扉・・・扉か。出口、逃げ口、脱出口・・・俺はどの扉も選らばない。「俺は・・・俺だ」意思を持って祈りを持って俺はこの白い部屋…壊れかけの北里祐樹の精神に座り込んだ。
「偉そうにいってるけど単なる引きこもりよね」「そうですよね」杏里が呆れ顔でうなずく。
ここで唐突に踊りたくなったので、杏里を誘った。
「しゃるうぃだんす?」「同じ阿呆なら踊らないと損なんでしたっけ?」「その理屈だと、見ないで、踊らないのが一番賢いっていうことになるわね」
祐樹は踊った。一人で踊った。始めは誰も踊ってくれなかった。だがやがて一人の人物が一緒に踊りだした。元生徒会長である。二人で踊るオクラホマミキサーは永遠に続くかのようだった。
「祐樹よ、私は思ったのだ」「なんだよ」額に心地よい汗。「お前の心には愛がない」「はあ?」息の合ったターンが決まる。「だから奇怪な行動に走る。そしてより愛から遠ざかる」「どうでも良いけど、アンタ上手だな」間違いなく最上ペアだ。二人の踊りは周囲を魅了した。
946 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/17(土) 15:33:23 ID:Iss+BAf8
杏里「あ、白子ちゃん♪やっとたどりついたんだ☆みてみてー」白子「はぁはぁ、疲れたわー…ん?どうして二人とも踊ってるのかしら。…違う!」杏里「なにが違うの?」白子「二人は冥王に踊り殺されようとしてるのだわッ!」杏里「ああッ、なんてことなのッ!?」
「私と代わりなさい!ほら足運びはこう、もっと腰くっつけて、視線下げちゃダメ!」なぜか白子のダンスレッスンが始まった
踊りの輪は次第に広がっていき、いつしか世界中の人達がその輪に加わっていた。世界中の人達の意識が手を取り合うように繋がっていく。
ああ、僕はひとりじゃないんだ
でも、このフォークダンスで女側になったのは罰ゲームなのかな?まあ楽しいっちゃ楽しいけどね。踊ろ!踊ろ!輪になって踊ろ!
あ〜られ音頭でんちゃちゃっちゃ〜ぺんぎんむらに日がのぼりゃ〜ぶたさんまいくでコケコッコ〜♪
「せからしか!」 はしゃぎ過ぎて叱られてしまった。叱ったのは親父。頭にターバンを巻いた、こてこてのインド人だ。
「父さん、俺この人と結婚するよ」
「いや、私はちょっと」元会長は困惑している。「折角、世界を作り替えてまで手に入れた真奈が居るんだ。気持ちは嬉しいけど、な」「おい。ちょっとした間違いを真に受けるな。――なあ、白子…」銀色の虹彩が潤んでいる。「なによ。またふざけてるの?」怒っていたらしい。
「いや、冗談だよ」俺は、白子の怒りから逃げるようにして、次のパートナーの手をとる。その相手は
956 :
了解:2007/03/18(日) 10:19:45 ID:12Ezw1Jt
俺だった。「よう、久しぶりだな」冥王とも呼ばれた俺の舞はほれぼれするほど優雅だ。俺と俺が踏むステップは際限なく続き、いつしか世界は俺の幸福で満ちてゆく。――そして、気が付けば俺は寒空の元で一人至福のステップを踏んでいた。今日は2月14日だ。
「おい祐樹何ぼさっとしてんだ」「雅人か、いや何か長い長い夢を見てたような?」「はあ、それよりこれから酒盛りな彼女と過ごすとかぬかすなよ」俺は強制参加させられた。うーん記憶が曖昧だ
「あら遅かったじゃない」居酒屋ではもう宴が始まっていた。声をかけてきた白子の隣に座る。向かいの杏里が「どうしたんですか先輩、疲れた顔して」と聞いてきた。
959 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/18(日) 12:17:08 ID:JGhhs25m
「ここ(居酒屋)のつくねが肉棒型で、俺が白子によく『俺のつくねを食べなさい…』と言ってたのを思い出したよ」
この店で飲むなら土佐之鶴かな?寒いときはポン酒で鍋がいいよな、心まで温まる気がして。
呑んでいるうちに穏やかな気分になる。乱れていた心の中が穏やかにまとまり、ひとつになって行くような。『さようなら。そして、これからも宜しくな、俺』 暴れていた最後の心の欠片がそう言って静かに消えると、世界がほんの少しだけ優しくなったような気がしてきた。
と、ここでネタばらし。
実は俺が俺なのだがまあ、俺も納得した事だしどっちにしろ俺は俺なわけで…まあ、実は対した違いは無かったんだよな。
「どうしたの祐樹くん?」「し、白子さん」涙が自然に溢れてきた、まるで数百年に声を聞いたようだ「ちょっと本当に大丈夫」「何でもないよ白子さん」俺は今の平穏が奇跡だと思った
とてもきれいな銀色だ。
彼女の髪と瞳を見て、そう思う。
考えてみれば、この銀髪と銀眼、「ゲートを越える聖徴」が無ければ、
彼女が慣れない異世界で苦労することもなかったのだが、
それをおいても俺は、彼女にこの髪を、瞳を与えた偶然に感謝している。
この美しい奇跡に。
まてよ、本当に偶然か?
