1 :
イラストに騙された名無しさん:
――つまらない本なんて、この世にない
ドニー・ナカジマ(大英図書館職員)
我らは褒めちぎるものである。
楽しめぬ小説の在るは己が不明のゆえと知り、ひたすらに感性を錬磨するものである。
まだ踏み初めぬ地雷原に遊び、身を裂く鋼球の滋味を愛でるものである。
心を開け。 水となれ。 正負の別など忘れてしまえ。
あらゆる瑕疵の裏を読み、作者でさえも無自覚な深い含意を掘り当てよ。
ここは最果て、よかった探しコロシアム。
心ゆくまでさあ褒めちぎれ――!
まとめサイト
ttp://www.tumasyo.org/ スレのローカルルール・関連スレ等は
>>2-5あたりで
・ここはつまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドです。
・褒めちぎり対象は商業出版されたライトノベルのみ(ライトノベルの定義は板ルールに準拠)
・新刊の褒めちぎりは公式発売日の24時(翌日0時)解禁。フライングに注意!
・世間の評価が高い作品でも、あなたがつまらないと思えば紹介できますが、
多数のファンの反感を買うリスクをお忘れなく。
・逆に、あなたの好きな作品が紹介されていたとしても、あくまでその作品は褒められているのだとみなし、
紹介文に対しての抗議・非難などはご遠慮ください。
・地雷作品をお探しになられている方。 地雷作品の購入をしようかと逡巡なされている方。
当スレはあくまで“褒めちぎる”スレですので、以下のスレをご利用下さいますようお願い申し上げます。
・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
ネタの幅を狭める非難は控えましょう。
・地雷を踏んだら依頼するより自分で褒めちぎりましょう。
どうしても辛い場合はここや雑談スレで話を振ってみると誰かが褒めてくれるかもしれません。
「もう駄目だ 俺たちはもうおしまいだ」
「うるせえ!!馬鹿野郎!!」
「もうつまらない小説の相手なんかいやだ!!もう限界だ!初代
>>1もまとめ人も俺たちを見捨てやがった!!」
「何いってんだおめえは どこにも出れねぇしどこにも行かさねぇぞ」
「俺は帰る!!もういやだ!!」
「どこに行く気だ?おまえの墓穴はここだぞ
墓標はこの馬鹿でかい掲示板 墓守りはあのおっかねぇスレ立て人だ
碑文にはこうだ
「すごく格好良い職人達が 悪い地雷をやっつけて すごく格好良くここに眠る」
だがおまえのせいで変わっちまう おまえがメソメソしてるから
「イラストに騙された名無しさん 女の様に泣きながら 虫の様にくたばる」
冗談じゃねえ おまえには無理矢理でもカッチョ良く死んでもらうぞ!!
好き好んで金払って好き好んでラノベ読んでんだろが!! おい住人!!
だったら好き好んで地雷踏んで死ねや!!」
「糞・・・ッ くそォ 畜生(ファック) 畜生(ファック)!!」
「それにな まだ死ぬときまったワケじゃねえよ 俺達ゃディフェンスだ
ホレ!!さっさと褒めちぎり文を書くんだよ!! オフェンスが今 点数をひっくり返すさ」
>>1乙。
>>5 ああ 隊長
あんたは
おっ死んだ
だけど
そこにも
いるのか
(――敬礼)
褒めスレのことか ああ知っている
話せば長い そう 古い話だ
知ってるか?2ちゃんのスッドレは3つに分けられる
勢いだけで消えるスレ 高度なネタで持つスレ、そして空気を読める奴が集まるスレ
この3つだ ここは――
スレ住人へ 撤退は許可できない 爆死せよ
だろうな 自腹で購入だ
4スレ前――ラノベ板の一部を巻き込んだネタスレがあった
『電撃新人賞』で大規模なネタ!
上も下も地雷だらけだ!
喪舞ら、揃ってMだなwww地雷掃除に向かえ!
よう相棒、俺たちにお似合いの任務だ
彼は『
>>1さん乙』と呼ばれたスレ立て人
『俺等地雷スキー』の相棒だった男
新人賞連続発売日接近!全書購読し、ネタカキコ権を確保しろ
B○OK OFFでお出迎えだ
私は『名カキコ』を待っている
今までの奴より酷い
ネタスレ常連作家だ! 油断すんな
そもそも文章がおかしいのがいる、噂に聞いた奴か
定価で買うには贅沢な遊びだ
ここは『無理褒めスレ』 死人に口なし
そして――『
>>1』のスレ立てで、物語の幕は上がる
―――あれは旧スレが落ちた寒い日だった
生き残るぞ!喪舞ら!
>>1乙
テンプレの
>>5を見るたびに思うんだ
初代
>>1はいつもこのスレを楽しく見てるのに、見捨てたとは心外だ
>>1乙
褒めちぎりにネタバレ規制があったのは気づかなかった
こんなところでネタバレを踏む奴はマヌケとしか言いようがないけどね
ともあれ1乙
1乙
このスレでは何人の英霊が生まれるんだろうか
ところで誰か無知な俺に
>>5-7の元ネタを教えてはくれまいか
おー
>>5-7サンクス
疑問が晴れたところで
座して中村先生を待つとしよう
18 :
17:2007/03/18(日) 18:24:43 ID:kOwuyMdf
ちがうよお礼を言うのは>15-16だよ
何やってんだ俺。ドジっこか。
中村先生最速でいつ買えるかなぁ…SDって入荷時期がどうも安定してない気がする。
>993 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 23:35:24 ID:GO/0ZKFG
>実際はギギギでラララな臭いしかしないな
ピカドンかつ科学の子で放射能が満ち溢れているとw
「リミットレス!」 著:須堂項 イラスト:ひびき夜宵 (MF文庫)
本作はいわゆるファンタジーモノのようだ
旅の途中の戦士(主人公)とトレジャーハンターが出会い一緒に旅をする事となり
更に呪術師と天然と出会い四人で旅を続ける事になるという、どこか懐かしさを感じさせる物語である
流石はあとがきで剣と魔法のRPGが大好きと宣言するだけの事はあるだろう
しかし、著者はそれで満足するような漢ではないのである、あとがきで”斜め上”を目指すと宣言するような漢なのである
とある登場人物がとてもイイ 人にも関わらず「たわし」等と呼ばれ凄惨なイジメを受けるのだ
これはファンタジー作品にも関わらず、上手く昨今の社会事情を物語の内に取りこみ
読者諸君に警鐘を鳴らしているに違いない、何と素晴らしい作品であろうか
またあとがきから推測するに、ハゲと書いてマイルズと読むゲームの原典をやり込んだと思われる著者が
世に送り出す(恐らくは)ドラゴンと思われる存在(作品中ではドラゴンでは無い固有名詞)には、
著者のドラゴンへの熱い想いがまるで見えるかのような錯覚を覚えることだろう
更に諸君が喜んでくれるだろう事をお伝えさせて頂こう
どうも物語の展開や端々で見える設定等から考えるに本作品は続編を前提として作られているようである
このような素晴らしい作品であるにも関わらず、既に”斜め上”な本作の更に”斜め上”な続巻を目指す著者の努力には頭が下がるばかりである
だが、世の中は作品の面白さや著者の努力と売上は必ずしも結びつかない御影
そして諸君がご存知の通り売上が延びなければ打ち切られる事も多々あるのがこの業界である
是非とも諸君にはこの素晴らしい作品を打ち切りから救う為にも、本作品を諸君の本棚に加えて欲しい、定価で。
PS. 全く関係無い事ではあるが私は発売直後から三年程某”田中ファンタジー”のプレイヤーであり、現在もネ実1の住人である
褒めてない上に読了しないと分からないんであろう電波感想羅列するだけじゃ
ちっとも食指が動かん。
>>22 読めてない上に本人でないと分からないんであろう電波意見羅列するだけじゃ
ちっともスレが動かん。
ここは褒めちぎり批評スレですか
いや、それにしても、ちょっと分かりづらいというか、もうちょっと配慮があっても……。
ハゲでマイルズと聞いて「夏への扉」かと一瞬思ったけど、ゲームか……。
まあ、あれだ。文章に個性があるね。
趣味の話を息継ぎせずに滔々と、早口で語りかけてくるような。そんな感じ
アレだね。こういう文章を読むと、やっぱプロの作家は凄いって思えるよね。
とりあえず意味は通じるもん。
――!
なるほど、そういう褒めちぎりかたか!
>>29 突撃した勇士達の砕け散りっぷりを見て楽しむという選択肢もあるぜw
>>28 もちろんさ、わかるに決まってるじゃないか。
えーと、あらすじらしき文を読むと、どうやら主人公はバラバラに
されたみたいだから……たぶん、身体を適当な物体で作り替えられた
のであろう。
で、股間のナニの代替物が、シャープペンシルと。
そのシャープペンシルを、少女がノックノックこんにちわ……
文章は通じる。
が、意味がわからない。作者が何を伝えたいのか、ちっともわからない。
考えれば、考えるほど……
あはははは!
神話の世界へようこそ! アチョプ! マウマウ!
>ノックノックこんにちわ
今まで恐れてきた中村だが、かのこんを制した俺にはチョロそうだぜ!
来週の今頃には土気色の顔になってるかもしれないけどな。
中村九郎スレと聞いて飛んできました!!
この話題になると続々と戦士が集まってくるな
3月23日か……
オラなんだかワクワクしてきたぞ!
>>28をまだ読んで無い人にちょっとだけダイジェスト!
以下、本文の一部抜粋
>黒園は、落ちこむ俺の股間に手を伸ばして
>一回、ノックする。ノック一回分、芯が顔を出した。
>丁寧に、あるいは乱雑に、興味本位で、
>「あ……いいのかな? これって見ててもいいこと? ボク、見てていいのかな?」
興味を持った人は>28は見ずに発売日(23日)に本屋でチェキ!
>>21は上手く隠しながらきっちり褒めちぎってるし、ちゃんと意味通じる文章書いてるみたいだが?
自分が知らない知識を使われたからって貶めるのは酷え、リミットレス!読めば本当の意味もちゃんとわかるしな………
>>28見るとSDは相変わらずこのスレに多大な貢献してくれるのがわかるねw
>>28 中村の文章は初めて見るが・・・・・・
なんだ、普通の文章に見えるじゃないか
これなら全然らく・・・しょ・・・ウッ
>>28 文字は読めるんだが、どうしても意味が理解できない
あのロクメンダイスを超える名作は今世紀中には出ないと思っていたけど
その記録を作者自身がまた塗り替えるとは
九郎・・・恐ろしい子!!
>>28の文章はそんなにも難解か?
多少電波なのは認めるが、これくらいはアリだと俺は思う
>>43 アリだと思うのは本人だけってう断定っぷりがすごいな
>>28 この文章を読んだ瞬間、いままで感じたことが無いほどの
衝撃と困惑を私に与えた。
それは、まるで前方からくるダンプカーをよけようとして小道に
入ったら、その瞬間ジャンボジェットがぶつかってきたような..
ようは訳わからんってことなんだけどな。
でも、なんでだろ、この文章に新しい日本の未来がみえたような
気が...するわけね〜〜〜だろ!!
文学的な深さを追求する余りに、難解で読者を突き放す文章。
分かり易さに拘り過ぎて平板で深みの無い、読者に媚びた文章。
中村先生はこの種の物で溢れる文学界を愁いているのです。
そしてそんな文学界に対して、先生が満を持して放つ解答が
これ
>>28なのです。
平易な文体ながら、意味を掴むのは難解
入口は広いが奥は深いという
正に21世紀のスタンダードに成るであろう文章です。
将来、ロクメンダイスと並びこれ
>>28が
今世紀の文学界の潮流をリードした作品として
語られる事を私は信じて疑いません。
さぁ、あなたも歴史の証人になりませんか?
怖い!紹介コーナーの時点で褒めちぎり!
運命の3月23日が近づいてまいりました。
話題を一身に集めている、「アリフレロ キス・神話・Good by」の発売日が近づいております。
フライングしている店があれば今日にも手に入るかもしれません。
いよいよであります。いよいよであります。
中村九郎の名が世界に羽ばたこうとしております。
いよいよこの「アリフレロ キス・神話・Good by」が世に放たれようとしています。
かの「黒白キューピッド」、「ロクメンダイス、」で読者の心を掴んで話さなかった中村九郎。
その中村九郎が全てをつぎ込んだ作品、「アリフレロ キス・神話・Good by」の発売日がもう間近に迫ってきております。
3月23日までの時間はもう24時間を切りました。
この「アリフレロ キス・神話・Good by」で中村九郎はどんな感動を私たちに与えてくれるのでしょうか。
乞うご期待。
今回の話題作に関しては、複数の褒めちぎりを読んでみたいな
きっと、それぞれの処理人の持ち味を十二分に引き出せる逸材だろうから…
>>28を読んだだけでトリップしそうになったんで
全部読んだら軽く異次元に行けそうだ
ちぎり次第では買ってしまいそう
ほとんど中村先生の話題を中心として50まできたか・・・
>52
田中啓文にリライトしてもらうといいと思います。
っつーか本当に、スケッチブックのレナって何……?
>>54 >フナ・レナ・コラムとかいって
このオチに係ってると思われる
>短大生の扉の前にスケッチブックが立てかけられてて
これの名前がレナであるとして、と言ってると思われるのだが…
先生のコラム読み返したら頭に鈍痛が
おおよそ一年前に小一時間解読した記憶がある
解読結果がどうだったかはもう憶えてない
えいせいへい! えいせいへいー!
今でさえこのカオス。
発売日が待ち遠しくも恐ろしいぜ…!
アリフレロ読了
すまんが俺には無理だ・・・・・・・・・・・・・・・・コレは・・・・・・・・・・・・・・・・
まだ撤退命令は出ていないぞ!
早く戦場に戻るんだ!
いきなりフラゲで戦死かよ!w
コーマン!
コーマン!
単なるエッセイでさえこの破壊力、ええい奴は化け物か!
もはやこれは地雷などという生易しいものではなくて
中村先生そのものが生体兵器なのではないか?
そしてそこから特攻兵器が次々と……
このスレの様子見てると
地雷ってよりゴキ○リホ○ホ○に思えるw
>>52 なんかブラックホールで思考停止でアリフレロ!って気分になった
久々に特攻する目標をアリフレロと定めたはいいんだが、
>52を読んでたらなんだか自信がなくなってきた
あ……いいのかな? これって踏んでももいい地雷? ボク、踏んでいいのかな?
俺、アリフレロ褒めちぎったら結婚するんだ…
ところでアリフレロの褒めちぎり解禁はいつだ?
アリフレロとコラムの二重奏に、眼だけでなく聴覚までゲシュタルト崩壊
>>65 自分はラフレシアに引き寄せられる羽虫の群れを連想したぞ。
とりあえず弾薬は確保した。あとは出撃命令を待つのみ。
故郷に帰ったら、パン屋になりたいって思ってるんだ…
えっ、生存フラグ?
地雷じゃないって言う核地雷だったら、スレそのものが吹き飛ぶな。
「問題作ではないことが問題作」!! ってか? …どう転んでも吹っ飛ぶな。
もう九郎と言うだけで埋まってないから地雷とは言えないような・・・
言うならば、壁の真ん中に押しちゃダメって書いてあるミサイル発射装置のボタンが埋まってるような・・・
その弾頭が核かどうかは知らんが
>>69 電撃にならうなら明日23日の24時=24日の0時だな>ネタバレ
ただ、褒めちぎりというのは勢いだけでは上手く書けないところがある。
週末から週明けくらいにかけて被害者、もとい勇者の戦況報告が上がればよかろ。
古今より、地雷の処理方法にも各自の持ち味があるからな。
読後の興奮と勢いもそのままに、ノリで脳内アドレナリン大放出特攻派と
じっくり読み直し、凡人には到底感じ取れない崇高な作者の意思を見抜く派。
どちらが優れているわけでも、また正しいわけでもない。
どちらの褒めちぎりも、他の勇士たちの好奇心と自虐願ぼ・・・ゴホッ・・否、
挑戦意欲を掻き立てて、いつの時代にも新たな勇者が生まれる事を確信させてくれるのだよ。
アリフレロ読了
コレ、褒めちぎるより普通に内容のネタバレする方が難易度高くないか?
まあ何とか読みきれ、れ? 読みきき、キキキキくきゃっ
78-ッ!78--ッ!!
読む前にSAN値を回復した方が良さそうだ。
ネタバレ前に死者続出か?
え、衛生兵ーーー!衛生兵ーーー!
少年、飛び出すんじゃないぞ。
「あんな奴大したことない」ってのは、おまえの親父の最後の言葉だ。
ありふ
魔族化!?
かゆ
うま
やあ先程は済まなかったね
13ページ目まで読んだところで、これは期待を裏切らない出来だと確信して
思わず書き込んでしまったよ。
で、読みすすめた今言いたいことは、
中村九郎はこのスレを裏切ったりはしていない。安心して突撃せよ!
ってことだ。
さあコッチヘオイデ
空白の一時間
ID:AhKap7S1の身にいったい何が起こったのか、まだアリフレロ発売前地域の俺にはようとして知れない
アリフレロをゲットした!
今から解読してくる!
解読が解毒に見えた俺末期
後にアリフレロ事変と呼ばれる
その最初の犠牲者である
俺は恐怖している……どんなに褒めちぎろうとも、
何も手を加えず紹介したあらすじのほうが良い出来になっちゃうんじゃないかって。
でも、俺に苦労先生の本を「要約」なんて高等技術ができるんだろうか……。あのコラムすら何が結論かわからないのに。
ああ、読む前から心が折れそうだ。フリーザ様の前にたったヤムチャな気分だ。
本屋に行ったのだがアリフレロがおいてなかった。
さすが中村先生はレベルが違うぜ!
アリフレロ購入
口絵の段階で負けました
アリフレロに挑む人は直後に単純明快で楽しい物に触れられるようにしておくといいよ
最初の4ページでSAN値がゼロ近くまで急降下するから
ああ、シャープペンって、そういうことか……
ああ、なるほど、シャープペンって、そういうことか……
アリフレロ買ってきたぜ
早速読み始めてみ
99っ! 99ーっ!!
俺もアリフレロ買ってきた。店頭で2,3ページ読んだが意外と普通っぽい雰囲気だ。
実家に帰る前に読んでしまおう
なんだこのキノコのようにどんどん生えてくる死亡フラグは
そんな中、敢えて円卓生徒会の2巻を買ってみた俺が来ましたよ?
こっちもなかなか褒めちぎり心をくすぐる内容ではないかと。
アリフレロ読了…
これこそ濃縮還元100%中村九郎と言うべき作品だ。
ロクメンダイスは先生にとってはかなり手加減した
万人向けの作品だったんだね…
本を閉じてもまだ白昼夢の中にいるようだ…
向こう側から何かが近づいて来るような幻覚さえ見える。
ああっ! 来たっ! 丸くて、白い! 丸くて、白い!!
誰も褒めちぎってないのに
なんで購入意欲が湧くんだぜ
こうも皆が騒いだら購買意欲も湧く
よーし、パパ本屋に行ってゲットしてきちゃうぞー
お前らなんで揃いも揃って
地雷原にスキップで突入するような真似を……w
読了してから約二時間、やっと褒めちぎりの指針が見出せた。
褒めちぎりの完成度を上げるためにもう一回読んでくるノシ
それが108の声を聞いた最後だった…。
君たち満喫してるなぁ
読まずともこれだけの人間を楽しませてくれる作品というのは……
実はつまらなくないのではないか?
と言ってみるテスト
発売日だというのに5件回ってやっと買えた。
さすが九郎先生は大人気だな
早速読んだんだけどなん
死 者 続 出
アリふ
本当に神話を刻んでしまったのか、中村先生は。
地雷地雷と聞かされつつも興味本位でアリフレロを読んでみた。
1/5ぐらい読んだところで飛ばしまくったんで話もよくわかっていない。
しかし何故こうもつまらないんだろう。
色々と説明不足のせいかとも思ったけど、説明不足なんて他のラノベにもあったりするし。
>>116 すまんがスレタイを音読してから
褒めちぎり文章を投下してくれ
118 :
108:2007/03/23(金) 22:05:48 ID:n/rJLmvL
>>109 へっ……期待を裏切って悪いが、たった今褒めちぎりを完成させたぜ……
これで思い残すことは、もう、ない……
119 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/23(金) 22:12:36 ID:EPnOq2Lc
まて
普通に面白かっただろ、今回は
日本語もリリカルだけど話の筋は追いやすいし
シナリオ自体も解りやすいし
つーかロクメンは描写対象が恋愛とか言う抽象的なものだったからわかりづらかっただけで
普通にこういうの書く分にはこの文体良いと思う
言っとくけどこれ、褒めちぎりじゃなくて本心だからな
いっとくけど、ここ、褒めちぎりスレだからな
そーゆーのは、「読むまでバカに」のほうだ。
なんかさ、ここの趣旨とは違うこと言うけどさ。
ありえないくらい全てが唐突で、文章もストーリーも混沌としてて、
あっちこっちタガが外れてて、すっげぇ歪なんだよなぁ。アリフレロ。
中村センセの本は全部読んでるけど、明らかに自分の色を保ったまま進化してるよ。
ただその進化はなんつーか、こう、あれだけどな。
「放出する毒は相手を一時的に痺れさせる」→「放出する毒は相手を十時間以内に殺す」っていう進化だけどな。
あ、前宣伝にゃバトルモノって銘打たれてたと思うけど、やっぱ変わってないよこの人。
根っこはポエミィな恋愛小説。
それ以外は全部飾りつけ。寿司の緑色の奴。
あ、後できっちり褒めちぎるから。
褒めちぎりを読んで楽しむために中村を買っている俺はおかしいのだろうか……。
124 :
90:2007/03/24(土) 00:00:04 ID:8pCBn/zU
読み終わった!
さて、ほめちぎ
『アリフレロ キス・神話・Good bye』(中村九郎)
私は、高名なロクメンダイスも、隠れた人気を誇ると噂の黒白キューピッドも読んだことがない。
故に、まっさら、新鮮な心持ちでアリフレロを読むことが出来た。
読了して思うのは、九郎先生(今の私はこうとしか彼を呼べない)の原作者としての力量だ。
所詮仮定の話だが、もし九郎先生が黒子となり、他の作家がアリフレロを書いたらと思うと鳥肌が立つ。
もしきのこが書いたなら、アリフレロは某エロゲなど足元にも及ばぬ新伝奇小説となったろう。
もし秋山瑞が書いたなら、ラストでイリヤの比にならない読者が鬱に突き落とされたことだろう。
もし古橋が書いたなら、そのグロ描写が健在であることを新旧の読者に知らしめたことだろう。
もし川上が書いたなら、αキスを巡り息をつかせぬ交渉と戦闘が繰り広げられたことだろう。
もしヤマグチノボルが書いたなら、奇矯なヒロインを飼い馴らし、アニメ化必須の一作となっただろう。
しかし、九郎先生は自ら筆をとられた。
八回に及ぶ書き直しを経て、自らの手でこの大作アリフレロを完成させられた。
原作として売り出せば、書き手は掃いて捨てるほど集まっただろうに、だ。
私はここに、九郎先生の一作家としての、否、一人の人間としてのプライドを垣間見た。
先生の渾身のアリフレロが編集者を退職に追い込んだという話も、読了した今なら納得出来る。
先ほど述べた“別の作家が書いたら”は、やはり仮定の粋を出ようがないのだ。
常人が書けば秀作のアリフレロは、九郎先生の筆で別の次元の存在として世に送り出された。
九郎先生のストーリーテリング力(ぢから)に、ただただ賛辞を送りたい。
褒めちぎり始まったな
キーワード【 神話 地雷 中村 九郎 文章 作品 スレ 】
大変なことにw。
バレ解禁からはや一時間が経過したというのに
褒めちぎりがひとつしかないとはどうなってるんだ!!
生き残った地雷除去人はほかにいないのか!!
前線の部隊、全滅しました……ッ!
今買ってきたところだ。
…だが俺にはまだこれのページをめくる勇気がない…
アリフレロ、本屋で見かけて数ページ立ち読んだところで挫折
無理だよこれ無理だよ、と購入を断念したら、目の前で購入する人を目撃
あの勇姿が忘れられないので明日また買いにいこうか悩んでいます
134 :
1/5:2007/03/24(土) 02:53:53 ID:GtK7BRHx
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
独自のモノを創造する作家が居る。
『創作者』を名乗る者なら誰だってその人物唯一の物を作り出そうとするわけだが、
たまに独自すぎる、とんでもないモノを生み出す創作者が居る。
例えば、J・R・R・トールキンは自身の著作『指輪物語』の中でいくつもの人工言語を生み出した。
例えば、H・P・ラヴクラフトは自身のコズミック・ホラー小説の中にクトゥルー神話という神話を創造した。
現代のオタク系創作物においても、完成度の高い世界を構築するための設定や小道具
ないし雰囲気を生み出す者達の著作物は「○○オンステージ」や「○○ワールド」などと呼ばれ、評価される。
ならば、今回紹介する中村九郎の『アリフレロ キス・神話・Good by』はどうか?
