――つまらない本なんて、この世にない
ドニー・ナカジマ(大英図書館職員)
我らは褒めちぎるものである。
楽しめぬ小説の在るは己が不明のゆえと知り、ひたすらに感性を錬磨するものである。
まだ踏み初めぬ地雷原に遊び、身を裂く鋼球の滋味を愛でるものである。
心を開け。 水となれ。 正負の別など忘れてしまえ。
あらゆる瑕疵の裏を読み、作者でさえも無自覚な深い含意を掘り当てよ。
ここは最果て、よかった探しコロシアム。
心ゆくまでさあ褒めちぎれ――!
まとめサイト
ttp://www.tumasyo.org/ スレのローカルルール・関連スレ等は
>>2-5あたりで
・ここはつまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドです。
・褒めちぎり対象は商業出版されたライトノベルのみ(ライトノベルの定義は板ルールに準拠)
・新刊の褒めちぎりは公式発売日の24時(翌日0時)解禁。フライングに注意!
・世間の評価が高い作品でも、あなたがつまらないと思えば紹介できますが、
多数のファンの反感を買うリスクをお忘れなく。
・逆に、あなたの好きな作品が紹介されていたとしても、あくまでその作品は褒められているのだとみなし、
紹介文に対しての抗議・非難などはご遠慮ください。
・地雷作品をお探しになられている方。 地雷作品の購入をしようかと逡巡なされている方。
当スレはあくまで“褒めちぎる”スレですので、以下のスレをご利用下さいますようお願い申し上げます。
・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
ネタの幅を狭める非難は控えましょう。
・地雷を踏んだら依頼するより自分で褒めちぎりましょう。
どうしても自分ではできないというときには、このスレではなく下記の雑談スレで依頼しましょう。
【雑談スレ】
ライトノベル=低俗小説?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1050258811/
乙。どんどん踏んで行こー。
前スレの990-991の元ネタ何?
「全く以って度し難い化け物だよ」とかの、改変されてなさそうなところでググれ。
このスレではそういった"目が利くか"が問われる。
とてもオモシロい紹介文の地雷。
回避してしまったお気に入りの一冊。
そういった本が、地獄(本棚)から掴みかかろうとしてきたとき、
その手を振り払えるか、それが重要なんだ。
地雷を踏み、地雷を探し、地雷と闘う者へこの警句を送る。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」
『善悪の彼岸』/フリードリヒ・ニーチェ
まてよ、いやまてよ。
避けてどうする。あからさまに地雷と分かる地面の出っ張りにイナズマキックをかまし、
出来上がった誉めちぎり文でどれだけの仲間をルパンダイブさせられるか、が
このスレッド住人の腕の見せ所だろう?
でぃ・えっち・えぃ ゆうきりん 電撃文庫
現在も続刊中の人気シリーズ第一弾。
ちょっと注意力が足りない主人公に好意を抱きやすい導入部。
悪魔たち(これもまた魅力的な女の子たちなのだが)から守るべき片思いの男の子はまるで天使のような性格でこの落差が面白い。
小宮氏の挿絵も期待を裏切らないちょっとえっちなラブkメディーの収穫。
地雷じゃないマイナー作品をほめちぎって誰かにルパンダイブさせるのは
やっぱりダメかな?
まかでみ 絵がかわいー!
いかにも擁護しつつ肯定してるってニュアンスが欲しいな。
>>14 いや、擁護しつつ肯定なんだからデレデレだろ。
16 :
1/3:2006/05/04(木) 03:24:17 ID:v82ymkh6
『かのこん3 ゆきやまかぞくけいかく』 西野かつみ MF文庫J
※前2巻の褒めちぎりは下記URLを参照のこと
1巻
ttp://www.tumasyo.org/1/0132.html 2巻
ttp://www.tumasyo.org/1/0203.html 3巻目である。乳房のオノマトペについてはもはや語るまい。
妙なる詩情は百万言を連ねても表せない。
誰のフィルターも通さずに自身の心で味わうべきだ。 まろん。
ちずると耕太の擬似母子関係はより深まっている。
3巻の冒頭で耕太が見る夢からもそれは明らかだ。赤黒くうねる粘膜じみた世界を
穏やかな心でたゆたう裸の耕太は、深読みするまでもなく母胎と胎児のイメージだろう。
現実の方に目を向けて見ても母子関係の安定化は描かれている。
過剰に性的だったちずるのスキンシップが穏やかなものとなっているのだ。
ちずるは、胸に耕太の顔を埋めて抱きしめる行為を「あまえんぼさん」と呼びならわし、
時と場所をわきまえつつ頻繁に繰り返している。耕太もそれを拒絶せず、
むしろ自発的に要請することもあるらしい。
彼ら自身も無自覚だった「母子でありたい」という願望が、徐々に表出し始めているのだ。
そんな彼らに大きく揺さぶりをかける二人の人物が現れた。
一人はちずるの養母、玉藻である。
伝え聞くちずると耕太の歪んだ関係を憂い、娘らの帰省に合わせて一計を案じた。
もう一人は耕太の妹を名乗る少女、美乃里だ。
玉藻の旅館にふらりと現れ、初対面であるはずの耕太を兄と慕うトリックスターである。
17 :
2/3:2006/05/04(木) 03:25:21 ID:v82ymkh6
母と子、一対一の閉じた関係性の中では、ちずると耕太の間に長幼の序が厳として
存在し、それが両者の関係を安定させている。
だが養母の介入によってちずるは否応無しに「娘」という年少者の側面をさらし、
耕太は逆に妹から「兄」と祭り上げられて年長者属性を得た。
疑似家族の上下拡張がちずると耕太の立つ位階を相対的に近づけたのだ。
そのタイミングを見計らって玉藻の計略が発動する。
秘薬・九尾湯の催淫効果でちずると耕太を正常につがわせようという試みだ。
結果から言えば二人はまんまと理性を剥ぎ取られ、性感を刺激しあって
オルガスムスに達してしまったのだが、その作法は玉藻の思惑から外れたものだった。
ちずるは授乳行為になぞらえて耕太に乳首を甘噛みさせ、
耕太は股間を膝で刺激され、それぞれ絶頂に至った。
抗えぬ情欲に衝き動かされてなお彼らは直接的な性交を回避し、
赤ちゃんプレイという形で母子間コミュニケーションの体をなしたのである。
なぜ彼らはここまでして母子であり続けようとするのか?
凡百の小説ならば「どうせ作者の変態性欲趣味さ」と冷笑すれば事足りる。
だが忘れるなかれ、これは西野かつみの「かのこん」なのだ。
この期に及んで上っ面を真に受けるなど愚の骨頂だ。
まだ確定的な描写はないが、おそらく耕太には実母と過ごした記憶がない。
幼児期の思い出にいるのはいつも祖父である。実母との蜜月→決別という段階を
経験していないことは、人として大きな欠落だ。
もう一方のちずるは、400年前に今とさほど変わらぬ歳格好で玉藻に拾われたとき、
それ以前の記憶を失っていて、娘となった最初の1年は極めて従順だったという。
この時期に受けた養母の庇護と肉体的成熟のアンバランスが、
彼女の母性本能になんらかの歪みを生じさせたのではないだろうか。
つまり、ちずるも耕太も母子関係に不具合をきたしているのだ。
「欠落」を抱えた主人公が日常の世界を一時離脱する間に「欠落」を埋め、
再びあるべき場所へ立ち返る。帰ってきた主人公はなにかしらの成長を遂げている。
――それが往きて還りし物語の骨子だ。
18 :
3/3:2006/05/04(木) 03:26:06 ID:v82ymkh6
そう、ちずると耕太の疑似母子的蜜月関係は後ろ向きの逃避ではない。
行為そのものは退行のように思えても、物語の力学は確実に前を向いている。
なぜならそれは彼らの再誕に欠くべからざる通過儀礼だからである。
擬似母の急逝で産道を見失い、やがて私怨テロリストへと腐り果てた
キャスバルの悲劇はあまりに有名だ。
だが案ずることはない、本作の作者は皆殺しの御大将ではないのだ。
優しい西野は悲劇を回避するために産婆を二人も配置してくれている。
玉藻と美野里。立場を異にする二人がそれぞれの思惑で課した試練は、
1巻から描かれてきた小さな通過儀礼譚の最後の難関であり、
より大きな物語の主人公たる英雄を産み落とさんとする苦しみであった。
ちずると耕太は見事にそれを乗り越えてみせた。
ちずるのマフラーが力を注いでくれなくとも戦う意志を決して捨てなかった耕太。
赤黒い胎内の世界、ちずるとの合一を餌に耕太を絡めとろうとする炎の龍を、
彼ら自身の意志で拒絶したふたり。
細長い帯の無力化という共通項で括れる二つのエピソードが意味するものは、
臍の緒の切断――すなわち出産だ。
欠落を埋めるため母子となり、その心地よさに溺れかけた二人はしかし、
二人の産婆の助力により、時機を逃さず円満に出産・誕生を成功させたのだ。
オイディプス型の奇形的な往きて還りし物語として始まった「かのこん」は、
こうして健全なビルドゥングスロマンの姿で再誕した。
ちずるを娶ると宣言した耕太と、耕太を「ダンナさま」と呼んだちずるが、
再び母子に退行することはないと信じたい。
ちりばめられた伏線から察するに、彼らがこれから紡ぐ新たな物語は貴種流離譚だ。
隠された出生の秘密とは? 挑むべき「王」の姿とは?
色々と推測は出来ても妄想の域は出ず、それを衆目に晒す意義もなければ度胸もない。
キーを打つのはここまでにしていらないチラシを探してこよう。
相変わらずクオリティが高い紹介乙wwwww
うわ、本当に読みたくなりそうだw
在野のままにしておくのが惜しくなるような人材だwww
このスレで誉められるのが果たして喜ばしいことなのか……w
>>16-18 お前は一体何を言っているんだwwwwwwwwww
第二のキバヤシの素質をビシビシ感じるぞwwwwwwwwwww
流し読みしただけでも凄さが伝わってきた、
前々からここでやられてて欲しかったけどこりゃ買わないとw
>>16の地雷を自ら踏みに行き3レスにも渡る長文紹介をできる精神力が測り知れない
萌えエロ小説に手を出すのは魂的に負けとみなす誇り高き男たちに、
「いや、だってほら、褒めちぎりがすげぇ深そうだったし!」
というエクスキューズを提供できたなら幸いです。
そして僕は「やれやれ、好評だからまた褒めちぎってやらないと」
というポーズで、嬉々として次の巻も買うでしょう。
自分が分からなくなってきました。
>自分が分からなくなってきました。
グラシャス!w
これがつま小スレクオリティ……
恐ろしい、恐ろしいなっ、だがGJといおう!
読みてーw
ごめん、キャスバルの悲劇ってなに?
ガンダムのシャアのこと。キャスバルは本名。
ララァに自分の母親代わりを求めてたら、アムロにララァを殺された事を言ってるんだろう。
後に逆シャアで地球に隕石落しを仕掛けたが、その大義名分はともかく、真の理由は
「ララァをアムロに殺されたから大佐(シャアの事ね)はこの戦争を始めたんだぜ」
と部下に言われてた。
かのこん褒めちぎりは自分の好きなものを地雷を装って
宣伝してるだけかもしれないけどあそこまでやってるともう惚れるしかないよ
>>33 多分ガンダムのシャア。スレ違いなので詳細は適当に調べる方向で
>>34 >>35 ん、ありがとうございますっ。
たぶん、あしたにでも「みんなのあくあ」をココに紹介することになりそうw そんな予感が現時点でビッシビシきます。
本棚を整理していたら出てきた。
「超探偵ハヤブサ 隼は舞い降りた」 紙谷龍生著 富士見ミステリー文庫刊
ミステリの醍醐味はなんと言っても探偵が犯人を言い当てる謎解きにあるのではないだろうか?
警察ですら見逃した小さな手がかりを元に犯人の行動を推理し、
言い当てるその瞬間はミステリファンならずとも、心躍るのでないだろうか?
しかし、一方で指摘された犯人が涙ながらに自白する場面をじれったく思う読者も居るだろう。
泣いてとうとうと話すくらいなら探偵を殺れと。
本作はそんな行動派の犯人に配慮した〈隼流探偵術〉の後継者 隼直人が主人公である。
「智力なき探偵は無能なり! 腕力なき探偵もまた無能!」
上記の抜粋文が示す通り隼流探偵術とは凶悪犯罪者と対等に渡り合うための武術である。
最早、探偵は頭脳だけでは通用しないのだ。
詳しいあらすじはネタバレの危険があるので外せないキィワードを述べるにとどめる。
陸の孤島。正体不明のミステリ作家の邸宅、世界館。招待された五人の名探偵達。
そして探偵達に復讐を誓う世界の怪人たち。
新本格ミステリの王道的な舞台装置上で演じるのは個性豊かな役者達といったところである。
絢爛豪華でスバラシィィィッ……いや富士ミスの真骨頂ここに極まれリである。
苛烈な復讐劇にきっと本を持つあなたの拳も震えることだろう。
息の根が止まりそうな怒涛の展開を和ませるのは素顔を隠すためにメイクを頑張る微笑ましいヒロインである。
個性溢れるメンバーを前にしても霞まない存在感を見事に表現した
あらいずみるい氏によるイラストは一見の価値ありだ。
本作は富士見ミス初期の作品である。
「L・O・V・E!」という指標もまだ打ち出していない当時、
玉石混交の中で惜しくも埋もれていった名作の一つなのだ。
ミステリーという自らのレーベルに忠実であろうとした作品群の中の奇跡と
いっても過言ではないと私は断じよう。
ただ、残念なことに発行年が五年前である。ライトノベルではかなり昔の作品であるため入手は難しい。
追記 ロゴの大きさから「超探偵ハヤブサ」はシリーズ名だと思われる。続刊はまだ、ない。
>追記 ロゴの大きさから「超探偵ハヤブサ」はシリーズ名だと思われる。続刊はまだ、ない。
ワロタ
富士見、角川のミステリレーベルは紆余曲折の後に結局キャラ小説に落ち着いちまったよなぁ。
中には本気でミステリを書こうとしていた人もいたと信じたいんだけど、結局、ファウストのJr.版にもならなかったな(蓬莱の短編の発展として新城には期待してたんだけどな)。
まぁ、米澤穂信の氷菓が出ただけでも意味はあったか(その後角川に干されて創元に拾われたんだが)。
39 :
16-18:2006/05/05(金) 02:36:40 ID:rVEoRT67
>>35 >自分の好きなものを地雷を装って宣伝してるだけかもしれない
はは、それは邪推ですよ。
それがありなら、僕は真っ先にEGコンバットやバシレイスを、、、褒めちぎって、、、
そしたら、いっぱいうれたらさ、
でる?
ぞっかん?
>>37 GJ!
今度古本屋で見つけたら間違いなく買うよ。
これがこんなに面白そうだとするとうわさに聞く大旋風ガールとかも
期待できそうだなぁ
>>41 このながれでその台詞は・・・まさか、ねらっているのか!!?
>>39 仮に出たら、多分、君は泣きながらここに紹介文を書くとおもわれ。
>>39 哀しいけど中古が幾ら売れても続刊に影響は無いよ。
富士ミスは再起(開き直りとも言う)に成功した。
スニーカー・ミステリ倶楽部の方は今いずこ?
まーでも、なんというか、ミステリの看板は要らんようにはおもう。
このスレと声優CDのレビューを読むのが日課になっているのだがw
>>39 同志よ!
俺はもう秋山スレには行ってないが、流れは落ち着いたか?
駄目レーベルがアニメ化したせいで新規さん増加により大分荒れたじゃん。そんで行くの止めたけど。
今思い出した。GW中にトリックスターズのD褒めちぎろうかと思ってたんだっけ、俺。
GWっていつからだっけ?
明日からさ
さあ、早く褒めちぎり文を書く作業に戻るんだ
>>48 2006/05/05(金) 15:23:46からだ。
51 :
1/2:2006/05/05(金) 16:40:49 ID:OHOoWdy6
本棚を移動したら落ちていた。
「闇を誘う血」 藤咲淳一著 富士見ミステリー文庫刊
土曜夕方六時に光臨したプロダクションIGが世に送るアニメ「BLOOD+」を諸兄らは見ただろうか?
未見なら是非とも見て欲しい。計算しつくされた演出はあなたを魅了するだろう。
すでに伝説となりつつある「BLOOD+」の見所の一つは数話に渡って惜しげもなく、
主人公小夜の葛藤を丹念に描写することだというのは想像に難くない。
しかし前身の映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」では、
小夜は正体不明の怪物「翼手」を斬るだけで、謎に包まれていた。
物語は戦いに巻き込まれた人々の視点で紡がれていたのだ。
本作は「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のタイアップ作品の一つである。
「BLOOD+」の監督である藤咲氏の小説デビュー作なのだ。
冒頭は主人公である叶居歩(かない あゆむ)の自殺への躊躇で始まる。
中学の視聴覚室のパソコンで自殺志願というウェブサイトを見ながらカッターナイフを手首に当てる。
たったこれだけの描写とその合間に差し込まれた自殺の動機から、
主人公が多感な思春期のごく普通の男子中学生だと読者に自然に理解を促すその手腕には
脱帽せざるを得ない。
そう。藤咲氏の才能の片鱗を垣間見れるのだ!
52 :
2/2:2006/05/05(金) 16:41:46 ID:OHOoWdy6
生きる希望を見出せない歩の日常はある日を境に一変する。
覗き目的ののマイ双眼鏡で彼が見たものは日本刀で人を斬るセーラー服の少女だった。
この少女こそが小夜である。
小夜が自らを語ることはなくただ翼手を斬る。親切な心情描写も誤解した一般人への言い訳もない。
主人公から見た小夜は日本刀を振り回す人斬りなのだ。この潔さといったら!
そして驚くことなかれ。起承転結で言えば「起」の殺害現場目撃はほんの序盤である。
雑誌に連載されていたということも影響するのだろうが実にスピーディでなのである。スピーディィィィッ。
スピーディな場面展開と平行して複雑な主人公の心情の機微の描写がされていく。
町の失踪事件、主人公の出自、暗躍する影。
いくつもの謎がクライマックスへ向かって収束していく様に期待が否応もなく高められていくことだろう。
衝撃的な結末にあなたの魂は燃え尽き……いや浄化されるに違いない。
ちなみに本作は主人公と彼を慕う登場人物の絡みが見所の一つだ。
美麗なイラストによるサービス満載で思わずレーベルを確認してしまうだろう。
主人公を舐める保険医のお姉さん。
愛らしい同級生との膝枕後に彼女のヌードも拝めるのだ。
私が自信を持ってお勧めするのは小夜とは別組織に属す美貌のエージェントである。
目の保養と逝こうではないか。
ただ、残念なことに発行年が五年前である。ライトノべルではかなり昔の作品であるため入手は難しい。
アマゾンでは高値で取引されているようだ。
追記 新古書店での定価以下での購入をお勧めする。
さすがGW、みんな古本屋からのサルベージやら積ん読本消化しているせいか、
勢いがすごいな・・・
>>37とか普通におもしろそうだ
>>51-52 運良く近くの古市にあったから買って読んだ
コレはwwwwwwwwww
さすが富士ミスwwwwwwwwwwww
>>51のその上に極東ジパング探偵録という歴史に残る名作まで存在する5年前の富士ミスはレベル高いな
まだまだ我々の知らない宝が眠っていそうだw
みんなのあくあ! 浅沼広太 ファミ通文庫
どの創作分野においても王道、お約束とされる細分がある。絵画なら静物であり、映画ならアクション。
では、ライトノベルのそれは何だろうか。
本作は現時点でのライトノベルにおける最大公約数、王道を正確に踏まえた好作である。
主人公火丸空弥は名誉ある魔法使いの一族の者だが、物語の冒頭14歳の誕生日までそのことを一切知らずに育つ。その日突然に名のある魔法使いたる母親から生い立ちを知らされ、その場で魔法使いの道に進むことを決心する。
母親は魔法使いになるためには試練を経なければならないと言う。なぜか少女の姿をしているスライムと契約し、彼女(?)を育てることがそれに当たる。彼女の名があくあ、桜川あくあである。
そして、主人公には幼馴染で気付いてはいないが片思いされている女性がいる。また、他の魔法使いも当然のように「この世界」で同じ試練を受けており、彼彼女らが魅力的な横糸、縦糸として物語を織り成す。
拙く不器用な2人の一所懸命さ、手を取り合っての成長物語がさわやかな読後感を抱かずにはいられない現代ファンタジー文学の最先端、ライトノベルを俯瞰、把握する上で一助となる一冊。
>>57 乙。何か無性に本屋に行きたくなってきたんですがw
学校の階段 櫂末高彰 ファミ通文庫
エンターブレイン社主催のえんため大賞第7回優秀受賞作。本書はそれの改稿になる。
人は自らの行動に意味と利益を求める。これは心理学で「合理化」と呼ばれる心理活動のひとつである。しかし、人生に於いて一時代にこれを否定する心理が働くこともまた事実であり、誰もが経験することだろう。懐かしむように「青春」と呼ばれるその時代。
本作はそれを真正面から衒いもなく捉えることに成功している。
主人公神庭幸宏は高校入学すると同時に奇妙なクラブへと巻き込まれる。その名も「階段部」。おそらく日本中を探しても天栗浜高校のみのクラブだろう。活動内容は校舎内の正確かつ迅速な移動と校舎清掃。しかし、その内容から執行部とは対立を続ける。
その対立は陰謀を招き、やがて部の存続を揺るがす事件へと発展していくのだが、自らの行動に迷いのない彼らの「活動内容」は最後に理解を得る。そこで読者は登場人物と一体になった鬱屈からの解放、自己認識の充足を得ることができる。
それは青春時代に誰もが求め、飢えた心の隙間を埋める「大切ななにか」だと気づかされる。
そのような壮大なガジェットを伝えるために階段部は非常に魅力ある人物たちに満ちている。頭脳派、意外性のある女性、直情派、そして階段を飛び跳ねる妖精と見紛うばかりのヒロイン。
青春の懊悩は部活動だけではない。保護者の欠落した家族とともに過ごす神庭はそこでも大きな成長を経ていく。またここでも絆が照れることなく描ききられる。
処女作だからこそだろう、漏れることを恐れたような緻密な文体が図らずもテーマと合致し読み手を逃さない。青春を懐かしく思う人も楽しめるが、その真っ只中で迷い続ける君たちにこそ読んでほしい良著。
さて、
>>59のどこに地雷が埋め込まれているかまったくわからんのだが、どこだ?
妖精と見粉うヒロイン辺りか?
>59
激しくGJ !!
なんか普通に読みたくなってきたw
>60
>ファミ通文庫
>エンターブレイン社主催のえんため大賞第7回優秀受賞作。
このあたりではないかとw
俺は
>漏れることを恐れたような緻密な文体
が怖い。
でも買ってもいいかなと思えるのが不思議w
>非常に魅力ある人物たち
これも臭いなぁ
とりあえず明日買ってくるw
お、積んでるやつだ。
これを機会に読むことにするかw
>>59 GJ
>そこで読者は登場人物と一体になった鬱屈からの解放、自己認識の充足を得ることができる。
俺の地雷探知器は此処に反応したw
>本作はそれを真正面から衒いもなく捉えることに成功している。
多分ここだなw
学校の階段は地雷じゃなくて普通のジュブナイル系小説だったなあ。
地雷を期待して買ったら
「騙された! 普通に面白い! 金返せ!」
になる可能性が高い。
>>69 問題の作品が楽しめる素養のある人間のみを選出して読ませた上で感想を求めた場合
ファミ通文庫スレでは評価はされてるような。
G.I.B.学園イン・クライシス GUY IN BLACK
沢井鯨/著 RIO/イラスト
徳間書店
これは小説の革命である。
まず題名をごらんいただきたい。
『G.I.B.』 『学園イン・クライシス』 『GUY IN BLACK』
題名が三つもついているのだ。
欲張りすぎにもほどがある。
しかしその強欲に見合うだけの物を、この小説は確かにもっている。
冒頭よりどこか見慣れた情景が展開されるが、独特の文体がそれを見慣れた物とはしていない。
文章のドライブ感たるや舞城を過去の人とし、
新たな時代の文体の可能性を示してる。
主人公の能力は無限であり、催眠術によって抑制されているがそのような設定には意味がない。
この小説の魅力は、そんな些末な設定ではないのだ。
流れるように展開するストーリー、惜しげもなく出てきては消えていくキャラ達、
そしてなにより作者の精神性が透けて見えるせいなる小ネタ……
すべてが革命的新時代感覚。
最終章に至っては、多くの新キャラを最後の最後で惜しげもなく投入し、
読む者を幻惑の快楽へと誘う。
このサイケデリックな構成は、小学生でも思いつかないであろう。
これから到来するであろう新時代の風を感じられる、小説の革命。
小説の王道の王を打ち倒す、小説革命新政権。
それがこのG.I.B.学園イン・クライシス GUY IN BLACKなのである。
>>74 ………とりあえずアマゾンで取り寄せた。
読んだ後にどんな後悔が待ちかまえているのかと胸が躍る……
だんだんマゾっぽい住民が増えてきたようなw
おにぃさんそういうの嫌いじゃないよ。いろいろ買ったし
職人達に感謝だm(_ _)m
>>57と
>>59を書いたものです。
かのこん、買ってきました。僕がいえるのはそれだけです。
ムチャしやがって(AAry
>>74 >そしてなにより作者の精神性が透けて見えるせいなる小ネタ……
「作者の趣味丸出しなエロネタ」という解釈でよろしいか?w
>>75 これシリーズ物の2巻らしいが。
魔法薬売りのマレア
の褒めちぎり文っぽいものがあったので靴スレから転載
188 :イラストに騙された名無しさん :2006/05/06(土) 00:34:49 ID:/2melAti
>>181こんなストーリーです
義理の父に「ポーション1つ1000ギルで売って来い!売れるまで帰ってくるな!」
と言われ、マレアは疑問に思う「1つ1000ギル? 定価は50ギルなのに…」
疑問に思いながら雪の降る街角にたたずむマレア(14才)
マレア:「ぽーしょんいりませんかー?」 マレアは懸命に声をかける
この不景気の世の中、なかなか立ち止まる者はいない。手足は氷のように冷え、もはや感覚も無い
だが数時間後、ついに一人の中年男性が立ち止まり、尋ねる
男:「おじょうちゃん、偉いねえ。一ついくらだい?」
マレア:「えーと1000ギル…です。…お義父さんがその値段で売れって…売れるまで帰るなって…」
男:「1000ギル…」
男は不躾にマレアを眺めながら、その値段を聞いて何やら考え込む
マレアの格好は雪が降っているというのに半袖に短いスカート、極度の薄着で、みすぼらしいものであった
着ているものは薄汚れている。だがマレアという少女自身の美しさは輝くばかりのものであった
いや、むしろどこか気品のある顔立ちは、みすぼらしい衣装により、より一層引き立てられていると言って良い
あんまり書き込むとネタバレになるからこのへんで止めとく
美少女・苦労人マレアが、人生の悲哀、絶望、苦悩、困難に見舞われながら、
懸命に生きていく様を描いた壮大な物語
189 :イラストに騙された名無しさん :2006/05/06(土) 04:44:26 ID:lvlQAEK5
>ああ、とマレアは震えそうになる。怒る。もうちょっとでキレる。ああキレて。兄さまマレアにキレて。
…っていう話
>>81 それはそれで凄い
ってか、追加分が一番素敵に訳解らなくて惹かれてしまうのだが。
>>39 大好きな小説をツンデレ風にこきおろすスレでも立てればいいんじゃね?
まあそれでもEGFはぜつb(ry
まぁヤマグチだしな…。
>>39 伊都タソスレ住人かw
その気持ち痛いほどわかるぜw
>>87 俺は既にここで61分隊を薦めて、一人特攻させたぜ!
なんか涙出てきました
誰だ、後押しするスレに紛れ込ませたのはw
あそこに地雷を埋設したらダメだろwwwwww
この流れに禿げ藁
いや、あのスレは依頼者の指定した本を褒めちぎるスレだから。
地雷とか関係無し。
魔法薬売りのマレア(ヤマグチノボル)
“ツンデレ”小説の代表格であるゼロの使い魔の著者が、“ツンマゾ”という新たなジャンルを描く。
が、ツンマゾはあくまで添え物にすぎず、本作の魅力はそれに限らない。
簡潔な文章をつらね、自然に読者へ作品の設定を語る技法は、回りくどさを排除した画期的な文章と言える。
膨大な量になるであろう作品の解説を、作者はその文章技術で違和感無く読者に行なっているのだ。
また、表紙をめくった一枚目に書かれた文章は、
『とある世界のとある大陸 一匹と兄妹の奇妙な旅は続いていく――』
言葉通り、一行は旅の先々でおかしな人々やおかしな事件に出会う。
牧歌的なカラーイラストやシンプルなモノクロイラストと相まって、
某一人と一台の旅物語を想像させるあたりに、作者の先人への敬愛が窺い知れるではないか。
>>83をきっかけにこれを買った私は、思考の死角を突くが如き文章に打ちのめされた。
卓越したキャラクター造形で読者を引き寄せ、文章技術でノックアウト。
かの曙に負けず劣らず、ヤマグチノボル、『グラップラー』と言えよう。
95 :
1/2:2006/05/10(水) 01:12:07 ID:YwgMay2G
『ホーム・チェリー・ホーム』著者 : 結城貴夜 絵師 : 水上カオリ 富士見ミステリー文庫
天涯孤独のおっとり女子高生熊坂実桜はひとり暮らし。
けれど、代々伝わる古い家には秘密がある。
妖怪が棲んでいるのだ。
「うるさいったらないねぇ」
「ふーんだ!お前なんか実桜の膝の上に乗れないくせに!」
「膝の上に乗って喜ぶのは赤ん坊と小さな獣だけだよ」
「ケモノ!?オレは妖だ、一緒にするないっ!」
頼もしくて粋な兄さん「後神」。
元気いっぱい、小動物のようで可愛い「ひそか」。
ふたりのおかげで、実桜は毎日楽しく暮らしている。
なごみ系三人が、不思議な事件をのほほんと(?)追う!ほんわか妖怪ミステリー。(紹介文より転載)
この小説は、言わずと知れたカリスマレーベル、富士見ミステリー文庫より2003年出版されたものである。
紹介文のとおり妖怪は登場するが、内容はダークではなくほのぼの。また妖怪が事件を起こすわけではなく、
また、示唆は与えるものの犯人を示すのでもない。あくまで人間によって起こり、人間によって解決する、
正統派ミステリーである。
主人公は家族を早くに亡くしたという過去を持つが、それは作中では強調されず、兄と慕う後神と、
猫のような妖怪ひそかとのほのぼのとした日常が描かれ、その雰囲気が作中を通して感じられる。
それは作者の爽やかで飾り気のない文章によって語られ、読者は妖怪という異形に触れ、物語という
非日常に没入しているにもかかわらず、普段と変わらない世界にいるように感じるのである。
そして事件もまた日常の一端であり、いつ紛れ込んでもおかしくはないことだと思い知らされ、むしろ
事件は常に日常の中にのみ現れるものだと気づくのだ。
96 :
2/2:2006/05/10(水) 01:12:58 ID:YwgMay2G
作者はその卓越した文章力によって、それ飄々と語り、最後もまた日常へと収束させていくのである。
読者は本を閉じたとき、今までに味わったことのない爽やか過ぎるほどの読後感を覚えるだろう。
これほどまでに心の中を爽やかに通り過ぎていく作品はなかなかあるものではない。
エンターテイメント性を追い求め、刺激に特化を続けるライトノベル界において、ある種異端であると
言えるかもしれない。
しかし、この作品は、その刺激が日常へと成り代わることへの警句ともとれるのではないか。
主人公にとって妖怪たちが日常を表すように、刺激が蔓延し、それが現代において日常となる日が来たとき、
この本の読者たちは、きっと思い出すであろう、この作品のことを。
余談であるが、この作品は少し変わった経歴を持っているのだ。なんと最初に出版の発表がされたときから、
二度延期がされ、そのたびに題名が変更されているのである。はじめは『後ろの正面だあれ』、次に
『清掃委員のお仕事』を経て、『ホーム・チェリー・ホーム』に落ち着いたのである。
たしかに最初の題名では妖怪のことが強調されすぎているし、次のでは単に主人公が清掃委員会に属している
ということしか伝わらなくなってしまう。
つまり作者も担当者も、よりこの作品を完璧なものにするために、けして妥協を許さなかったのであろう。
しかしその完璧を求めすぎたのが、富士見ミステリー文庫という激流の中では裏目に出てしまったのであろうか、
続刊は出ていない。
俺のセンサーが誤魔化されそうだw
だが大丈夫、どうせ買いに行っても売ってない
>>98 褒めちぎりに対する最高の褒め言葉だな。
面白そうだと思うなら、買ってお前も褒めちぎるんだ!
