つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ 2

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679イラストに騙された名無しさん
作品名:頂点のレムーリア 作者名:芝村祐子 ファミ通文庫

主人公に、兄に、見知らぬ男達に略奪されながらも、常に前向きに在ろうとする女子高生ヒロイン。
会った事も無い主人公を一途に想い、その消息を求めて旅をする許婚。
昔男に裏切られて男性不信になった癖に、男の一挙一動に心を乱される女提督と、
彼女率いる女だけで構成された軍隊。
人見知りで引っ込み思案な妹と、しっかり者の姉という組み合わせの猫耳メイド姉妹。
それとは別に用意された眼鏡っ子メイド。
これだけの萌え要素を詰め込みながら、この物語の主題は「漢」である。
「男と漢は違う。音は同じだが。女にも漢はいる。」とは主人公の言だが、まさにその通り。
昨今の萌え主体のライトノベルに挑むが如き主題を掲げた本作は、その主題に恥じない展開を見せる。
旅先で出会う漢達と時に争い、時には協力しながら物語は佳境へと向かっていく。
最終局面で圧倒的不利な状況を、詐術じみた機転で逆転する様はまさに必見である。
作品に納まりきらない程の超重厚な設定は、中毒的な魅力で多くの信者を虜にしている。
イラストに騙されたと言う言葉があるが、本作には決して当てはまらない事を明言しよう。

ウソジャナイヨ、ホントダヨ。