話に意味が欲しい。意味ありげはいらない。
ヒロインのキャラそのものは結構好き。
あらよっと!
ふぁみまは土台がアレだし絵とミスマッチだし
あと打ち切られそうな気配がする
早めに終わっておくといいと思う
なんか否定的な内容でも読みたくなるときがあるから不思議
『すてっち!』 相内円 HJ文庫
第4回ノベルジャパン大賞の金賞受賞作。
萌系四コママンガをライトノベルにしたような作品というか、作者自身もあとがきでそう書いてる。
「女子高生のゆる〜い毎日!」の一文から察せられるようにストーリーらしいストーリーはない。
こういうのって会話芸で読ませる力量がないとかなり辛いわけだが、実際読んでいて辛かった。
いちいち説明的なセリフが多く、会話として不自然だし、何よりもテンポが悪くて楽しくなかった。
「あたしも天パじゃないけどひどいクセっ毛でさー。肩くらいまで伸ばすと顔の右側は外ハネ、
左側は内巻きになっちまうんだよね。まぁ、パーマ当ててもいいんだけど、正直、いまさら長く
伸ばしても手入れめんどそうだから、こんぐらいの長さでごまかしてるんだよ。この長さだと
ハネなくなるからさ」
↑例文。ひどいとまでは言わないが、掛け合いをウリにするような路線でこれはちょっと……。
ギャグセンスも、「手芸ってしゅげー!!」なんてコピー打たれる時点でお察しいただけるかと。
終始一貫ひたすら淡々とフラットなつまらなさが続くので、読み終えた頃には軽く悟りが開けそうになる。
「ゆる〜い日常」というより「だる〜い日常」、でもこういうのを楽しめる人も中にはいるかもしれない。
すてっちってアマゾンの評価も低かったよね
・「前略。ねこと天使と同居はじめました。」緋月薙
HJ銀賞。帰り道で美少女と子猫拾った高校教師の話。
つまりそれなんてエロゲ以外の何物でもなかった。
軽く軽くどこまでもエロゲオタにやさしく軽くてライト。
2chや二次関係を見ていたらわかるネタは多かったが、
正直金を払う理由がない気もした。
読んでいないものは感想を見ただけだが、ここ二年くらいのHJの新人の軽さがすごいな。
軽さと言えばラノベでは褒め言葉にも聞こえそうだが、テンプレートの詰め合わせとも言える。
文章設定展開どこをとってもこれじゃなきゃダメな部分がないから
ここの新人はもういいかって気になってきた。
223 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/19(木) 22:21:21 ID:nTGXaXLv
積み本をやっと消化できてきたので、ついでに感想晒しage
◇神と奴隷の誕生構文(シンタックス)
発刊が2010年5月10日・・・だと・・・!? 実に三ヵ月積んでたのか。
「期待のハイファンタジーがついに開幕」という帯に騙されて買ってみたわけだが、
帯の『歴史を改変する者を打ち滅ぼす為〜』という文そのものが間違いだなぁ、と思った。
で、本文。
やや堅苦しい感じのする文体で、比喩表現や情景描写なんかも良いんだけど、ちょっと優等生過ぎる印象。
悪文ではないが、文体には個性が感じられず、あくまで「お上手ですね」ってカンジ。
世界観なんかもよく練られているんだけど、もう少し特色があったほうが良かったかも。
内容は戦争があったり、現代社会への皮肉ありのマジメ一辺倒。お風呂シーンやヒロインの着替え現場乱入が浮いて見えるくらいにはヘヴィ。
個人的には応援したいが、もう少しインパクトが欲しい。
続刊が出るなら買い続けようとは思うけど……なんか出なさそうなんだよなぁ。
シーマストダイ
北島が酷すぎるが面白い
225 :
イラストに騙された名無しさん:2010/08/20(金) 09:09:33 ID:mcX1tbda
シーマストダイ
菜々子さんの戯曲
どちらもラプラスの魔を軽く取り入れたもの。
前者は超能力込みで完全に、後者は普通人として
努力しまくっても限界があり破綻した後の過去の回想集
どちらもノーマルエンド好きなら買っとけって感じ。
あとは続編はまずないだろうって完全な終わり方をしてる
神の棘
マイナーだが
黄昏世界の絶対逃走
最近毎月デビューしてるガガガの新人のひとり、確か刊行は5月くらい
なにやら戦争があったらしくて「黄昏」と呼ばれる毒が世界中に撒かれて
昼夜関係なくひたすら黄昏色の空が続くようになってしまったとかそんな設定を背景に
暗殺や誘拐といった汚れ仕事を請け負う少年が表情乏しい謎の少女とレッツ逃避行
ストーリーや設定よりも雰囲気を楽しむような一作、淡々と進行して淡々と終わる
ヒロインはなかなかいい味出してるが、キャラクター目当てで読むと少しキツいかな
低予算で制作されたロードムービー映画を「だるい」と切り捨てる人には合わないかも