100 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/10(水) 20:10:48 ID:SnV3Wokf
空き巣が玄関から出られずに突っ立ってるシーンが個人的に好き
ってかちょっと萌えた
ついでに100げと
>>95 富士見ミステリー文庫という単語が入る時点で俺のセンサーはごまかされない。
古本屋に売ってたら買ってみますね。
102 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/10(水) 20:30:35 ID:I+mXqr8r
だれかヒヒヒ作品褒めてくれない?
古本屋で期待の新星セットみたいな感じで文庫装丁の物がセットだったから買ってみたんだが・・・
>>102 >2
>・地雷を踏んだら依頼するより自分で褒めちぎりましょう。
> どうしても自分ではできないというときには、このスレではなく下記の雑談スレで依頼しましょう。
>>102 ヒヒヒ作品全般
今が旬!新人賞を総舐めにした若き天才作家の作品群、
あたまがふじゆうなこには理解しがたい難解さが魅力的!
蟲と眼球シリーズは、禁書目録が好きな人なら楽しめると思うよ。
禁書目録ほどエロスも無いので、中学生くらいの子におすすめ。
あのさ、俺ヒヒヒやってよろし?
もし空気読めてなかったら出直します。
一々確かめるな。
むしろ是非ともやってくれ
>>106 褒めちぎるスレで褒めていいかどうか聞くなw
元々雑談する方が悪いんだしそんな空気への配慮は無用。
是非頼みます。
「褒めちぎってもいい?」という書き込みは過去何度かあったと思うが、
肝心の褒めちぎりをなかなか書き込まないってパターンばかりな気がするな。
112 :
106:2006/05/11(木) 00:04:20 ID:oXDkWFSM
はい、本日の実況は日日日の狂乱家族日記です。司会は私、196が勤めさせていただきます。
まず最も注目すべき点は、やはりエンターブレインえんため大賞・佳作受賞作という所でしょう。高校生の身でありながらもなんと同時に五つもの賞を受賞するという離れ業をやってのけた日日日氏の作品の一つ、これはもう将来性も話題性も超一流と言う他ありません。
さて、本作狂乱家族日記は、大日本帝国が世界の頂点に立っているという設定の下、破壊神閻禍の遺伝子を持つ子供達を無力化するためになごやか家族作戦なるものを発動、他人同士で擬似家族を形成する愛と絆と狂乱の物語です。
家族計画のパクリっぽいですが、最初が最初、既にトンデモ設定なのでそっくりさを全く匂わせません。さすが日日日、山田一とは手腕が違います。
ストーリーもさることながら、キャラクターも魅力たっぷりです。なにより、彼はライトノベルというものを知り尽くし、われわれちゃんねらーやオタク、子供から大人までへのサービスも忘れません。
腐女子の為のクールメガネ、包容力も忘れません。辛い過去も併せ持ち、まるで腐女子の黄色い声が聞こえるようです。
オタクの為のネコミミロリ、不思議な魅力から吐く毒は誰をも魅了するでしょう。印象ではナンバーワンでしょう。良いか悪いかは別にして。
ゲイの為のオカマボーイ、美しい顔に金の髪、端整な顔にしなる指。こいつにホレなきゃゲイじゃない、ヤマジュンも真っ青のいい男です。
113 :
106:2006/05/11(木) 00:05:59 ID:oXDkWFSM
SFファンの為の殺人ロボット、スーパーギミックを駆使して戦闘力はナンバー1。無骨なデザインから子供の精神は正に現実的なAIを表現しています。
子供の為のしゃべるライオン、百獣の王たる威厳を忘れずにいるにもかかわらず、時折見せるへたれっぷりは小学生を魅了してやまないはずです。
大人の為の気弱ロリ、虐待を受けた経験を利用して家族内で保護される地位を得る様は、全国のお父さんがこんな子供がほしいと思うでしょう。一部のおにいさんもこんな妹が欲しいと思うかもしれません。
ちなみに、私の書き方、気弱ロリに知略を思わせますが決してそんな事はありません。
動物保護団体の為のクラゲ、なんと海を泳がず空を泳ぐこのクラゲ、いつ世界が飛びついてもおかしくありません。いままでワシントン条約だかなんだかで保護されなかったのが不思議なくらいです。
そして、一巻終盤で仲間になる気弱ロリの姉ことSボイン、彼女は自分が虐待を受けたくないがために妹を虐待するという見事なDQNっぷりを発揮してくれました。
彼女、なんと妹が家からでると、その幸せ許さずと小学生に金を渡して妹をイジメさせます。
こんなDQNはなかなかいない、まさにわれわれ2ちゃんねらーに宛がわれたかのようなキャラクターです。
文章中惨い一族だと言われてるわりにはやる事がせこいのは、きっと年齢層を小学生にまで広げてるからでしょう。そう思っておいたほうが幸せです。
114 :
106:2006/05/11(木) 00:07:39 ID:oXDkWFSM
さて、登場人物を語ったところで本編に参りましょう。狂乱家族日記で最も着目すべき点は、なにをおいても独特な文章でしょう。強弱の見事に揃った文章はまるで山田悠介のリアル鬼ごっこを思わせます。
ティーンズ向けとして発刊されるライトノベルで書きながらも、一般書籍に劣らないクオリティを持っているのはまさに圧巻の一言、天才は違います。
重いストーリーは高年齢層を呼び、テンポが良く軽い文は低年齢層を放さず、これだけの売れ行きも納得でしょう。的キャラ、単発キャラも誰も彼もが魅力的であります。
特に猿顔で迫害されていた科学者など、イジメの悲惨さを如実に物語っています。推奨していると思わなくもありません。
そして何よりテーマは愛と絆と狂乱。家族にて愛と絆を語り、作品世界で狂乱を語る、これは私、非常に難しいと思います。相反する二つのテーマを立てて、これらを両立する事は並々ならぬ腕前ではありません。まぁ、所々狂乱しっぱなしな気はしますが。
さらに日日日は、なんと一つの作品の中で大人から子供までと言う離れ業を披露しています。どこかの大企業のゆりかごから墓石までみたいですね。
大人向けから子供向けまで書ける作家は少数なれど存在しますが、大人も子供も読める作品を作れるのは日日日ただ独りだと断言します。
この作品から、ある人は愛と勇気をもらいある人は明日への希望をもらいある人は人生を学び、ダメな人はキャラクターに萌える。誰でも読めるなんでもありの狂乱家族日記、一度ご正味あれ。
ゴメン、長文乙とは思うけど全然褒めてるように見えない
106のレスを褒めちぎるべきだな。
>>112-
>>114 著者
>>106 スレ住人の期待を一心に背負い生み出された意欲作。
新鋭作家が敢えて実況風褒めちぎりと言う新ジャンルに挑戦した新しい試み…
何とも素晴らしいチャレンジ精神ではないですか。
私は
>>112-114を初めて目にした時
>>106の並外れた才能に寒気すら覚えたものです。
3レスも消費して、あらすじ紹介と個人的感想だけに留めるなど並の新人作家に出来る事ではありません。
私を含めた読者は、まんまと
>>106の目論み通り「褒めちぎってねーじゃねーか」という反応を引き出されたのです。
1番重要な褒めちぎりを避けたのが伏線だなどと誰が想像出来るでしょう…
そう
>>112-114はチラシの裏に見せ掛けた上下巻の「上巻」なのです。
推理小説に推理編と解決編が有るように
>>112-114も下巻の褒めちぎり編に続きます。
>>112-114で様々な意味で読者の期待を裏切ってくれた
>>106の続刊に期待してください。
前スレからオススメテンプレ持ってきた。
ヒヒヒ褒める前に考え整理するのに使ってくれ
【作品名】を読み終わった。
【ヒロイン】は【属性】、【一番のエロシーン】は【詳しい描写】だった。
【主人公】は【履歴、特徴】だったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは【脇キャラA】。【そいつの行動】がツボ。
【イラストレータ】は【○○ページ】が特徴的だった。【表紙・扉】は【エロイ視点からの感想】。
【友人知人など】に紹介したら【○○○○】と言う感想だった。オススメ。
日日日ほとんど持ってて嫌いじゃないから普通に褒めてるかもしれないけどテンプレで
日日日のちーちゃんは悠久の向こう読み終わった。
ちーちゃんは幼なじみで幽霊好き、ただ後半ヒロインが壊れていく所はエグかった。
主人公のモンちゃんは家族から虐待されてて後半周りに死人が出るけどまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは部活の先輩の武藤白。キスシーンがツボ。
河野雅美氏のイラストはカバーだけだったが、表紙の夕闇の校舎と顔の見えないヒロインがとても神秘的だった。
友達に紹介したら続き物じゃないのに次の巻を貸してと好評だった。オススメ。
中村九郎の「ロクメンダイス、」を読み終わった。
ヒロインは清純派、誰もが守ってやりたくなるような清い心を持っている。
主人公のハツはヒロインを助けるために頑張るがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは二重人格の美人教師。生徒指導室で二人きりってのがツボ。
イラストレーターのdowは表紙が特徴的だった。ヒロインが緊縛されてるイラスト。
2chの投票でもブッチギリで一位を獲得してた。オススメ。
聖書を読み終わった。
ユダは裏切り者である。彼は主人であるキリストをユダヤ人議会に売り渡し、処刑させたのだ。
この事件以降、彼とユダヤ人はキリスト教徒の敵とされた。人類の罪を御身一身に背負い処刑された
キリストも彼らだけは許さなかったようだ。裏切りとはかくも罪深きものなのである。
キリストもユダヤ人だったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのはヨブだ。彼のいくら虐められても主を愛し続ける、というドMっぷりはツボ。
イラストレータにはラファエロ、ダビンチ等の多数の才能が用意された。彼らの原画はマニアの間でも
評価が高く、現在においても高値で取引されているほどである。
表紙・扉は絢爛豪華な装飾を施したものから、シンプルに単色の黒一色なものまで実に様々であり、各時代
各地域の各個人の好みにより千差万別である。
友人に紹介したら、「オマエ宗教やってんの?」と言う感想だった。オススメ。
>>121 ちょwおまwww場所考えろwwwwwwwwww
最後の一行ワロタww
聖書つまらないワロスwwww
聖書俺も読んだ。
同じ話を延々続けられて、頭おかしくなりそうだった。
それにしても
>>121 はいい出来。
>・褒めちぎり対象は商業出版されたライトノベルのみ
まあキリストもなんか色々人外能力持ってるみたいだし、ライトノベルに入るのかw
なんかゴーヤがデビルとかA君とか書くのに聖書を参考にしたとかあとがきに書いてたのを思い出した。
俺、実は300年くらい前に>121にハマっちゃったんだけど、思いっきり批判されてイラスト踏まされたり
イジメを受けたよorz
天草四郎?
>121
ヨブたんモエス。家も財産も破壊され、子供二人をぬっ殺され、自分が重病にかかり、友達にあざ笑われても
『俺はッ! エホバたんをッ! 死んでもッ! 愛してるッッ!』
と、魂のシャウト……ッッ! 正にマゾ……ッッ! 本家マゾッホも引くほどの真性マゾ……ッッ!
ちなみにその後、ヨブたんは以前よりも大金持ちになって子供もたくさんできて幸せに暮らしましたとさ。
……最初に死んだ二人の子供は帰ってきませんでしたが。
神さま、自分の子供にはザオリクかましたくせに。
ちょwww
お前らwww
レベルタカスwwww
ヨブは萌えキャラだったのか!w
どこぞの小説の腐った政治家とはえらい違いだw
>>74 前作の聖なる死神の伝説と一緒にアマゾンで取り寄せたんだが…
三ページ読んだ時点でPSPから射出されるUMDの如く目から鱗がはじけ飛びました。
軽く酒を飲んだ今の精神状態では革命的作品を読むには耐えられないでしょう。
身を清め、精神を統一し、真っ直ぐこの作品と向き合えるようになったら読もうと思います…
>131
一つだけ 死んだのは「七人の息子と三人の娘」
マグダラのマリアが非処女で欝に
>>135のあとのセリフ
「あたしは裸でソコからやってきたんだ……だから、やっぱり裸で帰るの。
ご主人様はあたしにすべてを与えてくれる。けれどすぐにボッシュート。
ああ、あたしはご主人様の し も べっ!! (はぁと 」
By ヨブ
しかしテッド・チャンは、ヨブ記は覚悟が足りないという……
チャンは真性のどSだと思う。
だれか「あなたの人生の物語」書いてくれないだろうか。
つまらない、とはちと違うが、激しく人を選ぶ代物だと思う。
そろそろスレ違いだぞおまいら。
と指摘するより次のネタを投下すべきだとは思うんだけど弾切れだ。
「お留守バンジー2」と「とある魔術10」と「ぼくのご主人様2」を買ったよ。
けど、今回は無難な揃えなのでお勧めはできないな。たぶん
三つとも爆発物にしか見えねえ。威力に差があるだけで
うわ、禁書ってもう10巻まで出てんの?
まじかよ・・・。
ここのスレのせいで地雷作品が売れて、
出版社が何を勘違いしたか地雷ばっか発刊するようになったら面白いなw
地雷はあまり狙い過ぎると何だかな。
某デス様もやはり二作目より一作目だろう。
禁書は地雷というより人を選ぶ毒ガスみたいなものだと思う。
それを地雷と言うんだろ
誰からも叩かれるようだとただの糞小説だ
地雷はそのまま糞小説だろ。加えて言うと禁書は普通に売れてるんだから言われるほどでもないし。
最初からシリーズ狙って2、3巻までしか出てなく、もう誰からも忘れ去られてるような小説が糞だろ。
えー、例えを上げますと、仮面舞闘会なんて誰か覚えてるか?
それくらい知ってらい! 少年隊だろ。
>>147 なわけねーだろ
巻数が進んでたってつまらんものはつまらん
「俺にとっては地雷」それで十分
すまん、何に対してつっこまれてるのかが分からん。
>>149 オレ論はいいので態度で示そう褒めちぎろう
スマン言葉が足りんかったな
>>禁書は普通に売れてるんだから言われるほどでもないし
ってとこ
それは
>>147にとってはそうかもしれんが一部の人にとっては十分に地雷なんだろ?
売れてるからとかは関係無い
まああれだ、「俺が思うから」だと全ての本が地雷化するぞ。
それに「売れてるから地雷じゃない」じゃなくて、「売れてるだけあって地雷じゃない」と読めたんだが。
全ての評価は「俺が思うからってだけで根拠はない」ってのは一部ラ雑住人の定番バカ意見棚。
いいからその俺にとっては地雷を褒めちぎれよ
地雷の定義はともかく、褒めちぎり対象選定基準は俺様評価だけでいいんだよ。
でも大勢のウケを取りたいならある程度世間の評価も考えるべきだろうね。
もしくはハイクオリティな褒めちぎりスキルを身に付ける。
みんな聖書がこんなにも好きだとは思わなかったよ。
やっぱり宗教ってものは、その功罪に係わらず今の現代社会を形作るにおいて、
その根っこの部分でガッシリと絡み付いているんだろうって思う。
宗教ってのは、基本的に個人の集まりである人間社会に共通のモラルを与える
”パラダイム”として機能としているからね。
某マルクスたんなんかは「宗教は大衆のアヘンですぅ」なんて言ったらしいけど
結局のところ、彼女の唱えた共産主義だって宗教の劣化した在り方の一つなんだよね。
つまり広い意味での宗教とは、動物である人を社会的生物たらしめている規範といえる。
では何故、規範たる宗教を発明した人類は、今なお世界中で争い続けているんだろう?
それはもちろん決まっている。
神話の言葉を借りるなら、それは「バベルが崩壊したから」なんだね。
おっとバブルじゃないよ。「バベル」だ。シンアルの地に建設されたといわれる混乱の塔
の崩壊のことだ。この逸話のメタ的な解釈はともかくにして、ここでは人々が言語、思想
の異なる集団として存在することになったのが「バベル=混乱」の始まりになったという事だ。
まぁこんな二虎競食の計とでもいうべき共食いを仕掛けた黒幕こそが、我等の愛すべき神様
なんだけどね。だって奴隷が力をつけたら困るだろう? おっと閑話休題。
まぁともあれ結局のはなし、人々が幸せになるためには、つまり争いをなくすためには
この世界の思想を一つにすればよい事になる。それは科学至上主義であれ、やはゑ至上主義
であれ、なんであれね。
きっとそれはすばらしい世界だと思うよ。
想像してごらん、争いの無い世界を。
想像してごらん、みんなが歌って暮らせる世界を。
だからね、
「誰でもいいから、この世界に散らばる主義主張を上手に支配し(たばね)てくださいって」
思わないかい?
ん、誰だい、反対するのは?
げえっ、おまえは上条当麻っ!!
…え、学園祭の邪魔をしたから許さない!?
何、その理由? ぶげっ、げぼ、ぼごおっ!! な、なぐったなっ! 父さんにも…ぼげぇっ!!
―― 完 ――
「とある魔術の禁書目録 10」 電撃文庫 好評発売中
……なんか惰性で読んでるんだよな、コレ。
おまけ
「ぼくのご主人様!?2」 富士ミス
前回TSF好きの人のこころにズキュ〜ンと訴えたこの作品。
満を持して第二段が登場。今度は801だ!!
歴史上の人物から四天王やら七福神、戦車に戦闘機、OSやらなんやら
大抵のネタは萌えモノにされてきたけど
聖書ネタだけは、マジでアレな人達がマジでアレでナニしてくるそうで無理らしいな
天使萌えは基本だけどな。
むしろコーランの方が(ry
「フォート探偵団ファイル1 牙王城の殺劇」 霞流一著 富士見ミステリー刊
諸君、富士ミスを読んだことがあるだろうか?
富士ミスの特長の一つは、ミステリの枠を超えた斬新で素晴らしく魅力的な
設定や登場人物達であるのは疑いの余地はない。しかしこのレーベルは富士ミスである。
ミステリー、すなわち謎がメインなのだ。
ミステリーの醍醐味である謎をもっと求めたいあなたにお勧めするのが本書、
第14回横溝正史賞佳作を受賞した霞氏によるシリーズ第一弾である。
一代で財を築き上げた主の居城、牙王城。それは数多くの犠牲者の血肉によって築かれた財の象徴である。
そして血が繋がる故に確執の絶えない家族達。一年前の惨劇によって正気を失った使用人の娘。
単なる失踪と思われていた事件は凄惨極まる他殺体によって急展開を迎える。
続きは是非、あなた自身の目で確かめていただきたい。
犯人の策略により陸の孤島と化した牙王城で立ち向かうのは失踪事件の捜査を依頼された高校生探偵である。
主人公はごく普通の少年だ。探偵術と称した一子相伝の殺人拳継承者でもなく、無力である。
だからこそ彼の探偵のしての実力は際立つ。
そして常日頃から死体が身近であるために、惨殺死体を目にしても取り乱しはしない。
そう、冷静を失っていては実力は発揮できない。その点で彼は名探偵としての十分な素質を備えているのである。
彼を支える頼もしい探偵団の仲間達も注目だ。
一年前の惨劇の真相を初めとした全ての謎が解けたときあなたは深い息をつくことが出来るだろう。
原点回帰したい人にオススメ。
ただ、残念なことに発行年が四年前である。ライトノベルではかなり昔の作品であるため入手は難しい。
追記 「フォート探偵団ファイル2」の情報、求む。
もう一つ
「御手洗学園高等部実践ミステリ倶楽部 亜是流城館の殺人」
舞阪洸著 富士見ミステリー文庫
富士見ミステリー文庫を諸兄らは手にしたことがあるだろうか?
未体験なら迷わずに足を踏み出して欲しい。
創刊からわずか六年足らずのレーベルであるが、絶え間ない努力を経て
今も素晴らしい作品を世に送り出すライトノベル界のホットスポットである。あなたの期待を裏切らないだろう。
本作は、そのレーベル創刊のラインナップの一つである。
富士ミスが目指すものの縮図ともいえる古強者といえよう。
ミステリのメインは何であろうか? トリックである事に疑いの余地はない。
しかし料理で例えるならトリックは素材である。
至高にして究極の料理となるにはシェフの腕しだい。そう、トリックを生かすも殺すのも作家のさじ加減一つなのだ。
本作は舞阪氏によって、作られた究極の料理といえよう。
本作が取り上げている謎は二つである。完璧な密室での不審な死。そして曰く付きの古城で起きた不可解な死。
まさにミステリの王道、極上の素材である。それに挑むのは実践ミステリ倶楽部の四人のメンバーだ。
ビールを水のように飲む謎多きお姉さん、天由美。
大富豪で警察の重役につてのあるお嬢様、有栖。
ミステリ作家志望の可愛い少女、薫子。
おしとやかでありながらボーイッシュな麗人、ナッコこと夏比古。
個性溢れる四人の中に必ずやあなたの心臓を鷲掴みにする人物がいるだろう。
四人の部員たちの稚気に溢れた会話も見逃せない。
登場人物を通して語る舞阪氏の情念溢れる想いにも注目だ。
後書きでの油断も禁物だ。上述の四人の作中人物の座談形式で、
イラストレーターは舞阪氏の強いラヴコールからお願いした裏話
そして次回作予定「吸血の館の殺人」の展望を述べるなど読者に最期までサービスを忘れない心憎い演出。
全てを読んだあなたの胸は熱いもので満たされている事を保証しよう。
ただ、残念なことに発行年が六年前である。ライトノベルではかなり昔の作品であるため入手は難しい。
追記 シリーズ第二弾 「彫刻の家の殺人」もヨロシク。
>>162 >>163 おかしいな
読ん……(中略)……だことは覚えているのに肝心の内容がまったく思い出せないよ
なんかふつーに面白そうだ
>>162-163 ピザの人に顔はイイよねって感じの褒め方ktkr
しかも富士ミスの紹介wwwwwwwwwww
奇遇だな……162と163の本をつい二日前にブックバーゲンに売り払ったばかりだ。
もし見かけたらぜひどうぞ
どなたか「コイイヌ」の褒めちぎりをお願いします。
犬に変身できる少女(もちろん変身中は全裸)が発情期に
初対面のクラスメイトを誘惑して押し倒されるという
衝撃的なシーンから始まる、イラストも非常に魅力的なラノベです。
よろしくお願いします。
>>167 >>2 というわけで、167によるコイイヌ褒めちぎりに期待しておく。
167じゃないしコイイヌも読んでないけど挑戦してみる
「コイイヌ」貝花 大介
発情期の犬が初対面の人間を誘惑して押し倒させるという
衝撃的なシーンから始まる、イラストも非常に魅力的なラノベです。
多分イラスト担当は高橋よしひろかヤマジュンです。
167じゃないがやってもる
「なんで裸なの?」と鉄格子につかまった少女(7さい)が尋ねる
「おまえを助けにきたにきまってんだろうが!」と漢が答える
つまりこれの見所は、犬に変身できる少女の発情物語ではなく
幼女を守る漢の戦いだろう。くわえて読者をヒートさせることを
たやすくやってのける作者のあとがきは感服だ。
読んだ者全てを震え上がらせ、コンサート会場のような熱気に包まれるだろう。
おれにはこれぐらいが限界だ
>>167 それで十分誉めちぎりなんじゃね?
ところでコミックだが『ピューと吹く!ジャガー』の5巻の
空きページにあるアシスタントのクソつまらん漫画に
このスレっぽいコメントが載ってた。
どんな気持ちで書いたのか想像すると笑えた。
--------------------------------------
うすたの総評
「3年B組 はみだし先生!!」 平野正臣
--------------------------------------
この作品を読み終えてふと感じた事がある。
“結局人間って最期を迎える時に
満足して死ねたらそれでいい”
という事だ。誰にでも自由に生きる権利がある…
見えないところに 作者のそんな気持ちが
あらわれていた気がする。
だから平野君がこれでいいんなら
別にいいんじゃない?
アシのクソつまらん漫画といえば、富沢ひとしも刃牙の巻末に描いてた頃は、
こいつ絶対芽が出ないだろうな……とか思ってたなあ。
シノ褒めちぎろうとしたけど、書いてる間に気持ち悪くなって挫折した…○| ̄|_
皆の衆済まない
そもそも君には期待してないから、謝る必要はないよ。
ひでえ奴だな174は
それはともかく気持ち悪いくらい何だ173。俺なんか反吐が出そうなのに耐えて
マキゾエ読み終えたんだぞ。泣き言抜かすな、ゾンビになったと思って気合入れろ
そうはいかねえのがこの世の世知辛さ
てゆーか、作品を馬鹿にしたいだけなら別の場でやればよいかと
ダイエットに最適!
不健康なインドア派の多いラノベ読者に気を使った、新感覚ヘルシー小説!>シノ
「VS−ヴァーサス」 麻生俊平 富士見ファンタジア文庫
超技術で変身ヒーローになり女性に囲まれ大活躍!
これはそんな世の少年達の願望をまとめあげた1冊である。
変身ヒーローと言っても所属は警察である。
犯罪組織から逃げて来たなんて暗い設定ではない。
敵が現れても捜査は警察がやってくれる。ヒーローは後から颯爽とやつけるだけの美味しい役目だ。
同僚は無口でクールな同世代の少女。彼女も変身して一緒に戦ってくれる。
上司は知的でちょっと意地悪なお姉さん。最大のライバルも美人のお姉さん。
妹は健気で兄を慕っていて、幼馴染は武術が得意でツンデレ気味。
紆余曲折の上、主人公と同僚の少女は幼馴染のいる高校へ転校して
ヒーロー活動と学園生活の二重生活をヒロイン達に囲まれながら過ごす事になる。
残念ながら5巻で完結してしまったが、主人公等の学園生活をもっと見たかったという声も多い。
「ツバサ」(メディアファクトリー)で学園ラブコメディを好評執筆中の麻生俊平の原点がここにある。
なんだか、凄く読みたくなるんだけどwww
つまらないのか?コレ?wwww
>180
えーと、この作者の他の作品と比べると、orzだったというか…。
打ち切られなかったら化けたカモシレナイというか…。
取り合えず地雷というほでは無いデスヨ、多分
>181
なんじゃ結局アレって打ち切られたんかい
まぁ作者スレでは主に絵師のやばさが話題になってたんだが。
>>179 隔月刊行と言って1巻を発売しつつ、2冊目にして発売延期という
誰も予想できないような荒技をかましてくれたあの作品ですなw
>>179 待ってくれ、例えヒーローと言えど変身する時点でヒトならぬモノであることを
的確に表現した挿し絵に触れないとはどういうつもりだ?
VS-ヴァーサス- file1
「始動! 超科学特殊捜査班」
一人の少年が変身ヒーローになる"まで"を描いた一冊。
なし崩し的な展開が多いこの導入部分を、みっちりと書き込んだ作品。
終盤まで主人公は生身の人間のままであり、
変身するのはラストの実験シーンまでお預けというくらい徹底した意欲作。
VS-ヴァーサス- file2
「狩人の条件」
感情移入するべきは被害者か犯人か――。
被害者の人権、加害者の人権と騒がしい世の中に一石を投じる問題作。
司法とは? 捜査とは? 裁きとは?
そしてそこに関わる人々の気持ちは?
「気持ちなんざ、犬に喰わせろ――」
ヒロインを差し置いて主人公にお姫様抱っこされる、
自称『世界第二位の天才』竜胆寺那智の毒舌とチャイナドレスが印象的。
ヴァーサス第2巻にして、
女刑事"鬼姫"こと鬼怒原姫子シリーズ一作目。
〜中略〜
VS-ヴァーサス- File5
<V>と<S>
変身ヒーローである主人公の人外化が進み、指が六本になった。
ほめてると思うけど。
なんか只のあらすじって感じがするんだが。
あらすじというか、宣伝のように見える。
既読の人間からすると
>>187は十分褒めてるとおも。
"まで" とか特に。
うむ、ちょっと考えるだけでも誉めてないのわかるぞw
はじめから褒めていないと思ってみるから褒めてないように見えるのでは?
>>2 ・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
ネタの幅を狭める非難は控えましょう。
VS-ヴァーサス- file1
「始動! 超科学特殊捜査班」
変身ヒーローモノのシリーズ第一巻。
序盤中盤は抑えておいて最後の最後でカタルシス大爆発な展開を持ってくる王道作品
VS-ヴァーサス- file2
「狩人の条件」
主人公にお姫様抱っこされるチャイナドレスの毒舌お嬢様の追加でヒロイン大ピンチ!?
王道変身モノとしての地盤を重ねつつある本作は燃えのみならず萌えまで網羅、
進化する主人公とともに作品そのものも更なる進化を遂げようとする
VS-ヴァーサス- File5
<V>と<S>
変身ヒーローである主人公の人外化が進む悲運の展開……
今話題のマンガ「シグルイ」に絶大な影響を与えたとも言われておりシグルイファン必見!?
VS読んでないが褒めちぎり挑戦
イヤ、
>>187のネタは絵師の絵が酷かったってだけなんだがな
>>187 褒めちぎるというか、
「無理矢理、面白そうに見える作品紹介をする」
って感じ?
ラストのは、カバーイラストで主人公の指が六本あったというネタだな。
それなんてクールドライブ?