私は自信を持って言おう。
『アリフレロ キス・神話・Good by』は、間違いなく中村九郎独自の、『中村九郎ワールド』である。
『アリフレロ キス・神話・Good by』(あまりにも長いので以下『AKSG』)を一言で説明するなら、
現代が舞台のファンタジー能力により進行するバトルモノだ。
現代世界を舞台にしたバトルモノなど、最早ライトノベル界においては氾濫などという言葉で解決できないくらいに溢れている。
もう例を挙げだすとキリがないのでやらないが、
(と言いつつ俺自身の部屋を漁ったらライトノベルという括りの中では奈須きのこの創作物と片山憲太郎の紅シリーズと
長谷敏司の円環少女シリーズと桜坂洋の現代魔法シリーズと古橋秀之のシスマゲドンくらいしか出てこなくて困った。)
ほぼ月一ペースで供給され消費されている。
その中にはあまりに凡百、テンプレートすぎてすぐに忘れ去られていくものも多いだろう。
135 :
2/5:2007/03/24(土) 02:55:23 ID:GtK7BRHx
が、中村九郎の場合は一味違う。
氏の小説はそこに非常に形容し難いものを挿み、埋め込み、同化させている。
劇中に常人の感覚では中々生み出せない歪なもの、不快なもの、おぞましいものを登場させ、
それら『異常物』の恐ろしさをこれまた奇怪な方法で描写するのが非常に上手い作家が居る。
例えば、『ドグラ・マグラ』という有名な小説がある。
読んだ人間全てを必ず一度、狂気の世界へ蹴り込むと言われている夢野久作の探偵小説だ。
私は、中村九郎の著作もそれらに非常に近いモノであると考えている。
以下はネタバレになるが、
『バラバラになった人間を組み立てなおす』
『その仮定でパーツが足りないから適当にそこらにあるものを代用品にして補う』
『脳髄の半分を化け物に齧られ失った少女。その頭にインターホンを埋め込んでインターホン・ガールと呼称する』
などの、シュールレアリズムとホラーが混在したような描写が多々出現する。
更に、氏が文の中で受け手へ与える情報が非常に少ないこともそれら名状し難き恐怖を煽る。
『AKSG』の表紙を飾っている斧少女、『黒園葵』の存在理由、行動目的、容姿といった情報は、割合早い段階から
ぽんぽんと与えられ、読者達が頭の中で造形する葵という少女の形を明確にしていく。
また、葵やその他登場人物が巻き込まれる戦い『αのローテーション・キス・ショット』や、
その戦いにおいて恐ろしき狩猟者として描かれる怪物『白いメイド/α・キス』や、
(ちなみに、劇中において『α・キス』はしつこいくらいにメイドと呼ばれているが、
俺は絶対に奴をメイドとして認めない。メイドのメの字もくれてやらん。メイド喫茶のそれ以上の紛い物だ)
戦いの背景にある『時の神α』『遊戯の神β』『神話』などは(中村九郎という枠の中では)割合丁寧に描写されている。
しかし、それ以外の事についてははっきり言って『投げた』と思われても仕方ないくらいに欠けている。
136 :
3/5:2007/03/24(土) 02:55:59 ID:GtK7BRHx
例えば『町野麻子』という人物が出てくる。彼女はひょんなことから事件に巻き込まれ、
その後にクランチという登場人物にくっついて行動するようになる。
しかし、『どうして町田麻子がクランチについていこうと思ったか』の理由が
「行くところがなくなっちゃったから、かな」という台詞一つで片付けられており、
しかも最後の最後まで字の文などにおいて明確な形を与えられない。
クランチと町田麻子が旧知の仲だとか、つり橋効果だとか、成り行きだとか、旅は道連れだとか、ストーカーだとか
そういうレベルではないのである。
『何故かついてくる』のである。
どうしようもない。この中村九郎、ノリノリである。
と言うか、『黒園葵』以外の人物については、容姿説明と背景説明があれば御の字というレベルだ。
こう書くと、素人小説に多い『言葉が足りなすぎて意味不明』という状況を想像することかと思われる。
そして「なんだよ。糞素人の小説か。とっとと滅びろ」と思うだろう。
だがちょっと待って欲しい。一見もっともな理屈のように見えるが、落ち着いて考える必要がある。
私はこう考えている。中村九郎氏の小説はポエムだ、と。
詩の世界に、詳しい背景説明を持ち込む人はそう居ないだろう。
詩とは、断片的な単語で、想いの全てを綴る。そういうものだと私は思っている。
谷川俊太郎という有名な詩人がいる。ここに彼の詩の一説を引用しよう。
「なんでもおまんこなんだよ」
そういうことなのである。
思ったままを書き殴るのが詩なのだ。きっとそうだ。
詩人から与えられた断片的な情報を深読みするのも良い。しかし深読みが無粋とされる場合もあるだろう。
お前が受け取ったとおりの意味だ。それが全てだ、と。
氏の小説はそれと同種である。
ブルース・リーの言葉ならばこうだ。
「Don't think. FEEL!」
そういうことなのである。
137 :
4/5:2007/03/24(土) 02:56:45 ID:GtK7BRHx
そうやって詩的な形式で綴られる『AKSG』は、ホラーとシュールレアリズムを孕んだポエム調のバトルモノという
他所とは明らかに違うものに仕上がっている。
『AKSG』がすぐに忘れ去られてしまう類のものではないことは、理解していただけただろう。
さらに、『AKSG』にはもう一つ、とても重要な要素がある。
それは恋だ。
中村九郎氏の前著『ロクメンダイス、』や『黒白キューピット』においても、登場人物の恋に重きを置いて話が進んだ。
氏の著作に置いて、少年と少女の恋は切っても切り離せぬものなのである。
他の作品とは違い、『AKSG』の恋愛は非常に淡白だ。と言うか、やはり描写不足に近い。
あまりに淡白で唐突で、別に無くたっていいんじゃないかと思いたくなるほどである。
しかし非常に重要な要素である。
それは何故か。
まず『アリフレロ キス・神話・Good by』というタイトルを思い出して欲しい。
ここからはネタバレが含まれるので注意していただこう。
『AKSG』の始まりは、一人の少女──後にインターホン・ガールと呼ばれる少女だ──が『α・キス』によって殺される場面である。
そして。
『AKSG』の終わりは、黒園葵が、かつて儚い恋心を抱いた三井川正人という少年を殺す前に、キスをする場面である。
つまり。
『α・キス』という名の神話の登場人物から始まり、
黒園葵という名の神話の登場人物のキスによって閉められるのだ。
『AKSG』と恋愛は切っても切り離せない。その意味を理解していただけただろう。
138 :
5/5:2007/03/24(土) 02:58:02 ID:GtK7BRHx
さて、実に稚拙な文章ではあるが、なんとなく中村九朗氏の敏腕具合は理解していただけたと思う。
付け加えるようで何だが、挿絵担当のむらたたいちについても一言述べておこう。
氏の絵はどちらかと言えばポップで可愛いタイプの絵である。
どちらかと言えば凄惨な『AKSG』とは一件ミスマッチに思えるが、そうでもない。
その可愛さが、『AKSG』のシュールレアリズム&ホラーな世界に更に歪さを書き加えることに成功しているのだ。
また、『AKSG』云々を除いても氏の絵は可愛らしく、魅力的である。
特に斧少女黒園葵の可愛さは逸品だ。
野良猫みたいな雰囲気の、黒髪ロングの華奢な少女が、手投げ斧。このアンバランスさ。俺によし。
オリジナリティとは何であるか、それを読者に実感させる一冊。
「最近のラノベ?どうせテンプレ小説ばっかりだろ、どうでもいいよ…」みたいに思っている人に是非読んで欲しい。
読み終えたその瞬間、あなたは必ず途方も無い疲労感と達成感を味わうだろう。
それが、『AKSG』の価値である。
まーなんだ。うん。纏められん。
どうしようもないよ。AKSG。
でもね、読んでみるといいよ。
きっとね、みんな色々なものを感じ
窓に!窓に!
や、やりやがった…
こいつはまさしく一級の処理人のワザだぜ…
> あまりにも長いので以下『AKSG』
これは流行る!
>窓に!窓に!
「ばかめ、ID:GtK7BRHxは死んだわ」
あれ……?
星がひとつ、今流れていったよ。
……まさか、ね。
ID:GtK7BRHxは元気だよね。
で、すごいな。
今日本屋にあったら自分も買う。
そして読了後は図書館に寄贈するよ。
>読了後は図書館に寄贈
つ【核拡散防止条約】
>>『AKSG』
byが省略されているのは読者が自然と呟くからか
すげえなあ。これが硫黄島アイランドか。
それとも937高地か。
ふと思い浮かんだぜ。
「この本は、俺たちをミンチにしようとしている」
ネタバレを読んでも全然ネタバレされた気にならない
…これが本物か
konosure ha seishinnkougeki wo ukete iru
machigai nai
a
なんだ…一体何が起こっているというんだ…
>>145 いやー、てーかね、ネタバレしてもどうしようもないんだって。
多分ネタバレを念頭に置いて読んでもまっさらな状態で読んでも変わらないと思うよ
次に何が起こるか推測しても全部無意味
例えるなら三冊ほどの小説をページ単位でバラバラにして合体再構築したような小説だ
ページ捲ったら画太郎絵で「くそしてねろ!」とか書いてあっても可笑しくない混沌具合なんだぜ?
>>148 すごい!!
中村先生の最新作は一冊で三冊分の濃度があるんですね!!
これは新品で購入しなきゃ!!
意図的に誤読してみた
ネタバレ無効とかやっぱり本物はすげー
2chライトノベル大賞はこれで決まりだな
さきほど本屋に行って…ダッシュの新刊を眺めていたら
横からアリフレロを取り、颯爽とレジに向かう人がいた。
……手を合わせて拝みたくなったの必死でこらえるのに苦労しました。
凄い、凄いよアリフレロ!
これ見た後に流水大説読んだら普通の小説だと思えたよ!?
154 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/24(土) 16:22:51 ID:yTpmLEWg
あまりの興奮に途中投稿しちまった・・・
>>152 そういわれて読み返してみたんだが、流水ってただのちょっとひねったつまらん小説だったんだな。
しかも肝心なひねってるところも、なんかあざとくて鼻につくし。
今日の今日まで流水信者だったんだが、目が覚めた。
これからアリフレロ読み返してその勢いでドグラマグラも再読してみようかな・・・
何と言うか…
チャチャラカ、チャカポコ、スチャラカ、チャカポコ、チャカポコ、チャカポコ
ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん!
って感じだよね
このスレバロスwww
君たちの勇姿を忘れない。
>152
オレがもう一人いる
中村先生に比べれば、清涼院なんて凡人としか……
ネタバレしたくても自分の筆力では神話的面白さを伝えられない
最初の数ページで精神が侵され……まる、しろ
ロクメンも黒白も捕獲できていない自分がアリフレロで中村に初挑戦ヒャハー!
…しようと思ったがマジ無理ごめんなさいすいません僕が悪かったです orz
あれだ。大げさに言ってこその褒めちぎりで、読みたくさせるのが職人の腕の見せ所だしとか。
SD公式の抜粋は、特に印象的な部分だけドカンと持ってきた販促だろ、逆効果っぽいけどねーとかさ。
そんな風に思ってたんだよ読む前は。
…冒頭の数ページと後書きを読んで前頭葉に鈍痛が。だめだ俺如きの手には負え
人はあまりに無力だったと後続に伝えてくれ
何だこの白面の者が復活したような状況は
もしやアリフレロって売れまくってるんじゃないか?
おまいらの宣伝活動のおかげで
>>159 冒頭、温いよ?
今だから言うけどぶっちゃけAKSGって言いたかったから本買って来て読んで褒めちぎったんだ。
冒頭か…
「白くて、丸い!」なんてとっても凡庸ですよ?九郎神の言語センスでは。
アリフレロ買って来ました
まだ50ページしか読んでないけど、これだけは言える
俺にこれを褒めちぎるのはむっむっむーり♪
一言で言えば『唐突』全てが唐突
さながらバラバラなジャズのセッションのよう
あ、バラバラならいいのか
作品的にはいいのかいいのか
世界は
世界は神話に満ち満ちている!
かも(アリフレロ要約)
書店に行ったのだが置いてなかった
これは幸運と解釈すべきか。それとも嵐の前の静けさなのか
ただスレの流れから一つ言えることは、もしAKSGを見つけたなら
それが俺の最後になることだけだ
いっそのこと九郎先生のwikipediaの項目を書いてくれよお前ら
今アリフレロを読んでるとこなんだが、だんだんと頭痛がしてきっ・・・きっきき・・・き?・・・・・・
昔のびたが自分がどのくらい本に弱いかという説明で、
本を手に取っただけで気が重くなり、開いただけで目眩がし、2,3ページで意識不明と
言っていたが
あの時の本はこの中村先生の本に違いない!
読む→頭がくらくらする→混乱して、内容がつかめなくなる→最初から読み直す→頭が(ry
つい きんだんの アリフレロをてにいれたぞ!
頼む、譲ってくれ!
ニア 爆死してでも踏みにじる
「ミミズクと空の王」
表紙こそ童話調であるが、この作品のテーマはむしろ少年漫画的な熱血と言っていい。
ミミズを主食としているイャンクック族の主人公ミミズクが、空の王であるリオレウスと出会い
「俺も強くなる!」
と最強を目指す話である。ミミズを喰らいただ日和るだけの仲間を見切り、
体を黒く塗り「ガルルガ」と改名したミミズクは、空の王を打倒するために
修行の旅に出る。傷つく体、くじけそうな心を抱え込み進んでいくガルルガの
漢気は、最近のラノベ業界では見られない「熱さ」を魅せてくれるだろう…
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
世界はVIPのものだお
/⌒ヽ この世を裏から牛耳ってるお
二( ^ω^)二⊃ おっおっおっ /⌒ヽ
| / /⌒ヽ ⊂二二二( ^ω^)二⊃
⊂二二二( ^ω^)/⌒ヽ | /
ノ>ノ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽノ /⌒ヽ VIPの世界を書き記したらこうなったお
レレ ( ヽノ| / ノ>⊂二二二( ^ω^)二⊃
ノ /⌒ヽ ヽノ レレ | /
⊂二二二( ^ω^)二⊃ /⌒ヽ ( ヽノ
| ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ノ>ノカタギの人間には理解不能な世界だお
( ヽノ | / レレ
ノ>ノ ( ヽノ
三 レレ ノ>ノ
なんかもう、スレ自体が「アリフレロを褒めちぎるスレ」になりつつあるw
恐ろしい繁殖力をもつミームだ……。
>>172 こんな流れの中乙w
「ミミズク〜」あたりも地雷かと思っていたんだが…、さすが九郎先生はレベルが違うぜ
イャンクックってミミズ食うのかよw
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
この作品のテーマから述べさせていただくとすれば、「神とは何か」ということである。
タイトルに神話とあることからもご理解いただけると思うが、神すなわち神話とは非常にありふれている。
恋人達の甘いキスや切ない別れのように、至極当たり前のことであり、特筆すべきところはない。
そう、そんなありふれたものがこの作品のテーマである。
普遍的な題材を選ぶ著者のセンス、そしてチャレンジ精神には素直に頭が下がる思いである。
もちろんチャレンジし、かつ出版となったからには著者の試みは成功したのである。
黒向日葵とαキス、小桜、足利、三井川と言った魅力的な、かつ非常に普通なキャラクターたちが、
時には敵対し、協力し、ありふれた神話の終わりへと向かって進んでいく。
神とは何か。人とは何か。著者はその答えを持っているのだろうか。
ありふれてはいても、接することは少ないその問いに触れてしまった主人公は、ヒロインである黒園葵との最後の決戦へと向かう。
>>172 そんなモンハン小説をゆうきりんが書くなら買うぜ!
>>172 この流れの中で唐突に来たからクソ笑ったww
一瞬電撃の新人と勘違いして
あれ?そんな話だっけ!
あらすじ確認しちまった
「AKSG」はこのスレの課題図書ケテーイみたいだな・・・
クソッ!お財布握り締めて逝ってくるか
アリフレロを評価できない奴の読解力は糞
このスレ的には誰もが高く評価してると思うよ。
正に期待を裏切らない出来だった。
むしろ裏切って欲しかった('A` )
凄いよ神話的接着剤ツナゲールが凄いよマダ最後まで読んでないけれど僕もう
自分の読解力の低さと審美眼のクソっぷりを地雷呼ばわりで正当化できると思ってるだろ、モマイラ。
これだからラ板のクズどもは。
つか、どこまで続くんだアリフレロ事変は。
「信者が暴れ出す」イベントまで発生って異常だぞ。
アリフレラ(疑問・質問)
アリフレリ(異議・否定)
アリフレル(挨拶・宣誓)
アリフレレ(祝福・賛成)
アリフレロ(禁句。意味は不明)
※更に「アリフ」が語冠につくと強調を意味する。
例:「アリフ・アリフレレ!!」
恥ずかしがらずに大きな声で。右手を掲げつつ。
このときはまだ、
これがラ板を、そして2ch全てまでも飲み込んでいく大厄災の始まりであろうとは、
誰もが夢想だにしていなかった。
褒めちぎりスレ5はアリフレロ事変に始まり、
アリフレロ大災厄によって終焉を迎えた…
とかいう事態にならないことを祈ってる。
まあ、レス投下はそれほど加速してないし、そのうち収束するだろ。
つーか俺は一日一章が限度で窓に白くて丸い窓にまd
しかしあれだな。
「つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ」で「俺には褒めちぎれない」という意見が多発するということは、
きっとAKSGは褒めちぎる隙の一分もない完璧な作品なんだろうな。
つまりこの作品は普通に傑作に違いn
194 :
1/2:2007/03/25(日) 16:06:28 ID:ZkKWiiA+
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
ジャイアントロボ -地球が静止する日-。貴兄らはこの名作アニメーションをご存知だろうか?
ある種の教養もしくは年齢を持つ貴兄らには、これをご存知な方は腐るほどにもいるだろうが、
そうでない方には、ラ板でも馴染みのある言葉、「十傑集」「だまらっしゃい!」
くらいしかご存知ではないであろうから、あえて説明させていただこう。
古き時代の漫画の大家、横山光輝大先生の作品を原作として、
奇才今川泰宏が監督を勤めたオリジナル・ビデオ・アニメーションである。
内容は、酷く端的な物言いになるが、なにやら凄い事件が起きて、
凄い人達が事態を収拾しようとする側とそれを進めようとする側に分かれて相争うというものだ。
ここで出てくる凄い人達だが、その強さに理屈はない。
十傑集である。九大天王である。エキスパートである。それで十分なのである。
なぜなら、それ以上の説明は物語には必要ないからだ。
余計な物を徹底的に省き、物語の速度を、息をもつかせぬように加速する。
それは視聴者の目を惹き付けるひとつの方法でしかないが、確実に効果のある技法のひとつだ。
このAKSGもまた、その技法を継承した作品のひとつだ。
神話だから。VIPだから。それだけの理由があれば、強いものは、理屈など無視してでも、ただ強くて良い。
物語は適切に加速される。読者の目を強烈に惹き付ける。
唐突に展開される種々の物語が、我々の目を、まるで就寝中ふと眼を開いてしまい、
そこに佇む幽霊を見つけてしまったときのように、がっちりとホールドして目を瞑れなくしてしまうのである。
我々は脳みそを直接掻き回すようなリリックで綴られる文章から目を離せなくなり、
頭の中はぐるぐる、気がつけば朝が近くなり、「窓に! 窓に!」と言いたくなるような夢中の一夜を過ごすことになるのだ。
そして、ダウナー系の酩酊にも似た読後感を与えられる。
麻薬中毒者は矯正されても再び麻薬に手を染めることが多々あるが、
そのことを参考にすれば、AKSGがどれほど素晴らしい快感を与えてくれるのかがわかってもらえるだろう。
でも、睡眠は取った方が良い。当たり前の話だよね。
というわけで、食事を取ったので筆者はまた眠る。ぐぅ。
そしてそのまま脳が現実逃避を起こし、永遠の眠りへと・・・・・・
タイトルのアリフレロて結局なんだったんだ・・・
『神話なんてありふれてしまえばいい』っていう台詞が劇中に出てくるから
まあそれなんじゃないかなーと思うんだけど
変に知識量の多い中村先生だからダブルミーニングの可能性が高すぎて何とも言えん。
未読の俺に、byeじゃなくてbyな理由を教えてくれ。
最終ページに
G o o d b y
「ここが最後のページだ、ゆっくりおやすみ」
としか触れられてないから解りません。
なんかどっかに伏線張ってあるのかもしれないが。
This story presented by GOD
へ、へへ・・・・AKSG買ってきたぜ……
俺、これ読み終わったらりすか三巻読むんだ……じゃあなお前ら。また後で
>>200 普通に中村先生のミスで編集も突っ込めなかった可能性が
ググってみた。
Good-by(e) は God be with you.(神のご加護があらんことを)
というセンテンスを丸ごと縮めたものらしい。
……121ページの最終行はこういう意味だったのか……
アリフレロ、実は緻密な神話的計算で構成されていたのか。
そうそう、読み終わったので褒めちぎり作業に移ろうと思います。それではまた。
205 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/25(日) 20:27:38 ID:OHmSZYt2
アリフレロ キス 神話 グッド by中村九郎
ということだよ
【僕たちのパラドクス―Acacia2279―】
富士見ミステリー文庫 著者:厚木隼 イラスト:QP:flapper
ある日、私がタイムパラドクスについて思索を巡らせていると偶然目に入ったもの。
それが【僕達のパラドクス-以下略】である。
なにやら富士見のミステリー大賞だか何だかでダイヤモンドがどうのと持て囃されている。
他の作品群を見て見る。太陽戦士サンササン・・・私は迷わず【僕達のパラドクス】を手にとっていた。
超武闘派暴れん坊美少女未来刑事ハルナは時間犯罪者との交戦を主人公青葉に目撃されてしまう。
ハルナは、未来において存在価値0である青葉に見られたことはなんら問題ないと未来に帰ろうとするのだが・・・
お約束のボーイミーツガールもの。読み進めていくうちに明かされていくキャクターの過去と真実。
読了した私は賞賛のあまり部屋の壁に叩きつけて何がミステリーだったのか最早それすら最早どうでもいい。
とにかくハルナというヒロインを如何に強く美しく優しく綺麗に描き上げるかというのが著者の一番事だったのだろう。
普通の現代人とハチャメチャな未来人とのテンプレート的な恋物語を是非とも一読してもらいたい。
古本屋で300円\(^o^)/売れた
誰かザリガニマンをほめちぎってくれたりしない?
えっ、あれ駄目か!?
かめくんかイカ星人なら過去に褒めちぎられてた気がする。
ICE かくて愛は凍りついたとかどうよ
読んだ本人が凍りつくって噂だぜ
AKSGでググるとここがトップなんだがどういうことかな?
フレアフロ カス God Be の話題はもういいよ。飽きたよ。
褒めちぎりはどんどん流れてくしさ。てゆーか褒めちぎり長いよ。
もっと短く分かりやすく頼むよ。読む気しないんだよ。
読まなきゃいいだろ
フレアフロ カス God Be に該当するページが見つかりませんでした。
検索のヒント
キーワードに誤字・脱字がないか確かめてください。
違うキーワードを使ってみてください。
より一般的な言葉を使ってみてください。
キーワードの数を少なくしてみてください。
<< >202 アンノウン急速接近!ブレイク!ブレイク!! >>
ハートマン軍曹 「まるで聳え立つクソだ!」
しっかしどうネタバレして良いかが全く分からんな
ある意味題名通りといえば題名通りのストーリーだが…
つかおまいら、公式HPの中村のインタビューは読みましたか?
読みましたが、読めませんでした
目を通しましたが、理解できませんでした。
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ?
? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ?
? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? <BR>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? <BR>
へへ…今日、買ってきたぜ…あの、アリフレロをよ。
だって、家を出る寸前まで、このスレを見て悶える地雷処理班たちを眺めてにやにやしていて、
本屋に行ったら、1冊だけ、そう1冊だけぽつんと、こいつが売れ残っているんだもんよ…!
これはもう、『運命』!そう思うしかあるまい? そうだろう?
その数分後に、アリフレロが入った紙袋を持って店を出る俺がいたのも、当然の成り行きだろ!?
それに…ほら…あの某まいじゃーの管理人サマも、あんなに『褒めちぎって』(←ここ傍点つきで)いらっしゃる!!
これはもう、買うしか…読むしか…ないだろう? うは、うはははh
売り切れ続出か、明日買えるだろうか。
つうかこの勢いなら続刊も?
225 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/27(火) 01:46:17 ID:L/uoA7JG
もう、何と言うか、このスレ自体が褒めちぎりっぱなしだよね。『AKSG』。
いまだかつて、こんなに内容が気になる本に出会ったことは無い。
もはや俺もこの欲求を抑えることは不可能だ
すまん…sage忘れた…
まぁ、苦労未体験ならこの流れには耐えられんだろうなw
一本いっとけ。
>>28とか
>>52とかめちゃくちゃ吹いたwwww
明日買いにいってくるwwwwww
>>28と
>>52バカスwwwwwwwwwwwwwwww
作者本人が褒めちぎってるwwwwwwwwwwwwwwwwww
今
>>52のコラム読んでたらなんか気分が悪くなってきたんですけど
ていうか、何? この文。クトゥルー辺りの呪文かなんか? 文章読んで
眩暈がしたのは初めてだ
アリフレロは現代に蘇ったクトゥルフ神話と言っても過言ではないどころか足りないくらいだぜ
その威力は5ページごとにSAN値チェックが必要なほど
俺も
>>52を初めて読んだ時は
>>231と似たような症状を覚えたものだが、
アリフレロを踏み越えた今はスラスラ読めるぜ?
文法とか文脈が半分くらい日本語でない独特のものに摩り替わっているけれど、
コツを掴めば大した事はない。楽勝だよ。
久々に来てみれば、中村先生単独スレになっててワロタ
ちょっと昼休みに本屋行ってくるわ
今AKSG読んでいるんだが、アリフレロって神話「ありふれろ(ありふれる・命令形)」って事なんじゃね?
俺の脳みそから溢れてくものがあるよ。
さっきまでこのスレを読んでいたと思ったのに
気づいたら財布から500円玉と100円玉が消えていたんだ。
自分の身に何が起こっても流す事ができる
…そんな感じなんだ。
みんなじゃあね。
遺書・スニーカー文庫の「お・り・が・み」が好きなんでAK終わって、文才を得たら書き込んでみようと思う。
>>235 最後まで読めば、ちゃんとそう書いてあるよ。
おーい山田君、救護班よんどくれ。
>233
試しに一体どんなコツなのか説明してくれ。ただし人間の言語でだぞ
発狂の仕方とか、そういうコツと思うので聞くの恐い。
解毒剤と一緒に毒薬を飲むとかの類じゃないのか?
アリフレロ買えたよ、電車で50Pまで呼んだ。
うん、今は>187の読解力を全力で褒めちぎりたい気持ちでいっぱい。
ゆっくりゆっくり読む、あんまり幸せになりすぎると怖いから。
>>233の脳細胞は半分くらい人類ではない独特のものにすり替わっている
まさに神話的進化
これは中村による世界侵略のうわやめろなにwhjk、l:4¥
アリフレロ読了
この止まらない胸のドキドキはなに?
恋?それともストレス性の不整脈?
>237 >233じゃあないけど
「立ち止まるな、振り返るな、最後まで進み続けよ」
『命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。』(創世記19章17節)
タイムマシンが
246 :
233:2007/03/28(水) 02:53:00 ID:AF2FNbKk
要望があったので、ちょっと言語化に挑戦してみたよ。
まず、文章内に主語は無い。
全ては述語と述語であり、文章そのものが主語。その在りようが修飾語だ。解るな?
そして、時間の概念も無い。
過去と現在と未来は常に等価だ。これも解るな?
停滞した時間の中で等しく全ての単語を見下ろせ。
結果と結果を結びつけ、掘り起こすように過程を読み解くのだ。
過程と過程を結びつけ、編みこむように結果を紡ぎ出せ。
これで大体どうにかなる筈だ。
大丈夫。もう一度言うが、そんなに、難しく、ない。
ピカソの絵みたいに解釈しろとゆうことかな?
というか「気合で行間を読め」って事なんじゃない?
ところで家の掃除をしていたら、何時買ったか覚えてない黒白キューピッドとロクメンダイスが発掘された訳だが。
これはあれか、普段ROMってる身としては、気付いたら買っていたAKSGと併せて踏破せよ、と言う託宣か?
それ以外の何があるというのだね?
課題図書のアリフレロ読んだ
なんていうか、この人死んだんじゃないの?っていう場面が二つくらい気になった
ただ、意味不明だとかつまらないとかは思わず
むしろもっと読みたいと思ってしまった
俺はこのスレにいられない(´・ω・`)
かゆ
うま
空にまたひとつ星が増えた…
「魔王の復活」 相川直樹
平易な文章に騙されるなかれ、この作品は非常にテクニカルな作り方をされている。
それは、“情報フィードバック方式に拠る世界観説明”である。
凡百の小説と全く違うのは、今まで形骸化した順序、即ち
状況描写→謎の提示→その解明
という手順を全くひっくり返した斬新な手法だ。つまり
謎の解明と同時に謎そのものの全容が開陳され、それから世界観の説明にうつる
という極めて新しい小説技術を、この筆者は開発したのである。
一見行き当たりばったりやその場しのぎに思えるこの手法だが、最後まで読み終えるその瞬間、
つまり”あとがき”における作者の言葉に、この手法への言及がある。
「楽しむためにはそれなりの水準の教養が必要」
そう、この本は通り一遍の読み方ではいけないのだ。
丸々一冊が、我々読者への挑戦状なのである。
今、恐ろしい本がこの地上に誕生した。
この「魔王の復活」は、いまや、複線という概念を完全に過去の物としたのである。
【レス抽出】
対象スレ: つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ5
キーワード: アリフレロ
抽出レス数:52
>252
さては、叙述トリックだな?
