第2位(27票)
<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
前巻は強烈極まりない引き方でファンをやきもきさせましたが、
今回は裕一と里香の現在を夏目吾郎と小夜子の過去と重ねて描いて泣かせてくれました。
完全に覚悟を決めた感のある裕一と里香ですが、一体どんな未来がこの2人を待っているのでしょうか。
投票コメント抜粋:
>「いっしょにいよう、ずっと」
これほどシンプルなのに心に残るなんてラノベってのもすごいもんだ。
>すごいね橋本紡。ここにきて物語に「凄み」が出てきたと思う。
誰かと何かを積み上げるってすげえ素敵なことなんだなと、
単純に思わせてくれる一冊。
>好きな人のために必死になれるってやっぱりかっこいいですね。
もはや、半月はライトノベルの域を超えようとしているのではないでしょうか…
>泣けるラノベ。今回は夏目の過去話で正直期待していなかったのですが、やられました。
地の文のひとつひとつが心に染みてきます。また、過去の夏目と現在の裕一がシンクロしているところがまた涙を誘います。