地雷探してゲーマーズに行った。
ネタがねぇ……。こうして見ると完全無欠な地雷というのはあんまないもんだな。
あってもネタにしにくかったりするし。困ったもんだ
ま、それがいいことなんですけどねw なんかまちがってないか、俺たちw
六甲月千春の約束いんぽっしぶる となりのあの娘は狙撃兵(スナイパー)を読み終わった。
ヒロインの未紗は_オタ属性、拷問シーンは作者のもっと書かせろ!こんなのが書きたいんじゃない!感バリバリだった。
主人公の怜央はドクロちゃんの桜君属性だったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは敵の軍人っぽい人。そいつのありとあらゆる行動がツボ。
イラストレータの神無月ねむの挿絵は199ページが特徴的だった。扉は裸、傷物にされたヒロイン、鎖などマニアック。
友人知人などに紹介する気にならなかった。オススメ。
六甲月、前作くらいゲームネタに特化してくれれば……いやそれもそれでどうだったか。
205 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/24(水) 22:15:16 ID:hDpDu0EJ
>>203 最後のオススメ。の一言がとっても投げやりでステキw
ageてしまったorz
<日記>
今日、本屋に行った。
MF文庫の平積みエリアを覗く。
「ぷいぷい」。あらすじを読む。やばそうだ。購入。
「魔法医カルテ」。あらすじを読む。それは無いだろう。購入。
少し奥のほうを見る。
「つばさ」…ポップなイラストの本だ。ボイルドエッグズ系とでも云うべきか。キレイだがラノベとしては少し違う感じの絵かもしれない。あらすじを読む。ダメだ。これはきっと毒にも薬にもならない。却下。
本を元の場所に戻そうとする。何かが目に入る。右上の文字。麻生。
あぁ。これは、あの、”麻生”なのか!
思わず、俺は、”麻生”……と呟いてしまう。
多感な思春期の時代に世紀末を迎えた俺にとって、”麻生”とは麻生俊平のことだった。
今でも”麻生”で思い出すのは「ローゼン」ではなく「ザンヤルマ」であって、
だから麻生俊平はあの時代のあの空気に相応しい作家であり、
庵野ですら麻生の前には霞むのだと信仰していた宝石だった。
彼の描く人々は悩み、動き、慟哭する。それは青く、とても甘い。
麻生は苦く、だがその苦さは麻薬めいたアルカロイドの苦さだった。
そして俺は、「つばさ」を再び、手に取った。
</日記>
「つばさ」 麻生俊平 MF文庫
これこそがラノベです。
難しいことなんか一切いりません。
どこまでもハッピーに、ストーリーは王道に、万人にお勧めできる
買って損をしないライトノベルがここにあります。
主人公は平凡な男の子です。
そんな彼が女の子だらけの学園組織に入部しちゃいます。
女の子たちはみんな何となく彼が気になっている感じです。
鈍感な主人公の気づかない所での密かな駆け引きも、押したり引いたり。
部屋によんで夕食なんかご馳走します。かたや手作り弁当を持ってきます。
主人公もカレーとラーメン、どっちが好きかと聞かれます。
また、最近のノベルゲームがそうであるように料理の描写もすごく丁寧ですよ。
ヒロインは5人ほど居ます。
どっかの隠しシナリオには隠れヒロインが居るかもしれませんね。
ホントにいっそゲームで出してくれ、と惜しんでしまうほどです。
むしろゲームのシナリオです。
東鳩からこんにゃくにつながる学園ドラマの系譜の先の
ハートフルラブストーリーがこの一冊に詰まっています。
とっても甘いです。
これを地雷だと思う人はおそらくいないと思いますよ。
ホントにほんとにお勧めです。
女の子と一緒にお風呂も入りますよ。
>208-209
なんというかこう、慟哭の聞こえてくるような紹介文だと思った。
いや確かにつまらなくないし地雷でもないんだけどね、ないんだけどね、というのが行間から読み取れた。
211 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/26(金) 09:37:50 ID:31dYOves
>東鳩からこんにゃくにつながる学園ドラマの系譜の先の
>ハートフルラブストーリーがこの一冊に詰まっています。
吹いた
麻生……。俺の知ってる麻生はもう死んでしまったのかな?
麻生儲の嘆きは、何かセガ儲の嘆きに似てる気がする。
セガ儲は海外に救いを求められるが麻生は…
オレは麻生ならここからガッツリくると信じてる
そう、さながらお仕事のように
訂正:ガッツリ→ガックリ
「つばさ」 麻生俊平 MF文庫
ツンデレの、同級生が出てきます。
ツンデレの、先輩が出てきます。
ロリの、先輩も出てきます。
男装メガネの、ボーイッシュ先輩も出てきます。
ピンクの、用務員さんも出てきます。
後もう一匹、なんか出てきますが忘れたぜフー。
同級生の留学生男子と一緒に風呂に入りますが実は○の●です。
ひんとは、
>>209。
文章と展開はgdgdのgmだが、ここにいる皆ならば平気で読めるぜ。
まあ、俺は読了直後に漫画キッチャのゴミ箱に捨ててきたが。
三巻目からは、三巻目からはいつもの麻生に戻るんだい! と信じたい儲の俺がいる
万が一、三巻目で
いきなり欝展開と登場人物の悲惨さが目立つ話にシフトしたら
それはそれでこのスレに登場する破目になるのではないだろうか
どんなレーベルでも三巻目が区切りになってるな
「魔法医カルテ」 月見草平 MF文庫
かつての幻想物語とは、世界そのものを表す表現手段であったと思う。
トールキンやラヴクラフト。彼ら幻想の祖の紡ぐ世界は広大であり、
それが故にその世界で遊ぶことこそが「物語を消費する」という行為であった。
その始まりにおいて「読書」とは能動の意を表していたのである。
やがて時代は過ぎ、それらの文化は日本へと至る。
日本において幻想物語は二つの道へと分つ事になった。
一つはビデオゲームであり、一つはライトノベルである。
厳密に言えば、そこに至るにTRPGという重要なファクターが
あったのではあるが、それについては割愛しよう。
ここは”ライトノベル”を語る場であるのだから。
さてライトノベルである。
ライトノベルもその始まりにおいては、かつての幻想物語を継承し
世界共有型であったといえよう。
ロードス島戦記、蓬莱学園などがそれであった。
しかしそれが定めであったのだろうか、やがて世界とプレイヤーは
分離する事となる。分離したプレイヤーは、そして世界を見失った。
かくして「世界系」が語られ始める。
「世界系」とは単純に云って、記述されたプレイヤーの身近な事件が
そのまま世界の命運に直結する物語のことである。
つまり、ここにきて世界とプレイヤーの比重は逆転したのだ。
その逆転はあらゆる事象に及んだ。
広大なる「世界」は町内にまで縮小し、「読書」は世界を支配するべき
プレイヤーの行動を観察するという、単なる受動に堕してしまった。
もはやプレイヤーは我々読者の分身足り得なくなってしまったのである。
そして独立したプレイヤーは人格を持ち、キャラクターへと進化を遂げる、
物語内における人格とは何であろうか? それは特徴である。
故に人格=キャラクター=特徴の等式は確立し、必然個々の内面は消失したのであった。
次に、世界から細分化したキャラクターはさらに細かくパーツごとに分けられる。
そして、ここについに現在のライトノベルの主流である「キャラ」が誕生したのである。
「キャラ」を理解したければ「マキゾエ」でも見れば良い。つまり理解は不能である。
否、その表現は不適切だろう。つまり、理解すべき「意味」が”無い”のである。
無意味に、ただ形としてパーツを付与される(逆説的ではあるが)特徴的なキャラクター。
それが「キャラ」である。
さて、書くのがいいかげん面倒臭くなって来てしまったので、そろそろ終わろうと思う。
意味は無く、ただ「キャラ」であるがために特徴付けられたキャラクターたち。
それはネコミミ娘であったり、ロリっ娘であったりした。
そこに「何故」を持ち出さないのは長らく暗黙の了解であった。
だが、それにおそらくは月見草平は耐えられなかったのだ。
キャラクターは中身の無い偶像ではないのである。
意味無きものは無く、それはただ隠されていただけであったのだ。
ここにネコミミ娘がネコミミであるための、ロリっ娘がロリであるための
そうであるべき理由が語られる。
それは長らく物語より失われた「意味」が復権した瞬間であったのだ。
ハレルヤ ハレルヤ
物語に幸いあれ!
ネコミミ娘に幸いあれ!
ロリっ娘に幸いあれ!
つま小に幸いあれ。
うはwww超GJ!
さぞや名のある御方とお見受けした。在野に埋もれさせるには惜しい人材だ
あなたへの羨望と、作品への後ろ向きの期待を込めて、カルテ買ってきます
>>221-223 属性に意味を持たせるとは・・・!!
かつて「ぱんつはいてない」を
主人公の感情を表現するためのガジェットとして使用した作家がいたが、
きっとそれを凌駕する傑作なのだろうな・・・。
ハレルヤ! ハレルヤ!
ネタバレどころかほとんど作品内容に触れてもいないのに、こうも興味をそそられるとはw
カルテ注文してきますた。
魔法医カルテ既読の人間としては、意味のあるねこ耳語りたいなら
別作品でもいいじゃねぇかと思うんだが。
(このスレ的には)ルナムン3巻とか。
魔法医カルテについて真に語るべきは、
中身は15歳だが外面は10歳なツンデレお嬢様の胸と、心境変化の関連性だと思う。
幼いが故のわがままや頑固さが薄れるとともに胸がふくらみ、大人になるという描写は、
まさにかのこんを送り出したMFレーベルだからこその表現といえよう。
「おっぱいいっぱい――MF文庫J」。
夏に向けてMF文庫Jの更なる飛躍を願う次第である。
これはまたふにふにと柔らかそうな地雷ですね!
踏んできます!
カルテ買ってきました。
231 :
221:2006/05/28(日) 02:09:32 ID:FzrIkC46
>>224 アリガト。けど、ただのオッサンっすわw
>>228 スマン、ルナムンは読んでないわ。今度機会があったら見てみるよ。
ただね、あの月見理論こそが、ネコミミだけじゃ無くて
すべての属性を説明できる統一理論だと思ったんだよ。
精神に引きずられる肉体、ってかなりロジカルじゃないか?
だからきっと彼は、これからどんどんとステロな萌えキャラ
を登場させてくれるはずと信じてるよ。そして地雷だらけの
キリングフィールドを展開させてくれるはずさね。
さて、残った手元のラノベは「ぷいぷい」だけなんだが、
これはきっと、万人に対しては地雷じゃないから残念、もとい、幸いだった。
描写をもう少し丁寧にすれば、ゼロに続ける可能性も無きにしもあるわけ無いかもだし。
>スマン、ルナムンは読んでないわ。今度機会があったら見てみるよ。
228がものすごい勢いでガッツポーズ取る幻影が見えた。
うん、間違っちゃいないんだ。ネコミミ出るし。
ただ、そのネコミミキャラが藤原クオリティで……
その、あれですよ。幼女キャラっぽくてとてもかわいいですよ?
(ものすごい勢いでガッツポーズを取る)
うーむ、カルテ普通に面白かった。
得したような損したような…
「アッシュ 魔王復活!」 夢幻 集英社スーパーダッシュ文庫
スペオペである。
作者が「あとがき」で云っているのだから絶対に間違いは無い。
しかし、そうであればSFであるはずなのに、何故に副題が”魔王復活”なのか?
と、疑問に思うむきもあるだろう。
だが、安心して欲しい。
別に魔法やら呪文やらが本当に作中に登場するわけではないのだ。
本作はそこいらのチンケなラノベではないのである。
つまり、しっかりとSFとしてのフォーマットに従って記述されたが故の、
スペオペ宣言なのだ。
では”魔王”とは何者であろうか?
それは主人公たる「アッシュ」の二つ名のことである。
彼が昔、強大な力で色々と悪いことをやっていた、らしいので”魔王”なのだそうだ。
まぁ「無法な超人ロック」とでも云えば、そのはた迷惑さは理解できるだろうか。
その”超強力サイキッカー”な主人公と、
ヒロインであるツンケンで(ツンデレではない)テレパスな連邦警察官のアイリスが、
ふとしたきっかけで「ハイパー融合」してしまった事が本作品の中心的事件であり、
その後に発生するであろうトラブルの発端であり、
最終的に解決すべき(出来るのかはさておき)命題である。
そして不本意にも協力関係となってしまった二人は、彼らだけで
VIP達(この言葉に反応したアナタ。末期ですよ)
を乗せた豪華客船エメロード号乗っ取り事件の犯人であるテロリストどもと対決することになってしまう。
その極限状態をとおして、犬猿の仲であるはずの二人は、互いの心を察し、意を汲み、協力し合う。
本作品は人と人との心の繋がりの大切さを描いた、信頼と友情の物語なのである。
あなたは読後に、他者と理解しあうと云うことの本当の姿を知るだろう。
イラストは初期のラノベを思わせるような、温かみのある線画を用いて描かれたものである。
その背景を極力排して人物のアップにのみ特化した描写法は、キャラクターへの親近感を
読者に与える効果があると同時に、日ごろ細かい仕事の多い現代人の眼精疲労に対しての
癒しをも与えてくれる、目に優しい仕様となっている。
オススメ。
>>234 おお。毒の感じられない褒め系の文章を久しぶりに見た気が。
それでいて、地雷臭はひしひしとw
よしっ、買ってみよう!と思い立ち、著者と出版社名を再確認。。。。
な、ナゼだ?!
何故、これほどにマウスを持つ手がカタカタと耳障りな音を立て、
おかしな単語の数々が頭を去来するのだ! ((((;゚Д゚))))ガクブル
野菜? 魔王? はっぴぃ?? 帰宅部??
しかし、内容は全くといっていいほど思い出せない!!
(完結しているものについては結末もだが、この理由は明確だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どれも途中で力尽きた・・・・orz)
スーパーダッシュ文庫・・・それはどのような褒めちぎりをも無効化する
最強にして最凶の地雷と言えよう。。。。
というわけで、本日 早速本屋に逝ってきます☆(キラリン)
>>234乙
しかしよく読むとイラストしか褒めてないような……
いや、よく読むとイラストも褒めてないぞw
よく読まなくても褒めてねえw
このスレで褒めていないということは、褒めちぎっていることと同義
その発想はなかったわ
俺、このカルテ読み終わったら結婚するんだ。
くっ カルテ・・・見事な地雷だったぜ・・
いいかおまえら、俺がカルテを読み終るまでここでじっとしていろ。分かったな?
うるさい!
こんな所にいたらやられちまうじゃないか!!
俺は1人でも逃げるぞ!!!
お前らの地雷愛魂、しかと見届ける。
しかも数ある中でも最も惨めに逝くタイプじゃないかw
@このラノベ読み終わったら、俺、結婚するんすよ
Aいいか、俺が読み終わるまでここを動くんじゃないぞ
Bラノベ読む前のシャワー
Cいわく付きのレーベルでスレがいい雰囲気
D「必ず感動するから。」 「必ず面白いから」
E「この中に地雷があるかもしれないのに全部読めるか!俺は自分の好きな絵師の本だけ読むぞ!」
F「明日は富士ミスの発売日なんだ。」
Gこの最後のSD文庫を読み終えたら足を洗うと決意してる状態
H「このファミ通文庫が読み終わったら2人で暮らそう」
I「電撃が出るまで待つことはありませんよ。ここは富士見で...」
J今まで目立たなかったレーベルが急に目立つ
K「今度の月末でまとまった新刊が入荷するんだ」
L「おのれ〜!ええぃ、美少女と出会え!出会えーぃっ!! 」
M「この本はオレに任せて先に行け!なに、すぐに追いつくから心配するな」
Nとりあえずいちゃつくカップル。勿論ジャンルはホラー
せめてお前らだけは同じ道を歩まないでくれ…
一冊でも手にかけたらもう後には戻れないんだ。
本屋にいったらカルテとアッシュが傍に1冊飛びで並んで置いてあってどちらか買おうかと思ったんだが、その両方に挟まれた所にあった「制覇するフィロソフィア」に惹かれて購入。
次の戦場はここか…
ぐぐったら、めっちゃ褒めちぎられてたぞwww
なにこの無駄なまでの異様な熱血ぶりは! よくやった! 感動した!
もうコンテンツ消えちゃったけど、まいじゃー認定最高クラス! イエッフー!
ぶっちゃけ女版男塾。哲学を「武器」にして闘うって!
しかもこれが単なるパロディなどではなく、完全に独自の世界観を築きあげているのです。
読め。いいから読め。
まずのっけから漢塾のパロディが登場するので嫌でもわかりますが、設定としては女版漢塾です。
帝は女しかなれず、さらに世襲ではなく当代からの指名によってふさわしき者が選ばれます。
そんな帝にふさわしい人材を育成するための機関が帝塾。
あ、ただ設定的に彼女たちは女であって女ではないので、胸とか出てません。エロい方向にも話は一切流れませんのでご承知置きください。
哲学による己の強さが物理的な強さに直結します。単なる意志の強さと違うところは、いろいろと理論がついてまわることですが、この辺は実際に読んで確かめてもらうのが早いと思います。
少年漫画を明確に意識して作った事があとがきでも触れられていますが、ただ単なるパロディレベルの作品ではありませんので、その旨明記しておきたいと思います。
ともかくおすすめ。これはいいものです。
つい、イラスト買いしそうになったが、
店員のお姉ちゃんが中学時代の同級生だった為
スルーした俺様が来ましたよ
駄目だ・・・。
>>252の裏が読めない。。。まさか普通に褒めてる筈もないしな・・・。
どこに罠がしかけてあるんだろう・・・。
>完全に独自の世界観を築きあげているのです
>あ、ただ設定的に彼女たちは女であって女ではないので、胸とか出てません。
この辺りが地雷臭い、
特に二つ目で実は全員女装男ですよオチがありそう
>255
それは明確に医学的に生物学的に進化論的に否定されている
そんなハートウォーミングな設定じゃない
>>ただ単なるパロディレベルの作品ではありません
完全にパクリとか?でもそれはつまらないに直結しないしな
どうせただのパクリなんだろ?ハハハ
↓
ジャーン!ジャーン!
↓
げえっ、孔明!
うわっまぶしっ!
さすがプロ(笑)
そういやヴァリスシリーズ最新作、ヴァリスXも凄まじい糞ゲーっぷりなんだが、
OHPで文字通り社員乙がこれまたプロ級の褒めちぎりをしていたっけ。
元々のヴァリスは全年齢向けだったのが、本作は何をトチ狂ったか知らんが
18禁になっているので、OHPはさらせませんが(ここは全年齢向け板だし)。
18禁どころじゃないトチ狂い方だけど、
「イヒイッ!陣痛イイイッ!」とか言われてもここラ板だしなあ。
葱板の褒めちぎりスレ池としか。
>>259 編集合戦のせいで、どんな褒めちぎりがなされてたのかよくわからなかった。
履歴で探せばまだあるよ。
履歴の「こういうネタ的な(ry」のとこ。
ってか名残の関連作品だけは消されてないなw
せっかくの芸術的褒めちぎりが消えそうなので履歴に残っているうちに
こっちにのせてみる。
>本作はBS:Iで放送される前は特に注目されていなかった(本作の放送が開始されるのと同時期に、
>アニメ史上最高の本数である約60本の新作アニメの放送が開始されていたのが一因とされている)が、
>その前衛的ともいえる特徴的な作画を初めとする過去に前例をみない独特の作風が視聴者の心をつかみ、
>放送開始直後から一部のアニメ愛好家の間で話題となっていた。
>BSにおける放送当時は地上デジタル放送の普及率が低く、見られる環境が非常に限られていた為、
>余り大きな話題とはならなかったが、後に無料インターネットテレビ「Gyao」での放送が開始され、
>誰でも見られる環境が整うとともに人気が爆発、一時的に gyaoでの人気作品ランキング1位に輝くなど、
>主にインターネットコミュニティにおいて話題となった。
>アニメーターの才能に任せた自由奔放な作画や音響効果と画面の時差表現など、
>あまりに前衛的な描写が多いことでも知られている。同様の描写で有名な『[[ロスト・ユニバース]]』も、
>この方式を決行したのは第4話のみであったのに対し、 MUSASHIはほぼ全話が同じクオリティで制作されており、
>[[2000年代]]でここまで大胆な作りのテレビアニメはこの作品のみと言われている。
>こういった方式は視聴者の拒絶反応を招く場合もあり、例として2005年放映の『[[魔法先生ネギま!]]』では、
>シリーズ途中で監督が更迭されるという事態が発生し、同2005年放映『[[銀盤カレイドスコープ]]』においては、
>最終回の演出家クレジットに「[[アラン・スミシー]]」と表記されるなど、トラブルの表面化も相次いだ。
>しかし、この作品においては「ありのままを映し出す」演出が逆に新しいと高く評価されており、
>ファンを急増させる要因になっている。
>このアニメの最大のポイントは銃の変形シーンである。主人公ムサシやヒロインのデスペラードは
>銃を使って敵を倒すが、場面ごとに臨機応変に自分の銃の形態を変化させながら闘っている。
>銃本体だけでなく、発射される弾丸の形態もこと細かに変化しているため、その威力は計り知れないものがある。
>その変形バリエーションは100とも200とも言われ、いまだ全容はあきらかになっていない。
>設定も明かされていないため、視聴者が最も注目する部分でもある。変形玩具の発売が待たれるところである。
>また、素晴らしい背景美術にも注目したい。通常の場面では写真と見まごうほどのリアルさと緻密さを持って描かれ、
>漫画的に大胆にデフォルメされた人物との対比が独特のMUSASHIワールドを演出している。
まさにほめ殺s……っとと、すばらしい褒めちぎりだ。
それにしてもやっぱり銀盤はラ板の外でも黒歴史というか
結構嫌な方面で記憶に残ってしまってるみたいだな。
要するにヤシガニといってるわけか
急に興味がわいてきた
>>252 個人サイトの文章をそのまま全部貼り付けるのはどうなんだ?
>>265-266 全然知らなかったんだが
>あまりに前衛的な描写が多いことでも知られている。同様の描写で有名な『[[ロスト・ユニバース]]』も、
>この方式を決行したのは第4話のみであったのに対し、 MUSASHIはほぼ全話が同じクオリティで制作されており
おk、把握したww
誘導先間違ってるだろそれ。
いや、それここの専用雑談スレになってるから
「ミッションスクール」 田中哲弥 ハヤカワ文庫
ライトノベル界の競争は熾烈である。
それ故、たとえどんなに実力があろうとも、その作品に「読者」の支持が得られなければ、
あるいは、少しでも「作者」が”物語を書く”という行為に疑問を抱いてしまえれば、
時代の先よりどんどんと押し寄せる、”新人の波”に押し流され淘汰されてしまうのである。
誰もが神坂にはなれないのだろう。
そう、時は無常であり、我々も大人になる。
ならば彼と彼の作品との出会いは一期一会であったのだと、大切な思い出を心にしまおうと、
――そして僕らは彼らを忘れた。
まるで、はじめっから出会わなかったかのように――
けれど、
しかし彼らは帰って来た。
彼は長い長い梅雨を抜けて、ラノベ作家のままに六年ぶりの輝かしい夏に出会えた。
彼は講師に身をやつしつつ、ついに巫術を極め、奇門遁甲へと至る指南書を上梓した。
彼は一線で働き続け、それがために時代に呑まれエロゲのようなラノベを書いた。
彼は本当にエロゲ作家になった。
彼はラノベに”さよなら”を告げてジャンルを移し、新人としてこのミスの常連になった。
彼はジャンルを移しSF作家となって、けれどラノベからは逃れられずにラノベ入門の新書を書いた。
そして、彼もジャンルを移して、SF作家になった。
田中哲弥。
若いラノベ読みの皆さんは知らないだろう。
古いラノベ読みの皆さんも忘れただろう。
彼は郷土史家であった。
兵庫県明石市大久保町、という一都市の一区域の史実を丁寧に記したヘロドトスであった。
しかし彼は寡作な作家であり、現存する彼の執筆したものはそう多くは無い。
そんな彼の新作の単行本を、ついに今世紀に入って初めて拝めることが出来たのだ。
これは大ニュースである。
しかし不安が残った。
発行レーベルがラノベではなくなっている!!
一体どういうことだろう? 彼は変わってしまったのだろうか?
一読……
あぁ、やっぱり彼は田中哲弥だった。安心した。
ということで、かなりまとまりがなかったけれど、この本を推薦する。
かって、田中哲弥が好きだったあなたへ、
そして、これから田中哲弥が好きになるあなたへ。
備考
本作は五つの短編よりなる短編集であり、うち三編は過去に「電撃hp」に掲載されたものである。
第一作の「ミッションスクール」が2001年の電撃hp Vol,11 にて発表されるやいなや大反響を
呼び起こし、好評のまま連載を続け、第三作「ステイショナリー・クエスト」ではついに作者
自らがイラストを書くという舞城王太郎ばりのこともしたそうである。以後、文壇より姿を消した。
あーもう、云いたいこと有り過ぎてと逆に何も云えん。
このスレの住人なら、これは読んどけ! 間違いない!!
これだ→
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20850.html 暇があまり無いのなら、本屋に云って裏面の「あらすじ」だけでも見ておけ。
まじ、オススメ!!! くそっ!
( ´Д`)ノ<先生! 表紙の時点でくじけそうです! 俺はこの男坂を上りきる自信がありません!
あ、これ、田中哲弥が作者だったのか。<ミッションスクール
レーベルがハヤカワだからてっきり田中は田中でも田中啓文かと思ってた。
276 :
272:2006/06/07(水) 21:27:47 ID:ma5jJKcM
ゴメン。少し落ち着いて文を見たら、全然褒めてねーや。
ただ、推薦しているだけだな。
誰かしっかりと読み込んで、エレガントに褒め称えてくれ。
たのむ……それだけが、俺のねがいです……
>>274 なにぃ?! 女の子とアクションと変人がいっぱい居る事を表した素晴らしい絵じゃないか。
この本のコンセプトは(きっと)ボーイミーツガールだし。女の子好きなら第5話目は特に
すごいんだぞ。
>>275 何故ハヤカワか?「あとがき」を読んだら泣けるから (つД`)・゚・
おまけ
裏表紙の「あらすじ」
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「下痢のため一刻も早く排便したいのです」――謎の符牒とともに教室から姿を消した
聖メヒラス学園一の美少女・山岸香織は、MI6の潜入工作員だった。国際事務総長直属
の謀報員・吹石雄作は香織と接触、イラク軍のテロ活動を阻止するため極秘任務を開始
するが……華麗なる諜報戦を描く表題作ほか、ホラー、ファンタジイ、アメコミ、純愛ロマン
という5つのジャンルフィクションの定型による規格外の学園ラブストーリー
------------------------------------------------------------------------------------
↑これが一番の「褒め」かもしれないw さすがプロだ。
>>276 ちょ!あらすじが粗すぎて意味不明w
まるでオベイジャマイカ
で、それはつまんないのか!?
本屋で見かけたとき少し興味を持ってしまったんだが、元はライトノベル畑の人だったのか
というかもしかして大久保町の人か?
そのあらすじみたらちょっと読んでみたくなった
明日買ってくるわ
>>280 >兵庫県明石市大久保町、という一都市の一区域の史実を丁寧に記したヘロドトスであった。
>>280 まさにその通りだ。そして超翻訳家でもあった彼だ。
ちなみに電撃から出した最後の「闇鍋の陰謀」もハヤカワで
この前復刊したぞ。
まあ田中哲弥スレを見てその微妙な褒めちぎりを体感してから
読むことをオススメするが。
286 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/08(木) 18:20:31 ID:CVRhDUI3
ラノベじゃないけどamazonでタカヤの批評読んだら泣けてきた
ハヤカワなら※田のプラ(ry
>>286 実力無いのに、みんなして持ち上げるから・・・。
残酷だよね。
290 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/08(木) 22:10:11 ID:juxRHFKO
The Endォオオオは正直ないだろと思った
291 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/08(木) 22:32:01 ID:kaayD6cR
見づらい。
最初の数行で萎えた。
293 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/09(金) 01:01:42 ID:mejbSQyJ
294 :
家出猫:2006/06/09(金) 01:06:57 ID:Yyq4oUYs
v
田中哲也ってそこはかとなくカオス文学の香りがするんだけど、
本家カオス文学と比べてもつまらなさが際立つ気がする…
カオス文学についてはggr
一番上にまとめサイトがあるwww
そして上の方にある
html(途中まで)
をクリックすると実況付で楽しめるぞ!!11!!!
いきなり日記すまんが、とあるサイトで
>>208-210の流れが
まるまるコピペされてたよ。ワロタwのに何故か切なくなった。
>295
哲弥だ哲弥。
本家ってなんだ本家って。時間が遡行したのか。
レスのコピペはなんかの権利に違反するとかいう話になったとか聞いた。
正当な引用まで禁じてる訳でもないし、禁じられる訳もない。
「とあるサイト」とやらでどんな扱いだったのか分からんから、
この事例そのものについてはどうか知らんが。
2ちゃんの書き込みには書き込みに対する全ての権利を放棄するって規約があるじゃん。
例えばエロパロスレの作品を思いっきりパクっても文句は言われないし言われる筋合いも無いんよ。
放棄じゃなくて譲渡だけどな。まぁ同じだけど。
ひろゆこに譲渡、ってことになるんだっけか
俺は208-209の中の人だが、全然問題ないぞ。てか、少し嬉しかったしw
まぁ、ひろゆこ的にはどうかしらんが。
それよりゴーーーーーール!!!!! っしゃ!!!
ごめんなさい
>>301 書き手の著作権の放棄=2chからの引用の禁止な訳がない。
こういう勘違いする人、出てくるとは思ってたけどさ。
>>301 2ちゃんねる掲示板に対しての放棄だ、バカ。
>>301 2ちゃん運営側に許諾しているだけであってお前には許諾しておらん。
どうだっていいから褒めチゲれよおまいら
褒めチゲ…なんか美味しそうだな…
厳密にはラノベと言えないのかもしれないけど…
「神様のパズル」 機本伸司著 ハルキ文庫
さあ、小松左京賞に輝くラノベ風味の新世代SFの登場ですよ!
「落ちこぼれ大学生が、なんとゼミで<宇宙を作る>という課題に挑むことに!
パートナーは天才ツンデレ少女!一見不可能と思えるこの難題に挑むうち二人は…」
ほら!こう惹句を引用しただけで面白そうでしょ?そう、面白そうなんだよ…。
とことん気の弱い主人公に無表情系少女がじわじわ心を開いてゆくさまが
簡潔なタッチで描かれます。どこにでもありそうな理系ゼミの人間模様がリアルに描き出され
そうだよね、現実ってこうだよねと思わず納得すること請け合い!
宇宙のつくりかたをある時瞬時に思いついてしまう少女の頭脳に圧倒され
会話の中にさりげなく提示される科学的真理に呆然とするほどショックを受け
宇宙の創造という大事業、ツンデレ少女の過去と苦悩などのオイシイ事柄を前にしても
なお田んぼで米作に励むだけの主人公の度量の大きさに感動するうち
物語は思いもよらぬクライマックスへ!
そして少女の秘めた素直さに、よかったねと思わず言いたくなる結末が待っています。
さすがは辛口のSF者を納得させた新鋭の作品だけあり
壮大なスケールをローカルな舞台で巧みに処理し、それをあっさりした文体で軽々と仕上げています。
グレッグ・イーガンの衣鉢を継ぐのは彼しかいない!
