【テンプレ厳守】●ネタバレ総合スレッド●part8
脳Rギュル
夢Qワールドがちりばめられてて興味深い、以外に面白いところは無いというのが端的な感想。
以下長文。
跳訳シリーズ第二弾で、夢野久作原作の「人間レコード」を底本にしている、とのことだが
「少女地獄 火星の女」も同じく底本にしていた。底本、というかほぼ丸パクリのサンプリングね。
別にそれは問題ないけど、無理やりサンプリングしているみたいでどうもしっくりこない。
本編には夢野好きならばニヤリと来るフレーズがかなりちりばめられている。
冒頭の猟奇歌から始まり、登場人物のワカシゲ中将(杉山茂丸=夢野の父 実際も「百魔」の著者)やら
ヒメクサ・ユリコ(「少女地獄 何でも無い」に出てくる嘘つき少女)
「キュウシュウ日報」やら、「三三書房」(元ネタは三一書房だな 夢野久作全集が出てたところ)、
設定にも「脳或公使事件」(=由来は暗黒公使) 「四五の恋事件」(=由来は死後の恋)など、
事件の一つ一つにそれらしい名前が付いているという念の入りよう。
・・・でもこれ、それ以外に面白いところあるか?
設定が頑張りすぎてて、かつ詰め込みすぎてて噛み合ってない。
あと、カタカナ遣いがものすごく無理している。夢野の文体を意識してるの?非常に読みにくかった。
さらに驚くことに、漫画化+続刊が予定されているようだ。
うーん大丈夫なのかしらね。かなり無理があると思うが。