2chライトノベル板大賞 2006下半期

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24大賞集計人 ◆EhNsesBBnU
今期はあまり読めなかったなあ……。
でも、だからこそ大賞が楽しみ。

○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
今回はこれ以外ありえない。
畳み掛けるような怒涛の展開、あまりにも青臭くて悲しい登場人物たち、最後に訪れるどんでん返し……。
巻を追うごとにキュートになる遠子先輩の魅力もさることながら、『武蔵野』をモチーフにした構成もいつもながら圧巻。
3巻にして物語も山場に差し掛かり、盛り上がりも最高潮。
『飢え乾く幽霊』の方も捨てがたかったけど、読んだばかりで印象が鮮烈なのでこっちに。
いや、本当に2巻とも素晴らしかったです。
前回この作品を教えてくれた大賞に、感謝の意もこめてのイチオシ。

<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
完結記念。
果たして無事にまとめられるのかハラハラしたけど、見事に期待に応えてくれた。
あまりに大団円的な例のアレは賛否両論だったけど、改めて読み直すとこれしかなかったと感じる。
そして何よりもパンプキン。カボチャ。南瓜。あの素敵なミドル、パン・プ・キン。
もう、最後の最後で何全てを持っていってんだよ、畜生w

<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
何でこの人は、巻を追うごとに物凄い勢いで上手くなっていくんだい?
今までは商人として戦ってきたロレンスが、初めて女のためにガチンコのバトルに挑む第3巻。
とはいってもやはりその手段は商売。
最後の、圧倒的な絶望から一転してのどんでん返しは、見事の一言でした。
そしてやはり、ホロ可愛いよホロ。