>>315 私、イラストに騙されてコレ買ったから大丈夫。立派にラノベです。
>簡潔なタッチで描かれます。どこにでもありそうな理系ゼミの人間模様がリアルに描き出され
>そうだよね、現実ってこうだよねと思わず納得
>よかったねと思わず言いたくなる結末
凄まじい地雷臭がする・・・w
318 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/16(金) 00:06:14 ID:wOat8FDt
>なお田んぼで米作に励むだけの主人公の度量の大きさに感動するうち
ここにも地雷臭ハケーン
>ほら!こう惹句を引用しただけで面白そうでしょ?そう、面白そうなんだよ…。
どっちかっつーと、こっちの方が臭う。
>会話の中にさりげなく提示される科学的真理に呆然とするほどショックを受け
あまりにもストレートすぎて惹かれてしまうではないか
機本伸司はすごいぞ
宇宙スケールの壮大な大風呂敷を
親子喧嘩のレベルにまで折りたたんでしまう
>>321 それってたたみすぎw
てか俺は厚みの方が気になるのだがどうなんだ?
うーん、自分はあの人好きなんだけどな
いや、ちょっとアレなのはわかってるし、成長してないつーか特に上手くもなってないっても知ってるんだけど、
何故か気に入ってるんだ...これは、変?
いや、恋だろ
やってみた
「乃木坂春香の秘密」1〜4 五十嵐雄策
絵のみを目的として買ったのは冴木忍以来である。
キョウハクDOGSを知らずに先に読んでしまった身にとって
小説の中身は実の所さほど期待していなかった。
しかしどうだろう。期待以上どころか、さらにその上を作者は行ってのけた。
優しい以外にこれといって取り得のない主人公がとある秘密を共有することで
完全無欠のお嬢様と恋に落ちる―
ありがちといえばこれ以上ないほど使い古されたパターンであるが、
同時にそれは王道でもある。
作者はその王道のど真ん中をこれ以上ないやりかたで突っ切る。
すなわち、いかなる障害も主人公とヒロインの恋を止めることはできない、
という命題を底流ではなく前面に打ち出したことである。
故にあらゆる障害は一瞬で暖かい周辺の手によって排除され、嫌味な上級生、反対する父、世界の違うセレブといった
主人公の敵手たる存在は主人公の手をわずらわすことすらなく時の彼方に飛び去るのである。
壁の花どころではない。書割のように彼らの存在は薄く、それゆえにこそ
主人公の無色透明な優しさとヒロインの全方位的なカラフルさが際立つのである。
327 :
326:2006/06/16(金) 20:42:52 ID:rxRbE0qh
そしてこの小説を斬新なものとしているもう一つの理由が
ハア?といいたくなるほど遅い関係の進展だ。
既に4巻を消化して居るにもかかわらず、彼らは今だに手をつないだだけで赤らみ、
フォークダンスを踊れなかったといって泣き、それではと覚悟するヒロインに突撃する主人公は
常に萌え記号満載のメイド長に阻まれる。メイド長は絶対わざとやっている。間違いない。
出会い即ヤリ中出しが万延する現代における作者の嘆きと奥ゆかしい恋愛観が読み取れるではないか。
sneg?と問い詰めたい設定てんこ盛りでありながら、読者が期待をかなえられることは一切無い。
無いったら無い。たぶん。
断言しよう。この作品こそ、萌えの萌えによる萌えのための最大公約数、憲法であり
マストであると。其処にこそ価値があるのであって、この作品に求められるのは断じてストーリー性とか
泣きとか鬱とかドラマとかそういったあざとい演出ではないのだ。
萌え絵師の神たるしゃあを擁する五十嵐氏の、絵を最大限に生かすための器としての物語。
それこそがこの女神の残り湯のごとく温く暖かい結界を形成しているのである。
しまったフツーに面白そうに見える
329 :
326:2006/06/16(金) 21:04:33 ID:rxRbE0qh
いや、俺は実際好きなんだけどさ。
ただDOGSの展開に比べると温すぎて焦れるかな
好みの問題もあると思うので
迷ったら踏め 踏めばわかるさ たぶん。
乃木坂はピアノ関連の記述がなんちゃってすぎて笑えるよw
>>330 作者はピアニスト目指してたくらいだから、わざとじゃないの?
五十嵐のヌルサってのは凄い技術だよw
普通の作者なら、乃木坂はもっと色々なイベントがおこると思う。
結局、乃木坂春香の秘密ってなんなんだ!
すげー気になるじゃねーか……。
作者は多分法律の勉強し過ぎて壊れたんだよ。
だからあんなに頭のw(以下自主規制
そっちはもう諦めたんじゃねーのん?
>>326 褒めちぎりっつーか、内容をこれ以上なく正確に伝えてるだけだなw
327のsneg? に誰も突っ込まないということは、
sneg? = それなんてエロゲ?
は既に公用語としての周知を誰もが認める言葉となっているのだな。
うむ、感慨深い。
>>339 みっちり詰まった長文は読まれてないだけ
>>337 カスタマーレビューもワロスw
>>339 ktkr
wktk
sneg
あたりはとっくの昔に有名になってるんじゃねーの。
全部なにがなんだかわからない。
どこのキチガイが流行らせたンだこんなクズ語。
>>342 上二つはともかくsnegなんてここで初めて見たし他で見た事は一度もない。
え、じゃあ
nnkkt
とか
hhww
とか見たことない?
>>345 それ、なんて意味?
ktkrとwktkはわかるが
vipperはVIPから出てこないでくれ
VIPは足を踏み入れたこともない
ktkr:キタコレw
wktk:ワクテカ
sneg:それなんてエロゲ?
nnkkt:何かキタ
hhww:はいはいわろすわろす
じゃあswtkとかkrhhdiとかktwrとかわかるかね?
ガンパレのコマンドだろ
omerwwnihnsbkrsnn
オマエラワケワカンナイハナシバカリスンナ
orsmomemrkjr
ajax:あの爺さん、落ちながら戦ってるよ
uomb:うおっ まぶしっ
自分の書き込みで荒れてしまったようで申し訳ない・・・
ここは本ヌレですか?
いいえ、本スレです。
「彩雲国物語」 雪乃紗衣(著) 由羅カイリ(絵) 角川ビーンズ
アニメ化で話題のこの作品を本日はご紹介させていただきます。
なんといってもその人気の原動力は、由羅さんの絵をひきたてる設定の数々。
主人公をとりまく華やかな男たち、美男秀才美男天才美男友情、そしてじーちゃん。
その設定力は第1回角川ビーンズ小説大賞奨励賞・読者賞作品ということからも
分かるように女子の心をぐっとつかんではなしません。
軽快な会話、想像の余地を読者にたくさん残してくれるその描写力。
だからこそ絵師は文章にしばられることなく存分にその能力を発揮できたのかもしれません。
このスレに住まう男性諸氏、女子の視点の移り変わりのせわしなさを知りたければ、
この本を読むとよいでしょう。
とりあえず、三冊まで読んでみてください。
登場人物の成長を楽しむ作品は数あれど、
著者の成長をこんなにリアルに感じられる作品は初めてです。
その成長を見守るべくついつい続巻に手が伸びる。
そんな楽しみ方をあなたもいかがですか?
由羅カイリってアンジェリークの絵を描いてた人だっけ?
359、素晴らしい。
少女系レーベルにはほめ甲斐のあるもの満載だよ
>>359 三巻で、切ったのだが。4巻になると面白くなるのかな。
3は魔法の数字だ。
困った時、何かを決めるとき、目安を3にすれば間違いない。
つまり3つ読んで駄目なら、四つ以降も地雷だ。
仏の顔も三度ってやつだね
ここは仏だらけですな
つか地雷踏んで本当の仏様に
一巻読んでコイツはダメだと思った。
六七巻まで読んで、割と登場人物に愛着が湧いてきてることに気付いた。
女はどこまでも強く、男は果てしなくヘタレ。
そして作者の成長を肌で感じた後に襲い来る、ビックリするほどのご都合主義は、
きっとハッピーエンドを追い求める貴方に最適でありましょう。
オススメ。
オススメってつければ何書いてもいいって思ってないか……?
>>367 >>2 >・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
> ネタの幅を狭める非難は控えましょう。
とはいえ
>>366はどちらかというと後押しスレ向きの書き方だなw
いつの間にテンプレにそんな糞ルール入れたんだ?
>>1誌ね、だから褒めちぎらないで糞ネタ撒き散らす奴がでかい面するんだよ。
>>366を勝手に改変してみた
個人的には彩雲国物語って掴み所がない印象なんだよな……
一巻を読んだ程度ではこの作品の真価をとらえることは難しい。
六七巻まで読んではじめて登場人物の奥ゆかしい魅力にとらわれていることに読者はふと気がつくであろう。
女はどこまでも強く、男はどこまでも天賦の芸を極めようとする。
作者自身もこの作品を書き進めることで飛躍的に自らの文才を成長させてゆく
このように作品連執筆中に急激に文才を成長させた作家の多くは
自らの文才に溺れて難解で複雑な話に話を捻じ曲げたりしがちである。
しかしこの作者はあくまでシンプルな話作りを忘れることは無い。
定石を外さないでハッピーエンドにシンプルに最短の手数で持ってゆく構成は
登場人物たちの幸せを願う読者たちの望みに最大限に答えるものであろう。
でも未だにおうさまは幸せになれないのね。
ダメ認定、ヘタレ、ご都合主義といいながら、
6,7巻まで読んでいて、意外と愛着もあって、オススメだとおっしゃる。
そんな366は立派なツンデレ風、ほめちぎりに見えます。
その心中は370が解き明かしてくれました。
私などは3巻まで読んで、その(作者の)成長に目を見張り、
その先を見るのが怖くなったので、まだ続きを買うことができません。
つーわけで、仏の顔を踏み越えた勇者に拍手っ!
>372
ふはは、気付かれてしまっては仕方ない。
まぁ初期は、乙女ゲーの二次創作っぽい臭いが抜けず、
このスレに書くしかない感じではあったんだが。
中盤以降盛り上がりもあるし、割と楽しめるぜ?
最近鬱話ばっかり読んでる俺としては、
力業で何としてもハッピーエンドに持ち込む手法は、
女の子らしいなぁという苦笑しつつも、逆に新鮮だった。
絶対不幸にはならないだろうし、安心して読めるよ。だからオススメ。
ふつうにオススメしてるなw
いや、最近のは普通に面白かったよ。
2〜5巻辺りは自分も見放そうと思ってたが。
途中で投げなかった理由はなんだろう?w
若かったんだよ、きっと
若い頃は自分の過ちを過ちを認めたくないものだからさ
・・・そう思って自分を慰めることがある
グインサーガを買い続ける人の心境だな
いや30巻くらいまでは普通に面白いと思ってたよ…(遠い目9
このスレで褒めた時点でだな、
「タクティカル・ジャッジメント2」 師走トオル
正義? 法律? くたばれ。
悪徳弁護士が勘のみを頼りに、容疑者を追い込んでいくクライムサスペンス。
本作の最大の魅力は主人公だ。
彼は凄腕の弁護士で、無関係の人間に容疑をふっかけ
法廷が混乱している隙に証拠をかき集めることを得意技としている。
裁判中も、証人や検事を「ハゲ」、「白豚」、「親のすねかじり」と悪態をつきまくる。
悪党パーカーシリーズもかくや、という見事な悪漢ぶりである。
好感度や共感など、読者に媚びるようなことは一切無視。
依頼人を訴えてきた原告を逆に脅迫し、示談金を搾り取るという
胸のすくような幕開けを読んでいただければ、彼の魅力は十分伝わるだろう。
さて、本作はある資産家の息子にふりかかった殺人容疑をくつがえす、
というのが大筋である。
凶器に指紋を残し、遺体のすぐ傍にいた被告の疑いをいかに晴らすか?
悪徳弁護士の腕の見せ所である。
タクティカル・ジャッジメント2 続き
極めて不利な状況下で、主人公はひとりの容疑者を見出す。
もちろん、証拠は何一つない。動機もはっきりしていない。
ただ、怪しいというだけだ。
しかし、主人公は、証拠? 知ったことか、マザーファッカー。とばかりに
自らの勘を頼りに調査を進める。
その豪腕ぶりたるや、やくざ顔負けだ。
通信妨害、偽の証拠、身分詐称、そして脅迫。
法廷内で証人を脅迫し、容疑者を追い込むその姿は、ぜひ読んで確認して欲しい。
近年の、ミステリに対するアンチテーゼともいうべき傑作である。
超オススメ。
普通に面白そうだなあ……
目を覚ませ。
色んな部分が焦臭いぞ。
>法廷内で証人を脅迫し、
普通なら間違いなく退廷だな(w
だいぶ炎上してるな…
だが読みたくなってくるのは何故だ!?
褒めちぎりが巧いから。
ただそこにある事実を淡々と述べているだけなのに
逆に褒めちぎっているように聞こえてしまう……
そんな作品がたまにある、のだ。
そう
そして実際に読むと確実に爆発するw
つかタクジャは富士ミス初期からの準エースだし
中でも2巻は普通に一番面白いと思うのだが。
つまり、売れっ子作家がリメイクすると…。
hosyu
奇跡の表現 結城充考
素晴らしい作品だ。
主人公は猪頭のサイボーグ親父。
萌えから100万光年彼方に存在するその姿からは
作者の物語は外見ではない、中身だ!という潔さをかいま見ることが出来る。
とはいえ、そこは電撃文庫。薄幸のシスター、元気少女など彩りには事欠かない。
シスターなどあまりに薄幸すぎて存在すら薄い。涙を誘う。
元気少女はそこまで存在は薄く無いが胸は薄い。
ついでに言うとイラストも眼の錯覚か、と思うほど少女の、いやキャラが薄い。
けして書き分けが出来ていないのではない。詳しくは読め、そして割目せよ。
その個性にきっと感動するはずだ。
敵の殺し屋は生まれながらの殺人者だという。凄い。
人間らしい知性をほとんど感じさせないその戦いぶりは感動すら覚える。
炸裂する言語感覚。これぞまさによく見る情報屋!のサポート役親父をはじめとする
期待を裏切らない脇役たち。
続編は3巻まで出ている。作者はこれからも身をもって裏街道を邁進する男たちの
雄姿を見せてくれることだろう。オススメ。
・・・いや、俺は好きだよ?本当に。
3巻はまだ積んでるけど。
>>393 読んだことはないが以前電撃スレで
本文描写で黒い肌のキャラがイラストでは白い肌というのを見た気が…
KKK か。
ライトノベルじゃないから詳しく書かないけど、創元推理文庫から出てる「飛蝗の農場」は半端ない
つまらなさだった。
途中まではいいのに、最後にうんこ二段重ねみたいなどんでん返し。
オススメ。
スレタイ読め。
オススメするスレじゃなく褒めちぎるスレだ。
「墓標の森と、魔女の本―閉鎖師秘戦録」 扇 智史
作者は新鋭。
日常と非日常が入り混じる描写に秀でているらしいが、とにかくこの本素晴らしい。
読者のイマジネーションを喚起する、奔放な設定類。
読者のイマジネーションを喚起する、自由な人物たち。
読者のイマジネーションを喚起する、過度に抑制の利いた描写。
あえて苦言を呈すならば、この一言に尽きるだろう。
「一から書き直せ」
誉めてない……
まあ、ただの印象なんだが…
最近の「オススメ」で結んであるやつって大概出来が悪いな。
なんというか基本的にスレの趣旨を理解していないような
>>400 >趣旨を理解していない
2スレ目くらいからそんなんばっか。
聖書は秀逸だった。
んじゃ…
マリアさまがみてる 〜仮面のアクトレス〜 作:今野緒雪
本作は一時期 大ブームになった通称「マリみて」の最新作
内容は、いちいち説明する必要もないかもしれないが
歴史のある お嬢様学校に通っている(自称)お嬢様な生徒会
のメンバーが義姉妹(きょうだい)の契りを結んだとか結ばな
いとかいう話を中心に、いろいろと週刊誌レベルのドタバタ
騒動が展開されるコメディ系ノベル。
既に10巻以上も続いているため、作者も表現の工夫を考えて
いるためか「レディGO!」あたりの人気ノベルのお手本…
みたいな手馴れた手法をここ最近は改め、新境地に挑戦して
いるように思われるので、最近読んでいない方も以前の評価
に左右されず読んでみると良いと思う。
ちなみに新手法について軽く説明すると、以前のように大衆
に媚びた頭の悪い読者をターゲットにした書き方から、理解
できる人にだけ理解できる「玄人好み?」の方向に変化して
いる。
とは言え、2ちゃんねらーにも対応できるような配慮もある
ので、安心されたい。
例えば、まるでチラシの裏か個人HPの日記書き込みのような
「どうでもいい」文章がいたる箇所に挿入され、難解で多様
な解釈が出来る文章で困惑した頭にとって、まるで箸休めの
ような役割を果たしている。
このラノベさえ読めば、他の作家の作品にも耐性が出来るし
人生の上でも忍耐というスキルを養うのに効果的でオススメ。
未読なんで細かい所は分からないんだけど、
この文章はちゃんと褒められてるの?
んー 40点かな。
このスレでは「普通に面白そうじゃねーか」というのが最高のほめ言葉かと。
上のにはまだ良心が残ってる。もっと悪魔に魂を売って
馬鹿どもに無駄金つかわせてやる!という気持ちが必要じゃねーかな?
少なくとも、実際の内容はともかく褒めちぎる、ってのが果たされているとは思えないな。
富士ミスの新刊が期待できそうだ
とりあえず読んでみても作品への誤った方法の興味ではなくて、
>>404の文章そのものへの不快感しか感じられない。
大衆に媚びた
だの
チラシの裏
だの、いかにも真っ当な感想文を書きそうにない人間の
好んで使用しそうな単語を使われてもねぇ。
悪意をこめてけなしてるだけだな。
ここは
叩くだけ叩いて自分達はロクな事をしない連中がのさばるスレ?
最近褒めちぎり出てないからな
みんな良作が見たくてウズウズしてるんだろ
>>411 違いますが、叩きを褒めちぎりのつもりで書いた当人さんですか?
褒めちぎりしたいんだが、最近褒めたい本とはなかなか
出会わない。
で、貴方に〜スレに行ったんだが、聞けない雰囲気だった。
明日新たな出会いを求めて図書館へ行ってくる。
>>414 富士ミススレでの新刊報告に核地雷といわれていたものがあったぞ。
それに突撃しる。
独自の採用基準を持つ富士ミスは十傑衆御用達のレーベルです。
404 作:404
404 not found では無い。
つま小スレの限界に挑戦した一球入魂の作である。
日本人は婉曲、ともすれば回りくどい物言いをする民族だ。しかしこれからの時代ノーと言えない、主張の出来ないイエスマンでは
いられない。その意気がひしひしと伝えられてくるのだ。
404の迂遠な表現を廃したストレートな文は、ともすれば懐古主義的な旧世代から言われ無き糾弾を受けるだろう。
しばしば老人は、若者の眩しさに嫉妬の念を燃やすのだ。
それは以降のレスに明らかであろう。
しかし我々は、かのような若々しい人材を温かい目で見守っていきたいものである。
404の褒めちぎられるべき素晴らしい作品が、再び投下されることを期待しよう。
>>415 こんなもんか。
せっかくだから
>>404の改変にチャレンジ。
とはいえ
>>404の「(自称)お嬢様な〜」って何を意味しているのかイマイチ解からん・・・そんな描写ってあったっけ?
マリアさまがみてる 〜仮面のアクトレス〜 作:今野緒雪
本作は通称「マリみて」の最新作であり、一時期ラノベ界を震撼させるような一大ムーブメントを引き起こしたこともある有名シリーズである。
内容は、いまさら丁寧に説明する必要もないので簡単にふれるにとどめる。
歴史あるお嬢様学校の一員として将来の貴婦人としてふさわしい生活を送らんと
自ら厳しく律した生活を送らんと心がけるお嬢様たち (もっとも一般的な読者に配慮し
各キャラには庶民的な内面を持たせて読者に親近感を持たせることに成功している)
が生徒会を舞台として、この学校独自の制度である義姉妹(スール)選びの過程で
登場人物達が直面する人間関係の悩み、すなわち人間相互の距離のとりかた、
人間相互のコミュニケーションに関わる苦悩を、暗い話が苦手な読者にも配慮して、
深くリアルに掘り下げることを避けラブコメ風味に軽快にかつコミカルに描いた作品である。
なおこの作品の中心テーマは恋人間、友人間、異性間、同性間を問わず人間にとって
普遍的でもっとも興味をそそられるテーマといえ、現実の社会、特に先鋭的な人間が集う
現実の芸能界においても良く表面化し一般週刊誌に取り上げられることが多いテーマでもある。
既に10巻以上も続いているためか、最近は作者も文章表現に新たな手法を取り入れているようである。
新手法について軽く説明すると、かつてはコバルト文庫の本来のターゲットである
小中学生が理解しやすいように丁寧に噛み砕いた文体であった。しかし連載に伴い読者層が
高年齢化したためか、以前の理解しやすさを重視した文体から説明のし過ぎを極力避け、
読者の多様な想像をできるだけ妨げないように配慮された「玄人好み」の文体に変化しているようにみえる。
とは言え、従来の文体・構成の虜となった者たちに対する配慮もあるので、安心されたい。
例えば、作品全体が伏線に縛られるような息苦しい小説となることを避けるべく、あえて話の本筋と
かかわりの無い話をいたる箇所に挿入し、高い読解体力・技能が求められる本編の
箸休めのような役割を果たさせ、日頃文章を読みなれていない読者も完読しやすいように配慮している。
本作品は多様な読者層に対応する作者の細やかな配慮が感じられる一品である。
GJ!
>404をそこまで素晴らしく改変できるとはw
今野は夢の宮の頃からずっとそうなんだが、どのへんが新しいんだろう
>なおこの作品の中心テーマは恋人間、友人間、異性間、同性間を問わず人間にとって
………………あ「こいびとかん、ゆうじんかん」か
「こいにんげん、ともにんげん」って何だ?と思った。
hosyu
誰か電撃新刊のラジオガールを頼む
電撃スレでは好評のようだし、自分で書いたらどうだ?
この感情を何処にぶつけていいか分からず書いてみた。
上手く言ってるかどうかは微妙。
学園キノ。
一見するとキノの旅の類似作品、またはセルフパロディと思われがちだが、それは事実と大きく異なっている。
類似、パロディなどではなく、作者は物語を先取りして提示しているだけなのだ。
つまりこの作品は、キノの旅・宇宙編、宇宙編第二章の後に続く『キノの旅第四部・学園編』であり、れっきとした続き物だ。
順番に提示せず、ランダムに飛ばすこの手法に、もしかしたら読者の一部は疑問と反感を覚えるかもしれない。
どうして順番に書かないのか、と。
だがその疑問は、物語を読めば氷解することだろう。
時雨沢 恵一氏の真骨頂が、そこにある。
今これを書くためには、今これを我々が読むためには、途中を省略するより他になかったのである。
また、著者自身もこの作品には愛着があるらしく、文庫化には並々ならぬ意欲を注いでいた。
渋る編集部に、著者が懇願した末、世に出たのが本作である。
面白い作品が愛着の強弱であるならば、間違いなく本作は今年一番の傑作である。
……だが、それでもなお納得のいかない人はいるだろう。
読んで違和感を覚える人もいるだろう。
そんな人は、自らに問いかけて欲しい。
我々読者は、時雨沢 恵一氏に何を求めていただろうか?
そして、時雨沢 恵一氏は何を書きたがっていただろうか?
キャラ萌え、ストーリー、表現力の巧みさetc ……
――どれも違う。
他の作者であればいざ知らず、共に求めるものはただ一つ。
『あとがき』、である。
そう、この学園キノはあとがきに溢れている。
時雨沢 恵一の織り成すあとがきの世界。
本文はあとがきであり、各話の終わりにはあとがきがあり、全体を統括するあとがきがある。
どこを切ってもそれがある。
さらに恐ろしいことに、真のあとがきは実は後ろの数ページにはなく……
いや、ここは是非、読者が自分の目で確かめて欲しい。
全ての規制が外された、作者が完全に暴走――いや戯れることの出来る場所、『あとがき』。
あなたは真の自由をそこで見る。
さすが時雨沢!
誰もが思いついてもあえてやらないことを平然とやってのけるっ!
そこに痺れる!憧れるうぅ!
>>428-429 GJ!
何気にキノの旅までひっくるめて褒めちぎってるあたり、レベルが高い。
ageまら
と書くと卑猥に見える
夏、だなぁ……
夏だなぁ厨 【なつだなぁちゅう】
夏に暴れる人(夏厨とは限らない)を放置ができず、とにかく「夏だなぁ」と言い出し、
それによってなぜか相手より優位に立ってると思い、
荒れの元となりスレ(板)住民全体に迷惑をかける存在。
【特徴】
・とにかく文中に「夏だなぁ」を入れないと気がすまない
・スレの流れや空気を読めず、反応してしまう
・普通のスレ住人は夏厨を放置しているのに自分だけが過剰に反応してしまう
・夏厨に反応している時点で夏厨と同類であることに気づいていない
・普段と特になにもかわらないのに、とにかく「夏だなぁ」と言えば勝ってると思ってる。
・一日中いや一年中ずっと張り付いてる自分がおかしいことに気付かず、
夏休みを利用して2chからくる特に異常というわけではないはずの人をなぜか見下している
つ 鏡
_、 ゑ 、__
〜i | 〉 仝〈. │,-′
|│ (゚(゚Д゚)゚) | |
_、 丶ニ▽o_o▽ニ,/
〜\// / ハ丶\_、_
\/\,ニ〈〉ニノ丶─〜′
ノ=ノノハ
/ `∀´|
| 彡 人. i、
|彡/丶\|
| / | 〉 ノ
| |. | / /
`.| | //
∪∪
ナツ=ダナー [Nats Danaa]
(1998〜 インド)
激しくワロタw
RE:凪野アオイを分析する。
僕がみえる
目に映るのは、闇、光、そして僕。
これが僕なのだ。僕なのだ、と。 −−−
(『RE:凪野アオイ』 著:原口美奈子よんじゅっさい 本文4P「序章」より引用)
これは本作品の冒頭からの抜粋だ。
序章、わずか見開き2Pの中に、およそ18の「僕」が散りばめられている。
これには僕という言葉に対する作者の愛が感じられる。
わずかなページ数にこれだけ「僕」という言葉を埋め込むとは!
作者の年齢(ここでは敢えて言わないが・・・)からすると、
これは子供という存在への愛が込められているのではないだろうか?
つまり、あふれ出る子供、もとい少年性をもつ存在への愛が伺えるということだ。
序章からあふれ出る少年愛についてはこの辺りで置いておくとして、
あらすじは、簡単に言うと記憶がないアオイが配属された軍艦での乗組員とアオイの交流と
過去にまつわる話だ。プロフィールは本文から抜粋するが『、
凪野アオイ。十三歳。性別:男。所属:アースイースト軍。〜(以下略)』だ。
序章での「僕」多用の文はなりを潜め、一人称は「自分」がメインとなるが・・・
作者はやはり僕に未練があった!
会話文ではしっかり「僕」をつかっていた上に、艦長(推定年齢40代男)にボクという一人称を使わせていたのだ!
ここまで書いたが、俺はツカレタ。あとはキーワードを並べるだけにするぜ
・「アオイはペットじゃありません。(以下略)」発言
・「こ、今度は僕が、ナナの背中を流してあげるよ!」
・…。そうしてこうして風呂に入っているアオイの姿を見て、・・・
イット 著:児玉ヒロキ ジグザグノベルズ
ネット投票で出版が決まるジグザグノベルズの意欲作である。
一見”ワナビ御用達”とも取られかねないこのレーベルであるが、
プロットの段階で編集の手を経ない事で実に独創的な作品に昇華する例がある。
中でも群を抜いているのがこの作品、イットである。
ストーリーの骨子は中世風の異世界に飛ばされた主人公が
軍師として活躍するというオーソドックスな物。
だが当作品イットが異彩を放つのは、主人公の過度な虚弱ぶりである。
魔法でパワーアップなどしない。
馬に乗れば股ずれを起こす。
戦闘に巻き込まれればアバラを折る。
筋トレをすれば疲労骨折を起こす。
現実世界の我々よりも更に虚弱な少年、イットが知恵を絞って活躍する
当作品には既存の作品に無い爽快感があるのだ。
王子や貴族達が主人公の知性に一目置く中、ヒロインがあまりに虚弱な
主人公に業を煮やし、筋トレを強制するシーンには暖かな苦笑が漏れる。
筋トレによる疲労骨折が元で主人公の両足が切断されるまでは。
何の工夫もない食料の買い占めで一朝一夕に帝国が飢餓状態に陥ったり、
中世風の世界が実は未来の世界で商人ギルドの長が送って来た
ターミネーターと戦ったりそんな超展開の裏で主人公はただ手術を受けて
リハビリをするだけである。
まさか自分の強要した筋トレが元で両足切断なんて思いもよらなかった
ヒロインは主人公に人生を捧げる事を選ぶ。
こんなプロットを有名出版社に持ち込めばまず出版にはこぎつけられまい。
ネット小説への投票という形式が産んだ現代の奇跡として、評者は
当レーベルの将来性から今後も目が離せない。
>>444-445 ネタ投下は乙だけど・・・
>暖かな苦笑が漏れる
>こんなプロットを有名出版社に持ち込めばまず出版にはこぎつけられまい
これ、自分で見て褒めちぎってる文章に見える?
