藤堂家は、主観を異世界側に置いたせいで、
逆に異世界って設定からの置いてきぼり感が強かったなあ。
これは異世界の生活環境・異世界人な主役コンビのメンタリティが、
作中の人間界とほぼ同様なことで助長されてたと思う。
似すぎてるから(作中の)現実と異世界の差別化がしにくい。
設定に馴染めないと、特殊能力や「罪との向き合い方」というテーマを主人公に負わせるにあたって、
現実に即して色々考えるのが面倒だから、
名前だけの異世界くっつけて手間省いただけじゃねえのかという感じが。
キャラは嫌みが少ないし文章は軽妙だしクスリとさせられたとこも多いんだけど、
そこのところがどうしても気になった。
underは逆に、アラは多いし説明台詞も使いすぎだし、
現代日本はロアナプラじゃねえよっぷりも酷いんだけど、
その極端さと導入部のホラー描写とかで、そういう作品世界なんだと納得はしやすかった。
>>277 表紙がイタチさん以外でも買うくらいには
本文のイタチさんかわいかったよイタチさん