面白そうなミステリ作品じゃないか、内容はわからんが
清涼院流水のWikipediaは、褒めちぎりのスキルがすごい高くて感動した!
今思ったんだが、イラストの人は凄いな。
だって、アリフレロ読んで、理解して、挿し絵書かなきゃいけないんだぜ。
ある意味、最初の地雷処理人かもしれないな。
>252
それはもしかして上遠野大先生が「殺竜事件」で通っちゃった道なのか!?
>>256 言わば、絵師さんは我々にとって理解の促進を手助けしくれる、
ガスマスクのフィルタのような存在であるわけだな。
生死に関わる偉大な仕事だ……
確かに殺竜事件は
異世界の観光案内っぽかったな。
犯人なんかどうでもいい、って
主人公が最初に言い切っちゃってるし。
むらたセンセはきっちり作中の設定も盛り込んだ上で挿絵を書いてるから
(斧娘の歯にビリヤード球がデザインされてる件とか)
少なくとも設定は聞いてから書いてるし、下手するとある程度は読んでるなw
ただ流石にキメラになった後の主人公を描くのは避けてたけど
口がジッパーとか書きようが無いんだろうな
>>口からジッパー
ねたばれになるから回避したのかもしれんな
ジッパー見たってあの展開は予測不能だろ……常識的に考えて……
>>246 この世の中にそういう読み方を強いる文章が存在するのか・・・
中村九郎作品だけには近づくまいと思っていたのだが、激しく興味をそそられた
明日買ってくる
中村先生初心者って事ならロクメンダイスのが読み易いと思う。
アリフレロはそこからまた一段ステージを昇った感じで、ある種の覚悟が必要だ
>>264 だってロクメンも黒白も売ってないんですもの。
いまならアリフレロが確実に買えるんですもの。
つっても恐ろしいことに、発売日には生活圏内の蔦屋・紀伊国屋・メイトに、
それぞれ3〜5冊ほど積まれていたアリフレロが完売しとる…
なにが起きているというのだ。
266 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/31(土) 01:42:46 ID:ZjAmPiob
アリフレロ買ってきたぜ!!!!
丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!丸くて白い!亜qwsでfrtgyふじこlp;
なんていうか、内容自体はつまらないわけじゃないんだけど、値段とかレーベルカラーとか色々ひっくるめて考えると
褒めちぎりざるをえないような感想を抱いてしまう本ってのは書くべきかどうか迷う。
そういうのもアリ?
>>267 おk
正直アリフレロがアリフレすぎてる今のスレ状況にちょっと食傷だし
269 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/31(土) 08:42:30 ID:ZjAmPiob
全部読んだよアリフレロ。
ジャンルにこだわらず色々な本見てきたがひさしぶりに、いや初めて文字の羅列に対してこういう感情を覚えた。
「作者氏ね」
びっくりしたよ。ネタのつもりで買ったけどあそこまでダメだとさすがに思わなかった。あれを採用したダッシュ文庫には金儲けと業績しか考えてない人間しかいないのか?
>>269 >金儲けと業績しか考えてない
そんな編集者がはたして彼を起用するのか激しく疑問に感じるw
新創刊のガガガ文庫も主戦力として採用するほどの人材ですよ>中村先生
>>269 >「作者氏ね」
ただ作者と呼ぶだけでは物足りないと言わんばかりの溢れだす情熱と敬意が感じられますねニンニン
>>257 そういや殺竜事件もそうだっけ。
いやでも、最低限風景描写はしてた気がする。
俺、あれが初上遠野だったんだ。
だが魔王はそんなモンじゃないぜ?
もっと凄い。
アリフレロがなければここでもっと取り上げられていい。
>269
ホメチギレ
ホメチギレ Kass Good bye
>>275 誰が上手い事を言えと(ry
>キーワード【 九郎 作品 小説 キス 中村 神話 地雷 】
完全に侵食されてるな…どぅれ「魔王の復活」でも買ってみるか。
あの…
ここでアリフレロの褒めちぎり読んでも、
ネタバレらしきワードを集めても、
何一つ具体的な想像ができないのですが。
>277
安心してください
購入して読了しましたが何一つ具体的な想像なんて出来ません
まとめサイトにオススメがw
すげぇ、ここの職人達が軒並み爆死するほどの破壊力なのか、アリフレロは。
生きて帰ってきた者も、違う生き物になっている可能性大
「酸素は鏡に映らない」上遠野浩平/講談社ミステリーランド
言わずと知れたラノベ界のビッグネーム、上遠野浩平最新作。
これまでにも出版社の垣根を華麗に飛び越える作品を書き続けてきた作者だが、その得意技はこの作品においても
遺憾なく、存分すぎるほど存分に発揮されている。
なにしろ、主人公3人を除いて、主要登場人物の殆ど全員が電撃文庫の《ブギーポップ》シリーズを読んでいないと、
どんな人物なのかよく分からないのである。
――そう書くと「そんなのアリかよ」と憤る人もいるかもしれないが、これを作者の怠慢と結論づけるのは早計であろう。
注目すべきは、この作品のレーベル、ミステリーランドの謳い文句が「かつて子供だったあなたと少年少女のための」
であることだ。
つまり、メインターゲットはライトノベルを読まない大人や子供であり、説明不足はそんな読者達をブギーポップシリー
ズファン、ひいてはライトノベル読者に育てあげるための仕掛け、誘い水と考えるべきなのだ。
最近任天堂がNintendoDS やwii によってゲーム人口を増やそうとしているように、現在のライトノベルの流れを形作っ
た一人上遠野浩平は、一つの作品としての完成度よりもライトノベル業界全体の発展を優先したと見て間違いない。
《ブギーポップ》シリーズ的に(予想されていたとはいえ)かなり重要な展開がここでくり広げられるのも、「ブギーシリー
ズだけ読んでる読者はこれを知らないんだ……」と、この作品から入った少年少女にささやかな優越感を抱かせる、
心ニクイ仕掛けと言える。
そして、そんな野心を考慮に入れれば、こ ん な 風(ふう) に と て も 字 間(じかん) が 大(おお) き い……
にも関わらず2100円という、「やや」高めな値段設定にも納得いくに違いない。
――念のためにもう一度言うが、、2100円はまったく高くない、良心的値段設定なのだ。
ちなみに、そんな仕掛けが施されているにも関わらず、巻末の作者の他作品紹介では《ブギーポップ》シリーズとほぼ完
全に別世界な《戦地調停士》シリーズしか紹介されていない。
これは、真実に辿り着くには苦しまなければならない……という上遠野作品に共通する題材を編集者が汲んだ結果であろう。
単に文章表現に命かけてる人の産物なだけだと思うんだがな。アリフレロ。
行間を読めという意見があるが、むしろ書いてあることをそのまま読めば
なんら問題はないと思う。
というか、描写は実体を反映していなければならない、というのはあくまで
散文のひとつのモデルでしかない。中村九郎はそれに則って書いてはいないと、
それだけのこと。
ちなみに
>>52は何度読んでもただただ美しい文章で、ため息が出るばかりだ。
何気無く寄った古本屋でアリフレロを見付けてしまった
買うつもりなんてなかったのに!
中村先生は、SDの編集長も天才か凡才か計りかねているようだしね。
紹介文はシンプルに
「天才?凡才?」
だったからなぁ。
『奇人変人』が一番しっくり来る評価
この人にしか書けない、という意味では正解。
万人に楽しんでもらえるか、という意味では不正解。
そんな作家。
少なくとも凡才は有り得ない。
中村先生が平凡なら世間は気狂いだらけだ。
>>269 >金儲けと業績しか考えてない
そう考えた結果アレを起用してアレを書かせるのが妥当かどうかはしらんが、
そりゃ企業が営利の為に行う出版活動に何を求めるかって言えば、
そう考えてるだろうな。
だとするとやっぱり、どうしてアレを起用したのかは(ry
アレに該当する人物が一人しか思い浮かばないw
もっともっと褒めちぎろうよ!
実際、SDは派手さはないけど良い仕事をしていると思うよ。
今まで出版されている作品を見れば、
作者がやりたいことをやらせてくれそうなレーベルだと思うしさ。
そんな素晴らしい編集部も含めて、
他のレーベルでは見ることができないような作者の布陣を取ってるよな。
正直、現時点で富士ミスと互角に張り合えるのはSDぐらいじゃないかなと俺は思ってる。
中村九郎先生と言う拡散防止条約級の威力を持った兵器を保持してるんだぜ。
この褒めちぎりスレの黎明期を支えた作品である「陰陽師は式神を使わない」だってSDだ。
それに半年間新人プロジェクトでかなり楽しませてもらったからなぁ。
さらに今話題のアリフレロも確かに良かったが、
次に控えるのはあの淺沼広太先生なんだぜ?
もうタイトル見ただけで胸がドキバクショック死ものだろ、どうよ?
銃器のアサウラ先生を筆頭に期待の新人たちも第二クールに入ったっぽいしな。
もちろん新人たちのクオリティが落ちてるなんてみじんも思わないよ、俺は。
アリフレロ買った人なら分かってると思うけど、アサウラ先生は次もやっぱり銃だぜ?
今から楽しみすぎて眠れなくなりそうじゃねえか?
SDの良いところは名作に当たる確率が高すぎることだよな。
本棚に出版社別で並べたら俺はSDの所だけ抜き出して厳重に保護するね。
日焼けしないように黒いビニール袋で覆った後、真空パックで段ボールに入れておくよ。
読まないなら売れ? そんな恐ろしいことできるわけ無いだろ。
それぐらいの価値があるよな、SDには。
なんだかガガガが中村先生と共に攻勢かけて来るらしいけど、
SDの地位はは揺るぎようがないだろ常識的に考えて。
SD始まりすぎだろ。今年は中村九郎の年かSDの年だったって絶対このスレで語られるぜ。
オーケー、オーケー、次は消滅しそうな富士ミスの褒めちぎりを頼む。
おいおい、アリフレロは万人ウケの作品だよ?
貴方が変人だったとしよう。であればあれにハマれるので、問題ない。
貴方が変人じゃなかったとしよう。読み終わる頃には変人になっている。やはり問題ない。
よって万人に受けると結論づけれる。
>283
GJ。
自分もミステリーlandは言いたい──絶賛したいことが箪笥にいっぱいある。
てか、酸素は…は未読なんだが、
同レーベルがほとんど同じ賛辞を受け付けるのでは、とすら思った。
まぁ、最後のパラグラフの答えは単に出版社が講・談・社だからだとおもうがな。
電撃みたいに、巻末作品紹介に他社作品まで突っ込む度量はなかろ。
おいおいおいおい、
>>296落ち着けよ。冗談はやめてくれよな。
富士ミスが消えるなんてことエイプリルフールのネタにしてもできが悪いぜ。
もうちょっと現実的なこと書かなきゃ誰も騙されないんだぜ。
よく存在自体がミステリーなんて言われてるけどさ、
存在自体が聖典や予言書のたぐいなんだよ富士ミスってさ。
何たって、あの電撃文庫が真似しようとしたんだぜ?
覚えてるか? かつて電撃が拾い上げてきた新人がミステリーって謳い文句だったことを。
その作品も、特にある作家は実に富士ミスチックだっただろ。
常に時代を先読みしてたんだよ富士ミスは。
LOVEに舵取りがおかしいなんて言った奴もいるけどさ、
それによってさらに幅広い名作を世に送り出してきただろ。
目を瞑れば浮かんでくる、脳の言語野に深く刻み込まれた数々の名作たちがさ。
ミステリーと言うレーベルの概念を木っ端みじんにした「ブロークン・フィスト」
中村九郎と言う存在を神域にまで引き上げた「ロクメンダイス、」
富士ミスの結晶とも言える「ネコのおと」
挙げていけばきりが無いんで、ここら辺でやめるぜ?
「Dクラッカーズ」がファンタジアに持って行かれたのはなんでだって?
それぐらい許してやろうぜ。最強のレーベル富士ミスなんだからさ。
手放したくないのは分かるが、ここは一つ兄貴分を救ってやろうぜ。
刊行数が少ないので寂しい?
贅沢な奴だなぁ。富士ミスは俺達の財布と体調を案じてくれてるんだよ。
年が明けてから、これまでびっくりするほど他レーベルからの名作が豊作だろ。
特に中村九郎が連投しそうだろ。素直に感謝しておけよ。
他のレーベルが息切れしたときのために温存しているってことだ、たぶん。
ttp://www.kadokawa.co.jp/lightnovel-award/ ん? ここで富士ミスがファンタジアと連名で消滅フラグだって言いたいのか?
これはハンデだよ。富士ミス単体で作品出しちゃったら最強過ぎるだろ。
ちょっと厳しいのはマキゾエを投入されたミステリー部門だけど、あとは楽勝だろ。
まずラブコメ部門、LOVE寄せ富士ミスの得意分野だろ。
名作は数あるが「Room No.1301」出しておけば鉄板だ。
次は学園部門か、「パズルアウト」で間違いはないな。
アクションは「がらくたのフロンティア」なんていかがだろう?
今回は俺の主観で勝手に選んだが、
こっちの方が良いだろと思える作品は皆たくさんあるに違いない。
と言うことはそれだけ層が厚いんだよ富士ミスって。
なっ、やばすぎるだろ。圧倒的じゃないか、富士ミスは。
でもさ……もし、富士ミスが消えちゃっても、
お前らの本棚から富士ミスが消えることはないだろ?
お前らの記憶から富士ミスが消えることはないだろ?
だったら俺達から富士ミスが消えることはないさ。
……俺が富士ミスを褒めちぎるには、まだレベルが足りてないらしい。
バクト!を読んでくるか……
アリフレロ、本屋で発見。
(中を2ページほどチラ読み)
無理。これ無理。
こんなんで読書感想文とか無理。
内容を理解しようと頭をフル回転させて没頭せざるをえないので、細部が頭に残らない。
「素薔薇しい」「鬱くしい」とかそのへんの大雑把な感慨しか残りません。
ゲームでいうなら皇帝・デスクリムゾン級の代物。
>>303 うざいからチキンは黙ってハルヒでも読んでなさい。
ここは戦士のスレだ。
追い出してどーする
そこを引きずり込んでこそ、無理褒めスレだろw
戦士は戦士でも、自ら死地に赴く奴らが集うこの場所は、狂戦士のスレだな
死地から遠ざかろうとするのは戦士じゃなく人間さ
戦士とは片足は棺に入れ、残った足で地雷を踏みしめているものだよ
そう。戦士の選択肢に「生か死か」なんて野暮なものはない。
俺とあいつの違いなんて、ただどこの戦場で死ぬかということだけさ。
おまいらかっこよすぎw
>>283 gj!
>こ ん な 風(ふう) に と て も 字 間(じかん) が 大(おお) き い……
>にも関わらず2100円という、「やや」高めな値段設定にも納得いくに違いない。
ここがいい。
311 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/02(月) 17:44:36 ID:9mAnSjwG
文章とは意識を持った文字の集まりである。それは指向性を持ち、物語の定められた場所から終わりまでを導く一種の道のようなものだ。
直進、あるいは曲折。様々な解釈の道を通ろうと文章は最終的に我々を定められた終わりへと導いてくれる。
アリフレロ キス 神話 GoodBye(以降はAKSGと略称)
ではこの作品は如何なる意思を持って我々を終わりへと導いてくれるのか?
答えは飛躍である。
例えば君が通る道と次の道の間には到底越えることのできない渓谷が広がっていると考えてみてくれ。
どうすれば超えられる?どうやれば次の道へ進める?
そう、答えは一つ。羽を持つこと、飛躍だ。
AKSGが導きだす世界において飛躍とはなくてはならないものだ。我々が飛躍と言う羽を持たなければ、AKSGの導き出す終わりまで我々はたどり着くことはできない。
しかし、もし君が飛躍と言う羽を手に入れることが出来たのなら、君は既存を超えたAKSGの意思を垣間見ることが出来るかもしれない。
メンドイのでここで辞めた。
飛躍の羽でカオスの渦へ飛び込んでくださいね
312 :
1/2:2007/04/02(月) 18:32:14 ID:8DhKyziY
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
この世界は「ビップ」と呼ばれる連中によって牛耳られているという。
彼らは「神話の遺産」という特殊アイテムを装着し、
その力をもって世界の闇に君臨し、
この世界を裏側から支配している。
支配はまさに圧倒的スケール。
規模は全地球にもおよび、支配の歴史は人類の始まりとともにある。
世界各地に残る「神話」というものは、すべてビップの残した足跡なのだという。
(そんな解釈でいいのだろうか。一度しか読んでいないので、いまいち自信がない。
自信がない理由は後述するとして・・)
313 :
2/2:2007/04/02(月) 18:33:19 ID:8DhKyziY
ビップ。
世界の裏に存在する、闇のコミュニティー。
このあたりは中村九郎お得意のモチーフであるといえる。
デビュー作「ロクメンダイス、」においては、日本の総人口を越える、
人口2億人ほどの心社会(うらしゃかい)の存在を明らかにし、
読者の度肝を抜いたものだが、今度はビップである。
神話的アイテムを身につけた彼らは、夜な夜な廃墟となった遊園地に集り、
神話的なゲームに興じている。
このあたりで読者の頭に去来するのは、VIPであろう。
年がら年中、掲示板という遊園地に集い、ゲームに興じる彼らの姿は、まさにビップ的である。
さらに読者は思うかもしれない。
中村九郎はVIPPERなのだろうか?
作中にこんな暗号なんか入れたりして、ひょっとして、VIP市場でも狙っているのだろうか?
だが全ては杞憂であり、思い上がりであろう。
ビップとVIPは似て非なるもの。
中村九郎とVIPは縁もゆかりもない場所であり、たんなる偶然の一致に違いない。
日本の偉大なる知性、中村九郎がそんなところに行くはずがないのだから――。
第1部 完
…そのあらすじだと「ザンヤルマの剣士」みたいだ。
というより電蜂とか絶世少女とかじゃねえの?
316 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/03(火) 10:44:49 ID:C0xODNkb
アリフレロ、二時間かけてじっくり読んだけど内容が頭に入らない。
今夜もう一回読み直して褒めちぎるぜっ。
・・・ここまで難解な小説だとは正直思わなかった。
317 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/03(火) 11:05:12 ID:bBq+tNoo
地雷はむしろ当たったとよろこぶべきさすれば未来が開ける
by俺
このスレの勧誘力はすごいな
ラノベを卒業しかかってた俺だが、気になってしかたがなくなってアリフレロを買っちまったぜ…
いちど戦場を訪れたなら、二度と戦場からは逃れられないのです
第2部 中村九郎、そのめくるめくポエム世界
懸命なるラノベ読みならお気づきであろう。
小説には文体というものが存在する。
それは小説の雰囲気を決定し、物語を支える、最も重要な要素である。
コメディなら地の文も柔らかくコメディ的に。
青春っぽい話なら、地の文も叙情的に青春っぽく。
真面目なファンタジーなら、地の文は画数の多い漢字が散りばめられ、重々しく。
そうして小説の雰囲気は決定されるのだ。
では、中村九郎の文体はどのようなものか。
ためしに前作、「ロクメンダイス、」から適当に抜き出してみよう。
「木枯らしに抱かれ、夜空にあこがれていた」
「オレンジジュースに炭酸を注ぎ込んだような、爽やかな期待感だった」
「前髪を気にかける臆病なヤドカリだった」
「光合成せずに水ばかり飲んで、溺れてしまったぼくの心」
すばらしいポエムである。
どこを抜き出してもJPOPの歌詞にでもなりそうな文体だ。
「アリフレロ キス・神話・Good by」
本作においても、この文体は、いまだ健在である。
「意味がわからない」
「ストーリーが理解できない」
「文章が下手」
そんな感想も聞こえるところであるが、そのような感想しか持てないものは、己の知性を恥ずるべきである。
わからなければ、わかるまで読む。
それが神の御心に近づく、唯一の方法なのだ。
これは神人・中村九郎からの、怠惰な知性への挑戦状なのである。
終
立ち読みして、最初の二行で噴いて、そっと本棚に戻した俺もいつか
ここの勇者たちの様になれるかな…
だが、諦めた方が幸せなこともある。
夢は時間を裏切らない
「はぁはぁはぁはぁ・…どこまで逃げれば・…」
教室の窓から、少女は後悔の眼差しを投げ捨てた。
>>321 噴くことないだろ
確かに、そんなこと言ったら同日発売した「魂振」の出だしの方が吹くぞw
↓
パンティが揺れている。
魂振買います
マジ噴いたw
さすがヤマグチノボル先生の知り合いなだけありますな
>>325 みんなで騒いでるだけで、中村九郎なんて大した事無いに決まってる……
と思ってスルーしてたけどなにそのセンスあふるる文章。
アリフレロ買ってくる。
>>325 これは噴くだろ……常識的に考えて。
何か不思議な気分になる。
噴くのは「丸くて、白い!」を読んでから
>>330 中村九郎先生を常識的に考えるんじゃない
>>330 >326とは明らかに違うよな。>326は情景を想像して吹いたり、もしくは想像できなくて突っ込んで噴いたりするわけだが
>325は読んだのに想像できない。ちょっと考えれば分かりそうで、いくら考えても分からない、この素晴らしいサジ加減がある。
不思議な気分……まさに不思議な気分だな。それ以外言いようが無い。
『丸くて白い』からはクトゥルーの臭いがしてもうきつかった
九郎先生、あんたの文章こそ
ああ、窓に!窓に!
アリフレロは読むのが勿体無いのでカバーを被せてA級保存した。
初めてだから失敗してるかも知れないが、とりあえず宣言どおり「お・り・が・み」やってみた。
忠告※メイド
今これ見てα・キスの挿絵が頭に浮かんだやつはこの本読むの止めとけ。大変な事になるから。
メイドさんは本当は可愛いぞ、きっと。
336 :
335 :2007/04/04(水) 16:27:41 ID:kbUYkXjF
『お・り・が・み』林トモアキ・角川スニーカー文庫
『伊織の腕が鈴蘭を抱き寄せるように回り込み、その手はエプロンの下に潜り込む。
わけが分からぬまま、鈴蘭は摘まれた乳房の奥を跳ね上がらせた。』(@巻P92より)
PCゲーム「ef」で人気を博した2C=がろあ〜氏の美麗なイラストを散りばめた本書。
その絵は、見開き頁の上半分、左80%と所を選らばず使用され我々を物語の沼へと誘う。
―――20億円(注・10円チョコ2億コ分な)の借金を背負う少女鈴蘭、
彼女は体で借金を払う決意をする。
そして悪の組織、魔殺商会に入社した――――
誰もが一度は体験するであろう親しみ易い設定で書きなぐられる本作
某涼宮さんちのみくるちゃん驚愕のご奉仕の数々は溜息をつく暇すら与えない。
何せ喘げと言ったら「ご主人様ぁぁ…」と喘ぐのだ。
タイトル「お・り・が・み」から滲み出る熱いリビドーは読了した君だけに与えられる。
作品の核である可憐で美しく個性的なヒロイン達にも触れておかなければならない。
薄幸の美少女鈴蘭を始め、ロリロリ狐っ子セリア、巫女服あ〜ちゃ〜の睡蓮、
片目抜刀セイバーの沙穂、対人放火症の美人シスターに巨大ミミズ野槌、
どうです、かわいいでしょう?
この中にお好みの具がなかった方もそう敬遠しないで欲しい。大丈夫、スニーカー文庫のトモアキだ。
各巻10体以上登場する新キャラの中に林氏は運命の人を仕込んでくれている。
私の仮説であるが林氏は我々の将来を憂いこう問われている「おまえら彼女いるか」と。そうこれは
――――異次元とのお見合いガイドなのだ
337 :
335 :2007/04/04(水) 16:28:21 ID:kbUYkXjF
品質管理も徹底して行われ、魅惑的なキャラクターを一際際立たせている。
あなたは故エニックスの名作ドラクエ嬢達のぞんざいな扱いを覚えているだろうか。
スライム達があらわれた。いったいたった11文字から何を受け取れというのだ
さてこの本ではどうだろう。お手元にあるのなら2巻P80〜83に目を通していただきたい。
『ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる
ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる…(中略)…ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる
ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる』
なんとこのたった2文字×1737だけでスライムの美しい容姿が端的に表現されている。
『女の子をいじるんなんて沙穂ちゃん以来だからなぁ。ひひっ、興奮しちゃうなぁ…!』
「俺には良い出会いが無い」と愚痴る、愛に飢えた現代人にオススメの一冊だ。
>>325なんて本当にただのレトリックの問題だろうに
本気で情景が想像つかないと?まさか、眼差しは「投げ捨てる」ものではないなんて
言うつもりではないだろうね。
軽く一読するときには
>>338と同じように感じるが、油断してじっくりと読んでしまうと
>>330>>333のように引っかかってしまう……
この刑務所の塀の上を歩くようなスレスレな感じがまさしく中村先生の持ち味だと思う
該当の表現もただの比喩に過ぎないことはわかっていて、もちろん正しい情景も想像できるが
何故か、窓から本当に目玉を投げ捨てている情景も同時に想像できてしまうので
電話の混信状態の真っ只中にいるような錯覚を感じてしまう
>>339 中村大先生が、
>>338のような常識的な文章を書くはずがry
中村大先生の場合はさ、喩えがちゃんと喩えになってないんだよね。
比喩を読んで、なるほどと思ったり、そうかそうかとにやりとすることがまったくない。
全然噛み合ってなくって、イメージが出来ない。
野暮を承知で言うとさ。比喩ではないけど、やり玉に挙がってる、
>「はぁはぁはぁはぁ・…どこまで逃げれば・…」
>教室の窓から、少女は後悔の眼差しを投げ捨てた。
この、「投げ捨てた」というのは能動的な行為でしょ?
ピンチの割にずいぶんと余裕があるというか、
アイドルが投げキッスしてるような感覚になっちゃうんだよね。
「なんとなくカッコ良さそうだからやってみた」みたいな感じでいっぱいなの。
そんなナルシーな苦労先生が僕は大好きです。アリフレロまだ買ってないけど。
だって先生はポエマーだもの
やり玉に挙げたつもりはなかったんだけど…
このスレの住人にとっては酔い文章だろうし
読んでて最初のうちは「後悔の眼差しを投げ捨てた。」がレトリックだと判るけど
そのうちに本当に目玉をぶん投げそうな気がして来るんだもん
アリフレロのキャラって
>338
その意見はわかるんだが、結局>325はどうゆう状況なんだ?
後悔をしながら視線を教室の窓の外に向けた、という事なんだろうか?