>>446 もっともだな。もうちょっと精進して出直そう。
地雷の読後感そのままに書くとどうしてもいかんね。
まぁ興味がわくという意味では優れてるような…。読みたいかどうかは別として
>>444 これかなり昔にネット小説で見たことある気がする……。
両足切断まではまだ話進んでなかったけど。
ヒロインに、何故虚弱体質黙ってたとか言われて、もしかしたら鍛えれるかもと思ったとか
そういうふうなやりとりしてた覚えが。
>446
>こんなプロットを有名出版社に持ち込めばまず出版にはこぎつけられまい。
>ネット小説への投票という形式が産んだ現代の奇跡として、評者は
>当レーベルの将来性から今後も目が離せない。
そこで切ればそうだけど、文脈で見れば褒めてると思うぞ。
「普通なら出版不可。だが投票結果で奇跡の出版」って、一度否定してから引っくり返す事で「現代の奇跡」の凄さを強調してるだけじゃないか。
>444-445
普通に良いネタで、ちょっと地雷踏もうかと思ったよ。
>>446 >>2を2回ほど読み返してみることをオススメする。
少なくとも
>>444においては褒めているように取れると思います。
>>445で軽くオチに持って行くあたりは、創意工夫が感じられて
私的には好印象でしたよ。>444-445氏乙です。
うむ、普通に興味をそそられるw
ていうか最近批評厨が多すぎて投下が少ないんじゃないかと
>>444-445 乙。あれそんな話になってたのか。
やばい読みたくなってきた。
あと十分褒めちぎってると思うよ。貶し通しな訳でも無し。
さらに精進してくれるのは歓迎だけど。
随分と過激なツンデレですね
誰か『レイン 雨の日に生まれた戦士』
を褒めちぎってくれまいか。
自分は志半ば(というか10ページくらい)で敗北してしまった。
>>455 俺に、あくまで「ネット小説でタダで読める」から好きだったんだなというのを
思い知らせてくれた逸品だな。
458 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/26(水) 11:16:03 ID:2XLj59tS
>>444-445 めちゃめちゃ読みたくなってきた
でも買う気にはなれない
あのサイトみたらわかる
あれ経理がいる同人誌
459 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/26(水) 11:24:15 ID:2XLj59tS
「学校を出よう!」
そう、いまラノベ界に燦然と輝くビッグスター谷川のデビュー作。
超監督の超アニメが超人気の某アレと同時受賞だったため目立たないが
この作品だってラノベ業界ではトップ街道爆走中の超エース級と読んでも過言ではない。
例えるならば、ペトロナスツインタワーで言うと夜に電気が点いてない方だ。
で、本編。目から鱗が落ちた。まさに王道、まさにジュブナイル、
これぞ(一般ピーポーがイメージする)ラノベである。
頭とか貞操観念とかいろんなとこが緩い女性キャラと萌え記号の本流。
カキワリのような背景と社会描写に、男はすべてモブと幻。
これはすべての魔法使いと魔法使い志願者達に贈る魂のシャウトである。
「逃げて!」
このスレ見てると誰も読んでない地雷本をつい探したくなるから困る。
「メイド刑事」(著:早見裕司 GA文庫)
本作品は、世に蔓延るメイド萌え作品へのアンチテーゼとして
生まれた名作である。
安易にメイドを登場させる多くの愚作への警鐘として、
本作では寧ろ、「刑事」に重きを置いた。
そう、かの大傑作「スケバン刑事」へのリスペクトである。
余人には今更感漂うチョイスに思えるかも知れないが、
そこには作者の深い愛情と思慮が見て取れる。
その結果、「メイド」を出す必然性が皆無に近いストーリーが
出来上がったとしても、それは些細な問題に過ぎないであろう。
また、「スケバン刑事」の古き良き時代を再現する為、
本作品は極めてレトロ感を漂わせる文調で書かれている。
文面から醸し出されるその古風な雰囲気は、
年配の読者の郷愁を誘うに違いない。
なお、よく指摘される、「クイックルワイパー」の商標使用であるが、
これは「極端に普及した固有名詞は普通名詞となる」ということを
表現したに過ぎない。
かつてファミコンがTVゲームの代名詞となった様に、
クイックルワイパーが、その優れた機能性故に
棒状の掃除用具の代名詞となるであろう事を示唆したに過ぎないのだ。
決して、モップ等の単語を思いつかなかったわけでは無いのである。
(続き)
そして最後まで我々を感心させてくれるのがあとがきである。
ラノベに限らずあらゆる書籍が部数獲得に苦心している中、
安易に「メイド」ブームに便乗したところで、
特に非難するほどのものでは無いと思われるが、
そこへわざわざ
「メイドブームの数年前から企画していました」
と一筆入れるあたり、あまりの潔さに感涙を禁じえない。
これほどの完成度を誇る当作品が
熱心なファンを獲得するのはもはや必然であり、
レーベルスレ、作家別スレ双方共に
作者の文体をリスペクトした賞賛の書き込みが絶えないのも
無理からぬ事であろう。
>>461-462 うはwwwwGJwwww
褒めちぎりは面白いけど、まったくもって原作に興味が
わかない辺りが素晴らしすぎるwwwww
「メイドブームの数年前から企画していました」
ってすごいな。ブームってけっこう前からだろ。
構想10年の超大作ってとこか。
最近のはメイドバブルだが、いわゆるブームと呼ばれるのは
5年くらい前じゃなかろうか
初めてメイドという記号に萌えを感じたのは、名作エロゲ
【殻の中の小鳥】あたりだったなぁ、
当時はまだ萌えという単語もなかったけど
メイド喫茶乱立開始のころをブームとするならば『数年前』もそう昔のことではないだろうがなぁ。
このスレではもう”TAKE FIVE ”は扱ったか?
>なお、よく指摘される、「クイックルワイパー」の商標使用であるが、
>これは「極端に普及した固有名詞は普通名詞となる」ということを
>表現したに過ぎない。
これ前から気になってたんだけど、ラノベで商品名あまり出さないの
はなんで?
普通の小説だと、アルマーニ着てただのゴキジェットが置いてあるだ
のリアリティ出すために普通に商品名出てくるのに。
>>468 >かつてファミコンがTVゲームの代名詞となった様に、
>クイックルワイパーが、その優れた機能性故に
>棒状の掃除用具の代名詞となるであろう事を示唆したに過ぎないのだ。
>決して、モップ等の単語を思いつかなかったわけでは無いのである。
この部分を読むに、よほどまずい使い方をしたのではないかと想像するw
>>468 クイックルワイパーで掃除するなら多分なにも問題ないだろうが
あくまで仮定だが、仮にその清掃用具を撲殺用途に使っていると仮定しよう。
メーカー側の目に留まった時に良い気分になるかどうかほんの少し想像してみてくれ。
類似例は「バールのようなもの」
ステカセキングがグレートウォークマンだったら訴えられてた
というのと同じ理由か。
ステイプラーをホチキス
無限軌道をキャタピラ
回転式多銃身機関砲をバルカン
というのはまぁいいだろう…最後は微妙かな。
ゲーム機をファミコン
コピー機をゼロックス
携帯式音楽再生装置をウォークマン
と呼ぶのもまぁ微妙だけどありだろう。
でもクイックルワイパーってそんな一般的名称になるほどの一般認識も
シェアもないんじゃないかと思うわけで。
―――
作者がなぜそのような微妙な固有名詞を使用してしまったか。
その謎解きもまたこの作品の楽しみの一部であります。
ほかにも、ダイナーズカードやPowerMacなどの固有名詞が微妙な扱いで
登場します。
なぜそこでその固有名詞を使わなくてはならなかったか。
作者の思い入れを読み解くとまた深い一段レベルの鑑賞ができると思います。
>468
どちらかと言うとあまり現実を思い返させるべきではない
作品(猫耳娘がいるとか)が多いから。
一般小説だと全く逆と言うことになる。
作品中にハリポタとかヴァンヘルシングとか小雪(芸能人)とか出てくるようなラノベはそうそうないよなあ……
>>474 ええと・・・そういう時事ネタは風化するのでラノベに限らんかと・・・
風化した後でレトロ・定番ネタとして書くならともかく、リアルタイムで
熱に浮かされて書いてしまうと大抵大惨事だぞw
「いま、あいにいきます」をパロったのをサブタイトルに使ってるのがあったような…
それをいったら、『蹴りたい田中』の立場なんて……。
「電波的な彼女」はモロそのままにしては比較的上手くやったような。
最初は『電波日和』だったんだけど編集の意向で『電波的な彼女』になったんだぜ
3巻まで持ってるがきづかなかった
電波にそんな描写があったことを思い出せない俺かたやまん愛読者
その昔ヤマモトヨーコというものがあってだなあ。
ゲームの話しが、作中ドンドン新機種になっていった。
今新刊でたら凄いことになるだろう。……でないけどorz
ヨーコは昨今のヌルめのSTGには反応しない希ガス
怒首領蜂とかならあるいは・・・
>474
作品中に
「野口五郎(新御三家)」「マッハ文朱」
などを使いまくったライトノベルはありましたが
「西条秀樹のおかげです」なんて
つ 林檎殺人事件
487 :
1/4:2006/07/27(木) 21:45:13 ID:ZCZRCDDf
『かのこん4 オトメたちのヒミツ』(著:西野かつみ イラスト:狐印) MF文庫J
既刊分
1巻
ttp://www.tumasyo.org/1/0132.html 2巻
ttp://www.tumasyo.org/1/0203.html 3巻 当スレ
>>16-18 拙論で繰り返し述べてきたとおり、本シリーズは神話的民俗的な象徴・暗喩に富んだ
成長物語である。今回はいささかこの色彩が薄れてはいるが、それはクオリティの
落差ではなく目的の差異によるものだ。
4巻はこれまでのように1冊を通して耕太らが変化・成長する過程を描くものではなく、
1〜3巻で積み上げてきた変化・成長の中間報告書的役割を担った短編集である。
これらの短編の中で直接、あるいは暗示的に描かれる耕太の成長具合を論ずる前に、
狐印による挿絵について私見を述べたいと思う。
挿絵が無いのが特色です、という売り方が成立してしまう以上、
挿絵がライトノベルの重要な定型構成要素であることには否定の余地がない御影。
『あしたのジョー』の力石の過酷な減量エピソードは、作画担当者が力石の威圧感を
表現するために独断で大柄に描いてしまった辻褄合わせで生まれた奇跡だという。
作画がストーリーを面白くする現象は存在するのだ。絵の善し悪しは分からないからと、
かように重要なファクターへの考察を放棄してきた己が怠慢を猛省したい。
さて、作中でオオカミ少女の望は、制服以外の普段着として素肌の上に学校指定の
ジャージを着用しているのだが、狐印は挿絵で文章には無いアレンジを加えた。
上着のファスナーを全開にしているのだ。
そしてそのイラストは、望にとってただのクラスメイトでしかなかったキリコとユウキが、
盗撮取材を経て望の友人にステップアップしてゆく短編の中で使われている。
狐印の意図がお分かりだろうか。望がクラスメイトに「胸襟を開く」きっかけの
エピソードだからこそ、望のジャージのファスナーは開いているのだ。
挿絵担当者が作品を深く読み込み、本質を理解していなければ到底出来ないお茶目である。
ろくに原稿も読まず、巫女装束であるべきところにメイド服姿を描いたり
腕を吊った三角巾を描き忘れたりする不心得者どもがはびこる中、
素晴らしい挿絵師を引き当てたものだ。名前からしてかのこん最適任者に違いない。
488 :
2/4:2006/07/27(木) 21:46:13 ID:ZCZRCDDf
では耕太の成長という観点から改めて4巻を眺めてみよう。
前回少しだけ仄めかした、婚約者になったちずると耕太が再び擬似母子関係に
退行するのではないか、という懸念はどうなっているだろうか。
確かにその兆候はあった。スクール水着ごしの騎乗位女性器愛撫で興奮した
耕太はちずるを押し倒し、しかし乳房に顔をうずめる「あまえんぼさん」で
性欲を抑え込んだのだ。だがここを見て3巻以前と全く同じだと落胆するのはまだ早い。
そのシーンの地の文に注目されたい。
>こうなったらもう、母性をもって淫欲を制するしかない。あまえんぼさんである。
>(略)なんだかこれはこれでとても間違っているというか、毒をもって毒を
>制しているような気もするが、耕太にはもはやこれしかないのだ!
この通り、耕太は「母性をもって淫欲を制する」自己欺瞞システムを極めて明瞭に自覚し、
間違ったことだと認識するに至った。これは大きな安心材料だ。過ちとその問題点を
自覚できていて改善の意志があるならば、解決はそれこそ時間の問題なのだから。
もう一つの安心材料は実に西野らしいやり方で提供されている。
>ふよよよーん、な胸。/すきゅきゅっ、な腰。/ぬちちちーん、なお尻。
安産型、という賛辞からの存在からも分かるとおり、女性の腰周りを愛するのは
孕ませ生ませる者の視点に立たなければ出てこない発想だ。これまで専ら乳房の礼賛に使われてきた独特のオノマトペが腰や尻を歌い上げるのに使われ始めたのは、
豊かな乳房で育まれるだけの赤子の地位から、耕太が脱却しつつある証左に他ならない。
実際に耕太は食後の歯磨きディープキスの場面で、一瞬の隙をついて攻勢に転じ、
唇と舌だけでちずるをタップアウトへ追い込むまでになっている。
もちろん今回描かれた耕太の成長は、ちずるとの関係に限ったことではない。
妖怪のことなど何も知らず、耕太のことはむしろエロス大王と忌み嫌っている
一般生徒の視点で描かれている1月。
桐山のセリフの中で苦々しくも成長ぶりを認められている2月。
たゆらと耕太がちずる抜きでつるみ、突然頭数の増えた妖怪生徒とともに
変身ヒーロー戦隊を結成する3月。
489 :
3/4:2006/07/27(木) 21:47:16 ID:ZCZRCDDf
どれもこれも、耕太の属する場所が<ちずる――耕太>の母子間「セカイ」から、
意を異にする他者で溢れた「社会」へ移行していることを示している。
耕太は立派に一人立ちを始めているのだ。
……と、全てが順風満帆のように見えた4巻だが、やはりタダでは終わらなかった。
3月、妖怪生徒の束ね役だった熊田流星は桐山に後を託して卒業した。
しかし翌月の入学式で新一年生としてなにくわぬ顔で入学してきた。
熊田彗星、と名乗って。
拳打一発あたりの破壊力は流星の頃よりも格段に上昇するのかも知れないが、
それにしても彗星はあまりに不吉すぎる。
彗星は太陽を一つの焦点にして楕円軌道を描く天体だ。熊田は一瞬の輝きを残して
消えるさだめの流星から、延々と軌道を巡り続ける存在へと変質してしまったのか。
信じたくないことだが熊田は、否、『かのこん』は、
忌むべき<円環蛇の無限停滞 ※
>>490>に囚われようとしているのかもしれない。
今回の熊田が総ツッコミを受けたように、登場人物が異常性を認識出来ている内は
まだいい。熊田自身も名前を変えて一年生からやり直す形で、辛うじて既存の秩序と
折り合いをつける意志を見せている。
だが、そんな取り繕いも必要もないほどにこの循環現象が作中人物に受け入れられて
しまったとき、ビルドゥングスロマンとしてのかのこんは、ホメオスタシスに殺される。
あとに残るは生温い屍の終わらない人形劇。
いかに愉快で人間賛美に満ちた脚本を演じるものであっても、
生前の彼らを知る我々にとっては悲劇でしかない。
どうかこの憂いが杞憂で終わりますように……
※<円環蛇の無限停滞>
>Infinite Stagnation ON Ouroboros……
>
>"ISONO"と略すのが一般的である。
>敢えて乱暴に例えれば、ニーチェのいう永劫回帰の限定縮小亜種のような概念と
>言えるだろう。尾を呑んだ大蛇ウロボロスの上をそれと知らず歩き続けるように、
>いつまでも同じ所を循環し続ける現象を指す。
>この蛇に囚われた集団の成員は記憶や認識は切れ目無く連続しているにも関わらず、
>時間経過で変遷すべき属性(容姿、年齢、就学者の学年、乳幼児の発語レベル、
>年配者の脱毛状況など)が固定されていることに何らの疑問も抱かない。
民明書房刊
『サンデーナイト・メランコリィ』マーチェンコ・ハシェガエフ著 より
> 挿絵が無いのが特色です、という売り方が成立してしまう以上、
> 挿絵がライトノベルの重要な定型構成要素であることには否定の余地がない御影。
ちょwwwwwww
色々頑張ったがTAKE FIVEの褒めちぎりは俺には荷が重い・・・誰か頼めないか?
ネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
また散りばめられたネタににやりとさせられること>流星拳とかw
あんた御影スレ住人で谷川スレ住人だったのかw
やっぱアンタ天才だわwww
相変わらず天才だな…………
かのこん揃えなきゃいけない気分になってきたw
498 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/27(木) 22:54:11 ID:C8f6QpYB
ファウストあたりに載っていても全然違和感がないぜ!
ギャワー 改行一箇所ミスってるわい。
>>494 >あんた御影スレ住人で谷川スレ住人だったのかw
答えはどっちもNO
御影作品に至っては読んだこともな(ry
ニーチェなんか読もうとしたことさえ(ry
聞きかじりの知識を臆面も無く知ったかぶる、それが俺のジャスティス!
しかし4レスは長すぎた……
かのこんは普通に良質なラブコメだと思ってるからこのスレで
褒めちぎられても微妙な俺がいる。つか項目2/4だけで十分じゃね。
4巻これまでで一番面白かったしな。
>>501 それはラブコメに対する冒涜と受け取ってよろしいか?
>>482 AIの名前に萌えてたのは俺だけか。羽田空港〜
>>490 乙!
「あのすば」やったかい?
GA文庫の前スレでメイド刑事の早見裕司の口癖を使う人がメイド刑事を擁護して、
それを指摘されてたよ。
>>506 つか普通に使われてる単語を
早見の口癖だって決め付けて
メイド刑事バッシングに同意しないのは
全部早見本人だと言ってる奴がいただけp
ルサンチマンって使うか?早見の日記で何回か使ってたけど
しかしながらここで話す内容では無いと2回ほど早見本人扱いされた俺が言ってみる
かのこんの人降臨してたのかwww
なんかネタに一層磨きがかかってるしwwwww
かのこんかあ、確定してるらしいけど、なんか読んだら買いたくなったきたよ。
かのこんの人はほんと上手いな・・・
一回立ち読みで挫折したはずなのに、読み直したくなってくるw
かのこんは、つまらないというよりは、褒めちぎりたくなるアレな感じがあるw
>民明書房刊
>『サンデーナイト・メランコリィ』マーチェンコ・ハシェガエフ著
内容をふまえて↑をじっくり眺めると
>>490は更に笑えるなww
>ルサンチマンって使うか?
批評の時よく使う。
「殿が来る!」とか「究極蛮人ダンジョーV」とか「都立高校独立国」なんかのレビュー書いた時は使いまくった。
オレもGAスレで本人扱いされたな。
本人乙
このスレのタイトルが目に入るたび、
わたしの頭の中には中村九郎さんの名前ばかりが瞬くのです。
中村九郎の作品はつまらないわけではない。
つまらないを超越した何かなのである。
アレは小説ではなく地雷だろ?
地雷じゃねえよ
密室の中の一酸化炭素みたいなもんだよ
このスレ読んで、『かのこん』全巻注文しちまったぜ!
買おう買おうと思ってるうちに4巻まで出ちゃったかw
2巻くらいならネタで買えるけど4冊分もネタに金出せねーよww
anazon月曜くらいに届けてくれるって
>>522 でもあの乳っぷりが気になって買っちゃうんだよなぁ・・
お前ら何言ってんだよ
馬鹿じゃねーの
俺の本棚には既に四冊並んでるぞ
スニーカーの新刊を買いに行って、
ムシウタBugが無かったので、
ういうっかりかのこん1巻を買ってきました。
>>527 ようこそおっぱい三段活用の世界へ。
知ってるかい?地雷ってのは踏んだままでいれば爆発しないんだぜ?
その代わり踏み続けなくちゃならねえがな……
つまり、積んどけば地雷ではない と
それではまるで拷問じゃないか
触れた瞬間に起爆するんだから、やっぱ地雷じゃ?
>地雷ってのは踏んだままでいれば爆発しないんだぜ?
「地雷っていうのは足を乗せたときではなく、
足を離したときに爆発する」
と言っているんじゃないのかな。
つまり、ずっと乗ってれば良いのさ。
スリル満点の泥沼へようこそ。
つまり、読んでいる間はオーケーだけど読み終わった瞬間駄作であったことに気付くと。
>>536 いや、読んでいる間も「ここで足を離したら爆発する」のは分かってるんだ。
このスレで昇華させるという解体作業を経ないと読了しても爆発する。
かのこん以降ネタ投下がストップしてるぞー。
夏休みに入った中高生よ、読書感想文に流用するつもりで褒めちぎれ。
地雷にも触れただけでボンやら何回か踏まんとボンしない奴とか種類があるぞ
>>536 インディー・ジョーンズみたいに同じ重さの生贄と挿げ替えれば助かるぞw
>>540 あぁ。それで生贄を求めてここで褒めちぎり文を書くのか。
>>538 読書感想文でラノベはまずいだろ。
でもいるんだよ。ラノベで読書感想文書くバカ。
俺が学生の頃はスレイヤーズとかオーフェンとかあったぜ。
火葬戦記で感想文書いた俺には遠く及ばん
>535-537
『ビートのディシプリン』が思い浮かんだ。
「面白いっちゃ面白いけどこれどうするんだよ……いや大丈夫だ、きっと綺麗にまとまるんだ……」と
自分に暗示をかけながら読んでいくと最後に驚愕のオチ。
ビートのディシプリンか…5巻まだかな?
『土くれのティターニア』(著:増子二郎 イラスト:溝口ケージ)電撃文庫
ヒロインは我々にはうかがい知れない事情で怪異を切り続ける異形でもある少女
主人公はヒロインに引っ張られその側にある普通の少年
そして主人公に憑く謎の無口かつ大食らいの南国精霊
彼らはまるでジョン・ケージの「4分33秒」のような旋律を奏でる。
これはそんな連作中編である。
「読書感想文の書き方」という本の感想文を書いた俺はどうかな。
ブギーポップが何処ぞの学校で読書感想の指定本になってなかったっけ?
あと、乙一も。
>>549 おまえ頭いいな、地雷換算で攻撃天使並みによくね?
>>548 >彼らはまるでジョン・ケージの「4分33秒」のような旋律を奏でる。
あの曲を小説で表現しうるとは新鮮な驚きだw
確かに。凄い力量だ。
そう言えば一般小説でむかし、「1ページ=1分」の縛りを課した
作家がいたらしいな。モチロン一人称。で、その主役が当然のごとく
気を失うシーンとかあるんだけどさ。
紙の無駄遣いとは思わねェよ
筒井康隆だな。虚人たち。
対人地雷は、掛かった相手を殺すのが目的じゃないんです。
せいぜい脚の一本も吹き飛ばすだけ。
本人の戦闘能力を喪失させ、後送と治療で周囲の戦闘能力も殺ぐ。
一石二鳥。
……で、本に例えると?
知るか
何だ、このスレのこと。の全く正反対だよね!
このスレは地雷被害者がどこそこは安全で通り易いぞって地雷原を教えるスレだろ?
地雷好きなMっ子達に
「踏むなよ! 絶対に踏むなよ!」
560 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/03(木) 22:17:54 ID:Rewckfd+
>>558 Mっ子じゃないもん!
ただの地雷好きで、地雷原には必ず突入し、ソレを無傷で突破する事こそ…
その先の新しい世界に昇華できるってもんでしょ?
つまり、このスレは釈迦が苦行を積む為に与えられた試練を教えあい、
みんなで新しい世界…極楽浄土への道を探す為の大切なスレなんだ!!
このスレの設立理念は
>>1のテンプレ文に良く現れているではないかw
>560
・・・マジレスするとお釈迦様は苦行なんて無意味だー、と言ってたわけだが
そそ
>>562の言うとおり ヒンドゥー教のアホな階級制度と
意味のない修行なんかやってられるか が仏教の発端なり
>釈迦
ヒッピーの元祖だな。
565 :
1/2:2006/08/04(金) 16:47:28 ID:WcXMOJCN
褒めちぎってみたけど上手く皮肉れなかったかも。
『ロクメンダイス』 中村九朗 富士見ミステリー文庫
では富士見ミステリー文庫の代表作であり
出版社の富士ミススレでは絶大な話題性を誇るロクメンダイスを紹介しよう。
この作品は六人の精神病患者が共同生活をする六面ダイスを舞台にした物語である。
主人公の名前はハツ、彼は周囲に合わせることに
慣れていくうちに心が錆び付いてしまった少年である。
この病気の特効薬であり唯一の治療法は――恋をすること。
新しく六面ダイスに女の子が入ることになった。
彼女の名前はチェリー、この物語のヒロインだ。
町ですれ違った同じ高校の制服を着た彼女は長い黒髪をなびかせながら
手袋をしているマネキンをじっと見つめていた。
ハツはチェリーに恋をするが彼女は心の病気で恋をすることができない。
恋をしなければならないハツ、恋をしてはならないチェリー。
二人の恋の行方は――。
566 :
2/2:2006/08/04(金) 16:53:35 ID:WcXMOJCN
この作品はあとがきで作者が書いているように心をテーマにした作品である。
本来心とはうつろいやすく理解しにくいものである。
それ故に文中ではあえて曖昧で比喩的な表現を用いて
理論も必然性もなく物語を進めているように見えるが、
これはすべて中高生の多感で掴みにくい心を表現しようとしている結果なのである。
さらに心を表現しようする文体からは幻想的な雰囲気を作り出され、
イラストを描いているdow氏の水彩画的な絵とマッチして
まるで夢の中にいるように時間を忘れ、一分を一時間と感じるがごとく
一ページに一時間を掛けてじっくりと読みふけってしまうこともある。
しかし読み進めるにつれてまるで催眠術にかかったかのように
読書スピードが上がっていくのはその幻想的な雰囲気ゆえなのだろうか。
さらにこの作品の文体は穢れを知らない無垢な心が悩み、考え、
さらには恋をしていくさまを詩的な表現を用いて見事に書ききっている。
それは自分が悩み、恋をしているかのような錯覚に陥らせることで
まるで脳にしみていくように感情移入をさせることに成功している。
これだけすばらしい材料があるのだから出版社の富士ミススレの住人に
「数ページ読んだだけで魅力が伝わってくる」と言わしめたのにも納得できる。
このようにロクメンダイスはとてもすばらしい作品なので
ライトノベル初心者から凡作に飽きたライトノベル玄人まで
すべてのライトノベル読みにお勧めしたい一品である。
>>561 初代スレの1には
**********
1 2006/01/25(水) 22:22:17 ID:dqLspwUp
イラストに騙された名無しさん
基本的に嘘を書いてはいけません
真実に基づいて褒めましょう。ベタボメ推奨。
どんな小説でもひとつくらいは褒めるところがある!と信じて。
***********
って書かれてたんだよなぁ。
うん、今回のは上手い。
こういうデキル人がスレ住人だとほっとする。
>>565-567 ミステリ界には『三大希書』・『三大アンチミステリ』と呼ばれる書物
(『虚無への供物』・『ドグラ・マグラ』・『黒死館殺人事件』)が
あるけれども、『ロクメンダイス、』はそれに匹敵する傑作アンチミステリだと思う。
かつて中井英夫の『虚無への供物』は未完成状態で江戸川乱歩賞の最終候補に残った。
中村九郎も未完成としか思えない『ロクメンダイス、』、『黒白キューピッド』の2作品が両方最終候補に残った。
『ドグラ・マグラ』を一読した人間は精神に異常をきたすと言われている。
>『ドグラ・マグラ』読んで、頭が変になっちゃったらしいんだね。
>だから、おれはまだ相当感受性が強いなと思って、安心したよ。(笑)
――横溝正史
同様に『ロクメンダイス、』でも・・・。
読んでると思考が飛ぶ
――富士ミススレ住人
>脳に染みてゆく感じが心地よいんだよ・・・。
――富士ミススレ住人
>なぜか目眩がしてきた。
>文がとてつもなく変だとも思わなくて、理由が判らんので精神攻撃の一種かと思った。
――富士ミススレ住人
太平洋戦争で学徒出陣した学生の中には、聖書や仏典の代わりとして、
『黒死館殺人事件』を戦地に持ち込んだ学生がいたらしい。
彼にとって『黒死館』は聖書のようなものだったのだろう・・・。
いつの日か日本に再び戦渦が訪れた時。
『ロクメンダイス、』を聖書の代わりにする学生が現れるかもしれない。
この作品はそれだけの傑作なのだ。
ライトノベル版三大(or四大)奇書の一角を占めるのは確実として、
残りの座を勝ち取るのはどんな作品だろうな。
陰陽師は式神を使わない
終わクロ7巻
こんなん?
カンフーファイター
東京忍者
六枚のとんかつ
リアル鬼ごっこ
ロクメンダイス、
陰陽師は式神を使わない
大旋風ガール
ブロークンフィスト
んなもん壊拳に決まってるだろww
>>565-567 ちょうど今読み終えたところで、スレを見てみたら褒めちぎりが載ってて笑ったw
地の分がトンでて意識もっていかれそうになるけど、あるがままに受け入れたら普通に面白かった。
読んだ後に不思議な浮遊感があって、今ちょっと頭を冷やしていたところだ。
どっちかというとエピで主人公が置いていかれたりとか、アンチお兄ちゃん的要素が俺にはきつかったかもorz
閉鎖のシステムも奇書ではあると想うんだ
閉鎖のシステムはどこかが壊れてるって感じはしなかったけどな
キャラが少し変ってくらいで
やや狂った小説ではあるが、しかしそれは『奇』とは違う方向性である希ガス
キショい
・・・我慢弱くて正直スマンかった。
熊谷雅人著『ネクラ少女は黒魔法で恋をする2』(1/2)
おすぎです。今日はとってもハートウォーミングなラノベを紹介するわ。
これは作者の受賞作の次の作品で、そのまま受賞作の続きになってるの。
そんなのタイトル見れば判るじゃない、よけいなこと言わせないでよ。
で、主人公空口真帆はなんとネクラで黒魔法が趣味な少女なの。
こんな主人公見たことないでしょ? まるでカリフォルニア巻みたいね。
表紙とか、無駄にエロいでしょ。でも中身はもっとエッチなんだから。
それで、前作では悪魔との契約を反故にしようとしたところを天使様に見つかって、
契約してからの記憶を消されて終わっちゃうところからの続きなわけ。
でもこの二作目では、その記憶をあっさり思い出しちゃうの。
じゃああの記憶操作は何だったのよ! 受賞取り消し! ってことになるじゃない。
思い出しついでに、悪魔っぽい下級生やら天使関係者も登場しちゃうし、
オマケにまるで判で押したようなツンデレ生徒会副会長まで登場しちゃう。
もうさあ伏線張っておくぞ、って感じでしょ? 若いわね。まったく。
それでその悪魔っぽい下級生がこれまたDQNで、主人公をナンパするのよね。
なにこいつふざけてるの、真帆は俺のものだ! って思うじゃない。
でもそれが作者の狙いなのよね。この巻の主題はね、真帆の母性なのよ。
過去の女の影を引きずる演劇部部長、自称悪魔のDQNなんて相手にしたら、
普通の女子高生じゃつきあってられないわよね。でも真帆は見捨てないの。
私は見たわ。主人公に母性が誕生する瞬間を! もう涙が止まらなかったわ。
いったいどうやってネクラで内弁慶で黒魔法が趣味な女子高生に母性が登場するのか、
これを書ききった著者の能力に感嘆するしかないのよね。
恋心なんてのが読みたい方は、前作を読んでちょうだい。というか、読みなさい。
読まないとストーリーが解らないでしょ!
熊谷雅人著『ネクラ少女は黒魔法で恋をする2』(1/2)
実は主人公ってタダものじゃないと思うわ。
黒魔法は今まで成功させたことないとか言っておきながらあっさり成功させちゃうし、
内弁慶で運動音痴なのに格闘技が達者だし。
でも眼鏡を外してイメチェンしようとするときに、
黒タイツまで脱いじゃうのはどうかしら。穿いたままがいいのよ!
脱いだとたんにパンチラしちゃうんだから、脱いじゃだめなの!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 黒タイツ! 黒タイツ!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
続編では、黒タイツに対するこだわりが見られると思うわ。だから、買いなさい。
私の評価は、杏仁豆腐6皿。
おすぎでした。
熊谷雅人著『ネクラ少女は黒魔法で恋をする2』(2/2) だったorz
気にすんな、その程度のミスを補って余りある超GJだった。
ただ最後の一行は、
「おすぎでした、みんな私に騙されなさ―い!」
とかだともうちょっと嬉しい。
GJ!
良作続きで嬉しい
ところで
>表紙とか、無駄にエロいでしょ。でも中身はもっとエッチなんだから。
ここkwsk
>>590 続きは小説で!
このスレにおける職人への最高の賛辞は「踏みました」だっ!
