【狼と香辛料】支倉凍砂(はせくらいすな)スレ 39
■新刊情報
◇狼と某珍文
著/文倉凍砂 絵/支倉十
───わっちの名前はホロ。心に傷を負ったヨイツの賢狼。ふさふさしっぽで獣耳体質の老獪ガール♪
わっちがつるんでる行商人は金の密輸をやってるロレンス、教会にナイショで
アルバイトをしているノーラ。訳あって乞食グループの一員になってる甘茶。
恋人がいてもやっぱり馬車の上はタイクツじゃ。今日も連れとちょっとしたことで痴話喧嘩になった。
恋人同士だとこんなこともあるからストレスが溜まりんす。そんな時わっちゃあは一人で繁華街を歩くことにしている。
鈍いロレンスへのあてつけってやつかや?賢狼らしさの演出とも言えよう!
「調子に乗りよって…」・・。そんなことをつぶやきながらしつこい両替商を軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わぬ。
両替商は金持ちだけど薄っぺらくて好かぬ。もっと等身大のわっちを見て欲しい。
「すまんの・・。」・・・またか、と賢いわっちは思った。シカトするつもりだったが、
チラっと両替商の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの雄とはなにかが決定的に違う。雌の本能がわっちのカラダを
駆け巡った・・。「・・(いい雄じゃ・・!)」
両替商は月を狩る熊だった。連れていかれてレイプされた。「困りんす!困りんす!」葡萄酒をきめた。
「ガッシ!ボカッ!」わっちは死んだ。ヨイーツ(熊)