あ、いや、まてよ「投げ捨てた」んだから「後悔の眼差し」を止めたのか?
でも、前の文を考えると、まだ後悔してそうな気もするんだが、すると
「眼差しを投げた」ではなく「投げ捨てた」と書いた作者の意図がわからん。
単に文章がオカシイ、と考えたい所だが、単なるレトリックと言われれば
そんな気がしない事もないし。 うむむ。
たった2行で、これだけ解釈に困った文章は久しぶりだ。・・・買うかな、俺も。
>>345 そこは
「眼差しを投げた」を強調する意味で「捨てた」とつけているだけだと思う
ゆっくりと視線だけを窓の外に向けるのではなく、荒い動作を伴って「視線をを外に向ける」イメージだと俺は感じた
……うわぁ考えれば考えるほどわかんなくなってきたw
なんとなく「バッと窓から身をのりだして後ろを振り向く」っていう明らかに間違ったイメージが浮かんできたw
うわ……「をを」って何だよw
ワナビ共いい加減ウザイ
んな小手先の文法ばっかりに拘ってるからお前らはいつまで経ってもワナビなんだよ
まてまてまて。小手先じゃないだろ、中村先生の文章を甘く見るな。
5回ほど繰り返しアリフレロを読めば、その新境地の斬新さと溢れるセンスに
いままで凡百のラノベが全くお話にならないように思えてくるかもしれないんだぜ。
>349
何でもかんでも即ワナビとか言っちゃうアホもウザいな。というかそういうのはプロだけが
言っていいセリフだ。お前みたいなのが口にしていい台詞じゃない
へー、その理由は?
スレチネタだしID:jPIvLQxiとID:j++4ll5LをNG登録すればいい気がしてきた
>336-337
GJ。
正直、冒頭で引用されてる一文だけでもヤバさがよく分かるw
>336-337
随所に散りばめられた小ネタに非凡な褒めちぎり力を感じるな
357 :
303:2007/04/04(水) 23:37:32 ID:EuH/hzP2
やあ。
他スレに移動する前に皆に言っておくことがある。
も う 俺 は チ キ ン じ ゃ な い。
ようこそ兄弟、こちら側の世界へ。
歓迎するよ。ここにはロクメンダイスも白黒キューピットも不備なく揃っているからね。
まずはゆっくり休んで、それから、深く、深く話をしよう。
チキンだったころの感性を忘れてはいけないぞ
それこそがここで生き残るために必要ななにかだ
>>345 モノを投げ捨てると落ちるんだから
窓から下を見下ろしたってだけじゃないのかな
「戦争を知らない者ほど戦争を語りたがる。戦場を知っている者は決して語りたがらない」by父親たちの星条旗
>336-337
GJ !! 読みたくなってさっき買ってきたw
これ官能小説なんだよな!
『アリフレロ キス・神話・Good by』 スーパーダッシュ文庫 著:中村九郎/イラスト:むらたたいち
「はぁはぁはぁはぁ・…どこまで逃げれば・…」
教室の窓から、少女は後悔の眼差しを投げ捨てた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」
―――――――――――――‐┬┘
|
____.____ |
| | | |
|((○ | | |
| | ( ^Д^)つ ミ |
| | / ⊃ノ | |
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ | ミ(´・ω・`)
>>363 後悔の眼差しをした生首ってことか!ひとつ賢くなったぜ!
>>363 よく見たら丸くて白いヤツがちゃんといて吹いた
シロクテマルイシロクテマルイシロクテマルイ
この呪文を唱えて下さい
そうすれば貴方ほら
窓に
なあ、中村九郎ネタを引きずるのはそろそろやめた方が良くないか?
>>369 それはいえるのだが、何かインパクトのある作品が出ないとなぁ…
引きずって悪いが、中村九郎作品はつまらないんじゃないと思う。変なんだ。
ハルヒの分裂でも褒めちぎってみるか?
いや、あれ完璧に分冊前提だから、現時点では叩きようも褒めようもないけどさ
うおwwww見返してみたら俺のIDすげぇwwwww
VODAユーザーだけどなorz
新作に限らなくてもいいんだよな?ふと不安に思ったので聞く。
>>335-337 です。 今頃?!と思うだろうがが連投スマソ。とりあえず他の作品でも頑張ってみます。
聖書ですら褒めちぎられるスレだぜ…好きに褒めちぎりな
「論語」 メインシナリオ・孔子 (変名・孔丘仲尼)
内容は「仁」。つまり「ホカのヒトを愛するコト」について―――
先生と教えゴの心温まる会話のみで綴られる短編集だ。
人気作であり全20編もの超大作。
KOUSHIはNHKで1998年4月7日にアニメ化され社会的現象起こし、アニメは再放送を繰り返された。そして劇場版では入場者が50万人超えるという一大記録を立てた
CCさくらと同じ局で1995年アニメ化された。
モウシ、ジュンシ、ボクシ等もこぞってインスパイアを行う程の作品であり
また海外版も発売され根強い人気を誇っている事がわかる。
驚く事にキャラ描写や説明などは一切なく物語は唐突に始まる。
「他の人が認めなくても気にかけない、それっていい人柄だよね。」
この切ない出だしを読んで涙する人もいると思う。
裏設定だが彼は幼い頃に両親を失い孤児ながらもがんばって勉強をした。
その学は誰にも認められることが無く死んでいったのだ。
裏設定を極める事で楽しめ2重の意味でお得。
感動のあまり父親に見せたら「読んでんなら俺の事もっと敬えよ」と言われた。
表紙を目上の人に見せると思わぬ災厄をよぶから注意。
新しい可能性だな
論語は会話文主体で、実にラノベ的な構成だからな…
キャラ立ちもしっかりしてる。
ワロタGJ
論語つまらなかったのか。
論語面白いよ?
『論語』の登場人物
孔子
先生。みんなのアイドル。礼儀を語らせたら世界一の知識で魯に仕えて出世したけど、
王様があまり言うこと聞いてくれなかったので怒ってやめちゃった。放浪経験あり。
結構短気で見捨てるのも早い。好きな動物はキリン。
口癖は「駄目な奴は駄目!死んだ方がマシ!」
子路
弟子その一。直情径行、一本気ないい男なんだけど先生より短気なのが玉に瑕。
とても喧嘩っぱやい。危なっかしくて先生によく叱られている。
最後は戦争で負けて殺されて膾にされて食べられてしまいました・・・。
子貢
弟子その三くらい?「言語だったらこの人!」と言われた。そろばんも得意。
わりと出番が多い。
孔子が死んだ後も先生の思想を広めてたみたい。
顔回
弟子その何番目か。仁の体現者。先生に最も愛された。
「城に仕えてても市井にあってもこいつだけは変わらないよね」
と先生に評されたほどで貧乏暮らしでも全然平気。
でもそれって儒教というより道教よりのような。
『陋巷に在り』では主人公!
でも早死にします。
伯魚
孔子の息子。あまり目立たない。
ちょwwwwwwwwwww
礼儀自慢で、目上の人を敬う教えの人なのに
王様が言うこと聞かないと、怒って辞めちゃうのかよwwwwwww
そりゃ、そこらの王様より仁を語れる孔子のほうが格上だから。
確かに王様のほうが目上だが「尊敬できない王など王でない」という
「かわいいは正義」と同じぐらい理不尽な決まりがあるし。
論語、興味わいてきた
つま小スレとしては富士ミスと並ぶ期待のレーベルだった、ジグザグノベルが逝ってしまった……。
英知出版か?
>>381 いかにも言行一致しないタイプ=共感を得られないタイプ
のライトノベル主人公っぽくね?w
いや、先生はヒロインなのだよ。『陋巷に在り』読みたまえ。ほんとにそうだから。
かわいいは正義!
そういえば、いつぞや共産党宣言もほめちぎられてたなあ。
あれも、書き出しは「ヨーロッパを妖怪が歩き回っている」といういかにもラノベ的な始まり方をするし、
敵役かと思わせておいて、実はその妖怪の方が主人公というサプライズもあるし、
テーマにしても「みんなで力を合わせて貧乏人を搾取する悪い奴等をやっつけよう」といういかにもラノベ的なもんだし・・・
その信者は
最盛期には世界の半分を支配するまでに至った
ある意味史上最強の「中二病」患者集団だしなw
陋巷に在りは面白いからなあ。
でも思想本なんかは褒めちぎりやすそうだ。
読むのがしんどいけど。
>>382 その考え、世紀は下ってトマス・ホッブズの「リヴァイアサン」にも通じるものがあるな。
秩序と平安を求めて自分の権利を王(国家主権)に譲り渡すのだから、秩序と平安が
得られないなら王に従う必要など無い(自分のために暴力を用いる)
みたいな。
ニワカ意見だけど
思想や哲学書を褒めちぎれるまで読み込めば、得るものも多そうだな
>>381 王様に用いられなければ、身を退くのも一つの手だからな
鳥は止まる木を選ぶが、木は鳥を選ぶことはできない・・・とかなんとか
当時は王様なんてゴロゴロいたから、就職先なら沢山あったわけだ
>>387 中島敦の「弟子」も面白いぞ。
一応、つまらない「小説」スレな。
あなたが小説だと思うものが(ry
これなら九郎祭りのほうがいいわ
森博嗣の、文字通りの「ライトノベル」ぷりを褒め称えましょうか?
ミステリーなら板違いですが、Gシリーズはミステリーじゃないようですし
できるなら期待したい。
森は好きな作家だけどGシリーズのアレっぷりは俺も気になってたからw
そろそろうつくしい国とか国家の品格とかも褒めちぎってほしいなw
さすがにそのあたりになるとマジで荒れるからやめれ
400 :
375:2007/04/07(土) 21:21:22 ID:OycX2eVX
いろいろと自分のせいで荒れてしまってすいません。
今度は明らかにラノベと思われるもので書いてきたいと思います。
いや、たまにで政治臭いネタじゃなきゃ良いと思うよ。
>>375 も面白かったし。
荒れてたのか。
いや、しかし、ここの地雷除去人のレベルは高いな。
>>375 面白いし、ネタスレだから良いと思う。
まとめサイトを見たら過去ログに、聖書、共産党宣言、ニーチェなんかもあるし面白い。
一見お堅い本について、ライトノベルの視点で、ライトノベルを褒めちぎる形式で
扱う分にはいいと思うし、褒めちぎりを読みたい。
>>2 ・褒めちぎり対象は商業出版されたライトノベルのみ(ライトノベルの定義は板ルールに準拠)
まあ、ラノベ外の一般小説でも「つまらない」小説ならここで話題にしても良いと思うけど
歴史に残っていそうな代物までつまらないというのは
わりと通常のライトノベル読みにとってはつまらない本だと思うが
ラノベ区分云々は置いといて、歴史的名著の多くは
面白いかつまらないかで言ったら、たぶんつまらないって言う人の方が多いと思う。
最初のうちは論語とかでも新鮮だけど
だんだん許容範囲が広がって
節操なくなってくるかも知れんな・・・。
気にしないのが一番か。
最低限小説にしてくれ
あなたがラノベと思うものがラノベだけど
>>394はいくらなんでも広げすぎ
2スレ目最初の過疎化した頃を思い出される議論だな
批評家がはびこるとスレが廃れる
いいから褒めちぎろうぜ
刀語第四話を褒めちぎりたいが、ネタバレになるからどうやるか思いつかない
「メール欄参照」とか、それで足りないなら、ネタバレ部分は本文では*1とか*2とだけ書いておいて、その中身は
次レスにまとめて書くとか。
発売後三ヶ月経った物はネタバレOKで何も構わんと思うが。
アリフレロも、ネタバレはされてない訳で。
でもそれは、三ヵ月後であろうと難しい訳で。
大事なのは褒めちぎること
ほかのいろいろなものは後からついてくる
>>406 あ、その基準だとやっぱり国家の品格とか美しい国は該当す(ry
しつこい
聖書やら論語やらを褒めちぎるのよりもよっぽど失礼じゃないよな
100年後に残る思想書でもなんでもなくて、ただのベストセラーだし
あれだよプラトニックセックスとかふぞろいな秘密とかと同レベル
現代に密着した物は生臭すぎてなあ。
褒めちぎりにも品格が欲しいと思ってる。
やるならせめてラノベ。
>>419 ラ板だしな、ここ。
とりあえずフラゲした新刊は普通に面白くて褒めちぎれない。
勇者の登場を座して待つ。
>>420 おもしろい小説をあたかも地雷のように褒めちぎるのもいいんじゃないのか?
422 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/10(火) 20:45:50 ID:uoh4w173
>・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
このスレも許容範囲広いからね
面白いと思っていても、他人から見たら地雷だったりするしね
きんもーっ☆
もんきーっ☆
うっきーっ☆
らっ……恥ずかしくて言えません><
その昔、「良作を貶すスレ」というものがあってな…
『空とタマ―Autumn Sky,Spring Fly』 鈴木大輔 富士見ミステリー文庫
家出した高校生の天野空が、とある廃倉庫に陣取ったら先客(タマ)がいて
相手を追い出そうとするけど逆にやられてしまい、いろいろ策を巡るお話
タマは倉庫の二階に沙都子よろしくトラップを張りながら陣取っていて
空と手に汗握る攻防戦を繰り広げてくれるのだが、個人的にこの作品一番の見所は
中盤の空による約20ページに及ぶNARUTOも真っ青な身の上話だと考えている
この間は全て空による独白で、まるで現実の高校生が喋っているような文章が延々と続いている
(無論地の文は存在せず、タマの発言もなし。改行すら1ページに2、3回程度である)
またこの独白に対するタマの感想は「がんばれ!」の一言のみ
言葉は量より質、飾られた言葉など必要ないことを思い知らされた
始めてこの部分を読んだときはボスでもないのに
キングクリムゾンを発動してしまうほどの衝撃を受けたものだ
上では触れられていないがこの話のテーマは「お母さん、大好き!!」であり
富士見L・O・V・E文庫の名にふさわしい内容である
余談ではあるが独白によると空の叔父はVIPらしい
みんな、私もアリフレロ読んでみたんだ。
読み終えたのは昨日だった。
あとがきは訳がわからなかった。
内容の酷さを華麗に褒めちぎっておれも立派な地雷処理人になるんだ!
そう思ってたら・・・普通に楽しめてしまった。
なぜだ!チ・・・父上!父上!!
愕然として部屋の本棚を見上げたんだ。
「ラヴクラフト全集」「暗黒神話クトゥルー」
納得した。
l^丶
| '゙''"'''゙ y-―, あ ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ いあ いあ
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀` '; ';´∀` ';
`:; ,:' c c.ミ' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
>>429 おお、空とタマは面白いよな!・・・あれ?ここ褒めちぎりスレ?
>>431 そんなこと言うからSANチェック失敗しちゃったじゃないか!
アリフレロ、
Amazonのカスタマーレビュー五つ星になってるな、一コメしかないけど
コメ内容もいろんな意味でいい感じ
昨日本屋でアリフレロを立ち読みしてる人を見ました
その帰りに電車内でドグラ・マグラを読んでる人を見ました
・・・・・・あたま、だいじょうぶ?
確かにアリフレロは購入してじっくり読みたい逸物
読み返すたびに何かしら発見があるんだよなあ
それは発見じゃないよ
脳が異界に対応できるように、変質、いや侵食されてるんだよ
ちゃかぽこちゃかぽこ
アンポンタンポカン
ほにゃらかほにゃらら
アリフレロショックで住人が疲弊しているのだろうか。
そんな自分は突撃しがいのある地雷を発見できずにいる。
あれ以上のはなかなか発見できないからな
どれも小粒に見えてしまうんだよ
AKSGに特攻して以来、無難な選択しか出来ません
購入見送りまくりです
パンティが揺れている
の褒めちぎり希望
ぐぐってみた。SDの新刊か。パンティが云々は書き出しなのね。
アリフレロに隠れてこんなものが……。
うん、文学少女とかぷいぷいのころまで覚えてたら特攻するわ。
お前ら「水の牢獄」というトンデモ本は読んだか?初期の富士ミスが生んだ怪作だ。
富士ミスは全部読んでるがそんな本ないぞ
故スニーカーミステリーの方だろ
靴ミスは「明日の夜明け」が神だったことしか知らない
すまぬ。水の牢獄は富士ミスではなくスニーカーの方であったか。
とにかく水の牢獄はすごいぞ。マジで本を壁に叩き付けたくなる。富士ミスファンならぜひ。
>>446 ちょ、さりげなく
貴殿はまさか伝説の十傑衆
スニーカーミステリもたしなんでいるとは相当だな
歴戦のツワモノが降臨していると聞いて飛んできました
十傑衆って本当にいるものなんだ……都市伝説だと思ってた
俺都市伝説かorz
都市伝説というより生き神様
あなたが神か?
中国の仙人で、死なない身体なのを利用して
世界中に生えてる植物を手当たりしだい口にして
食べれるもの、毒、薬になるものを選別した・・・という医神がいたと言うが…
貴殿もしや・・・
さらっとスニーカーミステリって出てくるところらへんに凄さを感じるwwww
「竜が飛ばない日曜日」という作品はご存知だろうか。
第4回角川学園小説大賞優秀賞受賞作である。
たまにスニーカー大賞と混同されることもあるが、
学園小説大賞はかの「バイトでウィザード」を出した点において
スニーカー大賞とは一線を画している新人賞だ。
「竜が〜」は当たり前のように竜が存在し人間を食い殺している世界に
迷い込んでしまった主人公が、「1日を2回繰り返す」少女と出会う、
ボーイ・ミーツ・ガールでパラレルワールド系の学園ファンタジー。
異色の設定で紡ぎ出した物語に巧妙なサプライズを仕掛けており、
まるで不条理ファンタジーと合理的なミステリが融合したような、
非常にトリッキイで癖のある読み口を持った青春小説になっている。
しばらくは新作を出さなかったこの作者が沈黙を破って打ち放った
受賞後第一作こそが「水の牢獄」。今はなきスニーカーミステリーの一冊だ。
陸の孤島と化したペンションで次々とキャラクターが殺されていく、古典的な
「嵐の山荘」の体裁を取ったストーリーで、キャラの印象が頭に残らないほど
早足な殺戮のペースに読者はいろんな意味で唖然かつハラハラするだろう。
水の化け物を操ってやたらと殺人を繰り返す犯人はいったい誰なのか?
今回は「不条理ファンタジーと合理的なミステリの融合」ではなく、
「ありがちなホラーを無理矢理ミステリに仕立てる」という新境地に挑み、
『ひかりのまち』後半にも匹敵する不条理で一方的な解説で読者の意識を酩酊させる。
震撼せよ。
更にこの後の新作である『月巫女のアフタースクール』と『月巫女のエンゲージ』は
月巫姫(カグヤヒメ)、姫護衛士隊(カグヤサテライツ)、迦具夜勅命権(ホーリーコマンド)等、
実にかぐわしいばかりの邪気眼ワードに満ちたシリーズであり、
2作目以降の続刊が3年近く経った今も出ていないことがひたすらに悔やまれる。
新世界のネ申キタ――(゚∀゚)――!!
>>445 ブクオフに並んでいたから買ってみた
明日仕事の休憩中に読んでみるよ
> 邪気眼ワードに満ちたシリーズ
> 2作目以降の続刊が3年近く経った今も出ていない
シリーズじゃなかったのかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
激しくところどころに笑いどころが散りばめられてるwwwwwwwwwGJwwwwwwwwwwwww
一応2巻まで出てるから、シリーズではあるかと。
あぁ2巻は出てるのか…すまんかったorz
紹介に最後まで作者名がでてこないというw
konozamaで続編に五つ星つけてるヤツがいるぞ
もしかしたら面白いのかもしれんぞ
『GOSICK』 桜庭一樹 富士見ミステリー文庫
舞台は1924年当時の欧州──第一次世界大戦の傷痕もまだ癒えぬ『映像の世紀』の時代である。
是非「パリは燃えているか」をBGMに読み進めたいところだ。
しかし中学生にも読みやすいよう配慮された文章はそのような時代の重苦しさを感じさせない。
この作品はシャーロック・ホームズシリーズにインスパイアされているが、
ホームズがしばしば国際的な謀略を解決に導いたように、
作品中で第一次世界大戦の趨勢を定めた陰謀が解き明かされる。
主人公の久城一弥は極東の島国からやってきた留学生だ。
軍人の三男に生まれた彼は小柄だが勇敢で少年らしい生真面目な正義感を持ち合わせている。
なかなか愛らしい少年でしばしば年長の青年から愛される。
例えば「男の膝に座って料理を食べさせてもらう」などのほほえましいエピソードは
女性作家ならではのものであり、男性作家にはとても書けないであろう。
探偵役のヴィクトリカは小柄な一弥よりもさらに小柄で身長140cmくらい。
男のような名前をもち男のような口調で話すが某生人形の第5ドールを髣髴とさせる美少女だ。
いつも図書館上の温室にいる。かなりの読書家で愛用のパイプを手放さない。
十代で喫煙しているというのはあまり褒められたものではない、と感じる読者もいるだろう。
しかし現代の常識に当てはめて考えてはいけない。
何しろ舞台は20世紀前半のヨーロッパなのだ。
時代の雰囲気をよく調べ話に反映させている作者のことである。
このような光景は当時はよく見られたもので、むしろ喫煙していない方が不自然だったに違いない。
彼らはひょんなことから10年前に起きたある事件の復讐劇に巻き込まれることになる。
舞台設定にふさわしく人の命は軽い。
10年前、集められた孤児たちの身には大人たちの都合による重責が容赦なくのしかかる。
またあっけなくボートが転覆するくだりには運命の残酷さに思わず呆然とさせられた。
このようにして過去の悲劇と現在の惨劇は交互に語られ、
ヴィクトリアの華麗な推理と一弥による船上の活劇が繰り広げられる。
彼らの活躍によってついに犯人は追い詰められるのだが、
その結果語られる真相はまさしく驚愕すべきもので、謀略に巻き込まれた孤児たちの運命が
ヨーロッパ及び周辺諸国の運命に直結する鮮やかな展開には作者の着目と手腕に脱帽せざるを得ない。
グレヴィール・ド・ブロワ警部たちバイプレイヤーの活躍も小なりとはいえ作品に花を添えている。
それに何といっても武田日向氏の美麗なイラストには一見といわず百見の価値がある。
イラストのためだけに定価を支払ってもまったく惜しくないほどだ。
余談だが一気に読み進めるのがもったいなく、読み終えるまでに一週間もかけてしまった。
あるあるwwwwwwwwwwww
469 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/24(火) 19:39:48 ID:a994Xvhj
ん?河原桜じゃないの?
誤爆……
ガガガ創刊まで一休み
嵐の前の静けさか・・・
近日発売の中で期待の星は何?
俺はやっぱり来月の「扉の外U」かな
アッパーシューターなアサウラ先生の新刊も期待してる
正しい意味でも、このスレ的意味でも。
でもぶっちゃけ前の本も小ぢんまりとしてて核地雷大爆発ってカンジじゃないからイマイチかもな
来月は九郎先生の「樹海人魚」ですよ
あとガガガから地雷いろいろ出る予感
ノベライズには手を出したくないんだけど
ガガガから出るハヤテはちょっと胸がときめいてる
あれは明らかに目視出来る地雷原だから困る
築地かw
どこに埋まってるか一目で分かる地雷なんて、単なる爆弾じゃないか・・・
でも、知識のない子供が地雷と知らず手に取るかも知れない
俺達の指名は地雷を解体して宝石を取り出すことだぜ?
不発弾の処理じゃなかったのか
サインをつかめ! (著:長谷川 昌史 電撃文庫)
褒めちぎりスレの住人と『地雷』という言葉には、切っても切れない関係がある。
では地雷とは一体どんなものなのかを、少々考察してみることにしよう。
地雷の重要な要素は2つある。
1つ、踏むと作動し、爆発する。
2つ、外からは見えず、一見どこに埋まっているのか分からない。
1つ目の要素だけでは地雷とは言えず、ただの爆弾である。
2つ目の要素こそが、地雷を地雷たらしめていると言えるだろう。
タイトル、表紙、あらすじ等を見てみると面白そうで、ワクワクしながら読み始めたにも関わらず、
読了後、その本を壁に叩きつける衝動を抑えきれなくなる……そんな本こそが、正に地雷と呼ぶにふさわしい。
地雷のキモとは、この『期待→落胆』にあると、私は思っている。
読む前から爆発すると分かっている爆発物とは違う、地雷ならではの楽しさだ。
よって、1ページ目からダメそうな雰囲気を漂わせているだとか、
序盤からいきなりの超展開で、読者が速攻で置いてけぼりになるような作品よりも、
途中までは面白いのに最後の最後でガクンと落とすような作品が、地雷としては優秀であるといえるだろう。
少し持論を展開し過ぎた感があるが、勿論『地雷』の定義は人それぞれであることは理解している。
しかし最近の褒めちぎりスレは、私の言うところの『爆発物』に関しての話題が大多数を占め、
『地雷』に関する話題が余りにも少ないと感じ、この状況を変えてみたいと筆を取った。
私の文章がスレ住人の心のどこかに届いてくれれば幸いである。
最後に、念のために書き記しておくが、これは『サインをつかめ!』の感想である。
新しいタイプの芸ワロタ
これは新しいw
笑った。 ちょっとワクワクしてきた。
>>483-485 善哉善哉。久々に堪能した。
してみると、アリフレロや扉の外Uを褒めちぎるというのは例えるならば、
堂々と設置された、見るからに殺傷力の高そうな爆弾を解体する作業のようなものか。
まあ解体できるとタカを括って手をつけて、爆死した俺のような奴もいるわけで丸くて白(ry
アリフレロは見るからに殺傷力の高い爆弾なのに舐めると甘い
無理に解体せずに舐めつくすが吉
ああ 止められねえ ペロペロ
私の解体職人、そして諸君らが愛してくれた
>>489は死んだ。 何故だ!
地雷踏みだからさ
人の生み出したカルマに蝕まれつつある
自然に老いて死ぬことは許されない
>>484 本棚に突っ込んでいるサインをつかめ!を眺めつつ泣いた
495 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/28(土) 16:12:26 ID:YB4INoXc
アリフレロ、立ち読みで2、3ページ読んで痺れた。
その痺れが一週間経っても消えないんだぜ。麻薬だぜ。
俺のハートに火をつけたぜ。
You処理しちゃいなyo
アリフレロは地雷処理じゃなくて
時限爆弾の解体なんだよ。
赤と青どっちの線を切るかとかそういうの。
赤い糸を切るわけには、いかないだろ?