で、さらに褒めちぎれば完璧。
既読の者としては、(悪い意味で)その作品とは違うと思うが。
単におすぎの口調真似したかったんちゃうんかと。
>>593 未読者には全く分からんから、
>>593も褒めちぎり文を書いてみてくれ。
俺はそれでしか判断できん。
>>594 別に判断してもらう必要はない。
そして、このスレとしての褒めちぎり要素があるかといわれると、微妙だからむりぽ。
『土くれのティターニア』(著:増子二郎 イラスト:溝口ケージ)電撃文庫
ヒロインが山の神に美味しく喰われる直前のシーンから、この作品は始まる。
喰われる、といっても、草食獣が肉食獣に喰われるような情景を想像してはいけない。
命を奪うような事は行なわれないし、山の神は「痛くしねぇから、安心しろ」と
紳士的にヒロインを気遣う。それに、ちゃんとヒロインの合意は得ている。
胸だとかフトモモだとかその付け根だとかを味わわれたり血が出たりはしたが
大丈夫だ。当時は幼女だったヒロインが“誰にも見せた事の無かったところ”を
野外で丸出しにしたはずだが問題は無い。ヒロインのハートは山の神のものだ。
恥ずべき事は何もない。行為の結果、ヒロインは体に超常の力を宿す事になる。
ヒロインの戦いは凄惨を極める。
襲ってきた怪物に体を押さえつけられムリヤリ喰われて悲鳴をあげ、
小さな妖怪の集団に群がられて好き勝手され、それでも彼女はくじけない。
さぁ……君も、ヒロインの活躍を見守ってみないか?
叙述トリックの香りがするw
グロなのかエロなのか、
それが問題だ
どっちでもなくむしろギャグなんじゃないかとかうたぐってる
むしろ地味
前作で主人公が頻繁にゲロってたという予備知識が
あるかどうかで、騙され具合に差が。
騙すも何も、嘘じゃないからなぁ。
『たくさんの蛇に似た影が脈打ちながら、明日香の左足の肌を這い回っている』
とか第一話に書いてあるんだぞ、本当に。
そ、そんなこと言ったって騙されないからな!
べ、べつにアンタに信じて欲しいなんて言ってないんだからっ!!
好感度+1
>565-567,574
「ロクメンダイス、」読んでみた。
たしかに不思議な雰囲気のある文章だな。
ほら、「不思議の国のアリス」で、アリスが大きくなったり小さくなったりして
へんてこな気分になるシーンがあるだろ。あれを思い出したよ。
自分が当然の前提としていたことがひっくり返る、目眩に似た感覚。
これはちょっと他の本では味わったことがない感覚だったな。
発売日に買ったんだが・・・ まさかここで紹介されるほどまらないとは思わなかった…
608 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/09(水) 18:34:03 ID:8uoOMxlt
ここの内容を、地でアマゾンのカスタマーレビューでやれば(ry
>>606 同意。地雷地雷って言われててそれは全く弁護のしようがないんだけど、
突き抜けた言語センスを持ってることは間違いないんだ。単なる地雷作家で終わって欲しくはない。
絵付きの詩とか書いて新感覚ラノベ(ノベルじゃねーけど。ラポエ?)出したら多分やばいぜ。
具体的には俺らの脳がやばい
はにかみトライアングル(著:五十嵐雄策 イラスト:みずき)電撃文庫
はにかみトライアングル。名前を聞くだけだと、何が何やら分からない。
しかし、著者は五十嵐雄策である。あの、五十嵐雄策である。
タイトルで首を傾げたが、実績ある作家の作品ということもあり、期待を胸に読んだ。
一言で表現しよう。傑作だ。これ以上の言葉はない。
どれほどの知恵者が賞賛の百万言を連ねても、結局は傑作の一言に行き着くのは間違いないだろう。
しかし、ここで内容に深く触れるのは、不幸にも未見である少年少女達の未来に影を落とすのは明白である。
何故、明白か。それは五十嵐雄策の著作だからである。
彼は昨今の悪習である、難解を装い作家の願望を剥き出しにした独善的な小説とは一線を画している稀有な作家だ。
誰でも手にとって読めるという、ライトノベルの存在意義を一途に体現する、どこか不器用で愛すべき青年である。
そんな前途ある青年の作品は、予備知識もなく、心を空にして、純粋に楽しんで欲しい。
無論、内容は五十嵐雄策が五十嵐雄策たる軽妙で玄妙な仕上がりになっている。
平凡な少年、幼馴染の少女、そして数奇な運命により導かれる三人の少女が紡ぐ物語は、読後の感涙を禁じ得ない。
そして、物語の感動を視覚でも痛いまでに訴える数々の美麗なイラストが、また涙を誘う。
この書評が書評として成り立っているかどうかなど、些末事である。
私は一人の大人として、先行きの不透明な現代に生きる君達に、この名作を強く勧めたい。
作品を読んだ後、君達は知らず涙する自分に気付くだろう。
その涙は君達の財産になり、そしてまた、五十嵐雄策という青年の成長の糧になると信じる。
GJ
褒めちぎってるように見える。
_.,_
__r'⌒ =ミ`ー-、_
_ゝ´'' ,=@ ミ i =',
〉 ノ〃 彡m、ィリ>'彡
_シリツ ノノリイシl }ニヾミ、;;)
〉::::rイ ッ'モテヽ}レtテ jイ´ 逆に考えるんだ
゙):::lt|:l、. ‐ / ; |`¨ ,リ
ソ:l゙(:} ツ / ジブリにとっての某息子のようなモノ
ヾ! :l 〈,r~云゙) j
/´\ \ .彡 ,イ _ そう考えるんだ
/ ヽ \ `ー‐'/l|゙l、`ヽ、__
\ `ー、_///:}
\ /´ ヽ/:::|
` ソTヾ
具体的な内容にはほとんど触れてないのがポイントだな。
俺もちょっと読んでみたくなった。
今日本屋で見かけた、ライトノベルの書き方に関する本で
ロクメンダイスの文章が参考にあげられていたよ
ナイスジョーク
>>617 いや、マジだ。
ウソだと思うんなら「ライトノベルを書く!」っていう小学館のムックの
124P右下を見てみろ。
ちなみに『文体』のカテゴリな。
見た瞬間に俺も何のジョークかと思ったが。
説明が褒めちぎりスレのレスみたいでワロタw
だまされない、俺はだまされないぞッ
それってロクメソダイス。とかだったりしない?
>中村九郎『ロクメンダイス、』富士見ミステリー文庫
恋をしなければ死んでしまう少女・ハツが、恋をすると死んでしまう
少女・チェリーに一目惚れしてしまった。とにかく言葉の使い方が変。
情景を描写するというよりイメージを喚起させるような不思議な文体は、
これまでにない読書体験を与えてくれるはず。そんなポエムのような
文章が、そろいもそろって心に問題を抱えた連中ばかりの個性的な
登場人物とあいまって、独特な雰囲気を醸し出している。決して
読みやすくはない。巧くもないかもしれない。しかし個性がある。
だから、これもアリなのだ。自分なりの文体を模索する君は
きっと勇気づけられるはず。
以上、「ライトノベルを書く!」124Pより
ほかにはおかゆとか秋山端とか桜庭とか神坂一とか西尾とか。
他はともかくこれ書いたライター絶対このスレ見てるあるいは住人か
少なくとも富士見十傑衆だろwww
次からテンプレに「ライトノベルを書く!」入れとけw
>>616 ラノベの書き方?
マニュアル世代向け?
っつーか、小説なんざ書く人のセンスだろうが。
何でもかんでもマニュアルにせんでも良かろうにと思うのは漏れが年取った証拠かしら。
とりあえず興味が湧いたんで、Amazonで買おうと思ったら800円だった(ユーズド商品)。
送料を浮かすために何か他の本を探そっと。
>>623 いや、ある程度形式化してかないと、業界自体が育ってかないからねぇ。形から入って、力をつけるというのも
物書きとして大事なことだと思う。
もちろん形式に縛られるかどうかは書く人が決めればいいことだけど。
ほかの芽をつんででも売れる商品をコンスタンスに作れるようにしたいからな普通は。
ラノベに限らず小説の書き方本なんてのは文豪の書いたのとかからあるからなぁ。
>621 を見るに、実用にはまったく適さない本な気がするw
ラノベ作家はどのようにして小説を書いているか、というドキュメンタリーみたいな本だったよ。
実用には適さないと思った。
ラノベ作家は日本語を使わない
「サンスクリット語……」
ケセン語
ジャンプノベルは馬鹿な文体を作者に要求しておかしくなったと聞いたけど
ラノベの書き方?という本を読んでないけど、
ようは読者が癖になる文体を見つけ出せってことだと思うんだけど
見せたい情報と見せたくない情報で文体を選べってことだと思うんだ。
すまん、何を言いたいのかわからん。
ラスト二行を解説してくれ。
>>634 まぁ、本当に解説を要求してるとは思えないがw 解説してみる
上の
>>633は2つの全く関係のない文章を繋げてるな
>ラノベの書き方?という本を読んでないけど、
>ようは読者が癖になる文体を見つけ出せってことだと思うんだけど
読者に好感を与えつつ、パッと見ただけで作者が判るような
特徴的な文章を書け…とでも書いてあったんだろう?と。
これって、単に魅力的な文章を書けという事の表面的な解釈。
>見せたい情報と見せたくない情報で文体を選べってことだと思うんだ。
まるで暗号か日本語の不自由な香具師の戯言みたいな言だが
読者に行間を読ませる…のようなテクニックの一つとして、
文体を変える事で意思疎通を円滑にする…作者と読者間での
お約束事を使え
で、以上の暗号解読後の感想w
言いたい事がピンボケ…。
「要は〜」を乱用する香具師の典型みたいな文章だなw
無理やり褒めるというのは、かくも困難なものなのですね
>ようは読者が癖になる文体を見つけ出せってことだと思うんだけど
本の内容の予想
>見せたい情報と見せたくない情報で文体を選べってことだと思うんだ。
予想内容の補足説明
>>623 どうでもいいことだがユーズド商品ならまとめても送料はかかるよ。
というかまとめられない。
639 :
623:2006/08/12(土) 22:46:19 ID:0sN5xzsM
>>638 マジっすか!?
めぼしい本が見あたらずまだ注文していなかったが、いいこと聞いた。
早速その本1冊だけ注文しよっと。
>>639 同じ相手からなら、送料の割引がある事も
この前は1冊あたり80円だったかな?
単純に書き方本だったら沖方丁「[沖方式]ストーリー創作塾」 宝島社をオススメするよ。
沖方作品という具体例に基づいてるから読みやすいし、作品作成の参考にはなる。
沖方式って参考にすると、なにやら
説教臭くて、状況説明っぽい台詞が延々と続くラノベが出来そうな希ガス。
あと、物語のスケールが(設定はともかく実際は)やたらと小さくなりそうな
あ、ちなみに誤:沖方丁⇒正:冲方丁ね
創作指南本ならベタだが、
『ベストセラー小説の書き方』ディーン・クーンツ
『物語の体操』O塚某
あたりがおすすめ。特に前者は「売れる小説こそが優れた小説なのだ」というクーンツ先生の
マッチョな考え方なわりに、方法論的には正しいという面白い上に実用に耐える名著。
って、スレ違いだな。すまん。
文体があきらかに変 → 一見読みにくいが、とても個性的
で、そのコ、カワイイの? → うーん…どっちかと言うと美人系?モデル?系?かな?とにかく個性的だよ
646 :
正誤表:2006/08/13(日) 12:20:34 ID:nlDpMhc6
誤:文体があきらかに変
正:文法があきらかに変
>>647 立ち読みシステムって素晴らしいね。買わずに済んだよ。
>>647 これはすごい。久々に目で見える核地雷だw
だが褒めちぎる!
>>647 ありがちだけどまあそれなりに読めるSSではあるんじゃないだろうか。
え? 商業作品? プロ? 第6回『えんため大賞』東放学園特別賞?
まっさかぁ。鼻で笑っちゃいますね。
ファミ通文庫読み的には「東放学園特別賞」が危険信号の意味だからなぁ…
>>647 イラストの人が好きなんで俺的には傑作ですが何か
文字とマンガのページ比が逆ならもっとよかったんですが
>>647 ラブコメかと思いきやサイコホラーなんだと思ったてらファンタジーだったやつか
どんなラノベもページ数の半分くらい挿絵にしてくれるといい感じ
うむ。それをアマノヨシタカという伝説の男がやってだな、
「挿絵要らないのでその分値引きしてください」
「かしこまりました。えーと、9割引で60円になりマース」
「本文要らないのでその分値引きしてください」
「かしこまりました。えーと、1割引で540円になりマース」
ファーストフードかよ…
「いっらしゃっいませー!今日はこちらでお読みに…」
「あ、持って帰る」
「んーと、じゃ、○○(作品名)の【あとがき】をイラストセットで」
「ご一緒に【本文】はいかがでしょうか?」
「本文はいいや、あ、あと単品で【缶詰】と【栞】つけて」
「【栞】はS、M、返信用アンケートはがきが御座いますが?」
「はがきでいいや」
「かしこまりましたーご注文繰り返します○○あとがきイラストセットお1つ、単品で……で、宜しかったでしょうか?」
「ん、じゃそれで」
「はい、カバーは御掛けいたしますか?」
「あ、おながい」
「合計で540円になります、お時間少々掛かりますので、こちらでお待ちください」
>>659 本文抜きでその値段かよw。このスレ的にはそうなのか?w。
おまいらニュータイプだな!
お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文 GA文庫
『ある日お隣に越してきた不思議な青年ツクツクさんと、
元気いっぱいの女の子メアリー・フィールズが繰り広げる、心温まるファンタジー。』
と銘打ってあるがまさにその通りの作品。
これは素晴らしい心温まるファンタジーである。
メアリーの一人称で書かれた文体は瑞々しく、心温まる。
ツクツクさんの周りでは不思議な事が多々発生するが、
その解釈は本文中には一切無く、読者に任せているので想像力も育まれる。
それについてメアリーは積極的に言及しないのも醍醐味である。
不思議な事が起きてもあまり驚き慌てふためく事も無い
あるがままを受けとめるメアリーには好感が持てる。
226ページと平均的なページ数だが読み応えがあり中々ページが進まない。
眠れない夜にこの本を読むと心温まると同時に安らかな眠りも訪れるだろう。
GA文庫は最近できたレーベルだがとても期待できるレーベルである。
>>663 その話、前にどっかで読んだ気がするんだがネットノベルでなかったっけ?
ネットノベルのやつをちょっと変えてモノ。
多分まだ作者のサイトで公開してると思う。
訂正 ちょっと変えてモノ→ちょっと変えたモノ
そろそろ、ラノベのイラストページの端っこの方に
「次の挿絵は 39ページ!急げ急げ!」
みたいな煽りを入れてもいいような気がする。
>>667 昔何かでそんなものを見たことがあるような……記憶違いかな?
ついでに聞きたいのだけど。
滅びのマヤウェルってまだ褒めちぎりない…のかな(確認)
なかなか褒めがいのありそうな感じだからちょっとチャレンジしようかと思うんだが…
>>647 ちょwオフィシャルだろこれwwこのままこのスレに載せれそうだぞ。
もしかして書いた人このスレの住人じゃね?
>>670 むうorz
なんつうか言いたいことだいたい出てる感じだorz
まあ当スレではないしとりあえず続けてみるyo
追伸:もし3日くらい経ってまだ褒めちぎりカキコなかったら
逃げ出した腰抜け兵めーとかと好きに罵ってくれ…
かのこん…このスレで勧められていたのを思い出して、
ネタでもいいかと、ついつい出張先の暇つぶしに
買ってみたのだが、読み始めた第一印象は正直に言うと、
えーと、どうしてこれが佳作なのか、まったくもって不可解というものだった。
せっかくだから最後まで読んだ。夜は暇だったし。
なんか最高に楽しんでくれたらしい
>>673に拍手を。
ぱちぱちぱち
>>673 しかしそれ以上にほとばしるパトスを感じなかたっか!!??
あふれでるバストなら感じたが
>>673は、
このスレで勧められているのだからつまらないだろうと
高を括って読んでみたが、その予想は見事に裏切られた。
この作品の放つ輝きに、たかだか佳作程度の価値しか見出せないような連中が、
小説の審査を任されている状況は、まったくもって不可解という他ない。
いや、よそう。他者を蔑んで得るものはない。
それよりもこの作品に出会えた幸運を無駄にしないことが重要なのだ。
幸いにして夜のスケジュールは空いていた。
こうして私は何に邪魔されることもなく、最後まで『かのこん』の世界に耽溺したのだった。
という熱烈な褒めちぎりだったんだよね?
>679
なんで斜め?
実にこのスレらしい翻訳じゃないか。
いや、673が縦だから、対応して斜めとか仕込んでくるものだとばかり……。
こ ス
って
放つ
685 :
678:2006/08/17(木) 16:30:53 ID:Uu4b7mmO
>>682 まさか気付くヤツがいるとは思わなかったゼ!
ひさびさにいいもんみせてもらったぜ!
,. -‐'''''''''''''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,,,,,,........ -ァァフ|
|i i | }! }} //|
|l、 { j} /,,ィ//| あ…ありのまま 今 起こった事をはなすにょろ!
i|: !ヾ、_____ノ/ u {:}/|
//, '/u ヽハ 、 ヽ 『天使のレシピ を読んでいたんだが、電撃文庫だと思っていたら、
〃 {_{\ /リ| l │ i| いつの間にか二次元ドリーム文庫だった』
レ!小l● u ● 从 |、i| な…何を言っているのか わかないかも!と思うけど
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ わたしも何がおきたのかわからなかったにょろ!
/⌒ヽ__|ヘ u ゝ._) j /⌒i ! 『だまされた』とか『>673』だとか
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ そんなチャチなもんだったにょろ!
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | めがっさ恐ろしいものの片鱗を味わったにょろ!
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
遅レスだがアマゾンで書いてくれw
>>689 おいおい本番シーンはなかったぜw
それなら初恋マジカルブリッツとかどうなるんだ。
>>689 スニーカー文庫を読んでた筈が、いつのまにかルビー文庫になってた
とかその手の衝撃か?
きっとだれかが、カバーだけ付け替えたんだね!
って、おまいらそんなことやっちゃダメだからね!
いやいや、きっと
作者が忙しくて途中でどのレーベルだったか混乱した と思われ。
この時期だと、同人原稿と平行作業になりがちだし、ありうる(ぇ
695 :
テンプレ通り:2006/08/26(土) 19:03:18 ID:c7dFjzEV
イリヤの空 UFOの夏を読み終わった。
イリヤはクール、表紙のイリヤがパンツはいてなかった。
主人公は……まあそれはどうでもいい。覚えてないし。
この作品ですばらしいのはこつえー。ぱんつはいてないのがツボ。
こつえーの絵はぱんつはいてないのが特徴的だった。表紙はぱんつはいてない。
姉に紹介したらぱんつはいてないと言う感想だった。オススメ。
今目の前に学校の階段とされ罪があるんだが、
どっちを褒めちぎった方がいいかな??
流石は淺沼先生だな
>>697 自分は田舎だから12時には本屋閉まるんだよorz
つまり、bk1で買うということか。
通販はメンドイから今度本屋で見かけたら突撃してみるよ。
さてどっちを褒めちぎろう・・・。
とりあえず学校の階段を踏んでくるか。
まだ読んでもないのに地雷と決め付けてたのかよ。
階段好きとしてはなんとも悲しい限りだ。
階段って割りと評判良かった気がするんだが気のせいだったか?
>>702 確か昔一回読んだんだがほとんど記憶が無いんだ。
まぎらわしい言い方してすまんかった。
ということで踏み直してくるorz
個人的には淺沼先生を地雷王とお呼びしたいんだがどうかな?
というかこの新作はどう考えても>696よりも破壊力があるような…。
>697
果たして、その抜粋された文章を読んで「うわーこれ面白そう!」と思う人がいるんだろうか。
SD文庫の抜粋シーンは、たとえ面白い作品でもなんだか微妙なシーンばかりチョイスしている希ガス
そもそもSD文庫はサイトコンセプトからして微ry
>>697のリンク先の文章に激しく厨房臭を感じるんだが、これは厨房に売る事を考えた戦略だよね?
>>697 そもそも描写からこんな衣装を打ち出す絵師に拍手を送りたい。
神の手のネジマイスター 浅沼広太
漁業、農業、ネコミミメイドな男の娘ときた『地雷王』浅沼が新しく放つ、
螺子仕掛けの開拓時代風味冒険ファンタジー。
ネジ技師見習いの主人公の前に突然現れたゴスロリな女の子。政府に追われてる彼女の背中にはネジが付いていて…?
初めは高慢オレ様系だったヒロインも、自分のネジを捲くことのできる主人公に徐々に心を開いていって……
そんな話になるはずだった。
さて、本作は食べ物に関する描写が随所に現れる。
本当においしそうなサンドイッチ、唾を飲んだパン。
そしてレモンティーの描写は筆者がこれまで見たことが無かった。
いまならおいしいパンナコッタの作り方が付いて、590円(+税)。
編集長もイチオシ!
カウガール風味+テンガロンハット+首にスカーフ+腰にガンベルト
=半裸のつるぺたのメスガキ
すごいぜ絵師!
浅沼マジで目立たないのに、これだけよく地雷量産できるような仕事入ってくるのは何故?
編集長が直々に選んで、大コケしたのを取り戻そうと必死だから。
野菜が足りてないんだろ。
筆が速いのは商業作家としては大きな長所でしょう。
いや、本当に、我々の想像以上に売れてるとか・・・・
ああ野菜買ったさ!
S式コミュニケーション 新木伸
まずは本文15ページのこの文章を読んでいただきたい。
−−−
ケガニン
乗客のなかに怪我人はいないようだった。
どこかを打ってうめいていたり、ガラスで切ってしまったのか、服を赤くさせている
人は何人かいたが、〜以下略〜
(「S式コミュニケーション@ きみはぼくを殺しにきた」新木伸著 より)
このような、主人公の頭の悪さをさりげなくアピールする著者の細かい心配りに感心させられました。
必見である。
主人公と作者が一番の重傷なんだね
豪快な矛盾だなw
これはすごい
何と言うか、すげーびっくりした
自分のサイトでさんざん作家志望叩いといてこれかと。
この人が本を二十冊も出してると知って死ぬほど驚いた
細かいこと(?)にこだわらないから、バンバン冊数が書けるんだよ!
……なぜ売れている(少なくとも、仕事が途絶えない)のかは謎だが。
こいつのサイトからかのこんや火目が出たというのは、
ある意味では必然のような気もする……。
設定がフレキシブルだと思えばどうということはない
1行目と2行目の間で設定が変わったんだよきっと
乗客じゃなくて無賃乗車の人だったという伏線なんだよ
「怪我」という言葉の定義が我々とは違うんだよきっと!
外国人は人間じゃないという暗喩なんだよ
山田語は無いなと思わせつつ、長文でキタか・・。S式、オソロシス
・「きみ」と呼ぶほど親しい相手に狙われる日常を送る主人公から見ればその程度は怪我でない。
・S式のSはサド、多少の怪我は「怪我」ではない。
・作者がヲツムを怪我しているので怪我を怪我と認識できない。
>>718 どこかを打って(手応えが気にいらなかったのか)うめいていたり、ガラスで切って(殺害して)しまったのか、服を赤くさせている
人は何人かいたが、〜以下略〜
分かり切った言葉は極力使わず密度の高い文章を作ろうという気負いがこの短い文の中からも伝わってきますね。
>>718怪我人ていう人種があるんじゃね?
ほら、「日本人の乗客は全員無事でした」とかあるだろ?
あれと同じ感覚でさ、「この飛行機に怪我人はいませんでした」って事
怪我してるのは怪我人じゃないからあーよかったよかった、みたいな主人公の心境を表してるのさ
あと俺この人のあるある夢境学園っての持ってるけど、すげえ
読みにくいの、なんか良くわからんけどめがっさ読みにくいの
俺、星を継ぐものとか我が輩は猫であるとか読破してて結構読み切る事に関しては自信があるんだけど無理だった
つまり俺には手の届かない領域、すなわち神。マジオススメ、読み切れればきっと凄い。面白いとかじゃなくて凄い。
もう死ぬから死人だっていいたいんじゃね?
735 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/28(月) 02:50:28 ID:2xjQ3ObS
>乗客のなかに怪我人はいない
怪我人は乗客じゃないんだよ。
実物を読んでないから状況がわからないが
乗務員だけが怪我しているという意味だったのかもしれないw
sage忘れスマソ。
地雷を踏みに逝ってくる。
>>718 リアル鬼ごっこの再来と期待してもおk?
山田流秘奥義〜『仏壇返し』
「ましてや数分間で全てを思い出す事は全く不可能だった。翼は思い出す。」
山田流秘奥義〜『涅槃』
「しかし、翼の心境が大きく変化したのは彷徨い続けてから、その直後であった。」
山田流秘奥義〜別れ際の幻想
「翼はリュックを片手に後ろを振り返り、それでも堂々とした歩き方で振り返る事もせず、皆に別れを告げた。」
購買意欲が沸いてきたw
何度見てもすごいな。山田。
今こそ言おう、日本語でおk
殿がくる
信長が現代にきたらどうなるか。
有名人が現代にくるシリーズは使い古された感があるが、
この作品は一味違う。信長が真に英雄なのだ。
信長ひとりで、現代戦闘技術を学んだSPが数人いても瞬殺される。
また破天候な信長らしく、現代の風俗を学ぶため、駅前留学まで通う。
何よりも登場人物を魅力に感じさせるのが舞台背景だ。
フィクションであるにもかかわらず、その舞台は現代日本。
「痛みに堪えて〜」などの発言にニヤリとできる。
おまけに日本がその米国従属に拍車をかけて、
ついに五十二番目の州になるという。
日本の人口はアメリカの約二分の一程度なので、
日本がアメリカの属国になれば日本人の大統領がうまれるというくらいなのに、
あえてそんな設定をするところが凄い。
しかも、大統領と総理のトップ会談のみで、国民投票もなしに決定できるのだ。
そこに登場するのが我らが織田信長。
彼は馬にまたがって、調印式に颯爽と登場。
首相に説教をくらわし、逆ギレした首相が拳銃(なんでもっているかは不明)で撃つも返り討ち。
そして英雄は過去に戻る。
有名な本能寺の変で終わる。
現代の登場人物はあの織田信長が本能寺の変くらいで死ぬわけがない、また会いにきてくれるだろうという。
私も同感だ。
トップ会談の場にたった一騎で乱入できる漢が、なぜ本能寺の変くらいで死ぬのか。
彼はきっとまた私たちに会いにきてくれるだろう。
と思っていたら、やはり続刊があった。
殿がくる。素晴らしい作品だった。
選考委員が高齢なのや文学畑出身なのを狙って、あからさまな萌えはわからないだろうと思い、
織田信長をだしてきたところに作者の(いい意味で)あざとさを感じる。
しかし、私はあえて言おう。これは信長燃え小説なのだ。
総理大臣織田信長は面白かった
3巻で語られる北朝鮮賛美と反米汎アジア連合国家設立という理想も誉めて語ってくれ。
>>743 あれはよかったなぁ
その後の類型品は全部ネタをパクったセコ作品に見える
おはよう
祐巳ちゃんは天使さま
SD文庫の浅沼の作品
過剰な心理描写するくらいなら、
ネタとして面白いとか、キャラクターが少し読んだだけで把握できるとか、起承転結がしっかりしてるほうがいいって人も多いんじゃないか。
そういう人にはかなり受けるだろう。
このスレに挙げられた小説って・・・・(つд`)
>>748 芸術作品だぞ
作者の死後100年もすれば
殆どは作者死後どころか初版発行後5年くらいで忘れ去られて絶版の運命だけどな
そんなことはない、ここで褒めちぎられた作品はいつまでも残ってますよ
あなたの心の中に
それは、トラウマという・・・
100年後の唐沢俊一みたいな人が発掘してると思う。
>>718は、ほら、あれだ。
「怪我」というのを「外傷」と定義すると、
・どこかを打ってうめいていたり
どこかを打ってしまっただけで、外傷があるわけではないから怪我人ではない。
・ガラスで切ってしまったのか、服を赤くさせている人は何人かいたが、
「ガラスで切ってしまったのか」この文章は断定の文章ではなく推測の文章だ。
つまり「服を赤くさせている」本当の理由がケチャップをこぼしたとかだったら、なるほど怪我人はいない。
……すまん、無理がありすぎる。
人じゃなくてロボットです、ってのはどうですいか?
どこかを打ってうめいていたり、ガラスで切ってしまったのか、服を赤くさせている
人は何人かいたが、(社員なので問題ない)
冷静に判断すると、死人のタイプミスだったとか言うツマランオチがまってそうだが
それタイプミスっつーか脳内老化現象
だいたい見回して死人が居ない、ってわかるかよ
俺の頭ではどう考えても「重傷者」の意味で使っているようだが、
はげしくどうでもよくなってきたな。
誤字脱字だけチェックしたんかなあ。編集者は文脈も見ろといいたい。
・・・・・・忙しかったんだろうな。
>>747 それ以前に螺子って動力か?
原作版銀河鉄道999の最終巻を読んでおかしな勘違いでもしたままなんじゃないの?
「Add -機械仕掛けのホムンクルス-」 仁木健 著 角川スニーカー文庫 刊
この激動の情報化時代において人間に必要な能力とは何だろうか。
それは情報の取捨選択能力、そして高速な変化への対応能力である。
これらの能力は座して待つばかりでは手に入れられない。ではどうすればよいか?
「Add -機械仕掛けのホムンクルス-」(以下本作)を読めばいいのである。
ページの大半を占める説明に徹した文章は必要最小限の情報を内包しており、
常に一定のペースで流れ続ける。ここから物語の進行上必要な情報を読み解くことが
この本を読む上で必要とされるのである。
また、唐突に挿入されるギャグや「萌え」を意識した部分が、説明文の要約に汲々と
している読者に頭の使い方の転換を要請する。ただ単に地の文を読み、情報の取捨選択を
するだけでは本作を読んだことにはならないのだ。
本作を読むということは以上のようなことを無意識のうちに行うことであり、その過程
で言語処理能力と変化への適応力……つまり左脳が鍛えられるのである。右脳を育てる
ゲームはありこそすれ、左脳を育てる本というのはなかなかないだろう。
と、ここまで書くと、何ともとりつきにくい作品なのではないかと思われる方もいる
だろう。しかし安心してほしい。本作は「超能力者」「戦闘ゴスロリ少女」「機械化人」
などのライトノベル的なガジェットに満ちあふれている。主人公が悲しい過去を持つ14歳
のマンガ好きな政府エージェント(超能力者)だというのもライトノベル世代にはとても
感情移入できる設定であり、まさに楽しみながら左脳を鍛えられるのである。
私は恥ずかしながら左脳の働きが悪く、数ページ読むだけで疲れてしまう有様であった。
しかし、それでも最後までこの本を読むことが出来たのは、この馴染み深い設定のおかげ
であろう。次は続編「Add -機械に捧ぐレクイエム-」に挑戦しようと思う。
このように、とりつきやすい設定と充実した内容を併せ持つ本作は青少年向け
情報リテラシの教材として最適であり、保護者の(あるいは将来そうなられる)
皆様にお知らせしたくこのスレッドに推薦文を寄稿した次第である。
>>763 つまらなかったかなぁ(おぼえてねぇw)、と思いつつ次に進む気になれないのは、左脳のせいだったんだな。
納得した。若者はがんばってくれぇ・・・
>>763 すばらしい褒めちぎり乙。内容に一切触れていないのもGJ。
思わずもう一度読んでしまいそうだ…。
>主人公が悲しい過去を持つ14歳のマンガ好きな政府エージェント(超能力者)
この時点で編集が切れよと思った
いやでも、
日本史上最も有名な総理を祖父に持つマンガ大好きの外務大臣(常に左右非対称の表情をしている)
とか現実にいるし……。
今の外務大臣って吉田だっけ?
