>>931 菊地や獏さんはかなり平井和正の作風を真似れてたと思うが
最近だと豪屋なんかも
器用なタイプの作家は気に入った作家の文体を真似してコロコロと変えたりするしな
菊池と豪屋は、平井と全然違うんじゃね?
演劇的な装飾感情過多の文体ではないと思うぞ
プロットもなんだかんだ言ってちゃんと理性的にまとめてるし
獏は読まないので判らない
つーか単に伝奇系の作家挙げてないか?
八つ墓村/横溝正史
これは時代を先取りし過ぎた萌え小説。
横溝…恐ろしい子!
>>935 菊地や獏、竹島なんかは元々平井ファンで平井のエロバイオレンス伝奇のフォロワーとして
でてきた当時は平井の影響が濃かったからね
獏の魔獣狩りとか菊地のピエールなんて特に
ああ、そっちか。ねこひきのオルオラネかと思ったぜ。
940 :
イラストに騙された名無しさん:2008/06/24(火) 11:51:11 ID:zReRVqiT
古典として残るライトノベル
東海道中膝栗毛
源氏物語もラノベだよな?
イラストがついてないような小説をラノベと呼ぶわけにはいかんな
あとから追加されたじゃないか。隆能源氏とかそういうやつ。
膝栗毛はイラストがメインの、まさにラノベじゃなかったっけ?
新装版の人間失格はライトノベル
百鬼夜行図なんてまんまラノベだろ。洒落も効いてるし。
ほ。
結局、スレイヤーズなんかはどうなんじゃろ。
分水嶺的作品として残るんじゃない?
作品そのものの価値よりもヤングアダルト小説史的な価値で
宇宙皇子
星虫とタイムリープを推すかね
前者は登場人物が超人化するイメージが
>>951 エポックメイキングったって廃れるときはあっという間じゃないかな?
これまでご新規さん取り込んでたドラマガも廃刊カウントダウンスタートって感じだし
957 :
イラストに騙された名無しさん:2008/07/29(火) 19:54:33 ID:r9wTf2sg
>>1 時代の流れとともに消費され、時とともに忘れられてゆくのが大衆小説の宿命ですよ?
>>957 10年に1作くらいは古典として残るのです
江戸時代の黄表紙・読本で、今にあっても第一級の知名度を持つのは、八犬伝だな。
明治大正時代の作品では海底軍艦がちょっと知名度あるぐらいか?
これ以外にもむろん無数の作品があったわけだが、すべて歴史の陰に埋もれてしまっている。
それを考えると、一世紀ぐらい前になればもう数十年に1作ぐらいじゃないかな。
キャラとしての十勇士はともかく
立川文庫全滅だからな
今昔物語
白波五人男とかすでにマイナーだな
新ルパンで出た、といえばわかるかも?
でも現代になるほど映像が残るしなあ
もやしもんのアニメで、白波五人男のネタが分からないやつがけっこういたなあ。
こういう文化はちゃんと伝承しておけよ。パロディの元ネタとして便利なんだから。
山田風太郎の白波五人帖でしかしらん
今は「未来に残す」という価値観がはっきりしてるから
以前より小説は古典として残っていきやすいんじゃないかと思う。
挿絵はわからないけど。
夏のロケット はラではないか。
山風の忍法帖は残りそうだ
…山風はライトノベルなのか?大衆小説ではあるが…
大衆小説でも伝奇小説の類だからな。
司馬遼太郎の「果心居士」「飛び加藤」なんかも系譜としては
ライトノベルの祖にちがいないだろ。
現代文学の中で古典になりそうなのはなんだ?
確定でハルキ
フォロワーが多すぎるし外国での評価も高い
どうでもいいんだけどさ。
古典をを持ち出して○○はラノベってのは痛いな。
ラノベの定義は第一にラノベレーベルからでてること。第二に美少女と萌え絵の挿絵が必要されること。
こうだと思うのさ
美少女を書きたいから書く。じゃなくて、美少女を書かないといけないから書く。これがラノベ
なんつうかさ、文学のテーマってそんなにバリエーションはないと思うのさ。
結局紀元前からある貴種流離譚がラノベでもなんでも物語で一番人気のテーマだし。
神話。聖書。シェイクスピア。文学のテーマの99%はこの中にあると思う。
だから古典とラノベの根本が同じなのは当然。
結局ジャンルを分けるのはテーマをどう見せて、どう売るかだと思う。
あとスレのテーマで思ったわ。ラノベに近いものってロマンポルノじゃね?