赤い糸切らないと死ぬぜ
だってそうしないと、「俺この爆弾処理したら結婚するんだ」フラグたっちゃうじゃん
どうにも爆弾処理と言うとコナンの映画を思い出す
今日売ってたドラマガ読んでたらさ
ア リ フ レ ロ が 褒 め ち ぎ ら れ て い た
興味があるなら読んでみるといい、196Pに載ってる
SFマガジンにも載ってたぞ。
こっちは分量めちゃくちゃ少ないが
SFマガジンのラノベ書評コーナーは、地雷マップとしてなかなか役立つ。
『バニラ Asweet partner』 スーパーダッシュ文庫 著:アサウラ/イラスト:高山瑞季×曽我部修司(シトロネット)
第五回SD大賞を受賞したアサウラ氏の新作。
氏の作品にはやたらと銃器が出てくることで有名だが、今作も当然硝煙臭い小説となっている。
人並みに幸せになれるはずだったのに、何の間違いか不幸に生きることになってしまった二人の少女ケイとナオが、
四挺の銃と出会い、それを手に取り、不幸のケツに鉛弾ぶち込みながら幸せに生きようとする話である。
彼女達にとって銃は復讐の手段であり、抵抗の手段である。
彼女らはスナイパーライフルを片手に、自分たちの不幸の原因となった人間を撃ち、また無関係な人間をほぼ無差別に撃つ。
クソッ垂れのテロ屋以外の何者でもない存在だ。批判されてしかるべき、屑の中の屑である。
しかし、最後に選択をしたのは彼女達ではあるものの、彼女達をそこまで追い込んだのは彼女達の周囲であり、
また彼女達の最良の理解者であるべき家族であることを忘れてはならない。
二人の家族は少々アレな人間であり、それが全てだとは言わないが一端を担っているのは間違いない。
また同時に、彼女達の唯一の理解者が同種の屑、つまりお互いであったことも不幸の一つだろう。
もっと別の形の理解者が現れれば、彼女達は銃を手にすることなく幸せに生きていたかもしれない。
数多の不幸が連鎖して、彼女達を生み出したというわけである。
彼女らは劇中で、自己の殺戮をこう正当化する。「自分たちを殴るものたちに抗うためだ」と。
正しくは彼女達が堕ちる切っ掛けになった殺人をだ。二人の片割れを傷つけた者を殺した時の事を。
自分たちを『攻撃する者』に対する反撃手段として銃を手に取った、と。生身の自分たちには抗う術は無く、
しかし殴られっぱなしはたまらないから、と。
これを正しいと思うか、間違いだと思うか、どちらに共感するかは実際に読む人間次第だ。作品の中には、
おそらく誰もがどちらにでも廻れる要素が散りばめられている。
余談ではあるがそういった考え方を否定する大人たちも出てくるので、なにも二人を擁護するばかりではない。
二人は美しく描かれてはいるが、この小説の中においても『間違った生き方をする人間』なのだ。
自己キャラを愛しすぎて止まらない作家が物語を無茶苦茶なものにすることは良くあるが、アサウラ氏は容赦がない。
文中ではあまりそういったことには触れられていないものの、読み手は必ずそれに気付くだろう。
不幸語りと百合色で美しく彩られて入るが、結局屑は屑なのである。
鐘楼登って人を撃ちまくったどこぞの殺人鬼と同レベルのクソ野郎なのである。
前もって理解しておいて貰いたいのは、私は彼女達を擁護するつもりは一切ない。
読み進めながら、しかるべき制裁を望んだほどだ。眼には眼を歯には歯を。殺戮には殺戮を、と。
しかし幸せを望む人間を神は見捨てないものなのだろう。
二人は最後の最後、警察に追い詰められたところで、互いを抱きしめあいながら、
相応の罰を喰らってもいい。清算を済ませよう。そしてそれから幸せになろう。そう約束する。
二人の話はそこで終わり、逮捕され、少年院に放り込まれ、その後は描かれない。
可哀想な二人だけど幸せになって欲しい。創作物の登場人物の幸せを祈る人も居るだろう。
あまりに自分勝手な生き方だ。腹を立てる人も居るだろう。
しかし、幸せになったか、それとも結局屑は屑として生きるか、それは誰にも分からない。
描かれていないのだ。
読み手が想像するしかない。
堕ちるところまで堕ちた馬糞どもには相応の悪夢が待ち受けているかもしれないし、この世界は屑に優しい世界かもしれない。
アサウラ氏自身が二人の幸せを願ったかどうかも分からない。
全ては読み手次第なのだ。
銃殺事件が多発する昨今ということで微妙にタイミングの悪い作品だが、興味を抱いた方は是非ご一読を。
全349ページを読み終えたあと、あなたは必ず苦虫を噛み潰したような表情で、
ケイとナオ、二人の生き方について思考することになるだろう。
ちなみに、余談ではあるが『バニラ』は『黄色い花の紅』と世界観を共有している。
聞き覚えのある名前がぽろりと出てくるのだ。
そういうクロスが好きな人はにやりとするに違いない。
BARと斧振り回すどっかの双子を思い出した。
>>505 すげぇ、普通に褒めてるw
「俺は馬糞だと思うけどな!」という本音も透けて見えるw
天使の飼い方しつけ方 淺沼広太
まだ全部読んでないが前作神の手のネジマイスターよりずっとおもしろくなってる
前作はムッツリ眼鏡の一人称とかDQNの口調といった主人公組が駄目だったけど今回はそうでない
ヒロインの悪魔のほうがすごくいい
無口系は既作にもいたが全作品中でも一番萌える
イラストもかわいいい
野菜薀蓄も控えめで読み易かった
>505
アサウラの前作はブローニング・ハイパワー最高ー! しか覚えてない
あと、デブがデザートイーグル50AE撃ちまくってるシーン
作者は400ページ近いクソ長い作品自体よりも印象的なワンシーンが読者の記憶に残れば
それでいいという考えなのだろう。うん。
462 :イラストに騙された名無しさん :2007/05/01(火) 02:49:07 ID:HyKOhlxX
>>460 それは屁理屈です。
LR化に賛成するか反対するか自体が議論ですから、もう既に議論は始まっています。
ただ単に議論妨害するだけでしたらお引き取りください。
以降は無視して、酷い場合には削除依頼も検討します。
468 :イラストに騙された名無しさん :2007/05/01(火) 03:09:46 ID:Dmikmz+H
>このスレが常にあがっていることでその役割が果たされている。
なんというか酷い俺ルールだな。
ラ板の不文律で、LR変更には(LR変更を行わない先走りでも)名前欄告知が続いてきたのに。
475 :イラストに騙された名無しさん :2007/05/01(火) 03:20:00 ID:UcRGATPh
>この板の99%以上のスレの住人は、ネタバレ禁止がLR化されようとしている事など知らない。
常にあがってる自治スレを見もしない奴がいるとしたら
そもそもそいつは話し合いに参加する意思がないということだと思うけど。
同じことを何度も言わせないように。
===================================
これが自治スレ、正確には
ライトノベル板公民館 10号館
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1176033962/l50 の現状です。皆さんの知らない間に、少数の人間が独断でLRを制定しようと
しています。できるだけこの現状を周りに広めるべきです。
良スレを汚すな、谷川スレの糞共が。
罵倒するんじゃない……むしろ褒めちぎるべきだ!
『ライトノベル板公民館 10号館』
著:ラノベ板のみなさん
我々はラノベ板『つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ』住人だ。
ラノベ板の一部スレの荒れっぷりは目に余る物があるとし、有志が立ち上がりローカルルールを定めようという動きがある。
そして、その動きは非常に活発でマルチや自演をするほどである。
ここで問題にしたいのは『マルチや自演は悪なのか』と言う事だ。
私が思うにこういう活動に限っては決して悪ではない。
選挙カーを見て欲しい。公明党を見て欲しい!
選挙カーはマルチのようだ(そればかりかマルチという名前はどこかホッ!ホァーー!!だ)。
公明党は広く人々の支持を集めており、その信徒が宣伝をし(これもホァー)、自らも票を投じる。
けれど彼等の活動は法律で定められた範囲を出ていない。
むしろ慎まやかに、最大限に自分たちの主張を振りまいていると言える。
国を――言うなればラノベ板のことだ――良くしようとしている!
これが悪なのか!いや、違う。反語。
彼等は責められるべきではない。
真に責められるべきは、ネタバレ野郎なのだ。
うん、切り口が悪かった。
初めてだったって言い訳してみるtst
>515
我々はおまえを誇りに思うよ!
517 :
1/2:2007/05/01(火) 20:38:10 ID:lO99+RT/
『涼宮ハルヒの分裂』 谷川流 角川スニーカー文庫
本作は涼宮ハルヒシリーズの最新刊である。
昨年のアニメ化とそれに伴う大量の新規読者の獲得はラノベ界に多大な影響を与えたことは
もはや説明する必要はないだろう。ここラ板においてもそれは顕著であり、諸兄らも身にしみて感じているはずだ。
いまやスニーカー文庫を支える大黒柱である本シリーズだが、続巻発売までに約1年もの時間を要した。
これが読者にいかに酷い焦燥感を与えたかは、想像にかたくない。
(もちろん、世の中には1年なんて屁でもない、次がでるのか定かでない作品もゴマンとあるのだが。)
本作が出たときの熱狂と混乱は凄まじいものであり、谷川スレでは発売前のネタバレなど当たり前、
挙句の果てにはスレまで分裂してしまうという有様だった。いかに読者に愛されているか分かるだろう。
>>512のマルチポストだって、この狂乱の余波であり、発売1ヶ月後でも大きな影響力を保っているわけだ。
518 :
2/2:2007/05/01(火) 20:39:59 ID:lO99+RT/
だが、このような作品外での動向は、あくまでオマケにすぎない。
本作において注目すべきは、その発売形式だろう。当初の情報では12月に1冊で出るはずだったようだが
蓋を開けてみれば、4月、6月に上下巻に分かれての刊行である。なぜ、このようなことになったのだろう?
ページ数が多すぎて分厚くなったからか?いや、それは違う。
諸兄らもご存知のように、世の中には一冊で1000ページを超えるという鈍器のようなモノも存在する。
では、二冊に分けたほうが儲かるからか?そんな浅ましい考えはありえない。あってはならない。
これは、作者の読者に対する配慮と、自信の表れであろう。一気に読んでしまっては勿体無いのだ。
あえて、2冊に分けて十分に読み込むヒマを与え、その上で想像を絶する神展開を用意しているのだ!
ザスニに100枚先行掲載したのだって、売り上げ増を図ったわけではない。あくまでサービスだろう。
焦らして、焦らして、その先にある驚愕の展開に絶対の自信があるからできる芸当なのだ。
事実、この作者は「学校を出よう!」シリーズにおいても同じ形態をとって発売しているではないか。
(「学校を出よう!」の刊行時において、今回のような騒動にならなかったことはこの際あえて触れないでおこう)
本作を指して、角川の陰謀だ、などとのたまうことはそれ自体が陰謀論の塊であり、
そのような人類に対する信頼を否定するが如き発想は、恥ずべきことである。
何にせよ、いずれ六月になれば全ての答えは出だろう。
>>518 まあぶっちゃけ学校の時の方が俺にとっては気になったわけで何が言いたいかというと真琴は俺の嫁
520 :
1/2:2007/05/01(火) 21:59:05 ID:sbWUi7Ow
『桜色BUMP シンメトリーの獣』 電撃文庫 著:在原竹広 画:GUMPON
「アンティーク店の主人が不可解な死をとげた」
「死体には肉食獣によると見られる多数の傷があり」
「主人公の通う高校でも同様の死体が発見され」
「犯人として浮上したのは思いもよらない人物だった」
「期待の新人が贈る新感覚ミステリー」
表紙の見返しに書かれたあらすじから主だった惹句を抽出してみた。
これらの文言からはたして初見の人はどのような物語を思い描くだろうか。猟奇殺人、
学園生活に紛れ込んだ非日常、意外な犯人、新感覚ミステリー……それらが想起させる
のはいまだかつて見たことのないお話、富士見ミステリー作品でスレてしまっていたりでも
しないかぎり、大体の人はなんとなく面白そうという第一印象を抱くのではないだろうか。
しかしだ、上記の惹句から漠然とストーリーを思い浮かべてみて、それをあなたの知る
もっとも急な坂道の傾斜角でストーリーを下方修正してみると、本作のイメージとして
そう遠く離れてはいないものが出来あがるかもしれない。いかなる場合においても読者の
想像の斜め下を行く、そうそう出来ることではないとお分かりいただけるだろう。
ごく序盤から、あからさまに怪しい振舞いをする人物がいる。まさかこいつが犯人だったり
しないよな、きっとすごいドンデン返しがあるに違いない、といった具合に期待をこめて読み進めると
あにはからんや、なんとその人物が犯人その人だったりする。例えるなら、「私が犯人です」と背中に
張り紙された人間がいて、いったいなんの冗談かと思っていたら本気だったというぐらいの意外性、
そこには芸人がネタをすべらせたことによって生まれた微妙な空気を、そのスベるという結果も含めて
笑いに転化する様子にも似た、見ようによっては相当に高度なシュールレアリスムが垣間見られる。
521 :
2/2:2007/05/01(火) 22:00:08 ID:sbWUi7Ow
本作は、期待したら期待した分だけ、それが見事に裏切られるように書かれている。もちろんそう意図して、だ。
例えば無味感想で味わいに欠けた文体、登場人物の魅力を伝える意思を放棄したかのような人物造形、
そんな人物たちだからこそ特に主人公とその幼馴染が事件に関心を抱く動機づけもあやふやでまるでやる気が
感じられないが、それらもすべて作者の意図に基づいて、あえてそう書かれている。繰り返すが、あえて、だ。
先の読めるストーリーも、言うまでもなく、あえて、で、そうすることによってこの作品における真犯人の姿が
浮かび上がるのである。それはあなた、読者なのである。次から次へと使い捨てに物語を消費する読者は、
猟奇殺人も学園に紛れ込んだ非日常も意外な犯人も、事実それはその言葉通りに書かれているにも関わらず、
そう受け止められなくなっていたのだ。そう、本作に何の意外性も感じない原因、感じさせない犯人は他ならぬ
読者その人なのだという深遠なる警鐘が、本作には込められていたのだ。
このような手合いはしばしばアンチミステリと呼ばれ、かの歴史的傑作はそれをほのめかすのに1200枚を
擁したのだが、なんとこの『桜色BUMP』は分量にしておおよそ1/3以下でそれを成し遂げてしまったのだ。
この事実だけでも、本書がライトノベルという枠を超えて後世に語り継がれることは必定であろう。
新感覚ミステリーの幕開けである。
>>520 タイトルだけでワロタ
そうか・・こんなに深遠な計算が隠されていたのか
おお
電撃創成期のあの野生に満ちた心躍る新人探索活動の興奮を忘れすっかり平和ボケし新人の作品に
漫然と向き合うようになりすっかり堕落しきっていた当時の電撃スレ住人に
あえて新人が本来兼ね備えているべき粗ぶる魂を剥き出しにした作品を送り出し
新人探索の時に働かせるべき野生の本能を住民に取り戻させ
新人に対しては創成期のころのように真摯に向かい合うべきことをスレ住民に自覚させた
あの在原センセイの作品ではないか
改行が変だし、日本語も変だ……orz
お電漫あ新新あ
おでんまん ああらあらあ
おでんまん あーらあらー
>>510 俺も挑戦しようと思ったんだが、が、が、が、
未だに読み終わらん…orzナニコレ
普通だったら1時間かからないのに10ページぐらい読むと休憩しないとダメ。すばらしい読み応えですね。
頑張るぜ。
>>526 俺も挑戦してみた。
……普通に2時間くらいでサックリ読めてしまった上に、
少し面白いかもと感じてしまったので褒めちぎれないorz
なので一言だけ。ソレナンテトラドラ?
あとは誰か頼む。
ちくしょう!
俺も眼差しを投げ捨てたで麻薬に囚われてしまたようだ!
ありふれろ欲しくなってきただろ馬鹿やるー
天使の飼い方しつけ方は凄いな。
アメリカのお菓子食ってるような気分になってくる。
アメリカのお菓子というと、グミという名はついているものの、毒々しい色
をしている上に食感も味もゴムにしか思えないやつが真っ先に思い浮かぶ
OREOなら大丈夫と思って食べたらキャラメルミルクが挟んであってあまりの甘さに悶絶した記憶がよみがえってきた。
本日の朝日新聞のライトノベル書評で「バニラ」が紹介されてた。
バニラを含めて3冊紹介されてるけど、他の2冊にくらべて微妙に褒めてないというか、
粗筋紹介で逃げているというか、「甘くて苦い」って褒めちぎりワードかなとか、そんな感じ。
新聞的には褒めづらい話だと思うよ
先の銃撃事件のこともあるし
>533
それはきっと「丸くて、白い」に掛かってるんだッ!!
朝日は銃社会が大嫌いですから
・・・だったらなんでピックアップしたんだろう
あれは書評の形をした広告ページだから。
甘くて苦いと言えばママレードの形容表現に決まってんじゃんね?
いきなりスワップから始まる少女漫画か
どなたかアリフレロを遠子先輩風に語ってくれませんか
だ・け・ど・きになる♪
アリフレロとフルリレロって似てるよね
つまりアリフレロはマックフルーリーの味がすると
アリフレロ
それはさながら火をつけると発火する
ウォッカの如き酩酊感を読む者に与える。
その強力さゆえ、俺は書店では最初の方を試し読みするのが限界だった。
なんと、本を、持っていられなくなったんだ。
言うならばこいつは、新感覚ポエムドラッグ!
さあ、手にとるんだ。
そして、飛べ。
とべるよ!
ちょっと、待ってくれ!
実は恥ずかしいことなんだが、SDの新人プロジェクト全部買って、全部積んでたんだ。
これじゃ駄目だと思って、ブール・ノアゼットから読み始めたんだが……
わくわくが止まらないんだ。何だか体が喜びに震えているような……
こんな素晴らしいもの今まで読まずに取っておいたなんて、自分が恥ずかしい。
今から全部読んでくるぜ。
ちなみに、アリフレロもメインディッシュ用に積んである。
このスレのせいでうっかりアリフレロを買っちゃったんだぜ
ほかのSD文庫なんて置いてないくせになんで入荷したんだ。スレ住民か、本屋よ。
しょっぱなから脳みそを揺さぶる言語芸に何かを受信したような到達感。
作者に見えている乱反射した世界を追体験すれば
ヤクも酒もいらない素敵な酩酊感で読了後に目が回ること請け合いだ
状況を全て把握するためにはあなたの脳をフル回転させなければならないが
これはぬるいラノベが氾濫する中で、あえて頭を使って本を読ませる作者の作戦に違いない。
トリップしかけた頭に後書きがとどめを刺してくれる。なんというサービス精神。
いきなり美少女が全裸で現れたり
登場人物の(ピー)を弄ったりするなんてのはまあ、ささいなことですね
つか、本読んでマジ目が回ったのなんて初めてだよ
スパダッシュのブールは絵からしてカルト
「生半可なラノベ読みなんかこっちからお断りだ。」とでも言わんばかりの表紙絵
んで内容はさらにカルト。しょっぱなから右翼の美少女が軽トラから「日教組のアカどもは死ね!」
とかスピーカーで叫びながら暴れてるの。学校の敷地内で
あっ、そう言えばすっかり忘れてたけど、
そろそろ扉の外の2
>>546 まじか・・
ブクオフにあったから買ってこようかな
>>553 こいつぁクセェーッ!
地雷臭がプンプンするぜーッ!
>>553 編集が詩的って言っちゃ駄目だろ…常識的に考えて
>>553 ようやくショックから立ち直れそうになってたのに……
こんなもの買わずにはいられないじゃないか!
地雷原ってレベルじゃないな、ここは。火薬庫だ。
>>553 既に魔力が溢れ出してるな…これは凄い魔道書
ま た 中 村 九 郎 か よ !
(*゚∀゚)ハァハァ
> 超絶詩的伝奇バトル&ラブ。
もはやこれだけで窒息しそうな俺の肺は病気なのかな…
恋の病だよ
相手のことを知りたくても理解できない悲恋だな
>>553 それ絵師も表紙は良いけど中身が……っていう地雷絵師じゃないかwwwww
r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、 /
r'| | | |/ >、 /
! | | | |レ'´/| | 待 て
| | | /\ | |l /⊂う |
| | |__∠∠ヽ_\ | リ / j ヽ あ わ て る な
|´ ̄ O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`! 〉
l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{ / こ れ は 孔 明 の 罠 だ
⊥,,,,,_、 ___,,,,,ヾ| l::::::| |
lヾ´ f}`7 ヘ´fj ̄フ | l::i'⌒i | そ ん な 本 は 無 理 だ
l ,.ゝ‐イ `‐=ニ、i | l´ ( } ヽ
l { U | l 、_ノ ∠ヘ
l / ̄ ''ヽ、 | l ヽ_ \,_________
! ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、 |亅〃/\
,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ j ,!// {_っ )、
// `ト、__iiiii______,レ'‐'// _,/ /スァ-、
,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′ !l `ソァ'´ _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l ` -イヘ !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
{、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ', !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ /!l / ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
>563
その発言は「喚ばれて飛び出てみたけれど」の「魔王エロ大根」様の御尊顔を拝謁した上での発言か?
中村御大の作品は地雷どころではない
もっとおぞましいなにかだ
苦労大先生の作品を地雷だなんだと定義するほうが愚か。
苦労は苦労。それ以上でもそれ以下でもない。ワーストワン。
それは某板における超先生のようなものか・・・
はっ、中村苦労は超先生の生まれ変わりだったんだよ!!!
この宣伝文書いた編集もなかなかの人物だな
ガガガコンプリートに乗り出そうかと考えてる俺
>>568 まさか苦労先生が年齢一桁だったとはな……
それならばあの思考垂れ流し文体も納得だ
>>572 だっておめー、中村chaotic九郎先生の本を褒めちぎらないわけには行かないし
原作つきの奴はほぼ俺が好きなやつばかりだしロミオファンだし
ああでも得体の知れない受賞作と築地と深見は回避してもいいですか
ホメチギレ
ダルくて、高い(値段が)
576 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/11(金) 00:07:55 ID:ihCxdl/2
Y^´ ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´ 〈
〉 変 〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈 変 /
〈 態. ∨, '/l| ,.'-‐、`//`7/ /''"´__ | ハ l丿 態 {
人) ! ! (/! |ヽ〈_ ・.ノ〃 〃 / '/⌒ヾ.! ,' !く ! ! (_
ト、__/ ヽ、_,.イ /l l |:::::::```/:::::/...´.. //´。ヽ }! ,' !! ) /
ト' 亦 ,イ⌒ヽ/ !l l ! l し J ::::::::::::::::::::``‐-</ / ,'、`Y´Τ`Y
l 夂 (ハ ヽ l i ! l ', ! , -―-、_ ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ 〉,\ ! i ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、 ι 〃,'/! ヽ、\ ヽ、
! 能 // ,' lヽ! ii ',l ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、! / ハ ノヽ._人_从_,. \
| 心 { / ,' ' ,! ll l`、 { ヽ' \ ヽ ' '´ Λ ',} ( \
.丿 ∨ // ,',! l l l ヽ`、 \ \ ∨ し /! ∨ 変 ,ゝ、
∧ / / ヾノ //l l l l、_ヽ\ \ ヽ , ' ,.イ |ノ 態 (ヽ
/ノ__ ゚ ゚ (⌒`〃'j | l l l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl { | ヽ ! ! ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l l l } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! ! | )_
混ぜればいいってもんじゃねぇぞw
おー
深見かぁ
深見なんだよなあ
確かに地雷なんだけどさ
小粒な地雷なんだよな
つーかただのつまらない作品?
だからこそ褒めちぎる価値があるわけで逆説的に苦労神は褒めちぎるまでもない?
富士ミスが生んだ神・深見とその後輩でもある中村先生。
富士ミスは素晴らしい新人を輩出し続けている。
秋山完の「プリンセスの義勇海賊」
素敵ポイントその1:学習能力のないお姫様が登場。自己中でおバカキャラが好きな人
にはオススメ。
素敵ポイントその2:スカーリアという見た目は美人だけど実年齢100歳を
超えている女性超能力者が登場します。当然悪役です。
素敵ポイントその3:でっかいうさぎさんが登場します。
他にももっとありますが、あまり書くとネタバレになりますので
この辺で。
ホメチギレ・九郎・死す
Good by
>>577 なんだこれ、ひでぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>553 『小学館ガガガ文庫 2007年5月24日創刊!!!!』
新創刊のTOPに中村九郎センセを持ってくるってのは…勇気が要ることだと切に思うんだなw
というか、中村九郎センセって一般的な知名度があるのか?
このスレの猛者以外の購買層ってメッチャ限られちゃう気がするんですけどww
小学館としては何を望んでいるのだろう…もしかしてイロモノ作家の巣窟にしたいとか??
>>588 新創刊でラノベに疎い編集がネットでリサーチ
↓
「この中村九郎って人、結構あちこちで書いてるな」
↓
ググってネットの評判を調べる
↓
『ちょwwwこれは買わねばwww』
『すげえ…タイトルだけでゾクゾクするぜ…』
↓
「2chでここまで大絶賛かあ。よし依頼しよう!」
……きっとこんなオチかとw
>>589 特殊な固定ファンのお陰で売れ行きが予測しやすいってのもあるんじゃない?
大ヒットはしない割に赤字が出ない程度にはコツコツ売れるとか
dear 九郎先生
あなたの作品を買おうとするぼくに、みんな口を揃えて言います。
君死にたまふことなかれ。
ははっ。平気ですよね? みんな心配性なんです。丸くて白い、ぼくが時々そう口走ってるって言うんです。
変なやつら。樹海人魚、楽しみしてます。
>>590 赤字…………………………出ないの?あれで?
ネタとして買うって層で売り上げがキープできるとも思えないし。
テニヌの王子様だって、ネタ化してる今の方が
圧倒的に面白いって層が2chには多いけど、
単行本売り上げ自体はぐっと下がってるくらいなのに。
>>592 ラノベ以外のジャンルだと数千部とかザラ
年間で五万部売ってる中堅ラノベ作家が出版社ともめた〜ってな話がどっかの板であったけど
むしろ五万で中堅って事にめまいを感じた。
絵本作家ならベテランですよ。ミステリ書きなら中堅以上、純文なら(ry
>588
順番にトップにしてるだけ
ハードカバーより制作費かからないだろうし、五千部も売れれば御の字なのでは。
雑誌だって一万部くらいしか出してないのも結構あるみたいだけど廃刊にもならんし。
……アリフレロ、死ぬ程悪文だから読んでると目眩がするんだが
内容の電波加減は結構好きかもと思ってしまった。まともな文章でリライトするか
熊倉裕一あたりが漫画にしたら。
ただ俺はキャシャーンの映画を面白いと思ってしまった人間なので、同意は求めないw
ていうか支離滅裂な文章さえなんとかなれば面白いのでは、とは思ってしまうな
まあ俺もアリフレロ発売日に当日全力で買いに逝っちゃうようなマゾだから当てにはならない
誰が死ぬ程なんだろ。似非評論家とか出版業界の未来とか前情報無しに読んだ人間とかか…
>>595 逆。ハードカバーのが小部数でも赤字出難い
1冊あたりの利益が違うから
文庫は薄利多売だから結構売れなきゃダメ
雑誌は広告収入があるのと、単行本の為の宣伝手段である程度の赤字は覚悟の上ってこともある
24日が楽しみでならねえぜ……クリスマスを待つ子供のような気分だ。
しかしこのガガガ、一般の本屋に入荷すんのか? 通販専門とか、あるいは
裏路地かどっかで売人からでないと手に入らないような気さえしてくる
スレタイを思い出さないと大変なことになるな
苦労作品を心待ちにしているお前らを見てると、なんだか青木ヶ原樹海の
周辺に立ってる看板のメッセージを思い出した……はやまるな。
若さ 若さってなんだ? 振り向かないことさ
愛ってなんだ?ためらわないことさ
大事な事はギャバンに教わった……
男なんだろ?グズグズするなよ
胸のエンジンに火をつけろ
……大学卒業してからずっとニートで半ヒッキー、
俺は、ギャバンに習ったことを何も守れてない
明日があるさ、という歌があるじゃないか。
たいていの奇麗事は歌の中にあるからな。
当たり障りのない綺麗事ばっかりで、
年月を重ねる度、だんだんメジャーな歌には近づけなくなっていくんだ。
>>595 奇遇だな。俺もキャシャーンの映画が好きだ。
……このスレで、キャシャーンやデビルマンでアンケートとってみたくなる。
>595
雑誌は広告があるべ
ぶっちゃけガガガ創刊は全部ここに載る予感。大槻とノベライズ以外。
>>608 というか事前にちゃんと埋っているのは大槻だけじゃないのかw
いや大槻が起爆するかどうかは知らんが
当人は信管を外しておいても、周りが軒並み爆発すると誘爆する可能性もあるわけで…
扉の外、いいか悪いかは置いといて普通のラノベになってた・・・
1巻はあの異次元感が癖になったのに・・・
>>608 ちょっとまて
ノベライズてハヤテはどうみても埋まってない地雷だろう
それも知名度的時期的にものすごい被害者数を出しそうな超大型
ノベライズハヤテは確実な地雷
でもハヤテ厨の俺は確実に読む
そしてこのスレに舞い戻ってくるのさ
ほんと、ここの住人は地雷とおぼしきタイトルを見かけたら…
喜んで全力疾走で駈け抜けないと気が済まない人たちばかりなのですねw
アリフレロは誘爆か?
