小野不由美＆十二国記　其の67

あまりリアルに十二国記の世界を検証しない方がいいと思う。

２年前に中国に行ったら、観光地でも何でもない農村はトイレがなかった。
国道沿いの食堂で、トイレはどこですかと聞いたら、屋外に案内されて、
ついたてみたいな物のそばに連れて行かれた。
ついたての向こう側には、地面に穴が掘ってあって、そこにしろと言われた。
ゴミも一緒に放り込んで、一杯になったら埋めるのだと言っていた。
出てきた料理は思ったよりうまかったが、その穴で生まれたらしいハエの大群を
追い払いながら食べるのは大変だった。
当然だが水道もなくて、どこかから汲んできた水を店の脇に置いてあるドラム缶に入れて
その上澄みでお茶を入れてくれた。

翌日から下痢になった。　生きて帰れて本当に良かった。