実は電撃解散がウン十年前行われた月は8月でした、と。
>>769 一瞬「電撃(文庫)解散」と読んでしまった・・・
>>763 わろたwwww
でも俺はシリーズ全部読んでる人。
1巻のアイリーンは激ツボったのになぁ…1巻だけ残して売りに行くか…
bukku ofu] λ.......トボトボ
このスレで紹介された本が続刊していくのを見ると、
編集部がいかに素晴らしい判断力を持つかがわかりますね。
店頭で私のKnightになってよネ!2を見た時は言葉では表せない気分になりましたよ
俺もKnight2見かけたとき吹いたw
2が出ると聞いて2を褒めちぎる予習のために読んでみて
普通に楽しめた俺は少数派なのか・・・
いやここの書き込みで後半の超展開について予備知識があったから
笑い飛ばせたってのはあるんだけどw
予備知識を持つと行動が変わってしまう
そうだ!タイムリープだ!
若松君乙
>>762 動力を止める部品とは書いてあるが、動力じゃねーじゃん。
>>778 しかし、あの作者は作品を熟成させることが好きですね
最近のとりあえず出すという風潮に逆らって
何年でも熟するまで貯蔵しておく、シリーズ物だって、10年20年は完結させないという強い意志は
他の作家も見習って欲しいものです
作者褒めちぎりktkrwww
>>208 同じ時代に同じ宝石を崇めていた者として、汝の文章力に最大限の敬意を。
>>780 まだまだ、田中や森岡に比べれば、早漏気味だよ
そして、マスター栗本の場合、化石化してるから
ひ、火浦は……。
靴のイチゴ色禁区がこのスレ向きっぽいんだが誰か頼めないか。
人に頼むのが良くないのは分かってるが俺は40ページで挫けそうなんだ。
>>647 主人公デザインがイラストの人の漫画からモロに使いまわしていてワロタwww
>>786 著者・出版社から訴えられるのを覚悟した上で一字一句残さず本文書き写してうp汁
そうしたら褒めちぎり依頼を検討してもいいかもしれない
>>781 作家の褒めちぎりか…
「新木伸」
電撃において5巻に及ぶSFの傑作を書き上げ、さらに読者の要望に応え、その第二部を
執筆中の作家である。読者の批判を真摯に受け止め次巻の構想を熟成させているほどの
熱の入れようには頭が下がる。読者サービスにも余念はなく、様々な女の子たちが裸になったり
、なんとイク床までいってしまったり、中高生の妄想を刺激してやまない。
時々起こるサービス過剰ぶりには、読者の悲鳴が聞こえてくるほどある。
さらにはスレ住民には色々な意味を込めて「神」と呼ばれている偉大な作家なのである。
我ながら初めて書くにしても文才ないな…
「深見真」
かの有名な富士ミスの「ブロークン・フィスト」を執筆したことであまりにも有名。
デビュー作であるその本の中で披露したトンデモ殺人トリックがネット界隈において一人歩きしてしまい、
一時期は爆笑超地雷ミステリ作家のような扱いを受けていた。
が、どうやらその時点での深見は自分のやりたいことを無理矢理ミステリ(推理)の枠に当てはめていたようで、
富士ミスの外に出た後の作品において「マッチョ」「ガチンコ」「百合」「銃器」の四つを前面に押し出したところ、
これがなかなか悪くない話を書くようになり、地雷作家の名前を返上する。
「ブロークン・フィスト」で深見を見限った人は、是非とも最近の作品を一度読んで欲しい。
あなたの中の深見像が一変するはずだ。
まあ、「ブロークン・フィスト」当時からマッチョな雰囲気はあったので、
それが苦手だった人は相変わらずダメかもしれないが。
>>790 二重の意味でスレ違いじゃね?壊拳をほめちぎらなきゃ。
最近も「マッチョ」「ガチンコ」「百合」「銃器」というこの作者ならではの4つの個性を磨き熟成させ
一定の魅力を維持している。これらの点につき一般人以上に特に強い関心を抱き人一倍厳しい目を持つ
その道のプロというべき読者達を満足させていることはこの作家のレベルの高さを示しているといえよう。
とはいえミステリーではないので残念ながらこの作者のポテンシャルが十分に発揮されているとはいいがたい
私には前にあげたいくつかの個性を強烈に読者に焼き付ける最後のスパイスが不足気味であるように見える。
だからこそ富士見ミステリー界に復帰してほしいと私は切に願っている
本文だけでトリックの予測がたてられるようなちんけな箱庭トリックを生み出すに止まる
既存のミステリレベルのトリックを超え、本文を隈なく読んだはずの読者が
予測を立てることすら困難あり、本文中という狭い世界の情報の中でしか考える
ことができないような狭い視野の思考しか持たない平凡なミステリ読者には
とても考え付かないような「コロンブスの卵」的なトリックをまた我々の前に
叩きつけてくれるはずだ。
そしてこれが最後のスパイスとなって前にあげた4つの個性を読者の脳に強烈に焼き付けるはずである。
そんな本格ミステリの狭い枷を越えた深見ならではのミステリーがまた出版される日を私は今も待ちつづけている。
ワロスwwwwwwwwwww
……作家の褒めちぎりも解禁にする?
それは作家買いしてないとわかりにくいから、やるなら別スレのが良いかと
面白いからおk
浅沼(ry
その作者の代表作が挙げてあればたとえ知らなかったとしても
わかりやすいからいいんじゃね?
わざわざ別スレ立てても過疎るだけだしな
ラ板で過疎ったスレは始末に困るから、代表作ageデフォで容認でいいんじゃね
ネタがわからない人にもわかるよう配慮すれば大丈夫だろう。本当に面白いネタは
予備知識なしでも笑えるもんだし
元々こことて未読の人間には分からないはずのネタの溜まり場
今更作家を知らない程度でスルーはしないだろ
分からないほうが幸せだし
電撃新刊は十一日零時からネタにして良いんだっけ?
今月の新刊で何かあったのか。それは楽しみだ。
そういや近所の本屋にバンシーが入荷してないんだが・・出てるよね?
スマン、スレ間違った・・。
「戦姫」夏緑著 HJ文庫
人類の科学を凌駕した力で蹂躙する少女達に力もない少年少女が立ち上がった。
夏緑の新シリーズは血を吐き泥をかぶりながらも戦い続ける少年達を描いた生々し
い戦闘作品だ。
この作品の注目すべきは世界規模にするのではなく、日本だけが攻撃を受け壊滅
することによって読者に危機感と希望を抱かせることに成功していることにある。
耐震偽装工事や子供のゲーム依存、中国兵や東部訛りのアメリカ兵の進入など近年
日本人が危惧している事項をさりげなく採り上げているのである。そして、そんな
日本を救えるのは優れたゲーマー達だけというゲームしか取り柄のない人にも未来
があるという希望を与えることを忘れないところにも作者の優しさが伝わってくる
のである。
人物の心理や関係の描写も見事の一言につきる。主人公と機甲少女の出会いは運命
的で悲劇的で美しい。本編で描かれなかった3年間何もなかったことにすることで、
再会までの機甲少女の主人公に対する想いは我々の想像だにできないだろう。
そして、戦う主人公の生への執念とたくましさは現代に生きる私達も学ぶべきとこ
ろがあるだろう。例え死を覚悟する状況になっても敢えて当たりにくい小さいター
ゲットを狙うことで敵の盲点をつき、後に秘密を語らせる時間を与えることに成功
しているのである。安易な道を選びがちな私達には思いもよらない行動だろう。
1巻はまだまだ序盤のため驚きの連続だが、次第に謎が解けていくことによって
新たな感動が味わえることに違いない。
欲しくなりますたw
本気で面白そうだから困る
これで縦読みでも仕込んであれば
改行がおかしいのにも目をつぶり易いのになあw
スゴイね、後押しスレにコピペしたいような文だw
812 :
807:2006/09/10(日) 20:13:31 ID:VxCBk5Zy
始めて書いたが褒めちぎるのは難しいな。でも書いていて楽しいわこれ。
>810
改行はどんな文章でも長さを合わせてしまう癖が抜けないので許してくれ
>>812 内容的には上出来。
スレの主旨すら理解できてないのも多いから、
いい方に目立ってる。
しかし夏緑は未だに作品を出し続けられるのが凄い
編集サイドによっぽど後ろ暗いところでもあるのだろうか
>>812 ネタ投下乙。ナイス褒めちぎり。
最近ネタがなかったから安心したよ
夏緑は"傷んだ桃"くらいだと思う。
ヤバい部分だけ捨てれば食えるって人が大半だろうけど、
それでも嫌って言う潔癖な人もいるし、むしろ好物って人もいる。
ヤバい部分とか関係無しに、普通に面白いところが無いんだがな
若手っぽいのに駄文の山を積んでるだけな感じで印象悪い
舞阪みたいなロートルが食うために見栄も何もなく垂れ流すのはまだわかるんだが
「レイン 雨の日に生まれた戦士」吉野匠著 アルファポリス
私は雨が好きだ。私の連れ合いであるカノジョも雨が好きで濡れながら海岸を歩くのが好きである。
それ故にレインという言葉が大好きであり、レインという名前も大好きである。
Gガンダムにふたご姫に登場するヒロイン達も魅力的であった。そんな雨好きな私が見逃せない
作品がこの「レイン」だ。驚くべきことにこの作品はラノベのジャンルを飛び越えて一般書籍と
して扱われている。やっぱり私が好きな名前だけある。
高鳴る期待を押さながら一気に読み本を置く。心を落ち着かるために一服を終えた私にカノジョが
感想を聞いてきた。私が読んでいる間、それゆけ!徹之進を見終えていたカノジョは感想を聞きた
いのか私が落ち着くまで待ってくれていた。なんて可愛いヤツなのだろうか。
しかし、私はカノジョの予想外である言葉を出してしまった。
私には手に負えない作品であると。私よりもキミの方が合う作品ではないかと。
破天荒で天才、仕えるべき王に逆らっても民を守る誓う将軍レイン。
敵の間者の少女さえも彼の魅力には敵わない。魅力的なレインを前にして正体を隠していた王女が
惚れないわけがない。戦乱に巻き込まれる国を守るために立ち上がるレインは男でも惚れてしまうのであるから。
まさかこんな?という驚きの戦略が繰り出される戦い、そして王女との恋愛。お約束でありながら
誰もが心ときめくストーリーはいつ読んでも色あせないであろう。
此処まで語り終えた私に催促をするカノジョ。そうだな、そろそろ食事にしよう。
私には高尚すぎて途中までしか読めなかったから続きはおまえが確かめてくれ。
とカノジョの側に本を置く。外は今日も雨が降る、私の濁った感情を洗い流すかのように。
蛇足だが、私の連れ合いはプードルである。
>>819 ネット連載時には好きだったんだがなぁ
まぁネット小説だと最低限読めるもの自体少ないから、評価ハードルが市販品とは別になるんだが
関係ないがカーマリー書いてた人も新作一冊出して消えちゃったし・・・まぁあまりにオーソドックス過ぎて評価できなかったのもたしかだが
ID:VxCBk5Zyの生涯(仮題)
どこにでもいるような平凡な毒男オタク青年819。
しかし彼の前に人語を話す♀プードルが現れたことにより彼の人生は一変する!
と思いきや特に何事も起こらず繰り返される平凡で変哲の無い日々。
これは人ではなく犬を選んだ青年と非日常的なカノジョの静かで幸せで、少し悲しい物語
>>820 俺もネット連載時には大好きで書籍化いけるだろと思ってたが、
実際金払って読んでみると無意識にハードル下げまくってたことに気づいた。
第一線のラノベや小説と同じ棚に並んでるときついわ。
最近俺の好きなWeb小説が軒並み本デビュー→Webから撤廃→でも本屋からも撤退の流れが
続くのでガクブルしている。SAOとか大丈夫かな……。
久しぶりにサイトに行ったら書籍化でHPから小説が消えててちょっと悲しかったよ
レインは普通にラノベっぽく出版したらよかったんだけどな
そういやカーマリー1部のテキスト版って存在する?
2部のは消失前に落としてたんだけど、1部がない('A`)
『タイピングハイ! さみしがりやのイロハ』
この小説を解説するにあたり、まずは断っておくことがある。ど
れもこれも似たような小説ばかりと嘆くラノベファンが目に付く昨今だが、本作
は今世紀最初にして、おそらく最後であろう
傑出した才能がほとばしる
作品である。具体的な話に入ろう。まずはその特徴的な文体から説明しよう。まる
でハルヒかトロイメライを彷彿させる滑らかな一人称で始まるのだが、物語開始直後、
すぐに違和感を感じるだろう。それは舗装された道路で石に躓いた
ような些細なものだが、明らかに滑らかではない。これはつまり作者が「表面的な文章な
んかじゃなくて、中身で勝負だぜ」という意図を明確に表明した結果と考えることができる。
だとすれば、我々読者が見定めるべきは文体ではなく、他の側面の
方と言える。次に物語全体の構成について見てみる。……圧巻だ。全ての展開
が一にして二に繋がるのではない。そんなお定まりは通用しない。作者は
いかにして読者を楽しまそうかと言うことを考えている。そう、全てのシーンが
いずれも真っ直ぐ上を目指すのではなく、二、三先に繋がる
ように配置されているのだ。一見すればあまりに散漫で取り止めがないかもしれない。
まとまりは確かに大事だ。だが本作はあえて前後の繋がりを剪断することにより、あたかも
自分をギャルゲーの主人公であるかのように表現している。例を挙げよう。ウェービーさんというツン
デレキャラがいるが主人公は物語開始早々、彼女にフラグを立てる。ここまでは従来ど
おりだ。しかし次の瞬間、主人公はしまパンを穿いた幼女の面倒を見る役を買って出ることになる。
すなわち、この二つのシーンの幕間には主人公=読者が選択肢を誤ったがために
好きでもない別キャラのフラグを立ててしまったという背景が隠されているのである。こうも
目新しい物語構成法は過去に類を見ない。今後の新機軸に
成り得る可能性を秘めているといっても過言ではないだろう。最後は描写についてま
んべんなく見ていこう。主人公は機械オタクなハッカー、ツンデレ金髪美少女にしまパン幼女、ここで
ちゃんとした平凡キャラの親友(と思わせたどこぞの一族の末裔)、正体不明で
つかみどころのない生徒会長と、こうも多彩な登場人物で本作は彩られている。そし
てここでも先ほどのギャルゲー的『場面のズレ』が用いられているので折り重なるキャラ描写は
頭脳で理解できるキャラ造形を超越し、全く新し
い人物像を結ぶ。これも全ては読者の想像力に委ねた結果だ。作者は読者の
意のままにキャラを想像し、そして紙面に書ききれなかった
本来あるべきツンデレとの甘い生活や幼女を甲斐甲斐しく世話する、という
ような無限の展開と結末を読者に明け渡したのである。本作は読む、というよ
りもむしろ、本文から得られた情報を己の中で再構築して楽しむ、難解にしてやや
面倒な小説なのだ。ここまでくれば後はイラストについてのみだろう。挿絵の絵柄は最近、
しばしば見られる萌え絵なのでギャルゲーテイストの本作にこの上なく合致している。幼女の
ロリ加減などは凶悪にして悶絶は必至なので、読む際には心して読んで
いただきたい。以上である。
828 :
826:2006/09/17(日) 07:51:51 ID:g7ydWxOV
ちょっとキツかった……orz
立て読みっぽいが調べるのすら面倒
単なる行頭上から下だろ。
文章で褒めて、縦読みで褒めてってダブルで褒めてどうするって感じだが
いや、だって褒めちぎりスレだからなぁ
褒めてからちぎり捨てるわけだ
千切れた物を繋ぎ合わせて褒めて、褒め終えたらさっきより細かく千切る。
なに、そのリストラ対象者に与える仕事みたいな作業?
>>394 超亀レスですまないがイラストでは青い髪なのに
文中では「茶味がかった」って描写されてたのを読んだことがある。
それもイラストの方が先に存在する作品で。
『れでぃ×ばと! 【著/上月 司 イラスト/むにゅう】』
一人前の執事になるため、元超お嬢様高校・白麗稜学院に編入した見た目ヤンキーな主人公が繰り広げるドタバタラブコメ小説。
この話は、金髪縦ロールお嬢様を押し倒して乳を揉みしだくシーンから始まる。
―――ふにゅん、と指先が呑み込まれるような柔らかな感触が、
「んぅっ……」
それとほぼ同時に桜色の小さな唇から悶えるような声が漏れて、ただでさえこんがらがった思考が吹っ飛ばされた。
以上、本文より抜粋。これなんてエロゲ?
そして一通り乳を揉んだところで回想を挟み、物語スタート。編入先の学校で偶然再会した幼馴染、
事あるたびにつっかかってくる金髪縦ロールの巨乳お嬢様、何もないところですっ転ぶ典型的ダメメイド、
ハトがゲロ吐いて逃げていく変態ナルシスト野郎など、この破天荒な学園と生徒たちにこれでもかといわんばかりに翻弄されながらも
校舎の陰で女の子に色々やったりシャワー室で女の子に色々やったりプールで女の子に色々やったりしながらなんとか乗り切っていく。
一巻はほとんど導入の部分しか掲載されていないため、若干内容は薄め。未読の読者のために大体のあらすじを説明すると、
『金髪縦ロール巨乳お嬢様のおっぱいもみもみ』
『シャワー室でメイドさんと騎乗位プレイ。 全裸で』
という話である。興味のある方はぜひ書店で手にとって欲しい。
乙。
しかしだ、残念なことに、
俺には上記の文が褒めてるようにしか見えないんだな。
アッー!
×褒めてるようにしか
○褒めてるようには
>>838 ロクメン(ryを今すぐ読んで国語力を回復してくるんだ!
冗談はともかく
「これなんてエロゲ?」と言う部分を削除すれば
特定層を狙い撃ちにした「広告」と見えなくもない
>>840 取り敢えず手元にはかのこんの1巻しかないから、
これ読みますね^^
一番衝撃的な表紙の「ぱんつはいてない」がかかれてない件について
>>840 確かレーベルスレでは「ハーレム系学園エロゲー『の体験版』」と言いえて妙な評価が。
>>844 もろキャラ揃うまでの導入部分だったなぁ
2巻は同室のヤツが♀だと知ってドタバタ、かね
完結まで買い揃えたらエロゲ一本より高くなったら笑う
あの擬音をどうやって英語で表記するんだろw >かのこん
アメコミの擬音風になるのでは
Her titty moved up & down...
smaaaaash! とか
な、なんちゅう微妙なラインナップ…
それ以前に妖怪といった概念が向こうにあるんだろうか…
『ヨウカイってなんだ?』
『なんでも日本のゴーストとかゾンビとかジェイソンみたいなものらしい』
『そんなクリーチャーまで萌えるのか、日本は……流石(ry』
事実、半虹板では人間以外に萌えるスレというものがあってな
スキュラ、ミノ&ケンタウロス、バール様などは序の口でry
『ヨウカイってなんだ?』
『なんでも日本のセイレーンとかサキュバスみたいなものらしい』
『そんなクリーチャーがジャンルになるほど大量にいるのか、日本は……ウラヤマシス』
向こうには妖精さんがいるじゃないか
「子供部屋の妖精」の類なんて日本の妖怪と大差ないような
日本で一言「妖精」といえば、もう無条件で悪戯好きのちっこい羽根つき美少女だが
あっちだと、子供をかどわかし、場合によってはとり殺す不気味な老人
>>855 それだとフェアリーテイルの訳語が
"おとぎ話"から"本当は残酷なおとぎ話"になっちまうんじゃないか?
古本屋で100円投売りな古いソノラマFTとかその手のバリバリだな
>>825 第二部と第一部を印刷して小冊子にした奴はもってるんだがデジタルデータのは持ってないなぁ
外伝も含めて誰かうpしてくれないかなぁ
れでぃばと、思ったより悪くなかった
そんな自分に腹が立つ
2巻以降成年向けレーベルに移管してくれればそれで
さすが竹P なんともないぜ
このスレにしては凄い下がってるのでageてみる
>>850 無問題
"Fruits Basket"の海外ヒットのおかげで半人半けもの妖怪の説明がすげく簡単になりますた
まあライカンスロープはな。
ケンタウロスとかミノタウロスとかどうさ。人魚とか……あれっ、なんかデジャヴ
「琥珀の心臓」 瀬尾 つかさ 富士見ファンタジア
を読んだ。物語はシリアスかつアクションな感じだが、それはまあどうでもいい。
この作品の素晴らしいところは、ずばり表紙と1ページ目のカラー絵。ピンクの髪の女の太ももがヤバイ。
友人に貸したらカピカピになって帰ってきた。マジお勧め。
>>823 SAOより絶対ナル孤独の方がいけそうな気がする
>>868 どうかなあ。とにかくさ、金払う以上キノとかフルメタとかと
同じ次元(正直高い分それ以上)で評価しちゃうんだよな。
なんつーか悪い意味で新人じゃないから「先に期待」とか無いわけよ。今MAXなのよ。
レインもまさかね、金返せっていう日が来るとは思わなかったよ。正直言いたくなかった。
Web上にあるなら続きよみたいけどもう読めそうに無いな。
カーマリーといいSNOW DROPといい気づくと消えていく。
カズムシティ
(訳者解説で「これはラノベである」と書かれているのでこのスレで扱えると判断)
もしあなたが「最近のSFは高尚ぶりすぎている」と思うなら、是非この本を手に取るべきだ。
なにしろ、諸星大二郎の生物都市を彷彿とさせる《融合疫》によって変態した都市と機械、その結果による蒸気機関
の復活、独創的な超光速通信の仕組み、自分は何者なのかというアイデンティティの問題……今までのスクエアな
SFなら議論に議論を重ねてメインテーマにもってきたであろうアイデアを、作者アスレステア・レナルズはあくまでク
ールに、サラッと書き流す程度に留めるのである。
登場人物たちでさえ「ふーん」程度の反応しか示さないクールさには、快感すら覚える。
そんなレナルズが選んだテーマは、小説の原点とも言えるテーマ――そう、恋愛だ。
お姉ちゃん系人妻にドジっ娘シスター、素クール系女戦士にツンデレお嬢様……こんな選り取りみどりのヒロイン達が
特に理由もなく次々と主人公に惚れて労を惜しまず協力してくれる様子は、あまりにも観念的で難解になりすぎたジェ
ンダー系SFを一端振り出しに戻そうとする意図があるのではないかと思えるほど豪快だ(なお、前作「啓示空間」でも、
女性ジャーナリストが特に理由も描写もなく俺様主人公に惚れて結婚にまで至るなど、レナルズの剛腕ぶりは十分に
発揮されていた)。
最後の最後に、ツンデレメカっ娘とクーデレ女軍人のダーティペアがロストテクノロジー満載の宇宙船で活躍する前作
(時間軸的には今作より後)への繋がりが示されるのも、ファンには嬉しいサービスだ。
また、途中途中で思わせぶりに挿入される世代間宇宙船パートも、ツンツン才女の監禁調教など見所満載。
似たようなキャラの金属ブラジャー女ばっかり出てきたBEM ストーリーから、SFは半世紀でここまで進化したのである。
なお、1100ページを超える本書については一部で「いくらなんでも長すぎる」という心ない意見も囁かれているが、昨
今のノベルゲームや延々とシリーズが続くライトノベルに比べれば、むしろ短くまとめられている方だと言えよう。
>1100ページ
ようやく終クロは13巻が出たのか。
>>870 ググっても検索ヒット数が1000に達しないのと、
何より価格が(ry
>>872 >カズムシティ の検索結果 約 13,400 件
どんな検索の仕方したんだよw
>>873 普通にグーグルで検索したのだか・・・
ハヤカワ、アマゾンがヒットしてるから誤字は無いはずなのに(・ω・`)
霞むシティじゃないんだぜ。
>>874 ググったら12400件ヒットしたぞ。
どういう検索したん?半角カナか?
試しに半角でググったら1140000件ヒットしたw
本気でID:OoJljek8がどんなワードで検索したのか知りたくなってきた。
気になったので調べた。
検索単語 検索結果 (google)
カズムシティ 約 12,400 件
ガズムシティ 約 269 件
"ガズムシティ" ヒットせず
”Chasm City” 約 44,900 件 (ウェブ全体)
約 418 件 (日本語ページ)
Chasm City 約 2,620,000 件 (ウェブ全体)
約 47,700 件 (日本語ページ)
というわけで「Chasm City(英語名)」で調べたのでは無いかと。
「KAZUMU SITEXI」…0件
別に、ここまで酷いとは思ってないが。
平仮名で検索したら近所の図書館がヒットした
>>873 PC版グーグルで検索したら、
ちゃんと13000件近くヒットしました。
どうやら携帯版グーグルで検索したのが原因のようでした('A`)
ネタ投下した
>>790氏の後を汚すようになって、
本当にすいませんでした。
謝罪の意も込めて、カズムシティを定価で買ってきますね。
>>883 最後が「ぽ」じゃないからガッて突っ込みも入れられないじゃないかw
・・・('A`)
ぬるぽ、してかのこん全四巻読んでから寝ます(´・ω・`)
『戦鬼 ―イクサオニ―【著/川口 士 イラスト/一之瀬綾子】』
本作は富士見ファンタジア(以下富士見)大賞における、4年ぶり4度目の大賞受賞作である。
この数字を見ればわかるとおり、富士見での大賞選出と言うものは非常に稀有であり、
またそれだけに過去大賞作も「はじまりの骨の物語」「風のハヌマーン」「12月のベロニカ」
と言った、各方面において人気の高い作品と粒ぞろいである。
さて、それならば本作はどうであろうか。
本作は御伽噺の桃太郎をベースとし、さらに日本神話によって味付けされた和風ファンタジーであり、
それらの『独自解釈』や形成された世界を鑑みるに、やはり大賞を受賞してしかるべき逸材である。
その珍しい世界観への没頭を妨げないよう、登場人物たちは限りなく薄く描写されており、
ステロタイプと言い表すよりはむしろ誰でもいい(そう、たとえば貴方でも!)と言うべきだろう。
主人公である鬼の温羅は桃太郎(未読読者の混乱を避けるためにこう表記する)によって父親を殺され、
また故郷である鬼が島に住まう仲間の鬼たちも皆殺され、人間に対して滅ぼしてしまいたいほど深い憎悪を抱いている。
しかし彼は作中でも言われているように「優しい鬼」である。
父親の首を取り返すために己を殺して人間の言いなりになり、
あの人気漫画「ベルセルク」に類するべき激しい憎悪は形を見せないまま散逸していく。
やはり彼は「優しい鬼」なのである。口ではなんと言おうとも。
他の登場人物、たとえばヒロインである11歳の巫女、梓は読者を和ませるため無意味にドジっこぶりを発揮し、
存在に何か含みを持たせた同行者の川楊には実は何の含みもなく、読者の心臓にも優しい。
そして何より皆殺しに(あるいはそれに近い)されたと思っていた仲間の鬼たちは相当数生きていたのである。
これは温羅にとっても読者たちにとっても心休まる展開である。
2000人を超える軍隊を虐殺した桃太郎相手にこのたった3人で(命令であるとは言え)挑むという考えなしの状況の中
これは実に読者に配慮を施した結果あると言える。
無論、主人公たちは妖怪化した桃太郎(たった一人! RPGの魔王的漢である)をあれよあれよと言う間に倒し、
一応文上では執着を見せていた父親の首も他人に任せることで物語は無事帰結を迎える。
これだけ長々と語っても、この作品に対しての苛立ちと絶望(それが無二ゆえに不安がある。こんなものがあっていいのかと)は
まだ龍の鼻先を垣間見た程度である。
やはり大賞作として圧倒的、これ以上ないほど圧倒的であった。
追記
最初はなんだこれはと眉をひそめたイラストも、読みすすめるにしたがって
不思議と気にならなくなり、むしろこれでないとダメだろうと思うようになった。
選出した人間には先見の明がある。
初めてやってみたけど、難しいねこれ。
もっとコンパクトにできたらいいんだけど。
んー、あんま褒めてないなあ。割とフツーの解説か紹介って感じ。初めてならしょうがないか?
もっとこー、とんでもない欠点をさも長所であるかのように語るのが基本ッス。
それにしてもこの地雷臭がプンプンに漂う代物が大賞だってのにびっくりだよ。
てーか>890、ファンタジアスレでなんじゃこりゃーと言ってた人?