単体でスレの1/3を消滅(進行)させた大型地雷だとばかり。
みんな吹っ飛ばしてこのスレを九郎一色に染めちまったからな>アリフレロ
ABC兵器みたいなもんか?
>>616 このスレを見てアリフレロに特攻した勇者は結構多いと思う。
>>616 俺は誘爆された
なぜか本棚に黒白が入ってる
なんという無差別大量破壊兵器
そんな俺もアリフレロ特攻者
何故ならそれは特別な地雷だからです
みんな九郎には可能性を感じている。だから、これほど話題になっているのだろう?
本気で化けるのでは!と思っている俺って少数派?
現時点?戦略的核地雷です。
既に化けてるだろ
孫の代あたりで化けるかもな
屍たちが化けて出たのがこのスレだ
アリフレロは地雷とか爆弾じゃなくウイルスとか、その類
感染し、広がり、気がつけば蔓延している
あるいは精神汚染を引き起こす思想兵器のようなもの
Vガンのエンジェルハイロゥか
ロクメンダイス、を忘れるなよ。あれもなかなかだ
しかしどういう育ち方すりゃあんな文章が書けるんだろうな……心理学的に
けっこー稀有なケースじゃないのか? あの作者は。
>>628 これは・・・危なそうに見えて実は面白いんじゃないか?
と思って買ったらやっぱり後悔するタイプだ
エロゲ畑ではそれなりにいいもの書くライターとして有名な人だぜ
まあでも、無茶苦茶なものを書いて「つまらない」ではなく「尖りすぎ」でここに来る可能性はあるが
ていうか小学館初っ端からエロゲ畑に足突っ込むのはどうなんだ
マウスカーソル合わせると
妖精さんと祖父が逆になっているのに
僕はこの作品の"何か"を感じたんだ…。
書いてる話が
家族計画
CROSS+CHANNEL
最果てのイマ
だからなぁ。
元長柾木と田中ロミオ、藤木隻がエロゲライターの個人的な奇才三強。
あと一人入れるなら藤崎竜太か。
エロゲライターなんて超先生しか名前わかんね
原田宇陀児、田中ロミオ、J・さいろー
エロゲライターが初っ端から3人も出るのは、素で凄いな。
まあ、畑が違うから、褒めちぎられるのも出てきそうだが。
げえ、山田が書くのか。地雷かも知れんが加奈と家族計画信者な俺は
せっかくだから山田の本を選ぶぜ。地雷だったならここで褒めちぎってみる。
三人とも好きな俺は突撃するぜ!
さいろーは空気読まずにエロに突っ走ってくれると信じてる。
男娼と元娼婦とか言い出してる時点で既に危うい>さいろー
まあ、原作がエロゲだからなぁ
初めて買ったノベルゲームが田中氏のI/Oっていう地雷で、それ以降彼の名は覚えているw
I/Oには原案ぐらいでしか関わってなかったはず。>田中ロミオ
シナリオ自体は中澤工だね。
I/Oとロミオ関係なくね?と思ったら原案やってたのか。
ロミオからは糞ゲも出るからなぁ
ロミオは個人的には嫌い。
エロゲライターやってるのにヒロインから女性の雰囲気が漂わない。
つま小スレでクソゲーやダメヒロインを叩く馬鹿は去れ
そういう作家こそ褒めちぎり甲斐があるってもんじゃないか
ラ板でエロゲ談義をする馬鹿は去れ
ここのスレは、嬉々として地雷原に飛び込む、どMな方々が多い。
叩くというSな行為自体がスレ違いなんだ。
ダメな子ほどかわいいという母親心理みたいなものを持ち合わせている人もいるからな。
それはどっちかというと負け戦こそ華とのたまうようなものでは
>644・655
馬鹿。
お前達には聞こえないのか? こいつらの魂の声が。よく耳を澄ませろよ。
「せっかくだからオレはこのデカい地雷を踏むぜ!」と言ってるだろうが
田中ロミオって確か、エロゲのライターが小説書くなって言ってた人じゃなかったっけ
それなのに書くのか
おたく☆でエロゲ界に見切りをつけたのさ
ラインナップ見る限り、ガガガは既存レーベル研究してんだろうなって分かるけど。
成功するかは、結局自分とこで良い新人出せるかどうかにかかってるんだよな。
このスレを知って、まとめサイトを知って、かのこんを知って、二巻まで買いました
「ばよえええん」なる乳擬音を実際に本で見て友人とぷよぷよ対戦に狂った日々を思い出しました
電車の中で吹きました
もちろん次で降りました
西野先生、スレ住人、ありがとう
地雷として機能しない事も結構あるよな、かのこんはw
まとめサイトはじめて見た。
なかなかおもしろいな。
アリフレロの7がリンクミスしてたよ、管理人さん
あのさ、俺鬱病でSADなんだが病院通いつつも社員として頑張ってんのよ。
で、今日あの有名なアリフレロを買った訳ね。
表紙イラスト良いじゃんと思いつつ本を開くと……。
頭痛はするし変な汗は出るわ……。
これがこの本の効能ですか?
明日生きて行けるか不安です。
>656
ちょw
病院行ってないけどSAD気味で、かつアリフレロ積んでる俺の立場はw
さっき禁書一巻読み終わったので次はどれにしようか…
>>656 がんばって読め!
みんなもがんばってるんだから。
今月はガガガの九郎先生でお腹いっぱいだと思ってたのに……
SDのサイト見てたら酩酊感が…体調が悪いのかなぁ……
>>661 スレの流れにそって、
「SADのサイト見てたら酩酊感が…体調が悪いのかなぁ……」
に見えた俺に何か一言。
>>663 飯坂友佳子って、文章も描くのか……。
漫画の方が全然面白くなかったから、
作劇能力は全く期待できないけど。
少女向けラノベって、こう、全部「無難」に見えるのは俺があっちの世界の空気を知らないからかしら
実際無難なのが多いかな。
少年向けに比べると奇形が少ない。つか少年向けを出してる奴が
煮詰まりすぎて奇形出しすぎなのかもしれん。
少女向けの奇形はBLに行ってるのかもな。
「そう……そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー……」とかなら確かに奇形だな
西谷史が無難に少女向けの作品を書けるとは
到底思えないんだが…
自分の限界に挑戦するかのように、サワヤカな物を
書き上げてくる可能性もあるじゃないか。
エクスカリバーの人はコバルトでも書いてるんだぜ……。
なぜかラインナップに中里融司やらタニス・リーやらがいてカオスだな>ルルル
アリフレロ読みきれる自信がねぇ・・・
読むと発狂する作品を書いてしまうなんて……
九郎先生は『ドグラ・マグラ』を超えてしまったなw
アリフレロ普通におもしろくね?
他の住人と回線ずれてるみたいで不安になるwww
異常に読みづらいくて理解しづらくて全てが唐突なことを大目に見れば面白いよw
「樹海人魚」を密林で予約してきた。
実は地雷系と言われる作家のに挑戦するのはこれが初めて。
なのにいきなり九郎先生だなんて皆は無謀だと思うかな。
でも、山は高ければ高いほど登りがいがあるっていうからね。
あー、本が届くのが待ちきれねー
これで普通だったらやだなw
>>678 『超絶詩的伝奇バトル&ラブ』
これだけで九郎大先生が相変わらずだとわかる
>674
(こっそりと)実は結構好きなんだぜ
でも電波系な上に読むとバッドトリップしそうになるのは確かw
詠使い2巻を投下したいのだが
まだネタバレ禁止だよな
>>674 アリフ! アリフレレ!(訳:俺も結構好きなんだぜ?)
麻薬中毒者がカミングアウトしているスレはここですか?
シャブくれよ、シャブ
ハッシシ
>>684 噂では今月の24日に全国の本屋で新しいブツが出回るらしいぜ
かつてのかのこんポジションが、
今やすっかり中村九郎に奪われたな……。
かのこんは特殊プレイが目立っていただけで
それを理解したうえで読むならダメ作品ではないと思う
かのこんは、童貞の妄想小説ってだけで、それを受け入れられればいいが
アリフレロは、こんなものが商業誌として発行されたことが妄想としか思えない作品だからな
>>688に加えて、
口でかぷこん。舌でなむこ。ああ、ちずるのさきっちょが、どんどんすくえあえにっくす。
ばんだーい、ばんだーい。おおっと、舌は休めず、なむこ、なむこ、なむこっと。
と言った超絶オノマトペを受け入れられるかどうかだろうな、かのこんは。
ただ、かのこんはこのスレの神に愛された……いや、愛されすぎたんだ。
「丸くて、白い!」にちょっと萌えてしまった糞オタの俺には
アリフレロは褒めちぎれそうにない…
まだ数ページしかよんでないけど。
さてつづきでもyOムくぁ
>>690 やっぱ、その表現は異常w
かのこん神は元気でやってるだろうか・・・
>>690 なにその文章ww
ちょっくらかのこん買ってくる
かのこん6巻を褒めちぎりを完遂するには、熱力学第二法則に敢然と立ち向かい、
自室のテラフォーミングを進めて、腐海に飲まれた6巻をサルベージする必要が有る。
しかし数日後には武御雷(赤)と不知火(強襲掃討/迎撃後衛)も配備されるので
余剰備品による腐海化の深刻化は避けようもなく……
誰か高須くん呼んで来てぇーーーー!
片付けの機会というか気力を喪失したのは、ついうっかり買っちゃったアリフレロのせいだ。
これから外出なんでちとあれだが、
詠使い2巻はそんなに地雷だったのか?
1巻の時点でネタ的には終了してて(主人公が目標達成してたから)
2巻があるって時点でうわ、次からダメくせーと言い続けてたんだが。
ネタバレできる時期になったら頼む。
>>694 熱力学第二法則、通称エントロピー増大則。
部屋の中が無限に散らかっていくことを科学的かつ合理的に説明した法則を持ち出している。
科学離れが進んだと言われる現代日本に於いても、確実に実体験として継承されるこの法則を用いて、
自身が置かれた状況を確実に読者に説明する。
さらに、そのSF設定を受けながら現状の困難さを訴え読者と危機感を共有しつつ、目前に迫った新たな敵の存在を示す。
無論、良作ラブコメからの家事万能戦士の引用と言った小粋なネタも忘れないながら、
先の厄災アリフレロへの責任転嫁もきちんと果たす。
短いレスからすら匂い立つこのインテリジェンスかつウィットに富んだ文章……
あなたが神か?
697 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/20(日) 20:34:22 ID:OXCz+uIR
>>695 富士見スレでは評価悪くないし、俺も悪くないと思った。
あとはそれぞれ読んで判断するしかないんじゃね?
でもこのスレもアリフレロが基準になっているからなあ。
>>701 君が参議院選に立候補出来るくらいの年齢と立証出来るなら、教えてやれなくもない。
いや、じいだろ。
『サバキの時間 地獄の斧と亡者の鎌』
本保智 角川スニーカー文庫
地獄や輪廻転生、その有り様を護るのが主人公である輪廻護法官、サバキの役目である。
前作が大好評につき、続巻であるこの本が刊行されることと相成った。
詰まるところ、タイトルからは分かりづらいがこの本は二巻である。
決して私がこの巻から買ったわけではないのでご心配なく。
興味を持たれた方はこの巻ではなく前巻から読むことをお勧めする。
輪廻護法官と仰々しい名前が付けられているが、
実際は地獄から逃げ出した死者を連れ戻し現世で悪行を働いた者を裁くと言ったものだ。
何か感じるものがないだろうか?
そう、このシリーズは死神ものの流れを受け継いでいるのだ。
例を挙げようライトノベルでは、漫画化、アニメ化だけでは飽きたらず、
実写ドラマ化までしてしまった死神のバラッド。
漫画では格好いい単語やパワーインフレが見物のBLEACHなどが挙げられる。
死神を主役に置いた物語は読者の受けが良いことは自明だ。
この作品に於いても、先ほど挙げた二つの作品の影響を見事に受けている。
前世からのカルマと言った設定、この巻で明かされたサバキの置かれた立場、
所々に挿入される主人公の過去、効果的な改行の利用によってすらすらと読める文章。
上で挙げた作品の直接的な影響を受けているとは言えないが、
まるでミカンの汁で書いたかのように火で炙れば浮かび上がってきそうだ。
サバキのやんちゃな少年っぽさ、
ヒロインである綾香のカルマによる超絶ドジっ娘ぶりを楽しめる作品だ。
隠れた良作と言えるだろう。
>>708 >実写ドラマ化までしてしまった死神のバラッド。
>漫画では格好いい単語やパワーインフレが見物のBLEACHなどが挙げられる。
>この作品に於いても、先ほど挙げた二つの作品の影響を見事に受けている。
>前世からのカルマと言った設定、この巻で明かされたサバキの置かれた立場、
>所々に挿入される主人公の過去、効果的な改行の利用によってすらすらと読める文章。
このへんじゃね?
ブリーチはよくわからんが
「死神のバラッド」→「効率的な改行」
からメモ帳として使えそうなことだけはわかったw
しまった…bk1のTODAY指定忘れた…orz
帰宅しても届いてないこと確定。樹海人魚だけ買って帰るかな…
ネタバレスレのガガガ文庫バレを見るかぎり樹海人魚は期待通りの出来っぽい
というかさ、苦労先生はあの文章捨てたらなにも見所ないだろ?
かつてリア鬼という核地雷があったが、あれも多くの人からは文章を絶賛されていた。山田語なる造語も出来た。
しかし、山田某は作品を書くごとに文章がちょっとずつ上手くなっていき、その結果コアなファンが離れていった。
上手くなったといっても、平均よりは相当ド下手であることに変わりはないのだが、
担当がようやく仕事をし出したのか、山田語はどんどん減っていってしまった。
苦労先生は己の魅力が分かってる。だから大丈夫だ。
何回もリテイクさせられたアリフレロがアレだったしな
リテイクするごとに酷くなったんじゃないか
魔導書として熟成されていったんだな
山田と苦労先生を同列で語るつもりか
うんことかりんとうぐらい違うぜ!
>>714 確か度重なる校正作業っつうかセンセの文章を何度も繰り返して読まざるを得ない担当編集者が、
最後にはとうとう編集者辞めて田舎に帰った。
倶に天を戴かず、という真剣勝負の気迫で編集者に読ませたんだろうな。
正に苦労先生は平成の文士。死ぬか殺すかの二択で書いてらっしゃる。
うむ、後書きを読んで
ちゃんとリテイクが出ていたことにビックリしたぜ>アリフレロ
誰なんだアレを出版しようと思った奴は。まあ買ったんだけど。
リテイクなしのアリフレロも読んでみたい気もするけどな
あとがきに書いてある通りのものだとしたら相当なブツになってるだろうに
だって主人公がアレだろ?
どんな小説になるんだよ
722 :
710:2007/05/22(火) 22:14:47 ID:6ERKK3ox
樹海人魚買った。
読んだ、気がするんだ
記憶すらふっ飛ばしたか
ほめちぎりwktk
破壊力抜群らしいな。
まさか記憶が飛ぶとは・・・・・・・・
樹海人魚読んだぞ ノシ
・・・だれか俺にホイミをかけてくれ
トルネコはふしぎなおどりをおどった!
>>710のメンタルポイント(MP)が200うばわれた
今日、久しぶりに本屋に行ったんだよ。
そしたらさぁ、出てたんだな。あの「本」の3巻が。
以前に、あの作品の第1巻の感想を書いたのは1年も前だったかなぁ。
あれから俺にもいろいろあったよ。
メクラのように頑張ってへばり付いていた夢も捨てて、
仕事も専門と全く関係の無いところに就いて、
住処も全く遠くに引っ越して、ついでに彼女とも別れちゃって、
……どこまで自分を曲げていったら幸せになれるんだろう。
いきるって、つらいなぁ。
「つばさ 3」 麻生俊平 MF文庫
<ネタバレ、もろ有り>
今回は二重奏です。
ライトとへビィ、二粒一度に楽しめます。
麻生さん。みごとなハーモニーでした。
<side B>
これは「夢」の物語でした。
そして夢を求める男に恋する女の、恋の物語でした。
「愛=合い」ではなくて「恋=乞い」なのです。
だから結末は悲劇であって、最後は当然、別離で終わります。
<side A>
まぁそんな事には関係なく主人公たちは、「好き」だの
「ライバル」だの「ふたまた」だのと、エ○ゲテイスト
でMF文庫的に物語を盛り上げます。
第1巻で人気だった金髪美少女が帰ってきますよ!
<side B>
麻生は女の想い人である男にこのように言わせています。
「俺たちはいま、夢を追いかける仕事をしているんだ」
彼はかつて世界中をぶらぶら旅していました。そこで知りえた、世界のあちこちの料理を人々に食べてもらって喜んでもらうことが「夢」なのです。
しかし彼の云う「夢」の、なんと説得力の無いことか。まるで行き当たりばったり。急造の夢のようです。
<side A>
金髪美少女の兄貴が女装しますよ。
これで女性読者もGetだぜ!!
<side B>
そんな「逃げ」のような夢を語る男たちが集まって、ひとつのペンションを経営しています。彼らのやりたいことは、すべてバラバラです。
七人七色。それぞれが個性を唱えて、混ざることもせず、美しい幻想を掲げて、結局はそれが幻想だと気づいても、やはり自らをだまして夢を見続ける彼らの家。名前は「レインボー・ハウス」。
なんだか麻生です。
<side A>
主人公に金髪美少女が抱きつきます。
主人公も、そっと肩に腕を回します!!!
<side B>
結末は唐突に。男の手には手錠があります。
男は云います。
「俺、罪を償って、きれいな体になって、やり直す」
女は答えます。
「わたし、わすれません。かならず、また、にっぽんに、きます」
ここで恋は終わり、再生の後の「愛」が約束されます。
<side A>
!!!!
</side A>
次は夏休み編です。たのしみだね。
水着もあるかなぁ?
</side B>
結局、男は夢をあきらめたのでしょうか?
いいえ、彼はこう云っています。「やり直す」と。
つまり男はいまだ「夢」にはしがみついているのです。
マズかったのはその夢を実現する方法が悪かっただけだと、結論付けています。
さてここで思うのは、彼の「夢」はそこまでして固執するべきものだったのでしょうか?
男はかつて何を求めていたか? 彼は昔、世界中をカバン一つで旅していました。
それはヒッピーという生き方に憧れたから。社会に束縛されない自由を求めたから。
ならば彼の「夢」は本来、目的ではなく手段ではなかったのか?
……「夢」。それが本心であったのか、逃げであったのかは判りません。
けれど自分は「男=麻生」だと、ふと想像し、そして納得してしまうのです。
手段は目的になり得る、と。
そして一旦、主客転倒した手段は目的すらも切り捨てるのだと。
がんばれ麻生。まけるな麻生。小説を書き続けるという「夢」にむかってつきすすめ。
けど、ちょっと地がでかかっているぞ、きをつけろ。
* * *
褒めてないし、主観的すぎるし、ひどい文だなぁ。
ついでに前々スレの782さん。褒めてくれてありがとう。
返事しようと思ってたけど、忙しいし、ネタ無いしでほったらかしになっちゃいました。
なので、色々と込みでゴメン。
>褒めてないし、主観的すぎるし、ひどい文だなぁ。
ID:MNEWG55Bは久々に書き込んだらしい褒めちぎり職人であるようだ。
残念ながら私の記憶には無い。恥じ入るばかりである。
文章に込められた熱意、工夫を凝らした語り口、自身の近況と心情も交えるサービス振り、
まさに褒めちぎるに相応しい長文連レスではないか。
己の文章を冷静に読み返し、欠点を自覚しながら敢えて投下する潔さも素晴らしい。
仕事で多忙とのこと、この不況においてそれはきっと良いことであるはずだ。
これからも職務に励み、こんなスレに来る暇も無いほどジャンジャンバリバリ稼いでほしい。
ガガガの季節ですね
すいませんアリフレロのダメージが残留してるんで
得体の知れない受賞作もハヤテも九郎先生も回避しました
俺も九郎の新刊はあと一年手に取りたくない。
ガガガは、受賞作だけいっとこうと思う。
”山手の黒ゴキブリ”と呼ばれた俺だが、現代文の試験に絶望して「樹海人魚」を探してきたんだ。
山手書房、横浜メイト、ゲーマーズ、地下の本屋、ビブレ、マンガの森
鶴見本屋、光源書房、川崎有隣堂、紀伊国屋、蒲田有隣堂、蒲田メイト…
…(地域ねたでスマン。努力だけ評価してくれ)
まったくみつからない。
さすが苦労だ、あまりの人気作品のためか売り切れている。
困った俺は各店舗で店員に聞いて回った。
おれ:「すいません。現代文の参考書をさがしているのですが…」
店員:「もう少し詳しくお願いします。」
おれ:「小学館ガガガ文庫の、中村九朗作の樹海人魚ってやつで」
しかし帰ってくる答えはいつも同じ。「小学館の方からまだ届いてません。」
あまりの面白さに都内のトラックの運ちゃんが盗んでいると解釈した。
どこの書店も信用できる人に運送頼めよ。
俺はあきらめて次の書店に向かった。
そして蒲田のメイトで最後の答えをえた。
店員:「完売しました。次回入荷は未定ですねー。1ヶ月前はありましたよ。」
おれには何がなんだかわからない。
なぁ俺の何がいけなかのか教えてくれ。お願いします。
ついに時空を超えたか・・・・
どこかの段階で入手して読み終わったはずなのに、
あまりのショックで平行宇宙に飛び出したんだな
『シリアスレイジ』著:白川敏行 絵:やすゆき 電撃文庫
【一人の主人公の周辺に数多くの魅力的なキャラクターが配置されている】
昨今ではありふれた「ハーレム物」と呼ばれるジャンルにおける一つの定義である。
上記の定義に合致する作品は、既にメディアを問わず数える事も叶うまい。
そのような状況において、新規の作品とは往々にして先鋭化を迫られるものだ。
【一人の主人公を数多くの魅力的なキャラクターが奪い合う】
【奪い合う】という点において先鋭化された作品は、「ハーレム物」の中でも
いわゆる「修羅場物」と定義されるジャンルに属する事となる。
今回紹介するシリアスレイジもまた、この修羅場物と呼ばれる作品である。
第11回電撃三大賞奨励賞を受賞したこの作品は、受賞時点の1巻においてはさして
語るべき魅力を持たない。
本文の大半は主人公のアクションシーンに費やされ、アクションシーンに登場し得ない
幼馴染とお嬢様の修羅場はエンディングにおいて描写されるのみなのである。
2巻において「アクションシーンでも活躍できる新キャラ」が修羅場に参戦し、多少の
改善は見られるものの本文の大半は主人公のアクションであり、作品の魅力を声を大に
して語るには慎重にならざるを得ない。
そんな状況に大きなテコ入れが為されていくのは3巻以降である。
大きな発想の転換として、修羅場物においては主人公を巡るヒロイン達の対立がメイン
であり、必ずしも主人公の同席を必要としない点に作者が思い至った事が挙げられる。
主人公の人格ではなく、特殊な体質を巡って争うヒロイン達という図式が数多くの
新キャラクター達を修羅場に参戦させていく。
・ 家庭的な幼馴染
・ 医学部のお嬢様
・ 相棒とも呼べる親密な同期生
過去に修羅場を構成した上記の3人を超えるスケールのキャラクターが次々と登場する。
・ 世界で活躍する、主人公と同門の先輩とその同僚達、
・ 日本政界の奥の院にまで影響力を発揮する会社役員、
・ ”女神の盾”を名乗る日本企業の上位ランカー達、
・ ”72の悪魔を封じたソロモン”と呼ばれる世界企業社長、
・ ”一等星”を冠したコードネームを名乗る世界最強の遺伝子ドーピングキャラクター達
主人公が次々と敵を倒していくバトル小説であればインフレとの謗りは免れ得まい。
だが、当作品においては主人公を巡って争い合う修羅場要員に過ぎないのだ。
なら大丈夫。まだいけるいける。
「修羅場物」というジャンルを極端に先鋭化した当作品においては、既に主人公の
出番は余り必要とされていない。
物語の主軸を主人公を巡って魅力的なキャラクターが争い合う場面に特化することに
成功した現状においては、主人公の出番が争いを収束させかねない。
そんな大胆な判断により、上下巻の最中ずっと遭難していたりするが些細な事だ。
現状、本文の大半は主人公を巡って争い合うキャラクター達を描く事に集中している。
作品のジャンルは「修羅場物」なのだから当然の帰結であろう。
ちなみにワールドクラスに発展した最新刊の修羅場において、幼馴染は数ページ程しか
出番がない。
修羅場物とは非情の代名詞である。
>>740 だって主人公とその友達が出てない方が盛り上がるんだもん。
主人公は賞品。幼馴染もお嬢様も空気。
おもしろそうなんだけど
作品の方向転換が地雷なのかな
ここは、つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ。
必然的に、面白そうに見えるのさ。
樹海人魚ってタイトルもすげえよな
人魚は海の幸なのに、あえて陸にある樹海とマッチさせるなんてさ
やっぱ中村先生はすごいよ
と、書き込む瞬間に思ったわけだが
もしや「樹海」の中に含まれる「海」で、海の幸であることをあらわしている?