ロマンポルノ=エロさえあればなんでもあり
ラノベ=萌え美少女の挿絵さえあればなんでもあり
今更ロマンポルノにエロを求める奴なんていないけど
単純に作品として評価されて、今でも映画館でやる作品もあるわけで。
そんな作品は40年くらいたった今でも新規に見る人間がいる。
先はわからんけど、40年弱はもってるし、もう40年もってもおかしくはない。
そんな感じでラノベも残るのかなと
まあラノベでそれがどれかはまだわからんけどね
>ラノベの定義は第一にラノベレーベルからでてること。
所謂ラノベレーベル以外から出ているライトノベルはいくらでもあるよ?
>第二に美少女と萌え絵の挿絵が必要されること。
挿絵すら無いライトノベルが存在しますが?
>萌え美少女の挿絵さえあればなんでもあり
つまりH2OやA/Bエクストリームはラノベではないということですね?
ライトノベル定義論争スレ落ちてたんだな
戦前あるいはそれよりずっと昔の作品をラノベと呼ぶのってかなり痛いと俺も思うよ。
定義は難しいよね、みんながあれもラノベ、これもラノベと言い出したあとで
決めようというんだからどうしても例外が出ちゃう。
きっと将来「昔はこういうのもラノベって呼ばれてたんですよー」なんて言われるんだろうな。
著作権が切れても商売できる超ロングセラーじゃないと後世に残れない
昔の作品をラノベと呼ぶというより
昔のライトノベルに当たる作品として「源氏物語」とかがあがってるだけ。
ととらえるべきだね。
黄表紙本だったり、空想科学小説だったり、ヤングアダルトだったりと
呼び方は変わってるが、
主に10代に代表される精神に近い人が好んで読む
非実用書、教養不要書ってのは
時代が変わってもいつの時代も存在してる。
私的には「源氏物語」って、ラノベつーより自家出版の回覧同人誌って感じなんだがなw
出来が良かったので後年まで残されたが、ひょっとしたら似たようなのは他にもあったかも?
「八犬伝」や「仮名手本忠臣蔵」当りは江戸時代のメディアミックスとは言えるかも?
歌舞伎や人形浄瑠璃にする為、書き下ろされた黄表紙本だしな。
ただ、これらは大衆向けであって、若年層向けではないんだよな…
考えると時代時代で若年の設定も違うからな。
江戸時代でも寛永の頃と元禄の頃とでは
文化の担い手の年齢全然違うだろ。
成年男子武士階級が正面きってうつつを抜かしのは
恥ずかしいものって感覚はあったんじゃね?
観劇だって女子供が行くものってのが「常識」としてありそうだよな。
田舎は田舎で、祭りの時ぐらいしか羽目外す暇がないだろうし。
981 :
イラストに騙された名無しさん:2008/09/23(火) 16:23:28 ID:bieaLFm6
紅楼夢
982 :
イラストに騙された名無しさん:2008/09/23(火) 16:36:57 ID:BGFamtOe
あくまで俺の感覚だけど、古典って売れてたりジャンル論に必須だったりする作品が定番だろうが、
◯売り上げ等はそれほどでもないのに、名前が残っていろんな人がちらほら挙げるもの
も、古典として受け継いでほしくもある。たとえば、やっぱりこのスレでも名前が挙がってる、
天夢航海、妖精作戦(漫画の例を挙げると、岩泉舞『七つの海』的なw)
3は意図的に集計するととたんに『めいめい好きな作品挙げるリスト』になりがちで難しいけど。
ちなみに3にしたいが同意が足りないだろう感じがする作品としては、スニーカーの『アクアリウムの夜』、『竜が飛ばない日曜日』。
ここ数年のラノベは変わらず面白いが、こうなりそうなのがないな。『イリヤの空、UFOの夏』くらいか。ただ妖精作戦と並べると、お前の趣味だロという話に。
個人的には電撃の『君のための物語』は期待だが、これも同意が足りないパターンになりそう。
よいものは長期シリーズ化して、良質な1冊モノ〜中編が少ないせいだろうか。
つか単に印象に残りやすい思春期テーマの佳作なのかもって気がして来た。
演義って、今の日本語に訳せばモロラノベじゃないの
要はそのテーマの小説の、草分けor時代的に完成度の最も高い物が残るって事ぢゃぁ?