【フルメタル・パニック!】賀東招二作品スレ 95【ドラミ】
●はじめの世界では、18年後のかなめはソフィアと接触し、黒かなめになった後
メリダ島からTAROS類似の機械を使って18年前のソフィアへと黒技術を送り込み
ウィスパードたるかなめ自身を作り出す
このことをレナードは「ささやき」を聞いて知っていたので、暗殺者に狙われても
「死ぬはずがない」と放置し、かなめとソフィアを出会うことができるようヤンスク11
へと連れて行く。
この少女がなぜウィスパリングになるのかと疑問を感じているのは、かなめ
とソフィアの接触による人格の劇的な変換まで読みきれていなかっただけ。
(A)自分を「ぼく」と呼んでいるレナードは、ウィスパリングであるかなめ
を利用して黒技術のささやきがはじまった18年前に干渉して、ささやき
自体がはじまらないように流出事故をとめようとしていたのかもしれない
そこでは、黒技術のない平行世界が再スタートすることになる
(B)しかし、ソフィアと接触した黒かなめは、これからメリダ島のTAROS
を使って黒技術を送信することになっている
18年間の情報をすべて過去に送り込んで、ウィスパードのみならず
誰もが18年分の未来情報をデジャブのような形で受け取ることができれば
各個人が自分のバッドエンドを察知して回避できるようになるので
黒技術が存在したとしても、悲劇は減るはずだと考えているらしい
カリーニンは(A)の解決策を期待していたところ、(B)になりそうな
ことを感じて、結局はウィスパードだけが断片的な未来情報を持つ
現在の歴史が再現されるだけになることを予測して失望している