やっぱ中村先生はすごいよ
いやお前、海の幸て、喰う気満々かよ
八百比丘尼伝説なのか、俺屍なのか、人魚の森なのか、それが問題だ。<喰う気満々
とりあえず苦労先生の新刊は、いつもどおり粗筋の説明も、
ネタバレすらも不可能な芸術性爆発のようで、改めて腹を括った。
ガガガ文庫
紙質がきめ細かく、すべすべして手触りが心地よく、色も白くて美しい。
この紙質の前には、電撃はざらざらして分厚くやぼったく、
SDは黄ばんでいてぺらぺらで安っぽい。
MFはつるつる感で近いものはあるものの、さらさら感でわずかに劣る。
つまりこのガガガ文庫、
「創刊したらもう勝っていた」
そういう状態なのである。
こんなすばらしい文庫は見たことがない。
この事実は口コミを通じて全国へ広がり、1週間もすれば全てのラノベ読みが知るところとなり、
本屋からガガガが消えうせるのも時間の問題であろう。
紙質と同様、どの作品も高品質なのはいうまでもない。
早く買ったほうがよい。
確かに紙質はいいかもしれんw
あと三時間ほどでいろんなものが解禁されるのか……
まだ手に入れてないが、今のうちにSAMチェックしておくか
SANチェックって、事前にやっとけば安心といったたぐいのことではないと思うんだが。
SANじゃなくてSAMだから迎撃する気なんじゃね?
(実例)蒲田有隣堂で見た陳列状態
はやて=手前3列平積み+表紙を目立たせる為の斜め展示
ほか作品=はやての奥、1列平積み
ほかの書店でもですが、何気に小学館の肝いりでのラノベ新刊ですから、
どこもそれなりに目立つ配置をしていました。
入荷数的には、はやてが他の作品の倍以上入荷しているところが多かったです。
つまりは被だn…でなく買った方も多数いると思いますし、その方々がこちらで誉めちぎれれば被害拡d…でなく、
仲間を沢山増やせると思います。
目玉のハヤテも相当な地雷らしいからwktkだぜww
あれだけむき出しな地雷はないな
ハヤテ厨の俺にとっては読むと同時に何か変になりそうだが心がうずうずする
火田君のイラストを目当てに買うよ…
ちくしょうなんでこんなことに
ガガガ、とりあえずオモイデ買って来たがダメだ
このどうしようもない小説をなんとか褒めちぎりたいのだが、
原作に思い入れあるせいでムカつきムカついて誉め言葉が思いつかん
あー、オーケン自身の解説が載っているのは良かったな
ほとんど内容には触れていないけどなー
以上オーケン信者のチラシ裏
褒めちぎる以外のレスはそろそろよそでやってくれんか
おまいら、今夜はぐっすり寝ておいた方がいいぞ
苦労ばっちこーい!
俺も気合いを入れてまってるぜ・・・・・
ハヤテが地雷扱いなのは著者の問題か?
なんか前々から地雷扱いだったけど、その理由を見逃してるようだ
もともと他作品パロディや時事ネタを弄って弄って弄りまくるのが売りの漫画だから
それを小説に起こしたところで特別面白くなるわけでもないのが第一の理由
第二の理由は築地だから
ハヤテ、小説の内容が原作でも「あった事」になってるぞ・・・
そりゃ発売したてのノベライズを無かった事にできるほど畑くんに根性はないよ
ガガガ創刊の軸なんだからそれぐらいのフォローは強要されてるだろ
つか地元の本屋ガガガ一冊も置いてねーよ
ルルルはあったのにw
768 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/25(金) 20:10:55 ID:Xv2eUpNZ
問題は来月以降だろ。
よーしガガガ買ってきたぞ
早速読ん
中村九郎先生初挑戦だったけどこれは凄い
次はない
ホイミが全然効かないぜ
ガガガ、昨日アキバ行ったが売ってなかったな
明日から旅行なんだが、アリフレロを持って行くぜ
俺、ガガガ文庫読み終わったら、結婚するんだ
樹海人魚、アリフレロより読みやすい気がするんだがなあ……
いや、俺が九郎先生に慣れただけかもしれないが
とりあえずお前ら褒めちぎれよ
チラ裏や貶しレスはスレ違いだ。失せろ
3ページくらい読んでおもわずA級保存したぜ。ほんと読むのがもったい無かったんだ。
なのでそこまででしか感想は書けない。なんの感想かって?それは
【樹海人魚 (中村九朗)】 ガガガ文庫 。
<↓ネタばれあり>
しかし、クロウ先生はやってくれた。
ガガガ文庫の紙質と相成って、濃圧縮クロウ化したパピルス1ページの重さはヒシヒシと伝わってくる。
活字離れが進むユトリの時代だ。
「少ないページで読死感想文が書けるように…。」
そこに先生の、大き子供たち・小さな子供たちの全ての子供を慈しむ御心がギシギシと伝わってくる。
そして、その優しさの中にも厳しさを忘れないでいけるのか?
最近の教育問題を憂いておられる我等の九朗先生は解決作を講じられた。
「ゆとりをあげなければ、すべてはかいけつするのだろう」
その先生の画期的提案は、昨日飛んだ北朝鮮ミサイルのように僕のheartにゲシゲシと伝わってくる。
一緒にクラスにいた友達が、ふと目をそらした時に原因不明で死んでいる。
「死はいつだって唐突だ。」の言葉に通り現実は死に直面しているのだ。
あとがきと3Pを読んだ所で続きを推測してみる。
学園、指揮棒、人魚、夕陽、友人の死…
おそらく仲の良かった友達と死に別れた音楽部に所属する主人公が、人魚と新たな恋を発見するスクールラヴコメディなのだろう。書いてるうちに気分が乗ってきたので読み続けてこよう。
あと途中で書いてごめんなさい。どうしても一言を伝えたくて…。
ボク、この本読み終わったら結婚するんだ…。
ここは褒めちぎりスレ。
>>776・777さんの言うとおり。
あの人たちは言い方はきつくても、本当は心の中はとっても温かいんだよ…。
ほら語尾に『。』所とか、まだ言葉が続いているんだ。
みんな、スレタイに恥じないように残り200を幸せに生きていこうな…。
すまないおれにはどのあたりがネタバレなのか分からんのだが
>>778 なんつーか、明らかに侵食されてるな……得体の知れないモノに
「あとがきと3Pを読んだ所で続きを推測してみる。 」の辺り、
俺にもビンビン伝わるものがある。
怪文書・・((((;゜Д゜)))
まだ、表紙カバーの折り返ししか見ていないのですが、そこには、
>中村九郎の著作リスト
>樹海人魚
とだけ書かれていました。ロクメンダイスやアリフレロが載っていません。
多分、これは一からの再出発を誓ったということなのでしょう。
これは期待していいのかもしれません。
これから読むのが楽しみです。
単純にガガガ内での著作リストって意味じゃないのか
表紙カバー折り返しは大抵同じ会社とかレーベルだけのリストで
本の後ろの方に載せる場合は他社のも載せたりって事が多い気がする
樹海人魚…この作品は『如何にして行間を読み取るか?』を読者に強いています。
昨今の、上っ面だけの愛だ恋、そして悲劇を扱った読みやすい話に馴れてしまった読者に対して、
ライトノベルという『手軽に読める』本を利用してのアンチテーゼを突き付けているのです。
昔の哲学書や古典的名作に対して、作者は本当はこう言いたかったのだろうと、
現代の専門家が薀蓄をたれることがありますが、それを鵜呑みにしてはいけません。
他人の薀蓄だけでは何の成長も見られません。
まして、昨今の若者は想像力の欠如やら発送が貧困といわれて久しいのですから……
己自身の力で考えてこそ、作者が訴えたい事がわかるのですし、それ作者もを望んでいるのです。
そして己の導いた結論をこのスレッドのようなところで披露し、他人の意見も聞いて
また新たな考えを導く切っ掛けにして欲しいのでしょう。
この作品、説明が不充分なところも多いしいきなりシーンが変わるところもあります。
ですが、それこそ中村九郎先生があえて仕掛けた我々へのメッセージであり、
『この部分の説明を不足させているのはここを強調したいから』
『シーンとシーンの間にはこんな事があったからこそなんだ』
などと、己の力で色々な想像力を育む為の中村九郎先生からの愛情なのです。
中村九郎先生の前作にも勝ると劣らないこの作品。
ただ漠然と読むだけでなく、行間を読み取り、想像力を働かせ、見えない部分を導く快感を貴方も味わって見ませんか?
そうすれば、この作品の素晴らしさがとてもよくわかると思います。
壁|ω・`)コッソリ
壁|ω・`)<ゴメンナサイ、自分は行間もへったくりもなく理解不能でした・・・
壁|ω・`)<なんとか50p読んだのですが、なんか理解不能状態になってしまって・・・・・・
壁|ω・`)<頭がオーバーヒートしてしまうかの如く、ぐっすり眠れますよww
壁|ω・`)ノシ
壁|彡 サッ
789 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/27(日) 01:38:02 ID:Sde/Z7pp
ハヤテのごとく! 築地俊彦
もしもあなたがなんでもいい、ガガガ文庫を一冊持っているのなら、
その中に挟まっている新刊案内を見ていただけるだろうか。
あなたが買ったものが私と同じガガガ文庫であれば、
ハヤテのごとく! の紹介文にはこうあるはずだ。
ラブコメマイスター築地俊彦
そう、彼の御方はマイスターなのである。
マイスターであるがゆえにその作風は非常に安定している。
ハヤテのごとく! を読んでいるはずなのに、まぶらほを読んでいる気がする。
ハヤテのごとく! を読んでいるはずなのに、ぼりふぉにか青を読んでいる気がする。
そう、思うはずだ。そして、それは正しい。
あなたの脳内で名前といくつかの単語を入れ替えるだけで、
あなたはハヤテのごとく! を手にしながら、まぶらほやぼり(ryを読むことができるのである。
それこそが、マイスターの技なのだ。
たとえノベライズだろうとマイスター築地は一切手を抜かない。
ひたすら、己の持つ唯一にして絶対の技を放ち続ける。
原作者にしてイラスト担当の畑健二郎が今週のサンデーにネタとして使ったのは、
推測するに、あまりに深い衝撃を受けたためだろう。
決してマイスターの技に不安と後悔に似た何かを感じたのではないはずだ。
あなたは税込600円を支払うだけで、畑健二郎の美麗なイラストと、
マイスターの技を目にすることができるのである。
読み終えたとき、もしもあなたが私と同じ境地に立ったならば。
あなたはマイスターの技を見終えたとき、満足の吐息を吐くだろう。
そして、翌日に一冊の本を持って中古本屋に向かうに違いないのだ。
790 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/27(日) 01:43:05 ID:Sde/Z7pp
初めて書いたんですが、なかなかうまくいかないですね。
出直してきます…|ω・`)
いや乙乙。
ハぶらほ
ハぶらフォニカ
まぶらほのごとく!
パッとしない名前が多い中
中村先生が主力みたいに扱われているガガガって素敵すぎる
ていうか
・新人
・新人
・エロゲライター
・エロゲライター
・エロゲライター
・築地
・中村
初っ端ラインナップがこれは異常
おっと、忘れちゃいけない深見を忘れてたぜ
スレタイ確認しろ
>777といいお前といいいちいちうっせえなあ。引っ込め自治厨
>>798 まず隗より始めよ。
君が誉めちぎるんだ。
樹海人魚の褒めちぎりがどうにも意味不明だwwwww
どれだけの人間が爆死したのだろうw
朝起きて、自分の書き込んだ文章を読み返してみる。
ゴメンナサイ、書いた自分も意味不明です∧||∧
>>800 「>777といいお前といいいちいちうっせえなあ。引っ込め自治厨」 著者
>>798 この一文は単純に読めば褒めちぎりスレの意義を失いつつあるスレを
憂慮する文士777の発言を自己中心的な理由で否定する厨行為にしか見えない。
しかし、そうであろうか?
「引っ込め自治厨」に注目してもらいたい。
これは厨の領域に達した自治行為を批判するものである
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
_, ,_
〃〃(`Д´ ∩ < もっとボクちゃんの好きなようにさせてくれなきゃヤダヤダヤダ
⊂ (
ヽ∩ つ ジタバタ
そう、自分の好きなようにさせろと言う自治厨である自身を否定しているのだ!!
こう考えれば頭の悪さ丸出しで常識を疑うような799の厨発言にも納得がいくと言うものである。
自身が道化になる事を覚悟した上での勇気を示した799。
この機会に皆もまた褒めちぎりスレとしての本来の在り方を思い出してほしい
猫とかドクロちゃんですとかで、築地のパロ能力の低さ、というか
根本的な書き物能力の低さは露呈してるのによくノベライズなんて依頼するな。
>>805 いぬかみっ!のアニメの脚本も微妙だった。
ハヤテのノベライズがポリフォニ化しました
さあ、いよいよこれから中村先生の作品にチャレンジしたいと思う。
無謀にも根性で全作買ってきた。
どれから読んだ方がいいかな?
全 巻 同 時 進 行
樹海→黒白→アリフレロ→、
ロクメンダイス、
生き残ることが出来たら、その先の道が開ける。
812 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/28(月) 00:32:54 ID:uSofZ12b
いろいろレビュー見てきたが、やっぱロクメンダイスから入った方が苦しまずに死ねそうだ。
全巻読んだら褒めちぎってくれ
黒白とかロクメンダイスとか本屋じゃもはや売ってるの見ないわ。
ネット通販は使いたくないし。
オタ系本屋や新宿池袋のジュンク堂とか行けば売ってるかな。
815 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/28(月) 23:52:09 ID:ui8EeloH
>>814 今日新宿のジュンク堂逝ってきたが、両方売ってなかったよ。
紀伊国屋にもなかった。
ちなみに黒白は高田馬場で買えた。
なんか雑談ばっかだな、このスレ
最近褒めちぎりをめっきり見ないな
地雷回避にみんな走ってしまったのだろうか
このスレの基本は「君は生き残ることが出来るか」だからな。
褒めちぎりを見ないということは職人が地雷をうまく処理できずに散っていったということかも知れん。
アリフレロショック以来地雷からガン逃げしてるぜ
アリフレロ以来地雷が見当たらなくて
戦場に長くいると感覚が麻痺してくるからな
中村地雷の威力が高すぎるからなあ…
他の地雷が爆竹に見える
地雷は読んでるが、褒めちぎる道が見つからない。
年のせいか、地雷ではしゃげなくなった。
九郎を読んでから自分がどうやって褒めちぎっていたのか分からなくなった。
短所を挙げながら偽装して褒めちぎっていたのか、
唯一と言っても良い長所探し出して褒めちぎっていたのか、
感性の赴くままに地雷の衝撃で褒めちぎっていたのか。
ショック療法を試してみようと考えているが何か良い本ないか?
というか樹海人魚面白かったから褒めちぎれない
>>825 バイトとか月花あたりの欠点のわかりやすいものを攻めてみればいいんじゃないか
ありがとう、みんな。
実は九郎の新作を読めば何か回復するんじゃないか
と思って樹海人魚に期待していたんだが……。
マージナルも一緒にアマゾンで注文している、期待しておこう。
バイトと月花は本棚の奥に眠ってたはず、
ドラゴンクライシス……完全にスルーしていたが、本屋で探してみるかな。
生きてたら、また会おう
樹海人魚はごく普通の佳作だから
ショック療法にもリハビリにもならないと思われます
>>828 マージナルはなあ……
痛いのに変に小器用で笑えない。
・精魂
・攻撃天使
・レギオス
の3点セットで
「樹海人魚」で最も素晴らしいのは本文ではなくあとがき。
>825
アリフレロを写経しようぜ!
原子核崩壊が起きないだけマシじゃないか
樹海人魚 中村九郎 ガガガ文庫(小学館)
新創刊ガガガ文庫の第一回配本。本作はその使命として、叢書のテーマ「男性的青春」を徹底的なまでに取り扱った好編である。作題からして「樹海」と「人魚」。この相反する陸と海とを対とした題はテーマを象徴している。
主人公森実ミツオの暮らす世界は人類と不死の生物とが戦いを「繰り返す」。その中で彼は軍隊に属する大人の立場、学校に通う子供の立場、その2つが対を成し求める居場所と与えられる居場所とを揺れ動き続ける。
やがて戦争の現実が与える当然の結果として、親しい人との絶対的な別れが現れる。不死をテーマとして取り扱っていながら「死」による離別が主人公に成長を強要する。ここにもまた、相反する要素が展開される。
そして、読者はいつとも知れず主人公と同様に不死が織り成す迷宮、死のにおいが強い日常に気づく。それはすでに作者の術中である。生き残るためには僕たちもミツオに負けない速度で成長しなければならないのだ。
本作中では「人魚」は不死の名称であり、魅力的な女性たちの名称でもある。絶対零度の幼馴染、風切る足取りのお姉さん的存在、そして、不器用な女の子。彼女たちの活躍を体験できることは、戦いの中にあっても楽しさを感じさせる。ここにも相反する要素が繰り返されている
断片的な情報で展開していく物語は、神の視点に慣れきってしまった読者だと戸惑ってしまうだろうが、やがてそれらが解きほぐされていく展開の心地よさを得るために必要だったと最後に理解できる。
本書はこの理解こそが成長の証であること、成長、少年時代の先であると証明している。
ライトノベルやゲーム、現代娯楽に飽和してしまった人たちに新時代を提案する、第一回配本にふさわしい作品である。
>>839 実に玄人好みの褒めだ。
褒めそのものが九郎的だとも言える。
なるほど。
相反する要素、繰り返し、成長、新時代・・・
そして単行本だと?!
なんで今年になって中村先生
急にたくさん本出すん?
あぁ……なんだこれ……
最近地雷原の弾幕が薄いと思ったら……
こっそりこんなことやってたのかよ。
九郎先生働き過ぎだろ……
いくら溜めの時間が長かったからって
今度も摂政の少年がどこぞの娘とボーイミーツガールして世界の裏に潜む闇の集団と戦う話なんだな?
期待してるぜ九郎、樹海人魚は内容のわりに話が短くて物足りなかったんだ。
ハヤテのごとく! 築地俊彦 ガガガ文庫
この作品は畑健二郎氏の描く美麗な挿絵、ラブコメマイスター築地俊彦氏による完璧なラブコメディ作品である。
まず本作品を手に取った読者の大半が目を奪われるのが表紙の三千院ナギであろう。
ニーソ、ミニスカの絶対領域。普段は見られない眼鏡をかけたナギに心を奪われること請け合い。
断腸の思いで表紙をめくって欲しい。本作品のクライマックスがそこにある。そう、最初からクライマックスなのだ。
妖しく、美しい、その人物のイラストは私の心を打ち抜いていた。道ならぬ恋をしてしまいそうだ。
小一時間、巻頭イラストを眺めて満足したらピンナップを広げてもらいたい。
三千院ナギの蠱惑的な魅力、凛々しい桂ヒナギクが拝める。必見のイラストだ。動画研究部の少女たちもかわいらしい。
P23、P31、P67は絶対領域に思い入れのある私への畑氏からの小粋なプレゼントであると確信する。
さらにP101をぜひとも皆様も見ていただきたい。新たなる道が啓けるのは間違いない。
個人的にはP173の貴嶋サキのイラストに深い感銘を受けたことを記しておく。
この作品は万人にお勧めできるものであると私は断言する。
ただの萌エ作品である、と忌避感をもたずに多くの人に読んでいただきたい名著である。
うん、期待通りの名著だと確信出来た
明日買ってくる
>>841 スレチガイですけど。
文庫であることがラノベの矜持じゃないのかなぁ。こういう色気は死亡フラグのような希ガス。
新書版は前々からあるし
電撃がハードカバーで図書館シリーズ当てたからなぁ
>>849 新書というとジグザグノベルスを思い出して(ry
前例はある。佐藤大輔の凶鳥は、最初は富士見の単行本だったよ一応。
創元ミステリフロンティアを文庫にしてそっち系の挿絵つけたら最早ラノベ
>850
あのレーベルは、褒めちぎるのにも困る作品が多かった……。
>>846 ハヤテのイラスト集が出てたのか
これは買いだな
> ラブコメマイスター築地俊彦氏
なぜか以降まったく触れていないな・・・
築地俊彦氏は、ハヤテ原作者が考えてなかった新しい可能性を切り開いた御仁なんです!
実際、この作品がフィードバックされ、史実(原作)であった話になってしまっているんです!
つまり、原作者も認めたこの話を知らないのはハヤテファンでは無いと言う事なのです!!
ガガガの新刊の中では、どこも多めに仕入れたので売り切れている事はほぼ無いでしょう。
貴方もハヤテファンだと自負するなら買わなければならない作品なのです。
新書版はダメってことになると
・銀英伝
・皇国の守護者
・ヤングガンカルナバル
もダメってことになるから
ハヤテ厨で買ってきて冒頭で無理ですごめんなさい状態だったけど突貫してくる
>>858 文庫版はもっとヒットシリーズが多いじゃないですか。
おっさんも読める内容とはいえデル戦なんかもろラノベだよなぁ。
>>841 歯磨きしながらそれ開いたら壮大に歯磨き粉吹いた。どうしてくれる。
ガガガの学園カゲキ読了
これは絶対褒めちぎられているだろうと思ってきてみたが
話題にすらのぼっていなかったか。
とりあえずこの読後感をどうにかするためにちょっと書いてみるわ
wktk
正直いろいろとやりすぎた気がする……
というか、こんな時間まで何をやっているのだろうorz
まあ、それだけ情熱を注げるような作品ということで。
あと、初めての褒めちぎりなので
無駄に長いくせに読みにくいですがご容赦を。
866 :
1/5:2007/06/04(月) 02:50:11 ID:fbZUWd1k
学園カゲキ! ガガガ文庫 著:山川進 画:よし☆ヲ
学園生活――それは誰しもが経験しながら、真の理想に辿り着くことは困難な概念。
だからこそ人はそれを望み、憧れ、様々な形で表現されあくなき探究が続けられている。
そして、この小説にも現実にあるものとは少し違う形の学園が記されており、そこには様々なドラマが存在していた。
放送芸術特区歌劇市――その中心となるのは次代のスターを生み出す歌劇学園であり、
此処こそが本作品の表題であり舞台でもある。
この学園では次代のスターを育成するため、生徒を主役にした、彼等に相応しいドラマ、
パンを咥えながら走る少女との遭遇から始まる学園コメディ。
ラブレターによる同級生への告白を主題にした連続ドラマ。
インターハイを目指して頑張る陸上少女のスポ根もの。
そんな等身大に近いドラマがこの学園では撮影され続けている。
867 :
2/5:2007/06/04(月) 02:52:17 ID:fbZUWd1k
これだけならば現実にある部活やサークルでも可能であり若干珍しい程度だが、
この学園を際立たせている最たる特徴は
それら全てのドラマと彼等の学園生活がTVで放映されているという点である。
この話を聞いて、他人の学園生活を覗くなんてプライバシーが、
と言いたくなるかもしれないが、誤解しないで欲しい。
あくまでもTV放送するものなので、あんなシーンやこんな発言が出てきたとしてもカットされるし、
出演する学生達には放映に対する報酬がきちんと支払われている。
むしろ、フィールドを学園内の一部に固定することでスターとしての自分をイメージづけるという行為も可能だし、
学園内で上手く目立てば人気が跳ね上がりドラマへの出演も増える、という寸法である。
つまり、あくまでも学園生活の観察は役者としての生徒を品定めする場であり、
チャンネルの主役はあくまでもドラマの方である。そのため、
「個人としてのプライバシーは存在するし護られている」と言えるだろう。
そして、何よりも重要なのは、彼等がそれを知っており、納得した上で入学しているということだ。
そう、ルールを定め互いがそれに対し同意すれば、それはビジネスとして成立するのである。
だからこそ歌劇学園はこの得意な制度を保持し法律を遵守しつつも今日まで発展してこれたのであり、
これからも前途有望な若者が自らの意志で入学するのである。
868 :
3/5:2007/06/04(月) 02:54:58 ID:fbZUWd1k
だが、ちょっと待って欲しい。
学園に通う全ての人間がスターへの野望に満ち溢れているのか? 答えは否である。
学園のあらゆる少年少女達が明日のスターを夢見て日々生活している中、
主人公である会澤拓海は目立とうという野心もなく、入学してからは学校の慣習に困惑の連続だった。
なにしろ、入学した理由は「なんとなく」であり、彼が住んでいる叔母の家にはTVが無いという環境。
ぶっちゃけ役者志望としてそれはどうなんだ――そう言いたくなるような主人公だが、
役者としてまったくの能なしというわけでもなかったのである。
主人公の才能の片鱗が現れるそのシーンについては、本文で確認して欲しい。
決して、なんか書いていたらそのシーンの主人公が羨ましくて
腹が立ってついうっかり消してしまったとか、そんなことはないのであしからず。
869 :
4/5:2007/06/04(月) 02:56:48 ID:fbZUWd1k
そして、時間が経つにつれ学園に不慣れだった拓海も環境に馴染んでいき、
ドラマの舞台裏にいる、役者としてではなく同じ学生としての彼等と親しくなる。
クールな外見と熱い友情とほとばしるエロスを併せ持つ奥の深いな親友。(メガネ)
ついつい口げんかをしてしまう喧しくも仲の良い元気な女友達。(ヒロイン?)
監督としての威厳と行動力を備えつつも教育者としての情熱が溢れる担任(女教師)
親友をライバル視する童顔と多彩な弁が特徴的なクラスメイト(ショタ)
そして、学園のアイドルとも言えるお嬢様でありながら演技派で(中略)可愛らしい先輩。(ヒロイン)
そんな彼等と共に生活する中で、やがて主人公は一人の少女に恋をする。
演技が当たり前に存在する学園生活の中で、少年に宿った恋心はまさしく本物であり、
だからこそ少年は自身の感情に戸惑いつつもその想いを信じて行動を起こすのである。
そう、脚本など無くとも既に彼の生き様はまさに青春物語として完成されていたのだった。
そして、紆余曲折の末に訪れる大団円での読後感を全て書き記すことなど不可能だと言える。
正直なところ、読了時にこの感情を抱かない人もかなりいるかと思う。
だが、それでも私は是非この本を最後まで読み切り、適うならば私と共にこの気分を味わって欲しい。
そして、この少年の物語を更に読みたいと願う人間が自分だけではないことを切に願う。
870 :
5/5:2007/06/04(月) 02:59:15 ID:fbZUWd1k
ただ、若干の難点を挙げるならば、
なぜ、どうして主人公と結ばれたのが彼女だったのか。
(あそこは先輩ルートに行くのが正しい選択だろ)
黙っていれば美人で黒髪な人はあの程度の登場でどうして人物紹介に載れたのか。
(つうか、もっと先輩を絡めてください。)
あの巨乳ロリは親友と消えて何をしていたのか。
(常識的に考えて、あそこは先輩の水着姿だろ。)
担任に挿絵が偏りすぎではないのか。
(先輩をもっとプリーズ、プリーズ、プリーズ。)
と、何故この作品が大賞になれなかったという理由も明確なので、
作者にはこれらを改善した上で次作も頑張ってもらいたい。
そう、最後に敢えて言及するならば、
先輩こそがヒロインであるべきだ、と。
ワラタw
お前さんが脇役の先輩とやらに惚れたんだなw
ここまでのそうかつ:ガガガはいちめんぢらい
ガガガ始まったな
ガガガ文庫の「ガガガ」は地雷が次々と誘爆する音だったんだよ!
むしろ地雷を射出する音じゃね?
