谷川流33 涼宮ハルヒ/学校を出ようetc.

このエントリーをはてなブックマークに追加
944イラストに騙された名無しさん
 先日、同じ学校に通うある男子生徒から電話がかかってきたのですが、受話器から聞こえてきた
とんでもない言葉に耳を疑いました。
「明日の午後の回と、明後日の初っぱな、俺とお前が組むようにしてくれないか?」
 彼は市内の探索を詐術を用いてでも私と行いたいと願うもので、とても私の観測対象に聞かせられる
内容ではありません。
 また彼はピンチになるといつも私を頼ってきます(元々の彼は頼れる性格をしています)。
 誘うなら誘うともっとはっきり言ってくれればいいのに、婉曲的表現につい沈黙してしまいましたが、
こういう所から二人が同じ歩調で歩き出すのかと思うと頬の辺りが緩んでくる気がします。
 そして当日、心地よい沈黙に包まれながら私たちは思い出の図書館へと向かったのですが、そこで私は
恐ろしい事実に直面しました。そこには未来人の少女が待ち受けている──そう利用されたのです。
 アリバイ工作のために職場の同僚を同行し、他の女と待ち合わせるという図式は浮気の構図そのもので、
その衝撃に呆然と立ち尽くしてしまいました。
 このような不安定な人間関係を内包した集団の中で気持ちに蓋をして過ごす毎日が非常に不安です。
 私たちはいったい何処へ進んでいくのでしょうか。

 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス 3歳