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<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】
◆特に最後の「約束の詠」は読みながらあまりの美しさに震えがきた。比喩じゃなく本当に震えた。
◆とても綺麗な世界と、世代を越えて伝えられる想い、そして美しく響く詠。
全てに魅せられました。
◆〈讃来歌(オラトリオ)〉という詠を使う召還術士たちの物語。でもただ呼び出すだけじゃない。
その召還というモチーフを、物語のテーマである「約束」と本当に上手く組み合わせてる。
◆合うか合わないかはキミ次第。だけどヒットした時は、最高の読み応えを与えてくれる一作。
◆まさに七色の詠のように、いつまでも胸に残る余韻が最高。
◆最後のイラストと 一緒の「あの約束」にはもう字が涙でかすれて読めなくなった。イブマリーせつなすぎる。でも本当に良かった。
◆綺麗すぎるくらい綺麗な情景描写、結末。文中の言葉を借りるならまさに「眩しすぎる」と言っても過言でない。
だがそれは本当に心地よい眩しさだった。
2007年上半期ライトノベル板大賞に輝いたのは「黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで」。
富士見ファンタジア文庫作品の優勝は02年上半期以来5年ぶりで、新人としては初の快挙。
主人公ペアも然ることながら、キャラ賞でも優勝した約束の二人が強く印象に残りました。