>>866がすごい面白そう
買ってくる
「ガガガ文庫は、小学館が製造した貴重な地雷工房であり、
失われた理性(編集者の)によって通常の三倍で地雷を射出(刊行)する」
やがて、踏む人も踏ませたい人も居なくなった世界で、とまることの無い地雷工房が稼動し続ける……
>>866 これは素晴らしい
久々にわくわくしてきた、買ってこよう
>>866 気合いが入った褒めちぎりだな
1/5〜2/5はあたかも小説の本文そのものを読んでいる気分になった
>>866-870 乙。僕も読んだよ! あほかwwwwwwww なんかもう、僕も褒めちぎりたいんですが、このリビドーをぶつけてもよかですかwwwww
なあ。
最近、富士ミスやSDの地雷が減っていたと思わんか?
ガガガが編集を引き抜いていたと言われても納得してしまいそうだ
そりゃ
富士ミスから中村九郎先生を引き抜いたり
SD文庫から中村九郎先生を引き抜いたりしてたら
富士ミスやSDの地雷の地雷が減っても仕方ないさ
SDでストーンヒートクレイジー書いてた人もガガガで出すみたいだしなぁ。
>>881 You、やっちまいな!
>>883 富士見からはキシャーといい肉体派探偵といい
引抜き勢はどこもかしこも地雷だらけじゃないか。
というか富士ミスは出版数自体が減ってるしなあ。
少数精鋭で地雷ゼロか、100パー地雷でも狙ってるんだろうか。
地雷ゼロキャンペーンソングでも作ればいいんじゃないか
白人萠乃と世界の危機 著:七月隆文 画:しろ
世界は、醜いもので溢れている――
この物語には、悪の組織が存在している。
世界には醜いものが溢れている。美しくないそんなものは見るのも汚らわしい、
ならばモザイクで隠してしまおう――そんな悪の組織だ。
悪の組織があれば、正義の味方もいる。
その作戦を阻止し、モザイクで隠された世界を元に戻そうとする正義の味方だ。
美少女達で構成された戦士達、その名をAX(ファイブである。決してブイなどと読んではいけない)。
上記の説明だけ見ればおわかりだろう。
この物語は、作者の世界観を表現している。
世界を醜いと思う心と、そうではないと現実を受け入れようとする心をだ。
著者、七月隆文は過酷な作家人生を送ってきた。
「Astral」で読者からはそれなりに評価されていたが、しかし結果には繋がらず、打ち切りの憂き目にあった人物だ。
続いて違う出版社から出された「フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に」では、
ドラゴンマガジンでも特集が組まれ、「1」とナンバリングされていたにも関わらず、またも打ち切りとされた。
そんな過去の悲しみを洗い流そうと、気分一新、姓名判断にも縋り筆名を変えての再出発で、
編集者が首を傾げるのも押し切って(後書き参照)書かれた作品だ。
当時の心理が出て当然と言えよう。
なれば、著者の結論とはどうか。それは物語の終わりとも符合する。
主人公の白人萠乃は、自分の現在の有り様を嫌い正義の味方であることを拒むが、
最後には仲間の危機に際し、自ら悪の組織と戦おうとするのだ。
これは、辛い現実とも戦い続けてやるという、著者の決意表明に他ならない。
どれだけ辛くても、現実を覆い隠してしまいたくても、ぼくはこの世界で生きていく――その覚悟だ。
はっちゃけすぎてしまった地の文と、改名して以後いくつもの本を出版したことを見れば、
その覚悟がどれほどのものかわかるはずだ。
物語の最後に萠乃が再び現実から目をそらしたくなる場面を描き、
予想される未来には未だ辛いことがあるはずだと暗示しているが、
きっともう七月は、現実を恐れることはないのだろう。
白人萠乃と世界の危機。
それは、作家業の厳しさに作家としてのアイデンティティの危機に晒された著者の、
どれだけ己の心を汚してもこの世界にしがみつこうという、失意と再生のドキュメンタリーである。
著者は以後の作者を知らないが、きっと戦い続けているのだろう……
>>889 今の彼は新天地こと集英社SDで戦い続けているぞ!
さあ、君もラブゆうを買って、再びこの褒めちぎりの場へと舞い戻ってくるがいい!
俺は読んだことないからそもそも地雷かどうかも分からんけどな!
ラブゆうは普通にライトノベルとして読めるっぽいけどな。
ちなみに白人は俺はつまらないと思わん!
2巻のアレな人たちのアレっぷりは、
なんというかブラックなコーヒーをじっくり味わう大人の味わいだ。
892 :
イラストに騙された名無しさん:2007/06/06(水) 13:26:54 ID:6tF2OuiF
astral 今田隆文
白人1巻とメイドインヘブンは別物だろ
894 :
イラストに騙された名無しさん:2007/06/06(水) 13:54:13 ID:gcxosjgy
レス代わりに褒めやろうと思ったら、間違って書き込んでしまった。
astral 今田隆文
主人公は交通事故で突然霊が見えるようになった高校生である。
霊能力者モノといえば、現世に未練を残して成仏できない霊たちの
思いをかなえ、あの世に送り出してやるのが定番のストーリー。
この作品もしっかりとその定番を踏まえている。連作短編という形式をとって、
毎回、悩める霊が登場しては、主人公の努力により成仏へ向かう、
心をゆさぶる感動ストーリーが繰り広げられる。
だが・・
才気あふれる今田隆文、ギャルゲーノベライズの達人は伊達じゃない。
出てくる霊は全て女性。
丹念な萌え描写。
主人公に恋する妹も登場
これで面白くならないわけがない。
astralはコアな人気を獲得し、ドラマCDも発売された。
だが、3巻は一向に発売されない。
なぜか?
これは不人気で打ち切りになったためではなく、作者の趣味を反映した、
理想的なパッケージングであると見るべきだろう。
astral全2巻とドラマCD・・
その実態は、全ての霊を攻略して完結した、仮想のギャルゲーノベライズ。
前編と後編+ファンディスクなのである。
895 :
イラストに騙された名無しさん:2007/06/07(木) 00:49:07 ID:ZWtEHL0d
樹海人魚(ガガガ文庫) 作:中村九郎/絵:羽戸らみ
海原が雄大なように、この作品はものすごい・・・
人の心に訴える、詩的な感覚と評される文章をもって、論理という名のコンパスを狂わせ
魚のように読者に樹海をさまようかのような感覚を覚えさせる手腕が素晴らしい
流れ星のように2chで大人気のfate(エロゲ)もこの方向のメイ作であるが
石ころのごとき小物と樹海人魚とは比べ物になりません
はなばなしく”超絶詩的伝奇バトル&ラブ”と言われるだけの作品です
中核を成す詩的伝奇の部分はここらで置いておいて、バトル&ラブの部分につきましては
村を舞台にバービーと霙という二人の女の子が主人公を巡ってラノベ的展開?
大丈夫です、勿論他にも主人公の周囲には何人か女の子の影がちらつきます、ラノベですから。
先ずお色気要員と致しましては
生ビールの似合いそうないい年したオッサンの肥後(イラスト無し)に色々仕込まれている
作品中恐らく一番の不幸少女ラビットしかいないだろう・・・常識的に考えて。
品薄になる前にゲットする事をマジオススメ!!?!!!!
今この精神状態で九郎本読んだら、俺もうラノベ読めなくなる。
アリフレロに比べて樹海人魚の褒めちぎりが少ないような気がするが、
それはやっぱり樹海が期待はずれだったってことなんかな?
少なくとも俺はそうだった。あまつさえ、買って良かったとまで感じてしまった。
買い出しで一緒に買ってきた七月の本を、
推敲すべきだったと後悔してしまうような文で褒めることしかできなかった。
なに樹海人魚が期待外れ?
>>897 それはアリフレロを先に読んだからだよ
逆に考えるんだ
「アリフレロで脳が変質して九郎先生作品のローディング用に最適化されたんだ」と考えるんだ
>>878 俺はアリフレロから中村ワールドに入って樹海人魚やら白黒やら買った口だが
正直中村九朗という作家を知れて良かったと思ってる。
地雷やら何やら言われているが、アリフレロのクオリティは
今まで俺が読み捨ててきたどんなラノベよりも上だと言い張る自信がある。
作家の手から離れた作品は、受け手に評価される事により独立するが
往々にして作家の影を拭えずにいるのが現状であると言わざるを得ない。
アリフレロは「中村九朗」というバッドイメージさえなければ良作と言っていいだろう。
また、アリフレロに欠点があるとすれば「中村九朗」という著者のみであることを明言しておく。
しまった!
安価を間違えてしまった……何というグズな俺。
本当の安価は
>>898だというのに。
>>899 「言い切る自信」じゃなく
「言い張る自信」なのが素敵だ。
これは新たな褒めちぎりパターンか
中村九郎
まず、中村九郎氏について振り返ってみたい。
『黒白キューピッド』、『ロクメンダイス、』でその鬼才っぷりを余すところ無く発揮し、極一部の読書家のハートを鷲掴み。
その後、『アリフレロ キス・神話・Good by』にて、その才能の進化を我々に見せ付けてくれた。
「作家の進化とは何か?」、中村氏はその答えを十全に示してきた。
さらに新作『樹海人魚』。当然、我々の期待は最高潮である。
そしてこの作品を書き上げることにより、中村氏は更なる進化を遂げることとなった。
読みやすい文章、手堅いストーリー、魅力的な設定。
今まで、奇妙なアンバランスさを売りにしていた作家の作品とは思えぬ完成度。
過不足の無い人物配置。登場人物たちの謎と能力。主人公とヒロインの恋愛模様。
この三者のバランスは絶妙で物語に深みのある味わいを与えている。
これらは新作を待ちわびたファンの想像を斜め上に超えるもので、新境地を切り開いたといっても過言ではない。
今回見事に話をまとめきった事は、今後の中村氏の執筆活動に多大な好影響をもたらすことになるだろう。
現在、新興レーベルやマイナーレーベルに引っ張りだこの中村氏。今作でその地位を確固たる物としたに違いない。
ついに普通の小説を作り上げるという偉業を達成した中村氏。次は是非その才能を最大限爆発させた作品を書き上げて欲しい。
>904
やべーワラタwww
いやでも褒めちぎりっぷりに負けてアリフレロをうっかり買ってしまい
何やらいそいそと樹海も買った挙げ句に他の本まで欲しくなっ…てこれなんて九郎中毒?
どうもガガガの編集とかにこの中毒患者がいるような気がしてならない。
>>898 たぶんマジにそう
>>904 無闇に切なくなった俺をどうしてくれるwww
ふと思ったけど、
・ある程度腕が上がったから自分の修正すべき点がわかるようになった
・ガガガの編集の手腕が凄い
のどっちだろうな
古本屋で既刊四冊の所在は確認してたが、九郎先生のために新刊で買わねばと思い、ロクメンダイス以外は揃えた。
ロクメンダイスはしょうがないのでブックオフで買った。
つーか、樹海人魚がもうブックオフで手に入るってどういうことだよw
九郎先生は万人向けではないからな。
ついうっかり買ってしまって脱落した人がいてもおかしくはない。
>>907 んなもん、アリフレロのあとがきを読めば答えは分かりきってるだろ?
本来、封印されるはずだったアリフレロ(中村氏談)を発刊させたSD編集部だぜ?
ガガガは普通の話書かせたかったんだな。
だからあんまり面白くない作品に仕上がってる。
一番アリフレロが読みづらいけど面白いのは、
やっぱ好き勝手に書いたからじゃないの?
おまえら…… 相当ヤラレテルぞwwwww
褒めちぎり置いといても樹海よりアリフレロの方が面白かったな
樹海は小ぢんまりとしてて、苦労先生の一番大きな魅力であるはっちゃけっぷりが物足りなかった
編集が小さく纏めちゃったんじゃないかと思うんだけど
樹海は1冊で全部やりきらず
続編出せるような措置をしたんじゃないかな。
あかさらまに「まだ敵は五匹残っている」
とか言って終わったし。
>>914 アリフレロもまだ別のゲームが始まるところで終わったじゃない
つーかおまいら苦労スレ行かないか?w
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』
まず以下の箇条書きマジックをごらんいただきたい
ペンネームが特徴的だ
イラストレーターのペンネームが漢字1文字だ
カバーがリバーシブルだ
イラストが各章の前にしかない
殺人事件がある
ミステリ要素がある
ヒロインは平衡感覚を失っている
主人公は死にかけている
病院が出てくる
主人公はヒロインに対して引け目を感じている
主人公の一人称視点だ
登場人物は戯言ばかり言っている
というわけで『みーまー』は『戯言』のぱry
とはならないのが本作の素晴しいところである。
そもそもパクリなら最終選考には残らない。
主人公の置かれた状況は黒乙一的だし、各章の冒頭に意味ありげな文を持ってくるのは上遠野的である。
「それってタダのキメラ的作品じゃん」と思うかもしれない。
だかちょっと待ってほしい。
商業的に成功した「コードギアス」とて「種」「デスノート」「邪気目」「学園ラブコメ」のオンパレードではないか。
即ち『みーまー』とは商業的な成功をねらった純エンタメ・ライトノベル的作品だったのである。
素晴しい作品ではないか!
みーまーって、その呼び方が凄く好い。
凄く凄く凄く、好い。
手元にあるが、まだ読んでない。
みーまーは最初にカバーの裏から読み始めると
より深く本編を楽しめるよ。
みーまーは面白かったって話の方をよく聞くんだが。
人それぞれだからな
劣化西尾臭なら買わねばなるまい。
まぁタイトルからして西尾スメルがするわな
思えばホーンテッドも良い劣化だった。
ホーンテッドの場合はそのまま遥か彼方平坂次元にかき消えてしまうけどな
俺はみーまーは普通に面白かったなぁ。
ただ、面白かったのはあくまでも会話部分だけだったのかも…と思ってしまうくらい地の分のインパクトが薄かった。
一人称視点なせいもあるんだろうけどね。
読み手を選ぶわりに完成度は低くないと思った。
いつからこのスレは作品の品評会になったんだ。
中村教が台頭してからです。
いまさらながら、アリフレロのアマゾンレビューで吹いた。
まとめサイトの中の人ありがとう。そこのリンクからアリフレロを買ったよw
929 :
799:2007/06/14(木) 02:52:25 ID:NTNgZ/Lv
>803
亀だが。オレは偉そうに他人に指図するな、っつってるんだよ。それだけの話だ。それが厨発言か?
オレはお前みたいなボンクラと違って誰かに自分の理屈を押しつけたりはしねえ。他人を尊重してるさ。
脳内妄想で作ったルールを赤の他人にも強要する、本当どうしようもないブタ野郎を除いてはな。
ボクは正しいんだからお前らはボクの言うこと全部聞け、さもなきゃ怒るぞー、それはお前自身の本音だろ?
自己正当化のため他人を厨呼ばわり、仕返しするべく幼稚なAAまで使って
褒めちぎりだ。ご苦労さん。
お前は救いようのない糞バカだよ。自分がどんなに馬鹿かも気づいてないんだからな。
何なら試しに現実で同じように他人に口出ししてみたらどうだ? ぶん殴られるぞ。いや、そんな度胸ないから
惨めにもネットで憂さを晴らしてんのか?
まあ、、いっぺん鏡を見るんだな。顔も頭も悪い上に皆から嫌われてる、
ネットで他人に仕切ることしかできない社会不適合者が映ってるぜ。
つーか何が「スレを憂慮する文士」だ。恥ずかしくねえのか、このアホは
亀杉
931 :
799:2007/06/14(木) 02:57:05 ID:NTNgZ/Lv
……少し大人気なかったか? まあ、自治厨に限らず他人にあーだこーだ指図する
人間をブチ殺したいほどほど嫌いなヤツもいる、ということを気に留めておいてくれ。
ネットでも現実でも、礼儀は守ろうなー
刃のブーメランって帰って来ても掴めないよな
「亀だが。」 著
>>929 パッと見たところ只の煽りにしか見えないが、ひとまずは落ち着いて珈琲などを飲みつつ読んでみてはどうだろう。
怪しい改行、中卒ヤンキーかの如き口調、程度の低い嘲笑、どれをとっても只の品のない煽りか縦読みにしか見えないかも知れない。
しかし一度読んだだけではこの文章の真の価値は分からない。二度三度と読み返して欲しい。
そうすれば行間から著者の深い考えが染み出してくるのだ。
著者の考えを踏まえつつこの文章を読み返せば実にテクニカルな構成になっていることに気付く。
更に言えばレトリックも実に洗練されている。選び抜かれた語彙でこそ表現できる真理が現出したといっても過言ではないだろう。
下らないと見下す→読み返す→行間に潜む何某かの香りを感じる→読み返す→仕掛けに気付く→読み返す→計算し尽くされた作品であることに感動する
褒めちぎりスレにおけるre-readabilityを逆手に取り読み返す毎に七色の側面をみせるのである。
そして最後に気付くであろう。その読み返すという行為それ自体が作品の主題となっていることに。
ここにおいて著者の透徹たる思考は、読者-作品関係を超え読者-作品-読解というメタ次元を想定していたと言える。
これは著者-作品-読者-読解という一つの系を作品内にキュビスム展開しているのだ。
ピカソのゲルニカに比肩する程の文学性・思想性・革新性を兼ね備えた傑作なのである。
褒めちぎり者のあり方としては全てかみ砕いて懇切丁寧に褒めちぎるべきだとは思うが、一読者として作品の素晴らしさを損ねるようなマネは出来ない。
それはミステリを褒めちぎるためにトリックを解説してしまうような本末転倒なのであるから。
だがしかし素晴らしさのみを書き連ねても褒めちぎりとしては片手落ちとなってしまう為最低限のヒントだけ書き示しておこう。
注目すべきは最初の一文
「亀だが。」
「亀田が。」ではなく「亀だが。」なのである。
このセンテンスをとっかかりに思索を広げていけば実に衝撃的な体験を目の当たりにする事を約束し、褒めちぎりを終わらせて頂く。
これは若干マンネリ気味なこのスレに活気を取り戻すべく
人身御供となってネタを提供しようとする姿勢が垣間見える
きっとえむえむっ!を読んでテンションが上がったんだ
お
な
に
い
を発見した。が、力尽きた。
ID:NTNgZ/Lv
ID:X8ZSpV7G
二人して頭の悪い厨合戦乙。
見ていて痛いし気持ちが悪い、どちらも言葉遣いが餓鬼丸だし。
人に対する思いやりや知性の欠片もない、まるで猿が二匹喚いているような論議。
続きをしたいなら校舎裏でしなさい。
ネット弁慶同士の喧嘩ほど見苦しい物はないね。
>>934 なんか、朝日の社説を読んだみたいな気になった。
電波☆ゆんゆんっ
>>939-941 それらしいことを延々と書き散らしつつ意味のあることを何一つ言ってないってのを目指して初褒めちぎりなんだが難しいね
褒めちぎりスレであることすら覚えてない人が増えて実にナントモ
>>942 まあ果敢に褒めちぎったこと自体は個人的におk
スレ違いの褒めちぎりが延々と続く展開で無い限り
棘をちゃんと隠す努力をして褒めちぎればとりあえずこのスレ的にはOkって感じだなw
うむ。オブラートを金メッキしたような壮麗な包み込みっぷりである。
クマー……え、マジなのこれ?w
そういえば四コマ漫画のねこきっさの小説版があったな。
あれにもそそられるものがあったが……結局手を出さなかった。
雰囲気四コマ漫画をラノベ化とか
最近は埋まってない地雷が増えてきたな
既にひだまりスケッチの小説版が。
むき出しなのに大勢が踏んじゃうラフレシア型ぢらいですな。
まほろ新作キテター!これから突撃してくる。
板違いだがこのスレ的にYoshiってどうよ
中村九郎先生を軽く超えてないか?
処理人次第。
進みすぎた人と、全然届いてない人だからな
いや、Yoshiセンセーはすごい。
自分というものをまったく出さない、黒子としての書き手に徹している点は特に。
たとえばヤクザが銃を撃つシーンなんか、銃オタだったら名前とか口径とか、
読者層を考えればいちいち書く必要のないことまで説明しちゃうだろうし、
自意識の強い連中は緊迫感を出そうと執拗に凝った言い回しで描写したり
レトリックを駆使したりして個性を発揮しようとするんだろうけど、
センセーはごくシンプルに「ガーン」とか「バーン」とかで済ませて省みない。
弾を外したくせに「当たらなかったな……運がいい奴だ」と相手を誉めて
カッコつけるヤクザなんか普通の作家は恥ずかしくてとても書いてらんない。
でもセンセーは書ける。そこが強みなんだ。エロシーンだって恥ずかしげもなく綴れる。
無駄な描写はない、無駄な恥の意識もない。必要最小限で需要に応える職人。
「本そのものが無駄」なんていう屁理屈を除けば、センセーに無駄なんて一つもないよ。
「ガッシ!ドカッ!バキッ!」
のくだりには派手に吹いたw
俺は1流のエンターテイナーだと思ってます
田村正和がずいぶんと久々に映画主演をはたした
「ラストラブ」だっけ? あれも原作Yoshiセンセーなんだっけ。
スゲーな、色んな意味で。
とーせいタンが映画化したかと思ったじゃないですか
>>958 前作のドラマ化も驚いたけど映画化も驚いた。
けど、改めて読んでみるとケータイ小説って、
小説というよりシナリオっぽい感じもするから
実は実写化し易い媒体なのかもなー。
> 956
素晴らしき褒めちぎり乙
前作に続きやってみた。んー、難しい。
「天帝のつかわせる御矢」古野まほろ
――人は、慣れる。
そのハースト・キャッスルのごとく絢爛豪華な無秩序にも。
ウインチェスター・ハウスのごとく無作為の迷宮と化した独特の文体にも。
そして何より、この作品がミステリと呼ばれていることにも。
前作「天帝のはしたなき果実」は純真無垢なミステリファンに突きつけられた魔女の林檎であった。
出版後の毀誉褒貶の激しさこそが、それを何よりも物語っていよう。
しかし――人は慣れる。
前作を踏まえて出版された「天帝のつかわせる御矢」を読んでも、彼等が怒りの声を上げることはもはやあるまい。
この作品は「そういうもの」であり、あえて言えば「古野まほろ」というバベルの塔を造り上げつつある過程の石、そして塔の建設指揮者たるニムロド――「変化の衣を纏う者」なのである。
だからこそ筆者は思う。この作品はむしろラノベ板でこそ紹介され語られるべきであると。
前作は黄金と宝石によって飾られた衣の重みで、あらゆる者の眼を引き付けつつもどの方向にも踏み出すことが出来ず、ただその場に留まっていた。
しかし今や、別名を「神々の狩人」ともいうニムロドは迷いなく一つの方向に歩み出した。
依然として絢爛たる衣に装備されているのは、今やただの装飾品ではない。
それはラノベ読者をはじめとした、エンターテインメントの世界で戦うための兵器である。
あらゆる時代と世界から無分別に収集されたそれは、必ずや無力な生贄の羊と化した読者の心臓を貫くだろう。
それが果たしてどの刃か、あるいはどの矢なのかは全く予測不可能ではあるが。
その矢が新たに獲得するであろう読者にとって、あるいは前作を既に咀嚼し嚥下し反芻してしまった読者にとっては、ミステリとしての完成度だの微妙なトリックだの、あるいは意図的なミスリードが殆ど成功していないことなどはもはや問題にすらなるまい。
もういちど言おう。この作品は「古野まほろの物語」であって、それ以外の何者にもなりえないのだと。
とは言え、作者は一方でミステリファンへの配慮も忘れては居ない。
前作でも垣間見られたメタ的な視点に寄り添ってこの作品を眺めてみれば、作者がミステリと呼ばれるもののガジェットをこよなく愛していることが伝わってこよう。
それは視点を変えれば、作者自身が自らにノリ突っ込みをかましているようでもありとても微笑ましい。
最後に一つだけ補足しておこう。この作品にはまずもって背景世界への慣れが必要である。
故に、くれぐれも本作からではなく、前作「天帝のはしたなき果実」を読了してから挑むことをお奨めする。
前作を甘い果実として臓腑に収めえた読者たる貴方であれば、天帝の御矢が嗜好のどこかに必ず突き刺さることは保障しよう――ただし、後遺症については一切の保障は致しかねるが。
>>962-963
懐かしいな、褒めちぎりで思わず前作を買ってしまい
数ページで本が壁に激突したのを思い出した。
どれ、前作から再挑戦してみるか
あー、前作の褒めちぎりに見せかけていたって普通に宣伝してたアレか
あれは俺も見事に騙された。ってか儲乙
んー、信者のつもりはないんだけど…まあ偏愛はしてるかな。それも乙と言われるなら甘んじて受け入れよう^^;
本人じゃないかと思える褒めちぎりにワロタ。
九郎センセーも二作目以降は「作風」だったからなぁー。どうしようもなく人は慣れるんだな。
みーまー読んだ。
中々の腐敗臭、じゃなくて発酵臭。
編集者の先走りっぷりが見えるようで楽しい。
クインテット!(越後屋鉄舟)
世には、同居型ラブコメというジャンルが存在する。
有名なところではラブひな、とらいあんぐるハートあたりであろうか?
多数の同居人を並べて、ほとんどの場合そのすべてが主人公に惚れている、
というのがその基本的な図式であり、このクインテット!もその前例を踏襲している。
そのため、非常に安心して読める本である。
さて、小説においても、同居型ラブコメというのはいくつもある。
その中で、この本にもっとも近いものは何であろうか?
考えるに、それは「ルームメイト 井上涼子の場合(紺野たくみ/たくま朋正)」では
ないだろうか。
つまり、
ルームメイト 井上涼子の場合 → (たくま朋正) → 鉄コミュニケイション →
(秋山瑞人) → イリヤの空、UFOの夏 → (駒都えーじ) → まぶらほ →
(築地俊彦) → けんぷファー → (せんむ) → クインテット!
と、簡単に図示できるくらいである。
セガサターン初期において、メモリを飛ばすという井上涼子の伝統はたしかに
クインテット!まで息づいている。
なにしろ、読んだはずなのに途中の記憶を飛ばすというところまで再現しているのだから。
ところでガガガの第2陣はどうよ?
Re:ALIVE(1) が、なかなかの逸品なようですぜ。
ちょっと待て、Re:ALIVE(1)ってことは(2)以降もあるのか?w
なかったらある意味面白い
昔フィリシエラという小説があってな
975 :
イラストに騙された名無しさん:2007/06/24(日) 22:13:23 ID:Dl1DsVUX
その昔、電撃で無限のリヴァイアスのノベライズがあってだな……
昔、ファントム・ライダー(1)という小説があったんだがな。
(2)が出る前に店仕舞いになってしまうそうだ
その昔、トリガーマン!という小説があってだな。
2が出る前に出版社が無くなりやがるんだぜ。ちくしょうめ。
その昔、作者死亡で絶賛打ち切りになった封仙娘々という小説があってだな。
実は生きていて作品共々奇跡の復活を遂げて今に至っているんだよッ!
昔、パーンストーマー 大西洋の亡霊という小せt(Ry
昔、ミナミノミナミノという本があってな。
作者があとがきで早く続きを出すといいながらry
まあまあ、ローダンでも読んで落ち着けよ。
さてと、EGFでも買ってくるかな
で、次スレは?