高橋弥七郎[A/B＆シャナ]PART76

少女を十二年間監禁　年齢不詳の女を逮捕　御崎市警察署

　御崎市警察署は二十二日、
乳児を略取し十二年間にわたり監禁、虐待を加えた容疑で、
同市の自称家事手伝いの女（年齢不詳）を児童虐待の容疑で逮捕した。

　調べでは、十二年前、女は主犯格の男（逃亡中）と共に、
捨てられていた生後間もない女の乳児を拾い、
男が運営する移動住宅に監禁した。

監禁の間、女は養育係を担当したが、
食事はレトルトがほとんどで、おやつはメロンパンのみ。
そのため、女児の発育は同年代の女児を比べて著しく劣っているという。

また、もう一人の共犯の男（行方不明）により、
「鍛錬」の名目で女児には執拗な暴行が加えられ、
常に痣や傷が絶えなかったという。

犯行の動機について女は「異世界の怪物を退治するため」などと、
わけのわからないことを供述しており、御崎署では精神鑑定を行う予定。

女は、女児以外にも多くの乳児を拾って、
「鍛錬」について来れないとわかると捨てたことをほのめかしており、
背後には大掛かりな人身売買組織があるものとみて、
御崎署では女児を連れて逃亡中の主犯格の男の行方を追っている。