冴木忍あたりが書きそうな作品と勘違いしそうだった
言われてのぞいてみたけどあのスレ、なんじゃこりゃーと思った人が結構いるなw
あ、
>>891のやつね
読みたいゲージ、より正確には地雷踏みたいゲージがゆっくりと上昇中
>存在に何か含みを持たせた同行者の川楊には実は何の含みもなく、読者の心臓にも優しい。
ソードマスターヤマト吹いた
『リバーズ・エンド』高野音彦 (文・橋本紡)
率直にいおう。私は橋本紡に感謝している。
私が彼を知ったのは『半分の月がのぼる空』がきっかけだったが、
彼のおかげでこの偉大な作品と出会うことができたのだから。
本書は高野音彦氏による少年と少女の物語である。
カバーにたたずむ傷ついた少女を見た瞬間に何か確信めいたものを
感じずにはいられなかったのだが、実際にページをめくるとその期待が
間違いでなかったことを大いに実感させられる。氏の繊細な絵柄で描かれる
少女はどこか儚げでありながら、しかしこの世に生まれた喜びを知り
その胸底に凛とした強い意志を潜ませている。そしてそれを見つめる少年、
そこから漂うボーイ・ミーツ・ガールの香り。ああ、ボーイ・ミーツ・ガール、
何と甘美な響きであろう。日常に住まう少年が非日常の少女と出会い、
その世界に触れ、ともに旅し、そして終わる。古来より綿々と受け継がれてきた
そのプロットは、我々の心に少年時代の宿る限り燦然と輝き、王道として
そこに存在するのである。本書に描かれる少年と少女との心のふれあい、
少女の不安、少年の決心、そして二人が行き着くところとは。
これこそは我々に無限の想像力を与え、かくも美しき
ボーイ・ミーツ・ガールの世界を具現化するものであると信ずるところである。
なお、蛇足ながら添えられた文章にも言及しておこう。
これは惜しいかな、高野氏の魅力を最大限引き出すにはやや力不足と
言えなくもないのだが、それでも十分見所にあふれている。
一段落中で切り替わる視点は読者の頭を活性化させ、死に行く人物に対する
堀り下げを大胆に省くことで読者の視点を少年と少女に集中させる。
かと思えば少年が周りの人々と個別に語らい、それぞれによい影響を
与えていくというお決まりの展開も忘れないところはさすがといえよう。
そして何より終盤の「デウス・エクス・マキナ」(開けてびっくり玉手箱)、
その名にふさわしい超展開には驚嘆せざるを得ない。伏線を張り残したまま
書かれたafter days、後日談に、過去にこだわらず未来に生きよという
メッセージがこめられているのは疑う余地のない真実である。
リバーズ・エンドは好きだったが、SF放り出しは否定できんw
ここまで、なにがしかのファンタジー色を付け加えてきたのを、
この次の半月からそれを消して成功した筆者の
ファンタジー要素との決別の象徴の作品かもな。
>896
長い。ムダが多い。笑えない。今後の改善を期待します
リバーズ・エンドについて俺がいえることは一つだけだ。
高野音彦は偉大である。
もうちょっと文章を褒めたほうが褒めちぎりっぽくなったかもしれんね
褒められないものを無理矢理褒めちぎるのがこのスレの醍醐味っぽいし
褒められないものを無理矢理褒めるのは生半じゃないって事だなw
しかも褒めてるけどこれは褒めてないだろーって思わせるのは。
つまらないレスも褒めちぎればいいだろ。
スレ違いの絡みはそこそこにしておこうぜ。
あれはイラストの価値が高いから素晴らしい。
>903
スレ違い? どこがだ? 絡んでもいないだろ
酔っ払いってべろんべろんになっても
「酔ってない! 運転できる!」とか言って人を殺すんだよね。
近年、ラノベに対して意味性を求め、見出す人は多い。
ある人は「かつて栄えたSFやファンタジーを受け継ぐものだ」といい、
またある人は「文芸書で表現しきれない文学性を表現できるものだ」という。
これらは一見すると正しく思える。
確かに、減少する一方だったSF作品を積極的に出し続けたのはラノベであったし、
そこから小川一水のような有望な若手も生まれている。
またラノベだからこそ出来る一見セオリーを無視したかのような文体や展開には、
凝り固まった既存の文学にはありえない新たな表現の可能性を見ることもできる。
しかし、これらは真実で無い。
単なる自己保身、読者が、あるいは作者たちが、ラノベに対する偏見から、
自尊心を維持するために生み出した単なる幻影でしかないのだ。
この指摘に反感を覚える人がいるかもしれないが考えてみて欲しい。
私達は本当にラノベを読んでいる時に、理論の数学的検証を行っているだろうか。
行間に隠れる時代背景や作者の意図にまで意識を張り巡らしているだろうか。
恐らくイエスと答えられる人はいないだろう、それが現実なのだ。
私達はこの点を自覚し、改めてラノベを捉えなければならない。
そうして、初めてラノベとは本当はどのようなものであるか見えてくる。
自尊心というフィルターを取り除いて見つめたラノベの本当の姿、
それは作者も、読者も、作品から積極的に意味性、論理性その他を排除し、
ただただ読書中の快楽を追及する、超刹那主義的小説群なのである。
「刹那的」という言葉に抵抗感を覚える人がいるかもしれない。
だが本来人間の一生とは数え切れないほどの瞬間瞬間を重ねた末に成り立っている。
つまり一瞬を大切にするということは全体を大切にしていることと同義である。
だからラノベとは数ある本の種類の中で、最も正しく人生を豊かにするジャンルであり、
この事実をなんら恥じ入る必要は無い、むしろ誇っていいのだ。
さて、前置きが長くなってしまい大変恐縮であるが、私が紹介するのは
「『撲殺天使どくろちゃん』 メディワークス おかゆまさき」である。
この作品こそラノベの真の姿を正しくとらえて描かれた、ラノベ的ラノベ、
我々をあらゆる快楽へと導く良書である。
あらすじは諸氏にネットや書店で確認してもらうこととして、
作品の素晴らしさについて言及していきたいと思う。
読み始めてすぐ気付くのは、リズムと読みやすさを重視した改行の多さと、
感嘆符を多用した文章スタイルである。
改行が多くなると、普通なら心情や情景描写に不足がでると考えるところであるが、
十分に描写すれば目線の停滞、つまり眼精疲労、早く先をという焦燥感を招く。
ならばそれは悪だとばっさりときっているのだろう。
また感嘆符についても、それによって常に感情が激しく動いていることを示し、
抑圧と開放を小規模で連発させ、読者に常にカタルシスを味合わせる
ための手法と読み取る事が出来る。
読者を快楽に導くために実に合理的な判断で、センスある技術である。
そして一番素晴らしいと感じたのは、論理性、合理性の意識的排除だ。
言うまでもなくこの作品の最大の売りは「天使なのに撲殺しまくる幼女」である。
「天使」「幼女」という言葉からはおよそ想像もできない「撲殺」という響き。
作者はそこを最大限に活用するために、少々の矛盾や違和感、整合性など
小泉前首相を思わせる大胆さと勘のよさで絶妙に無視している。
物語のダイナミズムを生み出し読者を快楽を感じさせるなら、
そういった行為が必要であるということを十分に理解していることが伺える。
整合性を保つために物語を矮小化し、フィクションらしさを保てなかった作品を
これまで多く見てきたことを思うと喜ばしい限りだ。
また、各所にドラえもんのパロディを思わせるところを入れたり、
幕間に漫画を配置するなど、細かいところでも読者に快を得させようとする
作者の行き届いたサービス精神が伺える。
以上のようにこの作品は、構成要素全てが読者の快楽を呼び起こすために作られている、
本当のラノベの姿を表現しきった、注目すべき作品だ。
小難しいことは考えず、ただ展開される物語を楽しめばいいのだ。
現に私はなにも考えずに作者の提供するものに酔いしれるだけだった。
今もシリーズは続いているとのことなので、またあの酩酊感を求めて、
近いうちに続編を買いに行く事とする。
初めてなんであんま上手く出来てない気がする。
意外と時間かかるのねこれ・・・
>>907-909 GJ
しかしモノがドクロちゃんなだけに褒めちぎっても皮肉にもなりゃしねぇww
>906
何でもかんでもスレ違いだの絡みだのとバカ抜かす奴は一体何なんだ?
ここ最近、脳内妄想で物事を決めつけて他人に難癖つける奴が増えて困るぜ
>しかし、これらは真実で無い。
>単なる自己保身、読者が、あるいは作者たちが、ラノベに対する偏見から、
>自尊心を維持するために生み出した単なる幻影でしかないのだ。
これって芸術関係なら全て言えることなんだよなー。とか言っちゃいけない?
芸術性なんてもんは幻想でしかないよ。
野暮な突っ込みだと思われ
>>912の発言を見る際に、長い間芸術性を追い求め、幾度と無く地雷を踏み、
それでもなおと前へ進み続けてきた彼の半生を考慮し忘れてはならない。
芸術性とは幻想であるがゆえに、人を魅了し、放さない。
今までどれほどの人が、その甘美な響きに狂わされ、道を踏み外してきたか。
それを嫌と言うほど見続けてきた
>>912にとって、次世代のマインスイーパー
である
>>907の若さは、大いに好ましく思う反面、危うさを感じずにはおれない
に違いない。
>>912はかつての自分をその中に見つけ、先駆者としての苦言を
通して、無茶を戒め、更なる活躍を祈っているのである。
また、そんな彼を理解しての
>>913の発言もすばらしい。新人にとってはショックで
あるベテランからの批評だが、嫌われ役を自ら買って出た
>>912の意志を汲み取り、
不必要に新人を傷つけすぎないようフォローする信頼関係はさすがの一言である。
それは、句読点すら必要としない彼の発言にも良く現れている。
俺たちの後輩はきっと分かってくれる。そんな思いに満ち溢れている。
かくして、襷は渡り、名も無き勇者たちは今日も地雷を踏み続けるのである。
願わくは、先人達の誇りを
>>907ら新しい世代が受け継がんことを。
ドクロはカタカナだって 指摘してもいいのかな?
改めて
>>915を見て欲しい、「て」と「指」の間にスペースがあるのがわかるはずだ。
彼はここで
>>907の過ちを指摘することに対してありとあらゆる葛藤をしている。
正しい事であるとはいえ
>>907に与える影響の大きさを憂えて心を痛め、
自らに他人の過ちを指摘できる資格があるのかと悩みぬいた。
だから「 」は生まれたのだ。
そうした経緯を経て生み出された
>>915のレスの後半部を見て欲しい。
>>915は指摘すると決断した。だがしてもなお
>>907への大いなる思いやりと、
自己の行為の正しさを問い続ける姿勢がゆえにあの語尾と疑問符になったのだ。
揚げ足をとり、罵倒することが日常茶飯事の2ちゃんという場所で、
>>915のようなここまで人を思いやれる、清く正しく心優しい人間は見たことが無い。
そのことに私は驚きと賞賛の念を禁じえない。
>>915の思いやりに触れた
>>907が、自らの過ちをしっかりと反省し、
さらなる地雷道の高みへ到達することを祈りつつ、この頁を終わりとする。
>>911 「何でもかんでもスレ違いだの絡みだのとバカ抜かす奴は一体何なんだ?」とは一体何なんだ?
ここ最近、脳内妄想で物事を決めつけて他人に難癖つける奴が増えて困るぜ
いやね、「バカって言うヤツがバカ」系の発言は恥ずかしいから止めた方がいいよ
自分含め人間全てが馬鹿だと思えばいい
空気読まないやつは大体そんな感じだな。
こんなところで喧嘩するなって
あんまりやってるといつのまにか厨度があがるぞ
CHU〜☆
スレのルールからは外れた作品なんだけど、いろいろな意味であまりにも面白かったので、ちょっとここで褒めちぎってみる。
●『あなたとリンクしたいの』あんなかじゅういち ワナビあぷろだ作品w
今年の電撃大賞で見事に一次選考を通過したこの作品には、3つの大きな特長がある。
その1:作者のプロフィール
なんと、推定年齢50代という作者が初めて書いたライトノベルだということだ。
まさに昨今のライトノベルブームの裾野の広がりを感じさせる作者である。
高齢の作者が全力で描く超ライトな学園ラブコメディーは、多くの読者にさまざまな笑いをもたらすことだろう。
その2:発情ヒロイン
物語はヒロインのユウナが、主人公のショウに告白するシーンから始まる。
ヒロインが主人公を好きになった理由が「本能」。
あなたと一つになりたい、これが私の本能なの、と言って主人公に迫るヒロイン。
付き合うことになったとたん主人公も、いきなりヒロインの体に触りたいと言い出し、言われたヒロインのほうも驚きながらも受け入れ、顔を真っ赤にしながら彼の指で柔らかな肉体をいじられ、終わってからも「うれしい」とつぶやくという発情ぶり。
また、毎日コケてぱんつを見せたり、主人公の背中に胸を押しつけたり、
「ショウくんなら別に見られてもいいよ」と言って着替えを手伝わせたり、
「私のすべてを、あなたにあげます」と言って完全に一つになってしまったり。
中でも特に、ヒロインが汗まみれで甘酸っぱい香りのするしっとりとしたやわらかな体で主人公に抱きつき、あなたと○○○したいの、と叫ぶ、発情ヒロインの願いが成就するシーンには、高齢な作者ならではの大人のエロさが漂っている。
(つづく)
925 :
イラストに騙された名無しさん:2006/10/08(日) 19:52:48 ID:hyzgkHk5
その3:予測不能なシナリオ的超絶技法
映画の仕事をしているという作者による、無駄な描写を極限まで排したシナリオ的技法による文章は、電撃文庫換算わずか170ページという短さの中に、文庫本2冊ぶんくらいの高密度の物語を内包し、先の展開が全く予測できない。
特にテレビ版エヴァンゲリオン最終二話を意識したという、死亡フラグのユニゾンから始まる終盤は、ちょっと見かけないタイプの斬新なライトノベルになっており、既成作品のコピーのような似たような話を読み慣れた人にとっては、非常に新鮮であるに違いない。
今回は初めての応募で一次選考通過という成績だったが、次回はライトノベル新人賞最高齢受賞記録の書き換えに挑戦すると、作者は宣言している。
この歳にして初めてライトノベルを書き、これだけの作品が書けるのなら、いつか本当にプロとしてデビューし、必ずや我々に素晴らしいネタを提供してくれることだろう。
いつ削除されるかわからないワナビあぷろだ作品、今が無料ダウンロードのチャンス!
なお、感想スレッドでは、もう冒頭でピーという人から、お金を払ってもいいという人まで、激しく評価が割れており、作者の暴走発言や、謎の疑惑や仮説まで飛び出すなど、これまた読み応えたっぷり。
驚きのネタバレもあるため、本編読後のデザートに、是非こちらもお楽しみいただきたい。
超おすすめ。
●小説(横長のテキストなのでファイルに保存してから読もう)
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0202.txt ●感想スレッド(ネタバレに注意、URLは前書きのではなくこちらが有効)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2689/1135709377/1334-
素人の作品を褒めちぎるのはちょいと悪趣味でないかい?
927 :
イラストに騙された名無しさん:2006/10/08(日) 21:05:23 ID:7JRaUMJh
どうでもいいけど腹痛い。
便所に行く事を許可する。
>>927 どうでもよくねーよ
体調管理だけはしっかりしとけって、マジで。
>>927 同意。
プロが書いたならここで褒めちぎられても仕方ないが
発展途上の志望者やアマの作品を褒めちぎるのは
いかがなものか。
晒し上げにしか見えないぞ。
プロを叩くと読解力の無さを突っ込まれるから、誰でもわかるくらい下手な素人作品を叩く
それが俺のジャスティス
スレのルールから外れてると分かってるのになんで投稿するかな
坊やだからさ
素人の小説読むために好んで創作小説サイト読むやつもいるし
ワナビの投稿場所に現れるやつもいるだろうが、
さすがにここでアマチュアを褒めちぎるのは悪趣味極まりない
↓以下通常営業でどうぞ
│ ↑
└─┘
おらっしゃあぁぁ!!!
∩∧ ∧
ヽ( ゚Д゚)
\⊂\
O-、 )〜
∪
じゃあ流れ修正に挑戦してみる。
『ときむすび』 加茂
ページを開けば飛び込んでくる爽やかな少年少女の笑顔。
シャープな輪郭ながらも充分に光源を意識したやわらかい彩色は、
一目で見るものを甘く切ない学生時代へと引き戻すだろう。
彼らの間に輝く空気が、我々の心に吹き込み、日々の鬱屈をつかの間忘れさせてくれる。
説得力のある背景に自然なポーズ、この絵師の力量は並大抵ではない。
彼の今後の活躍から、目が離せない。
なおこの素晴らしいイラスト本に寄稿されている妄想のような文章は、
内容にインスパイアされた彼のファンのものではないかと予想される。
そのあたりの説明文がないので、詳細は不明だが。
って書き上げてから気付いたが、この褒めちぎり方
>>896がもうやっちゃてるんだな。
、、、手法の重複すまん、、、orz
やっぱりリバエンやバトルシップガールだったらSF要素を誉めないと駄目なんだろうな・・・挑戦してみるべ
フィクションとは虚構の話である。
すなわち虚構の世界において虚構の人物達が虚構の歴史を紡ぎ上げるものと考えられる。
いわば作家のイマジネーションがどこまで豊かであるかを競いあう競技場であり、
現実世界の重力を振り切りどこまで虚構の宇宙へ羽ばたけるかを競うべき作品群であるべきといえよう。
しかし完全に虚構の世界を形成することは難しいものである。
凡百の作家達はこの困難な命題に苦しみ現実の物理法則の鎖から抜け出せないまま生涯を終えている。
そればかりか自らが偏狭な固定観念を脱出できないような貧困な想像力しかもたないことを
恥じるばかりかかえって居直り、現実世界のルール(例えば物理法則等)との整合性がなければ
特定のジャンルのフィクション(科学フィクションと自称しているらしい)と認められないという手前勝手な
自分正当化ルールを作り出すような作家・読者集団すら「フィクション」愛好家としてまかり通る有様である。
しかし橋本は堕落しなかった。たとえば現実社会に出てくる名前の兵器であってもその「名」に
縛られずに作品内において現実とは異なる別の虚構の機能を持たせている。これは逆に現実世界に
虚構世界の攻勢を仕掛けるものであり、読者の頭の中の固定観念というべき現実社会の知識と
作品内虚構との葛藤を生み出すことを狙っている。これは現実世界の固定観念にから抜け出そうとも
しないような いわばフィクションに触れる資格のない読者を作家の側から逆に選別する役割を果たしているとみられる。
また自ら作品世界内に心ならずも生み落としてしまった「初期設定」という名の束縛に発想が縛られ
作家のイマジネーションの十全なる発揮の阻害となるような事態をさけるべくそれと対立する虚構を
あえて後から追加してそれにぶつけて壊そうともしている。これにより作品内の虚構世界をさらに外へ
広げて作家の想像力を十二分に発揮するためのフィールドの確保を実現している。
これらの点をふまえれば真のフィクション作家という称号は虚構世界への挑戦者橋本にこそ与えられるべきであるといえよう。
「日本語でOK」「どこを縦読み?」って感じになってしまった・・・・・・orz
>>937 手法がかぶるのはかまわないが、本文も誉めないとダメじゃろ
『暗闇にヤギを探して』著者:穂史賀雅也 イラスト:シコルスキー
オッス! オラ悟空。ちょっとハードボイルド・ワンダーランドなラノベを紹介しちまうぞ。
え〜っと、第2回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作『ヤギをめぐる冒険』って言うみてぇだな……
この新人賞は今まで3回応募されているのにまだ最優秀賞が出ていないみてぇだ。
不思議だなァ、大丈夫かなァ?
オラ読み始めた最初は学園モノかと思ったんだけど…
なんか学校の話とか、途中から全然出て来なくなるみてぇだ。
週明けになったらいきなり週末になったみてぇな?
オラ小説は詳しくないから良くわからねぇんだ。ごめんな!
なぁんか着ぐるみな幼なじみが出てきて結婚してくれみたいなこと言ってるのに、
主人公はそっぽ向いちまうだもんだぁ…女怒らすと怖えぞ!
最後はもう主人公とヒロインしかいねぇ世界みたいになっちまって、
もうバリバリの私小説? ってやつみてぇだ。最初から言ってくれよなぁもう……
終いにゃ主人公は猫とコミュニケート出来るようになってるんだ。すげぇな〜!
えーっと、それでどうなるかって言うと…あれ?
なんか、最後何十ページか知らねぇがヤギに食われっちまったみてぇだ。
残念だなぁ〜〜オラ続き読みてぇぞ〜〜〜
>イラスト:シコルスキー
バキのあいつかと思った。
ヤギのイラストってポルナレフのイラストの人だったのか
単に精神が錯乱状態に陥ってるだけだと思う。
実際の内容とも齟齬があるし、これはロクメン様の祟りではないだろうか。
おそらく、ロクメンを読み始めた時にエラーが起き、
その前に読んでた本へロールバックしてしまったんだろう。
斯様に人を狂はすロクメンダイス、ほどあやしうものもなきに。
日本における国語教育は、学者たちですら満足に定義できない「文学」を重要視するあまり、結局「難解」であることと「高尚」であることとを取り違えてしまった。
そのため、近現代作成された「文学」と呼ばれる作品は、その実単に難解なだけの物語であることも多い。
そんな中、ライトノベルと呼ばれる小説群が売り上げを伸ばしている。
高尚さやテーマ性を捨て去り、娯楽性に特化した何でも有りのそのスタイルが、「文学」に疲れてしまった日本人たちの心をつかんだのであろう。
しかし、このライトノベルというものに対して内側からアンチテーゼを投げかけたライトノベルが存在する。
中村九郎「ロクメンダイス、」である。
この小説は間違いなくライトノベルであるのだが、その文体は難解で、その内容は観念的。
一見すると散文詩のような文体は、読み込めばパズルのように、さらには日本人の忘れてしまった文学のように感じられてくる。
・・・疲れたから誰か続き書いてくれ
言葉を理解しようとしてはいけない。
感じるのだ。
それこそが、本来の文学のありようであり、
その場所への回帰をうながす「ロクメンダイス、」は
新しいライトノベルの世界へあなたをいざなうだろう。
「暗闇にヤギを探して」穂史賀雅也著 MF文庫
失ったノートの代わりに置いてあった「おいしかったです」という感謝の手紙。
そこからノートを食べる生物とコンタクトを始める少年の物語を描いた意欲作がこの作品である。
この作品は児童書でないのでヤギからのメッセージではない。そしてSFでもないのだから
醜い地球外生物でもありえない。そうこの作品はライトノベルである。例え表紙にヤギ
が描かれていようとも主人公が出会うのは女の子なのである。
しかし安易に可愛い女の子をヒロインにしたわけでない。
紙を食べる女の子。そんな女の子は見た目もヤバイだろうという我々の偏見を払拭させる
ための可愛い女の子なのである。この偏見との戦いという作者の隠されたメッセージに気がついた
読者は作品の深さをさらに知ることになるだろう。
さて、私がこの作品を評価するのはそれだけではないことにお気づきだろうか。表紙に女の子が
二人描かれているようにこの作品には主人公を気にする女の子が二人いる。
突然出てきた紙を食べるヒロインに対抗するには普通の幼なじみでは勝負にならず、修羅場もあり得ない。
そこでこの作者は着ぐるみを着て生活する幼なじみを作り出したのである。
幼なじみの秘密には作品内では一切触れられていないが、作者がすべて書くことはない。という
ことは言うまでもないだろう。読者には想像力が必要なのである。
着ぐるみ少女と紙を食う少女。この裏に隠されている謎を探しながら読むこの作品は今まであり
えなかったミステリーをも越えたライトノベルといえよう。
どこを(ry
最近は「健常じゃない子」がメインのラノベって増えたよなぁ
今のローティーンにはそっちの方が共感しやすいんだろうか
むかしから「健常じゃない子」がメインだった気がするがきのせいか。
「健常じゃない子」は確かに昔からメインを張ってたが、それはあくまでも
肉体的なことで、明らかに精神面がアレですよってキャラがメインを張る事は
そんなに無かったような……
でもそれってなんかいやだな。気に障る。
じゃあもっと嫌にしてみよう
オタクはなんだかんだ言いつつも基本的に一般人に対して劣等感を持ってるんだよ
日常の家庭や学校生活の中で疎まれ嫌われ蔑まれ無視され追いやられ、
自分の方が”下”だと否応無しに思い知らされている
そんなオタクにとって”普通”の女の子ではレベルが高すぎるんだよ
”格下である自分”にとって普通の女の子では安心できないんだよ
そこでオタクは安心するために相手には”自分より下”を求める
『人間じゃない』とか『精神が奇矯』だとか、それでもまだ健常者である自分よりは
明らかに”下”である、そういう存在を求めている
オタクは「これなら俺にも釣り合うだろう(自分の方が上)」という相手を探している
特に萌えに特化した漫画やライトノベルに「健常じゃない子」が多く登場するのはそのため
別に今に限ったことじゃない。昔からそう
発生した問題を健常者があっさり自己解決してたら
話として面白くもなんともないんじゃね?w
>>952 ザンヤルマとかは?タイラーは?オーフェンは?スレイヤーズは?ヤマモトヨーコは?
正直、健常じゃないってのが解釈いく通りも出来すぎるんでいくらでもいますと答えれる。
日頃から文章をたしなむ者が
ら抜き言葉なんて最悪だと思うんだ
なんだよ答えれるって
タイポだろ。
鬼の首取ったみたいに喜ぶ奴のほうが見てて恥ずかしいけどなw
喜んでるんじゃなく訝ってるから無問題
こいつマジバカなんだな
( ´,_ゝ`)プッ
昔のジュブナイルなんかと比べると、「凄い主人公が苦境を戦い抜いて勝つ」ってのが
「並以下主人公が持って生まれた能力で棚ボタ的にヒーローになる」って風にトレンドが変わってきた感じだな
等身大の主人公、って言葉をよく聴くようになって、いまやその等身大がドンドンと矮小になってきてる気がするよ
>>960 >生まれ持った能力で棚ボタ的にヒーロー
にもかかるんだけど、
自分からは行動をおこさない受動的な主人公が多くなってる感じがする。
そろそろスレタイを読んでみようか。
次スレは
>>970よろしく。
>>961なんとなく西尾の功罪は重いと思う。
作品?を投下しても読む人が少ないんじゃと思ってあまり投稿しないだろうし、
もう埋め段階みたいなもんだから少しはいいと思ってしまった。
流れをブッタ切って、課題図書に挑戦。
「わたしのKnightになってよネ!A」
前回、あまりに突飛な展開と設定で読者を放置した反省点から、
今回は、読者が主人公に感情移入できるよう、最大限の尽力が成されています。
「主人公の友人」に、突然現れる妹志望の謎の女の子。
「主人公の友人」は、戸惑いつつも家族の温かみに触れる。
「主人公の友人」は両親と衝撃的な再会をし、
ついには行方不明の妹の消息を知ることに。
そして、いくつかの事件を乗り越え、
「主人公の友人」は失われたと思われた家族を取り戻す。
しかし、突如として「主人公の友人」を襲う、極限の悲劇。
そして明かされる、真の敵…。
物語は新たなる局面を迎える。
そんな怒涛の展開の中、単なる傍観役の主人公に
読者は自らを重ねずにはいられないのです。
>>963 戯言の主人公って自分から行動しないけど
活躍するってわけでも無い
結局はただの傍観者
今日、本屋に行った時、
>>870のカズムシティの現物を見たのだが、
素直に上中下巻で出せよって分厚さで魂削たぜ。
>>966は川上厨召喚呪文を唱えた!
しかし何も起こらなかった!
>>964 流れをぶった切るどころか
自分からは行動をおこさない受動的な主人公にフィットしてるぜ。
>>964 最後最悪だったな・・・
面倒だからって自分にもっともらしい言い訳してヒロイン切り捨てるとかもうね
ときむすび
物語は普通の高校生である主人公とその幼馴染を軸に数名の男女を配置し、
彼らの思いを交錯させながら物語を展開していき、
終盤に非日常的イベントを組み込み解決するという構造をとっている。
これは青春エンターテイメントの黄金比であり、
ある意味能や茶道の所作に通ずる様式美の世界である。
それを完璧に展開し収束せしめた作者の力量にはただただ感服するのみだ。
さらにこの作品には各所に選択肢や各キャラクターの攻略分岐点を想像させる部分がある。
これは読者に物語のアナザーストーリーもしくはパラレルワールドの存在を匂わせている。
恐らく、クリエイティブな志を持つ人間ならば敏感にそれを感じ取り二次創作や
他メディア展開、例えばゲームなどをつくりそれを行うであろう。
この2点から浮かびあがってくるこの作品の真の意味は明らかである。
つまり様式美の好例としての作家志望者への教科書であり、同時にテキストからまた別の作品世界を展開させるという創作の訓練をさせるための問題集なのだ。
プロになりたければこの作品を読め。
そういいたくなるほど素晴らしく模範的、実践的なエンターテイメント教本作品である。
価格も600円と良心的であるから、作家志望の若者は、巷に溢れかえる創作指南本などを手にするぐらいならこの作品を手に取るべきであろう。
あ、改行忘れてるところがあるな、読みにくくてすまん。
なんか普通に読みたくなったが。
良く考えると、作者がまぶらほの人なんだよね…
確かに普通に読みたくなる
でも最後に、著者の代表作はまぶらほですって付け加えると一気に胡散臭くなるなw
ちょっとときむすび買ってくるノシ
影≒光
よくある退魔師モノなんだけど、ヒロインが綺麗事もいいところな理想論しか吐かない。
その上、大量に人殺した犯人救って事件揉み消し。
何の罪も無い被害者は不運でしたぐらいにしか思ってない。
久々に氏ねよと思える糞ヒロインでした。
すまん誤爆したorz
影≒光
一見すると、よくある退魔師モノのような作品にみえる。
しかし、ヒロインがすごい。彼女の心は美しく澄み渡った空のように綺麗で、
彼女の口から語られる言葉は、その己自身に対する理想の高さを窺わせる
それは、たとえ大量殺人犯であろうと、更生させるためにその命を救い、
社会に復帰させることを望むところからも明らか
昨今の世情をかんがみると、「被害者の奪われた人生はどうするんだ!」と
なるところだが、それを真っ向から否定するかの生き方はいっそ潔さを感じる
しかし、その性格や行いから一般人には受け入れがたい面もあるが、
このような作品こそ現代日本においては評価されるべき作品だと思う
979 :
978:2006/10/23(月) 21:34:44 ID:melqhctz
まらスレ?
>>976 それ酷いよなぁ
テメェは幸せ一杯夢一杯な生活送っておいて、
他人にはルックスと涙を利用して自己中感情論押し付ける
最悪なのは主人公だから受け入れるまで延々つきまとわれる点
『影≒光』 影名 浅海 集英社スーパーダッシュ文庫
風の聖痕、想いはいつも線香花火、トウヤのホムラと続くリレー小説の第4弾である。
基本設定はいつも通りテンプレートに準拠している──つまり「魔術師の家に生まれながら力を持たない
主人公が、新たな力を手に入れて復讐を図る」というものである。
もっとも、作品ごと(作者ごと)にそれぞれ違った個性・特色がある。最も原理的に力ある者の懊悩を
表現する『聖痕』、ラブコメ的要素を強く打ち出した『線香花火』、神話的モチーフを取り入れた『トウヤ』──
そして本書においては主人公は海外へと脱出する。これは以前の作品群においては見られなかった行為である。
これら異なる作者によって繰り返し描かれる”魔術師の家に生まれながら力を持たない主人公”という
ライトモチーフは、家庭、あるいは社会によって抑圧された個性を表現している。
これらの作品は共通する世界設定を通して「復讐から始まる超克と和解の物語」を描いているが、その
目的は実のところ”抑圧的な父性”の克服の路を模索することである。
主人公と共に常に登場する”強いヒロイン”は”母性の回復”の象徴であり、父性と同調して抑圧する
”ネガティブマザー(否定的な母性像)”を解消し”守り癒す母”の姿を取り戻す。
読者は彼らに自己像を投影することによってこれらの抑圧から解放され、主人公と共に成長する。
もしあなたが現実に抑圧的な生活を送っているのなら、彼らの活躍の中にあなたの困難を取り除く
ヒントを見出すことが出来るかもしれない。
『聖痕』に始まるこれらの物語は、本質的には「癒しと成長の物語」なのだ。
さて、前述した通り本書において主人公は日本を離れて海外へと渡る。これはもちろん”巣立ち”を
象徴的に表した行動であり、ここにおいて遂に主人公(読者)は家庭の庇護を離れて社会の大海原へと
飛び立つ。
過去三度に渡って繰り返されてきた「超克と和解の物語」は本書に到って完成し、新たなる次元へと
出発したのである。
興味のある方はこれらの底流にある「癒しの構造」を解読してみるといい。ただし本書を真に理解する
ためには連作前三部を通して読むことが必須である。腰を据えた研究を要求する。
>>982 影≒光は力が無いから家を出てみたら、棚ボタな生来の素質のお陰でウマー
なんか性格も変わっちゃってツンデレもゲットしてコレも全部通販で買ったアミュレットのお陰です!!
てな展開だが
>>978 誤爆のフォローありがと。そしてGJ!
読んだ時のやるせない気分が晴れたw