なにしろ別の可能性世界では、真奈を手に入れるためだけに世界を作り替えた
俺の叔父、元生徒会長の異次元同位体が居たのだ。
今のこれが、俺が覚えていない世界での俺が選んだ物でない保障は何処にもない。
俺、俺、そして俺。
俺の中のたくさんの可能性。
そいつらが俺にささやく。「今だ! 言うべき事をいってしまえ!」と。
だから俺は、ありったけの勇気を振り絞って、言葉を続けた。
「な、なあ白子、さ、ん。俺と……」
彼女は、笑って応えてくれた。
終わり
「終わりよ」彼女は、笑って応えてくれた。でも目は笑っていなかった
「今回の件私も悪かったけど8:2で祐樹くんが悪いからこれで終わりね」バコーン!俺は空を飛んだこの痛みも日常が戻ってきた証かな?
こんどこそ本当に完
つか
>>965はいくらなんでもルール違反すぎやしないか?
ラストはいつもやってるだろ。
ああでもしなきゃ、話が閉まらないよ。
取りあえず、最後まで終わって良かったよ。
出来れば、もうちょっと中盤のダレ方をどうにかしたかった。
下ネタはともかく、都合の悪いの全てスルーはどうかと…。まぁ、スルーしたくなるのも解るけどリレーだからなぁ。
しかしまあ今回は禁止事項オンパレードだったな変な粘着いたし
次どうするよ?
粘着が一人いるだけで、プロットが壊れるのがわかったから、手のこんだプロットは無理だ。
>>970 いや、いつもじゃないし。
それにいつもは一応本当に終わってから付け足す感じだったから無視できたが今回のはなあ。
一応あと数レスで終わりそうな流れだったのに無理矢理終わらされた感じがしてね。
いや、まあいいけどさ。
委員長「ここ埋めますね〜」
粘着出た時とか、粘着再来?な時とか、普通に次の展開話し合いたい時とか
たまに、このスレを語るスレ欲しくなったな。
あったら、速攻落ちるだろうから、実際にはいらないけど。
俺的には、繋げるつもりでさえ書けばそんなに酷くはならないと思うんだよね。
実際にはそうじゃないから困るわけで。
しかし、学園モノもいい加減飽きたなあ。
一番飽きたのは、主人公の人格がクズってパターンだけどね。
他人が読んでも楽しめる、そんなリレーラを一度は見てみたい。
誰かが悪乗りするだけでとたんに屑主人公になるからなあ。
対抗策としてダブル主人公とか?
学園ものは初期にキャラが知り合えるのと同じ団体に所属してるのが利点だろ
舞台設定で楽っちゃ楽何だよなあ
次はどんなのにする?
@学園
Aクラブ
Bスポーツ
C家族
D秘密結社
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F探偵
G政治
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K荒廃した未来
Lギャグ
M過去歴史
N悪党
Oメルヘン
乙です。
I am a cat.な出だしですね。
個人的にはお店ものなんてのもいいかなと思ってましたが
なんにせよ、「我輩」が一人称と言うのは癖のありそうな主人公になりそうで楽しみです。
我輩ではなくなってしまって残念。
序盤は話しが跳ぶんで、参加しづらい
さて、自演埋め
ラストはマイトガイン風になんのかな?
>>986 創造と破壊が三次元人か?
中ボスはドリルにやられるわけだ。
と、俺がイタクてヒドイ自演埋め
だが断る