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今月のメルマガにて:
『最後にあたって』
先週末、「D−魔道衆」を校了しました。印刷所に頼み込んで締め切りを一日、
また一日と延ばしてもらい、昼は編集部、夜は自宅でゲラを読みながら菊地さんか
らの最後の原稿がFAXで入るのを必死で待つという、いつも通りの終わり方でし
た。おかげで、シリーズ19巻目(冊数では31番目)のこの「D」が朝日文庫ソノラ
マセレクションの新刊第1冊目であることなどどこかに吹き飛んでしまい、特に感
慨を抱く暇もありませんでした。それでも校了直後、ソノラマ文庫の最後の作業が
終わったなという想いに一瞬とらわれたのですが、勿論それは錯覚で、本当は今年
2月に出した「D−狂戦士イリヤ」が最後のソノラマ文庫だったのでした。