こんなん見つけた
“「宝塚歌劇団史上初めて」――――女性の役のみの異色ミュージカル”
女性の俳優が男性を演じる“男役”などで知られている宝塚歌劇団が、
先日26日、登場人物がほぼ女性のみのミュージカル作品『マリア様がみてる』を上演すると発表した。
この作品は同名小説の原作を基にお嬢様学校である女子高校を舞台にしたコメディーを宝塚風に舞台化したもの。
作品に登場するほとんどの女性役を若手の男役スターや娘役などが演じる。
そのほとんどが男役中心の作品である宝塚において、登場人物がほぼ女性のみというのは前代未聞の異色作である。
また、学園を舞台にした設定も宝塚では珍しく、ファンのみならず多くの人の注目を集めることになりそうである。
主人公の女子高生、福沢祐巳役を演じるのは専科の娘役遠野あすかさん。
また、祐巳があこがれる上級生の小笠原祥子役には月組の若手男役スター北翔海莉さん、
その他の役も月組の若手スターたちなどが演じる。
記者発表では祥子役の北翔さんが「女性役は初めてですが、宝塚でも初めての試みになる作品ということで
期待と責任感を強く感じています。素晴らしい作品になるようしっかりと稽古を頑張りたいと思います。」と意気込みを語った。
また、演出の小池修一郎氏は「宝塚で女性しか出ない作品を演じることには賛否両論あるかもしれませんが、
宝塚では革命的に斬新な試みだと思います。
また、この作品を続演して女性を演じることが普段ほとんどない若手の男役たちに女性役を経験してもらい、
さらに成長していって欲しいです。」と作品に対する思いを語った。
上演は兵庫・宝塚バウホール、11月30日〜12月8日 東京・日本青年館、12月22日〜12月29日)