>>50 ●パラムン
色恋は主人公の行動動機には少しなってるけど、
メインは世界観そしてそれに振り回される人たちの群像劇。
よく言われる言い方だと、「和製クトゥルフ」
問題の挿絵は3巻以降は「本文中には」出てこないw
チャプタータイトル部分には出る事があるけど、区切り部分なので許してやってくれ。
1(・2)巻挿絵はむしろ女キャラ「以外の部分」が非常にアレで、
はぎやまさかげ絵を嫌っていない俺みたいな人ですら
アレさは認めているくらいなので、素直になかったことにしようw
と、絵関係で脅し文が多くなったけど、
設定と構成力という渡瀬の長所が存分に出ているので、
まあ騙されたと思って読んどけ。読んでください。
「後になって理解している事が増えれば増えるほど面白くなるから」
1巻は中ほど位にならないと事態が動かないので、
そこまでちょっと退屈かも知れない。
それだけ踏まえておく事。
●空鐘
こちらは(女キャラの描き方がこれでいいなら)
絵の内容とのリンク的には全く問題なし。
若い娘からおっさんまできっちり描き分けが出来ているのは感心。
内容は、思い切り簡潔に言っちゃうと、
渡瀬流ヒロイックSFファンタジーRPGのシナリオと言った感じ。
キャラがとにかく多くて、そのため女キャラも結構多くなるけど、
それ以上にイカス男(漢)キャラが多い。
最後まで本筋部分の風呂敷は畳んであるし、世界の謎自体もよく編まれてると思う。
何より生き生きしたキャラ達が楽しいので、まあいっとけ。